JP2006323911A - 対物レンズ保持体、対物レンズ駆動装置、光ピックアップ、光ピックアップモジュールおよび光ディスク装置 - Google Patents

対物レンズ保持体、対物レンズ駆動装置、光ピックアップ、光ピックアップモジュールおよび光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の薄さのままでレンズホルダの剛性を増し、光ディスク装置の高速度化に対応できる対物レンズ駆動装置に備わる対物レンズ保持体を提供することを目的とする。
【解決手段】第1の貫通孔2aおよび第2の貫通孔2bを備えたレンズホルダ2と、第1の貫通孔2aに固定された対物レンズ1と、第2の貫通孔2bの内側に固定されたトラッキングコイル7、8a、8bおよびフォーカスコイル6a、6bと、第2の貫通孔2bの内側に配置された補強部材11と、を備えた対物レンズ保持体13とした。
【選択図】図1

Description

本発明はパーソナルコンピュータ、特にノートブック型コンピュータに搭載される対物レンズ保持体、対物レンズ駆動装置、光ピックアップ、光ピックアップモジュールおよび光ディスク装置に関するものである。
従来からノートブック型コンピュータに搭載される光ディスク装置はCD(コンパクトディスク)からDVD(デジタルバーサタイルディスク)へと進化してきた。さらにBD(ブルーレイディスク)、HD DVD(ハイデフィニションDVD)へと進化しつつある。この進化の流れは高性能化であり、光ディスクの円周方向に沿った情報の記録密度も、半径方向の情報の記録密度も格段に上がるとともに、高速度でその情報を光ディスクに記録したり、光ディスクから読み出したりという流れである。
一方、ノートブック型コンピュータは小型・軽量・薄型化という進化の流れも存在する。光ディスク装置も小型・軽量・薄型化が要求され、光ディスク装置を構成する部品にも小型・軽量・薄型化に対応することが求められる。
図12は従来の対物レンズ駆動装置の構成斜視図、図13は図12の構成斜視図の分解斜視図である。図12および図13において、光ディスク(図示せず)に対する情報の記録や再生などはレーザダイオード等の光源(図示せず)から出射された光を対物レンズ101に入射させ、対物レンズ101で入射した光を絞り、光ディスク上に集光することにより行われる。また、この光ディスクに集光した光の反射光は、対物レンズ101を介して受光素子(図示せず)に入射し、電気信号に変換される。その電気信号はデータ取得やサーボ制御に使用される。
対物レンズ101はレンズホルダ102に取り付けられており、レンズホルダ102の対物レンズ101を取り付ける部分には第1の貫通孔102aが設けられている。対物レンズ101はこの第1の貫通孔102aを塞ぐように接着剤などで取り付けられている。また、レンズホルダ102には、対物レンズ101が取り付けられる部分に設けられた第1の貫通孔102a以外に角部に丸みを帯びた方形状の大きな第2の貫通孔102bが設けられている。また、第2の貫通孔102bのレンズホルダ102の対物レンズ101が設けられた側には、第2の貫通孔102bの径が他の部分よりも小さくなるように、第2の貫通孔102bの中心側に伸びた突出部102cが略コ字型に設けられている。また、この突出部102cの端部には突出部102cの一部を切り欠くように一対の切り欠き部102d,102eが設けられている。
レンズホルダ102の両側部にはそれぞれ3本づつ、サスペンションワイヤ103が設けられており、かつ、サスペンションワイヤ103の一方の端部はレンズホルダ102中に埋設して設けられている。しかもサスペンションワイヤ103の最端部103a〜103fは再びレンズホルダ102から突出する構成となっている。サスペンションワイヤ103は弾性のある導電材料で構成されており、鉄合金,銅合金(例えば銅−ベリリウム合金等)などの線状体や平板状体で構成されている。
サスペンションホルダ104は絶縁性材料からなり、サスペンションワイヤ103の他端部が埋設されている。すなわち、サスペンションホルダ104はサスペンションワイヤ103を介してレンズホルダ102を変位可能に弾性的に片持ち支持している。サスペンションホルダ104には図示していない回路基板が取り付けあるいは近接して設けられており、この回路基板とサスペンションワイヤ103は電気的に接続されている。また、サスペンションホルダ104には貫通孔104aが設けられている。
サスペンションホルダ104は、鉄合金等の磁性体からなるヨーク105に搭載されている。ヨーク105には、同一側に折り曲げられた、側立設部105a、105b、立設ヨーク部105c、105d、105e、前端立設部105f、後端立設部105gが設けられている。立設ヨーク部105cと立設ヨーク部105d、105eは対向するように設けられており、しかも立設ヨーク部105cの立設ヨーク部105d、105e側の面には一対の磁石109a、109bが取り付けられており、立設ヨーク部105d、105eの立設ヨーク部105c側の面には一対の磁石110a、110bがそれぞれ取り付けられている。このとき、各立設ヨーク部105c、105d、105eと各磁石110a、110bは、紫外線硬化接着剤や熱硬化性接着剤などによって接合されている。
フォーカスコイル106a、106bは銅或いは銅合金などで構成された被覆導電線を角部に丸みを帯びた方形状に、かつ断面正方形状に巻回されて構成されている。
対物レンズ101のトラッキング制御を行うために、3つのトラッキングコイル107、108a、108bが設けられている。中央のトラッキングコイル107の両脇に、トラッキングコイル108a、108bが密着するか或いは隙間を設けて配置される。このとき、トラッキングコイル107、108a、108bの巻軸はそれぞれ略平行になるように配置される。トラッキングコイル107、108a、108bはフォーカスコイル106a、106bを接合した組立体の側面部に熱硬化性接着剤か紫外線硬化接着剤の少なくとも一方の接着剤で接着される。トラッキングコイル107、108a、108bの巻軸とフォーカスコイル106a、106bの巻軸は非平行となるように、好ましくは略垂直となるような配置関係となっている。トラッキングコイル107、108a、108bは互いに電気的に直列接続されており、同一の導電線によって、トラッキングコイル107、108a、108bを一体に構成している。
また、トラッキングコイル108a、108bは長辺が、トラッキングコイル107は短辺が、フォーカスコイル106a、106bの巻軸に略平行になるようにフォーカスコイル106a,106bにそれぞれ取り付けられている。
以上のように、フォーカスコイル106a、106bおよびトラッキングコイル108a、108bを組み合わせたコイル構成体111は、レンズホルダ102に装着される。このとき、コイル構成体111は第2の貫通孔102bの突出部102cが設けられた側とは反対側から挿入され、挿入されたコイル構成体111のフォーカスコイル106a、106bの外周部はこの突出部102cに当接し、レンズホルダ102の第2の貫通孔102b内に保持される。このときにトラッキングコイル108a、108bの外周部はそれぞれ切り欠き部102e、102dに入り込み、突出部102cよりもトラッキングコイル108a、108bの上面は飛び出す構成となる。そして、コイル構成体111は、熱硬化性接着剤(熱硬化性エポキシ接着剤など)を用いてレンズホルダ102に固定される。
コイル構成体111をレンズホルダ102に固定した後に、サスペンションホルダ104をヨーク105に熱硬化性接着剤などで固定する。このとき、サスペンションホルダ104の貫通孔104aに後端立設部105gが挿入され、レンズホルダ102の第2の貫通孔102b内には、立設ヨーク部105c、105d、105eおよび磁石109a、109b、110a、110bが挿入される。そしてフォーカスコイル106a内には立設ヨーク部105dと磁石110aが挿入され、フォーカスコイル106bには立設ヨーク部105eと磁石110bが挿入される。また、立設ヨーク部105cと立設ヨーク部105d、105eの間にはトラッキングコイル107、108a、108bおよびトラッキングコイル107、108a、108bが取り付けられたフォーカスコイル106a、106b部分が配置されている。
また、フォーカスコイル106aの両端部は図示していないが、サスペンションワイヤ103の最端部103f、103eにそれぞれ巻回されて半田などで接合され、フォーカスコイル106bの両端部はそれぞれサスペンションワイヤ103の最端部103c、103bにそれぞれ巻回されて半田などで接合されている。さらにトラッキングコイル107、108a、108bの両端部はそれぞれ最端部103d、103aに巻回されて半田などで接合されている。
したがって、各サスペンションワイヤ103に選択的に電流を流すことで、各コイルに選択的に電流を流すことができる。各コイルに選択的に流すことで発生する磁界および磁石109a、109b、110a、110bで磁気回路が構成される。それによりレンズホルダ102をフォーカス方向成分とトラッキング方向成分の少なくとも一つを有する方向に移動させることができる。光ディスクからの反射光で生成されるサーボ信号などを元に対物レンズ101をフォーカス方向あるいはトラッキング方向に移動させることで、光ディスクに設けられたデータトラックに光を集光させて情報の記録あるいは再生の少なくとも一方を確実に行うことができる。
高速度化を進めるとレンズホルダ102は振動が問題となってくる。したがって高速度化のためにはレンズホルダ102の振動を抑制する必要があり、そのためにはレンズホルダ102の剛性を上げなければならない。そのため(特許文献1)では前記レンズホルダ102の第2の貫通孔102bにセンターリブを形成し、さらにセンターリブに非磁性材料からなる補強材を取り付けて剛性を上げた。
特開2001−273658号公報
ところが、前述の通り、光ディスク装置の進化の流れには小型・軽量・薄型化という流れも存在し、光ディスク装置を構成する部品にも小型・軽量・薄型化に対応することが求められる。(特許文献1)のようにレンズホルダの第2の貫通孔にセンターリブを形成して補強材を取り付けることで、確かにレンズホルダの剛性を上げて、高速度記録再生に対応させることは可能である。しかし、そのためレンズホルダの厚さが増し、小型・軽量・薄型化のうちの特に薄型化に対応させることは困難であった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、従来の薄さのままでレンズホルダの剛性を増し、光ディスク装置の高速度化に対応できる対物レンズ駆動装置に備わる対物レンズ保持体を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために本発明は、第1の貫通孔および第2の貫通孔を備えたレンズホルダと、前記第1の貫通孔に固定された対物レンズと、前記第2の貫通孔の内側に固定されたトラッキングコイルおよびフォーカスコイルと、前記第2の貫通孔の内側に配置された補強部材と、を備えた対物レンズ保持体とした。
レンズホルダの第2の貫通孔の内側に補強部材を配置することで、レンズホルダの厚さを増さずに剛性を増すことができる。
本発明の対物レンズ保持体はレンズホルダの厚さを増さずに剛性を増すことができる。そのため対物レンズ駆動装置は薄型化に対応しつつ、高速度記録再生にも対応することができる。
本発明の第1の発明は、第1の貫通孔および第2の貫通孔を備えたレンズホルダと、第1の貫通孔に固定された対物レンズと、第2の貫通孔の内側に固定されたトラッキングコイルおよびフォーカスコイルと、第2の貫通孔の内側に配置された補強部材と、を備えた対物レンズ保持体である。
レンズホルダの第2の貫通孔の内側に補強部材を配置することで、レンズホルダの厚さを増さずに剛性を増すことができる。そのため対物レンズ駆動装置は薄型化に対応しつつ、高速度記録再生にも対応することができる。
第2の発明は、第1の発明において補強部材はレンズホルダの幅方向に配置された対物レンズ保持体である。
実際に発生する振動に対し、より効果的に振動を抑制することができる。そのためより高速度の記録再生にも対応できる。
第3の発明は、第1の発明において補強部材は第2の貫通孔の略中心にある対物レンズ保持体である。
レンズホルダの中心に近い第2の貫通孔の略中心に補強部材があるため効率良くレンズホルダの剛性を上げることができる。
第4の発明は、第1の発明において補強部材は非磁性を有する材料で形成された対物レンズ保持体である。
対物レンズ駆動装置にはトラッキングコイル、フォーカスコイルや多くの磁石が使われている。補強部材を非磁性とすることでコイルや磁石に磁気的な影響を与えることがない。また、逆にコイルや磁石から磁気的な影響を受けることもない。
第5の発明は、第1の発明において補強部材は絶縁性を有する材料で形成された対物レンズ保持体である。
トラッキングコイルやフォーカスコイルには交流の電流が流される。補強部材は絶縁性を有する材料で形成されるためにそれらのコイルに近接していても補強部材には渦電流が発生しにくく、損失は少なくて済む。
第6の発明は、第1の発明において補強部材はレンズホルダよりも剛性が高い材料で形成された対物レンズ保持体である。
レンズホルダよりも高い剛性の材料で補強部材を形成することで少ない材料で効率良くレンズホルダの剛性を上げることができる。
第7の発明は、第1の発明において補強部材はセラミックスを含む材料で形成された対物レンズ保持体である。
セラミックスは非磁性を有し、絶縁性を有し、レンズホルダよりも剛性が高い材料である。そのため磁気的な影響がなく、渦電流の発生がなくて損失が少なく、少ない材料で剛性を上げることができる。特に剛性が高く比重がそれほど大きくないため補強部材を薄く細くすることもできる。そのため対物レンズ保持体の質量をそれほど大きくしなくても剛性を確保できる。したがって質量増加による対物レンズ駆動装置の特性の劣化を最小限に抑制することができる。
第8の発明は、第1の発明において補強部材とレンズホルダとは接着剤で固定された対物レンズ保持体である。
接着剤は一般に安価であり、製造コストを抑制することができる。また、トラッキングコイル、フォーカスコイルをともにレンズホルダと接着することができ、より確実な剛性の向上が見込める。
第9の発明は、第1の発明において補強部材はレンズホルダと一体で成型されて固定された対物レンズ保持体である。
レンズホルダを成型する際に補強部材が固定されて一体でできあがるので、簡単に製造することができる。
第10の発明は、第1の発明において補強部材は板状である対物レンズ保持体である。
構造が簡単であるので安価に製造することができる。
第11の発明は、第1の発明においてトラッキングコイルは補強部材に固定された対物レンズ保持体である。
補強部材にトラッキングコイルを固定することで補強部材の剛性を増すことができるため、レンズホルダの剛性をさらに向上させることができる。また、補強部材を基準にトラッキングコイルの向きを決めることができるのでコイルの性能を発揮しやすく、ばらつきを抑制することができる。
第12の発明は、第1の発明においてフォーカスコイルは補強部材に固定された対物レンズ保持体である。
補強部材にフォーカスコイルを固定することで補強部材の剛性を増すことができるため、レンズホルダの剛性をさらに向上させることができる。また、補強部材を基準にフォーカスコイルの向きを決めることができるのでコイルの性能を発揮しやすく、ばらつきを抑制することができる。
第13の発明は、第12の発明において補強部材はフォーカスコイルの内部に設けられた対物レンズ保持体である。
トラッキングコイルとフォーカスコイルを近接して配置できるため、磁気回路の損失を抑制した上で剛性を向上することができる。
第14の発明は、第1の貫通孔および第2の貫通孔を備えたレンズホルダを成型する金型の所定の位置に補強部材を配置する第1工程と、レンズホルダの金型に所定の材料を供給しレンズホルダの形状を成型する第2工程と、補強部材とレンズホルダを一体で金型から取り出す第3工程と、トラッキングコイルとフォーカスコイルを第2の貫通孔の内部に固定する第4工程と、を備えた対物レンズ保持体の製造方法である。
レンズホルダを成型する際に補強部材が固定されて一体でできあがるので、簡単に製造することができる。また、剛性が向上したレンズホルダにトラッキングコイル、フォーカスコイルを固定するので組立精度が良い。
第15の発明は、フォーカスコイルと補強部材とトラッキングコイルとを相互に固定する第1工程と、第1の貫通孔および第2の貫通孔を備えたレンズホルダの第2の貫通孔内側と補強部材とを固定する第2工程とを備えた対物レンズ保持体の製造方法である。
剛性がある補強部材にトラッキングコイルとフォーカスコイルを固定するので製造する際に取り扱いが従来に比べて楽である。また、補強部材を基準に組立できるので組立精度を向上させることができる。さらに、第2工程において製造設備は従来の設備を流用できるので製造コストを低く抑えることができる。
第16の発明は、第15の発明において第1工程はフォーカスコイルと補強部材とトラッキングコイルとを相互に接着剤で固定する対物レンズ保持体の製造方法である。
接着剤は安価に入手できるので製造コストを低く抑えることができる。
第17の発明は、第1の発明の対物レンズ保持体、第14の発明または第15の発明の製造方法で製造された対物レンズ保持体のうち、いずれか1の対物レンズ保持体を備えた対物レンズ駆動装置である。
従来の薄さのままでレンズホルダの剛性が増すので高速度でもレンズホルダの振動を防ぐことができる。そのため、光ディスク装置の薄型化と高速度化に対応できる。
第18の発明は、第17の発明の対物レンズ駆動装置を備えた光ピックアップである。
対物レンズ駆動装置が光ディスク装置の薄型化と高速度化に対応できるので、光ピックアップも光ディスク装置の薄型化と高速度化に対応できる。
第19の発明は、第18の発明の光ピックアップを備えた光ピックアップモジュールである。
光ピックアップが光ディスク装置の薄型化と高速度化に対応できる対物レンズ駆動装置を備えているため光ディスク装置の薄型化と高速度化に対応できる。
第20の発明は、第19の発明の光ピックアップモジュールを備えた光ディスク装置である。
光ピックアップモジュールが光ディスク装置の薄型化と高速度化に対応できる対物レンズ駆動装置を備えているため光ディスク装置の薄型化と高速度化に対応できる。
第21の発明は、第1の貫通孔および第2の貫通孔を備えたレンズホルダと、第1の貫通孔に固定された対物レンズと、レンズホルダの幅方向に配置され第2の貫通孔の内側に接着剤で固定されセラミックスを含む材料で形成された板状の補強部材と、第2の貫通孔の内側で補強部材に接着剤で固定されたトラッキングコイルと、第2の貫通孔の内側でトラッキングコイルの反対側から補強部材に接着剤で固定されたフォーカスコイルとを備えた対物レンズ保持体と、対物レンズ保持体を弾性支持するサスペンションワイヤと、サスペンションワイヤを支持するサスペンションホルダと、第2の貫通孔内に配置される磁石を固定しサスペンションホルダを固定するヨークと、を備えた対物レンズ駆動装置である。
補強部材をレンズホルダの幅方向に配置しレンズホルダの第2の貫通孔の内側に固定することで、レンズホルダの厚さを増さずに効果的に振動を抑制し剛性を上げることができる。また保護部材はトラッキングコイルとフォーカスコイルの間にあり第2の貫通孔の略中心に位置するため、さらに効率良くレンズホルダの剛性を上げることができる。保護部材はセラミックを含む材料で形成されているため磁気的な影響を及ぼすことなく、渦電流の発生も抑制でき、非常に軽く仕上げることができるため、特性も良い。また、保護部材に接着されたトラッキングコイルやフォーカスコイルも剛性の向上に寄与している。トラッキングコイルやフォーカスコイルの組立精度が良くなる分、さらに特性が良い。その上製造コストも低く抑えられる。そのため対物レンズ駆動装置は薄型化に対応しつつ、高速度記録再生にも対応することができる。
(実施の形態1)
実施の形態1について図を参照しながら説明する。図1は本実施の形態1の対物レンズ駆動装置の構成斜視図、図2は図1の構成斜視図の分解斜視図である。後述するように光ディスク30に対する情報の記録や再生などはレーザダイオード等のレーザ光源21から出射された光を対物レンズ1に入射させ、対物レンズ1で入射した光を絞り、光ディスク30上に集光することにより行われる。また、この光ディスク30に集光した光の反射光は、対物レンズ1を介して第1の受光センサ28に入射し、電気信号に変換される。その電気信号はデータ取得やサーボ制御に使用される。
対物レンズ1はレンズホルダ2に取り付けられており、レンズホルダ2の対物レンズ1を取り付ける部分には第1の貫通孔2aが設けられている。対物レンズ1はこの第1の貫通孔2aを塞ぐように接着剤などで固定されている。また、レンズホルダ2には、対物レンズ1が固定される部分に設けられた第1の貫通孔2a以外に角部に丸みを帯びた方形状の大きな第2の貫通孔2bが設けられている。第2の貫通孔2bの形状は設計により変化する。第1の貫通孔2aと第2の貫通孔2bとが並ぶ方向をレンズホルダ2の長さ方向(図2のX方向)、それと直交する方向をレンズホルダ2の幅方向(図2のY方向)、第2の貫通孔2bの両開口を結ぶ方向をレンズホルダ2の厚さ方向(図2のZ方向)という。第2の貫通孔2bのレンズホルダ2の対物レンズ1が設けられる側の面には、第2の貫通孔2bの径が他の部分よりも小さくなるように、第2の貫通孔2bの中心側に伸びた突出部2cが略コ字型に設けられている。また、この突出部2cの端部には突出部2cの一部を切り欠くように一対の切り欠き部2d,2eが設けられている。レンズホルダ2は後述するようにサスペンションワイヤ3を電気的に絶縁して保持するため、絶縁性材料であるガラスフィラー入り液晶ポリマなどで形成される。
レンズホルダ2の両側部にはそれぞれ3本づつ、サスペンションワイヤ3が設けられており、かつ、サスペンションワイヤ3の一方の端部はレンズホルダ2中に埋設して設けられている。しかもサスペンションワイヤ3の最端部3a〜3fは再びレンズホルダ2から突出する構成となっている。サスペンションワイヤ3は弾性のある導電材料で構成されており、鉄合金,銅合金(例えば銅−ベリリウム合金等)などの線状体や平板状体で構成されている。
サスペンションホルダ4は絶縁性材料からなり、サスペンションワイヤ3の他端部が埋設されている。すなわち、サスペンションホルダ4はサスペンションワイヤ3を介してレンズホルダ2を変位可能に弾性的に片持ち支持している。サスペンションホルダ4には図示していない回路基板が取り付けあるいは近接して設けられており、この回路基板とサスペンションワイヤ3は電気的に接続されている。また、サスペンションホルダ4には貫通孔4aが設けられている。
サスペンションホルダ4は、鉄合金等の磁性体からなるヨーク5に搭載されている。ヨーク5には、同一側に折り曲げられた、側立設部5a、5b、立設ヨーク部5c、5d、5e、前端立設部5f、後端立設部5gが設けられている。立設ヨーク部5cと立設ヨーク部5d、5eは対向するように設けられており、しかも立設ヨーク部5cの立設ヨーク部5d、5e側の面には一対の磁石9a、9bが取り付けられており、立設ヨーク部5d、5eの立設ヨーク部5c側の面には一対の磁石10a、10bがそれぞれ取り付けられている。このとき、各立設ヨーク部5c、5d、5eと各磁石10a、10bは、紫外線硬化接着剤や熱硬化性接着剤などによって接合されている。
フォーカスコイル6a、6bは銅或いは銅合金などで構成された被覆導電線を角部に丸みを帯びた方形状に、かつ断面正方形状に巻回されて構成されている。
対物レンズ1のトラッキング制御を行うために、3つのトラッキングコイル7、8a、8bが設けられている。中央のトラッキングコイル7の両脇に、トラッキングコイル8a、8bが密着するかあるいは隙間を設けて配置される。このとき、トラッキングコイル7、8a、8bの巻軸はそれぞれ略平行になるように配置される。補強部材11を挟んでトラッキングコイル7、8a、8bとフォーカスコイル6a、6bは熱硬化性接着剤または紫外線硬化接着剤の少なくとも一方の接着剤で固定される。トラッキングコイル7、8a、8bの巻軸とフォーカスコイル6a、6bの巻軸は非平行となるように、好ましくは略垂直となるような配置関係となっている。トラッキングコイル7、8a、8bは互いに電気的に直列接続されており、同一の導電線によって、トラッキングコイル7、8a、8bを一体に構成している。
また、トラッキングコイル8a、8bは長辺が、トラッキングコイル7は短辺が、フォーカスコイル6a、6bの巻軸に略平行になるように補強部材11にそれぞれ固定されている。
以上のように、フォーカスコイル6a、6bおよびトラッキングコイル8a、8bおよび補強部材11を組み合わせたコイル構成体12は、レンズホルダ2に装着される。このとき、コイル構成体12は第2の貫通孔2bの突出部2cが設けられた側とは反対側から挿入され、挿入されたコイル構成体12のフォーカスコイル6a、6bの外周部はこの突出部2cに当接し、レンズホルダ2の第2の貫通孔2b内に保持される。このときにトラッキングコイル8a、8bの外周部はそれぞれ切り欠き部2e、2dに入り込み、突出部2cよりもトラッキングコイル8a、8bの上面は飛び出す構成となる。そして、コイル構成体12の少なくとも補強部材11は、第2の貫通孔2bの内側にて熱硬化性接着剤(熱硬化性エポキシ接着剤など)を用いてレンズホルダ2に固定される。本実施の形態1では補強部材11は突出部2cにフォーカスコイル6a、6bとともに当接するが、トラッキングコイル8a、8bとともに切り欠き部2d、2eで当接しても良い。本実施の形態1では補強部材11だけでなくトラッキングコイル8a、8bおよびフォーカスコイル6a、6bもレンズホルダ2に接着剤にて固定した。対物レンズ保持体13は対物レンズ1と、レンズホルダ2と、フォーカスコイル6a、6bと、トラッキングコイル7、8a、8bと、補強部材11とを備える。
補強部材11はレンズホルダ2の幅方向に配置され、第2の貫通孔2bの内側の略中心部に固定される。高速度化を進めるとレンズホルダ2の振動が問題となる。特にレンズホルダ2の長さ方向を軸とするねじれ振動が問題になる。レンズホルダ2の中心に近い第2の貫通孔2bの略中心にレンズホルダ2の幅方向に補強部材11を固定することで非常に効率良くレンズホルダ2の剛性を上げ、振動を抑制することができる。
コイル構成体12をレンズホルダ2に固定した後に、サスペンションホルダ4をヨーク5に熱硬化性接着剤などで固定する。このとき、サスペンションホルダ4の貫通孔4aに後端立設部5gが挿入され、レンズホルダ2の第2の貫通孔2b内には、立設ヨーク部5c、5d、5eおよび磁石9a、9b、10a、10bが挿入される。そしてフォーカスコイル6a内には立設ヨーク部5dと磁石10aが挿入され、フォーカスコイル6bには立設ヨーク部5eと磁石10bが挿入される。また、立設ヨーク部5cと立設ヨーク部5d、5eの間にはトラッキングコイル7、8a、8bおよびトラッキングコイル7、8a、8bが取り付けられたフォーカスコイル6a、6b部分が配置されている。
また、フォーカスコイル6aの両端部は図示していないが、サスペンションワイヤ3の最端部3f、3eにそれぞれ巻回されて半田などで接合され、フォーカスコイル6bの両端部はそれぞれサスペンションワイヤ3の最端部3c、3bにそれぞれ巻回されて半田などで接合されている。さらにトラッキングコイル7、8a、8bの両端部はそれぞれ最端部3d、3aに巻回されて半田などで接合されている。
したがって、各サスペンションワイヤ3に選択的に電流を流すことで、各コイルに選択的に電流を流すことができる。各コイルに選択的に流すことで発生する磁界および磁石9a、9b、10a、10bで磁気回路が構成される。それにより対物レンズ保持体13を構成するレンズホルダ2、すなわち対物レンズ1をフォーカス方向成分とトラッキング方向成分の少なくとも一つを有する方向に移動させることができる。光ディスクからの反射光で生成されるサーボ信号などを元に対物レンズ1をフォーカス方向あるいはトラッキング方向に移動させることで、光ディスクに設けられたデータトラックに光を集光させて情報の記録あるいは再生の少なくとも一方を確実に行うことができる。
第2の貫通孔2bの内側に固定されてレンズホルダ2の強度を増すため、補強部材11はレンズホルダ2を構成する材料よりも高い剛性の材料で構成されることが望ましい。またフォーカスコイル6a、6bおよびトラッキングコイル7、8a、8bに挟まれる位置に配置されるため、磁気回路に影響を及ぼさない非磁性体であることが望まれる。また、渦電流の発生を極力抑制するために絶縁性を有することが望ましい。以上の要求を満たす必要があるため本実施の形態1では補強部材11の材料としてアルミナやジルコニアなどのセラミックスを用いた。また補強部材11はフォーカスコイル6a、6bおよびトラッキングコイル7、8a、8bで発生する熱を逃がす効果もあり、フォーカスコイル6a、6bおよびトラッキングコイル7、8a、8bの耐電流性能を改善することができる。
なお、本実施の形態1において補強部材11の形状は最も単純な板状、すなわち断面形状は四角形としたが、それに限るものではなく、断面形状をコの字状や円形・楕円形などにしても良いし、補強部材11の形状を円筒形・楕円筒形などにしても良い。
また、製造方法はフォーカスコイル6a、6bと補強部材11とトラッキングコイル7、8a、8bとを相互に固定する第1工程と、第1の貫通孔2aおよび第2の貫通孔2bを備えたレンズホルダ2の第2の貫通孔2b内側と補強部材11とを固定する第2工程とを備えている。そのため比較的容易に製造することができる。また、今まで使ってきた製造設備をほぼそのまま使うことができ、製造コストを低くすることができる。また本実施の形態1ではフォーカスコイル6a、6bと補強部材11とトラッキングコイル7、8a、8bとを相互に接着剤で固定した。接着剤は安価に入手でき製造コストをさらに低く抑えることができる。
対物レンズ1はコイル構成体12をレンズホルダ2に固定する前にあらかじめレンズホルダ2に固定しても良いし、コイル構成体12を固定した後にレンズホルダ2に固定しても良い。また、サスペンションワイヤ3の取り付けなどのすべての製造が終わって、対物レンズ駆動装置14の組立の最後にレンズホルダ2に固定しても良い。このように対物レンズ1のレンズホルダ2への固定は対物レンズ駆動装置14の組立工程の中のどの順番で行っても良い。
このように本実施の形態1の対物レンズ保持体13を備えた対物レンズ駆動装置14は従来の薄さのままでレンズホルダ2の剛性を増すことができるため光ディスク装置の高速度化に対応することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2について図を参照しながら説明する。図3は本実施の形態2のレンズホルダに補強部材を固定したレンズホルダ組立体の斜視構成図である。
実施の形態1ではフォーカスコイル6a、6bと補強部材11とトラッキングコイル7、8a、8bとを接着してコイル構成体12を製造した上で、コイル構成体12をレンズホルダ2の第2の貫通孔2bに固定した。コイル構成体12の補強部材11がレンズホルダ2の内側に固定されることでレンズホルダ2の剛性を上げることができた。本実施の形態2ではまず図3に示すようにレンズホルダ2の第2の貫通孔2bの所定の位置である切り欠き部2d、2eに隣接する突出部2cに当接するように補強部材11を固定する。固定には熱硬化性接着剤(熱硬化性エポキシ接着剤など)または紫外線硬化接着剤の少なくとも一方の接着剤が使われる。次にフォーカスコイル6a、6bおよびトラッキングコイル7、8a、8bを所定の位置に固定する。本実施の形態2においては実施の形態1と同様に第1の貫通孔2aに近い側にトラッキングコイル7、8a、8b、遠い側にフォーカスコイル6a、6bを配置した。フォーカスコイル6a、6bおよびトラッキングコイル7、8a、8bは補強部材11またはレンズホルダ2の第2の貫通孔2bの内側の少なくとも一方に対して固定されていれば良い。しかし、補強部材11とレンズホルダ2の第2の貫通孔2bの内側の両方に対して固定されることが望ましい。それはその方がコイルの強度をレンズホルダ2の剛性の向上に寄与させることができるためである。固定には熱硬化性接着剤(熱硬化性エポキシ接着剤など)または紫外線硬化接着剤の少なくとも一方の接着剤が使われる。その他の構成については実施の形態1と同じであるので、その説明を援用する。
このようにレンズホルダ2に補強部材11を固定してレンズホルダ2の剛性を上げてからからトラッキングコイル7、8a、8bおよびフォーカスコイル6a、6bを固定することで組立精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態2では、補強部材11とレンズホルダ2の固定は接着剤を使って行われた。しかし、それに限るものではない。まず、レンズホルダ2を成型する金型の所定の位置にあらかじめ作製しておいた補強部材11を配置する。次に、レンズホルダ2の金型に所定の材料を供給し、レンズホルダ2の形状を成型する。最後に、補強部材11とレンズホルダ2を一体で金型から取り出す。このように補強部材11とレンズホルダ2とを一体成型で作製しても良く、この場合、製造が簡単にできる。
このように実施の形態2の対物レンズ保持体13を備えた対物レンズ駆動装置14も従来の薄さのままでレンズホルダ2の剛性を増すことができるため光ディスク装置の高速度化に対応することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3について図を参照しながら説明する。実施の形態1および実施の形態2において補強部材11はトラッキングコイル7、8a、8bおよびフォーカスコイル6a、6bの間に挟んで固定された。しかし、そのような形態である必要はない。実施の形態3は対物レンズ保持体13の形態の変化例である。図4は本実施の形態3の対物レンズ保持体の形態の変化の例を示した上面模式図である。図4(a)は実施の形態1および実施の形態2で説明してきた形態である。図4(b)はそれに対し、補強部材11とフォーカスコイル6a、6bの間にトラッキングコイル7、8a、8bが挟まれた形態である。従来のフォーカスコイル6a、6bおよびトラッキングコイル7、8a、8bを組み合わせたコイル構成体12のトラッキングコイル7、8a、8b側の外側に補強部材11を固定した形態ともいえる。従来の製造設備を使うことができるため製造コストを低く抑制することができる。また、この特殊な形態として補強部材11を接着剤で形成しても良い。例えばトラッキングコイル7、8a、8bの巻線の内部を接着剤で充填し、さらに図のように接着剤を厚塗りして補強部材11の形状にすれば良い。その際、補強部材11をトラッキングコイル7、8a、8bとフォーカスコイル6a、6bを接着した接着剤そのものを使えば、その接着の際に連続して補強部材11を形成することができる。またコイル構成体12をレンズホルダ2に接着した接着剤を使えば、その接着の際に連続して補強部材11を形成することができる。まったく別の補強部材11を形成するための専用の接着剤を用いても良い。トラッキングコイル7、8a、8bの巻線の内部の接着剤もレンズホルダ2の剛性の向上に寄与できる。
図4(c)は図4(b)とは逆に補強部材11とトラッキングコイル7、8a、8bの間にフォーカスコイル6a、6bが挟まれた形態である。従来のフォーカスコイル6a、6bおよびトラッキングコイル7、8a、8bを組み合わせたコイル構成体12のフォーカスコイル6a、6b側の外側に補強部材11を固定した形態ともいえる。従来の製造設備を使うことができるため製造コストを低く抑制することができる。
図4(d)はフォーカスコイルを1個のみとし、そのフォーカスコイル6aの巻線の内部に補強部材11を固定した形態である。補強部材11を固定することでフォーカスコイル6aの強度をあらかじめ上げておくことができるので取り扱いが楽になる。
図4(e)はトラッキングコイル7、8a、8bおよびフォーカスコイル6a、6bそれぞれに補強部材11を固定し、それらを組み合わせた形態である。あらかじめ補強部材11を固定しておくことでトラッキングコイル7、8a、8bおよびフォーカスコイル6a、6bの強度を上げておくことができるので取り扱いが楽になる。また、各補強部材11は図4(d)のフォーカスコイル6aと補強部材11のように各コイルの巻線の内部に固定しても良い。また、図4(a)から図4(e)までの形態を組合せ、複数箇所に補強部材11を設けても良い。
また、レンズホルダ2の厚さ方向の形態の変化についても説明する。図5は本実施の形態3の対物レンズ保持体の形態の変化の例を示した断面模式図である。視点は図4(a)のA−A方向である。図5(a)は実施の形態1で説明した突出部2cに補強部材11を当接した形態である。レンズホルダ2の下面側と補強部材11の下面側はほぼ面一とした。しかし、図5(b)に示すように補強部材11をレンズホルダ2の下面側から引っ込めても構わないし、図5(c)のようにわずかならば突出させても良い。また、図5(d)のように補強部材11に耳を設けてレンズホルダ2の下面側に当接させても良い。図5(e)は突出部2cの側面部にまで補強部材11を延長した場合であり、図5(a)の場合に比べ、レンズホルダ2の剛性を上げることができる。
一方、図5(f)から図5(h)は補強部材11を切り欠き部2d、2eに入り込んで固定された場合を示している。補強部材11は図5(f)、図5(g)に示すようにレンズホルダ2の厚さの範囲内に固定することが望ましい。しかし、図5(h)のようにわずかに突出する程度であれば補強部材11に耳を設けてレンズホルダ2の下面側に当接させても良い。
さらに異なる形態の補強部材11の配置についても説明する。図6は本実施の形態3のさらに異なる対物レンズ保持体の形態の変化の例を示した上面模式図である。図6(a)はレンズホルダ2の長さ方向に補強部材11を固定した場合である。トラッキングコイル7の部分は巻線の内部を貫通させる。ヨーク5の立設ヨーク部5cの部分は立設ヨーク部5cを2分割し、補強部材11と干渉しないようにする。レンズホルダ2の振動がレンズホルダ2の幅方向を軸として発生する場合に効果的に剛性を上げることができる。
今までは第2の貫通孔2bの丸みを帯びた方形状のいわば対向する面を結ぶ形で補強部材11を配置してきた。図6(b)は第2の貫通孔2bの隣り合う2面を結ぶ形で補強部材11を配置した例を示す図で、補強部材11は第2の貫通孔2bの側面と第1の貫通孔2aから遠い方の面とを結んでいる。図6(c)は図6(b)とは逆に第2の貫通孔2bの側面と第1の貫通孔2aに近い方の面とを結んでいる。図6(c)の場合は図6(a)と同様の処理をトラッキングコイル7および立設ヨーク部5cで実施する。図6(b)、図6(c)の場合、振動がレンズホルダ2の長さ方向を軸にする場合も幅方向を軸にする場合も効果的に低減することができる。さらに第2の貫通孔2bの側面同士を結ぶ補強部材11と第1の貫通孔2aに近い方の面と遠い方の面とを結ぶ補強部材11を両方配置しても良い。
図6(d)は補強部材11をフォーカスコイル6a、6bの上面または下面の少なくとも一方に配置した図である。例えば板状の補強部材11を第2の貫通孔2bの対向する突出部2cの間に配置することで実現できる。レンズホルダ2の長さ方向の補強部材11の幅が大きいため効果的にレンズホルダ2の振動を低減できる。特に上面、下面の両方に配置した際にその効果は大きい。
このように実施の形態3の対物レンズ保持体13を備えた対物レンズ駆動装置14も従来の薄さのままでレンズホルダ2の剛性を増すことができるため光ディスク装置の高速度化に対応することができる。
(実施の形態4)
実施の形態4について図を参照しながら説明する。実施の形態4は実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3のいずれかに記載された対物レンズ保持体13を備えた対物レンズ駆動装置14を備えた光ピックアップである。図7は本実施の形態4の光ピックアップの構成斜視図、図8は本実施の形態4の光ピックアップの光学系の構成図である。
本実施の形態4において光ピックアップ31の光学系は図8に示すようにレーザ光源21が近接した複数の発光点を備えるようにした。近接した複数の発光点を備えたレーザ光源21としては、複数の異なる波長のレーザ素子を1つのパッケージに隣接して配置したもの(いわゆるハイブリッド型2波長半導体レーザ光源)や、1つの半導体基板に複数の波長の光源を集積化した半導体レーザ素子(いわゆるモノリシック型2波長半導体レーザ光源)などがある。これらの2波長半導体レーザ光源では、ハイブリッド型、モノリシック型のいずれの場合においても、2つの波長の発光点の距離は約110μmである。図8において波長の異なる複数の発光点を近接して設けた2波長半導体レーザ光源であるレーザ光源21はDVD用の波長λ1(約650nm)の発光点21aおよびCD用の波長λ2(約780nm)の発光点21bとを備える。2波長半導体のレーザ光源21はいわゆるハイブリッド型2波長半導体レーザでもいわゆるモノリシック型2波長半導体レーザでも構わない。
回折格子22は光学部材の表面または内部に回折格子を形成したもので、発光点21bから出射された光を3ビームトラッキング法に使用する3本の光に分離する。集積プリズム23は内部に複数の傾斜面が設けられた光学部材で構成されており、傾斜面には波長に応じた偏光分離膜(図示せず)が形成されている。
コリメートレンズ24、2焦点対物レンズである対物レンズ1はそれぞれ光学ガラスまたは光学プラスチックで作製されている。発光点21a、発光点21bから出射された光はコリメートレンズ24で略平行光にされ、対物レンズ1でそれぞれの波長に応じた光ディスク30の位置に焦点を結ぶように集光される。コリメートレンズ24の中心と対物レンズ1の中心を結ぶ線およびその延長を光学系の光軸という。2焦点の対物レンズ1としては、集光レンズおよびフレネルレンズまたはホログラムレンズの組合せ、DVD用集光レンズにCD再生時に開口制限手段を設ける組合せ等を用いることができる。
BS(ビームスプリッタ)プレート25はレーザ光源21から出射された往路光の一部を透過して光量のモニタ用に分離するビームスプリッタであり、光ディスク30で反射された復路光は全て反射されるように設計されている。
立ち上げプリズム26はそれまで光ディスク30の面に略平行な面内にあった光軸を光ディスク30の面に略垂直に立ち上げるためのプリズムでミラーとしても良い。ホログラム素子27は偏光ホログラム27aと1/4波長板27bとで構成されている。偏光ホログラム27aは波長λ1の光にのみ作用するよう波長選択性のある材料で作製されている。また1/4波長板27bは波長λ1、λ2の両方に作用するよう屈折率と厚みが設定されている。ホログラム素子27は対物レンズ1とともにレンズホルダ2に固定されており、対物レンズ1とともに動く。
光ディスク30はCD系がCD、CD−ROM、CD−R/RW、DVD系がDVD−ROM、DVD±R/RW、DVD−RAMなどであり、CD系もDVD系も再生専用の媒体を除いて全て記録も再生も可能なものである。また、CD系とDVD系の組合せだけでなく、BDやHD DVDなどとの組合せでも一般性を失わない。
第1の受光センサ28は光ディスク30からの反射光を受光し、RF信号、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号などを生成する電気信号に変換し出力する受光素子である。また、第2の受光センサ29は発光点21a、発光点21bから出射され、BSプレート25で分離された光の一部を受け、光量を電気信号に変換し出力するセンサである。この電気信号は光ディスク30へ集光する集光スポットの光量が一定になるようにレーザ光源21の駆動回路(図示せず)を制御する制御回路(図示せず)に送られる。
上記の光学系を構成する各部品は直接的にまたはFPC(図示せず)や調整部材などを介して間接的にキャリッジ16に固定される。対物レンズ駆動装置14はヨーク5にて接着剤でキャリッジ16に固定される。その結果、対物レンズ1を搭載した対物レンズ駆動装置14の対物レンズ保持体13がトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号によるサーボ信号により光ディスク30の動きに追従する。ピックカバー17および対物レンズ駆動装置カバー18は前記FPCなどがキャリッジ16からはみ出して光ディスク30と衝突しないようにするカバーである。
このように本実施の形態4の光ピックアップ31は薄型化に対応でき剛性が高い対物レンズ保持体13を備えた対物レンズ駆動装置14を備えており、薄型化に対応できるとともに高速度化にも対応できる。
なお、本実施の形態4ではレーザ光源21として2波長半導体レーザ光源としたが、それに限るものではなく、DVD用のレーザ光源とCD用のレーザ光源をそれぞれ準備しても良い。また、レーザ光源21はDVD用とCD用の2波長半導体レーザ光源とし、さらにBDやHD DVD用の波長約405nmのレーザ光源を準備しても良い。
(実施の形態5)
実施の形態5について図を参照しながら説明する。図9は本実施の形態5の保護カバーなしの光ピックアップモジュールの構成図、図10は本実施の形態5の光ピックアップモジュールの構成斜視図である。本実施の形態5は実施の形態4の光ピックアップを備えた光ピックアップモジュールである。
ベース32は光ピックアップモジュール41の骨組みを成すもので、このベース32に直接的、間接的に各部品が固定される。光ディスク30を載置するターンテーブルを備えたスピンドルモータ33はベース32に固定される。
フィードモータ34はベース32に固定される。フィードモータ34は光ピックアップ31が光ディスク30の内周と外周の間を移動するために必要な回転駆動力を生成する。フィードモータ34としてステッピングモータ、DCモータ等が使用される。スクリューシャフト35はらせん状に溝が形成されており、直接または数段のギアを介してフィードモータ34に接続されている。本実施の形態5では直接フィードモータ34と接続されている。第1のガイドシャフト36および第2のガイドシャフト37は支持部材39を介して両端の部分をベース32に固定されている。光ピックアップ31は第1のガイドシャフト36と第2のガイドシャフト37に移動自在に保持される。ガイド歯を有するラック38は光ピックアップ31に固定されている。ラック38がスクリューシャフト35に伝達されたフィードモータ34の回転駆動力を直線駆動力に変換することで光ピックアップ31は光ディスク30の内周と外周の間を移動することができる。
第1のガイドシャフト36と第2のガイドシャフト37は支持部材39の調整機構により、光ピックアップ31から出射されるレーザ光が光ディスク30に対し直角に入射するように調整される。保護カバー40は貫通孔を有し、光ディスク装置55に組み込まれた際に必要最小限のみ露出させる。
本実施の形態5の光ピックアップモジュール41は実施の形態4の光ピックアップ31を備えている。実施の形態4の光ピックアップ31は薄型化に対応でき剛性が高い対物レンズ保持体13を備えた対物レンズ駆動装置14を備えており、薄型化に対応できるとともに高速度化にも対応できる。したがって、本実施の形態5の光ピックアップモジュール41は薄型化に対応できるとともに高速度化にも対応できる。
(実施の形態6)
実施の形態6について図を参照しながら説明する。図11は本実施の形態6の光ディスク装置の構成斜視図である。実施の形態6は実施の形態5の光ピックアップモジュール41を備えた光ディスク装置55である。
図11において筐体51は上部筐体51aと下部筐体51bを組み合わせて袋状に構成されている。光ピックアップモジュール41を設けたトレイ52は筐体51に出没自在に設けられている。保護カバー40を備えた光ピックアップモジュール41はトレイ52の開口部から露出している。トレイ52が筐体51から引き出された際に外部から見える光ピックアップモジュール41の部材は対物レンズ1を含む光ピックアップ31の一部とスピンドルモータ33およびフィードモータ34と保護カバー40のみである。ベゼル53はトレイ52の前端面に設けられて、トレイ52が筐体51内に収納された時にトレイ52の出没口を塞ぐように構成されている。筐体51内部やトレイ52内部には図示していない回路基板があり、信号処理系のICや電源回路などが搭載されている。図示していない外部コネクタ54はコンピュータ等の電子機器に設けられた電源/信号ラインと接続される。そして、外部コネクタ54を介して光ディスク装置55内に電力を供給したり、あるいは外部からの電気信号を光ディスク装置55内に導いたり、あるいは光ディスク装置55で生成された電気信号を電子機器などに送出する。
本実施の形態6の光ディスク装置55は実施の形態5の光ピックアップモジュール41を備えている。実施の形態5の光ピックアップモジュール41は薄型化に対応でき剛性が高い対物レンズ保持体13を備えた対物レンズ駆動装置14を備えており、薄型化に対応できるとともに高速度化にも対応できる。したがって、本実施の形態6の光ディスク装置55は薄型化に対応できるとともに高速度化にも対応できる。
以上のように本発明の対物レンズ保持体を備えた対物レンズ駆動装置は、光ピックアップ、光ピックアップモジュールに組み込まれて薄型化、高速度化に対応した光ディスク装置に好ましく搭載される。
本実施の形態1の対物レンズ駆動装置の構成斜視図 図1の構成斜視図の分解斜視図 本実施の形態2のレンズホルダに補強部材を固定したレンズホルダ組立体の斜視構成図 本実施の形態3の対物レンズ保持体の形態の変化の例を示した上面模式図 本実施の形態3の対物レンズ保持体の形態の変化の例を示した断面模式図 本実施の形態3のさらに異なる対物レンズ保持体の形態の変化の例を示した上面模式図 本実施の形態4の光ピックアップの構成斜視図 本実施の形態4の光ピックアップの光学系の構成図 本実施の形態5の保護カバーなしの光ピックアップモジュールの構成図 本実施の形態5の光ピックアップモジュールの構成斜視図 本実施の形態6の光ディスク装置の構成斜視図 従来の対物レンズ駆動装置の構成斜視図 図12の構成斜視図の分解斜視図
符号の説明
1 対物レンズ
2 レンズホルダ
2a 第1の貫通孔
2b 第2の貫通孔
2c 突出部
2d、2e 切り欠き部
3 サスペンションワイヤ
3a〜3f 最端部
4 サスペンションホルダ
5 ヨーク
5a、5b 側立設部
5c、5d、5e 立設ヨーク部
5f 前端立設部
5g 後端立設部
6a、6b フォーカスコイル
7、8a、8b トラッキングコイル
9a、9b、10a、10b 磁石
11 補強部材
12 コイル構成体
13 対物レンズ保持体
14 対物レンズ駆動装置
16 キャリッジ
17 ピックカバー
18 対物レンズ駆動装置カバー
21 レーザ光源
22 回折格子
23 集積プリズム
24 コリメートレンズ
25 BSプレート
26 立ち上げプリズム
27 ホログラム素子
27a 偏光ホログラム
27b 1/4波長板
28 第1の受光センサ
29 第2の受光センサ
30 光ディスク
31 光ピックアップ
32 ベース
33 スピンドルモータ
34 フィードモータ
35 スクリューシャフト
36 第1のガイドシャフト
37 第2のガイドシャフト
38 ラック
39 支持部材
40 保護カバー
41 光ピックアップモジュール
51 筐体
52 トレイ
53 ベゼル
54 外部コネクタ

Claims (21)

  1. 第1の貫通孔および第2の貫通孔を備えたレンズホルダと、前記第1の貫通孔に固定された対物レンズと、前記第2の貫通孔の内側に固定されたトラッキングコイルおよびフォーカスコイルと、前記第2の貫通孔の内側に配置された補強部材と、を備えたことを特徴とする対物レンズ保持体。
  2. 前記補強部材は前記レンズホルダの幅方向に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ保持体。
  3. 前記補強部材は前記第2の貫通孔の略中心にあることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ保持体。
  4. 前記補強部材は非磁性を有する材料で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ保持体。
  5. 前記補強部材は絶縁性を有する材料で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ保持体。
  6. 前記補強部材は前記レンズホルダよりも剛性が高い材料で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ保持体。
  7. 前記補強部材はセラミックスを含む材料で形成されたことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ保持体。
  8. 前記補強部材と前記レンズホルダとは接着剤で固定されたことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ保持体。
  9. 前記補強部材は前記レンズホルダと一体で成型されて固定されたことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ保持体。
  10. 前記補強部材は板状であることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ保持体。
  11. 前記トラッキングコイルは前記補強部材に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ保持体。
  12. 前記フォーカスコイルは前記補強部材に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ保持体。
  13. 前記補強部材は前記フォーカスコイルの内部に設けられたことを特徴とする請求項12に記載の対物レンズ保持体。
  14. 第1の貫通孔および第2の貫通孔を備えたレンズホルダを成型する金型の所定の位置に補強部材を配置する第1工程と、前記レンズホルダの金型に所定の材料を供給しレンズホルダの形状を成型する第2工程と、前記補強部材と前記レンズホルダを一体で前記金型から取り出す第3工程と、トラッキングコイルとフォーカスコイルを第2の貫通孔の内部に固定する第4工程と、を備えたことを特徴とする対物レンズ保持体の製造方法。
  15. フォーカスコイルと補強部材とトラッキングコイルとを相互に固定する第1工程と、第1の貫通孔および第2の貫通孔を備えたレンズホルダの前記第2の貫通孔内側と前記補強部材とを固定する第2工程とを備えたことを特徴とする対物レンズ保持体の製造方法。
  16. 前記第1工程は前記フォーカスコイルと前記補強部材と前記トラッキングコイルとを相互に接着剤で固定することを特徴とする請求項15に記載の対物レンズ保持体の製造方法。
  17. 請求項1に記載の対物レンズ保持体、請求項14または15に記載の製造方法で製造された対物レンズ保持体のうち、いずれか1の対物レンズ保持体を備えたことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  18. 請求項17に記載の対物レンズ駆動装置を備えたことを特徴とする光ピックアップ。
  19. 請求項18に記載の光ピックアップを備えたことを特徴とする光ピックアップモジュール。
  20. 請求項19に記載の光ピックアップモジュールを備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  21. 第1の貫通孔および第2の貫通孔を備えたレンズホルダと、前記第1の貫通孔に固定された対物レンズと、前記レンズホルダの幅方向に配置され前記第2の貫通孔の内側に接着剤で固定されセラミックスを含む材料で形成された板状の補強部材と、前記第2の貫通孔の内側で前記補強部材に接着剤で固定されたトラッキングコイルと、前記第2の貫通孔の内側で前記トラッキングコイルの反対側から前記補強部材に接着剤で固定されたフォーカスコイルとを備えた対物レンズ保持体と、
    前記対物レンズ保持体を弾性支持するサスペンションワイヤと、
    前記サスペンションワイヤを支持するサスペンションホルダと、
    前記第2の貫通孔内に配置される磁石を固定し前記サスペンションホルダを固定するヨークと、を備えたことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
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