JP2006330026A - 医療機器用表示札 - Google Patents

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泰弘 豊田
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Abstract

【課題】医療機器の取扱い性が改善され、ひいては医療ミス防止にもつながることを期待して、医療機器の名称、履歴、仕様緒元等の各種データを医療機器ごとに表示する、という方針に沿うべく、各種データが盛り込まれる表示札を、医療機器自体に簡便に後付け装着できるように工夫された医療機器用の表示手段を提供する。
【解決手段】可撓性を有する板状の札本体1に、医療機器の棒状部分を挿入可能な孔部2と、ラベル貼着が可能な表示面3とを設け、札本体1の一側端1aと孔部2に亘って開通する割溝4が形成され、札本体1の端部には手指で摘んでの把持が自在な起立壁5を突設して医療機器用表示札を構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、骨接合材料等の体内への埋め込み部材(医療用インプラント)、手術器具や治療器具等の医療機器を表示するための医療機器用表示札に関するものである。
医療機器を代理店や病院に出荷する際には、医療機器を袋や箱に詰めるとともに、それら袋や箱には、収容されている医療機器の名称、機能、製造場所や年月日、使用期限等の各種データが表示されているのが一般的である。例えば特許文献1(図3を参照)において開示されたものが知られている。
近年、医療事故の撲滅を掲げる一環として、医療機器(特にインプラント)自体に履歴等の各種データを示す表示札を付設することが義務付けられて来ている。つまり、袋や箱に表示するだけであると、それら袋や箱から取り出した後に、その医療機器を誤認識したり取り違えたり、或いは再使用されるといった具合に正規の使用形態が採られないおそれがあるため、表示札を直接医療機器に付設することにより、そのような不都合を未然に防止しようと企図するものである。また、サイズ違い等の理由により、一度入れられたインプラントがトレーに戻されることがあるが、その際にそのまま返却されてしまうことを防止する点からも、表示札を医療機器に付けることが望ましい。
そこで、前述した特許文献1における図4で示されたように、ペイントするとか刻印する等の手段により、医療機器の外表面にデータを一体的に形成してしまうと良いように思える。しかしながら、医療機器の中には、その材料面からデータを直接形成できないとか、体内に埋設するインプラントの場合にはデータ刻印等の付加的な加工が不可であるといったこともあり、更なる改善が望まれている。
特開平05−111515号公報
本発明の目的は、医療機器の取扱い性が改善され、ひいては医療ミス防止にもつながることを期待して、医療機器の名称、履歴、仕様緒元等の各種データを医療機器ごとに表示する、という方針に沿うべく、各種データが盛り込まれる表示札を、医療機器自体に簡便に後付け装着できるように工夫された医療機器用の表示手段を提供する点にある。
請求項1に係る発明は、医療機器用表示札において、可撓性を有する板状の札本体1に、医療機器の棒状部分を挿入可能な孔部2と、ラベル貼着が可能な表示面3とを設け、前記札本体1の一側端1aと前記孔部2に亘って開通する割溝4が形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の医療機器用表示札において、滅菌処理が施されて成ることを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の医療機器用表示札において、前記孔部2は、前記割溝4が開通する前記一側端1aと反対側の他側端1bに寄った位置に形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の医療機器用表示札において、前記表示面3は、前記割溝4の両側にこの割溝4を跨く一連の面として形成されていることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の医療機器用表示札において、前記札本体1の端部に、手指で摘んでの把持が自在な起立壁5を突設してあることを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の医療機器用表示札において、前記起立壁5は、前記他側端1bに沿って立ち上がる壁に構成されていることを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の医療機器用表示札において、前記札本体1に、前記表示面3におけるラベル貼着端を規定するための位置決め突起7が形成されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、スクリューやドリルといった比較的小径で長尺の棒状を呈する医療機器に好適な表示具であり、医療機器の棒状部分を孔部に挿入することによって装着することができる。札本体が可撓性を有する材料から成ること、及び孔部に開通する割溝が形成されていることにとよって孔部の拡径変形が比較的容易な状態とされており、装着可能な棒状部分の径範囲、即ち、表示札に装着できる医療機器の適用範囲が広く、融通の利く使い易くて便利なものとなっている。また、孔部から医療機器を取り出す際においても、割溝部位から孔部を大きく開いて棒状部分を抜き出すことが可能になるから、棒状部分をその先端まで引き摺って抜き出すことなく迅速に医療機器から表示札を除去できるようになる。
その結果、医療機器の名称、履歴、仕様緒元等の各種データを医療機器ごとに表示するための表示札を医療機器自体に簡便に後付け装着、並びに迅速な除去ができるようになり、医療機器の取扱い性が改善され、ひいては医療ミス防止にもつながることが期待できる改善された医療機器用表示札を提供することができる。
請求項2の発明によれば、医療機器用表示札が滅菌処理されるので、無菌状態にしての清潔さが厳しく求められる各種医療機器に好適な表示札を提供することができる。
請求項3の発明によれば、孔部が他側端に寄った位置に形成されていて孔部と他側端との間隔が狭いものとなり、かつ、一側端は元々開放されているので、札本体における孔部及び割溝を跨いて正対する部分どうしが孔部と他側端との間の幅の狭い部分でのみ繋がった状態となる。従って、孔部と他側端との間の部分を変形させて割溝孔部位から孔部を開くことがより行い易いものとなり、孔部に挿入可能な棒状部分の径の融通代が増えるとともに、孔部からの取り出し操作もより行い易いものとなり、取り扱い性が向上する医療機器用表示札を提供することができる。
請求項4の発明によれば、表示面が割溝を跨いで形成されているので、割溝の一方にのみ表示面を形成する場合に比べて表地面の表示面積を無理なく大きくすることができる。そして、割溝を跨ぐようにラベルを貼着することにより、表示面における割溝を跨いで正対する部分どうしがラベルを介して連結されて互いに移動し難いように規制されるようになるから、札本体に割溝部位でせん断方向に互い違いに捻られるような外力が多少作用しても、札本体が割溝部位で拡がり変形して孔部が大きく開かれることによる不測の棒状部分の抜け出しが牽制阻止される効果を期待することができる。その結果、割溝を跨ぐ表示面の設定により、割溝による医療機器の孔部への出し入れのし易さを図りながらも、割り溝を跨ぐ状態に貼着される表示用のラベルを利用して不測の医療機器脱落の防止効果が期待できる合理的でより信頼性が向上可能な医療機器用表示札を提供することができる。
請求項5の発明によれば、起立壁を手指で摘むことにより、医療機器と一緒に表示札を持ち上げることが可能になる。つまり、この場合の医療機器は、孔部に棒状部分が挿入されることで表示面を基準とした吊下げ状態で表示札に支持されることとなるので、掴み易い姿勢の起立壁を手指で摘んで(把持して)表示札ごと医療機器を持ち上げたり、移動したりすることが可能になり、便利で取り扱い性に優れる医療機器用表示札とすることができる。この場合、請求項6のように、起立壁を他側端に沿って形成すれば、広い表示面を確保しながら便利な起立壁を有する医療用表示札とすることができる。加えて、孔部が他側端に寄っている場合には、医療機器を含む重心位置が起立壁に近づくことになり、起立壁を摘んでの医療機器の持ち上げ操作を軽快に行える利点も期待できるものとなる。
請求項7の発明によれば、札本体に形成された位置決め用突起に沿わせてラベルを貼着することができるので、目印が無い場合に比べて簡単に、かつ、正しくラベル等の被貼着物を表示面に貼着すること、並びにそのための操作が行い易いといった利点が得られる。
以下に、本発明による医療機器用表示札の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1,2は医療機器用表示札の平面図や正面図等、図3は医療機器用表示札のラベル貼着状態を示す平面図、図4,5はそれぞれ医療機器用表示札の使用例1,2を示す図、図6は滅菌処理の概略の工程図である。本明細書においては、欠損或いは外傷を受けた部位に埋め込むために、人工的に作製した器官・組織の代替物である器具や道具(インプラント)、手術器具・器械・道具、治療器具・器械・道具、或いは治療や手術において間接的に用いられる器具、器械、道具等を総称して「医療機器」と呼ぶものとする。
〔実施例1〕
実施例1による医療機器用表示札Aは、図1、図2(a)、(b)に示すように、可撓性を有する板状の札本体1に、医療機器の棒状部分を挿入可能な円形の孔部2と、ラベル貼着が可能な表示面3とを設けるとともに、札本体1の前長辺(一側端の一例)1aと孔部2に亘って開通形成される割溝4を有して構成されている。札本体1は、平面視の形状が左右に長くて前後に短い矩形を呈し、孔部2は、後長辺1bと左短辺1cとの隅角に寄せた位置に偏らせて形成されており、孔部2と前長辺1aに亘って開通する割溝4が左短辺1cと平行な向きに沿う状態で形成されている。
札本体1の後長辺1b側の端部には、手指で摘んでの把持が自在な起立壁5が、後長辺(他側端の一例)1bに沿って立ち上がる壁となる状態に突設されている。起立壁5は右短辺1dから孔部2の手前までの範囲(後長辺1bの長さの約60%の長さ)で垂直に起立形成されている。起立壁5を孔部2の付近では形成しないことにより、医療機器Mにおける孔部2の上側に位置する部分が大きい場合でも、起立壁5と干渉することなく札本体1に載せ付けることができる利点がある。尚、図1〜図4に仮想線で示すように、起立壁5の左右端部に補強リブ6を一体形成しても良く、それら一対の補強リブ6,6により、それらの間の部分を手指で摘み易くしながら起立壁5を補強できる効果がある。
また、左右方向で起立壁5の左端に相当し、かつ、前後中央部に相当する位置には、前後方向に延びる細長い位置決め突起7が札本体1に隆起形成されている。位置決め突起7は、表示面3におけるラベル貼着端を規定するためのものであり、この位置決め突起7の右側部分と前側部分とで表示面3が形成されている。つまり、表示面3は、割溝4の両側にこの割溝4を跨く一連の面として形成されており、平面視で略L字状を呈する形状の部分が有効表示面となる状態に規定されている。尚、札本体1の材質例としては、PA(ポリアミド)、PAR、PE等が挙げられる。
図3は、医療機器用表示札Aの表示面3及び裏面3UにラベルLが貼着された例を示している。このラベルLは、前長辺1aを迂回して折り返されて表示面3と裏面3U(図2参照)との両面に貼着される両面タイプのものであり、表示面3に貼着される表ラベル面Laと、裏面3Uに貼着される裏ラベル面Lbとを有している。各ラベル面La,Lbは、矩形の本体部10,10’と、割溝4を跨ぐ張出し部分11,11’とから成る平面視の形状が略L字形状を呈するものであり、割溝4を跨ぐ部分の後端にはV字形の切欠き12,12’が形成されている。
表ラベル面Laの本体部10には、そのほぼ中央位置に二次元バーコード(一般にQRコード等と呼ばれる)13が形成されており、二次元バーコード読取機(図示省略)を用いることで、そこに記録されている各種データを瞬時にして読み取ることが可能である。また、裏ラベル面Lbの本体部10’には各種データが盛り込まれたバーコードや記号等のデータ部13’が形成されている。これらに次元バーコード13やデータ部13’は、何れか一方のみ形成されるものでも、或いは裏表が逆に配置されるものでも良い。また、ラベルLは、図5に示すように、表面である表示面3のみに貼着される片面タイプのものでも良い。次に、上記医療機器用表示札Aの幾つかの使用例について説明する。
〔使用例1〕
医療機器用表示札Aの使用例1は、図4に示すように、ラグスクリュー(医療機器Mの一例)20に装着されたものである。ラグスクリュー20は、骨頭下から転子下までの大腿骨近位部骨折といった骨折治療等において用いられるインプラントであって、優れた強度と生体適合性を得るべくチタン合金製とされており、医療機器用表示札Aは、その孔部2に先端ネジ部23から差し込み操作することにより、軸部22におけるスクリュー頭21の直下位置に嵌合装着される。尚、ラグスクリュー20においては、スクリュー頭21以外の部分が「棒状部分」に相当する。
孔部2の内径は軸部22の径よりも極僅かに小さい寸法に設定することにより、しっかりと抜け止め状に装備すべく、表示札Aの弾性変形を伴って圧入的に挿入して装着させることができる。孔部2(図1等を参照)は、前長辺1aからこれに開通する割溝4が形成されていること、及び孔部2が後長辺1bに極めて接近する位置に形成されていることとにより、孔部2の拡径変形が比較的生じ易いように設定されており、ラグスクリュー20等の棒状医療機器Mの装着のし易さ向上に寄与している。
医療機器用表示札Aの表示面3には、割溝4を跨ぎ、かつ、位置決め突起7の裾野に沿わせる状態で平面視の形状が略L字状を呈する両面タイプのラベルLが貼着されており、割溝4を跨いで正対する左及び右半島部3L、3Rが、ラベルLによって連結されて互いに移動し難いように規制されている。従って、札本体1に割溝4部位でせん断方向に互い違いに捻られるような外力が多少作用しても、札本体1が割溝4部位で拡がり変形して左右半島部3L、3Rが大きく捻られて孔部2が大きく開かれ、それによって孔部2からラグスクリュー20が抜け出してしまう不都合を牽制阻止する効果が期待できるものとなっている。尚、ラベルLにおける本体部10には二次元バーコード13が形成されている。
ラグスクリュー20の使用に当たっては、表示札Aをその孔部2が先端ネジ部23をやり過ごすまで引き摺って抜き出しても良いが、やり難く手指に力を必要とする上、長い距離を移動させねばならないので迅速には外し難い。そこで、前述したように左右の半島部3L,3Rを互い違いに捻ることで割溝4を強制的に開いて孔部2を大きく開放し、軸部22を横移動させてラグスクリュー20を素早く簡単に表示札Aから取り出す捻り操作が行われるようになる。そこで、ラベルLの割溝4の跨ぎ部分に切欠き12が形成されているので、捻り操作した際に応力集中されてラベルLが破断し易いように形状設定されており、前述したように割溝4部位からの不測の脱落を抑制しながらも、軽い操作力でラベルLを破断して割溝4部位からラグスクリュー20を迅速に取り出せるという利点がある。
また、ラグスクリュー20が表示札Aから一旦取り外されるとラベルLの割溝4部分が破断されるので、ラベルLの破断状況を見ることで未使用品かそれ以外かの判断を行うことができる。従って、使用済みのラグスクリュー20が元の表示札Aに戻されるとか、他の使用済みの表示札Aに嵌め戻されるといった具合に、表示札Aが誤って、或いは故意に他のものと付換えられるおそれを防止できる効果、即ち「改ざん防止」効果を得ることができる利点がある。
〔使用例2〕
医療機器用表示札Aの使用例2は、図5に示すように、ソリッドドリル(医療機器Mの一例)40に装着されたものであり、片面タイプのラベルLが貼着されている。ソリッドドリル40は、腓骨骨折の手術において骨に穿孔する際等で用いられる手術器械(医療機器)の一つであり、ドリル刃41、軸部42、及び工具挿入用の六角頭部43とを有して構成されている。この場合、表示札Aは、軸部42における六角頭部43側の端に位置されて装着される。表示具Aの装着並びに取り外し方は使用例1の場合と同様である。尚、ソリッドドリル40においては、六角頭部43以外の部分が「棒状部分」に相当する。
ところで、上述の棒状の各種医療機器Mは出荷前に滅菌処理が行われる。例えば、図6に示すように、表示札Aが既に付けられた状態のラグスクリュー20等の医療機器Mの単数又は複数は、挿入用の装着孔51が形成された支持台50に、表示札Aが上面である支持面52に載せ付けられるようにラグスクリュー20が装着孔51に挿通された吊下げ状態で装備セットされる。支持題50の脚部53の長さは、医療機器Mの垂下長さをカバーする寸法が設定されており、各医療機器Mは装着孔51部分において表示札Aを介して支持面52に吊設される。
そして、医療機器Mが孔部2に挿入され、かつ、装着孔51にも挿入されることで表示札Aが吊設支持されている支持台50が、オートクレーブ滅菌(高圧蒸気滅菌)を行う滅菌処理装置Bの処理室60に投入され、滅菌処理される。これにより、棒状の医療機器Mは表示札Aと一緒に滅菌処理されるようになる。表示札Aの材質は、可撓性を有して軽量、かつ、安価であり、しかもオートクレーブ滅菌に耐える点からはPP(ポリプロピレン)等も望ましい。
図7に示すように、医療機器Mが装着孔51に落し込み挿入された状態では、札本体1が台上面52に面当接する状態となるので、札本体1を手指で持ち上げる操作が困難な状況にある。そこで、滅菌処理後等において、医療機器Mを支持台50から取り出すには、起立壁5を手指で把持して(摘んで)持ち上げることにより、表示札Aを医療機器Mと共に上方に引き上げて装着孔51から抜き出すことにより容易に行うことができる。
また、滅菌処理だけでなく、例えば、整列させて保管する場合にも、前記支持台50と同様な棚を用いることが可能であり、その際にも取出すには起立壁5を用いて行われる。つまり、起立壁5を有する医療機器用表示札Aは、医療機器Mの種々の表示機能だけでなく、医療機器Mの移動用手段や取扱い用手段としても機能することができるものであり、多機能化が図れるものとなっている。
〔別実施例〕
他の滅菌処理には、EOG(エチレンオキサイドガス)の抜群の浸透力と低温で効果を有することを用いたEOG滅菌や、過酸化水素と高周波エネルギーとを組み合わせてできる低温プラズマを利用する低温プラズマ滅菌等がある。孔部2の形状は、円形以外に、正多角形た楕円であっても良い。割溝4は左短辺1cと孔部2とに亘って開通するものでも良い。また起立壁5は、後長辺1bの全幅に亘るものとし、さらに、左右の半島部3L,3Rが起立壁5のみで繋がるように孔部2をより一層後長辺1bに近づけて形成し、割溝4部分において孔部2の開き変形がより容易となる構造も可能である。
医療用表示札を示す平面図(実施例1) 図1の表示札の(a)正面図、(b)側面図 図1の表示札にラベルが貼着された状態を示す平面図 図1のバンド付表示の医療機器への付設状態を示す図(使用例1) 図1のバンド付表示の医療機器への付設状態を示す図(使用例2) 図1の表示札付が付設された医療機器の滅菌処理状態を示す作用図
符号の説明
1 札本体
1a 一側端
1b 他側端
2 孔部
3 表示面
4 割溝
5 起立壁
7 位置決め突起
A 医療機器用表示札

Claims (7)

  1. 可撓性を有する板状の札本体に、医療機器の棒状部分を挿入可能な孔部と、ラベル貼着が可能な表示面とを設け、前記札本体の一側端と前記孔部に亘って開通する割溝が形成されている医療機器用表示札。
  2. 滅菌処理が施されて成る請求項1に記載の医療機器用表示札。
  3. 前記孔部は、前記割溝が開通する前記一側端と反対側の他側端に寄った位置に形成されている請求項1又は2に記載の医療機器用表示札。
  4. 前記表示面は、前記割溝の両側にこの割溝を跨く一連の面として形成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の医療機器用表示札。
  5. 前記札本体の端部に、手指で摘んでの把持が自在な起立壁を突設してある請求項1〜4の何れか一項に記載の医療機器用表示札。
  6. 前記起立壁は、前記他側端に沿って立ち上がる壁に構成されている請求項5に記載の医療機器用表示札。
  7. 前記札本体に、前記表示面におけるラベル貼着端を規定するための位置決め突起が形成されている請求項1〜6の何れか一項に記載の医療機器用表示札。
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