JP2006327394A - 車載空調装置の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載空調装置の動作の制御をより適切に行うことのできる車載空調装置の制御装置を提供する。
【解決手段】空調装置の作動時には、内燃機関2のクランク軸18と空調装置のコンプレッサ32とが、電磁クラッチ30を介して接続される。スロットルバルブ6の開度が所定の開度以上となると、内燃機関2のクランク軸18とコンプレッサ32とが切断される。この切断時間は、冷媒圧センサ40によって検出される冷媒圧に基づき設定される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載原動機及び駆動輪間の動力伝達経路から駆動力を付与されるコンプレッサを備えて構成される車載空調装置について、その動作の制御を行なう制御装置に関する。
この種の車載空調装置の制御装置としては、例えば下記特許文献1に見られるように、車両の加速時においてコンプレッサにより内燃機関の出力トルクが使われることを回避すべく、スロットルバルブの開度の変化に応じてコンプレッサと内燃機関の出力軸とを切り離す制御(コンプレッサの停止制御)を行うものも提案されている。これにより、内燃機関のトルクが特に必要とされる車両の加速時において、コンプレッサの負荷が内燃機関の出力軸に加わって車両の駆動力が低下することを回避することができる。
特公平7−23051号公報
ところで、コンプレッサが内燃機関の出力軸に加える負荷は一定ではなく、車内の温度等に応じて変化する。このため、エアコン(エアコンディショナ)の作動により必ずしも車両に必要な駆動力が確保できなくなるとは限らない。このため、上記制御装置によりスロットルバルブの開度の変化に応じて一律にコンプレッサの停止制御が行なわれる場合には、コンプレッサの停止制御を行なう必要がないときにまで同停止制御をしてしまうおそれがある。したがって、上記制御装置では、不必要にエアコンの冷却量の低下等の動作の制限を招くことがあった。
なお、上記事態が生じるのは、コンプレッサと内燃機関の出力軸との連結及び切り離しの各制御が行なわれるものに限らず、また、ガソリンエンジンの出力軸から駆動力を付与されるものにも限らない。要は、車載原動機及び駆動輪間の動力伝達経路から駆動力を付与されるコンプレッサを備えるものにあっては、不必要にエアコンの動作が制限される事態が生じるこうした実情も概ね共通したものとなっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車載空調装置の動作の制御をより適切に行うことのできる車載空調装置の制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
手段1は、車載原動機及び駆動輪間の動力伝達経路から駆動力を付与されるコンプレッサを備えて構成される車載空調装置について、その動作の制御を行なう制御装置において、前記原動機の出力トルクが所定以上であるか否かを判断する判断手段と、前記コンプレッサが前記動力伝達経路に加える負荷を検出する検出手段と、前記車載空調装置の作動中に前記判断手段により前記出力トルクが所定以上であると判断されるとき、前記検出手段によって検出される負荷に応じて前記車載空調装置の制御態様を補正する補正手段とを備えることを特徴とする。
上記構成では、車載空調装置の作動中に出力トルクが所定以上であると判断されるとき、上記検出手段によって検出される負荷に応じて車載空調装置の制御態様が補正される。このため、コンプレッサが動力伝達経路に加える負荷により上記所定以上の出力トルクとする要求が大きく妨げられると想定される程度に応じて空調装置の制御態様を補正することができる。このため、上記構成によれば、空調装置の動作が不必要に制限される事態を好適に抑制することができ、ひいては車載空調装置の動作の制御をより適切に行うことができる。
手段2は、手段1において、前記補正手段は、前記車載空調装置が車内を冷却しているとき、前記検出手段によって検出される負荷が大きいほど、前記車載空調装置による冷却能力を低下させる度合いを大きくすることを特徴とする。
上記構成では、検出手段によって検出される負荷が大きいほど、コンプレッサが動力伝達経路に加える負荷を大きく低減する補正がなされる。換言すれば、コンプレッサが動力伝達経路に加える負荷により上記所定以上の出力トルクとする要求が妨げられると想定される程度が大きいほど、コンプレッサが動力伝達経路に加える負荷が低減される。
手段3は、手段1又は2において、前記車両空調装置は、クラッチを介して前記原動機の出力軸と連結されるものであり、前記補正手段は、前記検出手段によって検出される負荷が大きいほど、前記クラッチによる前記コンプレッサと前記出力軸との切断時間を長くすることを特徴とする。
上記構成では、検出手段によって検出される負荷が大きいほど切断時間が長く設定されることで、上記所定以上の出力トルクとする要求が妨げられると想定される程度が大きいほど、コンプレッサが原動機の出力軸と切り離される時間が長く設定されることとなる。このため、上記所定以上の出力トルクとする要求が大きく妨げられることを好適に抑制することができる。
手段4は、手段3において、当該車両は、前記原動機として内燃機関を搭載するものであり、該内燃機関のスロットルバルブの開度の変化量に応じて前記切断時間のベース値を設定するベース値設定手段を更に備え、前記補正手段は、前記検出手段によって検出される負荷に応じて前記ベース値を補正することを特徴とする。
上記構成では、スロットルバルブの開度の変化量に応じて切断時間のベース値が設定されるため、内燃機関の出力トルクの急激な増大が要求されるときにその要求を妨げることを好適に抑制することができる。ちなみに、上記ベース値は、スロットルバルブの開度の増加側への変化量が大きいほど大きく設定することが望ましい。
手段5は、手段1〜4のいずれかにおいて、前記検出手段は、前記コンプレッサによって圧縮された冷媒の圧力を前記負荷として検出することを特徴とする。
上記構成において、コンプレッサが動力伝達経路に加える負荷は、コンプレッサの上流側の低圧の冷媒圧とコンプレッサの下流側の高圧の冷媒圧との差圧によって定まる。そして、この差圧が高いほど上記高圧の冷媒圧も高くなることが発明者らの実験によってわかっている。この点、上記構成によれば、コンプレッサによって圧縮された冷媒の圧力(高圧側の冷媒圧)を用いて簡易に上記負荷を検出することができる。
手段6は、手段1〜3、5のいずれかにおいて、当該車両は、前記原動機として内燃機関を搭載するものであり前記判断手段は、前記内燃機関のスロットルバルブの開度が所定の開度よりも大きいか否かに基づき、前記出力トルクが所定以上であるか否かを判断することを特徴とする。
上記構成では、出力トルクが所定以上であるか否かの判断がスロットルバルブの開度に基づき行なわれる。このため、例えばアクセルペダルの操作量に基づき上記判断を行なう場合と比較して、上記判断から実際に内燃機関の出力が所定以上となるまでの応答遅れを低減することができ、ひいては、出力トルクが所定以上となるタイミングをより適切に把握することができる。
以下、本発明にかかる車載空調装置の制御装置を、マニュアルエアコンの制御装置に適用した一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
図1に、上記空調装置やその制御装置、更には、空調装置のコンプレッサと接続する内燃機関等の構成を示す。
図示されるように、内燃機関2の吸気通路4の下流には、スロットルバルブ6が設けられている。吸気通路4の上流には、燃料噴射弁8が設けられている。内燃機関2の燃焼室10と吸気通路4とは、吸気バルブ12の開動作によって連通される。燃焼室10と吸気通路4とが連通されるタイミングで、吸気通路4内の混合気が燃焼室10に流入する。燃焼室10に流入した混合気は、点火プラグ14の火花放電によって着火され、燃焼に供される。このときの燃焼エネルギは、ピストン16を介して内燃機関2の出力軸であるクランク軸18の回転エネルギに変換される。
燃焼室10は、排気バルブ20の開動作によって内燃機関2の排気通路22と連通される。燃焼室10と排気通路22とが連通されるタイミングで、燃焼室10において燃焼に供された混合気が排気通路22に排出される。
上記クランク軸18は、電磁クラッチ30を介してコンプレッサ32に接続される。すなわち、クランク軸18とコンプレッサ32とは、電磁クラッチ30によって接続及び切断される。
コンプレッサ32は、その上流から流入する冷媒を圧縮して下流に流出させる。ちなみに、図1では、破線にて冷媒の経路を示している。コンプレッサ32から流出する冷媒は、コンデンサ34に流入する。コンデンサ34は、コンプレッサ32から流出する冷媒を冷却する。コンデンサ34によって冷却された冷媒は、エバポレータ36に流入する。エバポレータ36では、ブロアファン38により導入される空気の熱が冷媒により吸熱される。そして、エバポレータ36から流出する冷媒は、コンプレッサ32に流出する。この一連のサイクルによって、ブロアファン38によって導入される空気が冷却される。
上記コンプレッサ32によって圧縮された冷媒の圧力は、冷媒圧センサ40によって検出される。冷媒圧センサ40は、コンプレッサ32及びコンデンサ34間の冷媒の経路に設けられるものである。
電子制御装置(ECU50)は、中央処理装置やメモリ等を備えて構成されている。ECU50は、上記冷媒圧センサ40を始め、内燃機関2のスロットルバルブ6の開度等の各種検出値や、ユーザからのエアコン作動指令にかかる信号を取り込み、これらに基づきクラッチ30を操作することで、クランク軸18及びコンプレッサ32間の接続及び切断を行なうとともに、ブロアファン38の回転量を制御する。すなわち、基本的には、ユーザからのエアコン作動指令に応じてクランク軸18及びコンプレッサ32間を接続するとともに、作動指令に基づき指示される風量とすべくブロアファン38の回転量を制御する。
更にECU50では、ユーザからのエアコン作動指令がなされているにもかかわらず、内燃機関2のクランク軸18を介して出力される出力トルクが所定以上である状況下においては、クランク軸18及びコンプレッサ32間を強制的に切断する制御を行う。以下、これについて詳述する。
図2に、上記クランク軸18及びコンプレッサ32間の強制的な切断制御(エアコンカット)にかかる処理手順を示す。この処理は、ECU50により、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、ユーザからのエアコン作動指令に基づき、クランク軸18及びコンプレッサ32間が接続され、ブロアファン38が回転制御されている(エアコン作動中)か否かを判断する。そして、エアコン作動中であると判断されると、ステップS12に移行する。ステップS12では、スロットルバルブ6の開度(スロットル開度THR)が所定開度A以上か否かを判断する。ここで所定開度Aは、内燃機関2の搭載される車両の駆動力として内燃機関2の大きな出力トルクが要求され、コンプレッサ32がクランク軸18に加える負荷によっては上記駆動力を確保することができなくなることが懸念される状況を判断するためのものである。
ステップS12においてスロットル開度THRが所定開度A以上と判断されると、ステップS14に移行する。ステップS14では、エアコン作動中でないときやスロットル開度THRが所定開度A未満のときに初期化されるフラグFがゼロであるか否かを判断する。この判断は、スロットル開度THRが所定開度A未満であったのが、図2に示す処理の今回の処理タイミングにおいて所定開度A以上の状態となったか否かを判断するものである。ステップS14においてフラグFがゼロであると判断されると、ステップS16においてフラグを1にセットする。更に、ステップS18では、スロットル開度THRの変化量ΔTHRに基づきエアコンカット時間のベース値を算出する。すなわち、出力トルクの増大の度合いに応じて、エアコンカット時間を可変設定する。詳しくは、ここでは、変化量ΔTHRが正の大きな値であるほど、エアコンカット時間を長くする。
続くステップS20では、上記ベース値を、冷媒圧センサ40によって検出される冷媒圧に基づき補正する。これは、図3に示す態様にて行なわれる。図3は、冷媒圧とベース値の補正係数との関係を示すものである。図3に示されるように、冷媒圧が所定圧B以下であるときには、補正係数はゼロとなっている。このため、冷媒圧が所定圧B以下であるときには、エアコンカット時間はゼロとなる。一方、冷媒圧が所定圧Bよりも大きく所定圧C以下の領域では、冷媒圧が大きいほど補正係数は大きな値となる。このため、冷媒圧が所定圧B〜所定圧Cの領域では、冷媒圧が大きいほどエアコンカット時間は長くなる。これは、冷媒圧が大きいほど、コンプレッサ32がクランク軸18に加える負荷が大きくなり、車両の駆動力が低下することによる。また、冷媒圧が所定圧C以上であるときには、補正係数は「1.0」とされる。このため、エアコンカット時間は、先の図2のステップS18において算出されるベース値と等しくなる。
ステップS20の処理が完了すると、ステップS22においてエアコンカット時間S22を例えばECU50内のメモリ等に設定する。そして、ECU50では、設定したエアコンカット時間に基づき、電磁クラッチ30を操作する。
一方、ステップS10でエアコン作動中でないと判断されるときや、ステップS12においてスロットル開度THRが所定開度A未満であると判断されるときには、ステップS24においてフラグFを初期化する。
なお、上記ステップS14においてフラグFがゼロではないと判断されるときや、ステップS22、S24の処理が完了するときには、この一連の処理を一旦終了する。
ここで、上記処理の作用について、図4に基づき説明する。図4(a1)にスロットル開度の推移を、図4(b1)にエアコンの作動状況の推移を、図4(c1)に車速の推移を、図4(d1)に冷媒圧の推移を、図4(e1)に室内温度の推移をそれぞれ示す。
図示されるように、時刻taにおいてスロットル開度が所定開度A以上となると、エアコンカットがなされる。ただし、このエアコンカット時間は、冷媒圧が高いとき(図中、実線)と冷媒圧が低いとき(図中、一点鎖線)とでそれぞれ異なる(図中、エアコンカット時間t1,t2)。このため、冷媒圧が低いときには、図4(e1)に示すように、エアコンカットによる車内の温度上昇を低減することができる。更に、図4(c1)に示すように、冷媒圧が高いときと低いときとで、所望の車速に到達するまでの到達時間のばらつきは、時間T2と小さな値となっている。
これに対し、図4(a2)〜図4(e2)に、冷媒圧によるエアコンカット時間の補正を設けない処理を行なった場合について示す。この場合、冷媒圧にかかわらず、エアコンカット時間t1にて一律カット制御がなされる。このため、冷媒圧が低いときには、必要以上にエアコンカットがなされることによる車内温度の上昇が避けられない。また、冷媒圧が高いときと低いときとで、所望の車速に到達するまでの到達時間のばらつきは、時間T1となり、先の時間T2よりも大きな値となっている。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)スロットル開度THRが所定開度A以上であるとき、冷媒圧センサ40によって検出される冷媒圧に応じて、エアコンの制御態様を補正した。このため、エアコンの冷却能力が不必要に低減される事態を好適に抑制することができ、ひいてはエアコンの動作の制御をより適切に行うことができる。また、不必要に電磁クラッチ30によりクランク軸18及びコンプレッサ32間が切断されることを回避することができるため、電磁クラッチ30の消耗を抑制することもできる。
(2)スロットル開度THRが所定開度A以上であるとき、冷媒圧センサ40によって検出される冷媒圧が大きいほど、電磁クラッチ30によるコンプレッサ32とクランク軸18との切断時間を長く設定した。これにより、スロットル開度THRが所定開度A以上となることで所定以上の出力トルクが要求されているときに、これが大きく妨げられることを好適に抑制することができる。
(3)スロットル開度THRの変化量ΔTHRに応じて切断時間のベース値を設定するとともに、冷媒圧に応じてベース値を補正した。これにより、内燃機関2の出力トルクの急激な増大が要求されるときにその要求を妨げることを好適に抑制することができる。
(4)コンプレッサ32によって圧縮された冷媒の圧力によって、内燃機関2のクランク軸18に加わる負荷を検出した。この負荷は、本来、コンプレッサ32の上流側の低圧の冷媒圧とコンプレッサ32の下流側の高圧の冷媒圧との差圧によって定まる。これに対し、上記実施形態では、コンプレッサ32によって圧縮された冷媒の圧力(高圧側の冷媒圧)を用いて簡易に上記負荷を検出することができる。ちなみに、上記差圧とコンプレッサによって圧縮された冷媒圧とには相関があることが発明者らによって見出されている。
(5)内燃機関2のスロットルバルブ6の開度が所定の開度よりも大きいか否かに基づき、出力トルクが所定以上であるか否かを判断した。これにより、例えばアクセルペダルの操作量に基づき上記判断を行なう場合と比較して、判断のタイミングから実際に内燃機関2の出力が所定以上となるタイミングまでの応答遅れを低減することができ、ひいては、出力トルクが所定以上となるタイミングをより適切に把握することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・内燃機関2の出力トルクが所定以上であるか否かを判断する手法としては、スロットル開度THRが所定開度A以上であるか否かに基づくものに限らない。例えば内燃機関としてディーゼルエンジンを用いる場合には、燃料噴射量が所定量以上であるときとしてもよい。更に、ガソリンエンジンの場合であっても、上記スロットル開度に代えて、アクセルペダルの踏み込み量が所定以上であるときとしても、先の実施形態の上記(1)〜(4)の効果を得ることはできる。
・エアコンカット時間のベース値の設定手法や、その補正係数の設定手法は、上記態様のものに限らない。例えばベース値を、スロットル開度が所定開度以上のときに一律に設定してもよい。また、補正係数は、「1.0」を上回る値をとるようにしてもよい。
・コンプレッサが内燃機関2のクランク軸から駆動力を付与されるものに限らない。例えば、車両の走行中においては駆動輪から駆動力を付与される構成であってもよい。また、ハイブリッド車等においては、内燃機関の代わりに、モータの出力軸から駆動力を付与される構成であってもよい。こうした場合においても、内燃機関の出力トルクが所定以上であるか否か等、原動機の出力トルクが所定以上であるか否かの判断に基づき、エアコン作動中における冷媒圧に応じたエアコンカット時間の補正を行なうことは有効である。
・コンプレッサが動力伝達経路に加える負荷を検出する手法としては、コンプレッサ32によって圧縮された冷媒圧を検出するものに限らない。コンプレッサの上流の冷媒圧と下流の冷媒圧との差圧を検出することが望ましい。また、車内の温度と車外の温度との差、及びブロアファン38の回転量等によって空調装置の熱負荷が定まることに鑑みれば、これらのパラメータに基づき検出してもよい。
・コンプレッサ32とクランク軸18との接続及び切断が電磁クラッチによって制御されるものに限らない。例えば可変容量式のコンプレッサを常時クランク軸に接続してもよい。この場合、コンプレッサが動力伝達経路に加える負荷が大きいほど空調装置の冷却能力を低下させる度合いを大きくすればよい。
・上記実施形態及びその変形例では、空調装置として車内を冷却するものを想定していたが、車内の暖めるものであってもよい。この場合であっても、コンプレッサが動力伝達経路に加える負荷に応じて車載空調装置の制御態様を補正することは有効である。
本発明にかかる車載空調装置の制御装置の一実施形態について、内燃機関、空調装置、及びその制御装置の構成を示す図。 同実施形態にかかるエアコンの制御の処理の手順を示すフローチャート。 エアコンカット時間を補正する補正係数と冷媒圧との関係を示す図。 同実施形態にかかるエアコンカット態様の一例を示すタイムチャート。
符号の説明
2…内燃機関、30…電磁クラッチ、32…コンプレッサ、40…冷媒圧センサ、50…電子制御装置(ECU)。

Claims (6)

  1. 車載原動機及び駆動輪間の動力伝達経路から駆動力を付与されるコンプレッサを備えて構成される車載空調装置について、その動作の制御を行なう制御装置において、
    前記原動機の出力トルクが所定以上であるか否かを判断する判断手段と、
    前記コンプレッサが前記動力伝達経路に加える負荷を検出する検出手段と、
    前記車載空調装置の作動中に前記判断手段により前記出力トルクが所定以上であると判断されるとき、前記検出手段によって検出される負荷に応じて前記車載空調装置の制御態様を補正する補正手段とを備えることを特徴とする車載空調装置の制御装置。
  2. 前記補正手段は、前記車載空調装置が車内を冷却しているとき、前記検出手段によって検出される負荷が大きいほど、前記車載空調装置による冷却能力を低下させる度合いを大きくすることを特徴とする請求項1記載の車載空調装置の制御装置。
  3. 前記車両空調装置は、クラッチを介して前記原動機の出力軸と連結されるものであり、
    前記補正手段は、前記検出手段によって検出される負荷が大きいほど、前記クラッチによる前記コンプレッサと前記出力軸との切断時間を長くすることを特徴とする請求項1又は2記載の車載空調装置の制御装置。
  4. 当該車両は、前記原動機として内燃機関を搭載するものであり、
    該内燃機関のスロットルバルブの開度の変化量に応じて前記切断時間のベース値を設定するベース値設定手段を更に備え、
    前記補正手段は、前記検出手段によって検出される負荷に応じて前記ベース値を補正することを特徴とする請求項3記載の車載空調装置の制御装置。
  5. 前記検出手段は、前記コンプレッサによって圧縮された冷媒の圧力を前記負荷として検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車載空調装置の制御装置。
  6. 当該車両は、前記原動機として内燃機関を搭載するものであり、
    前記判断手段は、前記内燃機関のスロットルバルブの開度が所定の開度よりも大きいか否かに基づき、前記出力トルクが所定以上であるか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3、5のいずれかに記載の車載空調装置の制御装置。
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