JP2006331833A - 照明システム - Google Patents

照明システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006331833A
JP2006331833A JP2005153420A JP2005153420A JP2006331833A JP 2006331833 A JP2006331833 A JP 2006331833A JP 2005153420 A JP2005153420 A JP 2005153420A JP 2005153420 A JP2005153420 A JP 2005153420A JP 2006331833 A JP2006331833 A JP 2006331833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
illumination
signal
visible light
dimming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005153420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4470812B2 (ja
Inventor
Junro Nanahara
淳郎 七原
Shinji Matsuda
真二 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2005153420A priority Critical patent/JP4470812B2/ja
Publication of JP2006331833A publication Critical patent/JP2006331833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4470812B2 publication Critical patent/JP4470812B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】 ベース照明器具と通信用照明器具との配置による明暗のばらつきが生じにくく、照明環境への悪影響を抑制し、通信用照明器具が通信用信号を送信している場合に、ベース照明器具と通信用照明器具の区別がつきやすい照明システムによる光伝送方法を提供する。
【解決手段】 照明用可視光を出力するベース照明器具2と、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具3と、ベース用照明器具2及び通信用照明器具3を調光制御する調光信号を送信するコントローラ4と、を備え、調光信号は、調光信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで略同一である照明用帯域5と、調光信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで異なるものである通信用帯域6とを、有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明用可視光を出力するベース照明器具と、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具と、ベース用照明器具及び通信用照明器具を調光制御する調光信号を送信するコントローラと、を備えた照明システム、及び照明用可視光を出力するベース照明器具と、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具と、ベース用照明器具及び通信用照明器具を調光制御する調光兼通信用信号を送信するコントローラと、を備えた照明システムに関するものである。
従来から、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具と、通信用照明器具を調光制御する調光信号を送信するコントローラと、を備えた照明システムとして特開2002−290335号公報(特許文献1)に記載されている技術が知られている。
これは、通信用照明器具としての発光ダイオードと、コントローラとしてのコンピュータを備えており、コンピュータからの通信用信号に応じて発光ダイオードの点灯周波数を変調させることで、通信用可視光を出力するものである。
かかる照明システムを、照明用可視光を出力するベース照明器具と組合せてなる、すなわち、照明用可視光を出力するベース照明器具と、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具と、ベース用照明器具及び通信用照明器具を調光制御する調光信号を送信するコントローラと、を備えた照明システムにおいては、一のシステムで、調光制御可能な照明環境の提供と、通信用可視光による通信用信号の送信と、を行うことができ、照明システム、施工及び点検のコストを低減させることが期待される。
特開2002−290335号公報
しかしながら、照明用可視光を出力するベース照明器具と、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具と、ベース用照明器具及び通信用照明器具を調光制御する調光信号を送信するコントローラと、を備えた照明システムにおいて、調光信号の全域にわたり照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで異なるものであると、ベース照明器具と通信用照明器具との配置によって明暗のばらつきが生じ照明環境に悪影響を及ぼす。一方、調光信号の全域にわたり照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで略同一であるとベース照明器具と通信用照明器具の区別がつきにくい可能性がある。
また上述のように、通信用照明器具として発光ダイオードを使用する場合には、点灯周波数を変調することで調光制御及び通信用可視光の出力をすることになるため、調光信号は調光兼通信用信号として機能するが、この場合も、調光信号の全周波数域にわたり照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで異なるものであると、ベース照明器具と通信用照明器具との配置によって明暗のばらつきが生じ照明環境に悪影響を及ぼす。一方、調光信号の全周波数域にわたり照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで略同一であるとベース照明器具と通信用照明器具の区別がつきにくい可能性がある。
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、ベース照明器具と通信用照明器具との配置による明暗のばらつきが生じにくく、照明環境への悪影響を抑制し、通信用照明器具が通信用信号を送信している場合に、ベース照明器具と通信用照明器具の区別がつきやすい照明システムによる光伝送方法を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、照明用可視光を出力するベース照明器具と、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具と、ベース用照明器具及び通信用照明器具を調光制御する調光信号を送信するコントローラと、を備え、調光信号は、調光信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで略同一である照明用帯域と、調光信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで異なるものである通信用帯域とを、有するものであることを特徴とする照明システムである。
また請求項2に記載された発明は、通信用帯域における通信用可視光の光強度が、照明用可視光の光強度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の照明システムである。
また請求項3に記載された発明は、通信用帯域における通信用可視光の光強度が、照明用可視光の光強度よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の照明システムである。
また請求項4に記載された発明は、照明用可視光を出力するベース照明器具と、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具と、ベース用照明器具及び通信用照明器具を調光制御する調光兼通信用信号を送信するコントローラと、を備え、調光兼通信用信号は、調光兼通信用信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで略同一である照明用周波数域と、調光信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで異なるものである通信用周波数とを、有するものであることを特徴とする照明システムである。
また請求項5に記載された発明は、通信用周波数域において、調光兼通信用信号にさらに高周波の信号を重畳することを特徴とする請求項4に記載の照明システムである。
請求項1に記載された発明によれば、調光信号は、調光信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで略同一である照明用帯域と、調光信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで異なるものである通信用帯域とを、有するので、通信用照明器具を照明用として用いる場合には照明用帯域にて調光制御することで、ベース照明器具と通信用照明器具の光強度を略同一とできるので照明環境に悪影響を及ぼしにくくなり、通信用照明器具を通信用として用いる場合には通信用帯域にて調光制御することで、ベース照明器具と通信用照明器具の光強度を異なるものとできるのでベース照明器具と通信用照明器具の区別がつきやすくなる。
請求項2に記載された発明によれば、通信用帯域における通信用可視光の光強度が、照明用可視光の光強度よりも大きいので、受光機に高感度を要求しなくとも受光性能を上げることができる。
請求項3に記載された発明によれば、通信用帯域における通信用可視光の光強度が、照明用可視光の光強度よりも小さいので、使用者の視界を確保した状態で通信を行うことができる。
請求項4に記載された発明によれば、調光兼通信用信号は、調光兼通信用信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで略同一である照明用周波数域と、調光兼通信用信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで異なるものである通信用周波数域とを、有するので、通信用照明器具を照明用として用いる場合には照明用周波数域にて調光制御することで、ベース照明器具と通信用照明器具の光強度を略同一とできるので照明環境に悪影響を及ぼしにくくなり、通信用照明器具を通信用として用いる場合には通信用周波数域にて調光制御することで、ベース照明器具と通信用照明器具の光強度を異なるものとできるのでベース照明器具と通信用照明器具の区別がつきやすくなる。
請求項5に記載された発明によれば、通信用周波数域において、調光兼通信用信号にさらに高周波の信号を重畳しているので、この高周波の信号に応じた通信用信号を送信することができ、高周波の信号を重畳しない場合に対し、より大量の信号を送信することができる。
本願発明の第一実施形態として、本願の請求項1及び請求項2に対応した照明システム1について図1により説明する。
本第一実施形態の照明システム1は、図1に示す如く、照明用可視光を出力するベース照明器具2と、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具3と、ベース用照明器具2及び通信用照明器具3を調光制御する調光信号を送信するコントローラ4と、を備え、調光信号は、調光信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで略同一である照明用帯域5と、調光信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで異なるものである通信用帯域6とを、有するものであることを特徴とする。
また通信用帯域6における通信用可視光の光強度が、照明用可視光の光強度よりも大きいことを特徴とする。
以下、本第一実施形態による照明システム1を、より具体的詳細に説明する。
最初に、ベース照明器具2であるが、これは調光信号入力部21と、A/D変換部22と、発振周期制御部23と、発振回路部24と、蛍光灯25とで、構成される。
調光信号入力部21は、後述するコントローラ4からの調光信号が入力されるもので、本第一実施形態においては、汎用のコネクタを用いている。コントローラ4とベース照明器具2とが、無線で通信される場合には受信機を用いることができる。
A/D変換部22は、調光信号入力部21が受けた調光信号をアナログ信号に変換するものである。
発振周期制御部23は、A/D変換部22が変換したアナログ信号に基づいて発振周波数を一意に決定するものである。
発振回路24は、発振周期制御部23が決定した発振周波数に基づいて、図示しない電源から供給される直流電力を高周波電力に変換して蛍光灯25供給するもので、汎用のスイッチング回路が用いられる。
次に、通信用照明器具3であるが、これは調光信号入力部21と、A/D変換部22と、発振周期制御部23と、発振回路部24と、蛍光灯25と、発振パターン記憶部31と、で構成される。
調光信号入力部21と、A/D変換部22と、発振周期制御部23と、発振回路部24と、蛍光灯25と、ベース照明器具2で用いたものと同じである。
発振パターン記憶部31は、通信用可視光を出力する場合の発振回路部24の動作周波数を記憶するもので、この動作周波数に従って、通信用信号が送信されることとなる。
次に、コントローラ4であるが、これは操作部41と、電源部42と、制御部43と出力部44と、で構成される。
操作部41は、操作者がベース照明器具2及び通信用照明器具3に対する調光の程度を入力するもので、汎用のレバースイッチが用いられる。
電源部42は、調光制御部43に対する電源を供給するもので、商用電源が用いられる。
制御部43は、操作部からの入力により、調光信号を制御するもので、図示しない警報機からのトリガ信号を受けることができるようになっている。トリガ信号を受けた場合には、制御部は後述する通信用帯域6に対応する調光信号を出力部に送信し、その他の場合は、後述する照明用帯域5に対応する調光信号を、それぞれ出力部に送信する。
出力部44は、制御部からの調光信号をベース照明器具2及び通信用照明器具3に出力するものであり、汎用のコネクタを用いている。コントローラ4とベース照明器具2とが、無線で通信される場合には送信機を用いることができる。
次に、調光信号であるが、図2に示すごとく、周波数1kHzのPWM信号であり、オンデューティ幅を5%から85%まで変化させることができるようにしている。これによりベース照明器具2及び通信用照明器具3はオンデューティ幅5%から85%の範囲で調光制御が可能となり、本第一実施形態では10%から100%の幅で光出力を変化させることができる。この調光制御可能であるオンデューティ幅5%から85%の帯域が照明用帯域5に対応することとなる。
一方、オンデューティ幅が0%から5%及び85%から100%では、調光制御をすることができず、このうちオンデューティ幅85%から100%の帯域が、本第一実施形態における通信用帯域6に対応することとなる。
次に、照明システム1であるが、本第一実施形態では、1のコントローラ4に対して、調光信号線を介して、複数のベース照明器具2と通信用照明器具3が接続されており、ベース照明器具2と通信用照明器具3とが混在するようになっている。
そして、本第一実施形態の照明システム1による動作を、より具体的詳細に説明する。
まず、図3(a)又は(b)に示すごとく、警報機からのトリガ信号を受けていない場合には、コントローラ4からの照明用帯域5に対応する調光信号のオンデューティ幅に従って、ベース照明器具2及び通信用照明器具3は調光制御されることとなる。
ここで図3(a)は調光信号が照明用帯域であって光出力が高い場合を、図3(b)は調光信号が照明用帯域であって光出力が低い場合を、それぞれ示す。
次いで、図3(c)に示すごとく、警報機からのトリガ信号を受けている場合には、コントローラ4からの通信用帯域6に対応する調光信号に従って、ベース照明器具2は出力下限である10%での光出力となる。一方、通信用照明器具3は発振パターン記憶部31が動作し、予め記憶された動作周波数に従って、発振回路部24が動作し、通信用信号が送信されることとなる。この場合、通信用信号としては避難経路や位置情報を送信するものを例示できる。以上の動作をタイムチャートで表すと図4に示すものとなる。
従って、本第一実施形態によれば、調光信号は、調光信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで略同一である照明用帯域5と、調光信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで異なるものである通信用帯域6とを、有するので、通信用照明器具2を照明用として用いる場合には照明用帯域5にて調光制御することで、ベース照明器具2と通信用照明器具3の光強度を略同一とできるので照明環境に悪影響を及ぼしにくくなり、通信用照明器具3を通信用として用いる場合には通信用帯域6にて調光制御することで、ベース照明器具2と通信用照明器具3の光強度を異なるものとできるのでベース照明器具2と通信用照明器具3の区別がつきやすくなる。
また、通信用帯域6における通信用可視光の光強度が、照明用可視光の光強度よりも大きいので、受光機に高感度を要求しなくとも受光性能を上げることができる。
続いて、本願発明の第二実施形態として、本願の請求項1及び請求項3に対応した照明システム1について説明する。
本第二実施形態の照明システム1は、第一実施形態の構成と略同一であるので、相違する箇所のみ説明する。
相違する箇所は、図5に示すごとく、オンデューティ幅0%から5%の帯域が、本第二実施形態における通信用帯域6に対応する点である。
そして、本第二実施形態の照明システム1による動作を、より具体的詳細に説明する。
まず、図6(a)又は(b)に示すごとく、警報機からのトリガ信号を受けていない場合には、コントローラ4からの照明用帯域5に対応する調光信号のオンデューティ幅に従って、ベース照明器具2及び通信用照明器具3は調光制御されることとなる。
ここで、図6(a)は調光信号が照明用帯域であって光出力が高い場合を、図6(b)は調光信号が照明用帯域であって光出力が低い場合を、それぞれ示す。
次いで、図6(c)に示すごとく、警報機からのトリガ信号を受けている場合には、コントローラ4からの通信用帯域6に対応する調光信号に従って、ベース照明器具2は出力上限である100%での光出力となる。一方、通信用照明器具3は発振パターン記憶部31が動作し、予め記憶された動作周波数に従って、発振回路部24が動作し、通信用信号が送信されることとなる。この場合、通信用信号としては避難経路や位置情報を送信するものを例示できる。以上の動作をタイムチャートで表すと図7に示すものとなる。
従って、本第二実施形態によれば、調光信号は、調光信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで略同一である照明用帯域5と、調光信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで異なるものである通信用帯域6とを、有するので、通信用照明器具2を照明用として用いる場合には照明用帯域5にて調光制御することで、ベース照明器具2と通信用照明器具3の光強度を略同一とできるので照明環境に悪影響を及ぼしにくくなり、通信用照明器具3を通信用として用いる場合には通信用帯域6にて調光制御することで、ベース照明器具2と通信用照明器具3の光強度を異なるものとできるのでベース照明器具2と通信用照明器具3の区別がつきやすくなる。
また、通信用帯域における通信用可視光の光強度が、照明用可視光の光強度よりも小さいので、使用者の視界を確保した状態で通信を行うことができる。
続いて、本願発明の第三実施形態として、本願の請求項4及び請求項5に対応した照明システム1について図8により説明する。
本第三実施形態の照明システム1は、図8に示す如く、照明用可視光を出力するベース照明器具2と、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具3と、ベース用照明器具2及び通信用照明器具3を調光制御する調光兼通信用信号を送信するコントローラ4と、を備え、調光兼通信用信号は、調光兼通信用信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで略同一である照明用周波数域と、調光信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで異なるものである通信用周波数とを、有するものであることを特徴とする。
また、通信用周波数域において、調光兼通信用信号にさらに高周波の信号を重畳することを特徴とする。
以下、本第三実施形態による照明システム1を、より具体的詳細に説明する。
最初に、ベース照明器具2であるが、これは調光兼通信用信号入力部27と、A/D変換部22と、発振周期制御部23と、発振回路部24と、蛍光灯25と、調光兼通信用信号フィルタ部26とで、構成される。
調光兼通信用信号は本第一実施形態で用いた調光信号入力部21と同じものであり、A/D変換部22と、発振周期制御部23と、発振回路部24と、蛍光灯25と、本第一実施形態で用いたものと同じである。
調光兼通信用信号フィルタ部26は、後述するコントローラ4からの調光兼通信用信号のうち、予め定められた周波数の調光件通信用信号を通過させてA/D変換部22へ入力させるもので、本第三実施形態においては、バンドパスフィルタが用いられ、後述の通り、1kHzの周波数の調光兼通信用信号を通過させるが、120Hzの周波数の調光兼通信用信号は通過させないものである。
なお、本第三実施形態では調光兼通信用信号が調光兼通信用信号フィルタ部26によって調光兼通信用信号が通過されない場合は、出力下限値での10%での光出力となるように設定されている。
次に、通信用照明器具3であるが、これは調光兼通信用信号入力部21と、電流制御部32と、発光ダイオード33と、で構成される。
調光兼通信用信号入力部21は、ベース照明器具2で用いたものと同じである。
電流制御部32は、調光兼通信用信号に応じて発光ダイオード33への供給電流を制御するもので、1kHz又は120Hzのいずれの周波数の調光信号にも従った電流を供給する。
次に、コントローラ4であるが、これは操作部41と、電源部42と、制御部43と出力部44と、で構成される。
操作部41と、電源部42と、出力部44は、本第一実施形態と同じである。
制御部43は、操作部からの入力により、調光兼通信用信号を制御するもので、図示しない警報機からのトリガ信号を受けることができるようになっている。トリガ信号を受けた場合には、制御部は後述する通信用周波数域に対応する調光兼通信用信号を出力部に送信し、その他の場合は、後述する照明用周波数域に対応する調光兼通信用信号を、それぞれ出力部に送信する。
次に、調光兼通信用信号であるが、これは周波数の異なる2種類のものが用いられる。
1つめは、本第一実施形態と同じもので、図2に示すごとく、周波数1kHzのPWM信号であり、オンデューティ幅を5%から85%まで変化させることができるようにしている。これによりベース照明器具2及び通信用照明器具3はオンデューティ幅5%から85%の範囲で調光制御が可能となり、本第三実施形態では10%から100%の幅で光出力を変化させることができる。この信号を本第三実施形態では照明用周波数域に対応する調光兼通信用信号とする。
2つめは、図9において警報機のトリガ信号を受けて以降の照明制御装置の調光兼通信用信号に相当するもので周波数120Hzの信号であり、予め通信用信号に対応して符号化されたものである。さらに別の通信用信号が符号化された高周波の信号を重畳している。この信号を本第三実施形態では通信用用周波数域に対応する調光兼通信用信号とする。
そして、本第三実施形態の照明システム1による動作を、より具体的詳細に説明する。
まず、図9(a)又は(b)に示すごとく、警報機からのトリガ信号を受けていない場合には、コントローラ4からの照明用周波数域に対応する1kHzの調光信号のオンデューティ幅に従って、ベース照明器具2及び通信用照明器具3は調光制御されることとなる。
ここで、図9(a)は調光兼通信用信号が照明用周波数域であって光出力が高い場合を、図9(b)は調光兼通信用信号が照明用周波数域であって光出力が低い場合を、それぞれ示す。
次いで、図9(c)に示すごとく、警報機からのトリガ信号を受けている場合には、コントローラ4は照明用周波数域に対応する120Hzの調光兼通信用信号を出力する。そのため、ベース照明器具2においては、調光信号フィルタ部26によって調光兼通信用信号が通過されなくなり予め設定された10%での光出力となる。一方、通信用照明器具3は通信用信号に対応して符号化された調光兼通信用信号に従って、発光ダイオード33が点灯し、通信用信号が送信されることとなる。この場合、通信用信号としては避難経路や位置情報を送信するものを例示できる。以上の動作をタイムチャートで表すと図10に示すものとなる。
従って、本第三実施形態によれば、、調光兼通信用信号は、調光兼通信用信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで略同一である照明用周波数域と、調光兼通信用信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具2と通信用照明器具3とで異なるものである通信用周波数域とを、有するので、通信用照明器具3を照明用として用いる場合には照明用周波数域にて調光制御することで、ベース照明器具2と通信用照明器具3の光強度を略同一とできるので照明環境に悪影響を及ぼしにくくなり、通信用照明器具3を通信用として用いる場合には通信用周波数域にて調光制御することで、ベース照明器具2と通信用照明器具3の光強度を異なるものとできるのでベース照明器具2と通信用照明器具3の区別がつきやすくなる。
また、通信用周波数域において、調光兼通信用信号にさらに高周波の信号を重畳しているので、この高周波の信号に応じた通信用信号を送信することができ、高周波の信号を重畳しない場合に対し、より大量の信号を送信することができる。
本願発明の第一実施形態のブロック構成図 本願発明の第一実施形態で用いられる調光信号のデューティと光出力の関係図 本願発明の第一実施形態における照明システムの動作図。(a)は調光信号が照明用帯域であって光出力が高い場合を、(b)は調光信号が照明用帯域であって光出力が低い場合を、(c)は調光信号が通信用帯域である場合を、それぞれ示す。 本願発明の第一実施形態における照明用可視光出力と通信用可視光出力が切り替る前後におけるタイムチャート。 本願発明の第一実施形態で用いられる調光信号のデューティと光出力の関係図 本願発明の第二実施形態における照明システムの動作図。(a)は調光信号が照明用帯域であって光出力が高い場合を、(b)は調光信号が照明用帯域であって光出力が低い場合を、(c)は調光信号が通信用帯域である場合を、それぞれ示す。 本願発明の第二実施形態における照明用可視光出力と通信用可視光出力が切り替る前後におけるタイムチャート。 本願発明の第三実施形態のブロック構成図 本願発明の第三実施形態における照明システムの動作図。(a)は調光信号が照明用帯域であって光出力が高い場合を、(b)は調光信号が照明用帯域であって光出力が低い場合を、(c)は調光信号が通信用帯域である場合を、それぞれ示す。 本願発明の第三実施形態における照明用可視光出力と通信用可視光出力が切り替る前後におけるタイムチャート。
符号の説明
1 照明システム
2 ベース照明器具
3 通信用照明器具
4 コントローラ
5 照明用帯域
6 通信用帯域

Claims (5)

  1. 照明用可視光を出力するベース照明器具と、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具と、ベース用照明器具及び通信用照明器具を調光制御する調光信号を送信するコントローラと、を備え、調光信号は、調光信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで略同一である照明用帯域と、調光信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで異なるものである通信用帯域とを、有するものであることを特徴とする照明システム。
  2. 通信用帯域における通信用可視光の光強度が、照明用可視光の光強度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  3. 通信用帯域における通信用可視光の光強度が、照明用可視光の光強度よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の照明システム。
  4. 照明用可視光を出力するベース照明器具と、照明可視光及び通信用可視光を出力する通信用照明器具と、ベース用照明器具及び通信用照明器具を調光制御する調光兼通信用信号を送信するコントローラと、を備え、調光兼通信用信号は、調光兼通信用信号に対する照明用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで略同一である照明用周波数域と、調光信号に対する照明用可視光と通信用可視光の光強度がベース照明器具と通信用照明器具とで異なるものである通信用周波数とを、有するものであることを特徴とする照明システム。
  5. 通信用周波数域において、調光兼通信用信号にさらに高周波の信号を重畳することを特徴とする請求項4に記載の照明システム。
JP2005153420A 2005-05-26 2005-05-26 照明システム Active JP4470812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005153420A JP4470812B2 (ja) 2005-05-26 2005-05-26 照明システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005153420A JP4470812B2 (ja) 2005-05-26 2005-05-26 照明システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006331833A true JP2006331833A (ja) 2006-12-07
JP4470812B2 JP4470812B2 (ja) 2010-06-02

Family

ID=37553314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005153420A Active JP4470812B2 (ja) 2005-05-26 2005-05-26 照明システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4470812B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340138A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Shimizu Corp 光通信範囲識別方法
JP2009005191A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Panasonic Electric Works Co Ltd 可視光通信システム
JP2014216855A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 パナソニック株式会社 照明器具及び該照明器具を用いた照明システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340138A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Shimizu Corp 光通信範囲識別方法
JP4660818B2 (ja) * 2005-06-03 2011-03-30 清水建設株式会社 照明システム
JP2009005191A (ja) * 2007-06-22 2009-01-08 Panasonic Electric Works Co Ltd 可視光通信システム
JP2014216855A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 パナソニック株式会社 照明器具及び該照明器具を用いた照明システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4470812B2 (ja) 2010-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5906408B2 (ja) 照明光通信装置及びそれを用いた照明器具、並びに照明システム
JP5842100B2 (ja) 可視光通信用照明器具及び同器具を用いた可視光通信システム
US7777703B2 (en) Illuminating device and luminance switching device thereof
JP5364239B2 (ja) 無線制御式照明システム
JP2008124922A (ja) 照明装置、および照明システム
JP6504448B2 (ja) 変調装置および照明器具
JP2008206087A (ja) 可視光通信システム
WO2014013736A1 (ja) 調光装置
JP4470812B2 (ja) 照明システム
JP2007251864A (ja) 可視光通信用照明器具、およびこれを備えた可視光通信照明システム
JP4569115B2 (ja) 照明装置
JP6719078B2 (ja) 照明制御装置、照明システム、及び、制御方法
JP4470785B2 (ja) 照明制御システム
JP2018110089A (ja) 照明制御システム、照明制御方法、制御装置及び制御方法
US7388337B2 (en) Fluorescent lamp lighting apparatus and lighting control system
JP2008034989A (ja) 照明器具及び照明システム
JP6593694B2 (ja) 可視光通信装置、及び、可視光通信装置の製造方法
JP2008204897A (ja) 照明制御システム
JP2009043458A (ja) リモコン装置及び照明システム
JP2009118180A (ja) 可視光通信システム
JP2010165522A (ja) 照明システム
JP5419557B2 (ja) 照明装置及び照明器具
JP2002110369A (ja) 照明装置
JP6015290B2 (ja) 照明器具、及び操作装置
JP6899547B2 (ja) 照明制御装置、照明システム及び無線通信状況の判定支援方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3