JP2006329266A - ショックアブソーバ - Google Patents

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光 中嶋
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Abstract

【課題】不整地路の走行時や突起乗り越し時のように小さなストロークのときには乗り心地を向上させ、実用強度のように大きなストロークのときには減衰力を大きくすることで振動の吸収エネルギを増大させることができるショックアブソーバを提供する。
【解決手段】ピストン8は、径方向に変形することで流通孔30の流路断面積が変化する構造としている。ピストン8が摺接するシリンダ内周面14aは、シリンダの長手方向の中間位置のシリンダ内周面の径に対して長手方向の端部側のシリンダ内周面の径が小さく設定されており、長手方向の端部側のシリンダ内周面で摺接するピストン8は、径方向内方に変形することで流通孔30の流路断面積が小さくなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両のサスペンション装置等に使用され、走行中の衝撃を吸収して振動を減衰するショックアブソーバに関する。
従来のショックアブソーバとして、作動流体を封入したシリンダと、このシリンダ内に進退自在に挿入したピストンロッドと、このピストンロッドの前記シリンダ内に位置する先端に結合し、シリンダ内周面に摺接しながら前記シリンダ内を第1流体室及び第2流体室に区画するピストンとを備えているとともに、第1流体室及び第2流体室に連通するようにピストンに流通孔を形成し、この流通孔を開閉する減衰バルブをピストンに設け、シリンダ内を移動するピストンの速度(以下、ピストン速度)の大きさに応じて減衰バルブの開度を変化させることで減衰力が変化するようにし、即ち、ピストン速度が大きいときには減衰力が大きくなり、ピストン速度が小さいときには減衰力が小さくなるようにしたショックアブソーバが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2002−174286号公報
ところで、不整地路の走行時や突起乗り越し時には、ショックアブソーバの減衰力を下げると乗り心地が向上する。
従来のショックアブソーバは、不整地路の走行時や突起乗り越し時のピストン速度(中速のピストン速度)のときに、減衰力が下がるように減衰パルブの開度を設定すると、乗り心地を良くすることができる。
しかし、中速のピストン速度のときに減衰力が下がるように減衰バルブの開度を設定した従来のショックアブソーバは、高速のピストン速度になっても大きな減衰力を得ることができない。そのため、実用強度のように高速のピストン速度で大振幅の外力が入力する場合には、ショックアブソーバの減衰力が小さいために振動を吸収するためのエネルギが低下するおそれがある。
ここで、センサによって車両の挙動をとらえ、センサの情報に基づいた電子制御により減衰力を変更するショックアブソーバが開発されているが、この種のショックアブソーバは、コントローラ、各種センサ等を必要とするので、コストの面で問題がある。
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、不整地路の走行時や突起乗り越し時のように中速のピストン速度のときには減衰力を低く設定することで乗り心地を向上させ、実用強度のような高速のピストン速度でストロークが大きい領域のときには減衰力を大きくすることで振動の吸収エネルギを増大させることができるとともに、低廉化を図ることが可能なショックアブソーバを提供することを目的としている。
前記課題を解決するため、本発明に係るショックアブソーバは、作動流体が封入されているシリンダと、このシリンダ内に進退自在に挿入したピストンロッドと、このピストンロッドの前記シリンダ内に位置する先端に設けられ、前記シリンダ内を第1流体室及び第2流体室に区画するピストンと、前記第1流体室及び前記第2流体室が連通するように前記ピストンに設けた流通孔とを備え、前記ピストンがシリンダ内周面に摺接しながら前記シリンダ内を軸方向に移動することで、前記作動流体が前記流通孔を通過して前記第1流体室及び前記第2流体室の間を流れる際の流動抵抗により減衰力が発生するショックアブソーバにおいて、前記ピストンは、径方向に変形することで前記流通孔の流路断面積が変化する構造とし、前記ピストンが摺接する前記シリンダ内周面は、前記シリンダの長手方向の中間位置の前記シリンダ内周面の径に対して前記長手方向の端部側の前記シリンダ内周面の径が小さく設定されており、前記長手方向の端部側の前記シリンダ内周面で摺接する前記ピストンは、径方向内方に変形することで前記流通孔の流路断面積が小さくなるようにした。
本発明のショックアブソーバによると、不整地路の走行時や突起乗り越し時のように中速のピストン速度であってストロークが小さい場合には、ピストンに設けた流通孔の流路断面積が大きくなるので減衰力が小さくなり、乗り心地を向上させることができる。また、実用強度のように高速のピストン速度でストロークが大きい場合には、ピストンの径方向内方への変形により流通孔の流路断面積が小さくなるので減衰力が大きくなり、振動の吸収エネルギを増大させることができる。
以下、本発明に係るショックアブソーバについて、図面を参照しながら説明する。
図1から図5は、本発明に係る第1実施形態のショックアブソーバを示す図であり、図1はショックアブソーバの軸方向断面図、図2は、ショックアブソーバを構成しているピストンの中立位置の形状を示す図、図3は、シリンダの長手方向の端部に移動したピストンの形状を示す図、図4及び図5は第1実施形態のショックアブソーバの減衰特性を示した図である。
図1に示すように、本実施形態のショックアブソーバ2は、内部に作動油が封入されているシリンダ4と、このシリンダ4の軸方向の一端側(図1の上部側)4aからシリンダ4内に挿入されているピストンロッド6と、このピストンロッド6の先端に配置されてシリンダ4内を軸方向に移動するピストン8とを備えており、ピストン8はシリンダ4の内周面に摺接して配置されることで、ピストンロッド6側の第1油室10aとピストンロッド6に対して反対側の第2油室10bとに区画している。
シリンダ4は、円筒形状の外側シリンダ12と、この外側シリンダ12の内側に同軸に配置した内側シリンダ14とで構成されている。
内側シリンダ14は、長手方向の中間部からシリンダ4の一端側4a及び他端側(図1の下部側)4bに向かうに従い徐々に径が細くなるように形成されている部材である。つまり、ピストン8が摺接する内側シリンダ14の内周面(シリンダ内周面)14aは、長手方向の中間部の径d1に対して、長手方向の一端側4b及び他端側4bの径d2,d3が小さく設定されている(d1>d2,d1>d3)。
また、ピストン8は、図2に示すように、ピストンロッド6の先端に同軸に固定した円筒形状のピストンベース部20と、このピストンベース部20の外周に係合し、互いに周方向に隣接配置されている4個のピストンユニット22A〜22Dとを備えている。
4個のピストンユニット22A〜22Dのそれぞれは、タイヤを4分割した際の一つの分割体と略同一の形状としてピストンベース部20の外周に径方向に移動自在に係合している可動部材24と、ピストンベース部20の外周に係合しながら可動部材24の内部空間に配設され、可動部材24をシリンダ内周面14aに向かう方向に付勢しているコイルスプリング26と、シリンダ内周面14aに接触する可動部材24の外周面に一体に設けたシール弾性体28とを備えている。
また、これら4個のピストンユニット22A〜22Dは、互いに周方向に隙間を設けて配置されており、これらの隙間と、ピストンベース部20の外周面及びシリンダ内周面14aとで囲まれた空間に、第1油室10a及び第2油室10bに連通する4箇所の流通孔が設けられている。これら流通孔がバルブポート30であり、ピストン8がシリンダ4内を軸方向に移動するときに、4箇所のバルブポート30内を作動流体が通過して第1油室10a及び第2油室10の間を流れる際の流動抵抗により、ショックアブソーバ2の減衰力が得られるようになっている。
ここで、図2の中立位置のピストン8は、内側シリンダ14の長手方向の中間部のシリンダ内周面14a(径d1)に摺接しており、各バルブポート30の流路断面積が大きく設定されている。このため、本実施形態のショックアブソーバ2は、中立位置付近である伸び側、或いは縮み側の小さなストロークのときには、流路断面積を大きくしたバルブポート30を通過する際の作動流体の流動抵抗が小さくなるので、小さな減衰力が得られる。
また、図3で示すピストン8は、ストロークが大きい領域である内側シリンダ14の長手方向の一端側4a、或いは他端側4bまで移動し(図1の8a、或いは8bまで移動し)、長手方向の中間部のシリンダ内周面14aの径d1に対して小さなシリンダ内周面14a(径d2、或いは径d3:d1>d2,d1>d3)に摺接している。
この図3のピストンは、ピストンユニット22A〜22Dを構成している各々の可動部材24が、コイルスプリング26の反力を受けながら径方向内方に移動していくので、互いに周方向に設けた隙間が狭められていき、この狭められた隙間と、ピストンベース部20の外周面及びシリンダ内周面14aとで画成されたバルブポート30は、流路断面積が小さくなる。このため、本実施形態のショックアブソーバ2は、伸び側、或いは縮み側のストロークが大きいときには、流路断面積を小さくしたバルブポート30を通過する際の作動流体の流動抵抗が大きくなるので、大きな減衰力が得られる。
このように、本実施形態のショックアブソーバ2は、図4に示すように、ストローク(伸び側、或いは縮み側のストローク)が小さいときには小さな減衰力が発生し、ストロークが大きいときには大きな減衰力が発生するというストローク変化に応じた減衰力特性を有している。
また、本実施形態のショックアブソーバ2は、中速のピストン速度のときには、ピストン8のピストンユニット22A〜22Dを構成している可動部材24が径方向外方に移動し、ピストンユニット22A〜22Dの周方向の隙間が広くなってバルブポート30の流路断面積が大きくなるので、減衰力が小さくなる。一方、高速のピストン速度のときには、内側シリンダ14の長手方向の一端側4a、或いは他端側4bまでピストン8が移動しているので、前述したようにバルブポート30の流路断面積が小さくなり、減衰力が大きくなる。
つまり、本実施形態のショックアブソーバは、図5に示すように、中速のピストン速度のときには小さな減衰力が発生し、高速のピストン速度のときには大きな減衰力が発生するというピストン速度の変化に応じた減衰力特性も有している。
したがって、本実施形態のショックアブソーバ2をサスペンション装置に備えた車両は、不整地路の走行時や突起乗り越し時のように中速のピストン速度であってストロークが小さい場合には減衰力を下げることができるので、乗り心地を向上させることができる。また、実用強度のように高速のピストン速度でストロークが大きい場合には減衰力が大きくなるので、振動の吸収エネルギを増大させることができる。
また、本実施形態のショックアブソーバ2は、コントローラや各種センサ等を使用せず、ピストンロッド6の先端に配置した4個のピストンユニット22A〜22Dが径方向に移動するという簡単な構成で減衰力を変更するようにしているので、コストの低減化を図ることができる。
なお、本実施形態では、4個のピストンユニット22A〜22Dでピストン8を構成しているが、そのユニットの個数が発明の要旨よして限定されるものではない。
次に、図6から図9は、本発明に係る第2実施形態のショックアブソーバを示す図であり、図6は第2実施形態のショックアブソーバの軸方向断面図、図7は第2実施形態のショックアブソーバを構成するピストンを軸方向から示した図、図8はピストンの中立位置の形状を示す図、図9はシリンダの長手方向の端部に移動したピストンの形状を示す図である。なお、本実施形態では、図1から図3で示した第1実施形態のショックアブソーバと同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態のショックアブソーバ2は、シリンダ4のシリンダ内周面14aに摺接しているピストン32が、シリンダ4内を第1油室10a及び第2油室10bに区画している。
ピストン32は、図7にも示すように、ピストンロッド6の先端に同軸に固定した円筒形状のピストンベース部34と、第1油室10a及び第2油室10bに連通するようにピストンベース部34に設けた2つのバルブポート36a,36bと、ピストンベース部34の外周に設けた環状の凹部38に嵌まり込んで係止され、シリンダ内周面14aに接触している環状のシール弾性体40と、凹部38及びバルブポート36a,36bの内部で開口するようにピストンベース部34内を径方向に延在して設けた連通路42a,42bと、一端がシール弾性体38と一体化され、他端がバルブポート36a,36b内に位置するように連通部42a,42b内に挿入された流路断面積調整部材44,46とを備えている。
シール弾性体40のシリンダ内周面14aに接触する面は、シリンダ内周面14aに向けて凸形状の曲面形状とされている。
また、図6に示すように、一方の流路断面積調整部材44のバルブポート36a内に位置している端部は、シリンダ4の軸方向の一方側(図6では下側)に曲がった弁部材44aとされている。また、他方の流路断面積調整部材46のバルブポート36b内に位置している端部は、シリンダ4の軸方向の他方側(図6では上側)に曲がった弁部材46aとされている。
ここで、図8は、中立位置に配置されているピストン32の半断面図を示すものである。ピストン32は、内側シリンダ14の長手方向の中間部のシリンダ内周面14a(径d1)に摺接しており、シール弾性体40が径方向内方にほとんど弾性変形せず、シール弾性体40に一体化されている流路断面積調整部材44も径方向内方に移動しないので、バルブポート36aの流路断面積が大きく設定されている。また、図示しないが、シール弾性体40が径方向内方にほとんど弾性変形しないので流路断面積調整部材46も径方向内方に移動せず、バルブポート36bの流路断面積も大きく設定されている。
このため、本実施形態のショックアブソーバ2は、中立位置付近である伸び側、或いは縮み側の小さなストロークのときには、流路断面積が大きいバルブポート36a,36bを通過する際の作動流体の流動抵抗が小さくなるので、小さな減衰力が得られる。
一方、図9は、縮み行程に大きくストロークしたときのピストン32の半断面図を示すものである。ピストン32は、内側シリンダ14の長手方向の他端側4bまで移動し、長手方向の中間部のシリンダ内周面14aの径d1に対して小さなシリンダ内周面14a(径d3,d1>d3)に摺接している。
図9の状態のピストンは、シール弾性体40が圧縮されて径方向内方に弾性変形し、このシール弾性体40に一体化されている流路断面積調整部材44も径方向内方に移動するので、バルブポート36aの流路断面積が小さくなる。また、図示しないが、シール弾性体40が径方向内方に弾性変形することで流路断面積調整部材46も径方向内方に移動し、バルブポート36bの流路断面積も小さくなる。このため、本実施形態のショックアブソーバ2は、縮み行程に大きくストロークするときには、流路断面積を小さくしたバルブポート36a,36bを通過する際の作動流体の流動抵抗が大きくなるので、大きな減衰力が得られる。
また、伸び行程に大きくストロークするときのピストン32は、シリンダ内周面14aの径d1に対して小さなシリンダ内周面14a(径d2,d1>d2)に摺接し、シール弾性体40が圧縮されて径方向内方に弾性変形することで、このシール弾性体40に一体化されている流路断面積調整部材44,46も径方向内方に移動するので、バルブポート36a,36bの流路断面積が小さくなり、大きな減衰力が得られる。
このように、本実施形態のショックアブソーバ2も、ストローク(伸び側、或いは縮み側のストローク)が小さいときには小さな減衰力が発生し、ストロークが大きいときには大きな減衰力が発生するというストローク変化に応じた減衰力特性を有している。
ここで、流路断面積調整部材44,46の弁部材44a、46aは、軸方向に曲がりながらバルブポート36a,36b内に位置しており、且つ、それら弁部材44a、46aの曲がり方向を逆向きとしていることから、比較的大きなピストン速度で伸び行程及び縮み行程を繰り返す場合には、流路断面積調整部材44,46が径方向外方に移動し、バルブポート36a,36bの流路断面積が大きくなり、小さな減衰力となる。
したがって、本実施形態のショックアブソーバ2をサスペンション装置に備えた車両も、不整地路の走行時や突起乗り越し時のように中速のピストン速度であってストロークが小さい場合には減衰力を下げることができるので、乗り心地を向上させることができる。また、実用強度のように高速のピストン速度でストロークが大きい場合には減衰力が大きくなるので、振動の吸収エネルギを増大させることができる。
また、シール弾性体40のシリンダ内周面14aに接触する面を、シリンダ内周面14aに向けて凸形状の曲面形状としたことから、シール弾性体40及びシリンダ内周面14aの接触を線接触とし、シリンダ内周面14aの径変化に対するピストン32の追従性を向上させ、ピストン32の引っ掛かり等を回避することができる。
また、本実施形態のショックアブソーバ2も、コントローラや各種センサ等を使用せず、ピストンロッド6の先端に配置したシール弾性体40の弾性変形に応じて流路断面積調整部材44,46が径方向に移動し、バルブポート36a,36bの流路断面積を調整するという簡単な構成で減衰力を変更するようにしているので、コストの低減化を図ることができる。
なお、本実施形態では、ピストンベース部34に2つのバルブポート36a,36bを設けているが、流路断面積の調整が可能な3個以上のパルブポートを設けても、同様の効果を奏することができる。
本発明に係る第1実施形態のショックアブソーバを示す軸方向断面図である。 第1実施形態のピストンの中立位置の形状を示す図である。 第1実施形態のピストンがシリンダの長手方向の端部に移動したときの形状を示す図である。 第1実施形態のショックアブソーバのストローク変化に応じた減衰特性を示すグラフである。 第1実施形態のショックアブソーバのピストン速度の変化に応じた減衰特性を示すグラフである。 本発明に係る第2実施形態のショックアブソーバを示す軸方向断面図である。 第2実施形態のピストンを軸方向から示した図である。 第2実施形態のピストンの中立位置の形状を示す半断面図である。 第2実施形態のピストンがシリンダの長手方向の端部に移動したときの形状を示す図である。
符号の説明
2 ショックアブソーバ
4 シリンダ
6 ピストンロッド
8,32 ピストン
10a 第1油室(第1流体室)
10b 第2油室(第2流体室)
12 外側シリンダ
14 内側シリンダ
14a シリンダ内周面
20,34 ピストンベース部
22A〜22D ピストンユニット
24 可動部材
26 コイルスプリング(付勢弾性部材)
28,40 シール弾性体
30,36a,36b バルブポート
38 凹部
42a,42b 連通部
44,46 流路断面積調整部材
44a,44b 弁部材

Claims (6)

  1. 作動流体が封入されているシリンダと、このシリンダ内に進退自在に挿入したピストンロッドと、このピストンロッドの前記シリンダ内に位置する先端に設けられ、前記シリンダ内を第1流体室及び第2流体室に区画するピストンと、前記第1流体室及び前記第2流体室が連通するように前記ピストンに設けた流通孔とを備え、前記ピストンがシリンダ内周面に摺接しながら前記シリンダ内を軸方向に移動することで、前記作動流体が前記流通孔を通過して前記第1流体室及び前記第2流体室の間を流れる際の流動抵抗により減衰力が発生するショックアブソーバにおいて、
    前記ピストンは、径方向に変形することで前記流通孔の流路断面積が変化する構造とし、
    前記ピストンが摺接する前記シリンダ内周面は、前記シリンダの長手方向の中間位置の前記シリンダ内周面の径に対して前記長手方向の端部側の前記シリンダ内周面の径が小さく設定されており、前記長手方向の端部側の前記シリンダ内周面で摺接する前記ピストンは、径方向内方に変形することで前記流通孔の流路断面積が小さくなることを特徴とするショックアブソーバ。
  2. 前記ピストンは、ピストンロッドの先端に同軸に固定したピストンベース部と、このピストンベース部から前記シリンダ内周面に接触する位置まで径方向に外方に延在し、互いに周方向に隙間を設けて配置した複数のピストンユニットとで構成され、前記隙間が前記流通孔を形成し、前記複数のピストンユニットが径方向に変位することで前記流通孔の流路断面積が変化するようにしたことを特徴とする請求項1記載のショックアブソーバ。
  3. 前記複数のピストンユニットは、前記ピストンベース部に径方向に移動自在に係合している可動部材と、この可動部材を径方向外方に向けて付勢する付勢弾性部材と、前記シリンダ内周面に接触する前記可動部材の接触面に設けたシール弾性体とを備えていることを特徴とする請求項2記載のショックアブソーバ。
  4. 前記ピストンは、ピストンロッドの先端に同軸に固定したピストンベース部と、前記第1流体室及び前記第2流体室に連通するように前記ピストンベース部に設けた流通孔と、前記ピストンベース部の外周に係合して前記シリンダ内周面に接触している環状のシール弾性体と、このシール弾性体に一端が一体化されて径方向内方に延在し、他端である弁部材が前記流通孔の内部に配置されている流路断面積調整部材とで構成され、前記シール弾性体が径方向に弾性変形することで前記流路断面積調整部材が径方向に移動し、前記流通孔の内部の前記弁部材の位置が変化することで前記流通孔の流路断面積が調整されるようにしたことを特徴とする請求項1記載のショックアブソーバ。
  5. 前記シリンダ内周面に接触する前記シール弾性体の接触面は、前記シリンダ内周面に向けて凸形状の曲面であることを特徴とする請求項4記載のショックアブソーバ。
  6. 前記ピストンベース部に少なくとも2つの前記流通孔を設け、これら流通孔の内部に、前記シール弾性体に一体化した少なくとも2つの前記流路断面積調整部材の弁部材を配置するとともに、少なくとも2つの弁材は、軸方向に曲がって形成されているとともに、互いの曲がり方向が逆方向としていることを特徴とする請求項4又は5記載のショックアブソーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021030273A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 キヤノン株式会社 光学装置、および、物品の製造方法

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