JP2006324850A - 映像信号再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】映像信号再生装置において、早送り/逆早送り再生モードから通常再生モードへ移行する際に、画像確認から指示操作までの反応時間の遅れによる通常再生位置のずれをなくし、的確に所望の映像から通常再生を開始させる。
【解決手段】早送り再生の設定速度倍率を5F倍(F=1,2,・・・,6)とした場合に、ハードディスクから前記速度倍率に対応した間引き間隔で2系列のフレームを読み出してデコードする。第2系列のフレームは第1系列のフレームに対して早送り表示で0.5sec前(75Fフレーム分前)のフレームとされ、第2系列のフレームは所定縮小倍率で縮小した後に第1系列のフレームと合成し、第1系列のフレームを親画面、第2系列のフレームを子画面とした親子画面をディスプレイに表示させる。操作者が子画面の映像で確認したタイミングで通常再生モードへの切り換え指示操作を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は映像信号再生装置に係り、特に、指示操作によって早送り/逆早送り再生から通常再生へ移行する際に、的確な開始位置から通常再生映像を表示させるための改良に関する。
ハードディスクやDVDを利用してテレビジョン(TV)放送番組を録画・再生するビデオレコーダの普及が目覚しく、それら記録媒体を用いたビデオレコーダではVTR(ビデオテープレコーダ)と比較しても飛躍的な長時間録画が可能になっており、また、ディスク状記録媒体であるために再生が簡単で迅速に行えるという利便性を備えている。そのため、ビデオレコーダのハードディスク等には非常に多くの放送番組が記録されることが多く、ドラマ番組を全話分収録するような場合も少なくない。
そして、録画した放送番組の再生中に視聴したい部分を探す際やCMの放送時間帯をスキップさせる際には、早送り/逆早送り再生モードを設定してコマ落しで送られる映像を注視しながら所望の映像が表示されたタイミングで通常再生モードに戻す操作を行う。その場合、操作者が映像を認識して通常再生ボタンを押すまでには如何にしても反応時間分の遅延が生じてしまい、ビデオレコーダ側で操作を受け付けて通常再生を開始する時点での映像は、早送り再生モードでは時間的に進んだものとなり、逆早送り再生モードでは時間的に遅れたものとなる。即ち、早送り/逆早送り再生モードにおけるフレームの間引き状態で前記反応時間に対応するフレーム数だけ後/先のフレームから表示され、所望の映像から表示させることができない。
尚、早送り再生から通常再生への移行時における表示に関連して、下記特許文献1には、「再生中のマルチメディアデータの表示時間とその再生中のマルチメディアデータの表示開始から通常再生移行要求の入力タイミングまでの時間とに基づいて、早送り解除の入力タイミングに相当するマルチメディアデータを特定することにより、前記入力タイミングに相当するマルチメディアデータに逆上って通常再生を実行するようにした映像再生装置や映像再生方法」が開示されている。より具体的には、「表示系デバイスで再生している映像の時間軸に基づいて、早送り解除入力タイミングに相当する映像を特定し、これに逆上って読み出しを行った後、通常再生を再開する」としている。
特開2004−318966号公報
ところで、最近のビデオレコーダでは長時間録画が可能になったことに伴って早送り/逆早送り再生モードの速度範囲も大きくなっており、一般的な早送り速度である5倍から30倍程度の高速早送りまで可能になっている。従って、高速早送りになると、操作者による映像認識から通常再生ボタン操作までの反応時間分の遅延は通常再生開始位置のずれに大きく影響し、所望の映像から表示させることが益々困難になり、早送りと逆早送りを繰り返して調整しなければならない場合が多くなる。また、前記特許文献1の映像再生装置や映像再生方法等はそのような操作上の遅延を考慮したものではなく、やはり同様の不都合が不可避的に生じてしまう。そこで、本発明は、指示操作を行って早送り/逆早送り再生モードから通常再生モードへ移行する際に、より的確に所望の映像から再生を開始させることが可能な映像信号再生装置を提供することを目的とする。
本発明は、通常再生モードと早送り再生モードと逆早送り再生モードとを選択的に設定することが可能であり、記録媒体から読み出した圧縮画像データを、前記通常再生モードでは順次1フレームずつ復号して再生し、前記早送り再生モード及び前記逆早送り再生モードでは各設定速度倍率に対応した間隔毎のフレームを復号して再生する映像信号再生装置において、前記早送り再生モード又は前記逆早送り再生モードが設定された場合に、前記設定速度倍率に対応する間引き間隔毎のフレーム(以下、「第1系列フレーム」という)と前記第1系列フレームより前記設定速度倍率に応じた増減傾向で設定されるフレーム数分だけ時間的に前又は後のフレーム(以下、「第2系列フレーム」という)とを復号する復号手段と、前記復号手段が復号した前記第1系列フレームを記憶する第1記憶手段と、前記復号手段が復号した前記第2系列フレームを記憶する第2記憶手段と、前記第2記憶手段に記憶された前記第2系列フレームの画像サイズを縮小した画像データを生成する縮小画像生成手段と、前記第1記憶手段に記憶された前記第1系列フレームの画像データと前記縮小画像生成手段で生成された前記第2系列フレームの縮小画像データとを合成して親子画面のフレームを生成する画像合成手段とを備え、前記早送り再生モード及び前記逆早送り再生モードで前記画像合成手段が生成した親子画面を再生出力させることを特徴とする映像信号再生装置に係る。
本発明の映像信号再生装置によれば、早送り/逆早送り再生モードにおいて、第1系列フレームを親画面とし、第2系列フレームを子画面とした親子画面を表示再生させることができ、設定速度倍率に応じた増減傾向で設定される時間分だけ前/後の映像を子画面で確認しながら通常再生モードへ移行するための操作が行える。
また、本発明においては、前記縮小画像生成手段を、前記設定速度倍率に応じた増減傾向で設定される縮小表示倍率で前記第2系列フレームの縮小画像データを生成する手段としておくことが望ましい。縮小画像生成手段にこの機能を付加しておくことにより、高速での早送り/逆早送りが設定された際の子画面の映像に対する視認性が向上する。
また、本発明においては、前記画像合成手段が、前記第1系列フレームの画像データによる親画面に対する前記第2系列フレームの縮小画像データによる子画面の表示位置について、前記早送り再生モードでは、前記子画面の中心が前記親画面の中心よりも右側に位置すると共に、その右側への偏移量を前記設定速度倍率に応じた増減傾向で設定し、前記逆早送り再生モードでは、前記子画面の中心が前記親画面の中心よりも左側に位置すると共に、その左側への偏移量が前記設定速度倍率に応じた増減傾向で設定して画像データの合成を行うようにしておくことが望ましい。画像合成手段にこの機能を付加しておくことにより、早送り再生モードと逆早送り再生モードの何れの設定状態にあるか、及びそれぞれのモードでどの速度倍率が設定されているかを確認し易くなる。
本発明の映像信号再生装置は、以上の構成を有していることにより、次のような効果を奏する。早送り/逆早送り再生モードから通常再生モードへ移行する際に、映像認識と移行操作との間に反応時間分の遅延があっても、的確な操作タイミングで所望の映像から通常再生させることができる。特に、子画面と親画面の各映像の時間差を設定速度倍率に応じて増減させているため、高速での早送り/逆早送りになっても一定の操作精度を確保できる。また、縮小画像生成手段で子画面の縮小表示倍率を早送り/逆早送り再生の設定速度倍率に応じた増減傾向で変化させることにより、高速での早送り/逆早送りが設定された際にも子画面の映像を正確に視認できるようにして操作精度の低下を防止する。更に、画像合成手段で早送り/逆早送り再生モードの設定状態に応じて親画面内における子画面の位置を変化させることにより、早送り/逆早送り再生モードの設定条件の確認を容易にして操作性を向上させる。
以下、本発明の映像信号再生装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[実施形態1]
先ず、図1はハードディスク装置を搭載したデジタルビデオレコーダのブロック図である。このビデオレコーダ1の記録系は、アンテナ2を介してTV放送電波を受信するTVチューナ部3と、TVチューナ部3の受信ビデオ信号と外部からの入力ビデオ信号のいずれを記録信号とするかを選択するスイッチ回路4と、スイッチ回路4で選択したビデオ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器5と、A/D変換後の画像データをMPEG(Moving Picture Experts Group)-2方式で符号化するエンコーダ6とからなり、エンコーダ6によって符号化圧縮された画像データがハードディスク装置(HDD)7でハードディスクに記録される。一方、再生系は、HDD7でハードディスクから読み出した画像データを復号するデコーダ8と、後述するように早送り/逆早送り再生モードにおいてデコーダ8で復号した2系列のフレームの画像データに基づいて親子画面を生成させる親子画面生成部9と、親子画面生成部9が出力する画像データをアナログ信号に変換するD/A変換器10と、各種制御設定情報をディスプレイの一部に表示させるための信号を出力するOSD(On Screen Display)発生部11と、D/A変換器10とOSD発生部11の各出力信号を加算合成する加算回路12とからなり、加算回路12の出力信号が外部のTVディスプレイ13へ出力されて映像表示される。
また、制御系は、外部のリモコン14からの指示信号で変調された近赤外光を受光する受光部15と、受光部15の出力信号をコードデータに復調するインターフェイス(I/F)16と、I/F16からリモコン14の指示コードを取り込んでシステム全体を制御する制御部17とからなり、リモコン14からの指示操作によって入力信号の選択、TV放送の選局、記録/再生モードの設定、早送り/逆早送り再生モードの設定、速度倍率の設定等の各種の設定・制御がなされるようになっている。
この実施形態のビデオレコーダ1の特徴は、リモコン14によって早送り/逆早送り再生モードの設定がなされた場合に、HDD7から読み出した映像データから時間差のある2系列の早送り/逆早送り再生用のフレームを読み出して復号し、親子画面生成部9で2系列の映像データをそれぞれ親画面側と子画面側に表示させるための画像データに合成する点にある。ここで、親子画面生成部9は、図2に示すように、2つのフレームメモリ21,22と、デコーダ8で復号された2系列の画像データの各フレームメモリ21,22に対する書き込みと読み出しの制御を行うR/W制御部23と、フレームメモリ22の画像データを子画面サイズに縮小する縮小画像生成部24と、フレームメモリ21の一方の系列の画像データと縮小画像生成部24で縮小した他方の系列の画像データとを合成して親子画面の画像データを生成する画像合成部25で構成されている。
以下、このビデオレコーダ1において、ハードディスクに録画記録したTV放送番組を通常再生モードで再生している状態で、早送り再生機能を利用して視聴したい映像部分を探し、その部分から通常再生モードで再生する場合の動作を図3のフローチャートに基づいて説明する。先ず、親子画面生成部9は通常再生(×1)モードではスルーパス状態になっている。即ち、HDD7によってハードディスクから読み出された圧縮画像データはデコーダ8で復号され、一旦親子画面生成部9のフレームメモリ21に書き込まれて画像合成部25に読み出されるが、画像合成部25では何等の処理も施さずにそのままD/A変換器10へ出力し、D/A変換後の画像データが加算回路12を経てTVディスプレイ13で表示される(S11)。
ここで、操作者によってリモコン14から早送り再生(×20)モードの設定指示がなされると、その直前に再生されていたフレームをG[X-1];(但し、[ ]内はフレームのシリアル番号)とした場合に、HDD7はハードディスクからフレーム:G[X]を含むMPEGのGOP(Group of Pictures)を読み出し、そのGOPをデコーダ8で復号し、フレーム:G[X]のデコードデータをフレームメモリ21に書き込む(S14)。また、HDD7はハードディスクからフレーム:G[X]より300フレーム分前のフレーム:G[X-300]を含むGOPを読み出し、そのGOPをデコーダ8で復号した後のフレーム:G[X-300]のデコードデータをフレームメモリ22に書き込む(S15)。
次に、フレームメモリ22のフレーム:G[X-300]のデータは縮小画像生成部24へ読み出され、縮小画像生成部24において所定縮小倍率の縮小画像データ:S[X-300]を生成し、画像合成部25においてフレームメモリ21のG[X]のデコードデータと前記縮小画像データ:S[X-300]とを1フレームの画像データに合成する(S16)。また、その合成画像データはD/A変換器10でアナログ信号に変換された後、加算回路12を経てTVディスプレイ13に表示される(S16)。
そして、前記のステップS14からステップS16までの処理は、20倍の早送り速度設定条件に基づいて次に読み出される2系列のフレーム:G[X+20],G[X-300+20]についても同様の手順で合成画像データが作成され、以降も通常再生(×1)モードが設定されるまで、2系列のフレーム:G[X+20i],G[X-300+20i](i=2,3,4,・・・)について同様の処理を行って合成画像データのフレームをTVディスプレイ13に表示させる(S17→S18→S14〜S16)。
従って、TVディスプレイ13には図4に示すような親子画面の映像が表示されることになる。即ち、親画面51側にはフレーム:G[X+20i]の画像が、子画面52側にはフレーム:G[X-300+20i]の画像がそれぞれ表示され、子画面52側の画像は親画面51側の画像よりも300フレーム分前の画像になっている。ここで、300フレーム分は通常再生(×1)モードでの時間に換算すると10secに相当し、早送り(×20)モードでの時間に換算すると0.5secに相当する。
そして、操作者は早送り(×20)モードを設定した時点からTVディスプレイ13を注視しながら視聴したい映像が表示されるのを待っている状態にあり、その映像の表示を確認した時点で直ちに通常再生(×1)モードに戻して放送番組を視聴することになる(S17,S19)。その場合、一般的には表示映像の確認から通常再生(×1)モードの設定(ボタン操作)までに反応時間が介在し、如何にしても約0.5sec程度のタイミングの遅れが生じるのであるが、前記のように子画面52側には親画面51側の映像よりも0.5sec前の映像が表示されているため、操作者は子画面52を見ながら通常再生(×1)モードの設定操作を行うことにより、実質的に的確なタイミングでの操作を行うことができる。即ち、予め前記操作タイミングの遅れを見込んで通常再生(×1)モードの設定を行わせるため、通常再生(×1)モードでの再生を視聴したい映像から正確に開始させることができる。
ところで、以上では早送り再生モードが20倍の速度倍率の設定条件でなされた場合について説明したが、一般のビデオレコーダでは5倍〜30倍の範囲で速度倍率の設定が可能になっていることが多く、例えば、リモコンの早送り再生モードボタンを繰り返して押すことにより5倍から30倍まで5倍分ずつ増大して設定できるような方式が採用されている。そこで、前記ビデオレコーダ1が早送り再生モードで5F倍(但し、F=1,2,3,4,5,6)の速度倍率の設定が可能であるとして、図3の場合と同様に[通常再生モード→早送り再生モード→通常再生モード]の切り換えを行う場合の動作を図5に示す。
図5と図3を比較すれば明らかなように、図5においてF=4の場合が図3の場合に相当し、基本的手順は双方とも同様である。従って、早送り再生モードが5F倍の速度設定で行われた場合においては、親画面51と子画面52のそれぞれに5Fフレーム毎のフレーム:G[X+5Fi],S[X-75F+5Fi]が表示されることになると共に、図5のステップS25,S26に示すように、子画面52側に表示されるフレーム:S[X-75F+5Fi]は親画面51側のフレームよりも75Fフレーム分前のものである。その場合、F=1,2,3,4,5,6として5倍/10倍/15倍/20倍/25倍/30倍の速度倍率の設定がなされると、図6に示すように、子画面52側の画像は通常再生(×1)モードにおける2.5sec前/5sec前/7.5sec前/10sec前/12.5sec前/15sec前の画像に相当することになるが、早送り再生モードに換算すると一律に0.5sec前の画像に相当する。このことにより、如何なる速度倍率の設定を行っていても、操作者は子画面52側の映像を見ながら常に同様の操作タイミングで通常再生(×1)モードへの切り換えを行えばよく、安定した操作性を確保できる。
尚、以上では早送り再生モードの場合について説明したが、逆早送り再生モードの場合には時間的に前後が逆の関係になるだけであり、同様の機能と効果が実現できる。因みに、逆早送り再生モードにおいて、親画面51側に表示されるフレームはG[X-5Fi]であり、子画面52側に表示されるフレームはS[X+75F-5Fi]となる。また、図5のステップS24とステップS25においては、それぞれのステップでハードディスクからGOPを読み出すようになっているが、小さい速度倍率が設定されており、フレーム:G[X+5Fi]とG[X-75F+5Fi]が同一のGOPに属するような場合には、GOPの読み出しはステップS24の1回だけでよい。
[実施形態2]
実施形態1のビデオレコーダ1における早送り再生モード設定時の親子画面表示機能によると、図6に示すように、一定サイズの子画面に早送り再生モード換算で0.5sec前の映像を表示させるが、一般に早送り再生モードの速度倍率が大きくなると映像の変化状態が確認しづらくなり、その結果、大きな速度倍率での早送り再生モードが設定されている場合には通常再生(×1)モードへの操作タイミングが遅れてしまうことがある。
そこで、この実施形態では速度倍率が大きくなるにつれて子画面のサイズを大きくして見易くする方式を採用する。この実施形態におけるビデオレコーダのシステム構成は実施形態1の場合と同様であり、また、早送り再生モードでのフレームの読み出し・デコード処理及びフレームメモリ21,22への書き込みについても同様であるが、親子画面生成部9の縮小画像生成部24が速度倍率に応じて子画面の画像サイズを変化させる。
この実施形態における[通常再生モード→早送り再生モード→通常再生モード]の切り換えを行う場合の動作手順は図7のフローチャートに示される。同図と図5とを比較すれば明らかなように、この実施形態の手順で実施形態1の場合と相違する点は、ステップS22aが追加されており、ステップS26'における縮小画像データの生成が前記ステップS22aで設定された縮小倍率で行われることにある。具体的には、早送り再生モードが5F倍(但し、F=1,2,3,4,5,6)の速度倍率で設定されると、制御部17によって親子画面生成部9の縮小画像生成部24の縮小倍率を0.05(F+4)として設定し(S22,S22a)、縮小画像生成部24がその縮小倍率:0.05(F+4)でフレームメモリ22のフレーム:G[X-75F+5Fi]の画像データを縮小し、画像合成部25がフレームメモリ21のフレーム:G[X+5Fi]の画像データに前記縮小後の画像データ:S[X-75F+5Fi]を合成する(S26')。
このように縮小画像生成部24における縮小倍率を早送り再生モードの速度倍率に比例して可変設定すると、図8に示すように、速度倍率が大きくなるにつれて子画面52のサイズが大きくなり、子画面52の映像が見易くなる。即ち、例えば、速度倍率が15倍(F=3),30倍(F=6)に設定された場合の子画面52のサイズは、速度倍率が5倍(F=1)の場合の子画面52のサイズに対してそれぞれ1.4倍,2倍となる。従って、早送り再生モードが大きな速度倍率で設定されていても、通常再生(×1)モードへの切り換え操作を小さい速度倍率の設定状態と同様の反応時間で行える。尚、この実施形態では早送り再生モードの場合について説明しているが、逆早送り再生モードの場合においても同様に縮小画像生成部24の縮小倍率を速度倍率(絶対値)に比例させて設定すればよい。
[実施形態3]
一般的に、ビデオレコーダでは早送り/逆早送り再生モードの設定中であることやその設定速度倍率を画面の右上領域等に表示して確認できるようになっている。例えば、図1の回路構成であれば、早送り/逆早送り再生モードの設定があった場合に、制御部17がそのモード設定と速度倍率とをOSD発生部11へ通知し、OSD発生部11がその通知情報を文字データとして加算回路12へ出力してTVディスプレイ13の表示画面中の所定領域に表示させる。しかし、早送り/逆早送り再生モードでは映像の遷り変わりが早いため、通常再生(×1)モードと比較して前記文字情報を視認しづらいことが多い。
そこで、この実施形態では、実施形態1のビデオレコーダ1において、子画面52の表示位置によって早送り再生モードと逆早送り再生モードのいずれが如何なる速度倍率で設定されているかを容易に視認できるようにする。従って、この実施形態においても、ビデオレコーダのシステム構成、及び早送り再生モードでのフレームの読み出し・デコード処理とフレームメモリ21,22への書き込みに関する手順は実施形態1の場合と同様であるが、親子画面生成部9の画像合成部25が早送りモードか逆早送りモードかの相違及び各モードでの設定速度倍率に応じて縮小画像の合成位置を変化させる点に特徴がある。
この実施形態における、[通常再生モード→早送り/逆早送り再生モード→通常再生モード]の切り換えを行う場合の動作手順は図9のフローチャートに示される。同フローチャートにおいて、前記特徴に係る手順はステップS33とステップS37にあり、早送り/逆早送り再生(×±5F)モードが設定されると、その設定条件に応じて親子画面生成部9の画像合成部25による縮小画像の合成位置を設定し(S32,S33)、フレームメモリ21側の画像データに対してフレームメモリ22側の画像データを縮小した後の画像データを前記設定合成位置に合成して表示させる(S37)。
そして、前記合成位置は、早送り再生モードと逆早送り再生モードのいずれが設定されているか、及び如何なる速度倍率で設定されているかによって、親子画面が図10に示すような表示状態になるように設定される。即ち、早送り再生モードが設定されている場合には親画面51の中心より右側に子画面52の中心が表示されるようにすると共に、設定された速度倍率が大きくなるほどより右側へ偏移した位置になるように設定され、一方、逆早送り再生モードが設定されている場合には早送り再生モードと逆の関係での表示位置とされる。
従って、操作者は、早送り/逆早送り再生モードとその速度倍率を設定した場合に、その設定条件をTVディスプレイ13の子画面52の表示位置から一見して視認することができ、文字情報として早送り/逆早送り画面の中に表示させる場合のように設定条件を確認しづらくなる不都合は生じない。
本発明は、ビデオレコーダ等のように所望の映像の位置から通常再生を行わせるために早送り/逆早送り再生モードを設定して検索することが可能な映像信号再生装置に適用できる。
本発明の映像信号再生装置の実施形態に係るビデオレコーダのブロック図である。 主に親子画面生成部の構成を示すブロック図である。 実施形態1において[通常再生モード→早送り再生(×20)モード→通常再生モード]の切り換えを行う場合の動作手順を示すフローチャートである。 実施形態1において早送り再生(×20)モードが設定されている場合の親子画面の表示態様を示す図である。 実施形態1において[通常再生モード→早送り再生(×5F)モード→通常再生モード]の切り換えを行う場合の動作手順を示すフローチャートである。 実施形態1において早送り再生(×5F)モードが設定されている場合の親子画面の表示態様を示す図である。 実施形態2において[通常再生モード→早送り再生(×5F)モード→通常再生モード]の切り換えを行う場合の動作手順を示すフローチャートである。 実施形態2において早送り再生モードが設定されている場合の親子画面の表示態様を示す図であり、(A),(B),(C)はそれぞれ速度倍率が5倍,15倍,30倍の場合に対応する。 実施形態3において[通常再生モード→早送り/逆早送り再生(×±5F)モード→通常再生モード]の切り換えを行う場合の動作手順を示すフローチャートである。 実施形態3において早送り/逆早送り再生モードが設定されている場合の親子画面の表示態様を示す図であり、(A),(B),(C)はそれぞれ5倍,15倍,30倍の速度倍率で早送り再生モードが設定されている場合に対応し、(D),(E),(F)はそれぞれ5倍,15倍,30倍の速度倍率で逆早送り再生モードが設定されている場合に対応する。
符号の説明
1…ビデオレコーダ、2…アンテナ、3…TVチューナ部、4…スイッチ回路、5…A/D変換器、6…エンコーダ、7…HDD(ハードディスク装置)、8…デコーダ、9…親子画面生成部、10…D/A変換器、11…OSD発生部、12…加算回路、13…TVディスプレイ、14…リモコン、15…受光部、16…インターフェイス、17…制御部、21,22…フレームメモリ、23…R/W制御部、24…縮小画像生成部、25…画像合成部、51…親画面、52…子画面。

Claims (3)

  1. 通常再生モードと早送り再生モードと逆早送り再生モードとを選択的に設定することが可能であり、記録媒体から読み出した圧縮画像データを、前記通常再生モードでは順次1フレームずつ復号して再生し、前記早送り再生モード及び前記逆早送り再生モードでは各設定速度倍率に対応した間隔毎のフレームを復号して再生する映像信号再生装置において、
    前記早送り再生モード又は前記逆早送り再生モードが設定された場合に、前記設定速度倍率に対応する間引き間隔毎のフレーム(以下、「第1系列フレーム」という)と前記第1系列フレームより前記設定速度倍率に応じた増減傾向で設定されるフレーム数分だけ時間的に前又は後のフレーム(以下、「第2系列フレーム」という)とを復号する復号手段と、
    前記復号手段が復号した前記第1系列フレームを記憶する第1記憶手段と、
    前記復号手段が復号した前記第2系列フレームを記憶する第2記憶手段と、
    前記第2記憶手段に記憶された前記第2系列フレームの画像サイズを縮小した画像データを生成する縮小画像生成手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された前記第1系列フレームの画像データと前記縮小画像生成手段で生成された前記第2系列フレームの縮小画像データとを合成して親子画面のフレームを生成する画像合成手段と
    を備え、前記早送り再生モード及び前記逆早送り再生モードで前記画像合成手段が生成した親子画面を再生出力させることを特徴とする映像信号再生装置。
  2. 前記縮小画像生成手段が、前記設定速度倍率に応じた増減傾向で設定される縮小表示倍率で前記第2系列フレームの縮小画像データを生成するよう構成した請求項1に記載の映像信号再生装置。
  3. 前記画像合成手段が、
    前記第1系列フレームの画像データによる親画面に対する前記第2系列フレームの縮小画像データによる子画面の表示位置について、
    前記早送り再生モードでは、前記子画面の中心が前記親画面の中心よりも右側に位置すると共に、その右側への偏移量を前記設定速度倍率に応じた増減傾向で設定し、
    前記逆早送り再生モードでは、前記子画面の中心が前記親画面の中心よりも左側に位置すると共に、その左側への偏移量が前記設定速度倍率に応じた増減傾向で設定して
    画像データの合成を行うよう構成した請求項1に記載の映像信号再生装置。
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