JP2006328438A - アーク蒸発源および真空蒸着装置 - Google Patents

アーク蒸発源および真空蒸着装置 Download PDF

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康浩 小泉
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Abstract

【課題】 真空アーク放電のカソードから放出された蒸発物質を適正に回収することを可能にしたアーク蒸発源および真空蒸着装置を提供する。
【解決手段】 アーク蒸発源100は、間隙Gを隔てて互いに対向する第1および第2の電極14A、14Bを備え、前記第1および第2の電極14A、14Bのうちの少なくとも何れか一方の電極をカソードとして、前記カソードとアノードとの間に発生する真空アーク放電に基づいて、前記第1および第2の電極14A、14Bのうちの他方の電極が、前記カソードから放出された蒸発物質を回収可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アーク蒸発源および真空蒸着装置に係り、更に詳しくは、真空アーク蒸着法における蒸発材料の回収性能を改良したアーク蒸発源および真空蒸着装置に関する。
真空アーク放電では、通常、陰極(カソード;ターゲット)上に高温かつ活性の小さな陰極点が形成され、この陰極点から高エネルギーの電極材料(例えば、陰極材料イオン)が真空中に放出される。こうした電極材料を利用してワーク表面に被膜を形成する手法が、真空アーク蒸着法と称されている。そして、この真空アーク蒸着法は、固体金属から直接高エネルギーの電極材料が得られることによりワークとの密着性に優れる点や、坩堝やボート等の電極材料を溜める容器を無くし得る点等、各種の利点を備えている。
しかしながら、真空アーク蒸着法の最大の欠点は、真空アーク放電のカソードの陰極点からドロップレットと呼ばれる粒子(粒子径:20μm〜100μm)を生じせしめることにあり、こうしたドロップレットのワーク表面への付着によって、ワーク表面の被膜の均一性劣化が懸念されている。
このため、従来からドロップレットの発生自体を抑制する手法(例えば、パルス放電法)およびドロップレットを除去した真空空間を利用する手法(例えば、シールド法)並びに元々ドロップレットの少ない真空空間を利用する手法等、各種のドロップレット対処技術が提案されている。
このようなドロップレット対処技術の一例として、真空雰囲気中に、互いに近接して対向する第1電極と第2電極の間に放電電力を印加する方法がある。これにより、第1および第2電極の表面が相互加熱されると共に、第1および第2の電極からの熱電子放出が活性化されて、これらの電極の表面が更に加熱される。そうすると、カソードとしての第1または第2の電極の陰極点が大きくなって、第1または第2の電極におけるドロップレットの発生を極端に減少させる効果が発揮される(特許文献1参照)。
特開2002−69664号公報
以上に述べた状況において、本件発明者等は、既存のドロップレット対処技術の枠組みから離れ、真空アーク放電のカソードにおいて発生したドロップレットやワークの表面の蒸着に利用可能なカソードイオン被膜材料等の電極材料(以下、これらを総称して「蒸発物質」という。)を、積極的に回収し再利用する技術の開発に取り組んでいる。
なお、互いに対向する第1および第2電極を備えた、特許文献1に記載のプラズマ加工技術でも一見すると、第1および第2電極から放出されたドロップレットは、両電極間の間隙を移動して互いに付着し合い、あたかもドロップレットを回収できる如くなっている。
しかしながら、この特許文献1に記載のプラズマ加工技術では、ドロップレットの発生自体を抑制することにのみ着眼点が置かれ、その結果として、蒸発物質の回収や再利用という課題認識を欠くものであって、蒸発物質を可能な限り放出し易い条件に調整してこれを回収かつ再利用するという本発明の課題と完全に相反するものである。
また、特許文献1に記載のプラズマ加工技術では、第1および第2電極の一方の電極がカソードになる場合には、その他方の電極は、アノード(陽極)になる。そうなると仮に、アノードがドロップレットを回収できたとしても、カソードから放出されたカソードイオン(プラスイオン)を回収することが困難である。このため、特許文献1に記載の技術は、蒸発物質の回収および再利用という本発明の課題から見て中途半端なものと言える。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、真空アーク放電のカソードから放出された蒸着物質を適正に回収することを可能にしたアーク蒸発源および真空蒸着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るアーク蒸発源は、間隙を隔てて互いに対向する第1および第2の電極を備え、前記第1および第2の電極のうちの少なくとも何れか一方の電極をカソードとして、前記カソードとアノードとの間に発生する真空アーク放電に基づいて、前記第1および第2の電極のうちの他方の電極が、前記カソードから放出された蒸発物質を回収可能に構成されている。
ここで、本発明に係る真空蒸着装置は、請求項1記載のアーク蒸発源を減圧可能な内部に配置した真空槽と、前記カソードと前記アノードとの間に真空アーク放電を生じせしめる電力を、前記カソードおよび前記アノードに供給する電力供給手段と、を備えた装置である。
このようなアーク蒸発源および真空蒸着装置の構成によれば、真空アーク放電の際にカソードから放出された蒸発物質がアノードに付着して回収され好適である。
なお、前記アノードが、前記真空槽であれば、真空アーク放電の回路構成を簡素化可能である。
また、前記蒸発物質は、前記カソードの材料からなるドロップレットおよびイオンである。
また、前記真空槽の内部に配置されたワークを備え、前記第1および第2の電極は棒材であり、前記第1および第2の電極は、これらの端面により前記間隙が挟まれるように前記第1および第2の電極の長手方向を揃えて配置され、前記ワークは前記間隙から臨める位置に配置されても良い。
更に、前記真空槽の内部に配置され、前記蒸発物質を回収する回収部材を備え、前記回収部材の面が、前記ワークと前記間隙との間の領域を除き、前記間隙を囲むように湾曲して構成されても良い。
こうした回収部材の配置構成により、ワークを配置した領域を除いた間隙を臨める各方向について、第1および第2の電極から放出した電極材料が、殆ど回収部材の内面に付着することになる。
ここで、真空蒸着装置は、前記第1の電極が、前記カソードである第1の使用状態と、前記第2の電極が、前記カソードである第2の使用状態と、を有しても良い。そして、前記第1の使用状態と前記第2の使用状態との間の切り替えを実行する切り替え手段を備えても良い。
こうすると、真空蒸着装置における第1の使用状態と第2の使用状態とを、切り替え手段を介して一定期間毎に切り替えて反復させると、第1の使用状態の間において第2の電極に回収された蒸発物質が、次回の第2の使用状態の間には、カソードとして機能する第2の電極の一部として再利用され、第2の使用状態の間において第1の電極に回収された蒸発物質は、次回の第1の使用状態の間には、カソードとして機能する第1の電極の一部として再利用され好適である。
ここで、前記電力供給手段は、直流電力源であり、前記切り替え手段は、前記直流電力源の陰極側の端子との接続を、前記第1の電極と第2の電極との間でスイッチングするスイッチであっても良い。
また、前記電力供給手段は、交流電力源であり、前記切り替え手段は、前記交流電力源の一方の端子と前記第1の電極との間、および前記交流電力源の他方の端子と第2の電極との間において、前記交流電力源から供給される電力を整流する整流素子を有しても良い。
このような交流電力源を使った真空蒸着装置によれば、交流電力源の交流周期を適正に調整することにより、第1の使用状態によるワークへの被膜材料の蒸着膜厚分布ムラと、第2の使用状態によるワークへの被膜材料の蒸着膜厚分布ムラと、が、互いに相殺し合って、ワークへの被膜材料の蒸着膜厚分布ムラが防止できると期待される。
また、前記電力供給手段は、前記第1の電極に接続する負極側の端子および前記アノードに接続する正極側の端子を有する第1の直流電力源と、前記第2の電極に接続する負極側の端子および前記アノードに接続する正極側の端子を有する第2の直流電力源と、を備えても良い。
このような第1および第2の直流電力源を使った真空蒸着装置によれば、第1の直流電力源による第1の電極への真空アーク放電用の電力供給および第2の直流電力源による第2の電極への真空アーク放電用の電力供給が同時期に実行され、これにより、第1の使用状態によるワークへの被膜材料の蒸着膜厚分布ムラと、第2の使用状態によるワークへの被膜材料の蒸着膜厚分布ムラと、が、互いに相殺し合って、ワークへの被膜材料の蒸着膜厚分布ムラが防止できると期待される。
本発明によれば、真空アーク放電のカソードから放出された蒸発物質を適正に回収することを可能にしたアーク蒸発源および真空蒸着装置が得られる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1および図2は、本発明の実施の形態に係る真空蒸着装置用のアーク蒸発源の構成を示した断面図である。図1は、アーク蒸発ユニット10A、10Bの第1および第2の電極14A、14Bの中央部分における、フランジ15と平行な平面に沿った断面図であり、図2は、図1のA−A線に沿った面の断面図である。
アーク蒸発源100は、図1および図2に示す如く、一対のアーク蒸発ユニット10A、10Bと、アーク蒸発ユニット10A、10Bの絶縁部材17A、17Bを介して、アーク蒸発ユニット10A、10Bの給電棒部材16A、16Bを保持する円盤状の金属製フランジ15と、を有している。
アーク蒸発ユニット10Aは、図1に示す如く、貴金属からなる円柱状(棒状)の第1の電極14Aと、中央に丸孔を有しこの丸孔に第1の電極14Aを挿入せしめてこの第1の電極14Aを保持する角板状の金属製電極保持具13Aと、第1の電極14Aの一端の円形面SA1を当接させた状態で電極保持具13Aを適宜の固定手段(螺子等;不図示)により固定して保持する略矩形状の金属製ブラケット12Aと、を備えて構成されている。
また、アーク蒸発ユニット10Aは、図2に示す如く、フランジ15の貫通孔(不図示)を貫通してフランジ15を跨ぐように延びてブラケット12Aの側面(第1の電極14Aの当接面に直交する面)に適宜の固定手段(螺子等;不図示)により固定され、ブラケット12Aを介して第1の電極14Aに対して所定の電力を供給可能に構成された円柱状の金属製給電棒部材16Aと、給電棒部材16Aとフランジ15の貫通孔の周面との間に挿入されこの給電棒部材16Aとフランジ15との間の電気的な絶縁を保つことを可能にする円筒状の絶縁部材17Aと、第1の電極14Aをその他端の円形面SA2から所定長分貫通させる貫通孔を有して、ブラケット12A、電極保持具13A、第1の電極14A、フランジ15を境にした給電棒部材16Aのうちの第1の電極14Aの側の部分およびフランジ15を境にした絶縁部材のうちの第1の電極14Aの側の部分を覆って適宜の固定手段(螺子等;不図示)によりフランジ15に取り付けられた金属製(ステンレス製)のカバー部材11Aと、を備えて構成されている。
なお、アーク蒸発ユニット10Bの構成は、アーク蒸発ユニット10Aの構成と同一であって、アーク蒸発ユニット10Aの各構成要素に対応するアーク蒸発ユニット10Bの各構成要素については、参照符号の末尾を「A」から「B」に振り替えて図示している。よって、ここではアーク蒸発ユニット10Bの各構成要素の詳細な説明は省略する。
円柱状の第1および第2の電極14A、14Bは、カバー部材11A、11Bの貫通孔を貫通して互いに近接するように軸方向に延び、その結果として、第1および第2の電極14A、14Bの他端の円形面SA2、SB2により挟まれた所定の円盤状の間隙Gを保つように互いに対向して配置されている。そして、後程詳しく述べるように、第1および第2の電極14A、14Bは、真空アーク放電のカソード(陰極;ターゲット)としての役割および真空アーク放電のカソードから放出された蒸発物質を回収する部材として役割を兼ね備えることになる。
また、図1および図2に示すように、電極保持具13Aを介して第1の電極14Aを保持した状態のブラケット12Aは、給電棒部材16Aを周方向に回すことにより、この給電棒部材16Aの軸中心PAを中心にして所定の回転範囲に亘って回動し得る。同様に、電極保持具13Bを介して第2の電極14Bを保持した状態のブラケット12Bは、給電棒部材16Bを周方向に回すことにより、この給電棒部材16Bの軸中心PBを中心にして所定の回転範囲に亘って回動し得る。このようなブラケット12A、12Bの回転によって、第1の電極14Aの他端の円形面SA2と第2の電極14Bの他端の円形面SB2との間の間隙Gの寸法が簡易に調整され得ると共に、両電極14A、14Bを互いに接触させて引き離すという真空アーク放電のアーク点弧(後記)が行われる。
電極保持具13A、13Bは、詳しくは、これらの電極保持具13A、13Bの側面から突出する突出部(不図示)を有し、この突出部の幅方向中央部分を丸孔の径方向に沿って欠いて、この丸孔に至るスリット孔(不図示)が形成されている。そして、この突出部を丸孔の周方向に締め付ける締め付け手段(螺子等;不図示)によって、第1および第2の電極14A、14Bが各々、電極保持具13A、13Bに固定されている。なお、この電極保持具13A、13Bは、第1および第2の電極14A、14Bを介した真空アーク放電による加熱に耐え得るような金属(例えば、ステンレス)で構成されている。
ブラケット12A、12Bの内部および給電棒部材16A、16Bの内部は共に、中空領域(不図示)を有しており、この中空領域に冷却剤供給手段(不図示)から供給された水等の冷却剤を循環させている。このため、ブラケット12A、12Bを介した冷却剤との熱交換により真空アーク放電に伴う第1および第2の電極14A、14Bの高温化が適正に抑制されている。
カバー部材11A、11Bはフランジ15および真空槽20(後記)を介して接地され、これにより、給電棒部材16A、16Bおよびブラケット12A、12Bおよび電極保持具13A、13B並びに第1および第2の電極14A、14Bに真空アーク放電用の電力が印加された際の放電領域を、第1および第2の電極14A、14Bの他端の円形面SA2、SB2に制限して異常放電を防止可能なシールド板の役割を果たしている。
次に、以上に述べたアーク蒸発源100を、真空槽20の内部に装着させた真空蒸着装置の構成例を説明する。
図3は、本実施の形態に係る真空蒸着装置の一構成例を説明する模式図である。
なおここでは、図面の簡素化を図るため、アーク蒸発源100として、その構成要素のうちの第1および第2の電極14A、14Bのみを代表的に図示しているが、実際には、真空蒸着装置110の真空槽20の壁部に設けた開口部(不図示)を介して、図1および図2に示したアーク蒸発源100におけるアーク蒸発ユニット10A、10Bの第1および第2の電極14A、14Bを、真空槽20の内部に挿入した上で、アーク蒸発源100のフランジ15をシール部材(Oリング等;不図示)に基づく真空シールを施して適宜の固定手段(螺子等;不図示)により真空槽20の壁部に固定している(以下、図5および図6並びに図7においても同じ。)。
図3によれば、真空蒸着装置110は、内部を減圧可能な真空槽20と、この真空槽20の内部の適所に配置された第1および第2の電極14A、14Bを有するアーク蒸発源100と、真空槽20の内部の適所に配置されたワーク21と、第1および第2の電極14A、14Bのうちの何れか一方の電極と真空槽20(陽極;アノード)との間に真空アーク放電を生じせしめるように、真空槽20に正極側の端子が接続される共に、切り替えスイッチ22を介して第1および第2の電極14A、14Bのうちの何れか一方の電極に負極側の端子が接続される直流電力源(電力供給手段)23と、を備えて構成されている。なお、真空槽20は接地されており、このことから直流電力源23の正極側の端子は接地電位に保たれる。
またここでは、真空槽20の構造部材は、導電性の材料からなり、真空アーク放電を実行するための回路(部材)の一部として構成されている一方、第1および第2の電極14A、14Bは、真空槽20と絶縁して構成されているが、勿論、真空槽20の内部に真空槽20と別体のアノード(金属板等;不図示)を配置して、これに直流電力源23の正極側の端子を接続させても良い。
第1および第2の電極14A、14Bは詳しくは、これらの円形面SA2、SB2(端面)により間隙Gが形成されるようにして第1および第2の電極14A、14Bの長手方向に揃えて配置される一方、ワーク21は間隙Gから臨めるように、第1および第2の電極14A、14Bの側方にて径方向に離れて配置されている。ワーク21を、第1および第2の電極14A、14Bに対してこの様な方向に配置すれば、第1および第2の電極14A、14Bのうちの何れか一方の電極と真空槽20との間の真空アーク放電に起因して発生するドロップレットのワーク21の方向への飛散量が少なく好適であることが分かっている。勿論、ドロップレットのワーク21への付着が確認されれば、既存の各種のドロップレット対処技術をこの真空槽20の内部に導入して、ドロップレットのワーク21への付着を防止しても良い。
直流電力源23は、約10〜100V(ボルト)程度の電圧と、約10〜500A(アンペア)程度の電流を直流電力として出力する。
以上に述べた真空蒸着装置110の構成により、直流電力源23の負極側の端子が、切り替えスイッチ22のスイッチングによって貴金属(金や銀等)の第1の電極14Aに接続されると共に、第2の電極14Bが電気的にフローティングに置かれる場合には、第1の電極14Aが真空アーク放電のカソード(陰極;ターゲット)として機能するという真空蒸着装置110の使用状態(以下、「第1の使用状態」という。)が実現される。そうなると、第1の電極14Aと真空槽20との間に発生する真空アーク放電に基づき、第1の電極14Aの他端の円形面SA2からこの第1の電極14Aを構成する貴金属の電極材料(貴金属プラスイオン等)が、この円形面SA2を臨める各方向に向け一様に放出され、その結果、この電極材料の一部が被膜材料としてワーク21の表面に到達してこの表面に蒸着される。同時に、第1の電極14Aの他端の円形面SA2からこの第1の電極14Aを構成する貴金属のドロップレットは主として、第1の電極14Aの軸方向に放出される。このため、第1の電極14Aの他端の円形面SA2と間隙Gを隔てて対向する第2の電極14Bの他端の円形面SB2に、第1の電極14Aから放出された電極材料の一部およびドロップレット(蒸発物質)が付着され、これにより、この蒸発物質が効率的に第2の電極14Bに回収され得る。
一方、直流電力源23の負極側の端子が、切り替えスイッチ22のスイッチングによって貴金属(金や銀等)の第2の電極14Bに接続される共に、第1の電極14Aが電気的にフローティングに置かれる場合には、第2の電極14Bが真空アーク放電のカソード(陰極;ターゲット)として機能するという真空蒸着装置110の使用状態(以下、「第2の使用状態」という。)が実現される。そうなると、第2の電極14Bと真空槽20との間に発生する真空アーク放電に基づき、第2の電極14Bの他端の円形面SB2からこの第2の電極14Bを構成する貴金属の電極材料が、この円形面SB2を臨める各方向に向け一様に放出され、その結果、この電極材料の一部が被膜材料としてワーク21の表面に到達してこの表面に蒸着される。同時に、第2の電極14Bの他端の円形面SB2からこの第2の電極14Bを構成する貴金属のドロップレットは主として、第2の電極14Bの軸方向に放出される。このため、第2の電極14Bの他端の円形面SB2と間隙Gを隔てて対向する第1の電極14Aの他端の円形面SA2に、第2の電極14Bから放出された蒸発物質が付着され、これにより、この蒸発物質が効率的に第1の電極14Aに回収され得る。
こうして真空蒸着装置110における第1の使用状態と第2の使用状態とを、切り替えスイッチ22を介して一定期間毎(例えば、一バッチ期間毎)に切り替えて繰り返すと、第1の使用状態の間において第2の電極14Bに回収された蒸発物質が、次回の第2の使用状態の間には、カソードとして機能する第2の電極14Bの一部として再利用され、第2の使用状態の間において第1の電極14Aに回収された蒸発物質は、次回の第1の使用状態の間には、カソードとして機能する第1の電極14Aの一部として再利用され好適である。
なお、真空蒸着装置110は、その動作を制御する制御装置(不図示)を備え、この制御装置が、真空蒸着装置110における真空アーク放電を適正に制御している。
次に、本実施の形態に係る真空蒸着装置110の動作を説明する。
なお、真空アーク放電を発生する電力供給条件や真空槽20の内部のガス条件は共に、公知技術に基づいており、ここでは、これらの詳細な説明は省略する。
真空蒸着装置110の真空槽20の内部にワーク21およびアーク蒸発源100を設置した後、真空槽20の壁部の適所から放電ガスを導いて、真空槽20を所定の真空度(例えば、1Pa)に保つように真空排気装置を動作させる。
この状態で、真空アーク放電の点弧を、例えば接触点弧法によって実行する。即ち、第1および第2の電極14A、14Bを各々、軸中心PA、PBを中心に互いに近づくように回転させて(図1参照)、第1および第2の電極14A、14Bを互いに接触させた状態にする。この状態で、両電極14A、14Bの間に電流を流して、その後、両電極14A、14Bを引き離すと、両電極14A、14Bを引き離した瞬間に発生する火花放電によって真空アーク放電が誘起される。
続いて、真空蒸着装置110における第1の使用状態を実行するように、第1の電極14Aと真空槽20に所定の電力が印加される。そうすると、第1の電極14Aと真空槽20との間の真空アーク放電に基づいてワーク21に第1の電極14Aを構成する貴金属の被膜材料が蒸着されると共に、第2の電極14Bに第1の電極14Aから放出された蒸発物質が回収され、回収された蒸発物質は次回の第2の使用状態において再利用される。
そして一バッチ期間を終えて、真空蒸着装置110の真空を大気開放して、真空槽20の内部のワーク21を取り替えた後、再び、同様の真空アーク放電誘起動作が実行される。その後、ワーク21を真空蒸着装置110における第2の使用状態を実行するように、第2の電極14Bと真空槽20に所定の電力が印加される。そうすると、第2の電極14Bと真空槽20との間の真空アーク放電に基づいてワーク21に第2の電極14Bを構成する貴金属の被膜材料が蒸着されると共に、第1の電極14Aに第2の電極14Bから放出された蒸発物質が回収され、回収された蒸発物質は次回の第1の使用状態において再利用される。
〔変形例1〕
上記実施の形態では、真空蒸着装置110における第1の使用状態と第2の使用状態との間の切り替えを、一バッチ毎に実行する例を説明した。しかしながら、こうしたバッチ単位の切り替えを行った場合には、図4に示すように、第1の使用状態によるワーク21への被膜材料の蒸着は、実線で示したAパターンの被膜材料飛散形態に基づきなされ、第2の使用状態によるワーク21への被膜材料の蒸着は、点線で示したBパターンの被膜材料飛散形態に基づきなされる。このことから被膜材料の飛散分布が、切り替え毎(即ち、バッチ毎)に変化して、延いては、ワーク21への被膜材料の蒸着膜厚分布ムラを誘発させかねない。
ここでは、このようなワーク21への被膜材料の蒸着膜厚分布ムラ誘発を適切に防止する真空蒸着装置の一構成例を説明する。
図5は、本変形例に係る真空蒸着装置の一構成例を説明する模式図である。
図5によれば、実施の形態の真空蒸着装置110(図3)における直流電力源23および切り替えスイッチ22に替えて、本変形例に係る真空蒸着装置120は、交流電力源32(電力供給手段)および4個の第1〜第4のダイオード(整流素子)31A、31B、31C、31Dを備えて構成されている。
なお、上記以外の真空蒸着装置120の構成は、真空蒸着装置110(図3)の構成と同じため、両者に共通する構成の説明は省く。
交流電力源32は、約10〜100V(ボルト)程度の電圧と、約10〜500A(アンペア)程度の電流を矩形波等の交流電力として出力する。
第1のダイオード31Aは、交流電力源32の一方の端子と真空槽20との間の配線間に、この一方の端子から真空槽20に向かって導電する方向(順方向)になるように挿入されている。また、第2のダイオード31Bは、交流電力源32の一方の端子と第2の電極14Bとの間の配線間に、この一方の端子から第2の電極14Bに向かって導電しない方向(逆方向)になるように挿入されている。
第3のダイオード31Cは、交流電力源32の他方の端子と真空槽20との間の配線間に、この他方の端子から真空槽20に向かって導電する方向(順方向)になるように挿入されている。また、第4のダイオード31Bは、交流電力源32の他方の端子と第1の電極14Aとの間の配線間に、この他方の端子から第1の電極14Aに向かって導電しない方向(逆方向)になるように挿入されている。
このような真空蒸着装置120の構成によれば、真空槽20の電位(実際には接地電位)を基準にして、交流電力源32の交流周期に従って、第1の電極14Aおよび第2の電極14Bに対し交互にマイナス電位が印加されることになる。
そうすると、真空蒸着装置120の一バッチ期間中に真空蒸着装置120における第1の使用状態(図4のAパターンの被膜材料飛散形態)と、第2の使用状態(図4のBパターンの被膜材料飛散形態)と、が、交流電力源32の交流周波数相当分、一バッチ期間中に単インターバルで多数回数に亘って自動的に切り替えられる。このため、交流電力源32の交流周波数を適正に調整することにより、第1の使用状態によるワーク21への被膜材料の蒸着膜厚分布ムラと、第2の使用状態によるワーク21への被膜材料の蒸着膜厚分布ムラと、が、互いに相殺し合って、ワーク21への被膜材料の蒸着膜厚分布ムラが防止できると期待される。
〔変形例2〕
ここでは、図4を参照して述べたワーク21への被膜材料の蒸着膜厚分布ムラ誘発を、適切に防止する真空蒸着装置に他の構成例を説明する。
図6は、本変形例に係るアーク蒸発源を装着した真空蒸着装置の一構成例を説明する模式図である。
図6によれば、実施の形態の真空蒸着装置110(図3)における直流電力源23および切り替えスイッチ22に替えて、本変形例に係る真空蒸着装置130は、第1の電極14Aに電力を供給可能な第1の直流電力源41(電力供給手段)と、第2の電極14Bに電力を供給可能な第2の直流電力源42(電力供給手段)と、を備えて構成されている。
なお、上記以外の真空蒸着装置120の構成は、真空蒸着装置110(図3)の構成と同じため、両者に共通する構成の説明は省く。
第1の直流電力源41では、第1の電極14A(カソード;ターゲット)と真空槽20(陽極;アノード)との間に真空アーク放電を生じせしめるように、真空槽20に第1の直流電力源41の正極側の端子が接続される共に、第1の電極14Aにその負極側の端子が接続されている。なお、真空槽20は接地されており、このことから第1の直流電力源41の正極側の端子は接地電位に保たれる。
同様に、第2の直流電力源42では、第2の電極14B(カソード;ターゲット)と真空槽20(陽極;アノード)との間に真空アーク放電を生じせしめるように、真空槽20に第2の直流電力源42の正極側の端子が接続される共に、第2の電極14Bにその負極側の端子が接続されている。なお、真空槽20は接地されており、このことから第2の直流電力源42の正極側の端子は接地電位に保たれる。
このような真空蒸着装置130の構成によれば、第1の直流電力源41による第1の電極14Aへの真空アーク放電用の電力供給および第2の直流電力源42による第2の電極14Bへの真空アーク放電用の電力供給が同時期に実行され、これにより、第1の使用状態によるワーク21への被膜材料の蒸着膜厚分布ムラと、第2の使用状態によるワーク21への被膜材料の蒸着膜厚分布ムラと、が、互いに相殺し合って、ワーク21への被膜材料の蒸着膜厚分布ムラが防止できると期待される。
もっとも、本変形例のデメリットとして、第1および第2の電極14A、14Bにおいてカソードイオン(プラスイオン)の回収が困難になることが想定される。
〔変形例3〕
真空蒸着装置110の第1の使用状態によれば、第1の電極14Aと真空槽20との間に発生する真空アーク放電に基づき、第1の電極14Aの他端の円形面SA2からこの第1の電極14Aを構成する貴金属の電極材料が、この円形面SA2を臨める各方向に向け一様に放出される。同様に、真空蒸着装置120の第2の使用状態によれば、第2の電極14Bと真空槽20との間に発生する真空アーク放電に基づき、第2の電極14Bの他端の円形面SB2からこの第2の電極14Bを構成する貴金属の電極材料が、この円形面SB2を臨める各方向に向け一様に放出される。このため、ワーク21を配置した領域を除いた間隙G(円形面SA2、SB2)を臨める各方向に、第1および第2の電極14A、14Bから放出した電極材料は、回収されること無く真空槽20の壁部や真空槽20の内部の構造体に付着される。
ここでは、このような電極材料を回収する真空蒸着装置の一構成例を説明する。
図7は、本変形例に係る真空蒸着装置の一構成例を説明する模式図であり、第1および第2の電極14A、14Bの軸方向から見た図である。
図7によれば、真空蒸着装置140は、真空槽20の内部に配置され、円筒部材を略半割りした回収部材51を備えて構成されている。
即ち、この回収部材51は回収部材51の長手方向(幅方向と直交する方向)を、第1および第2の電極14A、14Bの軸方向に並行にして配置されると共に、回収部材51の内面52は、ワーク21と間隙Gとの間の領域を除き間隙Gを囲むように湾曲している。
このような回収部材51によれば、ワーク21を配置した領域を除いた間隙G(円形面SA2、SB2)を臨める各方向に、第1および第2の電極14A、14Bから放出した電極材料が、殆ど回収部材51の内面52に付着する。そして、電極材料を付着した状態の回収部材51を真空槽20から取り出すと、この電極材料を、適宜の剥離法により回収部材51から剥離でき電極材料が確実に回収される。
本発明によるアーク蒸発源および真空蒸着装置は、例えば、真空アーク放電によってワークに被膜を形成する装置として有用である。
本発明の実施の形態に係る真空蒸着装置用のアーク蒸発源の構成を示した断面図である。 本発明の実施の形態に係る真空蒸着装置用のアーク蒸発源の構成を示した断面図である。 本実施の形態に係る真空蒸着装置の一構成例を説明する模式図である。 第1の使用状態によるワークへの被膜材料飛散形態と第2の使用状態によるワークへの被膜材料飛散形態を説明した図である。 変形例1に係る真空蒸着装置の一構成例を説明する模式図である。 変形例2に係る真空蒸着装置の一構成例を説明する模式図である。 変形例3に係る真空蒸着装置の一構成例を説明する模式図であり、
符号の説明
10A、10B アーク蒸発ユニット
11A、11B カバー部材
12A、12B ブラケット
13A、13B 電極保持具
14A 第1の電極
14B 第2の電極
15 フランジ
16A、16B 給電棒部材
17A、17B 絶縁部材
20 真空槽
21 ワーク
22 切り替えスイッチ
23 直流電力源
31A 第1のダイオード
31B 第2のダイオード
31C 第3のダイオード
31D 第4のダイオード
32 交流電力源
41 第1の直流電力源
42 第2の直流電力源
51 回収部材
52 内面
100 アーク蒸発源
110、120、130、140 真空蒸着装置
PA、PB 軸中心
G 間隙
SA1、SA2、SB1、SB2 円形面

Claims (11)

  1. 間隙を隔てて互いに対向する第1および第2の電極を備え、
    前記第1および第2の電極のうちの少なくとも何れか一方の電極をカソードとして、前記カソードとアノードとの間に発生する真空アーク放電に基づいて、前記第1および第2の電極のうちの他方の電極が、前記カソードから放出された蒸発物質を回収可能に構成されているアーク蒸発源。
  2. 請求項1記載のアーク蒸発源を減圧可能な内部に配置した真空槽と、前記カソードと前記アノードとの間に真空アーク放電を生じせしめる電力を、前記カソードおよび前記アノードに供給する電力供給手段と、を備えた真空蒸着装置。
  3. 前記アノードが、前記真空槽である請求項2記載の真空蒸着装置。
  4. 前記蒸発物質は、前記カソードの材料からなるドロップレットおよびイオンである請求項2記載の真空蒸着装置。
  5. 前記真空槽の内部に配置されたワークを備え、
    前記第1および第2の電極は棒材であり、前記第1および第2の電極は、これらの端面により前記間隙が挟まれるように前記第1および第2の電極の長手方向を揃えて配置され、前記ワークは前記間隙から臨める位置に配置されている請求項2記載の真空蒸着装置。
  6. 前記真空槽の内部に配置され、前記蒸発物質を回収する回収部材を備え、
    前記回収部材の面が、前記ワークと前記間隙との間の領域を除き、前記間隙を囲むように湾曲して構成される請求項5記載の真空蒸着装置。
  7. 前記第1の電極が、前記カソードである第1の使用状態と、前記第2の電極が、前記カソードである第2の使用状態と、を有する請求項2記載の真空蒸着装置。
  8. 前記第1の使用状態と前記第2の使用状態との間の切り替えを実行する切り替え手段を備えた請求項7記載の真空蒸着装置。
  9. 前記電力供給手段は、直流電力源であり、
    前記切り替え手段は、前記直流電力源の陰極側の端子との接続を、前記第1の電極と第2の電極との間でスイッチングするスイッチである請求項8記載の真空蒸着装置。
  10. 前記電力供給手段は、交流電力源であり、
    前記切り替え手段は、前記交流電力源の一方の端子と前記第1の電極との間、および前記交流電力源の他方の端子と第2の電極との間において、前記交流電力源から供給される電力を整流する整流素子を有する請求項8記載の真空蒸着装置。
  11. 前記電力供給手段は、前記第1の電極に接続する負極側の端子および前記アノードに接続する正極側の端子を有する第1の直流電力源と、前記第2の電極に接続する負極側の端子および前記アノードに接続する正極側の端子を有する第2の直流電力源と、を備えた請求項2記載の真空蒸着装置。
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