JP2006324296A - 分散電流を具え発光面積利用率を高めた発光ダイオード - Google Patents

分散電流を具え発光面積利用率を高めた発光ダイオード Download PDF

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Abstract

【課題】 分散電流を具え発光面積利用率を高めた発光ダイオードの提供。
【解決手段】 基板、基板上方に位置し第1部分と第2部分を具えた第1半導体構造、第1半導体構造の第1部分の上に位置する発光構造、第1半導体構造の第2部分の上に位置し第1形状を具えた第1コンタクト構造、発光構造上方に位置する第2半導体構造、第2半導体構造の上に位置し複数の切断部分を具えて一部の第2半導体構造を露出させ、第2形状を具えた透明コンタクト電極、透明コンタクト電極の切断部分の上方に位置し且つ第2半導体構造に接触し並びに第3形状を具えた第2コンタクト構造を具え、これにより第2コンタクト構造の第3形状と第2形状を具えた透明コンタクト電極、及び第1形状を具えた第1コンタクト構造の相互組合せの関係により、第1コンタクト構造から第2コンタクト構造に至る複数の電流経路が相互に近い経路距離を有するものとされた。
【選択図】 図3

Description

本発明は一種の発光ダイオード装置とされ、特に分散電流を具え発光面積利用率を高めた発光ダイオードに関する。
発光半導体装置に関しては、発光ダイオード(LED)が最も人に知られており、なぜならそれは各種の製品、例えば科学測定機器、医療測定機器から最もよく見られる消費性製品に応用されているためである。これらの発光ダイオードは各種の信号、指示器、測量機器、メーターの光源とされうる。発光ダイオードの半導体光源がこのように大量に光源出力の装置とされているのはそれらが非常に長い使用寿命、低いエネルギー消耗、及び高い信頼度を有しているためである。
1970年より窒化ガリウムが基本の材料とされ、これはその広いバンドギャップ特性により発光器への応用が非常に注目されている。また、絶縁及び結晶格子交錯の基板、例えばサファイヤ、酸化アルミニウム(Al23 )は、熱安定と透光度の特性を有し、且つ現在結晶マッチングの基板がないために広く第3族窒化物エピタキシャルの基板として応用されている。周知の技術において、サファイヤ基板上に窒化ガリウムを成長させた基本の発光ダイオード構造が提出されており、並びにそのn及びp型層上に相互に対応するオームコンタクトが形成されて、平面式の発光ダイオード構造が完成されている。しかし、p型高導電性の窒化ガリウム層を形成するのは非常に困難である。これにより、p型窒化ガリウム上のオームコンタクトは製造が容易でなく、且つp型層の電流は分散しにくい。
ある周知の技術にあって、p型窒化ガリウム導電性を改善する方法が提出されている。しかし、p型窒化ガリウムの導電性はn型窒化ガリウムに劣る。結果として、最もよく見られるのは、p型窒化ガリウムが窒化ガリウムを基本とする発光ダイオード構造の最上部に置かれたものであるが、p型層上の透明コンタクト電極を良好な設計とすることが不可欠である。発光体表面の最大の利用効率に関しては、n型とp型コンタクト構造は最も遠い位置、即ち装置の対角上にレイアウトされうる。
図1は伝統的な窒化ガリウムを基材とする発光ダイオードの正面図である。p型半導体層113の上方にp型透明電極115が形成され、ボンディングパッド116がp型透明電極115の上に形成されている。ボンディングパッド116とn型半導体層112の上に提供されるn型電極114は最も遠い角部位置に配置されている。ただしこのようなコンタクトのレイアウトは電流の電極間のクラウディング(current crowding)の欠点を有し得る。結果として発光表面が効率的に利用不能となり、且つ更に装置及び透明コンタクト電極の寿命が電流クラウディングに短縮される可能性がある。
本発明の主要な目的は、分散電流を具え発光面積利用率を高めた発光ダイオードを提供することにある。本発明は透明コンタクト構造上に中空パターンを形成することで、電流の直線経路を遮断し、電流分散の目的を達成し、また発光面積の使用率を増す。
本発明の別の目的は電流クラウディングを防止した発光ダイオードを提供することにある。異なる幾何形状のコンタクト電極及びその相対位置を利用することにより、コンタクト電極の間の電流経路の長さを相互に接近させる。
本発明の更に別の目的は、表面状態とリーク電流を減らした発光ダイオードを提供することにある。保護層を利用して表面状態(surface state)の数を減らし、及び、リーク電流の情況を減らす。
上述の目的に基づき、本発明の提供する発光半導体装置は、基板、基板上方に位置し第1部分と第2部分を具えた第1半導体構造、第1半導体構造の第1部分の上に位置する発光構造、第1半導体構造の第2部分の上に位置し第1形状を具えた第1コンタクト構造、発光構造上方に位置する第2半導体構造、第2半導体構造の上に位置し複数の切断部分を具えて一部の第2半導体構造を露出させ、第2形状を具えた透明コンタクト電極、透明コンタクト電極の切断部分の上方に位置し且つ第2半導体構造に接触し並びに第3形状を具えた第2コンタクト構造を具え、これにより第2コンタクト構造の第3形状と第2形状を具えた透明コンタクト電極、及び第1形状を具えた第1コンタクト構造の相互組合せの関係により、第1コンタクト構造から第2コンタクト構造に至る複数の電流経路が相互に近い経路距離を有するものとされた。
請求項1の発明は、発光半導体装置において、該発光半導体装置は、
基板と、
該基板の上に位置し、相互に分離された第1部分と第2部分を具えた第1半導体構造と、
該第1半導体構造の該第1部分の上方に位置する発光構造と、
該第1半導体構造の該第2部分の上方に位置し、第1形状を具えた第1コンタクト構造と、
該発光構造の上に位置する第2半導体構造と、
該第2半導体構造の上に位置し、複数の切断部分を具え、該複数の切断部分が一部の第2半導体構造を露出させ、並びに第2形状を具え、これにより該複数の切断部分が光線を下方の第2半導体構造より直接射出させる透明コンタクト電極と、
第2コンタクト構造であって、該透明コンタクト電極の該複数の切断部分の上に位置し、並びに直接第2半導体構造と接触し、且つ第3形状を具え、該第1形状上の任意の一点から該第2形状上の任意の一点までの距離が等しく、且つ該第3形状上の任意の一点から該第1形状上の任意の一点までの距離が等しく、該第2コンタクト構造の該第3形状と該第2形状を具えた該透明コンタクト電極及び該第1形状を具えた該第1コンタクト構造との相互の組合せの関係により、該第1コンタクト構造から該第2コンタクト構造の間に同じ経路距離を具えたものとされ、且つ複数の電流経路の長さが相互に接近する、第2コンタクト構造と、
を具えたことを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項2の発明は、請求項1記載の発光半導体装置において、第1形状が第1円弧形境界を包含することを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項3の発明は、請求項2記載の発光半導体装置において、第2形状が第2円弧形境界を包含し、該第2円弧形境界上の任意の一点から第1円弧形境界までの距離が等しいことを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項4の発明は、請求項2記載の発光半導体装置において、第3形状が第3円弧形境界を包含し、該第3円弧形境界上の任意の一点から第1円弧形境界までの距離が等しいことを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項5の発明は、請求項1記載の発光半導体装置において、第1形状が環形形状を具え、これにより透明コンタクト電極が該環形形状の第1コンタクト構造内に囲まれたことを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項6の発明は、請求項5記載の発光半導体装置において、第2コンタクト構造が透明コンタクト電極の中心に位置し、これにより第2コンタクト構造から環形形状の第1コンタクト構造に至る複数の電流経路長さが接近するものとされたことを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項7の発明は、請求項1記載の発光半導体装置において、第3形状が環形と円形パッド形状の組合せとされ、且つ第2形状と第1形状が凹円弧形状を具えて円形パッドと対向し、第1コンタクト構造が透明コンタクト電極といずれも該環形に包囲されたことを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項8の発明は、請求項7記載の発光半導体装置において、第1コンタクト構造が環形形状の第2コンタクト構造の中心の下方の位置に接近し、これにより複数の電流経路の長さが接近することを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項9の発明は、請求項1記載の発光半導体装置において、第1形状が第1線形形状を包含し、該第1線形形状を包含する第1コンタクト構造が第1表面の一側に位置することを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項10の発明は、請求項9記載の発光半導体装置において、第2形状が第2線形形状を包含し、該第2線形形状を包含する第2コンタクト構造が第1表面の該一側の反対側に位置し、これにより複数の電流経路の長さが接近させられたことを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項11の発明は、請求項1記載の発光半導体装置において、第1半導体構造と第2半導体構造がそれぞれAlX GaY In(1-X-Y) Nで形成されたエピタキシャル層とされ、そのうち、0≦X≦1及び0≦Y≦1であることを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項12の発明は、請求項1記載の発光半導体装置において、第1半導体構造と第2半導体構造が単層構造及び多層構造からなる群より選択されることを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項13の発明は、請求項1記載の発光半導体装置において、透明コンタクト電極の材質が酸化ニッケル/金とされたことを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項14の発明は、請求項1記載の発光半導体装置において、第1コンタクト構造と第2コンタクト構造がそれぞれコンタクト層と電極で構成されたことを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項15の発明は、請求項1記載の発光半導体装置において、発光装置がホモゲナスpn接合、ヘテロジャンクション、単一量子井戸構造、或いは多重量子構造からなる群より選択されることを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項16の発明は、請求項1記載の発光半導体装置において、透明コンタクト電極の上方と、第1コンタクト構造及び第2コンタクト構造の複数の側壁を被覆する保護層を更に包含することを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項17の発明は、請求項16記載の発光半導体装置において、保護層の材料が酸化アルミニウム、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化タンタル、酸化チタン、硫化亜鉛、沸石(CaF2 )、酸化ハフニウム(HfO2 )及び酸化亜鉛からなる群より選択されることを特徴とする、発光半導体装置としている。
請求項18の発明は、発光ダイオード装置において、該発光ダイオード装置は、
基板と、
該基板の上に位置し、相互に分離された第1部分と第2部分を具え第1導電性を具えた第1半導体構造と、
該第1半導体構造の該第1部分の上方に位置する発光構造と、
該第1半導体構造の該第2部分の上方に位置し、第1形状と第1導電性を具えた第1コンタクト構造と、
該発光構造の上に位置し、第1導電性と反対の第2導電性を具えた第2半導体構造と、 透明コンタクト電極であって、該第2半導体構造の上に位置し、複数の切断部分を具え、該複数の切断部分が下方の一部の第2半導体構造を露出させ、並びに第2形状を具え、これにより該複数の切断部分が光線を下方の露出した第2半導体構造を通して該透明コンタクト電極に至らせ、第2コンタクト構造に射出させ、これにより光線が発生する等しい電流経路が屈折する方向を具えるものとされる、透明コンタクト電極と、
第2導電性を具えた第2コンタクト構造であって、該透明コンタクト電極の該複数の切断部分の上に位置し、並びに直接第2半導体構造と接触するが透明コンタクト電極に未接触であり、且つ第3形状を具え、第2コンタクト構造の第3形状と第2形状を具えた透明コンタクト電極、及び第1形状を具えた第1コンタクト構造の相互組合せの関係により、該第1形状上の任意の一点から該第2形状上の任意の一点までの距離が等しく、且つ該第3形状上の任意の一点から該第1形状上の任意の一点までの距離が等しく、これにより第1コンタクト構造より第2コンタクト構造までに相互に等しい経路距離があるものとされ、且つ複数の電流経路の長さが相互に接近するものとされた、第2コンタクト構造と、
透明コンタクト電極の上方と、第1コンタクト構造の一側壁、及び第2コンタクト構造の一側壁に位置する保護層と、
を具えたことを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項19の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1形状が第1円弧形境界を包含することを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項20の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、第2形状が第2円弧形境界を包含し、該第2円弧形境界上の任意の一点から第1円弧形境界までの距離が等しいことを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項21の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、第3形状が第3円弧形境界を包含し、該第3円弧形境界上の任意の一点から第1円弧形境界までの距離が等しいことを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項22の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1形状が環形形状を具え、これにより透明コンタクト電極が該環形形状の第1コンタクト構造内に囲まれたことを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項23の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、第2コンタクト構造が透明コンタクト電極の中心に位置し、これにより第2コンタクト構造から環形形状の第1コンタクト構造に至る複数の電流経路長さが接近するものとされたことを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項24の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、第3形状が環形形状を包含し、該環形形状の第2コンタクト構造が透明コンタクト電極の内部に嵌入したことを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項25の発明は、請求項24記載の発光ダイオード装置において、第1コンタクト構造が環形形状の第2コンタクト構造の中心の下方の位置に接近し、これにより複数の電流経路の長さが接近することを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項26の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1形状が第1線形形状を包含し、該第1線形形状を包含する第1コンタクト構造が第1表面の一側に位置することを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項27の発明は、請求項26記載の発光ダイオード装置において、第2形状が第2線形形状を包含し、該第2線形形状を包含する第2コンタクト構造が第1表面の該一側の反対側に位置し、これにより複数の電流経路の長さが接近させられたことを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項28の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1半導体構造と第2半導体構造がそれぞれAlX GaY In(1-X-Y) Nで形成されたエピタキシャル層とされ、そのうち、0≦X≦1及び0≦Y≦1であることを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項29の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1半導体構造と第2半導体構造が単層構造及び多層構造からなる群より選択されることを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項30の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、透明コンタクト電極の材質が酸化ニッケル/金とされたことを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項31の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1コンタクト構造と第2コンタクト構造がそれぞれコンタクト層と電極で構成されたことを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項32の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、発光装置がホモゲナスpn接合、ヘテロジャンクション、単一量子井戸構造、或いは多重量子構造からなる群より選択されることを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
請求項33の発明は、請求項18記載の発光ダイオード装置において、保護層の材料が酸化アルミニウム、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化タンタル、酸化チタン、硫化亜鉛、沸石(CaF2 )、酸化ハフニウム(HfO2 )及び酸化亜鉛からなる群より選択されることを特徴とする、発光ダイオード装置としている。
本発明の提供する発光半導体装置は、基板、基板上方に位置し第1部分と第2部分を具えた第1半導体構造、第1半導体構造の第1部分の上に位置する発光構造、第1半導体構造の第2部分の上に位置し第1形状を具えた第1コンタクト構造、発光構造上方に位置する第2半導体構造、第2半導体構造の上に位置し複数の切断部分を具えて一部の第2半導体構造を露出させ、第2形状を具えた透明コンタクト電極、透明コンタクト電極の切断部分の上方に位置し且つ第2半導体構造に接触し並びに第3形状を具えた第2コンタクト構造を具え、これにより第1形状上の任意の1点から第2形状上の任意の1点までの距離が等しくされ、且つ第3形状上の任意の1点から第1形状上の任意の1点までの距離が等しくされ、第2コンタクト構造の第3形状と第2形状を具えた透明コンタクト電極、及び第1形状を具えた第1コンタクト構造の相互組合せの関係により、第1コンタクト構造から第2コンタクト構造に至る複数の電流経路が相互に近い経路距離を有するものとされ、且つ複数の電流経路の長さが相互に接近するものとされた。
本発明は図面を参照して詳細に以下に説明されるが、本発明の実施例を説明する時、半導体構造の断面図は半導体工程中にあって一般比例に依らず局部拡大することで説明しやすくしており、図面を以て限定と認められるものではない。このほか、実際の製造においては、長さ、幅及び深さの三次元空間を包含する。
本実施例にあって、窒化ガリウム(GaN)が基本の装置として証明される。しかし本発明はこれらの材質に限定されるものではない。いわゆるGaNを基本とする材料とは、AlX GaY In(1-X-Y) N材料で形成されることを指す。そのうち、XとYは0から1の間である。いわゆるGaNを主とするLEDとは、比較的狭いバンドギャップのGaNを主とする発光構造で、並びに比較的広いバンドギャップを具えたGaNを基本構造とする単層或いは多層の間に介在し、発光構造の異なる側に異なる導電形態を具えていることを指す。このほか、本発明は発光ダイオードを絶縁基板の上に成長させるほか、発光ダイオードをその他の基板の上に成長させる応用も可能であるが、垂直方向には導通しない構造、例えばGaAs、GaP、Si及びSiC基板とされる。
本発明は装置の幾何形状、及びコンタクト形式の改変により電流分散を改善する方法である。これらの実施例中、透光且つ導電のオームコンタクト層が装置の導電性が小さい一側の上部に置かれる。全てのコンタクト層はいずれも電流クラウディングを減らし、発光面積を増しこれによりLEDの効率及び使用寿命を増す為に細心の設計とされる。本発明の詳細な説明は以下のとおりであるが、本発明は以下の実施例中に局限されるものではない。
図2及び図3は本発明の断面及び正面図である。第1半導体構造12が絶縁基板の上に形成され、そのうち絶縁基板12はサファイヤ基板とされ得て、第1半導体構造12はn型窒化ガリウム構造とされうる。発光構造13が第1半導体構造12の上方に位置する。続いて、発光構造13の上方に第2半導体構造14が形成される。そのうち第2半導体構造14はp型窒化ガリウム構造とされうる。本発明の実施例では、p型コンタクト構造17と第2半導体構造14が直接接触し、透明コンタクト電極と接触せず、この構造の間の付着力は良好であるため、製造の歩留りが比較的高い。このほか、第1半導体構造12と第2半導体構造14はいずれも窒化ガリウム単層、窒化ガリウムと窒化アルミニウム多層構造、或いはその他の組合せが結合された多層構造とされ得て、発光構造13はホモゲナスpn接合、ヘテロジャンクション、単一量子井戸構造、或いは多重量子構造とされうる。これにより、以上述べたことに基づき、良好な発光装置構造は、サファイヤ基板11の上に単層n型窒化ガリウム、InGaN/GaN多重量子井戸発光層、及びAlGaN/GaN p型層がある。このような半導体発光ダイオードはエピタキシャルの方式で形成される。
続いて、エピタキシャルウエハーに装置製造工程を行なう。それはメサエッチング、メタライズ、及び熱処理によりダイを定義する。メタライズにより透明コンタクト電極15、複数の中空パターン16、第2コンタクト構造(p型コンタクト構造、導電電極とコンタクト層を包含する)17、及び第1コンタクト構造(n型オームコンタクト構造)18が完成される。更に、熱処理工程で透明コンタクト電極15の酸化が完成され、及びp型コンタクト構造17とn型オームコンタクト構造18のアニールが完成される。正面図によると、p型コンタクト構造17とn型オームコンタクト構造18は相互に分離し、垂直方向上も上下に重畳する部分がない。特に強調する必要があるのは、透明コンタクト電極15の材質が酸化ニッケル/金、酸化マグネシウム、酸化亜鉛或いは五酸化二バナジウムとされ得て、好ましい実施例では、透明コンタクト電極の材質は酸化ニッケル/金とされる、ということである。特に説明が必要であることは、本発明中のオームコンタクトは透明コンタクト電極15と第2半導体構造14(即ちp型半導体構造)で構成されていることである。
上述の中空パターン(ウインドウ)16は本発明の第1実施例の鍵であり、それらは複数の屈折経路の機能を具えている。このほか、本発明の好ましい実施例では、中空パターン16の設計の目的は以下のようである。第1に、中空パターン16が電流の敏捷経路での通過を遮断することであり、この敏捷経路はp型コンタクト構造17からn型オームコンタクト構造18の最短距離を指し、一般に最短距離はp型コンタクト構造17からn型オームコンタクト構造18に至る直線距離である。第2に、仮に我々が正確に設計する時、最長と最短の電流経路がほぼ接近すればそれらは平衡差異の機能を果たし、即ち、電流経路が異なっても相互に接近する経路距離を有する。事実上、透明コンタクト電極15は百分の百透光ではないため、本発明が透明コンタクト電極15の上に中空パターン16を設計する目的には一部の光線を中空パターン16部分より直接射出し、透明コンタクト電極15を通過させないことにより、装置の発光効率を中空パターン16により高め、良好な電流分散性をえられるようにすることもある。
このほか、p型コンタクト構造17と第2半導体構造14の間にはオームコンタクトは形成されないため、電流はp型コンタクト構造17を経由して透明コンタクト電極15(即ちオームコンタクト)に分散し、その後でなければ下方の第2半導体構造14に進入できないため、周知の技術中のボンディングパッド下方の電極がクラウディングしやすい問題がなく、且つボンディングパッド下方に電流がないため、発光せず、ボンディングパッドにより光線が阻止される問題がない。
更に中空パターン16の形状、数及び位置は実施例中に提示されたものに限定されるわけではない。それは各種装置及び電流レベルの最適化の設計に対応する。図4は本発明の別の実施例の正面図であり、方形形状のLEDチップに応用され、そのうち、p型コンタクト構造17、及びn型オームコンタクト構造18は方形の反対の一側に位置している。
また、表面状態が減少することにより装置の表現が改良される。表面状態は保護層19を利用し装置上を被覆することでリーク電流を減らし、これは図5に示されるとおりである。多くの材料が表面保護の目的を達成できる。しかしどのようであっても、発光体に関しては、表層は発射光が発射波長範囲で高度の光学伝送を有するべきであり、並びに、この保護層19の性質は絶縁或いは高抵抗とされる。このような材質として、例えば酸化アルミニウム、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化タンタル、酸化チタン、硫化亜鉛、沸石(CaF2 )、酸化ハフニウム(HfO2 )及び酸化亜鉛等が要求に符合する。この保護層19は本発明の任意の実施例中に応用可能であり、後には重複して強調及び提示しない。
図2から図4の実施例で、電流遮断の中空パターンは強制的に電流を均一に分散させる。図6は本発明の幾何形状上の改善を行なった正面図である。装置構造上に、正確に設計されたメサ(mesa)及びコンタクト構造があれば、コンタクト間の最短距離を同じに保持できる。上述したように、伝統的なLED中の電流はコンタクト(或いはコンタクトパッド)間の電流クラウディングを形成しうる。ゆえに電子は敏捷経路を流れる傾向にある。結果として、チップ上の大部分の面積は有効に利用できない。
第2の実施例中、透明コンタクト電極25、p型コンタクト構造27及びn型コンタクト構造28がn型GaN構造22の上にさる。それらはこのようなレイアウトにより、p型コンタクト構造27上の任意の一点からn型コンタクト構造28間の最短距離が同じに維持される。特に強調すべきことは、p型コンタクト構造27が4分の1円の形状とされ、透明コンタクト電極25は扇形形状とされ、p型コンタクト構造27と同じ円心を具えていることである。即ち、透明コンタクト電極25を通りp型コンタクト構造27より分散する電流がn型コンタクト構造28に至る放射状距離はいずれも同じということである。
図7を参照されたい。n型GaN構造33上のメサ構造32の上に別の形状と位置のp型コンタクト構造37、n型コンタクト構造38及び透明コンタクト電極35がレイアウトされている。特に説明を要することは、p型コンタクト構造37とn型コンタクト構造38が反対面にレイアウトされ、対角ではないことである。p型コンタクト構造37とn型コンタクト構造38の形状は二次元方向上で展開される。このような形状とレイアウトはp型コンタクト構造37とn型コンタクト構造38の間にあって同じ長さの電流経路を形成する。
続いて、対称なコンタクトを利用し、電流の分散と発光面積を改善する。図8に示されるように、エピタキシャル構造と上述の実施例は同じであるがメサとコンタクトの形状は異なる。この実施例では環状n型コンタクト構造48が装置の周囲に位置し、且つn型GaN層42の上方にある。両者はいずれもメサの底部に位置する。p型透明コンタクト電極45がp型GaN層44の上方に位置し、且つp型GaN層44はメサの上部に位置する。電流分散のために、p型コンタクト構造47の位置はメサの中心、或いは中心に接近する位置とされ、且つn型コンタクト構造48はコンタクトパッドと導電リングを具えている。同様に、二種類のコンタクト構造(47及び48)の形状及び位置のレイアウトはコンタクト間の全ての電流距離がメサ中にあって等しいか或いはほぼ等しく確保できるものとされる。これにより装置は良好な電流分散と高い面積使用効率を表現できる。特に説明を要することは、p型コンタクト構造47の形状は図8に示されるものに限定されるわけではないことである。14×14mil或いは更に小さい面積のチップに関しては、コンタクトの形状は簡単に、例えば円形、方形とされ延伸された指状設計を具えているかいないものとされる。当然このような設計も以下の実施例中に応用可能である。
続いて、このほかの実施例として、図9の正面図、図10のその断面図を参照されたい。n型材質は良好な導電性と良好なキャリア遷移率を具え、ゆえにこの実施例はn型材質の電流分散能力に応用する。n型コンタクト構造58は反転メサ(或いは井戸)構造の中心或いは中心近い位置に置かれる。p型透明コンタクト電極55が装置のその他の表面上を被覆し、こうして発光面積の効率が最大化される。電流分散は環状p型コンタクト構造57により増強される。本実施例中、p型透明コンタクト電極の面積は図8中のp型透明コンタクト電極45より大きく、これにより更に大きな利用可能な発光面積を提供できる。ここで強調すべきことは、図9の実施例と上述のその他の実施例のエピタキシャル構造は同じであり、エピタキシャル層は、n型GaN構造52、発光構造53、及びp型GaN構造54を包含し、図2の実施例と材質が同じである。コンタクトの材質は、透明コンタクト電極55、n型コンタクト構造58とp型コンタクト構造57図2中の材質と同じである。これらの装置設計により、電流は比較的低いコンタクト抵抗で電流分散可能で、これにより透明コンタクト電極の使用寿命が延長される。
伝統的な窒化ガリウム発光ダイオードの正面図である。 本発明の発光ダイオードの断面図であり透明コンタクト電極上に中空パターンを具えたことを示している。 図2の発光ダイオードのAA’方向で切開した正面図であり、本発明に記載の二つのコンタクト構造の幾何形状と相対位置を示している。 図2の発光ダイオードのAA’方向で切開した正面図であり、本発明に記載の二つのコンタクト構造の幾何形状と相対位置を示している。 本発明の発光ダイオードの別の断面図であり、保護層で被覆して装置の信頼度を増すことを説明している。 本発明の発光ダイオードの別の系列の正面図であり、本発明の二つのコンタクト構造の幾何形状と相対位置を示している。 本発明の発光ダイオードの別の系列の正面図であり、本発明の二つのコンタクト構造の幾何形状と相対位置を示している。 本発明の発光ダイオードの別の系列の正面図であり、本発明の二つのコンタクト構造の幾何形状と相対位置を示している。 本発明の発光ダイオードの別の系列の正面図であり、n型コンタクト構造が中間に置かれる方式を示している。 図9の実施例の断面図であり、n型コンタクト構造が中間に置かれる方式を示している。
符号の説明
11 絶縁基板
12 第1半導体構造
13 発光構造
14 第2半導体構造
15 透明コンタクト電極
16 中空パターン
17 p型コンタクト構造
18 n型オームコンタクト構造
19 保護層
22 n型GaN構造
25 透明コンタクト電極
27 p型コンタクト構造
28 n型コンタクト構造
32 メサ構造
33 n型GaN構造
35 透明コンタクト電極
37 p型コンタクト構造
38 n型コンタクト構造
42 n型GaN層
44 p型GaN層
45 p型透明コンタクト電極
47 p型コンタクト構造
48 n型コンタクト構造
52 n型GaN構造
53 発光構造
54 p型GaN構造
55 透明コンタクト電極
57 p型コンタクト構造
58 n型コンタクト構造
112 n型半導体層
113 p型半導体層
114 n型電極
115 p型透明電極
116 ボンディングパッド

Claims (33)

  1. 発光半導体装置において、該発光半導体装置は、
    基板と、
    該基板の上に位置し、相互に分離された第1部分と第2部分を具えた第1半導体構造と、
    該第1半導体構造の該第1部分の上方に位置する発光構造と、
    該第1半導体構造の該第2部分の上方に位置し、第1形状を具えた第1コンタクト構造と、
    該発光構造の上に位置する第2半導体構造と、
    該第2半導体構造の上に位置し、複数の切断部分を具え、該複数の切断部分が一部の第2半導体構造を露出させ、並びに第2形状を具え、これにより該複数の切断部分が光線を下方の第2半導体構造より直接射出させる透明コンタクト電極と、
    第2コンタクト構造であって、該透明コンタクト電極の該複数の切断部分の上に位置し、並びに直接第2半導体構造と接触し、且つ第3形状を具え、該第1形状上の任意の一点から該第2形状上の任意の一点までの距離が等しく、且つ該第3形状上の任意の一点から該第1形状上の任意の一点までの距離が等しく、該第2コンタクト構造の該第3形状と該第2形状を具えた該透明コンタクト電極及び該第1形状を具えた該第1コンタクト構造との相互の組合せの関係により、該第1コンタクト構造から該第2コンタクト構造の間に同じ経路距離を具えたものとされ、且つ複数の電流経路の長さが相互に接近する、第2コンタクト構造と、
    を具えたことを特徴とする、発光半導体装置。
  2. 請求項1記載の発光半導体装置において、第1形状が第1円弧形境界を包含することを特徴とする、発光半導体装置。
  3. 請求項2記載の発光半導体装置において、第2形状が第2円弧形境界を包含し、該第2円弧形境界上の任意の一点から第1円弧形境界までの距離が等しいことを特徴とする、発光半導体装置。
  4. 請求項2記載の発光半導体装置において、第3形状が第3円弧形境界を包含し、該第3円弧形境界上の任意の一点から第1円弧形境界までの距離が等しいことを特徴とする、発光半導体装置。
  5. 請求項1記載の発光半導体装置において、第1形状が環形形状を具え、これにより透明コンタクト電極が該環形形状の第1コンタクト構造内に囲まれたことを特徴とする、発光半導体装置。
  6. 請求項5記載の発光半導体装置において、第2コンタクト構造が透明コンタクト電極の中心に位置し、これにより第2コンタクト構造から環形形状の第1コンタクト構造に至る複数の電流経路長さが接近するものとされたことを特徴とする、発光半導体装置。
  7. 請求項1記載の発光半導体装置において、第3形状が環形と円形パッド形状の組合せとされ、且つ第2形状と第1形状が凹円弧形状を具えて円形パッドと対向し、第1コンタクト構造が透明コンタクト電極といずれも該環形に包囲されたことを特徴とする、発光半導体装置。
  8. 請求項7記載の発光半導体装置において、第1コンタクト構造が環形形状の第2コンタクト構造の中心の下方の位置に接近し、これにより複数の電流経路の長さが接近することを特徴とする、発光半導体装置。
  9. 請求項1記載の発光半導体装置において、第1形状が第1線形形状を包含し、該第1線形形状を包含する第1コンタクト構造が第1表面の一側に位置することを特徴とする、発光半導体装置。
  10. 請求項9記載の発光半導体装置において、第2形状が第2線形形状を包含し、該第2線形形状を包含する第2コンタクト構造が第1表面の該一側の反対側に位置し、これにより複数の電流経路の長さが接近させられたことを特徴とする、発光半導体装置。
  11. 請求項1記載の発光半導体装置において、第1半導体構造と第2半導体構造がそれぞれAlX GaY In(1-X-Y) Nで形成されたエピタキシャル層とされ、そのうち、0≦X≦1及び0≦Y≦1であることを特徴とする、発光半導体装置。
  12. 請求項1記載の発光半導体装置において、第1半導体構造と第2半導体構造が単層構造及び多層構造からなる群より選択されることを特徴とする、発光半導体装置。
  13. 請求項1記載の発光半導体装置において、透明コンタクト電極の材質が酸化ニッケル/金とされたことを特徴とする、発光半導体装置。
  14. 請求項1記載の発光半導体装置において、第1コンタクト構造と第2コンタクト構造がそれぞれコンタクト層と電極で構成されたことを特徴とする、発光半導体装置。
  15. 請求項1記載の発光半導体装置において、発光装置がホモゲナスpn接合、ヘテロジャンクション、単一量子井戸構造、或いは多重量子構造からなる群より選択されることを特徴とする、発光半導体装置。
  16. 請求項1記載の発光半導体装置において、透明コンタクト電極の上方と、第1コンタクト構造及び第2コンタクト構造の複数の側壁を被覆する保護層を更に包含することを特徴とする、発光半導体装置。
  17. 請求項16記載の発光半導体装置において、保護層の材料が酸化アルミニウム、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化タンタル、酸化チタン、硫化亜鉛、沸石(CaF2 )、酸化ハフニウム(HfO2 )及び酸化亜鉛からなる群より選択されることを特徴とする、発光半導体装置。
  18. 発光ダイオード装置において、該発光ダイオード装置は、
    基板と、
    該基板の上に位置し、相互に分離された第1部分と第2部分を具え第1導電性を具えた第1半導体構造と、
    該第1半導体構造の該第1部分の上方に位置する発光構造と、
    該第1半導体構造の該第2部分の上方に位置し、第1形状と第1導電性を具えた第1コンタクト構造と、
    該発光構造の上に位置し、第1導電性と反対の第2導電性を具えた第2半導体構造と、 透明コンタクト電極であって、該第2半導体構造の上に位置し、複数の切断部分を具え、該複数の切断部分が下方の一部の第2半導体構造を露出させ、並びに第2形状を具え、これにより該複数の切断部分が光線を下方の露出した第2半導体構造を通して該透明コンタクト電極に至らせ、第2コンタクト構造に射出させ、これにより光線が発生する等しい電流経路が屈折する方向を具えるものとされる、透明コンタクト電極と、
    第2導電性を具えた第2コンタクト構造であって、該透明コンタクト電極の該複数の切断部分の上に位置し、並びに直接第2半導体構造と接触するが透明コンタクト電極に未接触であり、且つ第3形状を具え、第2コンタクト構造の第3形状と第2形状を具えた透明コンタクト電極、及び第1形状を具えた第1コンタクト構造の相互組合せの関係により、該第1形状上の任意の一点から該第2形状上の任意の一点までの距離が等しく、且つ該第3形状上の任意の一点から該第1形状上の任意の一点までの距離が等しく、これにより第1コンタクト構造より第2コンタクト構造までに相互に等しい経路距離があるものとされ、且つ複数の電流経路の長さが相互に接近するものとされた、第2コンタクト構造と、
    透明コンタクト電極の上方と、第1コンタクト構造の一側壁、及び第2コンタクト構造の一側壁に位置する保護層と、
    を具えたことを特徴とする、発光ダイオード装置。
  19. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1形状が第1円弧形境界を包含することを特徴とする、発光ダイオード装置。
  20. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、第2形状が第2円弧形境界を包含し、該第2円弧形境界上の任意の一点から第1円弧形境界までの距離が等しいことを特徴とする、発光ダイオード装置。
  21. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、第3形状が第3円弧形境界を包含し、該第3円弧形境界上の任意の一点から第1円弧形境界までの距離が等しいことを特徴とする、発光ダイオード装置。
  22. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1形状が環形形状を具え、これにより透明コンタクト電極が該環形形状の第1コンタクト構造内に囲まれたことを特徴とする、発光ダイオード装置。
  23. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、第2コンタクト構造が透明コンタクト電極の中心に位置し、これにより第2コンタクト構造から環形形状の第1コンタクト構造に至る複数の電流経路長さが接近するものとされたことを特徴とする、発光ダイオード装置。
  24. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、第3形状が環形形状を包含し、該環形形状の第2コンタクト構造が透明コンタクト電極の内部に嵌入したことを特徴とする、発光ダイオード装置。
  25. 請求項24記載の発光ダイオード装置において、第1コンタクト構造が環形形状の第2コンタクト構造の中心の下方の位置に接近し、これにより複数の電流経路の長さが接近することを特徴とする、発光ダイオード装置。
  26. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1形状が第1線形形状を包含し、該第1線形形状を包含する第1コンタクト構造が第1表面の一側に位置することを特徴とする、発光ダイオード装置。
  27. 請求項26記載の発光ダイオード装置において、第2形状が第2線形形状を包含し、該第2線形形状を包含する第2コンタクト構造が第1表面の該一側の反対側に位置し、これにより複数の電流経路の長さが接近させられたことを特徴とする、発光ダイオード装置。
  28. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1半導体構造と第2半導体構造がそれぞれAlX GaY In(1-X-Y) Nで形成されたエピタキシャル層とされ、そのうち、0≦X≦1及び0≦Y≦1であることを特徴とする、発光ダイオード装置。
  29. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1半導体構造と第2半導体構造が単層構造及び多層構造からなる群より選択されることを特徴とする、発光ダイオード装置。
  30. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、透明コンタクト電極の材質が酸化ニッケル/金とされたことを特徴とする、発光ダイオード装置。
  31. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、第1コンタクト構造と第2コンタクト構造がそれぞれコンタクト層と電極で構成されたことを特徴とする、発光ダイオード装置。
  32. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、発光装置がホモゲナスpn接合、ヘテロジャンクション、単一量子井戸構造、或いは多重量子構造からなる群より選択されることを特徴とする、発光ダイオード装置。
  33. 請求項18記載の発光ダイオード装置において、保護層の材料が酸化アルミニウム、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化タンタル、酸化チタン、硫化亜鉛、沸石(CaF2 )、酸化ハフニウム(HfO2 )及び酸化亜鉛からなる群より選択されることを特徴とする、発光ダイオード装置。
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