JP2006329224A - コンプライアンス調整装置及びこれを備えたコンプライアンス調整機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基台3と、前記基台3に長手方向の両端5a,5bを固定された等ピッチのコイルばね5と、前記コイルばね5に取り付けられた中途支点部7と、前記中途支点部7を前記コイルばね5に対してその長手方向に移動させると共に、前記中途支点部7を前記コイルばね5の長手方向の所定位置に固定した状態に保持する位置制御手段とを備えることを特徴とするコンプライアンス調整装置1を提供する。
【選択図】 図1
Description
従来では、このコンプライアンスを調整するコンプライアンス調整装置として、収縮長さに応じてコンプライアンスが変化する非線形ばねを利用したもの(特許文献1,非特許文献1参照。)や、板バネを利用し、撓ませる板バネの長さを調整することでコンプライアンスを変化させるもの(非特許文献2参照。)がある。
請求項1に係る発明は、基台と、前記基台に長手方向の両端を固定された等ピッチのコイルばねと、前記コイルばねに取り付けられた中途支点部と、前記中途支点部を前記コイルばねに対してその長手方向に移動させると共に、前記中途支点部を前記コイルばねの長手方向の所定位置に固定した状態に保持する位置制御手段とを備えることを特徴とするコンプライアンス調整装置を提案している。
以上のようにして、等ピッチのコイルばねを用いてコンプライアンスを調整することができる。
特に、位置制御手段としてウォームギヤを利用する場合には、ウォームギヤのねじ溝及びコイルばねの螺旋のピッチを相互に等しく形成しておくことにより、ウォームギヤのねじ溝とコイルばねとが噛み合う部分を平行軸線方向に延びるウォームギヤの長さ分だけ確保することができる。すなわち、ウォームギヤのねじ溝とコイルばねとの噛み合わせの接触面積を増やして、ウォームギヤとコイルばねとの噛み合わせのズレを少なくすることができるため、コイルばねに対する中途支点部の位置決め精度を容易に向上させることができる。
この発明に係るコンプライアンス調整装置では、これら一方のウォームギヤ及び他方のウォームギヤを同じ速度で相互に逆向きに回転させるため、中心軸線回りにコイルばねを回転させようとする力が相殺され、コイルばねが中心軸線回りにねじれることを防止できる。
すなわち、中心軸線を中心に第1の回転駆動部及び第2の回転駆動部を相互に逆向きに同じ速度で回転させた際には、第1の支持螺旋によってコイルばねの螺旋及び第1の内周ねじ部が相互に噛み合うように、第1の回転駆動部の回転方向前方側に位置するコイルばねの螺旋及び第1の内周ねじ部が相互に近づく。また、この際には、第2の支持螺旋によってコイルばねの螺旋及び第2の内周ねじ部が相互に噛み合うように、第2の回転駆動部の回転方向前方側に位置するコイルばねの螺旋及び第2の内周ねじ部も相互に近づくことになる。
ここで、コイルばねの螺旋と第1の内周ねじ部とのピッチ差は、コイルばねの螺旋と第2の内周ねじ部とのピッチ差と等しく、かつ、第1の回転駆動部及び第2の回転駆動部の回転速度は相互に等しいため、コイルばねに対する第1の雌ねじ及び第2の雌ねじの移動速度は等しくなる。これにより、第1の回転駆動部及び第2の回転駆動部による回転運動を、コイルばねに対する中途支点部の中心軸線方向への直線運動に変換することができる。
また、コイルばねと各内周ねじ部との交差部分は支持螺旋により相互に噛み合う状態に保持されているため、回転駆動部を回転不能に固定しておくことにより、中途支点部がコイルばねに対して移動しないように容易に保持することができる。
したがって、一対の回転駆動部を相互に逆向きに回転させることで、このねじり力の大半を内力化することができる。すなわち、コイルばねがねじれることを防止できるため、このねじれに基づいてコンプライアンスが変化することを防止できる。
すなわち、この弾性変形に伴ってコイルばねの螺旋のピッチが変化し、これにより、コイルばねの螺旋と各内周ねじ部とのピッチ差も変化する。例えば、前述した駆動トルクが大きい場合には、コイルばねの弾性変形によって、コイルばねの螺旋と各内周ねじ部とのピッチ差が小さくなる、すなわち、コイルばねの螺旋が各内周ねじ部のピッチに近づくことになる。
また、各雌ねじとコイルばねとのピッチ差に応じて減速比や中心軸線方向の出力トルクの大きさが決まる。すなわち、ピッチ差が大きくなる程、減速比や出力トルクは小さくなり、ピッチ差が小さくなる程、減速比や出力トルクは大きくなる。そして、出力トルクがその上限に到達した場合、すなわち、各雌ねじとコイルばねとのピッチ差が無くなった場合には、減速比が無限大となり、コイルばねに対する各雌ねじの移動量はゼロとなる。
すなわち、この位置制御手段は所謂トルククラッチとしても機能することになる。
また、この構成において、位置制御手段により各コイルばねに対して一対の中途支点部を相互に同じ方向に移動させようとしても、各中途支点部が基台に対して移動することはなく、これら中途支点部を移動させようとする方向とは逆の方向に、コイルばねが送り出されることになる。これは、プーリを介した2つの中途支点部の間の距離が、無端ベルトによって一定に保持されているためである。
さらに、この構成の場合には、各コイルばねにそれぞれ中途支点部を固定した状態において、各基台に対して各中途支点部を相互に逆向きに移動させることで、コンプライアンスを変更することなく、プーリの出力トルクを変化させることができる。すなわち、コンプライアンスの大きさに応じた外力により各プーリを回転させた際に、各中途支点部が相互に逆向きに移動することになる。
また、位置制御手段はトルククラッチとして機能するため、各回転駆動部を回転駆動させるモータ等の駆動源や、各雌ねじに余分な負荷が発生することを抑制して、モータの焼き切れ等を防止することができる。
中途支点部7は、図2に示すように、コイルばね5を挿通させるケース11と、ケース11内部に設けられると共にコイルばね5に噛み合う一対の歯車(位置制御手段)13,15とを備えている。これら一対の歯車13,15は、コイルばね5を挟み込むように配されており、各歯車13,15は、コイルばね5の長手方向に直交する直交軸線L1を中心に回転可能となっている。
以上のように構成された中途支点部7は、これら一対の歯車13,15を適宜回転させることにより、図1に示すように、コイルばね5の一端5aから他端5bまで移動させることができる。また、中途支点部7がコイルばね5に対して固定された状態においては、コイルばね5を弾性変形させることで、中途支点部7を基台3に対してコイルばね5の長手方向に移動させることができる。
一対の歯車13,15により中途支点部7をコイルばね5の長手方向の所定位置に固定した状態において、例えば、中途支点部7を基台3に対してコイルばね5の一端5a側に移動させた際には、コイルばね5のうち、コイルばね5の一端5aと中途支点部7との間のコイルばね5が収縮し、また、コイルばね5の他端5bと中途支点部7との間のコイルばね5が伸長する。すなわち、コイルばね5がその長手方向に弾性変形する。この際、中途支点部7の移動長さは、中途支点部7を移動させる外力の大きさや、基台3と中途支点部7との間のコイルばね5の剛性(以下、コンプライアンスと呼ぶ)に応じて変えることができる。
このコンプライアンスは、コイルばね5全体のばね定数及びコイルばね5の全長を1とし、また、コイルばね5に対する中途支点部7の位置をxとして、以下の式で表される。
図1,3に示すように、例えば、コイルばね5の長さを等しく分ける位置(x=0.5)に中途支点部7を固定した状態においては、中途支点部7からコイルばね5の一端5a若しくは他端5bまでの長さが最大となるため、コンプライアンスが最小となる。すなわち、外力の大きさが小さくても、容易に中途支点部7を移動させることができる。この状態は、例えば、筋肉を弛緩させて関節を柔軟に揺動できる状態に類似している。
以上のことから、等ピッチのコイルばね5を用いてコンプライアンスを調整することができ、このコンプライアンスの特性は生体の筋肉に類似している。
また、等ピッチのコイルばね5を使用することにより、長いストロークにも容易に対応することができると共に、弾性変形に伴う蓄積エネルギーをより大きく許容することができる。したがって、従来のように、小さい動作範囲に限定され、また、弾性変形に伴う蓄積エネルギーも小さい非線形ばねや板バネ機構を使用する場合と比較して、汎用性の高いコンプライアンス調整装置1を提供することができる。
また、一対の歯車13,15を設けることにより、コイルばね5に対して中途支点部7を確実に移動させることができ、かつ、中途支点部7がコイルばね5に対して移動しないように容易に保持することができる。
また、中途支点部7には一対の歯車13,15が設けられるとしたが、これに限ることはなく、少なくともコイルばね5に対してその長手方向に移動させると共に、中途支点部7をコイルばね5の長手方向の所定位置に固定した状態に保持する位置制御手段を備えていればよい。
なお、一方のウォームギヤ19のねじ溝19aは、コイルばね5と同じ向きの螺旋状に形成され、他方のウォームギヤ21のねじ溝21aは、コイルばね5と逆向きの螺旋状に形成されている。また、一方のウォームギヤ19の回転方向と他方のウォームギヤ21の回転方向とは、相互に逆向きとなっている。
以上のことから、これら一対のウォームギヤ19,21を同じ速度で相互に逆向きに回転させることにより、中心軸線L3回りにコイルばね5を回転させようとする力を相殺することができる。したがって、コイルばね5が中心軸線L3回りにねじれることを防止でき、コイルばね5のねじれに基づいてコンプライアンスが変化することを容易に防ぐことができる。
この構成において、円筒状に形成された各雌ねじ25,27及び各回転駆動部29,31は、その中心軸線がコイルばね5の螺旋の中心軸線L3と同一となるように配されている。また、第1の雌ねじ25及び第1の回転駆動部29と、第2の雌ねじ27及び第2の回転駆動部31とは、ケース11により相互に一定の距離を保持して中心軸線L3方向に並べて配されている。
第1の内周ねじ山33は、コイルばね5と同じ向きの螺旋に形成されており、また、コイルばね5の螺旋よりも大きいピッチで形成されている。さらに、第2の内周ねじ山35は、コイルばね5と同じ向きの螺旋に形成されており、また、コイルばね5の螺旋よりも小さいピッチで形成されている。なお、第1の内周ねじ山33とコイルばね5の螺旋とのピッチ差は、第2の内周ねじ山35とコイルばね5の螺旋とのピッチ差に等しくなるように設定されている。
すなわち、コイルばね5の螺旋と各内周ねじ山33,35とは、周方向に関して周期的に交差するようになっている。各内周ねじ山33,35の頂点から構成される雌ねじ25,27の最内径は、コイルばね5の最外径よりも大きく形成されており、雌ねじ25,27の径方向への変形が無い場合には、各内周ねじ山33,35がコイルばね5に接触することはない。
また、上述の構成において、各回転駆動部29,31及び各雌ねじ25,27はケース11に対して中心軸線L3を中心に回転できるようになっており、中心軸線L3方向には移動しないようになっている。
すなわち、中心軸線L3を中心に第1の回転駆動部29及び第2の回転駆動部31を相互に逆向き(A方向、B方向)に同じ速度で回転させた際には、第1の回転駆動部29の回転方向前方側に位置するコイルばね5の螺旋及び第1の内周ねじ山33が相互に近づくように、第1の雌ねじ25がコイルばね5に対してC方向に移動する。また、この際には、第2の回転駆動部31の回転方向前方側に位置するコイルばね5の螺旋及び第2の内周ねじ山35が相互に近づくように、第2の雌ねじ27もコイルばね5に対してC方向に移動する。すなわち、第1の雌ねじ25及び第2の雌ねじ27を設けた中途支点部7がコイルばね5に対してC方向に移動することになる。
また、コイルばね5と各内周ねじ山33,35との交差部分は各支持螺旋37,39により相互に噛み合う状態に保持されているため、各回転駆動部29,31を回転不能に固定しておくことにより、中途支点部7がコイルばね5に対して移動しないように容易に保持することができる。
したがって、一対の回転駆動部29,31を相互に逆向きに回転させることで、このねじり力の大半を内力化することができる。すなわち、コイルばね5がねじれることを防止できるため、このねじれに基づいてコンプライアンスが変化してしまうことを防ぐことができる。
すなわち、コイルばね5の弾性変形に伴ってコイルばね5の螺旋のピッチが変化し、これにより、コイルばね5の螺旋と各内周ねじ山33,37とのピッチ差も変化する。例えば、前述した駆動トルクが大きい場合には、コイルばね5の弾性変形によって、コイルばね5の螺旋と各内周ねじ山33,37とのピッチ差が小さくなる、すなわち、コイルばね5の螺旋が各内周ねじ山33,37のピッチに近づくことになる。
また、これら各雌ねじ25,27とコイルばね5とのピッチ差に応じて減速比や中心軸線L3方向の出力トルクの大きさが決まる。すなわち、ピッチ差が大きくなる程、減速比や出力トルクは小さくなり、ピッチ差が小さくなる程、減速比や出力トルクは大きくなる。そして、出力トルクがその上限に到達した場合、すなわち、各雌ねじ25,27とコイルばね5とのピッチ差が無くなった場合には、減速比が無限大となり、各雌ねじ25,27とコイルばね5との相対的な移動量はゼロとなる。
なお、上述の構成において、各内周ねじ山33,37は、少なくともコイルばね5と周期的に噛み合うように形成されていればよく、1条の螺旋から構成されるとしてもよいし、複数の条数の螺旋から構成されるとしても構わない。
なお、このコンプライアンス調整機構41においては、各中途支点部7,7の移動可能範囲がコイルばね5,5の一端5aから他端5bまでに限られているため、無端ベルト47の移動に伴う各プーリ43,45の回転可能範囲は、コイルばね5の全長に比例する角度に限定されることになる。
コンプライアンス調整機構41において、各中途支点部7,7に設けられた位置制御手段(不図示)により各コイルばね5,5に対して一対の中途支点部7,7を相互に逆向きに移動させた際には、コイルばね5,5をその長手方向に弾性変形させることなく、中途支点部7,7からコイルばね5,5の一端5a及び他端5bまでのコイルばね5の長さが変化するため、コンプライアンスが変化する。また、一対の中途支点部7,7の移動量に応じて無端ベルト47が移動し、この無端ベルト47の移動に伴って一対のプーリ43,45がそれぞれ回転する。この際、各コイルばね5,5は弾性変形しないため、各プーリ43,45の出力トルクは変化しない。
すなわち、上述のように、一対の中途支点部7,7を同じ向きに移動させようとする場合には、これら中途支点部7,7の位置や各プーリ43,45の回転位置を変更することなく、各中途支点部7,7の両側に位置するコイルばね5,5がそれぞれ伸縮するため、コンプライアンスを変更することができる。なお、これらコイルばね5,5の伸縮によって、一対の中途支点部7,7がプーリ43,45を介して無端ベルト47を引き合うことになるが、この無端ベルト47を引き合う力は互いに釣り合うため、各プーリ43,45が回転することはなく、各プーリ43,45の出力トルクは変化しない。
また、各コイルばね5,5に対して一対の中途支点部7,7を移動させる際には、プーリ43,47の出力トルクを変化させることなく、コンプライアンスを変更することができ、また、各基台3,3に対して一対の中途支点部7,7を移動させる際には、コンプライアンスを変更することなく、プーリ43,45の出力トルクを変化させることができる。以上のことから、コンプライアンスとプーリ43,45の出力トルクとを独立に設定することができる。
3 基台
5 コイルばね
5a 一端
5b 他端
7 中途支点部
13,15 歯車(位置制御手段)
17,23 位置制御手段
19,21 ウォームギヤ
19a,21a ねじ溝
25 第1の雌ねじ
27 第2の雌ねじ
29 第1の回転駆動部
31 第2の回転駆動部
33 第1の内周ねじ山(第1の内周ねじ部)
35 第2の内周ねじ山(第2の内周ねじ部)
37 第1の支持螺旋
39 第2の支持螺旋
41 コンプライアンス調整機構
43,45 プーリ
47 無端ベルト
L1 直交軸線
L2 平行軸線
Claims (7)
- 基台と、
前記基台に長手方向の両端を固定された等ピッチのコイルばねと、
前記コイルばねに取り付けられた中途支点部と、
前記中途支点部を前記コイルばねに対してその長手方向に移動させると共に、前記中途支点部を前記コイルばねの長手方向の所定位置に固定した状態に保持する位置制御手段とを備えることを特徴とするコンプライアンス調整装置。 - 前記位置制御手段が、前記中途支点部に設けられ、前記コイルばねに噛み合うと共に前記コイルばねの長手方向に直交する直交軸線を中心に回転可能な歯車を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンプライアンス調整装置。
- 前記位置制御手段が、前記中途支点部に設けられ、前記コイルばねに噛み合うと共に前記コイルばねの長手方向に沿う平行軸線を中心に回転可能なウォームギヤを備え、
前記コイルばねに噛み合う前記ウォームギヤのねじ溝のピッチが、前記コイルばねの螺旋のピッチと等しいことを特徴とする請求項1に記載のコンプライアンス調整装置。 - 前記ウォームギヤが複数設けられ、
一方のウォームギヤの前記ねじ溝が、前記コイルばねと同じ向きの螺旋状に形成され、
他方のウォームギヤの前記ねじ溝が、前記コイルばねと逆向きの螺旋状に形成され、
前記一方のウォームギヤの回転方向と前記他方のウォームギヤの回転方向とが、相互に逆向きであることを特徴とする請求項3に記載のコンプライアンス調整装置。 - 前記位置制御手段は前記中途支点部に設けられ、
該位置制御手段が、前記コイルばねを挿通可能とする貫通孔、及び、該貫通孔の内周面に前記コイルばねの螺旋よりも大きいピッチで前記コイルばねの螺旋と同じ方向の螺旋状に形成された第1の内周ねじ部を有する第1の雌ねじと、
前記コイルばねを挿通可能とする貫通孔、及び、該貫通孔の内周面に前記コイルばねの螺旋よりも小さいピッチで前記コイルばねの螺旋と同じ方向の螺旋状に形成された第2の内周ねじ部を有する第2の雌ねじと、
前記コイルばねの螺旋と逆向きの螺旋状に形成され、前記コイルばね及び前記第1の内周ねじ部の交差部分を相互に噛み合わせた状態に保持する第1の支持螺旋を有する筒状の第1の回転駆動部と、
前記コイルばねの螺旋と逆向きの螺旋状に形成され、前記コイルばね及び前記第2の内周ねじ部の交差部分を相互に噛み合わせた状態に保持する第2の支持螺旋を有する筒状の第2の回転駆動部とを備え、
前記コイルばねと前記第1の内周ねじ部とのピッチ差が、前記コイルばねと前記第2の内周ねじ部とのピッチ差と等しいことを特徴とする請求項1に記載のコンプライアンス調整装置。 - 相互に所定間隔をおいて配された回転可能な一対のプーリと、
前記一対のプーリに巻回された無端ベルトと、
前記一対のプーリの間に設けられた請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコンプライアンス調整装置とを備え、
前記コイルばねの長手方向が前記一対のプーリの配列方向と一致するように、前記基台がそれぞれ前記一対のプーリに対して所定位置に固定され、
前記中途支点部が、前記一対のプーリの間に位置する前記無端ベルトに固定されることを特徴とするコンプライアンス調整機構。 - 前記コンプライアンス調整装置が、前記プーリを介して相互に拮抗した状態で一対設けられ、
一対の前記中途支点部が、前記一対のプーリの間で相対する無端ベルトにそれぞれ固定されていることを特徴とする請求項6に記載のコンプライアンス調整機構。
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