JP2006326759A - バルブ部品組み付け装置およびバルブ部品組み付け方法 - Google Patents

バルブ部品組み付け装置およびバルブ部品組み付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バルブ部品の組み付けに要する時間を短縮することが可能であり、誤組み付けを防止することが可能であり、かつ、組み付け時のバルブ部品やバルブ本体の損傷を防止することが可能なバルブ部品組み付け装置およびバルブ部品組み付け方法を提供する。
【解決手段】バルブ部品組み付け装置1に、複数のバルブ部品を摺動可能に収容する摺動溝が合わせ面に形成された一対の組み付けプレート2・3と、該一対の組み付けプレートが分離した状態のときに組み付けプレート2の合わせ面に取り付けられ、該複数のバルブ部品に対応する形状のシルエット孔が形成されたバルブ部品形状プレート4と、該摺動溝と該バルブ本体に形成された収容孔とが一直線状に接続された状態を保持しつつ、該一対の組み付けプレートおよび該バルブ本体の姿勢を該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢に変更する姿勢変更装置6と、を具備した。
【選択図】図1

Description

本発明は、スプール、スプリング、プラグ等の複数のバルブ部品をバルブ本体に組み付けるためのバルブ部品組み付け装置およびバルブ部品組み付け方法に関する。
従来、スプール、スプリング、プラグ等の複数のバルブ部品をバルブ本体に組み付ける場合、作業者がこれらのバルブ部品を一つずつバルブ本体の所定の位置に設けられた収容孔(スプールが摺動可能に収容される孔)に指で押し込んで行っていた。
しかし、バルブ本体に組み付けられるバルブ部品の数が多い場合には、(1)作業に要する時間が長くなる、(2)バルブ部品を収容孔に組み付ける向きを間違えたり、別の収容孔組み付けてしまうといったいわゆる「誤組み付け」が発生する場合がある、(3)スプリングの付勢力に抗してバルブ部品を収容孔に指で押し込む際の作業者の負担が大きい(指が疲れる)、といった問題があった。
上記問題を解消する方法として、種々のバルブ部品組み付け装置が提案されている。例えば、特許文献1および特許文献2に記載の如くである。
特許文献1および特許文献2に記載のバルブ部品組み付け装置は、アクチュエータによりバルブ部品をバルブ本体の収容孔に押し込むものである。
特開平5−123930号公報 特開平6−285730号公報
特許文献1および特許文献2に記載のバルブ部品組み付け装置は、誤組み付けの防止および作業者の肉体的な負担の軽減が容易であるという点では優れているが、以下の如き問題点を有する。
第一に、特許文献1および特許文献2に記載のバルブ部品組み付け装置は、アクチュエータによりバルブ部品を押し込むものであるため、バルブ本体の収容孔またはバルブ部品を損傷する場合があった。
特に、当該バルブ本体が自動車用の自動変速機を構成する油圧バルブである場合には、バルブ本体の収容孔とバルブ部品との間の寸法精度が高いため、無理にアクチュエータで押し込むと収容孔やバルブ部品を損傷しやすく、これらの損傷により発生した異物により自動車用の自動変速機の性能が低下したり、不具合が発生したりする場合がある。
第二に、特許文献1および特許文献2に記載のバルブ部品組み付け装置のアクチュエータは通常は一個のアクチュエータにつき一箇所の収容孔に対応するバルブ部品のみを組み付ける構成であるため、バルブ本体に組み付けるバルブ部品の個数、ひいてはバルブ本体の収容孔の数が増加すると、その分だけアクチュエータの数を増やす必要があり、装置が大型化し、設備コストも増大する。
また、一つのアクチュエータで複数の収容孔に対応するバルブ部品のみを組み付ける構成とした場合、当該アクチュエータがバルブ部品の数に応じてバルブ部品を何度も持ち替えて収容孔に押し込む作業を行う必要があり、結局、作業に要する時間の短縮を図ることが困難である。
本発明は以上の如き状況に鑑み、バルブ部品の組み付けに要する時間を短縮することが可能であり、誤組み付けを防止することが可能であり、かつ、組み付け時のバルブ部品やバルブ本体の損傷を防止することが可能なバルブ部品組み付け装置およびバルブ部品組み付け方法を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、
複数のバルブ部品をバルブ本体に組み付けるバルブ部品組み付け装置であって、
複数のバルブ部品を摺動可能に収容し、かつ終端部が側面と連通する摺動溝が、合わせ面に形成された一対の組み付けプレートと、
該一対の組み付けプレートが分離した状態のときに一方の組み付けプレートの合わせ面に取り付けられ、該複数のバルブ部品に対応する形状のシルエット孔が形成されたバルブ部品形状プレートと、
該一対の組み付けプレートの摺動溝と該バルブ本体に形成された該複数のバルブ部品を収容するための収容孔とが一直線状に接続された状態を保持しつつ、該一対の組み付けプレートおよび該バルブ本体の姿勢を、該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略水平となる姿勢から該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢に変更する姿勢変更装置と、
を具備するものである。
請求項2においては、
前記一対の組み付けプレートに形成された摺動溝の終端部を前記複数のバルブ部品が通過可能な状態と通過不能な状態とに切り替える規制部材を具備するものである。
請求項3においては、
前記姿勢変更装置は、
前記一対の組み付けプレートの摺動溝と前記バルブ本体の収容孔とを接続する接続経路が形成された接続部材を具備するものである。
請求項4においては、
前記姿勢変更装置は、
前記一対の組み付けプレートを振動可能に支持するものである。
請求項5においては、
前記バルブ本体の収容孔に収容された前記複数のバルブ部品を該バルブ本体に押し込む押し込み装置を具備するものである。
請求項6においては、
複数のバルブ部品を摺動可能に収容し、かつ終端部が側面と連通する摺動溝が、合わせ面に形成された一対の組み付けプレートと、
該一対の組み付けプレートが分離した状態のときに一方の組み付けプレートの合わせ面に取り付けられ、該複数のバルブ部品に対応する形状のシルエット孔が形成されたバルブ部品形状プレートと、
該一対の組み付けプレートの摺動溝とバルブ本体に形成された該複数のバルブ部品を収容するための収容孔とが一直線状に接続された状態を保持しつつ、該一対の組み付けプレートおよび該バルブ本体の姿勢を、該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略水平となる姿勢から該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢に変更する姿勢変更装置と、
を具備するバルブ部品組み付け装置を用いて該複数のバルブ部品を該バルブ本体に組み付けるバルブ部品組み付け方法であって、
該一方の組み付けプレートの合わせ面に該バルブ部品形状プレートを取り付け、該バルブ部品形状プレートのシルエット孔を通して該複数のバルブ部品を該一方の組み付けプレートの摺動溝の所定の位置に載置する載置工程と、
該一方の組み付けプレートの合わせ面から該バルブ部品形状プレートを取り外し、該一方の組み付けプレートに他方の組み付けプレートを取り付け、該一対の組み付けプレートに該複数のバルブ部品を収容する収容工程と、
該姿勢変更装置により該一対の組み付けプレートおよび該バルブ本体の姿勢を変更し、該複数のバルブ部品を該バルブ本体の収容孔に落下させる落下工程と、
を具備するものである。
請求項7においては、
前記バルブ部品組み付け装置は、
前記一対の組み付けプレートに形成された摺動溝の終端部を前記複数のバルブ部品が通過可能な状態と通過不能な状態とに切り替える規制部材を具備するものである。
請求項8においては、
前記姿勢変更装置は、
前記一対の組み付けプレートの摺動溝と前記バルブ本体の収容孔とを接続する接続経路が形成された接続部材を具備するものである。
請求項9においては、
前記姿勢変更装置は、
前記一対の組み付けプレートを振動可能に支持するものである。
請求項10においては、
前記落下工程の後に、
前記バルブ本体の収容孔に収容された前記複数のバルブ部品を押し込む押し込み工程を具備するものである。
請求項11においては、
前記収容工程と落下工程との間に、
前記複数のバルブ部品を前記一対の組み付けプレートに収容された状態で洗浄する洗浄工程を具備するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、複数のバルブ部品の組み付けに要する時間を短縮することが可能であり、誤組み付けを防止することが可能であり、組み付け時の複数のバルブ部品やバルブ本体の損傷を防止することが可能である。
請求項2においては、姿勢変更装置により一対の組み付けプレートおよびバルブ本体の姿勢を該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略水平となる姿勢から該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢に変更する途中で複数のバルブ部品が落下を開始し、該一対の組み付けプレートとバルブ本体の間で引っかかることを防止することが可能である。
請求項3においては、複数のバルブ部品をスムーズに落下させ、バルブ本体に収容することが可能である。
請求項4においては、複数のバルブ部品が該一対の組み付けプレートとバルブ本体の間で引っかかった場合でも容易に該複数のバルブ部品を容易に落下させることが可能である。
請求項5においては、自重で落下して収容孔に収容された複数のバルブ部品を押し込むため、該複数のバルブ部品やバルブ本体が損傷することがない。また、複数のバルブ部品を作業者が直接指で押し込む必要が無く、作業者の労力を軽減することが可能である。
請求項6においては、複数のバルブ部品の組み付けに要する時間を短縮することが可能であり、誤組み付けを防止することが可能であり、組み付け時の複数のバルブ部品やバルブ本体の損傷を防止することが可能である。
請求項7においては、姿勢変更装置により一対の組み付けプレートおよびバルブ本体の姿勢を該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略水平となる姿勢から該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢に変更する途中で複数のバルブ部品が落下を開始し、該一対の組み付けプレートとバルブ本体の間で引っかかることを防止することが可能である。
請求項8においては、複数のバルブ部品をスムーズに落下させ、バルブ本体に収容することが可能である。
請求項9においては、複数のバルブ部品が該一対の組み付けプレートとバルブ本体の間で引っかかった場合でも容易に該複数のバルブ部品を容易に落下させることが可能である。
請求項10においては、自重で落下して収容孔に収容された複数のバルブ部品を押し込むため、該複数のバルブ部品やバルブ本体が損傷することがない。また、複数のバルブ部品を作業者が直接指で押し込む必要が無く、作業者の労力を軽減することが可能である。
請求項11においては、バルブ部品の洗浄作業の簡略化、高速化が可能である。
以下では、図1から図21までを用いて本発明に係るバルブ部品組み付け装置の実施の一形態であるバルブ部品組み付け装置1の構成について説明する。
図1に示す如く、バルブ部品組み付け装置1はバルブ本体9にバルブ部品を組み付ける装置である。
ここで、本出願における「バルブ本体」は、油圧バルブまたは空圧バルブの主たる構造体であって、その内部にバルブ部品を収容する収容孔および油圧または空圧回路が形成される部品を指すものとする。
また、本出願における「バルブ部品」は、バルブ本体の収容孔に収容される部品を指すものとする。バルブ部品の具体例としては、バルブ本体の収容孔の内部で摺動して弁体として機能するスプール、スプールを所定の方向に付勢するスプリング、収容孔の開口部を閉塞するためのプラグ等が挙げられる。
図1に示す如く、本実施例のバルブ本体9には、その一側面に開口部を有する計六カ所の収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fが形成される。
図2に示す如く、本実施例のバルブ本体9に組み付けられるバルブ部品はスプール10a・10b・10c・10d・10e・10f・10g・10h、スプリング11a・11b・11c・11d・11e・11f、プラグ12a・12b・12c・12d・12e・12fである。
スプール10a、スプリング11aおよびプラグ12aは収容孔9aに組み付けられるものである。スプール10b、スプリング11bおよびプラグ12bは収容孔9bに組み付けられるものである。スプール10c、スプリング11cおよびプラグ12cは収容孔9cに組み付けられるものである。スプール10d、スプール10g、スプリング11dおよびプラグ12dは収容孔9dに組み付けられるものである。スプール10e、スプール10h、スプリング11eおよびプラグ12eは収容孔9eに組み付けられるものである。スプール10f、スプリング11fおよびプラグ12fは収容孔9fに組み付けられるものである。
本実施例のスプール10a・10b・10c・10d・10e・10f・10g・10hはそれぞれ形状が異なる。従って、異なる収容孔に組み付けられた場合には「誤組み付け」となる。また、スプール10a・10b・10c・10d・10e・10f・10g・10hは、その摺動方向の形状が非対称であるため、対応する収容孔に組み付けられた場合であっても、組み付ける向きが逆である場合には「誤組み付け」となる。
本実施例のスプリング11a・11b・11c・11d・11e・11fは、その直径はいずれも略同じであり、その摺動方向の形状はそれぞれ略対称であるため組み付ける向きが逆である場合でも「誤組み付け」とならないが、その摺動方向の長さがそれぞれ異なるため、異なる収容孔に組み付けられた場合には「誤組み付け」となる。
本実施例のプラグ12a・12b・12c・12d・12e・12fは、いずれも略同じ形状であるため、異なる収容孔に組み付けられた場合でも「誤組み付け」とならないが、その摺動方向の形状は非対称であるため、組み付ける向きが逆である場合には「誤組み付け」となる。
また、本実施例の場合、同じ収容孔に組み付けられるスプール、スプリング、プラグの収容孔に組み付けられる(収容される)順序は決まっており、この順序を間違えた場合にも「誤組み付け」となる。
図1に示す如く、バルブ部品組み付け装置1は、下部組み付けプレート2、上部組み付けプレート3、バルブ部品形状プレート4、規制部材5、姿勢変更装置6、押し込み装置7等を具備する。
以下では、図1、図3、図4、図5、図6、図7および図8を用いて本発明に係る一対の組み付けプレートの実施の一形態である下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3の構成について説明する。
図3、図4、図5、図6、図7および図8に示す如く、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3は略長方形のアルミニウム合金からなる板状の部材である。
下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3の材質をアルミニウム合金とすることにより、構造体としての強度を十分に有しつつ鉄鋼材料に比べて軽量でありハンドリングが容易である。また、アルミニウム合金はバルブ部品を構成する主たる材料である鉄鋼材料よりも柔らかいので、当該バルブ部品が接触しても損傷することがほとんど無い。
下部組み付けプレート2の上面2a、すなわち上部組み付けプレート3との合わせ面には摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fが形成される。
同様に、上部組み付けプレート3の下面3a、すなわち下部組み付けプレート2との合わせ面には摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31fが形成される。
摺動溝21aおよび摺動溝31aはスプール10a、スプリング11aおよびプラグ12aを収容するための溝である。摺動溝21bおよび摺動溝31bはスプール10b、スプリング11bおよびプラグ12bを収容するための溝である。摺動溝21cおよび摺動溝31cはスプール10c、スプリング11cおよびプラグ12cを収容するための溝である。摺動溝21dおよび摺動溝31dはスプール10d、スプール10g、スプリング11dおよびプラグ12dを収容するための溝である。摺動溝21eおよび摺動溝31eはスプール10e、スプール10h、スプリング11eおよびプラグ12eを収容するための溝である。摺動溝21fおよび摺動溝31fはスプール10f、スプリング11fおよびプラグ12fを収容するための溝である。
摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fは、その終端部が下部組み付けプレート2の側面2b・2cと連通している(その終端部が側面2b・2cまで到達している)。
同様に、摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31fは、その終端部が上部組み付けプレート3の側面3b・3cと連通している(その終端部が側面3b・3cまで到達している)。
図5に示す如く、下部組み付けプレート2の摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fは、側面2bの方向から見た形状が略V字型であり、それぞれに収容されるバルブ部品が摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fの長手方向(矢印Aの方向)に摺動することが可能である。
図8に示す如く、上部組み付けプレート3の摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31fは、側面3bの方向から見た形状が略V字型であり、それぞれに収容されるバルブ部品が摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31fの長手方向(矢印Aの方向)に摺動することが可能である。
なお、本実施例では摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fおよび摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31fの側面視形状を略V字型としているが、略U字型としても良い。
下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3には上下に貫通する孔である振動係止孔22・22および振動係止孔32・32がそれぞれ形成される。
下部組み付けプレート2の上面2aの左右端部には板状の部材であるプレート23・23・23・23が設けられ、プレート23・23・23・23の上面にはそれぞれ螺孔24・24・24・24が形成される。
また、下部組み付けプレート2の摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fの側面2c側の終端部にはそれぞれストッパーピン25a・25b・25c・25d・25e・25fが設けられる。ストッパーピン25a・25b・25c・25d・25e・25fは、それぞれ摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fに収容されたバルブ部品が側面2c側の終端部から脱落するのを防止するものである。
上部組み付けプレート3の摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31fの側面3b側の終端部には、それぞれ上部組み付けプレート3の上下に貫通するピン孔33a・33b・33c・33d・33e・33fが形成される。
また、上部組み付けプレート3の左右端部にはそれぞれ上下に貫通する貫通孔34・34・34・34が形成され、上部組み付けプレート3の左右端部かつ側面3b寄りとなる位置にはそれぞれ螺孔35・35が形成される。
下部組み付けプレート2には肉抜き孔26a・26b・26cが形成されるとともに、上部組み付けプレート3には肉抜き孔36a・36b・36cが形成され、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3の軽量化が図られている。
以下では、図1、図9、図10、図11および図12を用いて本発明に係るバルブ部品形状プレートの実施の一形態であるバルブ部品形状プレート4の構成について説明する。
図9および図10に示す如く、バルブ部品形状プレート4は平面視の外形が下部組み付けプレート2と略同じ形状(略長方形)の樹脂からなる板状の部材である。
バルブ部品形状プレート4の材質を樹脂とすることにより、鉄鋼材料に比べて軽量でありハンドリングが容易である。また、樹脂はバルブ部品を構成する主たる材料である鉄鋼材料よりも柔らかいので、当該バルブ部品が接触しても損傷することがほとんど無い。
なお、バルブ部品形状プレート4の材質をアルミニウム合金とすることも可能である。
バルブ部品形状プレート4は、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3が分離した状態のときに、下部組み付けプレート2の上面2aに取り付けられる。
本実施例の場合、ボルト13・13・13・13がそれぞれバルブ部品形状プレート4に形成された係止孔4a・4a・4a・4aを貫通して螺孔24・24・24・24に螺挿されることにより、バルブ部品形状プレート4が下部組み付けプレート2の上面2aに設けられたプレート23・23・23・23の上面に当接した状態で取り付けられる。
従って、バルブ部品形状プレート4と下部組み付けプレート2の上面2aとの間には、図12に示す如く、厳密にはプレート23・23・23・23の厚さの隙間が形成される。
なお、本実施例では四本のボルト13・13・13・13によりバルブ部品形状プレート4を下部組み付けプレート2の上面2aに取り付ける構成としたが、他の方法(例えば蝶ネジを用いる等)を用いてバルブ部品形状プレート4を下部組み付けプレート2の上面2aに取り付ける構成としても良い。
バルブ部品形状プレート4には、シルエット孔41a・41b・41c・41d・41e・41f・41g・41hおよびシルエット孔42a・42b・42c・42d・42e・42fが形成される。
ここで、本出願における「シルエット孔」は、対象となるバルブ部品の摺動方向に略鉛直な方向から見たときの当該バルブ部品に対応する形状(換言すれば、略鉛直な方向から見たときの当該バルブ部品の輪郭を結んだ形状)または当該バルブ部品に対応する形状に所定のクリアランスを持たせた形状の孔を指す。
シルエット孔41aの形状は一端にスプリング11aが嵌装されたスプール10aに対応する形状である。同様に、シルエット孔41bの形状は一端にスプリング11bが嵌装されたスプール10bに対応する形状である。シルエット孔41cの形状は一端にスプリング11cが嵌装されたスプール10cに対応する形状である。シルエット孔41dの形状はスプール10dに対応する形状である。シルエット孔41eの形状はスプール10eに対応する形状である。シルエット孔41fの形状は一端にスプリング11fが嵌装されたスプール10fに対応する形状である。シルエット孔41gの形状は一端にスプリング11dが嵌装されたスプール10gに対応する形状である。シルエット孔41hの形状は一端にスプリング11eが嵌装されたスプール10hに対応する形状である。シルエット孔42a・42b・42c・42d・42e・42fの形状はそれぞれプラグ12a・12b・12c・12d・12e・12fに対応する形状である。
一端にスプリング11aが嵌装されたスプール10aは、シルエット孔41aの形状に対応する姿勢(向き)のときにシルエット孔41aを通過することができ、逆向きのときはシルエット孔41aを通過することができず、シルエット孔41a以外の他のシルエット孔を通過することができない。
同様に、一端にスプリング11bが嵌装されたスプール10bはシルエット孔41bの形状に対応する姿勢(向き)のときにシルエット孔41bを通過することができ、逆向きのときはシルエット孔41bを通過することができず、シルエット孔41b以外の他のシルエット孔を通過することができない。
一端にスプリング11cが嵌装されたスプール10cはシルエット孔41cの形状に対応する姿勢(向き)のときにシルエット孔41cを通過することができ、逆向きのときはシルエット孔41cを通過することができず、シルエット孔41c以外の他のシルエット孔を通過することができない。
スプール10dはシルエット孔41dの形状に対応する姿勢(向き)のときにシルエット孔41dを通過することができ、逆向きのときはシルエット孔41dを通過することができず、シルエット孔41d以外の他のシルエット孔を通過することができない。
スプール10eはシルエット孔41eの形状に対応する姿勢(向き)のときにシルエット孔41eを通過することができ、逆向きのときはシルエット孔41eを通過することができず、シルエット孔41e以外の他のシルエット孔を通過することができない。
一端にスプリング11fが嵌装されたスプール10fはシルエット孔41fの形状に対応する姿勢(向き)のときにシルエット孔41fを通過することができ、逆向きのときはシルエット孔41fを通過することができず、シルエット孔41f以外の他のシルエット孔を通過することができない。
一端にスプリング11dが嵌装されたスプール10gはシルエット孔41gの形状に対応する姿勢(向き)のときにシルエット孔41gを通過することができ、逆向きのときはシルエット孔41gを通過することができず、シルエット孔41g以外の他のシルエット孔を通過することができない。
一端にスプリング11eが嵌装されたスプール10hはシルエット孔41hの形状に対応する姿勢(向き)のときにシルエット孔41hを通過することができ、逆向きのときはシルエット孔41hを通過することができず、シルエット孔41h以外の他のシルエット孔を通過することができない。
プラグ12a・12b・12c・12d・12e・12fはシルエット孔42a・42b・42c・42d・42e・42fの形状に対応する姿勢(向き)のときにそれぞれシルエット孔42a・42b・42c・42d・42e・42fを通過することができ、逆向きのときはシルエット孔42a・42b・42c・42d・42e・42fを通過することができず、シルエット孔41a・41b・41c・41d・41e・41f・41g・41hを通過することができない。ただし、本実施例の場合、プラグ12a・12b・12c・12d・12e・12fは同じ形状であるため、向きが合えばシルエット孔42a・42b・42c・42d・42e・42fのいずれも通過可能である。
シルエット孔41aおよびシルエット孔42aが形成される位置は、バルブ部品形状プレート4が下部組み付けプレート2の上面2aに取り付けられたときに平面視で摺動溝21aに重なる位置である。
シルエット孔41bおよびシルエット孔42bが形成される位置は、バルブ部品形状プレート4が下部組み付けプレート2の上面2aに取り付けられたときに平面視で摺動溝21bに重なる位置である。
シルエット孔41cおよびシルエット孔42cが形成される位置は、バルブ部品形状プレート4が下部組み付けプレート2の上面2aに取り付けられたときに平面視で摺動溝21cに重なる位置である。
シルエット孔41d、シルエット孔41gおよびシルエット孔42dが形成される位置は、バルブ部品形状プレート4が下部組み付けプレート2の上面2aに取り付けられたときに平面視で摺動溝21dに重なる位置である。
シルエット孔41e、シルエット孔41hおよびシルエット孔42eが形成される位置は、バルブ部品形状プレート4が下部組み付けプレート2の上面2aに取り付けられたときに平面視で摺動溝21eに重なる位置である。
シルエット孔41fおよびシルエット孔42fが形成される位置は、バルブ部品形状プレート4が下部組み付けプレート2の上面2aに取り付けられたときに平面視で摺動溝21fに重なる位置である。
以上の如きバルブ部品形状プレート4を下部組み付けプレート2の上面2aに取り付ける(図11および図12参照)ことにより、複数のバルブ部品の向きや位置を間違えることなく下部組み付けプレート2の摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fの所定の位置に載置することが可能である(図13参照)。
なお、本実施例ではスプリング11a・11b・11c・11d・11e・11fはスプール群の摺動方向の長さが異なるがその直径は略同じであるため、例えばスプール群の摺動方向の長さが長いスプリング11aに対応するシルエット孔41aをスプール群の摺動方向の長さが短いスプリング11bが通過して摺動溝21aに載置されることも起こり得る。このような場合には、予めスプリング11a・11b・11c・11d・11e・11fにそれぞれ異なる色のマークを付しておき、バルブ部品形状プレート4の上面においてシルエット孔41a・41b・41c・41g・41h・41fの近傍となる位置にそれぞれ対応するスプリングと同じ色のマークを付す等により、誤組み付けを防止することが可能である。
以下では、図14、図15および図16を用いて本発明に係る規制部材の実施の一形態である規制部材5の構成について説明する。
規制部材5は、複数のバルブ部品が下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートに形成された摺動溝の終端部を通過可能な状態と通過不能な状態とを切り替えるための部材である。
本実施例の規制部材5は、胴体部材51、規制ピン52a・52b・52c・52d・52e・52f等を具備する。
胴体部材51は規制部材5の主たる構造体であり、細長い略長方形の板状の部材である。胴体部材51の左右両端部にはそれぞれ貫通孔51a・51bが形成される。
規制ピン52a・52b・52c・52d・52e・52fは略円柱形状の部材であり、その一端が胴体部材51の下面に固定される。
ボルト15・15がそれぞれ規制部材5に形成された貫通孔51a・51bを貫通して螺孔35・35に螺挿されることにより、規制部材5が上部組み付けプレート3の上面に取り付けられる。このとき、規制ピン52a・52b・52c・52d・52e・52fはそれぞれピン孔33a・33b・33c・33d・33e・33fを貫通して上部組み付けプレート3の摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31fの側面3b側の終端部に突出する。
図14、図15、図16に示す如く、複数のバルブ部品が摺動溝の所定の位置に載置された下部組み付けプレート2に上部組み付けプレート3を取り付けると、複数のバルブ部品は摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fおよび摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31fに当接した状態で挟持され、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートに収容される。
なお、本実施例では、ボルト14・14・14・14が上部組み付けプレート3に形成された貫通孔35・35・35・35を貫通して螺孔24・24・24・24に螺挿されることにより、上部組み付けプレート3が下部組み付けプレート2の上面2aに設けられたプレート23・23・23・23の上面に当接した状態で取り付けられる。
従って、規制部材5を上部組み付けプレート3に取り付けると、規制ピン52a・52b・52c・52d・52e・52fにより摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fの側面2b側の終端部および摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31fの側面3b側の終端部が閉塞され、複数のバルブ部品が該終端部を通過することができない(通過不能な)状態となる。
また、規制部材5を上部組み付けプレート3から取り外すと、複数のバルブ部品が該終端部を通過することができる(通過可能な)状態となる。
なお、本発明に係る規制部材は一対の組み付けプレートに形成された摺動溝の終端部を前記複数のバルブ部品が通過可能な状態と通過不能な状態とに切り替えることが可能であれば良く、本実施例の規制部材5に限定されるものではない。
以下では、図1、図17および図18を用いて本発明に係る姿勢変更装置の実施の一形態である姿勢変更装置6の構成について説明する。
姿勢変更装置6は、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートの摺動溝とバルブ本体9に形成された収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fとが一直線状に連通した状態を保持しつつ、該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略水平となる姿勢から該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢に変更するものである。
姿勢変更装置6は、取り付けプレート61、接続部材62、ヒンジ63等を具備する。
取り付けプレート61は姿勢変更装置6の主たる構造体を成す略長方形の板状の部材である。
取り付けプレート61の上面の手前側にはバルブ本体9がボルト16・16により固定される。また、取り付けプレート61の上面の奥側には、複数のバルブ部品が摺動溝の所定の位置に収容された下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートが係止される。
このとき、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートは、該一対の組み付けプレートの左側の振動係止孔22・32および右側の振動係止孔22・32にそれぞれ取り付けプレート61の上面に突設された係止ピン61a・61bを貫装し、係止ピン61a・61bの先端部に脱落防止用のボルト17・17を螺挿することにより取り付けプレート61の上面の手前側に係止される。
また、該一対の組み付けプレートの左側の振動係止孔22・32および右側の振動係止孔22・32の内径は係止ピン61a・61bの外径よりも大きく、これらの振動係止孔の内周面とこれらの係止ピンの外周面との間のクリアランスは、収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fの内周面と複数のバルブ部品の外周面との間の所定のクリアランス(または当該クリアランスに許容寸法誤差を加えたもの)と略同じまたはやや大きくなるように設定される。
従って、係止ピン61a・61bは、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートを、収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fの内周面と複数のバルブ部品の外周面との間の所定のクリアランスと略同じまたはやや大きい振幅で振動可能に支持する。
接続部材62は、取り付けプレート61の上面において、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートとバルブ本体9とで挟まれる位置に設けられる。
図18に示す如く、接続部材62には接続経路62a・62b・62c・62d・62e・62fが形成される。
接続経路62aの一端は下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートの摺動溝21aおよび摺動溝31aの側面2b・3b側の終端部に接続され、接続経路62aの他端はバルブ本体9aに形成された収容孔9aの開口部に接続される。すなわち、接続部材62の接続経路62aは、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートの摺動溝21aおよび摺動溝31aとバルブ本体9の収容孔9aとを接続する。また、一対の組み付けプレートの摺動溝21aおよび摺動溝31aと、接続経路62aと、収容孔9aと、は略一直線状に接続された状態に保持される。
摺動溝21bおよび摺動溝31bと接続経路62bと収容孔9bとの関係、摺動溝21cおよび摺動溝31cと接続経路62cと収容孔9cとの関係、摺動溝21dおよび摺動溝31dと接続経路62dと収容孔9dとの関係、摺動溝21eおよび摺動溝31eと接続経路62eと収容孔9eとの関係、摺動溝21fおよび摺動溝31fと接続経路62fと収容孔9fとの関係、も上記摺動溝21aおよび摺動溝31aと接続経路62aと収容孔9aとの関係と略同じである。
また、接続経路62a・62b・62c・62d・62e・62fは、その内周面の一部が接続部材62の上面にスリット状に開口している。
ヒンジ63は取り付けプレート61の下面に設けられる部材である。
ヒンジ63は第一プレート63a・第二プレート63bからなる二枚の板状の部材と、これらを回動可能に枢着する枢着ピン63cとを具備する。
第一プレート63aは取り付けプレート61の下面に固定され、第二プレート63bは作業台18の上面の手前側端部に固定される。
従って、ヒンジ63を中心として取り付けプレート61を回動させることにより、取り付けプレート61に固定されたバルブ本体9および取り付けプレート61に振動可能に支持された一対の組み付けプレートの姿勢を、(1)該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略水平となる姿勢(図17において実線で示す)から、(2)該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢(図17において二点鎖線で示す)、に変更することが可能である。
なお、本実施例の姿勢変更装置6は作業者が取り付けプレート61を手で持って回動させる構成であるが、取り付けプレート61を回動させる駆動源(モータ等)を設けることも可能である。
作業者が取り付けプレート61を手で持って回動させ、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢で保持し、規制部材5を該一対の組み付けプレートから取り外すと、該一対の組み付けプレートの摺動溝に収容された複数のバルブ部品は自重で落下し、接続部材62に形成された接続経路(接続経路62a・62b・62c・62d・62e・62f)を経てバルブ本体9の収容孔(収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9f)に移動する。
このとき、複数のバルブ部品の一部が一対の組み付けプレートの摺動溝の終端部と接続部材62との接続部分で引っかかった場合には、作業者が下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートを手で持って振動させることにより、当該バルブ部品をスムーズに落下させることが可能である。
また、複数のバルブ部品の一部が接続部材62の接続経路62a・62b・62c・62d・62e・62fの中途部で引っかかった場合でも、作業者が接続部材62の上面に形成された接続経路62a・62b・62c・62d・62e・62fのスリット状の開口部から接続経路62a・62b・62c・62d・62e・62fの内部に指を入れて当該バルブ部品を動かすことにより、当該バルブ部品をスムーズに落下させることが可能である。
本実施例の場合、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢とするときに、該摺動溝の長手方向を完全な鉛直方向(重力の作用する方向)とする場合よりも、鉛直方向から5〜10度程度傾斜した状態とする場合の方が複数のバルブ部品が途中(一対の組み付けプレートの摺動溝の終端部と接続部材62との接続部分や接続部材62の接続経路の中途部等)で引っかかることが少ない。
以下では、図1、図19、図20および図21を用いて本発明に係る押し込み装置の実施の一形態である押し込み装置7の構成について説明する。
押し込み装置7はバルブ本体9の収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fにそれぞれ収容された複数のバルブ部品をバルブ本体9に押し込むものである。
押し込み装置7は主としてベース71、ステー72、レバー73、リンク74・74、メインロッド75、スライド76、ガイドレール77・77、プレート78、押し込みロッド79a・79b・79c・79d・79e・79f等を具備する。
ベース71は押し込み装置7の主たる構造体を成す略長方形の板状の部材である。ベース71には押し込み装置7を構成する他の部材が設けられる。ベース71は、姿勢変更装置6の取り付けプレート61において、一対の組み付けプレートが取り付けられていた位置にボルト19・19・19・19により取り付けられる。従って、押し込み装置7は姿勢変更装置6に対して着脱可能である。
レバー73は棒状の部材であり、その一端はベース71の上面に固定されたステー72に回動可能に枢着される。また、レバー73の他端には作業者が手で握るためのグリップ73aが形成される。
リンク74・74は側面視で屈曲した板状の部材である。リンク74・74の一端はレバー73の中途部に回動可能に枢着され、リンク74・74の他端はメインロッド75の一端に回動可能に枢着される。
メインロッド75は棒状の部材である。メインロッド75の他端にはプレート78の略中央部が固定され、メインロッド75の中途部はスライド76に固定される。
スライド76はガイドレール77・77に摺動可能に係合する。ガイドレール77・77はベース71に固定される。
プレート78は板状の部材であり、押し込みロッド79a・79b・79c・79d・79e・79fの基部が固定される。
押し込みロッド79a・79b・79c・79d・79e・79fは略円柱形状の部材である。
図19および図20に示す如く、レバー73を作業台18の奥側に回動した状態でベース71を姿勢変更装置6の取り付けプレート61に固定したとき、押し込みロッド79a・79b・79c・79d・79e・79fの先端部はそれぞれ接続部材62の接続経路62a・62b・62c・62d・62e・62fと略一直線となる位置に配置される。
図21に示す如く、作業者がレバー73のグリップ73aを手で握ってレバー73を作業台18の手前側に回動させると、メインロッド75、スライド76、プレート78および押し込みロッド79a・79b・79c・79d・79e・79fは一体的に作業台18の手前側に移動する。
従って、押し込みロッド79a・79b・79c・79d・79e・79fは、収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fに収容された複数のバルブ部品のうち、プラグ12a・12b・12c・12d・12e・12fに当接し、スプリング11a・11b・11c・11d・11e・11fの付勢力に抗して、これら複数のバルブ部品を収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fに押し込む。
そして、複数のバルブ部品が収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fに押し込まれた状態で、収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fの開口部近傍に設けられたキー孔91a・91b・91c・91d・91e・91fに棒状の部材であるキー92・92・・・を差し込むことにより、プラグ12a・12b・12c・12d・12e・12fを収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fの開口部近傍に固定する。
なお、本実施例では押し込み装置7を姿勢変更装置6に取り付ける構成としたが、姿勢変更装置6により収容孔に複数のバルブ部品が収容されたバルブ本体9を姿勢変更装置6から取り外し、別の場所に固定された押し込み装置7により該複数のバルブ部品を押し込んでも良い。
以下では、図22を用いて本発明に係るバルブ部品組み付け方法の実施の一形態について説明する。
本発明に係るバルブ部品組み付け方法の実施の一形態は、バルブ部品組み付け装置1を用いて複数のバルブ部品(スプール10a・10b・10c・10d・10e・10f・10g・10h、スプリング11a・11b・11c・11d・11e・11f、プラグ12a・12b・12c・12d・12e・12f)をバルブ本体9に組み付ける方法である。
図22に示す如く、本発明に係るバルブ部品組み付け方法の実施の一形態は、主として載置工程100、収容工程200、洗浄工程300、落下工程400、押し込み工程500等を具備する。
載置工程100は、下部組み付けプレート2の上面2aにバルブ部品形状プレート4を取り付け、バルブ部品形状プレート4のシルエット孔(シルエット孔41a・41b・41c・41d・41e・41f・41g・41hおよびシルエット孔42a・42b・42c・42d・42e・42f)を通して複数のバルブ部品を下部組み付けプレート2の摺動溝(摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21f)の所定の位置に載置する工程である。
載置工程100が終了したら、収容工程200に移行する。
収容工程200は、下部組み付けプレート2の上面2aからバルブ部品形状プレート4を取り外し、下部組み付けプレート2に上部組み付けプレート3を取り付け、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートに複数のバルブ部品を収容する工程である。
収容工程200が終了したら、洗浄工程300に移行する。
洗浄工程300は、複数のバルブ部品を下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートに収容された状態で洗浄する工程である。
該複数のバルブ部品を洗浄する方法としては、洗浄液をジェットノズル等で噴射する方法、あるいは、超音波発生装置が設けられた水槽に該一対の組み付けプレートを浸漬する方法(いわゆる超音波洗浄)が挙げられる。
洗浄工程300が終了したら、落下工程400に移行する。
落下工程400は、姿勢変更装置6により下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートおよびバルブ本体9の姿勢を変更し、複数のバルブ部品をバルブ本体9の収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fに落下させる工程である。
落下工程400が終了したら、押し込み工程500に移行する。
押し込み工程500は、バルブ本体9の収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fに収容された複数のバルブ部品を押し込む工程である。
本実施例の場合、押し込み工程500において、姿勢変更装置6から下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートを取り外し、次に姿勢変更装置6に押し込み装置7を取り付け、レバー73を作業台18の手前側に回動させて複数のバルブ部品を押し込み、キー孔91a・91a・91b・91b・91c・91c・91d・91d・91e・91e・91f・91fにキー92・92・・・を差し込むことによりプラグ12a・12b・12c・12d・12e・12fを収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fの開口部近傍に固定する。
以上の如く、バルブ部品組み付け装置1は、
複数のバルブ部品(スプール10a・10b・10c・10d・10e・10f・10g・10h、スプリング11a・11b・11c・11d・11e・11f、プラグ12a・12b・12c・12d・12e・12f)をバルブ本体9に組み付けるバルブ部品組み付け装置であって、
複数のバルブ部品を摺動可能に収容し、かつ終端部が側面2bと連通する摺動溝(摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fおよび摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31f)が、それぞれ合わせ面である上面2aおよび下面3aにそれぞれ形成された下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートと、
該一対の組み付けプレートが分離した状態のときに下部組み付けプレート2の上面2aに取り付けられ、該複数のバルブ部品に対応する形状のシルエット孔(シルエット孔41a・41b・41c・41d・41e・41f・41g・41hおよびシルエット孔42a・42b・42c・42d・42e・42f)が形成されたバルブ部品形状プレート4と、
該一対の組み付けプレートの摺動溝とバルブ本体9に形成された該複数のバルブ部品を収容するための収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fとが一直線状に接続された状態を保持しつつ、該一対の組み付けプレートおよびバルブ本体9の姿勢を、該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略水平となる姿勢から該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢に変更する姿勢変更装置6と、
を具備するものである。
このように構成することは、以下の如き利点を有する。
第一に、バルブ本体9に複数のバルブ部品(スプール10a・10b・10c・10d・10e・10f・10g・10h、スプリング11a・11b・11c・11d・11e・11f、プラグ12a・12b・12c・12d・12e・12f)を同時に組み付けることが可能であるため、該複数のバルブ部品の組み付けに要する時間を短縮することが可能である。特に、バルブ本体9の収容孔の数が多くなった場合に時間短縮の効果が大きい。
第二に、バルブ部品形状プレート4を用いて該複数のバルブ部品を下部組み付けプレート2の摺動溝(摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21f)の所定の位置に載置するため、誤組み付けを防止することが可能である。
第三に、姿勢変更装置6により一対の組み付けプレートおよびバルブ本体9の姿勢を変更し、該複数のバルブ部品を自重で落下させてバルブ本体9に収容するため、組み付け時の該複数のバルブ部品やバルブ本体9の損傷を防止することが可能である。
また、他の利点としては、アクチュエータによりバルブ部品をバルブ本体の収容孔に押し込む従来のバルブ部品組み付け装置に比べて装置が小型かつ安価であり、装置の設置面積の縮小および設備コストの削減が可能である。
また、バルブ部品組み付け装置1は、
下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートに形成された摺動溝(摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fおよび摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31f)の終端部を複数のバルブ部品(スプール10a・10b・10c・10d・10e・10f・10g・10h、スプリング11a・11b・11c・11d・11e・11f、プラグ12a・12b・12c・12d・12e・12f)が通過可能な状態と通過不能な状態とに切り替える規制部材5を具備するものである。
このように構成することにより、姿勢変更装置6により下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートおよびバルブ本体9の姿勢を該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略水平となる姿勢から該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢に変更する途中で複数のバルブ部品が落下を開始し、該一対の組み付けプレートとバルブ本体9の間で引っかかることを防止することが可能である。
また、バルブ部品組み付け装置1の姿勢変更装置6は、
下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートの摺動溝(摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21fおよび摺動溝31a・31b・31c・31d・31e・31f)とバルブ本体9の収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fとをそれぞれ接続する接続経路62a・62b・62c・62d・62e・62fが形成された接続部材62を具備するものである。
このように構成することにより、本実施例の如くバルブ本体9の収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fの開口部を有する側面の形状が平滑でなく該一対の一対の組み付けプレートの側面2b・3bの形状と合わない場合でも、接続部材62の一方の側面の形状を該一対の一対の組み付けプレートの側面2b・3bの形状に合わせ、他方の側面の形状をバルブ本体9の収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fの開口部を有する側面の形状に合わせることが可能であり、該複数のバルブ部品をスムーズに落下させ、バルブ本体9に収容することが可能である。
また、バルブ部品組み付け装置1の姿勢変更装置6は、
下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートを振動可能に支持するものである。
このように構成することにより、姿勢変更装置6により該一対の組み付けプレートおよびバルブ本体9の姿勢を該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢に変更したときに、複数のバルブ部品が該一対の組み付けプレートとバルブ本体9の間で引っかかった場合でも容易に該複数のバルブ部品を容易に落下させることが可能である。
また、バルブ部品組み付け装置1は、
バルブ本体9の収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fに収容された複数のバルブ部品をバルブ本体9に押し込む押し込み装置7を具備するものである。
このように構成することは、以下の如き利点を有する。
第一に、自重で落下して収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fに収容された複数のバルブ部品を押し込むため、該複数のバルブ部品やバルブ本体9が損傷することがない。
第二に、複数のバルブ部品を作業者が直接指で押し込む必要が無く、作業者の労力を軽減することが可能である。
第三に、複数のバルブ部品を同時に押し込むことにより、該複数のバルブ部品の組み付けに要する時間を短縮することが可能である。
また、本実施例のバルブ部品組み付け方法は、
バルブ部品組み付け装置1を用いて複数のバルブ部品(スプール10a・10b・10c・10d・10e・10f・10g・10h、スプリング11a・11b・11c・11d・11e・11f、プラグ12a・12b・12c・12d・12e・12f)をバルブ本体9に組み付ける方法であって、
下部組み付けプレート2の上面2aにバルブ部品形状プレート4を取り付け、バルブ部品形状プレート4のシルエット孔(シルエット孔41a・41b・41c・41d・41e・41f・41g・41hおよびシルエット孔42a・42b・42c・42d・42e・42f)を通して複数のバルブ部品を下部組み付けプレート2の摺動溝(摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21f)の所定の位置に載置する載置工程100と、
下部組み付けプレート2の上面2aからバルブ部品形状プレート4を取り外し、下部組み付けプレート2に上部組み付けプレート3を取り付け、下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートに複数のバルブ部品を収容する収容工程200と、
姿勢変更装置6により下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートおよびバルブ本体9の姿勢を変更し、複数のバルブ部品をバルブ本体9の収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fに落下させる落下工程400と、
を具備するものである。
このように構成することは、以下の如き利点を有する。
第一に、バルブ本体9に複数のバルブ部品(スプール10a・10b・10c・10d・10e・10f・10g・10h、スプリング11a・11b・11c・11d・11e・11f、プラグ12a・12b・12c・12d・12e・12f)を同時に組み付けることが可能であるため、該複数のバルブ部品の組み付けに要する時間を短縮することが可能である。特に、バルブ本体9の収容孔の数が多くなった場合に時間短縮の効果が大きい。
第二に、バルブ部品形状プレート4を用いて該複数のバルブ部品を下部組み付けプレート2の摺動溝(摺動溝21a・21b・21c・21d・21e・21f)の所定の位置に載置するため、誤組み付けを防止することが可能である。
第三に、姿勢変更装置6により一対の組み付けプレートおよびバルブ本体9の姿勢を変更し、該複数のバルブ部品を自重で落下させてバルブ本体9に収容するため、組み付け時の該複数のバルブ部品やバルブ本体9の損傷を防止することが可能である。
また、他の利点としては、アクチュエータによりバルブ部品をバルブ本体の収容孔に押し込む従来のバルブ部品組み付け装置に比べて装置が小型かつ安価であり、装置の設置面積の縮小および設備コストの削減が可能である。
また、本実施例のバルブ部品組み付け方法は、
落下工程400の後に、
バルブ本体9の収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fに収容された複数のバルブ部品を押し込む押し込み工程500を具備するものである。
このように構成することは、以下の如き利点を有する。
第一に、自重で落下して収容孔9a・9b・9c・9d・9e・9fに収容された複数のバルブ部品を押し込むため、該複数のバルブ部品やバルブ本体9が損傷することがない。
第二に、複数のバルブ部品を作業者が直接指で押し込む必要が無く、作業者の労力を軽減することが可能である。
第三に、複数のバルブ部品を同時に押し込むことにより、該複数のバルブ部品の組み付けに要する時間を短縮することが可能である。
また、本実施例のバルブ部品組み付け方法は、
収容工程200と落下工程400との間に、
複数のバルブ部品を下部組み付けプレート2および上部組み付けプレート3からなる一対の組み付けプレートに収容された状態で洗浄する洗浄工程300を具備するものである。
このように構成することにより、洗浄用の専用のトレイ等に該複数のバルブ部品を載せ替えるといった繁雑な作業を行う必要が無く、バルブ部品の洗浄作業の簡略化、高速化が可能である。
本発明に係るバルブ部品組み付け装置の全体構成を示す図。 バルブ部品を示す図。 下部組み付けプレートの斜視図。 下部組み付けプレートの平面図。 下部組み付けプレートの側面図。 上部組み付けプレートの斜視図。 上部組み付けプレートの平面図。 上部組み付けプレートの側面図。 バルブ部品形状プレートの斜視図。 バルブ部品形状プレートの平面図。 下部組み付けプレートに取り付けられたバルブ部品形状プレートの平面図。 下部組み付けプレートに取り付けられたバルブ部品形状プレートの側面図。 複数のバルブ部品が載置された下部組み付けプレートの平面図。 規制部材が取り付けられた一対の組み付けプレートの斜視図。 規制部材が取り付けられた一対の組み付けプレートの平面図。 規制部材が取り付けられた一対の組み付けプレートの側面図。 姿勢変更装置の側面図。 接続部材の斜視図。 押し込み装置が取り付けられた姿勢変更装置の平面図。 作動前の押し込み装置を示す側面図。 作動時の押し込み装置を示す側面図。 本発明に係るバルブ部品組み付け方法の実施の一形態を示すフロー図。
符号の説明
1 バルブ部品組み付け装置
2 下部組み付けプレート
3 上部組み付けプレート
4 バルブ部品形状プレート
6 姿勢変更装置

Claims (11)

  1. 複数のバルブ部品をバルブ本体に組み付けるバルブ部品組み付け装置であって、
    複数のバルブ部品を摺動可能に収容し、かつ終端部が側面と連通する摺動溝が、合わせ面に形成された一対の組み付けプレートと、
    該一対の組み付けプレートが分離した状態のときに一方の組み付けプレートの合わせ面に取り付けられ、該複数のバルブ部品に対応する形状のシルエット孔が形成されたバルブ部品形状プレートと、
    該一対の組み付けプレートの摺動溝と該バルブ本体に形成された該複数のバルブ部品を収容するための収容孔とが一直線状に接続された状態を保持しつつ、該一対の組み付けプレートおよび該バルブ本体の姿勢を、該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略水平となる姿勢から該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢に変更する姿勢変更装置と、
    を具備するバルブ部品組み付け装置。
  2. 前記一対の組み付けプレートに形成された摺動溝の終端部を前記複数のバルブ部品が通過可能な状態と通過不能な状態とに切り替える規制部材を具備する請求項1に記載のバルブ部品組み付け装置。
  3. 前記姿勢変更装置は、
    前記一対の組み付けプレートの摺動溝と前記バルブ本体の収容孔とを接続する接続経路が形成された接続部材を具備する請求項1または請求項2に記載のバルブ部品組み付け装置。
  4. 前記姿勢変更装置は、
    前記一対の組み付けプレートを振動可能に支持する請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のバルブ部品組み付け装置。
  5. 前記バルブ本体の収容孔に収容された前記複数のバルブ部品を該バルブ本体に押し込む押し込み装置を具備する請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のバルブ部品組み付け装置。
  6. 複数のバルブ部品を摺動可能に収容し、かつ終端部が側面と連通する摺動溝が、合わせ面に形成された一対の組み付けプレートと、
    該一対の組み付けプレートが分離した状態のときに一方の組み付けプレートの合わせ面に取り付けられ、該複数のバルブ部品に対応する形状のシルエット孔が形成されたバルブ部品形状プレートと、
    該一対の組み付けプレートの摺動溝とバルブ本体に形成された該複数のバルブ部品を収容するための収容孔とが一直線状に接続された状態を保持しつつ、該一対の組み付けプレートおよび該バルブ本体の姿勢を、該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略水平となる姿勢から該一対の組み付けプレートの摺動溝の長手方向が略鉛直となる姿勢に変更する姿勢変更装置と、
    を具備するバルブ部品組み付け装置を用いて該複数のバルブ部品を該バルブ本体に組み付けるバルブ部品組み付け方法であって、
    該一方の組み付けプレートの合わせ面に該バルブ部品形状プレートを取り付け、該バルブ部品形状プレートのシルエット孔を通して該複数のバルブ部品を該一方の組み付けプレートの摺動溝の所定の位置に載置する載置工程と、
    該一方の組み付けプレートの合わせ面から該バルブ部品形状プレートを取り外し、該一方の組み付けプレートに他方の組み付けプレートを取り付け、該一対の組み付けプレートに該複数のバルブ部品を収容する収容工程と、
    該姿勢変更装置により該一対の組み付けプレートおよび該バルブ本体の姿勢を変更し、該複数のバルブ部品を該バルブ本体の収容孔に落下させる落下工程と、
    を具備するバルブ部品組み付け方法。
  7. 前記バルブ部品組み付け装置は、
    前記一対の組み付けプレートに形成された摺動溝の終端部を前記複数のバルブ部品が通過可能な状態と通過不能な状態とに切り替える規制部材を具備する請求項6に記載のバルブ部品組み付け方法。
  8. 前記姿勢変更装置は、
    前記一対の組み付けプレートの摺動溝と前記バルブ本体の収容孔とを接続する接続経路が形成された接続部材を具備する請求項6または請求項7に記載のバルブ部品組み付け方法。
  9. 前記姿勢変更装置は、
    前記一対の組み付けプレートを振動可能に支持する請求項6から請求項8までのいずれか一項に記載のバルブ部品組み付け方法。
  10. 前記落下工程の後に、
    前記バルブ本体の収容孔に収容された前記複数のバルブ部品を押し込む押し込み工程を具備する請求項6から請求項9までのいずれか一項に記載のバルブ部品組み付け方法。
  11. 前記収容工程と落下工程との間に、
    前記複数のバルブ部品を前記一対の組み付けプレートに収容された状態で洗浄する洗浄工程を具備する請求項6から請求項10までのいずれか一項に記載のバルブ部品組み付け方法。
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