JP2006331491A - データ記憶装置及びその不使用セクタを登録する方法 - Google Patents

データ記憶装置及びその不使用セクタを登録する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】将来的に発生することが予想される他のデータ・セクタのDAMエラーを防止する。
【解決手段】
本形態のディフェクト管理手法において、HDD1は、一つのデータ・セクタkのDAM読み取りにおいてエラー(DAMエラー)を検出すると、そのデータ・セクタに加えて、半径方向に隣接するデータ・セクタ(k−10〜k+10)を欠陥セクタとして登録する。このように欠陥登録されたセクタは、その後使用されず、対応アドレスに対してリアサインされた別のスペア・セクタに、そのデータが記録される。これによって、将来的に発生することが予想される他のデータ・セクタのDAMエラーを防止し、そのセクタのユーザ・データ413を読み出すことができないハードエラーを防止する。
【選択図】 図4

Description

本発明はデータ記憶装置及びその不使用セクタを登録する方法に関し、特に、データ・セクタにおいて読み出しエラーが発生した場合における不使用セクタの設定手法に関する。
データ記憶装置として、光ディスク、磁気テープあるいは半導体回路などの様々な態様のメディアを使用する装置が知られているが、その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータの記憶装置として広く普及し、現在のコンピュータ・システムにおいて欠かすことができない記憶装置の一つとなっている。さらに、コンピュータにとどまらず、動画像記録再生装置、カーナビゲーション・システム、携帯電話、あるいはデジタル・カメラなどで使用されるリムーバブルメモリなど、HDDの用途は、その優れた特性により益々拡大している。
HDDで使用される磁気ディスクは、同心円状に形成された複数のデータ・トラックを有しており、各データ・トラックはアドレス情報を有する複数のサーボ・データとユーザ・データを含む複数のデータ・セクタが記録されている。各サーボ・データの間には、複数のデータ・セクタが記録されている。ヘッド素子部がサーボ・データのアドレス情報に従って所望のデータ・セクタにアクセスすることによって、データ・セクタへのデータ書き込み及びデータ・セクタからのデータ読み出しを行うことができる。
例えば、磁気ディスクからの読み出し処理において、データを正確に読み出すことができない場合がある。HDDが通常の読み出しモードにおいてデータを正確に読み出すことができない場合、エラー・リカバリ・プロシージャ(ERP)が開始される。ERPは、読み出し処理のためのパラメータを変更した上で、読み出しのリトライを実行する。リトライは、パラメータ値を変えながら繰り返される。変更パラメータは、例えば、ヘッド位置、チャネルにおけるAD変換のためのアンプ・ゲイン、デジタルフィルタのパラメータ値などから選択される。
ERPにおいて、信頼性が低いデータ・セクタと判定されたセクタは、欠陥セクタとして登録される。この欠陥セクタのデータは磁気ディスク上のスペア領域内に書き込みなおされる。スペア領域は、欠陥を有するデータ・セクタに代わってユーザ・データを記録するための複数のスペア・セクタを備えており、欠陥セクタは一つのスペア・セクタにリアサインされる。スペア・セクタの管理はリアサイン・ディフェクト・マップと呼ばれる管理テーブルを参照することによって実行される。
磁気ディスクには、製造段階において検出される一次欠陥セクタの他、出荷の後に二次欠陥セクタが発生する。ディスクの記録面は情報の書き換えや時間経過によって劣化が進み、二次欠陥セクタが発生する。一次欠陥セクタは出荷前に不使用セクタとして登録されるが、二次欠陥セクタは、上述にようにHDDの使用中に発見され、リアサイン・ディフェクト・マップに不使用セクタとして登録される。
このように、磁気ディスク上の欠陥は経時的に成長し、欠陥具合が進行することにより現在は欠陥ではないセクタが、将来的に欠陥セクタとなりうる。そこで、将来に起き得る欠陥を回避するため、新たに発見された欠陥セクタに加えて、その周囲のデータ・セクタもリアサインする技術が提案されている(例えば特許文献1を参照)。つまり、発見された欠陥セクタの周囲のセクタを、欠陥の成長に対応する為のバッファ領域であるパッド・セクタとして認識し、当該パッド・セクタを別の使用可能な領域に再マッピングし、当該パッド・セクタをリストに記録する。
特開2004−171755号広報
ここで、欠陥セクタにはいくつかのタイプが存在する。特許文献1は、欠陥セクタの周囲セクタをパッド・セクタとして再マッピングすることを開示するが、欠陥セクタのタイプについて特に考慮がなされていない。しかし、磁気ディスク上のデータ領域の効率的な使用のためには、徒に不使用セクタを増やすことなく、不使用セクタの登録において欠陥セクタのタイプに応じた処理が必要とされる。
一方、磁気ディスクに記録されたユーザ・データの消失を避けるため、データ読み出し不能となるハードエラーの発生を防止することが重要である。従って、欠陥が進行することによって将来的なハードエラーにつながる欠陥セクタ・タイプを認識し、発見された欠陥セクタに付随して、ハードエラーになりうる他のセクタを予め不使用セクタとして登録することが重要となる。
本発明は、上述のような事情を背景としてなされたものであって、データ・セクタにおけるハードエラーの発生を効果的に防止することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、同心円状に形成された複数トラックのそれぞれにおいてデータ・セクタ単位でユーザ・データを記録するメディアから、データを読み出すデータ記憶装置であって、データ・セクタにおけるユーザ・データの開始を示す同期データを検出する同期データ検出部と、前記同期データの正確な検出を判定する判定部と、前記判定部が正確に同期データを検出していないと判定した場合、そのエラー・データ・セクタとそのエラー・データ・セクタと半径方向において隣接するデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録する不使用セクタ登録部と、を備えるものである。同期データを正確に検出しない場合に、その隣接データ・セクタも不使用セクタとして登録することによって、ハードエラーの発生を未然に防止することができる。
本発明の第2の態様において、上記第1の態様の不使用セクタ登録部は、前記隣接するデータ・セクタを含む複数のデータ・セクタを不使用セクタとして登録する。これによって、より確実にハードエラーの発生を防止することができる。
本発明の第3の態様において、上記第1の態様の不使用セクタ登録部は、前記エラー・データ・セクタの内周側と外周側の双方の隣接データ・セクタを不使用セクタとして登録する。これによって、より確実にハードエラーの発生を防止することができる。
本発明の第4の態様において、上記第1の態様の不使用セクタ登録部は、前記エラー・データ・セクタの内周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタと、前記エラー・データ・セクタの外周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録する。これによって、より確実にハードエラーの発生を防止することができる。
本発明の第5の態様において、上記第4の態様の不使用セクタ登録部は、前記エラー・データ・セクタの内周側及び外周側における同数のデータ・セクタを不使用セクタとして登録する。これによって、様々な形状をとりうる欠陥に対し効果的に対応することができる。
本発明の第6の態様において、上記第1の態様の不使用セクタ登録部は、登録する各不使用セクタのエラー・タイプを登録し、前記エラー・データ・セクタとそのエラー・データ・セクタとに伴って登録されるデータ・セクタとを関連付けて登録する。これによって、その後のエラー解析を効果的に行うことができる。
本発明の第7の態様は、上記第1の態様のデータ記憶装置において、前記判定部は、リード・コマンドの実行において、そのリード・データ・セクタにおける同期データの正確な検出を判定し、前記判定部が、そのリード・データ・セクタにおいて正確に同期データを検出していないと判定した場合、前記不使用セクタ登録部は、そのエラー・データ・セクタとそのエラー・データ・セクタと半径方向において隣接するデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録するものである。リード・コマンド実行時にこの処理を行うことによって、データ記憶装置の出荷後に検出されるエラーから不使用セクタを登録し、ハードエラーの発生をより確実に防止することができる。
本発明の第8の態様において、上記第1の態様の判定部は、不使用セクタとして登録したデータ・セクタに代わってアクセスするスペア・セクタをさらに登録する。これにより、出荷後のデータ記憶装置において、不使用データ・セクタのアドレスへのホストのアクセスを可能とする。
本発明の第9の態様は、同心円状に形成された複数トラックのそれぞれにおいてデータ・セクタ単位でユーザ・データを記録するメディアについて、その不使用セクタを登録する方法であって、データ・セクタにおけるユーザ・データの開始を示す同期データの正確な検出を判定し、正確に同期データを検出していないと判定した場合、そのエラー・データ・セクタとそのエラー・データ・セクタと半径方向において隣接するデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録するものである。同期データを正確に検出しない場合に、その隣接データ・セクタも不使用セクタとして登録することによって、ハードエラーの発生を未然に防止することができる。
本発明の第10の態様は、上記第9の態様において、リード・コマンドで指定されたデータ・セクタに、データ読み出しのためにアクセスし、そのデータ・セクタにおけるユーザ・データの開始を示す同期データの正確な検出を判定し、正確に同期データを検出していないと判定した場合、そのエラー・データ・セクタとそのエラー・データ・セクタと半径方向において隣接するデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録するものである。リード・コマンド実行時にこの処理を行うことによって、データ記憶装置の出荷後に検出されるエラーから不使用セクタを登録し、ハードエラーの発生をより確実に防止することができる。
本発明の第11の態様は、上記第9の態様において、前記隣接するデータ・セクタを含む複数のデータ・セクタを不使用セクタとして登録するものである。これによって、より確実にハードエラーの発生を防止することができる。
本発明の第12の態様は、上記第9の態様において、前記エラー・データ・セクタの内周側と外周側の双方の隣接データ・セクタを不使用セクタとして登録するものである。これによって、より確実にハードエラーの発生を防止することができる。
本発明の第12の態様は、上記第9の態様において、前記エラー・データ・セクタの内周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタと、前記エラー・データ・セクタの外周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録するものである。これによって、より確実にハードエラーの発生を防止することができる。
本発明の第14の態様にかかるデータ記憶装置は、同心円状に形成された複数のデータ・トラックを備え、複数のセクションから構成されるデータ・セクタのそれぞれにおいてユーザ・データを記録する磁気ディスクと、リード・コマンドに応じてアクセスしたデータ・セクタにおいて、最小バイト数のセクションを検出する検出部と、前記最小バイト数のセクションの正確な検出を判定する判定部と、前記判定部が正確に前記最小バイト数のセクションを検出していないと判定した場合、そのデータ・セクタ及びそのデータ・セクタと半径方向において隣接するデータ・セクタを、不使用セクタとして登録する不使用セクタ登録部と、を備えるものである。アクセス・データ・セクタの最小バイト数のセクションを正確に検出しない場合に、その隣接データ・セクタも不使用セクタとして登録することによって、ハードエラーの発生を未然に防止することができる。
本発明の第15の態様において、上記第14の態様の不使用セクタ登録部は、前記不使用セクタに代えて使用するスペア・セクタをさらに登録する。これにより、出荷後のデータ記憶装置において、不使用データ・セクタのアドレスへのホストのアクセスを可能とする。
本発明の第16の態様において、上記第14の態様の前記不使用セクタ登録部は、前記隣接するデータ・セクタを含む複数のデータ・セクタを不使用セクタとして登録する。これによって、より確実にハードエラーの発生を防止することができる。
本発明の第17の態様において、上記第14の態様の前記不使用セクタ登録部は、前記アクセスされたデータ・セクタの内周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタと、前記エラー・データ・セクタの外周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録する。これによって、より確実にハードエラーの発生を防止することができる。
本発明によれば、データ・セクタにおけるハードエラーの発生を未然に防止することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
本発明は、データ記憶装置における不使用データ・セクタの登録手法に関する。データ・セクタ内における特定セクションの検出エラーが発生した場合、そのセクタに加えて、ハードエラー発生確率の高い他のデータ・セクタも不使用セクタとして登録する。本形態においては、データ・セクタ内においてユーザ・データの始まりを示すセクション(同期データ)において読み出しエラーを検出すると、そのデータ・セクタに加えて、その隣接セクタも不使用データ・セクタと登録する。これによって、将来的なハードエラーの発生を未然に防ぐ。以下においては、データ記憶装置の一例であるハードディスク・ドライブ(HDD)を例として、本発明の実施形態を説明する。
本実施形態の特徴点の理解の容易のため、最初に、HDDの全体構成の概略を説明する。図1は、本実施の形態に係るHDD1の構成を模式的に示すブロック図である。図1に示すように、HDD1は、密閉されたエンクロージャ10内に、メディア(記録媒体)の一例である磁気ディスク11、ヘッド素子部12、アーム電子回路(アームエレクトロニクス:AE)13、スピンドル・モータ(SPM)14、ボイス・コイル・モータ(VCM)15、そしてアクチュエータ16を備えている。
HDD1は、エンクロージャ10の外側に固定された回路基板20を備えている。回路基板20上には、リード・ライト・チャネル(R/Wチャネル)21、モータ・ドライバ・ユニット22、ハードディスク・コントローラ(HDC)とMPUの集積回路(以下、HDC/MPU)23、及びメモリの一例であるRAM24などの各ICを備えている。尚、各回路構成は一つのICに集積すること、あるいは、複数のICに分けて実装することができる。
外部ホスト51からのライト・データは、HDC/MPU23によって受信され、R/Wチャネル21、AE13を介して、ヘッド素子部12によって磁気ディスク11に書き込まれる。また、磁気ディスク11に記憶されているリード・データはヘッド素子部12によって読み出され、そのリード・データは、AE13、R/Wチャネル21を介して、HDC/MPU23から外部ホスト51に出力される。
次に、HDD1の各構成要素について説明する。磁気ディスク11は、SPM14に固定されている。SPM14は所定の速度で磁気ディスク11を回転する。HDC/MPU23からの制御データに従って、モータ・ドライバ・ユニット22がSPM14を駆動する。本例の磁気ディスク11は、データを記録する記録面を両面に備え、各記録面に対応するヘッド素子部12が設けられている。
各ヘッド素子部12はスライダ(不図示)に固定されている。また、スライダはアクチュエータ16に固定されている。アクチュエータ16はVCM15に連結され、回転軸を中心に揺動することによって、ヘッド素子部12(及びスライダ)を磁気ディスク11上において半径方向に移動する。モータ・ドライバ・ユニット22は、HDC/MPU23からの制御データに従ってVCM15を駆動する。
ヘッド素子部12には、典型的には、磁気ディスク11への記録データに応じて電気信号を磁界に変換する記録ヘッド、及び磁気ディスク11からの磁界を電気信号に変換する再生ヘッドを備えている。なお、磁気ディスク11は、1枚以上あればよく、記録面は磁気ディスク11の片面あるいは両面に形成することができる。
AE13は、複数のヘッド素子部12の中からデータ・アクセスが行われる1つのヘッド素子部12を選択し、選択されたヘッド素子部12により再生される再生信号を一定のゲインで増幅(プリアンプ)し、R/Wチャネル21に送る。また、R/Wチャネル21からの記録信号を選択されたヘッド素子部12に送る。
R/Wチャネル21は、ホスト51から転送されたデータについて、ライト処理を実行する。ライト処理において、R/Wチャネル21はHDC/MPU23から供給されたライト・データをコード変調し、更にコード変調されたライト・データをライト信号に変換してAE13に供給する。また、ホスト51にデータを供給する際にはリード処理を行う。リード処理において、R/Wチャネル21はAE13から供給されたリード信号を一定の振幅となるように増幅し、取得したリード信号からデータを抽出し、デコード処理を行う。読み出されるデータは、ユーザ・データとサーボ・データを含む。デコード処理されたリード・データは、HDC/MPU23に供給される。
HDC/MPU23において、MPUはRAM24にロードされたマイクロ・コードに従って動作する。HDD1の起動に伴い、RAM24には、MPU上で動作するマイクロ・コードの他、制御及びデータ処理に必要とされるデータが磁気ディスク11あるいはROM(不図示)からロードされる。HDC/MPU23は、コマンド実行順序の管理、ヘッド素子部12のポジショニング制御、インターフェース制御、ディフェクト管理などのデータ処理に関する必要な処理の他、HDD1の全体制御を実行する。本形態のHDD1は、特に、そのディフェクト管理において特徴を有するが、その点については後述する。
HDC/MPU23は、R/Wチャネル21から取得した磁気ディスク11からのリード・データを、ホスト51に伝送する。磁気ディスク11からのリード・データは、RAM24内のリード・バッファに一旦格納された後、HDC/MPU23を介してホスト51に転送される。また、ホスト51からのライト・データは、HDC/MPU23を介して、RAM24内のライト・バッファに一旦格納され、その後、所定のタイミングでHDC/MPU23を介して磁気ディスク11に転送される。
図2を参照して、磁気ディスク11上の記録データについて説明する。図2は、磁気ディスク11の記録面の記録データの状態を模式的に示している。図2に示されるように、磁気ディスク11の記録面には、磁気ディスク11の中心から半径方向に放射状に延び、所定の角度毎に形成された複数のサーボ領域111と、隣り合う2つのサーボ領域111の間にデータ領域112が形成されている。サーボ領域111とデータ領域112は、所定の角度で交互に設けられている。各サーボ領域111には、ヘッド素子部12の位置決め制御を行うためのサーボ・データが記録される。各データ領域112には、ユーザ・データが記録される。
磁気ディスク11の記録面には、半径方向の所定幅を有し、同心円状に形成された複数本のトラック113が形成される。サーボ・データおよびユーザ・データは、トラック113に沿って記録される。サーボ領域111間の一つのトラック113は、複数のデータ・セクタ(ユーザ・データの記録単位)を備えている。また、トラック113は、磁気ディスク11の半径方向の位置に従って、複数のゾーンにグループ化されている。1つのトラック113に含まれるセクタ114の数は、ゾーンのそれぞれに設定される。図2においては、3つのゾーンが例示されている。ゾーン毎に記録周波数を変更することで、記録密度を向上することができる。
図3は1トラック記録されているデータの物理フォーマットを模式的に示す図である。サーボ領域111の間には複数のデータ・セクタ114が記録されている。一つのデータ・セクタ114は、プリアンブル(PREAMBLE)411、データ・アドレス・マーク(Data Address Mark:DAM)412、ユーザ・データ(USER)413及びECCコード(ECC)414を備えている。プリアンブル411は一定周波数の信号であって、R/Wチャネル21のPLL回路を同期させ、かつ、そのVGA(Variable Gain Amplifier)の振幅を期待値にするよう調整させる。DAM412は、ユーザ・データ413の始まりを示し、ユーザ・データ413を読み出すための同期データである。ユーザ・データ413は、ホスト51からのデータであり、ECC414はユーザ・データ413内のエラーを検出して訂正するためのコードである。
本形態のディフェクト管理手法において、HDD1は、一つのデータ・セクタのDAM読み取りにおいてエラー(DAMエラー)を検出すると、そのデータ・セクタに加えて、他のトラックのデータ・セクタを欠陥セクタとして登録する。より具体的には、そのデータ・セクタ及び半径方向に隣接するデータ・セクタを欠陥セクタとして登録する。このように欠陥登録されたセクタは、その後使用されず(不使用セクタ)、対応アドレスに対してリアサインされた別のスペア・セクタに、そのデータが記録される。これによって、将来的に発生することが予想される他のデータ・セクタのDAMエラーを防止し、そのセクタのユーザ・データ413を読み出すことができないハードエラーを防止する。
具体的に説明する。データ・セクタ114において、DAM412はそのバイト数が最も小さいデータである。具体的には、プリアンブル411は10〜20バイト、ユーザ・データ413は512バイト、ECCデータは30〜40バイトであるのに対して、DAM412は8バイト程度のデータ長である。このため、DAM412の記録領域において、磁気ディスク11の記録層にわずかな欠陥でもある場合、DAM412を正確に読み出すことができない蓋然性が高い。DAM412を必要な正確性で読み出すことができない場合、その後のユーザ・データ413を正確に読み出すことができず、ハードエラーとなる。
また、一つのDAM412領域上の欠陥は、隣接するセクタのDAM412領域まで広がっている可能性が高い。さらに、この欠陥は経時的に成長し、現在、修復可能なエラーであるソフトエラーとして検出されるものも、将来においてデータ読み出し不能なハードエラーと変化する可能性が高い。そのため、一つのセクタのDAM412の読み出しにおいてエラーが発生した場合、欠陥が広がっている可能性が高いセクタも合わせて欠陥セクタとして交替処理することによって、他のセクタにおけるソフトエラー及びハードエラーの発生を未然に防止する。
図4は、一例として、k番目トラックにおける一つのデータ・セクタ14において、DAM412に欠陥がある状態を示している。図4の例において、k番目トラックの一つのDAM412の読み出しにおいてエラーが発生した場合、その周囲の隣接する20トラックのデータ・セクタを欠陥セクタとして登録する。具体的には、k番目トラックの内周側(ID側)の10トラック(k−1〜k−10)と、k番目トラックの外周側(OD側)の10トラック(k+1〜k+10)のデータ・セクタがスペア・セクタと交替される。
周辺データ・セクタにおけるエラー発生を防止するため、DAMエラーと判定されたデータ・セクタの隣接データ・セクタ、特にID側とOD側の両方の隣接セクタを不使用セクタとして登録することが重要である。また、磁気ディスク11上の欠陥形状は一定ではなく、またエラー発生を確実に防止するため、DAMエラー・セクタに隣接する複数のトラックのデータ・セクタを欠陥登録することが好ましい。
さらに、内周側もしくは外周側の片側一方ではなく、その両側において、それぞれ隣接する複数トラックのデータ・セクタを欠陥登録することが好ましい。欠陥登録するトラック数(データ・セクタ数)は設計によって好適な値が選択されるが、典型的には、20トラック前後の隣接データ・セクタを欠陥セクタとして登録する。外周側と内周側において、登録欠陥数を同一とすることで、様々な欠陥形状に対応することができる。
なお、欠陥セクタとして登録されるDAMエラーは、設計によって決定される。例えば、8バイトの全てのデータを正確に読み出すことができない場合、つまり、1ビットでも正確に読み出すことができなかった場合に、DAMエラーとして欠陥登録する他、予め定められたバイト数、例えば正確に読み取ったデータが4バイト以下の場合に欠陥登録することもできる。
ここで、DAMエラーが検出されたデータ・セクタが、ゾーンの端もしくはその近傍のトラックに存在する場合、同一ゾーン内のみの隣接トラック・データ・セクタのみを欠陥セクタとして登録し、異なるゾーンのデータ・セクタについては交替処理を行わないようにすることができる。異なるゾーンに属するデータ・セクタはその円周方向における位置がずれており、DAM412領域が隣接位置に存在しないため、異なるゾーンのデータ・セクタにおけるDAM412には欠陥が存在しない可能性が高いからである。なお、処理効率の点からは、ゾーンに係わらず、上述のように予め規定されて数のデータ・セクタを不使用セクタとして登録することが好ましい。
続いて、DAMエラーが検出された場合におけるHDD1の処理について説明する。DAMエラーの検出は、典型的には、リード・コマンドの実行シーケンスにおいてなされるため、以下、リード・コマンド実行シーケンスの例を説明する。図5は、この処理に関連する構成を模式的に示すブロック図である。図5において、R/Wコマンド処理部231はリード・コマンドの実行処理を行い、エラー・リカバリ・プロシージャ(ERP:Error Recovery Procedure)処理部232が欠陥セクタの登録処理を実行する。R/Wコマンド処理部231及びERP処理部232は、HDC/MPU23内において、MPUで動作するマイクロ・コード及びその一部をハード・ウェア構成によって実装することができる。
通常の読み取りモードで読み取りができないようなエラーが生じた場合、ERP処理部232は、ERPを開始する。ERP処理部232は、RAM24に記憶されたERPテーブル241を参照して、エラー・リカバリ処理を実行する。ERPテーブル241に複数のリトライ・ステップが予め登録されている。ERP処理部232は、これらのリトライ・ステップに従って読み出しのリトライを繰り返すことによってエラー回復を行う。各ステップは、R/Wチャネル21内のフィルタ係数、あるいは読み取りトラック位置のなど、異なる読み取りパラメータを有している。
セクタの信頼度が所定値以下に低下したと判断される場合、該セクタを使用しないでスペア・セクタを使用することを決定する。スペア・セクタは同一トラック、あるいは、別のトラックに設けられる。ERP処理部232は、DAMエラーが発生した場合、そのセクタ及びその隣接セクタを信頼度が低い欠陥セクタとして判定し、スペア・セクタを代わりに使用することを決定する
スペア・セクタの管理は、RAM24に記憶されたリアサイン・ディフェクト・マップ242を使用して行われる。リード・コマンドにおいて指定されたLBA(Logical Block Address)は、リアサイン・ディフェクト・マップ242を参照することによって、目的セクタ位置を特定するCHS(Cylinder Head Sector:シリンダ番号、ヘッド番号、セクタ番号)に変換される。R/Wコマンド処理部231は、ホスト51からリード・コマンドを取得すると、リアサイン・ディフェクト・マップ242を参照してアクセス先を特定する。また、ERP処理部232は、新たな欠陥セクタを検出した場合、その欠陥セクタと対応するスペア・セクタとを登録して、リアサイン・ディフェクト・マップ242を更新する。
続いて、リード・コマンドの実行シーケンスにおけるDAMエラー・セクタ及び周辺セクタ登録処理について具体的に説明する。図6及び図7は、この処理を示すフローチャートであり、図7は、図6におけるDAMエラー・モードERPの実行処理の詳細を示している。図6に示すように、まず、R/Wコマンド処理部231がホスト51からリード・コマンドを受信する(S11)。リード・コマンドは指定されたアクセス・アドレスを含んでおり、R/Wコマンド処理部231は指定アドレスのデータ・セクタへのアクセス処理を実行する(S12)。R/Wチャネル21は、R/Wコマンド処理部231からの指示に従って、該当データ・セクタの読み出しを開始する。
R/Wチャネル21はDAM検出部として機能し、読み出しているデータ・セクタ14内のDAM412を検出すると、DAM検出信号をR/Wコマンド処理部231に出力する(S13)。さらに、R/Wコマンド処理部231はDAM信号を取得すると(S14のYES)、検出したDAM412で特定される開始位置からのユーザ・データ413の読み出しを行う(S16)。一方、DAM412を検出しないと、R/Wチャネル21はDAM検出信号をR/Wコマンド処理部231に出力せず(S13)、ユーザ・データ413の読み出しも実行しない。
R/Wコマンド処理部231はDAMエラー判定部として機能し、該当データ・セクタの読み出し開始から、予め規定されているタイム・アウト時間が経過するまでに、R/Wチャネル21からDAM検出信号を取得しない場合(S14のNO)、DAMエラーと判定し、ERP処理部232にDAMエラー・モードのERP実行を指示する。ERP処理部232は、その指示に応答して、DAMエラー・モードERPを実行する(S15)。
図7に示すように、ERPにおいて、ERP処理部232はERPテーブル241を参照し、各リトライ・ステップを実行する(S151)。ERP処理部232は、発生したエラーの種類によって、リトライ・ステップの実行順序を変更し、DAMエラーを検出した場合は、それに対応して規定されている順序で各リトライ・ステップを実行する(DAMエラー・モードERP)。ユーザ・データを指定データ・セクタから読み出すことができるまで、各リトライ・ステップを順次実行する(S152)。いずれかのリトライ・ステップでユーザ・データを読み出すことができ、エラー回復されると、その読み出しデータをホスト51に転送する。
その後、ERP処理部232は不使用セクタ登録部として機能し、DAMエラーが発生したデータ・セクタと、その周辺のデータ・セクタをリアサイン・ディフェクト・マップ242に登録し(S153)、さらに、それらデータ・セクタに記録されているユーザ・データを、対応づけられているスペア・セクタに書き込む(S154)。交替処理する周辺データ・セクタは、上述のいずれかの設計に従うことができる。なお、全てのリトライ・ステップを実行してもエラー回復されずにデータ読み出しできない場合も、上述と同様に該当データ・セクタ及びその周辺データ・セクタの交替処理を実行する。
図8は、リアサイン・ディフェクト・マップ242の好ましい一例を示している。リアサイン・ディフェクト・マップ242において、欠陥と判定されたデータ・セクタのもとのアドレスと、リアサイン先のスペア・セクタのアドレスが登録されている。具体的には、欠陥と判定されたデータ・セクタ(オリジナル・セクタ)のLBAとCHS、そして、そのアドレスに対応するスペア・セクタのRBA(Relative Block Address)とCHSが登録されている。さらに、欠陥セクタのエラー・タイプが、そのセクタに関連付けて登録されている。
DAMエラーと判定されたデータ・セクタは、DAMエラーであることが登録される。図8において、「DAM(k)エラー」と例示されている。さらに、DAMエラーと判定されたデータ・セクタに付随して登録された各欠陥セクタについては、それが特定のDAMエラー・セクタの周辺セクタであることが登録される。図8の例においては、「DAM(k)周辺」と例示されているデータが、関連DAMエラー・セクタ(DAM(k))を特定し、さらに、それに付随して登録されたことを示している。このように、リアサイン・ディフェクト・マップ242にDAMエラーあるいはその周辺データ・セクタであることを登録することによって、その後のエラー解析をより正確なものとすることができる。
上述の例において、データ・セクタは一つのDAMのみを含むが、図9に示すように、データ・セクタは複数のDAMを備えることも可能である。図9の例において、データ・セクタ114は、2つのユーザ・データ・セクション(USER1、USER2)を備え、それぞれの前に、第1及び第2のDAM(DAM1、DAM2)を備えている。例えば、第1のDAMもしくは第2のDAMのいずれか一方を正確に読み出すことができないと判定された場合に、上述の手法に従って、そのデータ・セクタ及び周囲のデータ・セクタを欠陥セクタとして登録することができる。
あるいは、上述の例において、欠陥セクタとして登録するデータ・セクタは、予め定められた基準に従って決定されるが、DAMエラーと判定されたデータ・セクタの周囲のデータ・セクタのエラー・チェックを行い、それに従って欠陥セクタとして登録するデータ・セクタを決定することも可能である。具体的には、データ・セクタのリード・コマンド実行においてDAMエラーが検出されると、ERP処理部232は、その周囲のデータ・セクタにおけるDAM検出を実行する。
このとき、DAM検出の基準を、通常の検出基準よりも厳しいものとすることが好ましい。例えば、通常のリード処理においてDAM内の4バイトが検出できた場合に、R/Wチャネル21がDAM検出信号を出力する場合、周囲セクタのチェックにおいては、例えば、6バイト・データを正確に検出できた場合に、DAM検出信号を出力するように構成する。このチェックによって、DAMエラー検出されたデータ・セクタを欠陥セクタとして登録することができる。あるいは、内周側あるいは外周側の予め規定されたトラック数内にDAMエラー・セクタが存在する場合、その内周側もしくは外周側において、上述のように複数のデータ・セクタを欠陥セクタとして登録することができる。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。例えば、本発明は磁気ディスク装置に限らず、他のタイプのメディアを使用するデータ記憶装置に適用することができる。
本実施形態にかかるHDDの全体構成を模式的に示すブロック図である。 本実施形態にかかる磁気ディスク上に記録されているデータの物理フォーマットを模式的に示す図である。 本実施形態にかかる磁気ディスクにおいて、1トラック記録されているデータの物理フォーマットを模式的に示す図である。 本実施形態において、k番目トラックにおける一つのデータ・セクタにおいて、DAMに欠陥がある場合に、隣接する周囲の20データ・セクタも欠陥セクタとして登録する例を示している。 本実施形態において、リード・コマンドの実行シーケンスにおいてなされるDAMエラーの検出及び欠陥セクタの登録処理関連する構成を模式的に示すブロック図である。 本実施形態において、リード・コマンドの実行シーケンスにおけるDAMエラー・セクタ及び周辺セクタ登録処理を示すフローチャートである。 本実施形態において、図6におけるDAMエラー・モードERPの実行処理の詳細を示すフローチャートである。 本実施形態にかかるリアサイン・ディフェクト・マップの好ましい一例を示す図である。 本実施形態において、複数のDAMを備えるデータ・セクタの一例を示す図である。
符号の説明
1 ハードディスク・ドライブ、10 エンクロージャ、11 磁気ディスク
12 ヘッド素子部、14 スピンドル・モータ、15 ボイス・コイル・モータ、
16 アクチュエータ、20 回路基板、21 リード・ライト・チャネル、
22 モータ・ドライバ・ユニット、23ハードディスクコントローラ/MPU、
51 ホスト、111 サーボ領域、112 データ領域、113 トラック、
114 データ・セクタ、231 コマンド処理部、
232 エラー・リカバリ・プロシージャ処理部、
241 エラー・リカバリ・プロシージャ・テーブル、
242 リアサイン・ディフェクト・マップ、411 プリアンブル、
412 データ・アドレス・マーク、413 ユーザ・データ、414 ECC

Claims (17)

  1. 同心円状に形成された複数トラックのそれぞれにおいてデータ・セクタ単位でユーザ・データを記録するメディアから、データを読み出すデータ記憶装置であって、
    データ・セクタにおけるユーザ・データの開始を示す同期データを検出する同期データ検出部と、
    前記同期データの正確な検出を判定する判定部と、
    前記判定部が正確に同期データを検出していないと判定した場合、そのエラー・データ・セクタとそのエラー・データ・セクタと半径方向において隣接するデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録する不使用セクタ登録部と、
    を備えるデータ記憶装置。
  2. 前記不使用セクタ登録部は、前記隣接するデータ・セクタを含む複数のデータ・セクタを不使用セクタとして登録する、請求項1に記載のデータ記憶装置。
  3. 前記不使用セクタ登録部は、前記エラー・データ・セクタの内周側と外周側の双方の隣接データ・セクタを不使用セクタとして登録する、請求項1に記載のデータ記憶装置。
  4. 前記不使用セクタ登録部は、前記エラー・データ・セクタの内周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタと、前記エラー・データ・セクタの外周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録する、
    請求項1に記載のデータ記憶装置。
  5. 前記不使用セクタ登録部は、前記エラー・データ・セクタの内周側及び外周側における同数のデータ・セクタを不使用セクタとして登録する、請求項4に記載のデータ記憶装置。
  6. 前記不使用セクタ登録部は、登録する各不使用セクタのエラー・タイプを登録し、前記エラー・データ・セクタとそのエラー・データ・セクタに伴って登録されるデータ・セクタとを関連付けて登録する、請求項1に記載のデータ記憶装置。
  7. 前記判定部は、リード・コマンドの実行において、そのリード・データ・セクタにおける同期データの正確な検出を判定し、
    前記判定部が、そのリード・データ・セクタにおいて正確に同期データを検出していないと判定した場合、前記不使用セクタ登録部は、そのエラー・データ・セクタとそのエラー・データ・セクタとトラック方向において隣接するデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録する、
    請求項1に記載のデータ記憶装置。
  8. 前記判定部は、不使用セクタとして登録したデータ・セクタに代わってアクセスするスペア・セクタをさらに登録する、請求項1に記載のデータ記憶装置。
  9. 同心円状に形成された複数トラックのそれぞれにおいてデータ・セクタ単位でユーザ・データを記録するメディアについて、その不使用セクタを登録する方法であって、
    データ・セクタにおけるユーザ・データの開始を示す同期データの正確な検出を判定し、
    正確に同期データを検出していないと判定した場合、そのエラー・データ・セクタとそのエラー・データ・セクタと半径方向において隣接するデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録する、
    不使用セクタを登録する方法。
  10. リード・コマンドで指定されたデータ・セクタに、データ読み出しのためにアクセスし、
    そのデータ・セクタにおけるユーザ・データの開始を示す同期データの正確な検出を判定し、
    正確に同期データを検出していないと判定した場合、そのエラー・データ・セクタとそのエラー・データ・セクタと半径方向において隣接するデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録する、
    請求項9に記載の不使用セクタを登録する方法。
  11. 前記隣接するデータ・セクタを含む複数のデータ・セクタを不使用セクタとして登録する、請求項9に記載のデータ記憶装置。
  12. 前記エラー・データ・セクタの内周側と外周側の双方の隣接データ・セクタを不使用セクタとして登録する、請求項9に記載の不使用セクタを登録する方法。
  13. 前記エラー・データ・セクタの内周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタと、前記エラー・データ・セクタの外周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録する、請求項9に記載の不使用セクタを登録する方法。
  14. 同心円状に形成された複数のデータ・トラックを備え、複数のセクションから構成されるデータ・セクタのそれぞれにおいてユーザ・データを記録する磁気ディスクと、
    リード・コマンドに応じてアクセスしたデータ・セクタにおいて、最小バイト数のセクションを検出する検出部と、
    前記最小バイト数のセクションの正確な検出を判定する判定部と、
    前記判定部が正確に前記最小バイト数のセクションを検出していないと判定した場合、そのデータ・セクタ及びそのデータ・セクタと半径方向において隣接するデータ・セクタを、不使用セクタとして登録する不使用セクタ登録部と、
    を備えるデータ記憶装置。
  15. 前記不使用セクタ登録部は、前記不使用セクタに代えて使用するスペア・セクタをさらに登録する、請求項14に記載のデータ記憶装置。
  16. 前記不使用セクタ登録部は、前記隣接するデータ・セクタを含む複数のデータ・セクタを不使用セクタとして登録する、請求項14に記載のデータ記憶装置。
  17. 前記不使用セクタ登録部は、前記アクセスされたデータ・セクタの内周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタと、前記エラー・データ・セクタの外周側における隣接データ・セクタを含む複数のデータ・セクタとを、不使用セクタとして登録する、請求項14に記載のデータ記憶装置。
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