JP2006325103A - コンテンツ送信装置及びそのプログラム、並びに、コンテンツ受信装置及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 コンテンツ送信装置10において、入力したコンテンツデータCOをフレームデータFR毎に所定数にブロック化し、コンテンツ受信装置20から送信される応答パケットACKに同期させて、ブロックBK毎にデータパケットDTとして、ネットワークNWを介して、コンテンツ送信装置20に送信し、コンテンツ受信装置20において、データパケットDTをブロックBKに再構成したのちに、応答パケットACKをコンテンツ送信装置10に送信し、さらにブロックBKからフレームデータFRに再構成することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
また、従来、ネットワークを介して、データを伝送するための通信プロトコルとして、インターネット等の通信網で使用されるIP(Internet Protocol)がある。さらに、このIPには、送受信するデータの信頼性が保障されるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)と、信頼性が保障されないUDP/IP(User Datagram Protocol/Internet Protocol)とがある。
また、TCP/IPは、ネットワーク上でパケットが損失した場合、その損失したパケットが受信装置で正しく受信されるまで再送する再送制御機構を有している。しかし、コンテンツはフレームデータ単位で再生される必要があるため、再送制御において、再送されたパケットが、フレームデータを再生する時刻までに受信装置に到着する時間的保障がない。また、パケットが再送されることで、以降に送信されるパケットの到着時間にまで影響を及ぼしてしまうことになる。
そこで、この問題を解決するために、受信レポートの送信間隔を予め決めておき、送信装置が受信レポートの到着を監視し、その到着に合わせてRTPパケット(コンテンツデータ)の送信量を制御することで、受信レポートの損失があった場合でも、輻輳制御が可能な技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、コンテンツ送信装置は、ブロック分割手段によって、基本データを所定数のブロックに分割し、パケット送信手段によって、ブロックの再生タイミングを示すブロック再生クロックに同期させて、ブロックを、ネットワーク送信用のデータパケットに分割してコンテンツ受信装置に送信する。なお、ブロックの分割数は、予め固定された値であってもよいし、外部から設定される値であってもよい。
これによって、コンテンツ送信装置は、ブロック単位で、コンテンツ受信装置から受信の確認を行うことができるとともに、応答パケットのタイミングで次のブロックのデータパケットを送信することができる。
これによって、コンテンツ送信装置は、コンテンツ受信装置からの応答パケットに同期して、データパケットをブロック単位で送信することができ、コンテンツ送信装置とコンテンツ受信装置とが同期してコンテンツデータの送受信を行うことが可能になる。
そして、コンテンツ送信装置は、再送ブロック生成手段によって、コンテンツ受信手段から送信される応答パケットに基づいて、ブロック記憶手段に記憶されているデータパケットの中から、受信されなかったデータパケットを再送ブロックとして生成する。
そして、パケット送信手段が、ブロック再生クロックに同期させて、再送ブロックと次に送信するブロックとを送信することで、次のブロック再生クロックのタイミングで、前に損失したデータパケットを送信することができる。
そして、コンテンツ受信装置は、ブロック再構成手段によって、コンテンツ送信装置で分割した数のデータパケットのデータを連結することでブロックを再構成し、基本データ再構成手段によって、コンテンツ送信装置で分割した数のブロックを連結することでフレームデータ、フィールドデータ等の基本データを再構成する。
そして、コンテンツ受信装置は、応答パケット送信手段によって、ブロック再生クロックに同期させて、応答パケットをコンテンツ送信装置に送信する。
これによって、コンテンツ受信装置は、応答パケットに同期させて、コンテンツ送信装置からコンテンツデータを受信することができる。
そして、コンテンツ送信プログラムは、ブロック分割手段によって、基本データを所定数のブロックに分割し、パケット送信手段によって、ブロックの再生タイミングを示すブロック再生クロックに同期させて、ブロックを、ネットワーク送信用のデータパケットに分割してコンテンツ受信装置に送信する。
これによって、コンテンツ送信プログラムは、コンテンツ受信装置からの応答パケットに同期して、データパケットをブロック単位で送信することができ、コンテンツ送信装置とコンテンツ受信装置とが同期してコンテンツデータの送受信を行うことが可能になる。
そして、コンテンツ受信プログラムは、ブロック再構成手段によって、コンテンツ送信装置で分割した数のデータパケットのデータを連結することでブロックを再構成し、基本データ再構成手段によって、コンテンツ送信装置で分割した数のブロックを連結することでフレームデータ、フィールドデータ等の基本データを再構成する。
そして、コンテンツ受信プログラムは、応答パケット送信手段によって、ブロック再生クロックに同期させて、応答パケットをコンテンツ送信装置に送信することで、応答パケットに同期させて、コンテンツ送信装置からコンテンツデータを受信することができる。
また、本発明では、基本データの再生時間内で再送処理を行うことが可能であるため、再送制御に伴うデータの遅延が一定となり、リアルタイム性を保つことができる。
まず、図1を参照して、コンテンツ伝送システムの概要について説明する。図1は、本発明に係るコンテンツ伝送システムの概要を説明するための概要図である。
図1に示すように、コンテンツ伝送システム1は、映像モニタ等のコンテンツ再生装置MOにおけるフレームデータを再生する基準となるフレームクロック(基本クロック)に同期させて、コンテンツデータCOを、コンテンツ送信装置10からコンテンツ受信装置20に、ネットワークNWを介して伝送するものである。
そこで、コンテンツ伝送システム1は、例えば、コンテンツデータCOがHDTV映像である場合は、29.97Hzのフレームクロックに同期させて、コンテンツデータCOをコンテンツ受信装置20に送信する。
なお、このコンテンツ送信装置10は、コンテンツサーバSV等から、コンテンツデータCOを1フレーム分のフレームデータFR単位で入力し、そのフレームデータFRを所定数のブロックBKに分割し、さらに、そのブロックBKをネットワーク送信用のデータパケットDTに分割し、コンテンツ受信装置20に送信する。
このとき、コンテンツ送信装置10は、コンテンツ受信装置20から送信される応答パケットACKを受信する毎に、1ブロック分のデータパケットDTを送信する。
これによって、コンテンツ送信装置10におけるコンテンツデータCOの送信は、コンテンツ受信装置20から送信される応答パケットACKに同期してなされることになる。
なお、コンテンツ受信装置20は、コンテンツ送信装置10から送信されるデータパケットDTを受信するとともに、コンテンツ再生装置MOのフレームクロック(基本クロック)から1ブロック分の再生タイミングを示すブロック再生クロックを生成し、そのブロック再生クロックに同期して、データパケットDTに対するブロックBK単位の応答パケットACKを生成し、コンテンツ送信装置10に送信する。
そして、コンテンツ受信装置20は、データパケットDTからブロックBKを再構成し、さらに、所定数のブロックBKからフレームデータFRを再構成し、フレームクロックに同期させてコンテンツ再生装置MOに出力する。
これによって、コンテンツ受信装置20は、フレームクロックに同期して、コンテンツデータCOをフレームデータFR単位で出力することができる。
次に、図2を参照(適宜図1参照)して、コンテンツ送信装置10の構成について説明する。図2は、本発明に係るコンテンツ送信装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、コンテンツ送信装置10は、フレーム入力手段11と、ブロック分割手段12と、パケット送信手段13と、応答パケット受信手段14と、クロック再生手段15と、ブロック記憶手段16と、再送ブロック生成手段17とを備えている。
例えば、フレーム入力手段11は、コンテンツサーバSV等から、コンテンツデータをフレームデータ単位で読み出すこととしてもよいし、カメラ等の撮像装置が、後記するクロック再生手段15で再生されたクロック(ブロック再生クロック)に同期させて出力するフレームデータを入力することとしてもよい。
なお、分割するブロックの数(フレーム分割数N)は、予め固定された値であってもよいし、外部から図示を省略した入力手段を介して設定される値であってもよい。
例えば、フレーム分割数Nを15、フレームデータを720画素(水平)×525ライン(垂直)としたとき、ブロック分割手段12は、フレームデータを、35ライン毎の15のブロックに分割する。
さらに、パケット送信手段13は、後記する再送ブロック生成手段17で生成される再送すべきデータパケットから構成される再送ブロックと、時系列で次に送信するブロックとを、データパケットとして、コンテンツ受信装置20に送信する。
また、データパケットを送信するネットワークNWは、特定のプロトコルに限定されるものではない。ここでは、データパケットの再送制御を行うため、データ送信の信頼性に欠けるUDP/IP等のプロトコルを使用しても構わない。
ここでは、RTPパケットのRTP拡張ヘッダに、「タイムコード」と、「ブロック番号」と、「パケット番号」、「フレームデータ位置」とを付加することでデータパケットを構成している。
「ブロック番号」は、ブロック分割手段12がフレームデータをブロックに分割する際に、シーケンシャルに付与する情報である。
「パケット番号」は、パケット送信手段13が、ブロックをデータパケットに分割する際に、シーケンシャルに付与する情報である。
「フレームデータ位置」は、当該データパケットのフレームデータ内における位置を、フレームデータの先頭からのバイト数で示した情報である。
なお、このデータパケットの構造は、特定のパケット構造に限定されるものではなく、「ブロック番号」等の情報を付加することができる構造であればよい。
図2に戻って、コンテンツ送信装置10の構成について説明を続ける。
ここでは、ACKヘッダに、「ACKタイプ」と、「ブロック番号」と、「データサイズ」とが含まれている。
「ブロック番号」は、コンテンツ受信装置20で受信されたデータパケットのブロック番号を示す情報である。
「データサイズ」は、データ本体のデータ量をバイト数で表した情報である。
なお、ブロック全体の再送を要求する場合は、データ本体の情報は含まないものとする。
この応答パケットを参照することで、コンテンツ送信装置10において、コンテンツ受信装置20で正常に受信されたデータパケットと、正常に受信されなかったデータパケットとを認識することができる。
図2に戻って、コンテンツ送信装置10の構成について説明を続ける。
このブロック再生クロックは、パケット送信手段13に出力され、パケット送信手段13において、1ブロック分のデータパケットを送信するための基準となるクロックとして使用される。
このブロック記憶手段16に記憶されるデータパケットは、パケット送信手段13によって書き込まれる。また、ブロック記憶手段16に記憶されたデータパケットは、後記する再送ブロック生成手段17によって、データパケットが再送されるときに読み出される。
この再送ブロック生成手段17は、応答パケットのACKタイプ(図5参照)に“0(確認応答)”が設定されている場合、応答パケットで示されるデータパケットのブロック番号と、正常に受信されたデータパケットのパケット番号のリストとに基づいて、当該ブロック番号で示されるブロックのデータパケットの中で、正常に受信されなかった(未受信の)データパケットを、ブロック記憶手段16から読み出して、再送ブロックとしてパケット送信手段13に出力する。
以上説明したように、コンテンツ送信装置10は、コンテンツ受信装置20側のフレームクロックに同期して、コンテンツデータ(フレームデータ)を、コンテンツ受信装置20に送信することができる。また、コンテンツ送信装置10は、再送制御を行うことができるので、伝送時におけるデータの信頼性を高めることができる。
次に、図3を参照(適宜図1参照)して、コンテンツ受信装置20の構成について説明する。図3は、本発明に係るコンテンツ受信装置の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、コンテンツ受信装置20は、パケット受信手段21と、ブロック再構成手段22と、フレーム再構成手段23と、フレーム記憶手段24と、応答パケット生成手段25と、クロック生成手段26と、応答パケット送信手段27とを備えている。
また、ブロック再構成手段22で再構成されたブロックは、フレーム再構成手段23に出力される。
なお、ブロック再構成手段22は、入力されたデータパケットが、「タイムコード」、「ブロック番号」及び「パケット番号」から、再送されたデータパケットであるかどうかを判定し、再送されたデータパケットである場合は、そのまま、フレーム再構成手段23にデータを出力する。
なお、フレーム再構成手段23は、時系列で後のフレームデータが入力されるまで、現在のフレームデータを一時的にフレーム記憶手段24に記憶しておく。これは、データパケットが損失した場合に、その損失したデータパケット分のデータが欠落したフレームデータを、再送されてくるデータパケットによって補完するためである。
そして、フレーム再構成手段23は、フレームクロックに同期させてフレーム記憶手段24からフレームデータを読み出してコンテンツ再生装置MOに出力する。
このフレーム記憶手段24に、データパケットの損失による欠落したフレームデータを記憶しておくことで、再送されたデータパケットによって、フレームデータを補完することが可能になる。
例えば、クロック生成手段26は、フレームクロックの周波数をf、フレーム分割数をNとしたとき、f×Nのクロックを生成させる逓倍回路で構成される。
このクロック生成手段26で生成されたブロック再生クロック(応答パケット送信クロック)は、応答パケット送信手段27に出力される。
また、応答パケット送信手段27は、コンテンツ伝送システム1の動作の開始時や、データパケットの送信開始の遅れ、データパケットの到着の遅れ等により、応答パケットを送信する時点において、応答パケット生成手段25から応答パケットが入力されない場合は、ACKタイプに“1(送信要求)”を設定した応答パケット(図5参照)を生成し、コンテンツ送信装置10に送信する。なお、この場合、応答パケットには、データ本体を含まないものとする。
なお、応答パケットを送信するネットワークNWは、確実に応答パケットをコンテンツ送信装置10に送信することが望ましいため、TCP/IP等のデータの信頼性の高いプロトコルを使用することが望ましい。
すなわち、再送モードとして再送を行う旨を指示された場合、応答パケット生成手段25は、前記した機能を実現することとする。また、再送モードとして再送を行わない旨を指示された場合、応答パケット生成手段25は、応答パケットのACKタイプに常に“0(確認応答)”を設定し(図5参照)、すべてのデータパケットを正常受信したものとして応答パケットを生成することで、再送要求を行わないモードにすることができる。
これによって、例えば、データパケットを再送することによるフレームデータの遅延量を減らすことが可能になる。
このように、再送モードを切り替える場合であっても、コンテンツ送信装置10に変更を加える必要はない。
なお、コンテンツ送信装置10が再送制御機能を有さない場合は、再送モードを、データパケットの再送を行わない設定とする。
次に、図6及び図7を参照して、コンテンツ伝送システムの動作を、コンテンツ送信装置10の動作とコンテンツ受信装置20の動作とに分けて説明する。図6は、本発明に係るコンテンツ送信装置の動作を示すフローチャートである。図7は、本発明に係るコンテンツ受信装置の動作を示すフローチャートである。
最初に、図6を参照(構成については適宜図2参照)して、コンテンツ送信装置10の動作について説明する。
まず、コンテンツ送信装置10は、フレーム入力手段11によって、コンテンツデータをフレームデータ単位で入力する(ステップS1)。
そして、コンテンツ送信装置10は、ブロック分割手段12によって、ステップS1で入力したフレームデータを、所定数(フレーム分割数)のブロックに分割する(ステップS2)。
このステップS4の動作後、又は、再送ブロックが生成されていない場合(ステップS3でNo)、パケット送信手段13は、ステップS2で分割された現時点のブロックをネットワーク送信用のデータパケットに分割して、ネットワークNWを介して、コンテンツ受信装置20に送信する(ステップS5)。
なお、パケット送信手段13は、ステップS5における2番目以降のブロックを、後記するステップS8で再生されるクロック(ブロック再生クロック)に同期して送信する。また、パケット送信手段13は、ステップS4で送信されるデータパケットとステップS5で送信されるデータパケットとを、ブロック再生クロックの1クロック内で送信する。
そして、コンテンツ送信装置10は、応答パケット受信手段14によって、ステップS5で送信した1ブロック分のデータパケットに対する応答である応答パケットを、コンテンツ受信装置20から受信する(ステップS7)。
そして、コンテンツ送信装置10は、フレーム入力手段11によって、フレームデータが入力されるかどうかによって、入力の終了を判定し(ステップS10)、フレームデータが入力された場合(ステップS10でNo)、ステップS2に戻って操作を継続する。
そして、再送ブロックが生成されている場合(ステップS11でYes)、パケット送信手段13は、再送ブロック内の再送データパケットを、ネットワークNWを介して、コンテンツ受信装置20に送信し(ステップS12)、動作を終了する。
一方、再送ブロックが生成されていない場合(ステップS11でNo)、そのまま動作を終了する。
次に、図7を参照(構成については適宜図3参照)して、コンテンツ受信装置20の動作について説明する。
まず、コンテンツ受信装置20は、パケット受信手段21によって、ネットワークNWを介して、コンテンツ送信装置10から送信されるデータパケットを受信する(ステップS21)。
そして、コンテンツ受信装置20は、フレーム再構成手段23によって、ステップS22で生成されたブロックからフレームデータを再構成し(ステップS23)、フレーム記憶手段24に記憶する(ステップS24)。
また、コンテンツ受信装置20は、応答パケット生成手段25によって、ステップS22でブロックを再構成した段階で、応答パケットを生成する(ステップS25)。このとき、応答パケットには、ステップS22でブロックを再構成する際に使用した正常に受信したデータパケットと、損失したデータパケットとを示す情報が付加される。
また、コンテンツ受信装置20は、応答パケット送信手段27によって、クロック生成手段26によりフレームクロックから生成されるブロック再生クロックに同期して、ステップS25で生成された応答パケットを、ネットワークNWを介して、コンテンツ送信装置10に送信する(ステップS27)。
そして、コンテンツ受信装置20は、ステップS21に戻って、データパケットの受信動作を継続する。
ここで、図8を参照(適宜図1参照)して、コンテンツ伝送システム1におけるデータパケットの再送動作の具体例について説明する。図8は、コンテンツ伝送システムにおけるデータパケットの再送動作を示すシーケンス図である。
ここでは、フレームデータFRを構成するデータパケットのデータを(n,m)で表し、nはブロック番号、mはパケット番号を示すこととする。
そして、フレームデータFRは、(1,1)、(1,2)…(1,4)からなるブロックBK1と、(2,1)、(2,2)…(2,4)からなるブロックBK2と、(3,1)、(3,2)…(3,4)からなるブロックBK3と、(4,1)、(4,2)…(4,4)からなるブロックBK4とで構成されているものとする。
続けて、コンテンツ受信装置20は、データパケット(1,1)〜(1,4)をブロックBKNに再構成する(ステップS33)。このときブロックBKNのデータパケット(1,3)の領域は欠落した状態となる。
そこで、コンテンツ受信装置20は、データパケット(1,3)が欠落したことを示す応答パケットACKを生成し(ステップS34)、コンテンツ送信装置10に送信する(ステップS35)。
そして、コンテンツ送信装置10は、その損失したデータパケットから構成される再送ブロックRBKを生成する(ステップS37)。
そして、コンテンツ送信装置10は、再送ブロックRBKと次に送信するブロック番号“2”のブロックBK2とを、同じブロック再生クロックのタイミングで、データパケットに分割して、コンテンツ受信装置20に送信する(ステップS38)。
このように、コンテンツ伝送システム1では、応答パケットの送信間隔となるブロック再生クロックに同期して、データパケットの再送制御を行うことができる。
以上説明したコンテンツ伝送システム1では、コンテンツ送信装置10と、コンテンツ受信装置20とを1台づつで構成したが、この構成はこれに限定されるものではない。
例えば、図9に示すように、2台のコンテンツ送信装置10(101,102)と、1台のコンテンツ受信装置20をネットワークNWを介して接続する構成としてもよい。図9は、2つのコンテンツを編集するコンテンツ伝送システムの構成例を示す構成図である。
このシーン記述言語としては、本願出願人が開示した特開2002−335442号公報「シーン記述プログラム」の技術を用いることができる。
ここでは、映像のシーンを時系列に記述した編集情報EDで、タイムコード[00:00:00:00]から[00:01:00:00](開始から1分)までコンテンツA、タイムコード[00:01:00:00]から[00:03:00:00](開始後1分から3分)までコンテンツBを再生する旨が記述されている。また、コンテンツA及びBには、フレーム単位でタイムコードが付加されているものとする。
11 フレーム入力手段(基本データ入力手段)
12 ブロック分割手段
13 パケット送信手段
14 応答パケット受信手段
15 クロック再生手段
16 ブロック記憶手段
17 再送ブロック生成手段
20 コンテンツ受信装置
21 パケット受信手段
22 ブロック再構成手段
23 フレーム再構成手段(基本データ再構成手段)
24 フレーム記憶手段(基本データ記憶手段)
25 応答パケット生成手段
26 クロック生成手段
27 応答パケット送信手段
Claims (6)
- ネットワークを介して、所定長の基本データを単位として構成されるコンテンツデータをコンテンツ受信装置に送信するコンテンツ送信装置であって、
前記コンテンツデータを前記基本データ単位で入力する基本データ入力手段と、
この基本データ入力手段で入力された基本データを、所定数のブロックに分割するブロック分割手段と、
前記コンテンツ受信装置における前記ブロックの再生タイミングを示すブロック再生クロックに同期させて、前記ブロック分割手段で分割されたブロックを、ネットワーク送信用のデータパケットに分割して前記コンテンツ受信装置に送信するパケット送信手段と、
前記コンテンツ受信装置から、前記ブロックに相当するデータパケットに対する応答を示す応答パケットを受信する応答パケット受信手段と、
この応答パケット受信手段で受信された応答パケットに基づいて、前記ブロック再生クロックを再生するクロック再生手段と、
を備えていることを特徴とするコンテンツ送信装置。 - 前記パケット送信手段で送信されたデータパケットを前記ブロック毎に記憶するブロック記憶手段と、
前記応答パケット受信手段で受信された応答パケットに基づいて、前記ブロック記憶手段に記憶されているデータパケットの中から、前記コンテンツ受信装置において未受信のデータパケットを再送ブロックとして生成する再送ブロック生成手段とを備え、
前記パケット送信手段が、前記ブロック再生クロックに同期させて、前記再送ブロックと時系列で次に送信するブロックとを、前記データパケットとして前記コンテンツ受信装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ送信装置。 - ネットワークを介して、コンテンツ送信装置から、コンテンツデータを構成する所定長の基本データを所定数に分割したブロックを、ネットワーク送信用のデータパケット単位で受信して、前記コンテンツデータを前記基本データ単位で再構成するコンテンツ受信装置であって、
前記データパケットを前記コンテンツ送信装置から受信するパケット受信手段と、
このパケット受信手段で受信されたデータパケットから、前記ブロックを再構成するブロック再構成手段と、
前記ブロック再構成手段で再構成されたブロックから、前記基本データを再構成する基本データ再構成手段と、
前記ブロックに相当するデータパケットに対する応答を示す応答パケットを生成する応答パケット生成手段と、
前記基本データの所定数の分割数と、当該基本データを再生する基本クロックとに基づいて、前記ブロックの再生タイミングを示すブロック再生クロックを生成するクロック生成手段と、
このクロック生成手段で生成されたブロック再生クロックに同期させて、前記応答パケットを、前記コンテンツ送信装置に送信する応答パケット送信手段と、
を備えていることを特徴とするコンテンツ受信装置。 - 前記応答パケットには、未受信のデータパケットを示す情報を含み、
当該応答パケットに対応して、前記コンテンツ送信装置から前記未受信のデータパケットが再送されるまで、前記基本データ再構成手段で再構成された基本データを記憶する基本データ記憶手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ受信装置。 - ネットワークを介して、所定長の基本データを単位として構成されるコンテンツデータをコンテンツ受信装置に送信するために、コンテンツ送信装置におけるコンピュータを、
前記コンテンツデータを前記基本データ単位で入力する基本データ入力手段、
この基本データ入力手段で入力された基本データを、所定数のブロックに分割するブロック分割手段、
前記コンテンツ受信装置における前記ブロックの再生タイミングを示すブロック再生クロックに同期させて、前記ブロック分割手段で分割されたブロックを、ネットワーク送信用のデータパケットに分割して前記コンテンツ受信装置に送信するパケット送信手段、
前記コンテンツ受信装置から、前記ブロックに相当するデータパケットに対する応答を示す応答パケットを受信する応答パケット受信手段、
この応答パケット受信手段で受信された応答パケットに基づいて、前記ブロック再生クロックを再生するクロック再生手段、
として機能させることを特徴とするコンテンツ送信プログラム。 - ネットワークを介して、コンテンツ送信装置から、コンテンツデータを構成する所定長の基本データを所定数に分割したブロックを、ネットワーク送信用のデータパケット単位で受信して、前記コンテンツデータを前記基本データ単位で再構成するために、コンテンツ受信装置におけるコンピュータを、
前記データパケットを前記コンテンツ送信装置から受信するパケット受信手段、
このパケット受信手段で受信されたデータパケットから、前記ブロックを再構成するブロック再構成手段、
前記ブロック再構成手段で再構成されたブロックから、前記基本データを再構成する基本データ再構成手段、
前記ブロックに相当するデータパケットに対する応答を示す応答パケットを生成する応答パケット生成手段、
前記基本データの所定数の分割数と、当該基本データを再生する基本クロックとに基づいて、前記ブロックの再生タイミングを示すブロック再生クロックを生成するクロック生成手段、
このクロック生成手段で生成されたブロック再生クロックに同期させて、前記応答パケットを、前記コンテンツ送信装置に送信する応答パケット送信手段、
として機能させることを特徴とするコンテンツ受信プログラム。
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