JP2006329055A - 磁気コアを用いた燃焼改善点火装置 - Google Patents

磁気コアを用いた燃焼改善点火装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の燃焼改善点火装置において、火花放電によって発生した電磁波はラジオ、テレビ等の雑音電磁波であるので近年では、雑音防止対策を施しており発生する電磁波は著しく低減させられている、このため十分に混合気の活性化、イオン化をすることができなくなっていた。
【解決手段】電磁波を導き出す素子として従来例では、コンデンサーを利用していたが、本発明の磁気コアを用いた燃焼改善点火装置では、磁気コアにプラグコードを巻回してトランスを形成させたので、コンデンサーによる2端子の伝送路から、トランスによる4端子の伝送路となり火花放電によって発生した電磁波は効率よく点火プラグに導き出すことができるようになった。
【選択図】 図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、内燃機関において、燃焼室の混合気が完全に燃焼して、エンジンの出力向上、燃費の向上及び、有害な排気ガスの減少の効果を得るための点火装置に関するものである。
近年では、内燃機関の技術が進歩、向上しており、マイクロコンピュータと、各種センサーと、インジェクタを使用した電子制御ガソリン噴射エンジン(EFI)となっている。また点火装置は、ディストリビュータを使用した高圧配電方式のものから、ディストリビュータを使用しない低圧配電方式の、ダイレクトイグニッションシステムが、採用されている。
火花点火装置において、点火プラグの点火火花は、容量成分と誘導成分との合成火花である。この二つの成分の内、容量成分の放電によって混合気を活性化させ、誘導成分の放電による熱的作用によって火炎成長をさせる、この両者の作用によって優れた点火性を有しているのである。このように容量成分の火花によって、混合気分子に刺激を与え、活性化するのは、点火プラグのギャップにおいて、火花放電することにより発生する電磁波の作用によるものである。
従来の、火花放電による電磁波を利用したものは、たとえば4サイクル4気筒のエンジンにおいて説明すると、この4本のシリンダーは、吸入工程、圧縮工程、燃焼工程、排気工程の、4つの仕事の、どれか一つづつ仕事をしている。今クランクシャフトが回転し、あるシリンダーの、ピストンが上死点であれば圧縮工程が完了しており、また他のピストンが上死点のシリンダーでは、排気工程が完了している。そして他のピストンが下死点のシリンダーでは吸入工程が完了していて、また他のピストンが下死点のシリンダーは、燃焼・爆発してピストンが押し下げられている。前記4つのシリンダーの内、圧縮工程が完了してピストンが上死点にあるシリンダーにおいては、点火のためにイグニッションコイルから発生した高電圧は、ディストリビュータで配電され、高圧給電路であるプラグコードを通って、点火プラグに高電圧が与えられ火花放電し混合気が点火されて、燃焼・爆発するのである。
この点火プラグのギャップの火花放電によって発生した電磁波は、点火プラグからプラグコードに伝えられ、一部は空間に放出している。一方、前記圧縮工程が完了しているピストンが上死点にあるシリンダーとは、クランク回転角度が180度ちがう、すなわちピストンが下死点にあって吸入工程が完了しているシリンダーにおいて、該シリンダーに取り付けられている点火プラグに電磁波成分のパルス電圧を与えるために、該点火プラグに接続されているプラグコードの高圧給電路と、圧縮行程が完了しているシリンダーの混合気を、点火するために点火プラグが火花放電し電磁波成分を含む放電パルス電流が流れているプラグコードの高圧給電路の、両者の高圧給電路の間に電磁波成分が伝送できるように、両者の高圧給電路にそれぞれ電極を設けコンデンサーを形成させたものがある(例えば特許文献1参照)。
その他の、火花放電による電磁波を利用したものは、ディストリビュータ蓋に設けられているプラグ用ソケットに金属質のコンダクターを取り付け、コンダクターで電磁波を受電し、コンダクターと、ディストリビュータ蓋に設けられているプラグ用ソケットに接続されているプラグコードの中心導体との間に形成されているコンデンサーによって、プラグコードに電磁波を送電し、プラグコードに取り付けられている点火プラグに電磁波電圧を与えシリンダー内の混合気を活性化、イオン化していた。(例えば特許文献2参照)。
このように従来のものはコンデンサーを形成させ、容量結合により電磁波を含む放電パルス電圧を導き点火プラグに与え、シリンダーに吸入された混合気の分子を活性化・イオン化させ燃焼改善をしていた。そしてエンジンの出力の向上、燃費の向上、有害な排気ガスの低減の効果を得ていた。
また、このような作用、効果は、特別な点火装置を用いない、普通の自動車であっても、エンジンルーム内のディストリビュータと、点火プラグとの間に接続されているプラグコードが、平行に近接して配線してあるだけで、各プラグコード間の分布容量及び漏れ磁束によって疎に結合しており電磁波成分がもれて伝送しているので、潜在的に多少の燃焼改善の作用をしていると考えられるが、ダイレクトイグニッションシステムである各気筒毎に、装着されているイグニッションコイルでは、このような潜在的な効果は皆無である。
米国特許第2451482号明細書(第1頁−2頁、第1図) 実公昭56−48938号公報(第1頁−6頁、第1図)
この、シリンダーに取り付けられた点火プラグの火花放電によって、発生した電磁波は、AMラジオ(500〜1600KHZ)、FMラジオ(70〜90MHZ)、テレビ(100〜800MHZ)等の番組を、視聴する際の、雑音電磁波となるので、点火プラグ自体に抵抗器を入れ、放電電流を、約1/10に減少させて、雑音電磁波を抑制している。また、プラグコードも、金属抵抗線をコイル状に巻いた構造にして抵抗を持たせ、雑音防止対策を施しているので、電磁波は著しく低減させられた点火装置になっている。
このように、点火プラグのギャップの火花放電によって発生する電磁波を、燃焼改善に利用する装置において、シリンダー内の混合気に活性化、イオン化の作用する電磁波が、著しく低減させられた弱いものでは、燃焼改善する作用が弱小であり、効果が明確に現れなくなったという問題が生じた。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、磁気コアを使ってトランスを形成させた、簡単な構成によって、強い電磁波電圧を導き出して、混合気の活性化、イオン化の作用をさせ燃焼改善の効果を手にすることができる、磁気コアを用いた燃焼改善点火装置を提供することを目的としている。
発明を解決するための手段
上記目的を達成するために本発明は、シリンダーの圧縮工程が終わり、混合気を点火するために高圧発生部であるイグニッションコイルから発生した高電圧が、ディストリビュータで配電され、プラグコードの高圧給電路を通って、点火プラグのギャップに高電圧が与えられ火花放電している時、プラグコードの高圧給電路には放電パルス電流が流れている。このプラグコードの高圧給電路を磁気コアに1次巻線として巻回する。一方、前記のシリンダーとは別のシリンダーであって4気筒エンジンでは吸入工程が完了しており、6気筒エンジンでは吸入工程が完了し圧縮工程の途中であるシリンダーに取り付けられている点火プラグに接続されているプラグコードの高圧給電路を、2次巻線として磁気コアに巻回し、放電パルス伝送のためのトランスを形成させる。このトランスの相互インダクタンスによって2次巻線のプラグコードの高圧給電路には電磁波を含む強いパルス電圧が発生するのである。前述したように従来の装置では伝送手段を、コンデンサーの2端子伝送路を使用していたが、本発明によるものは、トランスの4端子伝送路にしたため電磁波を含む強いパルス電圧が得られるようになった。
このトランスのコア材は、広帯域で損失の少ないものが良いのであるが高額であるので、高透磁率、高磁束密度である、Mn−Zn系フェライトコアを使用している。また高熱が発生するエンジンの近傍で使用するので、キュリー温度の高いものを使用するのが望ましい。現時点ではMn−Zn系フェライトコアでキュリー温度290°のものが出現しているが、ここではキュリー温度200°のコア材を使用している。このMn−Zn系フェライトコアの特性は周波数1MHZ以下で低損失のものであり、周波数1MHZ以上では高損失のものである。したがってシリンダーの内部にある混合気の活性化、イオン化の作用をしている周波数帯は、火花放電によって生じた広帯域な周波数を含んでいる電磁波の内、1MHZ以下の周波数帯である。
発明の効果
このように、雑音防止対策によって弱められた電磁波成分を、トランスの4端子伝送路によって、電磁波を含むパルス電圧を低損失に伝送することが可能となり、高圧給電路の一端に取り付けられている点火プラグのギャップに、強い電磁波を含むパルス電圧を加えることができ強力に混合気の活性化、イオン化され、混合気の燃焼が改善して、エンジンの出力向上、有害な排気ガスの低減、加速性の向上、燃費の向上などの効果がある。
本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。図1は、〔請求項2]記載の一実施形態の回路図である、4サイクル4気筒エンジンの、高圧配電方式のものであり、ディストリビュータ2を具備している、高圧給電路のプラグコード4、5、6、7は、純正品であり、抵抗値(7〜11KΩ)を持っているハイテンションコードである。点火プラグ12、13、14、15は、純正品であり、抵抗入り(5KΩ)の点火プラグである。磁気コア8、9、10、11は、前述したMn−Zn系フェライトコア材であり、トロイダルコアである。大きさは、コアの外直径80mm、コアの内直径50mm、コアの厚み20mmのコアを使用している。
4サイクルの行程の順序は、吸入行程、圧縮行程、燃焼・爆発行程、排気行程の順番になる。そしてディストリビュータ2のローター3は、右回転している。したがって点火順序は、ディストリビュータキャップに設けられている、電極片16、電極片17、電極片18、電極片19の順番となる。そして図示しないクランクシャフトが2回転すると、ローター3は1回転するようになっている。この四つの電極片は、たがいに90°の角度で配置されているので、ローター3が90°回転すると、クランクシャフトは180°回転することになる、これはピストンが上死点(下死点)から下死点(上死点)に移動することなので、ちょうど1行程の仕事になる。
ここで電極片16によって配電され点火するシリンダー20は、圧縮行程が完了している。この時点での、シリンダー21と、シリンダー22と、シリンダー23の行程名は、シリンダー21に関係する電極片17は電極片16に対して回転角度90°(1行程)前にあるのでシリンダー21は吸入行程が完了している。シリンダー22に関係する電極片18は電極片16に対して回転角度180°(2行程)前にあるのでシリンダー22は排気行程が完了している。シリンダー23に関係する電極片19は電極片16に対して回転角度270°(3行程)前にあるのでシリンダー23は燃焼・爆発行程が完了していることになる。
図1のイグニッションコイル1より発生させられた高電圧は、ディストリビュータ2の、ローター3から電極片16に伝えられ、プラグコード4を通って、点火プラグ12に印加されて火花放電し、シリンダー20の圧縮された混合気は点火されて、燃焼・爆発をするのである。この火花放電する時に発生する電磁波は、高圧給電路のプラグコード4に放電パルス電流として流れている。
この放電パルス電流が流れているプラグコード4を、トロイダルコア8に1ターン巻回して1次巻線とする。そして次に点火される吸入行程が完了しているシリンダー21に取り付けられている点火プラグ13に接続しているプラグコード5を、トロイダルコア8に1ターン巻回して2次巻線とし、第1のトランスを形成する。
この2次巻線のプラグコード5には、第1のトランスによって、電磁波の成分を含むパルス電圧が発生する。この電磁波の成分を含むパルス電圧をプラグコード5に接続されている点火プラグ13に与えることによって、シリンダー21の吸入された混合気の分子を活性化、イオン化をすることができるのである。
次にクランクシャフトが180°回転するとディストリビュータ2のローター3が90°右回転し電極片17の位置にある。この時シリンダー21の吸入された混合気は、圧縮行程が完了している。そしてイグニッションコイル1より発生した高電圧はローター3から電極片17に伝えられプラグコード5を通って点火プラグ13に印加され火花放電する。この点火プラグ13が取り付けられているシリンダー21の圧縮された活性化、イオン化されている混合気は点火され燃焼・爆発をする。
この時に放電パルス電流が流れるプラグコード5を、トロイダルコア10に1ターン巻回して1次巻線とし、次に点火される吸入行程が完了しているシリンダー22に取り付けられている点火プラグ14に接続しているプラグコード6を、トロイダルコア10に1ターン巻回して2次巻線として、第2のトランスを形成する。
この2次巻線のプラグコード6には、第2のトランスによって、電磁波の成分を含むパルス電圧が発生する。この電磁波の成分を含むパルス電圧をプラグコード6に接続されている点火プラグ14に与えることによって、シリンダー22の吸入された混合気の分子を活性化、イオン化をすることができるのである。
次にクランクシャフトが180°回転するとディストリビュータ2のローター3が90°右回転し電極片18の位置にある。この時シリンダー22の吸入された混合気は、圧縮行程が完了している。そしてイグニッションコイル1により発生した高電圧は、ローター3から電極片18に伝えられプラグコード6を通って点火プラグ14に印加され火花放電する。この点火プラグ14が取り付けられているシリンダー22の圧縮された活性化、イオン化されている混合気は点火され燃焼・爆発をする。
この放電パルス電流が流れるプラグコード6を、トロイダルコア11に1ターン巻回して1次巻線とし、次に点火される吸入行程が完了しているシリンダー23に取り付けられている点火プラグ15に接続しているプラグコード7を、トロイダルコア11に1ターン巻回して2次巻線として、第3のトランスを形成する。
この2次巻線のプラグコード7には、第3のトランスによって、電磁波の成分を含むパルス電圧が発生する。この電磁波の成分を含むパルス電圧をプラグコード7に接続されている点火プラグ15に与えることによって、シリンダー23の吸入された混合気の分子を活性化、イオン化をすることができるのである。
次にクランクシャフトが180°回転するとディストリビュータ2のローター3が90°右回転し電極片19の位置にある。この時シリンダー23の吸入された混合気は、圧縮行程が完了している。そしてイグニッションコイル1により発生した高電圧はローター3から電極片19に伝えられプラグコード7を通って点火プラグ15に印加され火花放電する。この点火プラグ15が取り付けられているシリンダー23の圧縮された活性化、イオン化されている混合気は点火され燃焼・爆発をする。
この放電パルス電流が流れるプラグコード7を、トロイダルコア9に1ターン巻回して1次巻線とし、次に点火される吸入行程が完了しているシリンダー20に取り付けられている点火プラグ12に接続しているプラグコード4を、トロイダルコア9に1ターン巻回して2次巻線として、第4トランスを形成する。
この2次巻線のプラグコード4には、第4のトランスによって、電磁波の成分を含むパルス電圧が発生する。この電磁波の成分を含むパルス電圧をプラグコード4に接続されている点火プラグ12に与えることによって、シリンダー20の吸入された混合気の分子を活性化、イオン化をすることができるのである。
このような順序の循環によって燃焼の改善をしてエンジンの出力向上、燃費の向上、有害な排気ガスの低減の効果を得ることができるのである。
次に、本発明による磁気コアを用いた燃焼改善点火装置による内燃機関の、燃費の測定実験についての説明をする。まず測定手順として、〔請求項2〕における実施例である、図1で示される磁気コアを用いた燃焼改善点火装置を使用する。そして片道31.5kmの区間を一回往復した距離である63kmを、点火装置のプラグコードにトロイダルコアの装着前と装着後を走行して、ガソリンの消費量を測定比較する。
使用するガソリン消費量計測器は、図2に示されるように、インジェクタのソレノイドコイルと並列に、フォトカプラの発光ダイオードを接続して、インジェクタのソレノイドコイルの通電状態を、フォトカプラの受光トランジスタのコレクタから取りだし、ソレノイドコイルが通電されている時に、信号が(H)になるようにインバータで反転しゲート信号としている。一方、水晶発振子で10MHZを発振させ、1/10の分周器を3個用い、1/1000に分周して10KHZの信号を作っている。そして前記ゲート信号が(H)になっている時だけ、前記10KHZの信号を6桁の積算カウンターに送り込みカウントアップすることにより、ゲートが開いている時間に比例したパルス数が6桁の積算カウンターに表示される。このようにしてインジェクタの通電時間が計測される。そして、インジェクタの噴射量特性に示されるようにガソリンの噴射量はインジェクタの通電時間に比例するので、図2に示される「ガソリン消費量積算カウンター」の測定器によってガソリンの消費量が測定できるのである。
測定用の自動車として、車名:トヨタ・カローラ、種別:SE−G、形式:E−AE101、登録番号:広島52せ3709、初年度登録年月:平成4年10月、車体番号:AE101−3035533、自動車の種別・用途:小型・乗用、原動機の型式:4A、サイクル・気筒数:4サイクル・4気筒、総排気量:1580cc、車両重量:1070kg、変速機:A/T、その他、インジェクタは4個のマルチ・ポイント・インジェクションであり「ガソリン消費量積算カウンター」に使用するものは1番シリンダーの吸気管に取り付けてあるインジェクタのソレノイドコイルを使用した。測定前の走行距離数は137331kmの自動車を使用した。表1に、燃料消費の測定結果を示す。
Figure 2006329055
表1から31.5km離れた標高270mの地点を往復した場合の磁気コアを装着前と装着後の燃費向上率は1.77%となった。また、この表1から標高270mの上り走行においては、装着前と装着後のガソリン消費量は、ほとんど差が無いが、下り走行においては、3.77%の燃費向上が顕著に表れている。そして標高差のない平坦な区間においても、燃費向上率は、1.77%前後であると考えられる。このように燃費向上率の数値は小さいがマクロ的視点から見ると、1.77%の燃費向上は地球温暖化防止に寄与するものである。この表以外にも数度、測定走行実験をした結果においても、このような燃費向上率であった。また燃費が向上した結果、有害な排気ガスである未燃ガス(HC)や一酸化炭素(CO)が低減していると思われる。
本発明に係る磁気コアを用いた燃焼改善点火装置の〔請求項2〕記載の一実施形態を示す回路図である。 本発明に係る磁気コアを用いた燃焼改善点火装置による内燃機関の、ガソリンの消費量を測定する「ガソリン消費量積算カウンター」を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1 イグニッションコイル
2 ディストリビュータの本体
3 ディストリビュータのローター
4,5,6,7 プラグコード
8,9,10,11 トロイダルコア
12,13,14,15 点火プラグ
16,17,18,19 ディストリビュータの電極片
20,21,22,23 シリンダー

Claims (7)

  1. 多気筒エンジンであって、混合気の圧縮工程が完了している気筒において、前記圧縮された混合気を点火するために燃焼室に取り付けられた点火プラグに対して、高圧発生部によって発生した高電圧を供給する導体であって、点火時の放電パルス電流が流れる高圧給電路を、磁気コアに巻回して1次巻線を形成する。そして前記圧縮行程が完了している気筒とは別の気筒であって、吸気工程が完了している気筒に取り付けられている点火プラグに、高圧発生部からの高電圧を供給する導体である高圧給電路を、前記磁気コアに巻回し2次巻線を形成する。このような1次巻線と2次巻線とを、備えたトランスを形成させ、前記トランスの前記1次巻線に点火時の放電パルス電流が流入し、相互インダクタンスによって前記2次巻線に誘起した電磁波を含むパルス電圧を、前記2次巻線の高圧給電路に接続されている点火プラグに導き、前記点火プラグより電磁界を、前記吸気行程が完了している気筒内の混合気に対して与え、前記混合気を活性化、イオン化させて燃焼の改善をすることを特徴とした、磁気コアを用いた燃焼改善点火装置。
  2. 多気筒エンジンの複数の気筒に、1気筒当たり点火プラグが1個づつ取り付けられている。そしてイグニッションコイルにて発生させられた高電圧を、ディストリビュータによって配電され、プラグコードにより、点火プラグに供給し火花放電する点火装置において、エンジンによって決められている、点火順序の最後に火花放電する点火プラグに高電圧を供給するプラグコード1次巻線とし、点火順序の最初に火花放電する点火プラグに高電圧を供給するプラグコードを2次巻線として、それぞれ磁気コアに巻回して第1のトランスを形成させる。そして最初に火花放電する点火プラグに高電圧を供給するプラグコードを1次巻線とし、点火順序の2番目に火花放電する点火プラグに高電圧を供給するプラグコードを2次巻線として、それぞれ磁気コアに巻回して第2のトランスを形成させる。そして前記2番目に火花放電する点火プラグに高電圧を供給するプラグコードを1次巻線とし、前記3番目に火花放電する点火プラグに高電圧を供給するプラグコードを2次巻線として、磁気コアに巻回して第3のトランスを形成させる。このような手順にしたがって、複数の気筒の数量と同じ数量のトランスを形成させて成ることを特徴とした、請求項1記載の磁気コアを用いた燃焼改善点火装置。
  3. 多気筒エンジンの複数の気筒に、1気筒当たり点火プラグが1個づつ取り付けられている。そしてイグニッションコイルにて発生させられた高電圧を、ディストリビュータによって配電され、プラグコードにより、前記点火プラグに供給する点火装置において、前記プラグコードを、1個の磁気コアに、それぞれ同数巻きつけ1個のトランスを形成させたことを特徴とした、請求項1記載の磁気コアを用いた燃焼改善点火装置。
  4. 4気筒ないし6気筒エンジンの複数の気筒に、点火プラグが1気筒当たり一個づつ取り付けられている。そしてイグニッションコイルの2次側巻線の両端にそれぞれプラグコードを接続し、前記プラグコードの一端にはそれぞれ点火プラグが接続されている。このように前記イグニッションコイルの2次巻線の両端から見た1つの閉ループ内に、2個の点火プラグのギャップが直列に接続されている。したがって4気筒エンジンでは4個の点火プラグがあるので、2つの閉ループが必要であり、2つのイグニッションコイルを具備している。6気筒エンジンでは6個の点火プラグがあるので、3つの閉ループが必要であり、3つのイグニッションコイルを具備している。このように構成されている同時点火式の点火装置において、複数の前記イグニッションコイル毎に、2本づつ接続されているプラグコードの内、どちらか1本のプラグコードを任意に選択したものを、集めてAグループとし、選択しなかったプラグコードを集めてBグループとして、前記Aグループのプラグコード群を第1の磁気コアにそれぞれ巻回して第1のトランスを形成させる。そして前記Bグループのプラグコード群を第2の磁気コアにそれぞれ巻回して第2のトランスを形成させたことを特徴とした、請求項1記載の磁気コアを用いた燃焼改善点火装置。
  5. 直列型多気筒エンジンのダイレクトイグニッションシステムであって、シリンダーカバーに円筒形の穴がシリンダー毎に、プラグホールとして設けられている。前記プラグホールの底部には、点火プラグが取り付けられている。前期プラグホールにイグニッションコイルが装着されていて、高電圧発生部のトランスが前記プラグホールの外であって、前記プラグホールの上に設けられているものにおいて、前記トランスの2次側高圧出力端子から、点火プラグのターミナル部を中継接続している高圧給電路と、点火プラグの絶縁碍子の中を通っている中軸の高圧給電路には、火花放電電流が流れて、周囲の空間に磁束が発生している。前記高圧給電路は前記プラグホールの軸方向に通っていて、前記プラグホールの数だけの前記高圧給電路が、それぞれ1ターンの巻数となるように閉磁路の磁気コアを、前記プラグホールの円柱の部分に装着、ないしヘッドカバーと一体成形する、ないしヘッドカバーの上部に装着、のいずれかによってトランスを形成させたことを特徴とした、請求項1記載の磁気コアを用いた燃焼改善点火装置。
  6. 直列型多気筒エンジンのダイレクトイグニッションシステムであって、シリンダーカバーに円筒形の穴がシリンダー毎に、プラグホールとして設けられている。前記プラグホールの底部には、点火プラグが取り付けられている。前期プラグホールにイグニッションコイルが装着されていて、高電圧発生部のトランスが、前記プラグホールの内に設けられているものにおいて、前記トランスの2次側高圧出力端子から、点火プラグのターミナル部を中継接続している高圧給電路と、点火プラグの絶縁碍子の中を通っている中軸の高圧給電路には、火花放電電流が流れて、周囲の空間に磁束が発生している。前記給電路は前記プラグホールの軸方向に通っていて、前記プラグホールの数だけの前記高圧給電路が、それぞれ1ターンの巻数となるように閉磁路の磁気コアを、前記プラグホールの円柱の部分に装着することによってトランスを形成させたことを特徴とした、請求項1記載の磁気コアを用いた燃焼改善点火装置。
  7. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、のいずれかの、磁気コアを用いた燃焼改善点火装置において、エンジンにプラグホールが設けられているものにおいて、前記プラグホールが、磁性体の物質で円筒体が作られているものは、非磁性体の物質で作られた円筒体であることを特徴とした、磁気コアを用いた燃焼改善点火装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016065464A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社マキタ エンジン作業機

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