JP2006321338A - 随行操作車両 - Google Patents

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JP2006321338A
JP2006321338A JP2005145680A JP2005145680A JP2006321338A JP 2006321338 A JP2006321338 A JP 2006321338A JP 2005145680 A JP2005145680 A JP 2005145680A JP 2005145680 A JP2005145680 A JP 2005145680A JP 2006321338 A JP2006321338 A JP 2006321338A
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Shingo Nishikawa
真悟 西川
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Abstract

【課題】 従来の随行操作車両は、制動操作による速度調整が難しい。
【解決手段】制動操作を操作手段の前後動で行うことにより、動きとの相関がきわめて強く、このためにコントロールが容易である。さらに駆動操作手段も、制動操作と一連の動きで行うため、誤操作が少なく、安全に操作できる。
【選択図】図1

Description

本発明は随行操作車両の制動操作に関するものである。
手押し台車の制動手段には、握るとブレーキがかかるもの、通常はブレーキがかかっていて、握ると動かせるもの、とまっている台車を動かないように固定するものなどがある。しかし自転車のようにスピードを調節しながら坂道を下るようなものは見あたらない。
強いてあげれば車椅子の後方手押しハンドルで、これには自転車と同様のブレーキレバーが付いている。本来手押し台車は坂道を降りることは想定外で、わざわざ後ろ向きになって降りるか、スピードがでて怖い思いをするかである。
同様に駆動輪付き随行操作台車であっても、制動により速度を調節しようとするものは見あたらない。
上記点より、本発明は、随行操作車両を操作するにあたり、坂道を安全に降りたり、ゆっくり止まったり、さらには安全に速度調節、操向を行うことのできる随行操作車両を提供するものである。
上記課題を解決するため請求項1記載の随行操作車両では調速操作手段を進行方向略後方へ操作することで制動操作を行う。
さらに請求項2での駆動力を有する随行操作車両において調速操作手段を略前方へ操作することで推進力を増大させる随行操作車両である。
請求項3記載の随行操作車両は随行者が調速操作手段を進行方向の略後方へ操作することで制動力が増大する操作領域を制動領域とすると、該制動領域より進行略前方に、該車両を惰性運行させる操作領域へ調速操作手段を動かすことにより該車両を惰性運行させるものである。
請求項4記載の随行操作車両は進行方向の前後を切り替えることができる。
換言するならば、請求項4記載の随行操作車両は該随行操作車両の前後を一意に決めた場合、随行者が該随行操作車両を前進で操作するか、後退で操作するかを切り替えることができる随行操作車両である。
請求項5記載の随行操作車両は少なくとも1箇所以上の任意の位置で調速操作手段を固定できる随行操作車両である。
請求項6記載の随行操作車両は調速操作手段を旋回可能に取り付け、該手段を旋回することで操向輪を操作して操向を行う随行操作車両である。
請求項7記載の随行操作車両は調速操作手段と該手段によって操作される車輪を左右別々に設け、操作手段の操作バランスにより操向を行う随行操作車両である。
請求項1記載の随行操作車両によればたとえば坂を下りる場合、操作を行う随行者が減速すれば該車両が相対的に前に進行することにより調速操作手段は後方に操作され、制動力が働いて、該車両も減速する。急制動を要するときには操作幅を大きくすればよい。
また操作を行う随行者が加速すれば相対的に操作手段が前方に戻って、制動力が減衰して該車両も加速される。
坂道ではなくとも請求項2に示すような駆動力を有する随行操作車両において随行している随行操作車両を減速させたい場合、随行者自身が減速することで操作手段が後方に操作されることで、制動力が働いて減速し、随行者が加速することで操作手段が前方に操作されて該随行操作車両が加速される。これら請求項1から請求項2の随行操作車両によれば、随行者と該随行操作車両の一連の動きは操作領域を緩衝領域としてスムーズに行われるので、操作にも慣れやすく、誤操作も起こしにくい。
請求項3記載の随行操作車両によれば制動操作より進行方向前方に能動的制動作用も駆動力による加速も行わない領域を設けることにより、坂道を下って平坦地を走行時、ほぼ現状の速度で運行したい時、さらにスムーズに該随行操作車両の速度を調整できる。
請求項4記載の随行操作車両によれば、進行方向の前後を切り替える機能により操作を行う随行者が該随行操作車両を進行方向前方で操作することもできるし、進行方向後方で操作することもできる。前進加速、制動、後退加速が随行者の加減速にあわせて一連の操作で行うことができ、安全に意のままに操作が行える。
請求項5記載の随行操作車両によれば、制動力を有する操作領域で操作手段を固定すれば一定の制動力で坂道を下ることができるし、駆動力を有する操作領域で固定することにより一定の推進力で運行を行える。
さらに惰性運行領域で調速操作手段を固定すれば、制動機能も、駆動機能もない随行操作車両として扱うことができる。
制動力が最大の領域で調速操作手段を固定すれば、傾斜地での駐車が可能となる。
請求項6記載の随行操作車両によれば調速操作手段の操作のみで運行速度の調整と操向を行うことができる。
請求項7記載の随行操作車両によれば走行中でも行きたい方により大きく操作手段を作動させればその方向に走行できる。動力機能が備わっていない場合でも坂道などで安全に思いのままに操向が可能である。
まず図1の請求項1から請求項6記載の発明をすべてを満たす随行操作車両のひとつについて説明する。
便宜上、手押し運搬車両1の調速操作手段2がついた側を後ろとすると、前方に両者独立に回転する旋回固定車輪3を二つ有し、駆動輪4が調速操作手段2ともに、スラストベアリング5をかいして、旋回可能に取り付けられている。随行者が調速操作手段2を旋回させれば、操向を行うことができる。
調速操作手段2は回転軸6を有し、前後に回動可能で、その操作領域が6つに分かれており、前方より順番に前へ押すほど前方への推進力が増す領域、惰性運行領域、後ろに引くほど制動力が増す領域、前に押すほど制動力が増す領域、惰性運行領域、後ろに引くほど後方への推進力が増す領域の順に並んでいる。調速操作手段は任意の箇所で固定することができる。
調速操作手段はそれのみで該随行操作車両を支持できるものが望ましいが、別途該随行操作車両に固定された支持部があってもよい。
制動力操作は2段階以上であれば効果があるが、段階が多いほど、操作がしやすく、連続的であることが好適である。
駆動力を有するものに関して制動力の他段階化は、摩擦ブレーキのみではなく、エンジン駆動であればエンジンブレーキのシフトダウンで、モーターであれば、制動時にモーターの両電極を可変抵抗を介して短絡し、可変抵抗の抵抗を変えることで実現できる。
加速操作は一段階のみでも制動操作との連携により効果はあるが、段階が多いほど、操作がしやすく、連続的であることが好適である。
惰性運行領域は、できるだけ走行抵抗が少ない状態が望ましく、クラッチがついていればクラッチがきれた状態が望ましく、モーター駆動の場合、発電制動が起きないように回路をオープンにしておくことが望ましい。
前後進行方向を逆にするに当たっては上述したように制動力が最大となる領域をはさんで、前後鏡面対象となるように操作領域を並べることもできるし、調速操作手段を水平に180度回転させると駆動輪の駆動方向が逆になるようにしてもよい。
また誤操作を防ぐために、制動力が最大となるところで、操作ハンドルのリミッターを設け、別途解除機構を設けて、前進、後退領域を切り替えることは効果的である。
調速操作手段はどの位置でも固定されるような機構でもよいし、通常の手押し台車として扱える惰性運行領域での固定や、傾斜地での駐車も可能な制動力最大領域での固定のように目的に応じて固定域を設定してもよい。
また、付勢等で非操作時には制動領域に戻る機構や、惰性運行領域に戻る機構を設けることで、より安全性を高められる。
上記の例では駆動輪、制動輪は共通であるが別々であってもかまわない。さらに操向輪も前輪、後輪を問わないし単輪でなくともアンクル式やテーブル式といった操向方法を用いた二輪以上とすることもできる。ただし今回のように操向輪、駆動輪、制動輪を共通化し、車軸と操作手段を同じユニットに設けることは、既存の車両に後付で取り付けて、車両全体を操作するといった取り付けユニット化を行う際に好適である。
図3は、請求項1から請求項7記載の発明の一形態である。旋回自在車輪7を有する台車に、調速操作手段2とそれによって操作される駆動輪4を左右個別に設けてある。
随行者は両手で左右のバランスを取りながらこれを操作するものである。この発明においても左右二つのユニットとして後付けが可能である。
今回は手押し台車を例に説明を行ったが、手押し機能付き車椅子、ストレッチャーなどを含む様々な随行操作車両に応用することが可能である。
は本発明一実施例の側面図である。 は同実施例の斜視図であり、主要部を実線で示してある。 は本発明の他の実施例の斜視図であり、主要部を実線で示してある。
符号の説明
1 手押し運搬車両
2 調速操作手段
2a 右調速操作手段
2b 左調速操作手段
3 旋回固定車輪
4 駆動輪
4a 右駆動輪
4b 左駆動輪
5 スラストベアリング
6 回転軸
7 旋回自在車輪

Claims (7)

  1. 制動機能を有する随行操作車両において、随行者が該車両の調速操作手段を進行方向の略後方へ操作することで制動力が増大することを特徴とする随行型車両
  2. 駆動力を有する随行操作車両において、随行者が該車両の調速操作手段を進行方向の略前方へ操作することで推進力が増大することを特徴とする請求項1の随行操作車両
  3. 随行操作車両の調速操作手段が、該車両を惰性運行させる操作領域を、制動操作領域より進行方向略前方に有することを特徴とする請求1項から請求項2の随行操作車両
  4. 随行操作車両において進行方向の前後を切り替える機能を有する請求項1から請求項3の随行操作車両
  5. 随行操作車両の調速操作手段が少なくとも1箇所以上の任意の位置で固定できることを特徴とする請求項1から請求項4の随行操作車両
  6. 調速操作手段を旋回可能に取り付け、該調速操作手段を旋回することで操向輪を操作して操向を行うことを特徴とする請求項1から請求項5の随行操作車両
  7. 随行操作車両の左右それぞれに操作手段と該手段によって操作される車輪を設け、左右の調速操作手段の操作バランスにより操向を行う請求項1から請求項6の随行操作車両
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101504724B1 (ko) 2013-09-09 2015-03-20 (주) 성원애드피아 운반용 카트

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