JP2006330219A - 楽器用椅子 - Google Patents

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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • A47C3/20Chairs or stools with vertically-adjustable seats
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C9/00Stools for specified purposes
    • A47C9/08Music stools

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  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Abstract

【課題】 複数の演奏者が並んで演奏する場合でも、いずれの演奏者も適切な高さの座板に腰掛けた状態で、楽器を演奏することができる楽器用椅子を提供する。
【解決手段】楽器の演奏時に複数の演奏者が並んで座るための楽器用椅子1であって、脚部2と、この脚部2の上方に左右方向に並んだ状態で設けられ、複数の演奏者がそれぞれ座るための複数の座板3L、3Rと、脚部2と複数の座板3L、3Rの間に設けられ、複数の座板3L、3Rの少なくとも1つの高さを調整するための高さ調整機構4と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ピアノの連弾や演奏の指導などの際に用いられ、楽器の演奏時に複数の演奏者が並んで座るための楽器用椅子に関する。
一般に、ピアノの演奏などの際には、演奏者が座る椅子として、いわゆる高低自在椅子が用いられている。高低自在椅子は、演奏者が適切な高さや姿勢で、鍵盤操作やペダル操作が行えるように、演奏者が腰掛ける座板の高さが、調整できるようになっている。
このような高低自在椅子として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この高低自在椅子は、脚部と座板の間に、座板の高さを調整するための高さ調整機構を備えている。この高さ調整機構は、左右方向にスライド自在のスライドブロックと、このスライドブロックに連結されたXリンクと、左右方向に延びるとともにスライドブロックに螺合した回転軸と、この回転軸の両端部に設けられた操作部などで構成されている。操作部を一方の方向に回すと、同方向に回転軸が回るとともにスライドブロックがスライドし、これに伴い、Xリンクは、その高さが高くなるように変化する。これにより、座板がXリンクによって押し上げられ、上昇する。一方、操作部を上記と逆の方向に回すと、Xリンクの高さが低くなるように変化し、座板が下降する。以上により、座板の高さが調整される。
このように、従来の高低自在椅子では、座板全体を昇降させることによって、座板の高さが調整される。しかし、このような高低自在椅子を用い、例えば大人と子供のように、体格の異なる2人が座板に腰掛けて、ピアノの連弾を行ったり、演奏の指導を行ったりする場合、座板の高さを一方の演奏者に合わせると、他の演奏者にとっては不適切な高さの座板に腰掛けたまま、連弾や指導を行わなければならないことがある。もちろん、そのような不具合を回避するために、高低自在椅子を2つ並べ、それぞれの座板を各演奏者に適した高さに調整した状態で、連弾や指導を行うことは可能である。しかし、この場合には、高低自在椅子を2つ用意しなければならず、特に、一般家庭などでは不経済であり、現実的でない。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、複数の演奏者が並んで演奏する場合でも、いずれの演奏者も適切な高さの座板に腰掛けた状態で、楽器を演奏することができる楽器用椅子を提供することを目的とする。
特開2002−10876号公報
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、楽器の演奏時に複数の演奏者が並んで座るための楽器用椅子であって、脚部と、この脚部の上方に左右方向に並んだ状態で設けられ、複数の演奏者がそれぞれ座るための複数の座板と、脚部と複数の座板の間に設けられ、複数の座板の少なくとも1つの高さを調整するための高さ調整機構と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、脚部の上方に、複数の座板が左右方向に並んだ状態で設けられているので、複数の演奏者が、座板にそれぞれ腰掛け、並んで座ることができる。また、脚部と複数の座板の間に設けられた高さ調整機構によって、複数の座板の少なくとも1つの高さを調整することができる。したがって、各座板に腰掛ける演奏者の身長や座高などに応じて、座板の高さを適宜、調整することにより、互いに体格の異なる複数の演奏者が並んで演奏する場合でも、いずれの演奏者も適切な高さの座板に腰掛けた状態で、楽器を演奏することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の楽器用椅子において、高さ調整機構は、複数の座板を下方から支持し、複数の座板の全体の高さを調整する全体調整機構と、複数の座板のうちの一部の座板を下方から支持し、一部の座板の高さをさらに調整する部分調整機構と、を有していることを特徴とする。
この構成によれば、高さ調整機構が、全体調整機構および部分調整機構を有しており、前者により、複数の座板全体の高さを一括して調整することができる一方、後者により、一部の座板の高さをさらに調整することができる。例えば、複数の座板が互いに同じ高さにある状態から、一部の座板以外の座板(以下、本欄において「他の座板」という)を第1の高さに上昇させるとともに、一部の座板をより高い第2の高さに上昇させるように、座板を調整する場合、全体調整機構によって、複数の座板全体を第1の高さに上昇させてから、部分調整機構によって、一部の座板のみを第2の高さに上昇させる。このように、座板の高さを調整する場合、一部の座板を、他の座板と一緒に後者の所望の高さに調整した後、さらに所望の高さに調整すればよいので、一部の座板および他の座板の高さを、それぞれの高さ調整機構によって互いに別々に調整する場合に比べて、座板の高さ調整を容易かつ迅速に行うことができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による楽器用椅子を示している。この楽器用椅子(以下、単に「椅子」という)1は、ピアノの連弾や演奏の指導などの際に用いられる2人掛け用の高低自在椅子である。同図および図2に示すように、この椅子1は、脚部2と、その上方に配置された座板3と、脚部2と座板3の間に介在し、座板3の高さを調整するための高さ調整機構4とを備えている。脚部2は、4本の脚2a、2a、2b、2bと、両前脚2a、2a間および両後脚2b、2b間にそれぞれ挟持・固定された前後2つの横材2c、2cと、左右の前脚2aと後脚2bの間にそれぞれ挟持・固定された左右2つの横材2d、2dで構成されている。
座板3は、左右に並んだ2つの座板(以下、それぞれ「左座板3L」および「右座板3R」という)で構成され、左座板3Lの横幅が右座板3Rのそれよりも長く形成されている。両座板3L、3Rはいずれも、平面形状が矩形の枠状に形成されたベース5と、その上面に載置されたクッション6とを有している。より具体的には、左座板3Lでは、クッション6がベース5に固定され、一方、右座板3Rでは、ベース5の内側に、それよりも一回り小さくかつ高さの低い内ベース7が収容されていて、この内ベース7にクッション6が固定されている。
図2に示すように、高さ調整機構4は、両座板3L、3Rを一体にした状態で、座板3の全体の高さを調整する全体調整機構8と、右座板3Rの高さのみを調整する部分調整機構9とで構成されている。
図3は、高さ調整機構4のうち、全体調整機構8のみを拡大して示している。同図および図2に示すように、全体調整機構8は、座板3の下端部に設けられた回転軸11と、この回転軸11の回転に伴って座板3を昇降させる左右一対の昇降機構12、12と、座板3を下方から支持する左右一対の支持機構13、13とを有している。
回転軸11は、座板3の前後方向の中央部に、座板3の横幅全体にわたって、左右方向に延びるように配置され、両座板3L、3Rの各ベース5に回転自在に支持されている。また、回転軸11には、左右一対の雄ねじ部(図示せず)が形成されている。さらに、回転軸11は、左座板3Lから左方に若干突出し、その突出した部分に、回転操作用の操作部11aが設けられている。
各昇降機構12は、回転軸11の上記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部21と、この雌ねじ部21と脚部2とを連結する連結リンクバー22と、この連結リンクバー22と座板3とを連結する補助リンクバー23などで構成されている。両昇降機構12、12の雌ねじ部21、21は、回転軸11の両雄ねじ部にそれぞれ、互いに逆ねじの関係に螺合している。つまり、回転軸11が一方の方向に回転すると、両雌ねじ部21、21が互いに離れるように、回転軸11に沿って移動する一方、回転軸11が上記と逆の方向に回転すると、両雌ねじ部21、21が互いに近づくように、回転軸11に沿って移動する。
連結リンクバー22は、比較的長尺の所定形状の一対のリンクバー22a、22aが互いに重なり合いかつビス24で固定されることで構成されており、先端部(回転軸11側の端部)が、二股に形成され、上記雌ねじ部21の前後に位置している。また、その二股の先端部は、雌ねじ部21の内方側の端部に溶接などで固定された前後の連結部25、25を介して、雌ねじ部21に回動自在に連結されている。一方、連結リンクバー22の基端部は、脚部2の対応する左右一方の横材2dに取り付けられた連結金具(図示せず)を介して、回転軸11の真下において、横材2dに回動自在に連結されている。
補助リンクバー23は、所定形状に屈曲形成され、上記連結リンクバー22のほぼ1/2の長さを有している。この補助リンクバー23の先端部(連結リンクバー22側の端部)は、連結リンクバー22の一対のリンクバー22a、22aに挟持された状態で、連結リンクバー22の長さ方向のほぼ中央部に設けられた連結軸26を介して、連結リンクバー22に回動自在に連結されている。一方、補助リンクバー23の基端部は、ベース5の対応する左右一方の側壁部に取り付けられた連結金具(図示せず)を介して、ベース5の回転軸11付近に回動自在に連結されている。
一方、各支持機構13は、脚部2の対応する左右一方の横材2dに固定された固定プレート31と、ベース5の対応する左右一方の側壁部に固定された可動プレート32と、両プレート31、32間に連結されたXリンク33とで構成されている。図3(c)に示すように、両プレート31、32は、前後方向(同図の左右方向)に延びていて、後半部(同図の右半部)に前後方向に延びるガイド長孔31a、32aがそれぞれ形成されている。
Xリンク33は、2本のリンクバー34、35からなり、両リンクバー34、35の長さ方向の中央部間が、連結軸36を介して、回動自在に連結されている。Xリンク33の一方のリンクバー34は、下端部が固定プレート31に回動自在に連結されるとともに、上端部が、可動プレート32のガイド長孔32aに沿ってスライド自在のスライダ34aを介して、可動プレート32に回動自在に連結されている。また、他方のリンクバー35は、下端部が、固定プレート31のガイド長孔31aに沿ってスライド自在のスライダ35aを介して、固定プレート31に回動自在に連結されるとともに、上端部が可動プレート32に回動自在に連結されている。
以上のように構成された全体調整機構8により、座板3の全体の高さが次のように調整される。すなわち、左側の操作部11aを操作して、回転軸11を一方の方向に回すと、回転軸11に螺合した両昇降機構12、12の雌ねじ部21、21が互いに離れるように移動する。これにより、各昇降機構12の連結リンクバー22が基端部を中心として、立ち上がるように回動し、これに連動して、補助リンクバー23が先端部を中心として、立ち上がるように回動する。その結果、座板3は、両昇降機構12、12によって押し上げられ、上昇する。また、これに伴い、左右の両支持機構13、13のXリンク33、33では、一方のリンクバー34の上端部が、可動プレート32のガイド長孔32aに沿って、他方のリンクバー35の上端部に近づくようにスライドするとともに、他方のリンクバー35の下端部が、固定プレート31のガイド長孔31aに沿って、一方のリンクバー34の下端部に近づくようにスライドする。その結果、各Xリンク33は、その高さが高くなるように変化する。
一方、回転軸11を上記と逆の方向に回すと、両昇降機構12、12の雌ねじ部21、21が互いに近づくように移動する。これにより、各昇降機構12の連結リンクバー22および補助リンクバー23、ならびに各支持機構13のXリンク33が、上記と逆方向に移動することによって、座板3は下降する。以上により、座板3の高さが調整される。
次に、部分調整機構9について説明する。図4は、高さ調整機構4のうち、部分調整機構9のみを拡大して示している。同図および図2に示すように、部分調整機構9は、右座板3Rのベース5の前後の壁部5a、5bにそれぞれ固定された前後一対の固定プレート41、41と、上記ベース5内の内ベース7の前後の壁部7a、7bにそれぞれ固定された前後一対の可動プレート42、42と、固定プレート41と可動プレート42の間に連結された前後一対のXリンク43、43と、両Xリンク43、43を回動自在に連結する連結軸44と、両Xリンク43、43を連結するとともに、左右方向に移動自在の可動部45と、この可動部45を移動させるために回転される回転軸46などで構成されている。
図4(b)に示すように、各固定プレート41および可動プレート42の左半部には、左右方向に延びるガイド長孔41a、42aがそれぞれ形成されている。また、同図(a)、(c)に示すように、前後の両可動プレート42、42の間に、上記可動部45が設けられている。この可動部45は、回転軸46に螺合する可動部本体45aと、この可動部本体45aから前方および後方にそれぞれ延び、両可動プレート42のガイド長孔42a、42aにそれぞれスライド自在に係合した前後一対のスライドロッド45b、45bとで構成されている。
各Xリンク43は、2本のリンクバー47、48からなり、両リンクバー47、48の長さ方向の中央部間が、上記連結軸44を介して、回動自在に連結されている。図4(b)に示すように、Xリンク43の一方のリンクバー47は、下端部が固定プレート41に回動自在に連結されるとともに、上端部が、上記可動部45のスライドロッド45bを介して、可動プレート42に回動自在に連結されている。また、他方のリンクバー48は、下端部が、固定プレート41のガイド長孔41aに沿ってスライド自在のスライダ48aを介して、固定プレート41に回動自在に連結されるとともに、上端部が可動プレート42に回動自在に連結されている。
回転軸46は、右座板3Rの前後方向の中央部に、その右座板3Rの横幅全体にわたって、左右方向に延びるように配置され、内ベース7に回転自在に支持されている。回転軸46には、雄ねじ部(図示せず)が形成され、その雄ねじ部に可動部45の可動部本体45aが螺合している。また、回転軸46は、右座板3Rから右方に若干突出し、その突出した部分に、回転操作用の操作部46aが設けられている。
以上のように構成された部分調整機構9により、右座板3Rの高さが次のように調整される。すなわち、右側の操作部46aを操作して、回転軸46を一方の方向に回すと、可動部45が回転軸46に沿って右方に移動する。これに伴い、両Xリンク43、43では、一方のリンクバー47の上端部が、可動プレート42のガイド長孔42aに沿って、他方のリンクバー48の上端部に近づくようにスライドするとともに、他方のリンクバー48の下端部が、固定プレート41のガイド長孔41aに沿って、一方のリンクバー47の下端部に近づくようにスライドする。その結果、各Xリンク43は、その高さが高くなるように変化し、可動プレート42が固定された内ベース7、およびこれと一体の右座板3Rのクッション6が、両Xリンク43、43によって押し上げられ、上昇する。一方、回転軸46を上記と逆の方向に回すと、可動部45および各Xリンク43が、上記と逆方向に移動することによって、右座板3Rのクッション6が下降する。以上により、右座板3R(クッション6)の高さが調整される。
次に、図5を参照して、座板3の高さ調整の一例を簡単に説明する。なお、同図では、便宜上、全体調整機構8および部分調整機構9については、回転軸11、46の外方の端部に設けられた操作部11a、46aのみを図示するものとする。
図5(a)は、高さ調整前の椅子1を示している。この状態からまず、左側の操作部11aを一方の方向に回転させる。これにより、同図(b)に示すように、座板3全体が全体調整機構8によって上昇、すなわち左座板3Lおよび右座板3Rが一体となって上昇する。次いで、右側の操作部46aを、一方の方向に回転させる。これにより、同図(c)に示すように、右座板3Rのクッション6が部分調整機構9によって上昇する。以上により、座板3は、左座板3Lおよび右座板3Rの高さが段違いになるように調整される。
以上詳述したように、本実施形態の椅子1によれば、ピアノの連弾や演奏の指導など、ピアノを2人で演奏する際に、両演奏者は、左座板3Lおよび右座板3Rにそれぞれ腰掛け、並んで座ることができる。また、左座板3Lおよび右座板3Rの高さをそれぞれ調整できるので、それらにそれぞれ腰掛ける演奏者の身長や座高などに応じて、両座板3L、3Rの高さを適宜、調整することにより、両演奏者の体格が互いに異なる場合でも、いずれの演奏者も適切な高さの座板3L、3Rに腰掛けた状態で、ピアノを演奏することができる。さらに、座板3の上述した高さ調整の例示のように、両座板3L、3Rを段違いに調整する場合、両座板3L、3Rの高さを一括して調整してから、右座板3Rをさらに調整することができるので、両座板3L、3Rの高さを、それぞれの高さ調整機構によって互いに別々に調整する場合に比べて、座板3の高さ調整を容易かつ迅速に行うことができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。図6は、第1変形例の椅子51を示している。この椅子51は、左座板3Lが脚部2に固定されかつ右座板3Rの高さのみが調整可能になっている。具体的には、この椅子51は、上記実施形態の椅子1に対し、全体調整機構8および内ベース7が省略されるとともに、部分調整機構9が、脚部2と右座板3Rの間に介装されている。なお、この部分調整機構9では、前後の固定プレート31、31が脚部2の前後の横材2c、2cに固定され、かつ、前後の可動プレート32、32が、右座板3Rのベース5の前後の壁部5a、5bにそれぞれ固定されている。このように構成された椅子51では、同図(a)に示す高さ調整前の状態から、操作部46aを回すことにより、同図(b)に示すように、右座板3Rの高さを調整することができる。
また、図7は、第2変形例の椅子52を示している。この椅子52は、左座板3Lおよび右座板3Rの高さが、それぞれ別々に調整可能になっている。具体的には、この椅子52は、上記第1変形例の椅子51と同様に、部分調整機構9が脚部2と右座板3Rの間に介装され、これに加えて、部分調整機構9と同様の調整機構が、脚部2と左座板3Lの間にも介装されている。このように構成された椅子52では、同図(a)に示す高さ調整前の状態から、左側の操作部46aを回すことで、同図(b)に示すように、左座板3Lの高さを調整したり、同図(c)に示すように、右側の操作部46aを回すことで、右座板3Rの高さを調整したりすることができる。
なお、上述した実施形態では、2人掛け用の椅子1、51、52を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、3つ以上の座板を有し、3人以上で座ることが可能なベンチタイプの椅子に適用し、それらの座板の少なくとも1つを高さ調整できるようにすることも可能である。また、実施形態では、座板3を昇降させるために、リンク機構を用いたが、ガススプリングなどを利用して、座板3を昇降させるようにしてもよい。さらに、実施形態で示した椅子1、51、52の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
本発明の一実施形態による楽器用椅子を示す斜視図であり、(a)座板の高さ調整前の状態、(b)座板の高さ調整後の状態を示す。 図1の楽器用椅子の座板の高さ調整機構を示す図であり、(a)平面図、(b)b−b線の断面図、(c)c−c線の断面図、(d)d−d線の断面図である。 高さ調整機構のうちの全体調整機構のみを示す拡大図であり、(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図である。 高さ調整機構のうちの部分調整機構のみを示す拡大図であり、(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図である。 座板の高さ調整の手順を説明するための図であり、(a)高さ調整前の状態、(b)座板全体を上昇させた状態、(c)右座板をさらに上昇させた状態を示す。 第1変形例の椅子において、座板の高さ調整の手順を説明するための図であり、(a)高さ調整前の状態、(b)右座板を上昇させた状態を示す。 第2変形例の椅子において、座板の高さ調整の手順を説明するための図であり、(a)高さ調整前の状態、(b)左座板のみを上昇させた状態、(c)右座板のみを上昇させた状態を示す。
符号の説明
1、51、52 楽器用椅子
2 脚部
3 座板
3L 左座板
3R 右座板
4 高さ調整機構
8 全体調整機構
9 部分調整機構

Claims (2)

  1. 楽器の演奏時に複数の演奏者が並んで座るための楽器用椅子であって、
    脚部と、
    この脚部の上方に左右方向に並んだ状態で設けられ、複数の演奏者がそれぞれ座るための複数の座板と、
    前記脚部と前記複数の座板の間に設けられ、当該複数の座板の少なくとも1つの高さを調整するための高さ調整機構と、
    を備えていることを特徴とする楽器用椅子。
  2. 前記高さ調整機構は、
    前記複数の座板を下方から支持し、当該複数の座板の全体の高さを調整する全体調整機構と、
    前記複数の座板のうちの一部の座板を下方から支持し、当該一部の座板の高さをさらに調整する部分調整機構と、
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の楽器用椅子。
JP2005151856A 2005-05-25 2005-05-25 楽器用椅子 Withdrawn JP2006330219A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020074761A1 (es) * 2018-10-08 2020-04-16 Hidrau Model, S.L. Banqueta de altura regulable perfeccionada

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