JP2006321170A - 紙片スタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】薄くて折れ曲り易い各種の紙片をワンタッチ着脱で、安定起立させ得る起立機能に優れた簡単構成による紙片スタンドの実現を課題とする。
【解決手段】本発明に係る好ましい実施態様の紙片スタンドとしては、基板上にスチール線等を逆U字状にして後方傾斜(仰角)で立設して背面支持部材を形成する。一方、背面支持部材の前部には、ゴルフボールを露出状に立設するのみの簡単構成である。然るに、立設されたボールの中心を通る水平切断面において、前記後方傾斜して立設された逆U字状スチール線の両脚の前部2ヶ所と、前記スチール線両脚の前部を結ぶ直線から後方に突出されるボール周縁部との3ヶ所が圧接部とされる(図2、図4参照)。
即ち、上記3ヶ所の押圧部における紙片が横方向で湾曲状に圧接保持されて薄紙片の剛性が高められ、該起立機能効果により課題解消を図った紙片スタンド構成である。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明に係る好ましい実施態様の紙片スタンドとしては、基板上にスチール線等を逆U字状にして後方傾斜(仰角)で立設して背面支持部材を形成する。一方、背面支持部材の前部には、ゴルフボールを露出状に立設するのみの簡単構成である。然るに、立設されたボールの中心を通る水平切断面において、前記後方傾斜して立設された逆U字状スチール線の両脚の前部2ヶ所と、前記スチール線両脚の前部を結ぶ直線から後方に突出されるボール周縁部との3ヶ所が圧接部とされる(図2、図4参照)。
即ち、上記3ヶ所の押圧部における紙片が横方向で湾曲状に圧接保持されて薄紙片の剛性が高められ、該起立機能効果により課題解消を図った紙片スタンド構成である。
【選択図】 図2
Description
本発明は、メモ紙等の紙片、シート、カレンダー、レシピ、予定表、写真、原稿、各種資料類(以下、それらを総称して紙片と称して説明する)を机上等にワンタッチ着脱式で起立保持させるための紙片スタンドに関する。
前記薄手の紙片は、折れ曲がり易く単独では立て掛けて使用することが困難であり、それらの資料類をワンタッチ着脱により机上で起立保持可能な紙片スタンドがあれば、狭い机上の整理や事務作業の効率上も大いに便利である。
従来、上記要望を満たすための紙片立て具として多くの提案がなされている。特に、本発明と係りのある紙片の押圧部材にボール(球体)を用いた公知技術としては、例えば、ボールの重量を利用して紙片Pを押圧保持するようにした構成技術が、文献1(特許文献1)に開示されている。
また、クリップ内部に配設されたボールをばねで押圧して紙片Pを押圧するようにした構成技術が、例えば、文献2(特許文献2)で示されており、更に、ボール以外のものを押圧部材に用いた構成では、コイルスプリングを円弧状に形成してブロック部材に埋設し、紙片を押圧保持するペーパースタンド構成が文献3(特許文献3)に開示されている。
特許第3189119号公報
実開昭49−37011号公報
実案第3079593号公報
従来、上記要望を満たすための紙片立て具として多くの提案がなされている。特に、本発明と係りのある紙片の押圧部材にボール(球体)を用いた公知技術としては、例えば、ボールの重量を利用して紙片Pを押圧保持するようにした構成技術が、文献1(特許文献1)に開示されている。
また、クリップ内部に配設されたボールをばねで押圧して紙片Pを押圧するようにした構成技術が、例えば、文献2(特許文献2)で示されており、更に、ボール以外のものを押圧部材に用いた構成では、コイルスプリングを円弧状に形成してブロック部材に埋設し、紙片を押圧保持するペーパースタンド構成が文献3(特許文献3)に開示されている。
単独では、起立困難な紙片を湾曲状に押圧保持することで紙片の剛性が高められ、後方傾斜の仰角で起立させ得る原理を利用することで、小型の紙片起立具によりA4サイズ等大きな多数枚の紙片を起立保持させ得る構成は従来から知られている。
従って、上記原理を利用した薄紙片の起立器具は古くから多く提案されているが、ここでは、特に、本特許願の構成内容と係りのある紙片の押圧部材として、ボール(球体)を用いて構成された紙片起立具及びクリップとコイルばねを利用した前記特許文献における公知技術図面を図6〜図8に示し、該引用図面を参照しつつ従来の紙片起立具及びクリップ構成の概要を以下に説明する。
従って、上記原理を利用した薄紙片の起立器具は古くから多く提案されているが、ここでは、特に、本特許願の構成内容と係りのある紙片の押圧部材として、ボール(球体)を用いて構成された紙片起立具及びクリップとコイルばねを利用した前記特許文献における公知技術図面を図6〜図8に示し、該引用図面を参照しつつ従来の紙片起立具及びクリップ構成の概要を以下に説明する。
図6は、前記特許文献1の特許第3189119号公報から引用した斜視図である。この開示技術の起立具50では、図示のように一体成形した起立具本体51に湾曲した受部52と反返り部54を形成し、該受部52と反返りの湾曲面55間内部にボール3を前後、左右方向に遊動自在に格納してボール3の自重を利用して紙片を押圧保持する構成である。
この起立具50は、起立具本体51が合成樹脂素材で一体成形加工されて、押圧部材としてガラス製のビー玉(直径:25mm、重量:略20g)を封入した製品で具現化されている。即ち、ボールは本体成形と同時に格納加工する必要があるので、必然的に工程は複雑になり生産コストが高くなることは避けられない。
この起立具50は、起立具本体51が合成樹脂素材で一体成形加工されて、押圧部材としてガラス製のビー玉(直径:25mm、重量:略20g)を封入した製品で具現化されている。即ち、ボールは本体成形と同時に格納加工する必要があるので、必然的に工程は複雑になり生産コストが高くなることは避けられない。
また、ボール3の自重を利用した押圧力で紙片部を押圧保持する構成原理のため、本開示技術では、ボール直径とボール重量が十分でない押圧ボールを用いて構成した場合は、充分な押圧力が得られないのであり、特に、多数枚の紙片を保持したり、サイズの大き目の紙片を起立保持させた場合は押圧力が不安定になる。
即ち、ボールの重量及びボール直径を稼ぐために図6の筐体構成に対し、例えば、ボール3として以下に記載するゴルフボールを遊動状に格納し起立具を構成した場合は、起立具本体が大きなものとなる。本開示技術ではゴルフボール等を適用して構成するのは実用的でなく、筐体構成から勘案したボール直径は、せいぜい、φ20〜30mm程度で実施せざるを得ない。従って、前記ボール径のものでは重量不足(前記製品実施例参照)に加え、前記ボール径(径が小さい程、点接触に近づく)のものでは、紙片を湾曲状に保持するための十分な円弧部面積が得られず、紙片の起立保持機能が不安定になる課題が生じるのは明らかである。
即ち、ボールの重量及びボール直径を稼ぐために図6の筐体構成に対し、例えば、ボール3として以下に記載するゴルフボールを遊動状に格納し起立具を構成した場合は、起立具本体が大きなものとなる。本開示技術ではゴルフボール等を適用して構成するのは実用的でなく、筐体構成から勘案したボール直径は、せいぜい、φ20〜30mm程度で実施せざるを得ない。従って、前記ボール径のものでは重量不足(前記製品実施例参照)に加え、前記ボール径(径が小さい程、点接触に近づく)のものでは、紙片を湾曲状に保持するための十分な円弧部面積が得られず、紙片の起立保持機能が不安定になる課題が生じるのは明らかである。
次に、図7の構成は前記特許文献2の実開昭49−37011号公報から引用したクリップ60の断面図である。このクリップ60は縦配置での使用を前提としたものと思われるが、クリップ60は上体61と下体62の内部に、ボール3をばね63で押圧して紙片Pを弾発的に押圧保持する構成とされている。
一方、図8は前記特許文献3の実案第3079593号公報に開示されているペーパースタンド70を引用した斜視図を示している。この開示技術によるペーパースタンド70では、ブロック部材71に図示のように湾曲傾斜したくり抜差込部72を形成し、くり抜いた他壁部にコイルスプリング73をU字状に折り曲げた態様で押圧部材とし、該弾発力で紙片Pを押圧する構成である。
一方、図8は前記特許文献3の実案第3079593号公報に開示されているペーパースタンド70を引用した斜視図を示している。この開示技術によるペーパースタンド70では、ブロック部材71に図示のように湾曲傾斜したくり抜差込部72を形成し、くり抜いた他壁部にコイルスプリング73をU字状に折り曲げた態様で押圧部材とし、該弾発力で紙片Pを押圧する構成である。
その他、クリップ内に配設したボールを転動させて紙片を押圧保持するようにしたクリップの公知技術が実開昭49−65312号公報に開示されている。それら従来の公知技術における押圧部材としてのボールは、何れも、ケースや筐体内部に遊動状に格納する構成であり前記した同様課題がある。即ち、ボールを露出して用いる構成ではないので格納のボール直径は必然的に制限を受け、大径のものが適用し得ない結果、前記公知技術に基づくボールを用いた構成では、所望の起立機能を備えた起立具に構成し得ないと云う技術課題やボール組立工程が複雑になる課題がある。
そこで、本発明が主たる目的とするところは、紙片スタンドの好ましい実施形態では、紙片押圧部材として、特に露出状にしたゴルフボールが基板に対して単に立設して構成され、ゴルフボールを適材適所的に用いる構成である。従って、背面支持部材の形成とも関連して構成簡単にして紙片のワンタッチ起立着脱ができ、且つ、起立機能の安定性に優れ、意匠的にも見栄えがよいユニークな紙片スタンドを提供することである。
前記課題を解決するために、本発明に係る紙片スタンド次のように構成される。
第1発明の紙片スタンドは、基板と、前記基板に対して後方傾斜で立設された紙片の背面支持部材と、前記紙片押圧用として前記背面支持部材の前部に露出状にして立設されたボール状押圧部材とを備えて構成され、
前記背面支持部材と前記ボール状押圧部材とが基板に立設して組立られた使用態様における前記ボール状押圧部材の中心を通る水平切断面において、前記背面支持部材の両端前部の2ヶ所と、前記背面支持部材の両端前部を結ぶ直線から後方に突出されるボール状押圧部材の周縁部との3ヶ所が、実質的な圧接部として作用し(図2、図4参照)、
前記圧接部における紙片が横方向に対して湾曲状に押圧保持されるように構成された紙片スタンドである。
第1発明の紙片スタンドは、基板と、前記基板に対して後方傾斜で立設された紙片の背面支持部材と、前記紙片押圧用として前記背面支持部材の前部に露出状にして立設されたボール状押圧部材とを備えて構成され、
前記背面支持部材と前記ボール状押圧部材とが基板に立設して組立られた使用態様における前記ボール状押圧部材の中心を通る水平切断面において、前記背面支持部材の両端前部の2ヶ所と、前記背面支持部材の両端前部を結ぶ直線から後方に突出されるボール状押圧部材の周縁部との3ヶ所が、実質的な圧接部として作用し(図2、図4参照)、
前記圧接部における紙片が横方向に対して湾曲状に押圧保持されるように構成された紙片スタンドである。
第2発明の紙片スタンドは、前記第1発明の紙片スタンドにおいて、
前記ボール状押圧部材が、回動軸支されて回動動作が可能なように立設構成されてなり、紙片の起立着脱に伴って前記ボール状押圧部材が回動されるように構成した紙片スタンドである。
前記ボール状押圧部材が、回動軸支されて回動動作が可能なように立設構成されてなり、紙片の起立着脱に伴って前記ボール状押圧部材が回動されるように構成した紙片スタンドである。
第3発明の紙片スタンドは、前記第1乃至第2発明の紙片スタンドにおいて、
前記基板に対して、前記背面支持部材や前記ボール状押圧部材の前記圧接部が弾発的に立設構成された紙片スタンドである。
前記基板に対して、前記背面支持部材や前記ボール状押圧部材の前記圧接部が弾発的に立設構成された紙片スタンドである。
第4発明の紙片スタンドは、前記第1乃至第3発明の紙片スタンドにおいて、
前記ボール状押圧部材に置換えて、紙片の押圧が可能なように形成された他の押圧部材を用いて構成した紙片スタンドである。
前記ボール状押圧部材に置換えて、紙片の押圧が可能なように形成された他の押圧部材を用いて構成した紙片スタンドである。
本発明に係わる各実施例によれば、薄く折れ曲り易く、それ自体では起立態様が困難なメモ紙、カレンダー、レシピ、予定表、写真、原稿、各種資料類等の紙片をワンタッチ着脱で起立保持が可能な起立機能に優れた紙片スタンドを簡単な構成で実現し、外観、意匠的にもユニーク性に富んで商品性を高めた紙片スタンドを提供し得る。
即ち、本発明に係る好ましい実施態様の紙片スタンドとしては、基板上に後傾斜に立設した背面支持部材と、該背面支持部材の前部に押圧用として露出状に立設したゴルフボール(以下の説明では、ボール状押圧部材のことをゴルフボール又は単にボールと称して説明することもある)からなり簡単構成で所期目的が果せる。
ボール状押圧部材の実施形態としては、正に、ゴルフボールが適材適所でピタリであり、ロストボールを適用することで資源活用に寄与ができる他、コスト的にも有利な構成となる。更に、ゴルフボールにメーカー名や個人のネーム入りとした所謂オリジナルボールで立設構成し、一層付加価値を高めて魅力ある紙片スタンドとなし得、更には、重さ、大きさ的に書類押圧用の文鎮兼用としても好適である。
ボール状押圧部材の実施形態としては、正に、ゴルフボールが適材適所でピタリであり、ロストボールを適用することで資源活用に寄与ができる他、コスト的にも有利な構成となる。更に、ゴルフボールにメーカー名や個人のネーム入りとした所謂オリジナルボールで立設構成し、一層付加価値を高めて魅力ある紙片スタンドとなし得、更には、重さ、大きさ的に書類押圧用の文鎮兼用としても好適である。
本発明に係る第1実施例の紙片スタンドによれば、基板上にスチール線等を逆U字状にして後方傾斜(仰角)で立設して背面支持部材を形成し、前記背面支持部材の前部にボールを露出状に立設するのみの簡単構成である。
本使用態様の紙片スタンドは、立設されたボール中心を通る水平切断面において、前記背面支持用に後方傾斜で立設された逆U字状スチール線両脚の前部の2ヶ所と、前記スチール線両脚の前部を結ぶ直線から後方に突出されるボール周縁(円弧)部との3ヶ所が実質上の圧接部として作用し、横方向での紙片が湾曲状に圧接保持されて薄紙片の剛性が高められ、該起立機能効果により課題解消を図った構成の紙片スタンドである(図2、図4参照)。
本使用態様の紙片スタンドは、立設されたボール中心を通る水平切断面において、前記背面支持用に後方傾斜で立設された逆U字状スチール線両脚の前部の2ヶ所と、前記スチール線両脚の前部を結ぶ直線から後方に突出されるボール周縁(円弧)部との3ヶ所が実質上の圧接部として作用し、横方向での紙片が湾曲状に圧接保持されて薄紙片の剛性が高められ、該起立機能効果により課題解消を図った構成の紙片スタンドである(図2、図4参照)。
即ち、上記3ヶ所の押圧部における紙片が横方向で湾曲状に圧接保持されて薄紙片の剛性が高められ、該起立機能効果により課題解消を図った紙片スタンド構成である。
従って、紙片が上記3ヶ所の押圧部に湾曲状に押圧保持されることで薄紙片の剛性が高められ、特に、ゴルフボール(重量:略46g、直径:略φ43)を露出状に立設した構成により、前記公知技術における課題が一挙に解消されて起立機能が改善され、且つ、意匠的にユニークな紙片スタンドとなる。
従って、紙片が上記3ヶ所の押圧部に湾曲状に押圧保持されることで薄紙片の剛性が高められ、特に、ゴルフボール(重量:略46g、直径:略φ43)を露出状に立設した構成により、前記公知技術における課題が一挙に解消されて起立機能が改善され、且つ、意匠的にユニークな紙片スタンドとなる。
本発明に係る第2実施例の紙片スタンドによれば、背面支持部材の前部の所定位置にボール状押圧部材又は車輪状の押圧部材を回動軸支して立設構成したことにより、前記押圧部材が、紙片スタンドへの紙片の起立着脱に伴う該摺接摩擦力で前後方向に回動される構成である。
従って、各種の紙片が極めて軽いタッチにより紙片スタンドへの起立着脱が可能となり、紙片の起立機能を確保したまま、起立着脱の取扱いが一層改善されるとともに意匠及び遊び心に基づく遊具的価値を付加することができて、商品性を高める効果を奏する。
従って、各種の紙片が極めて軽いタッチにより紙片スタンドへの起立着脱が可能となり、紙片の起立機能を確保したまま、起立着脱の取扱いが一層改善されるとともに意匠及び遊び心に基づく遊具的価値を付加することができて、商品性を高める効果を奏する。
本発明に係る第3実施例の紙片スタンドによれば、前記実施例に関連した紙片スタンドの背面支持部材及びボール状押圧部材は、前記基板に対して一方又は双方が弾発的に立設構成されたことにより、紙片の枚数の如何に関わらず、紙片の起立機能及び起立保持の安定性が一層高められた紙片スタンドが実現可能となる。
そして、本発明の紙片スタンド基板を一体的にプラスチックで成形する実施形態として一層有利な構成となり、冷蔵庫、壁面及びボード等に貼着して用いる紙片スタンドとしての応用展開も可能である(図5参照)。
そして、本発明の紙片スタンド基板を一体的にプラスチックで成形する実施形態として一層有利な構成となり、冷蔵庫、壁面及びボード等に貼着して用いる紙片スタンドとしての応用展開も可能である(図5参照)。
本明細書では、発明の構成を理解し易くするために同一構成、同一作用をする要素部分には同一の符号と同一の名称を付して以下図面を参照しつつ説明する。
紙片スタンド1の実施形態の外観斜視図を図1に、そして、使用形態を図2に示し、先に、本発明構成の概要を述べる。好ましい実施形態における紙片Pのボール状押圧部材3の具体的実施例としては、図示のように露出状にしたボール3を単に基板2に立設するのみの簡単構成で好適に所期目的が達成される。
紙片スタンド1の実施形態の外観斜視図を図1に、そして、使用形態を図2に示し、先に、本発明構成の概要を述べる。好ましい実施形態における紙片Pのボール状押圧部材3の具体的実施例としては、図示のように露出状にしたボール3を単に基板2に立設するのみの簡単構成で好適に所期目的が達成される。
即ち、本発明における紙片スタンド1は紙片起立具としての使用目的上から、基板座りの安定性を確保するための適度の重量と、図2に示すように紙片Pの下部を直接押圧して湾曲状に起立保持する押圧機能目的のため、ボール3は大径ボールが要望される。
従って、下記に記載するように本発明の紙片スタンド1に適用するボール状押圧部材3の実施形態としては、正に、大きさ、重さ的にゴルフボールが適材適所であり、ロストボールを適用することで資源活用に寄与ができる他、コスト的にも有利な構成となる。
従って、下記に記載するように本発明の紙片スタンド1に適用するボール状押圧部材3の実施形態としては、正に、大きさ、重さ的にゴルフボールが適材適所であり、ロストボールを適用することで資源活用に寄与ができる他、コスト的にも有利な構成となる。
そこで、最初に公認ゴルフボール規格の一部に関し、所要事項を参考記載する。
図1以下の各図に外観を示し、図2に内部断面構造例を示すゴルフボール3は、因みに、直径:42.67mm(1.68インチ)以上、重さ:45.93g(1.62オンス)以下等と、公認球としての規格が規定されている。そして、図2に断面構造例を示した構造には、ツーピース型の2重構造やスリーピース型の3重構造及び糸巻き構造等の種類がある。図2等に示す構造例では、センター(芯)部に糸ゴムを巻付けて表面にカバーを被覆した3層構造例のもので、本発明の実施例態様ではボールに穴加工して用いている。
図1以下の各図に外観を示し、図2に内部断面構造例を示すゴルフボール3は、因みに、直径:42.67mm(1.68インチ)以上、重さ:45.93g(1.62オンス)以下等と、公認球としての規格が規定されている。そして、図2に断面構造例を示した構造には、ツーピース型の2重構造やスリーピース型の3重構造及び糸巻き構造等の種類がある。図2等に示す構造例では、センター(芯)部に糸ゴムを巻付けて表面にカバーを被覆した3層構造例のもので、本発明の実施例態様ではボールに穴加工して用いている。
さて、図1及び図2は本発明の第1実施例に係る紙片スタンド1を示す図である。
図1の各図は、組立られた紙片スタンド1を示しており、図2は第1実施例の使用態様と縦横の断面状況を示している。以下、図1及び図2の各図を同時参照しつつ、第1実施例の紙片スタンド1を図面に基づいて順次説明する。
図1(a)は、外観斜視図、図1(b)は側面図、図1(c)は裏面図を夫々示しており、紙片スタンド1の実施例における組立後の各部寸法線を含めて表示してある。また、図1(d)〜図1(f)はボール状押圧部材3の部品担体と、他のボール状押圧部材3の実施例態様を各々示したものである。
また、図2(a)は第1実施例の使用態様を示し、図2(b)は図2(a)におけるA−A線の縦断面図、図2(c)と図2(d)はB−B線の水平断面を夫々示している。
図1の各図は、組立られた紙片スタンド1を示しており、図2は第1実施例の使用態様と縦横の断面状況を示している。以下、図1及び図2の各図を同時参照しつつ、第1実施例の紙片スタンド1を図面に基づいて順次説明する。
図1(a)は、外観斜視図、図1(b)は側面図、図1(c)は裏面図を夫々示しており、紙片スタンド1の実施例における組立後の各部寸法線を含めて表示してある。また、図1(d)〜図1(f)はボール状押圧部材3の部品担体と、他のボール状押圧部材3の実施例態様を各々示したものである。
また、図2(a)は第1実施例の使用態様を示し、図2(b)は図2(a)におけるA−A線の縦断面図、図2(c)と図2(d)はB−B線の水平断面を夫々示している。
因みに、第1実施例構成各部の寸法について記載すると、図1(b)、図1(c)に示す基板2は、例えば、厚さh:10mmの透明アクリル板を用いて、図示のようにW:48mm、D4:48mmの寸法により、前縁側を傾斜加工して銘板貼着面としている。
また、背面支持部材4としては、例えば、φ3のSUS線(304等)やAL線の所謂スチール線をU字状に折り曲げ加工して背面支持部材4とする。そして、前記基板2に後方仰角θ:15°で加工された2ヶ所の圧入穴に前記スチール線4の両脚を圧入5して図示のように逆U字状に形成し、背面支持部材4とする。
なお、この実施例では透明性の基板2を用いたことで圧入部5が外部から透けて見えることになり、本願書の図面では該圧入部5、6aを細線で表示してある。
また、背面支持部材4としては、例えば、φ3のSUS線(304等)やAL線の所謂スチール線をU字状に折り曲げ加工して背面支持部材4とする。そして、前記基板2に後方仰角θ:15°で加工された2ヶ所の圧入穴に前記スチール線4の両脚を圧入5して図示のように逆U字状に形成し、背面支持部材4とする。
なお、この実施例では透明性の基板2を用いたことで圧入部5が外部から透けて見えることになり、本願書の図面では該圧入部5、6aを細線で表示してある。
図1(b)の側面図に示すように、背面支持部材4の折り曲げ頂部は前記仰角θ:15°から、更に、α:15°で後方に曲げ加工され、後述する圧接部3a、4a、4bへの紙片の起立着脱をし易い形状にしている。
さて、図1(d)に示すように圧入穴が加工されたボール3には、例えば、φ3のスチール線等の連結圧入部材6が圧入され、基板6の所定位置に設けられた穴部に該連結圧入部材6が圧入6aされる。以上の工程で組立されたのが図1(a)〜図1(c)及び図2(a)に示す紙片スタンド1である。
さて、図1(d)に示すように圧入穴が加工されたボール3には、例えば、φ3のスチール線等の連結圧入部材6が圧入され、基板6の所定位置に設けられた穴部に該連結圧入部材6が圧入6aされる。以上の工程で組立されたのが図1(a)〜図1(c)及び図2(a)に示す紙片スタンド1である。
ここで、図1に基づいて第1実施例構成各部の寸法関係を記載すると、ボール3の直径D1:略43mm、図1(c)の裏面図でボール3の中点を通る水平面の背面支持用スチール線4の間隔寸法D2:39mm、背面支持部材4の上部における間隔寸法をD3:42mmとして頂部を円弧状に曲げ加工し、図1(b)とともに前記したように間隔寸法D3とした位置からの上部を、更に、α角で後傾斜に加工している。一方、前記したようにボール3の重量:略46gであり、紙片スタンド1組立体の重量は略80gである。従って、紙片Pの起立用として用いる以外に、所謂、机上での文鎮代用として流用した場合も大きさや重さ的に好適であり効果を奏し得る。
次に、本発明の構成要部をなす圧接部の配設関係について図1及び、図2を同時に参照しながら説明する。図2(a)は紙片スタンド1の使用態様を示しており、図2(b)は図2(a)のA−A線の縦断面図、図2(c)及び図2(d)は図2(a)におけるB−B線の水平断面図を夫々示している。なお、前記水平断面図中の図2(c)は起立保持された紙片Pが一枚の場合、図2(d)は紙片Pが多数枚の場合を夫々示している。
本発明の紙片スタンド1を用いた場合は、図2(a)の使用態様として、例えば、A4サイズの紙片40枚位(厚さ:4mm、重さ:略200g)の多数枚を安定起立保持し得るよう設計実施している。即ち、本紙片スタンド1における圧接部は、図2(c)、(d)の水平切断面図から明らかなように背面支持用のスチール線両端4a、4bの前部2ヶ所と、該スチール線両脚4a、4bの前部を結ぶ直線から、後方に突出されるボール周縁(円弧)部3aの3ヶ所が紙片Pの実質的な圧接部として作用する構成である(図3、図4参照)。
本発明の紙片スタンド1を用いた場合は、図2(a)の使用態様として、例えば、A4サイズの紙片40枚位(厚さ:4mm、重さ:略200g)の多数枚を安定起立保持し得るよう設計実施している。即ち、本紙片スタンド1における圧接部は、図2(c)、(d)の水平切断面図から明らかなように背面支持用のスチール線両端4a、4bの前部2ヶ所と、該スチール線両脚4a、4bの前部を結ぶ直線から、後方に突出されるボール周縁(円弧)部3aの3ヶ所が紙片Pの実質的な圧接部として作用する構成である(図3、図4参照)。
即ち、上記3ヶ所の押圧部における紙片が横方向で湾曲状に圧接保持されて薄紙片の剛性が高められ、該起立機能効果により図2(a)の使用態様のように課題解消を図った紙片スタンド構成であり、前記圧接部について更に説明する。
図1(a)の斜視図、及び、図2(c)に示す背面支持用のスチール線両脚4a、4bの前部2ヶ所と、ボール3の周縁部3aにおける紙片圧接部の間隔寸法をd2:4〜5mmに設定し、図2(c)及び図2(d)に図示するスチール線両脚4a、4bの前部2ヶ所と、該4a、4b前部を結ぶ直線からボール3の周縁部3aが後方へ突出する寸法d1:略6mmとして実施例している。
図1(a)の斜視図、及び、図2(c)に示す背面支持用のスチール線両脚4a、4bの前部2ヶ所と、ボール3の周縁部3aにおける紙片圧接部の間隔寸法をd2:4〜5mmに設定し、図2(c)及び図2(d)に図示するスチール線両脚4a、4bの前部2ヶ所と、該4a、4b前部を結ぶ直線からボール3の周縁部3aが後方へ突出する寸法d1:略6mmとして実施例している。
更に、以上に詳述した第1実施例における圧接部の圧接機能の特徴について、図2(d)を参照しつつ説明する。図2(c)は紙片スタンド1に一枚の紙片Pを起立させた場合の前記図2(a)のB−B線断面を示し、その態様から紙片Pの起立枚数を多数枚に増やすか、一挙に多数枚の紙片Pを起立保持した断面状況を示したのが図2(d)である。
図2(d)の図面の図解からも明らかなように本第1実施例では、前記背面支持部材4の2ヶ所の圧接部4a、4b及びボール3の圧接部3aの3ヶ所が固定立設されている構成結果、紙片Pの起立枚数を多数枚にした場合は図2(d)に破線で図示するように、ボール3の後方周縁部3aでは紙片Pが徐々に矢印7a方向に円弧状に突出され、それとともに、圧接部4a、4bの前方の紙片Pが破線で示す7b方向に移動される。その結果、紙片Pの横方向の湾曲態様が一層強調されることになり、紙片Pの起立保持力が一層高められる構成である。
図2(d)の図面の図解からも明らかなように本第1実施例では、前記背面支持部材4の2ヶ所の圧接部4a、4b及びボール3の圧接部3aの3ヶ所が固定立設されている構成結果、紙片Pの起立枚数を多数枚にした場合は図2(d)に破線で図示するように、ボール3の後方周縁部3aでは紙片Pが徐々に矢印7a方向に円弧状に突出され、それとともに、圧接部4a、4bの前方の紙片Pが破線で示す7b方向に移動される。その結果、紙片Pの横方向の湾曲態様が一層強調されることになり、紙片Pの起立保持力が一層高められる構成である。
なお、以上に記載したボール状押圧部材3としてはゴルフボールに限ることなく、例えば、スチールや樹脂製のボール状形体のものであってもよく、図1(e)に示すような所望直径による野球ボール形状や図1(f)のようなラグビーボール形状、更には、ボール内部は空洞状であっても勿論よいのであり、本発明における前記圧接部はボール3が空洞状であっても該ボール3の重量に係らず、同一直径の場合は、同じ圧接力が得られる点が前記公知技術に対する構成上の特徴点でもある。
実施例2
実施例2
図3の各図は、第2実施例に係る紙片スタンド1を示す図である。
前記した第1実施例における構成各部の詳述説明によって、本発明に基づく紙片スタンド1の各部の構成要点や特徴は充分明らかに理解し得たものと思われる。従って、以下の各実施例では前記第1実施例と同一構成部分に関しての重複説明を省略し、各実施例の異なる構成部分に関しての要部を重点的に説明する。
図3の各図に示す第2実施例は、ボール状押圧部材3及び車輪型13の押圧部材を用いて、押圧部材の回動動作が可能なように回動支軸構成とし、紙片スタンド1への紙片Pの起立着脱に伴って押圧部材が双方向に回動方向9に回動させるように構成したのが第2実施例である。
前記した第1実施例における構成各部の詳述説明によって、本発明に基づく紙片スタンド1の各部の構成要点や特徴は充分明らかに理解し得たものと思われる。従って、以下の各実施例では前記第1実施例と同一構成部分に関しての重複説明を省略し、各実施例の異なる構成部分に関しての要部を重点的に説明する。
図3の各図に示す第2実施例は、ボール状押圧部材3及び車輪型13の押圧部材を用いて、押圧部材の回動動作が可能なように回動支軸構成とし、紙片スタンド1への紙片Pの起立着脱に伴って押圧部材が双方向に回動方向9に回動させるように構成したのが第2実施例である。
即ち、第2実施例における具体的な構成例の一つを図3(a)、図3(b)に示す。図3(a)は前記第1実施例同様に構成された基板2や背面支持部材4に対し、ボール3に回動軸穴12が加工されて、図3(a)の斜視図や図3(b)の正面図のように、例えば、該ボール軸穴12にφ3のスチール線を貫通して図示のように両端部を直角に折曲げ、ボール3を基板2の所定位置に図3(a)、図3(b)のように回動自在に立設し、前記第1実施例と同様な圧接部機能を果せるよう構成されたものである。
次に、図3(c)は第2実施例の別の構成を示す。本実施例の基板2は、例えば、ポリカーボネート(PC)やポリプロピレン(PP)等のプラスチック素材を用い、成形部が適宜弾発力を帯びるように、基板2とともに背面支持部材4、アーム10、回動支軸10a、10bを含めて一体成形する。そして、ボール3に加工した回動穴12に対し、図3(c)のアーム先端部を両矢印の方向11に開いて、ボール回動穴12を回動支軸10a、10bに軸着することで紙片スタンド1(図示しない)ができあがる。
更に、図3(d)は第2実施例の他の構成例を示し、図3(d)の斜視図から明らかなように、この紙片スタンド1は押圧部材に車輪状13のものを用い、該車輪状13の押圧部材が前記ボール3の実施例同様に回動し得るように構成した実施例である。そして、図3(e)は図3(d)に多数枚の紙片Pが起立保持された態様におけるB−B線の水平切断面を示している。
更に、図3(d)は第2実施例の他の構成例を示し、図3(d)の斜視図から明らかなように、この紙片スタンド1は押圧部材に車輪状13のものを用い、該車輪状13の押圧部材が前記ボール3の実施例同様に回動し得るように構成した実施例である。そして、図3(e)は図3(d)に多数枚の紙片Pが起立保持された態様におけるB−B線の水平切断面を示している。
更に、図3(d)、図3(e)は第3実施例の3つ目の構成を示す。前記図3(a)と同様に構成された基板2に対し、玩具用の自動車に用いられているような車輪を所定配置に立設構成して、前記図2とともに第1実施例で説明した配設関係の圧接部4a、4b及び13aが形成される。従って、本実施例の圧接部に多数枚の紙片Pが起立保持された場合の紙片Pに対する押圧部が前記第1実施例同様、図2(d)のB−B線断面のような態様となる対応は以上説明を参照することで明らかに理解できるものと思われる。
ところで、第2実施例のように押圧部材にボール3又は車輪状13のものを回動軸支して構成した場合は、紙片Pの起立着脱に伴って回動部材が正逆双方向に回動されるので極めて軽いタッチで紙片Pの起立着脱が行い得るとともに、遊び心や遊具的な価値を付加して商品性を高めると云う効果を奏し得る。
第3実施例
ところで、第2実施例のように押圧部材にボール3又は車輪状13のものを回動軸支して構成した場合は、紙片Pの起立着脱に伴って回動部材が正逆双方向に回動されるので極めて軽いタッチで紙片Pの起立着脱が行い得るとともに、遊び心や遊具的な価値を付加して商品性を高めると云う効果を奏し得る。
第3実施例
図4の各図は、第3実施例に係る紙片スタンド1を示す図である。
前記した第1実施例、第2実施例は背面支持部材4とボール状押圧部材3等の圧接部の間隔寸法が一定で変わらない場合の構成であった。図4の各図に示す第3実施例は図面の図解からも既に明らかなように、基板2に対して背面支持部材4、又は、ボール状押圧部材3を弾発的に立設して、紙片Pへの起立押圧機能を一層改善し得るようにした紙片スタンド1の第3実施例である。
第3実施例のおける構成例の一つを図4(a)、図4(b)に示す。
図4(a)、図4(b)は背面支持部材4及びボール状押圧部材3を基板2に対して、弾発支持した構成である。前記両図に示すように第3実施例の一つとしては基板2に対し、例えば、背面支持部材4とボール状押圧部材3の中間横方向に単に切欠部14を設けて構成し得る。従って、背面支持部材4とボール状押圧部材3を反対方向に折り曲げた場合は、図4(b)に示すように基板2の前記切欠部14を屈曲点として所望の軽い押圧力で屈曲される構成である。
前記した第1実施例、第2実施例は背面支持部材4とボール状押圧部材3等の圧接部の間隔寸法が一定で変わらない場合の構成であった。図4の各図に示す第3実施例は図面の図解からも既に明らかなように、基板2に対して背面支持部材4、又は、ボール状押圧部材3を弾発的に立設して、紙片Pへの起立押圧機能を一層改善し得るようにした紙片スタンド1の第3実施例である。
第3実施例のおける構成例の一つを図4(a)、図4(b)に示す。
図4(a)、図4(b)は背面支持部材4及びボール状押圧部材3を基板2に対して、弾発支持した構成である。前記両図に示すように第3実施例の一つとしては基板2に対し、例えば、背面支持部材4とボール状押圧部材3の中間横方向に単に切欠部14を設けて構成し得る。従って、背面支持部材4とボール状押圧部材3を反対方向に折り曲げた場合は、図4(b)に示すように基板2の前記切欠部14を屈曲点として所望の軽い押圧力で屈曲される構成である。
即ち、図4(b)に図解して示すように、切欠部分14を境に±∂角だけ傾いて、基板2の前部と後部が破線で示すように互いに逆方向に折れ曲ることになり、ボール3の中心を通る水平面での背面支持部材4が実線位置から破線位置まで△d宛に移動されることになる。
次に、図4(c)、図4(d)は第3実施例の他構成例に関し、基板2と背面支持部材4を、例えば、ポリカーボネート(PC)やポリプロピレン(PP)等のプラスチック素材により所定位置に連結圧入部材6用の圧入設立穴(図示せず)を形成して一体成形したものである。本構成では紙片スタンド1の組立後において、ボール3の中心を通る背面支持部材4の両脚の図4(f)に示す圧接部4a、4b高さ位置には、図4(c)に図示する湾曲状中板4cが両脚部を接合するように設けられている。
次に、図4(c)、図4(d)は第3実施例の他構成例に関し、基板2と背面支持部材4を、例えば、ポリカーボネート(PC)やポリプロピレン(PP)等のプラスチック素材により所定位置に連結圧入部材6用の圧入設立穴(図示せず)を形成して一体成形したものである。本構成では紙片スタンド1の組立後において、ボール3の中心を通る背面支持部材4の両脚の図4(f)に示す圧接部4a、4b高さ位置には、図4(c)に図示する湾曲状中板4cが両脚部を接合するように設けられている。
そして、図4(c)、図4(d)に示す第3実施例の構成上の特徴点は、背面支持部材4の両脚部の基板2からの立ち上がり部分に図示のような屈曲部16が加工されていることである。従って、図4(d)に示すように背面支持部材4を後方に押圧した場合は、屈曲部16を屈曲点として、背面支持部材4が破線で示す矢印15方向に弾発的に屈曲作用する構成である。
以上に既述した二つの実施例構成と関連して、多数枚の紙片Pを起立保持した態様でボール3の中心を通るB−B線の水平断面を示したのが夫々図4(e)、図4(f)である。即ち、図4(e)は図4(b)と係る断面態様を示しており、多数枚の紙片Pを起立保持した態様では図示のように、圧接部4a、4bとボール3の圧接部3aの双方が夫々15a、15b方向に移動されて、双方の圧接部間隔が相対的に△dだけ離間され、4a、4b及び3aの3ヶ所の圧接部が構成されて、紙片Pが該部に湾曲状に保持される構成である。
以上に既述した二つの実施例構成と関連して、多数枚の紙片Pを起立保持した態様でボール3の中心を通るB−B線の水平断面を示したのが夫々図4(e)、図4(f)である。即ち、図4(e)は図4(b)と係る断面態様を示しており、多数枚の紙片Pを起立保持した態様では図示のように、圧接部4a、4bとボール3の圧接部3aの双方が夫々15a、15b方向に移動されて、双方の圧接部間隔が相対的に△dだけ離間され、4a、4b及び3aの3ヶ所の圧接部が構成されて、紙片Pが該部に湾曲状に保持される構成である。
一方、図4(f)は4(d)に係る態様を示しており、多数枚の紙片Pを起立保持した場合は、背面支持部材4の両圧接端4a、4bとともに湾曲状中板4cが図示のように矢印15a方向に移動されて圧接間隔が△dだけ開くことになる。従って、本構成の紙片Pはボール3の圧接部3aで円弧状に膨らむ態様とはされず、背面支持用の湾曲状中板4cが圧接端4a、4bとともに15a方向に移動される圧接対応とされる。
さて、図5の各図は更に第3実施例に係る紙片スタンド1の3つ目の他実施例を示す図である。
図5(a)に示す基板2は、例えば、透明アクリル素材等で背面支持部材4やボール状押圧部材3の圧入凸部17a、圧入穴17b又は圧入溝17c、及び、背面脚部18を含めて一体的に成形加工した基板2である。そして、背面支持部材4は横方向に対しては湾曲面4d、垂直方向に対しては後方傾斜4eで仰角θを備えて形成されている。
本実施例における各種のボール状押圧部材3に各種の連結圧入部材6を圧入又は固着された態様を図5(b)〜図5(f)に示す。
図5(a)に示す基板2は、例えば、透明アクリル素材等で背面支持部材4やボール状押圧部材3の圧入凸部17a、圧入穴17b又は圧入溝17c、及び、背面脚部18を含めて一体的に成形加工した基板2である。そして、背面支持部材4は横方向に対しては湾曲面4d、垂直方向に対しては後方傾斜4eで仰角θを備えて形成されている。
本実施例における各種のボール状押圧部材3に各種の連結圧入部材6を圧入又は固着された態様を図5(b)〜図5(f)に示す。
図5(g)は、第3実施例として組立られた斜視図、図5(h)は同図のA−A線における縦断面態様を示しており、図5(g)と図5(h)から先に説明する。この第3実施例紙片スタンド1の構成においては、両図の図解や図4とともに既述した内容を参照することで明らかに理解し得るものと思われる。即ち、本第3実施例ではボール状押圧部材3を基板2に対して弾発的に立設構成するもので、紙片スタンド1に組立された態様では、図5(g)及び図5(h)に示すように背面支持部材4の湾曲面4dに対して、ボール3の圧接部3aが矢印15方向に弾発力を備えて紙片Pを押圧し得るようにした構成であり、基板2には背面脚部18を備えて座りの安定化が図られている。
即ち、本実施例の構成では、図5(b)〜図5(d)に示すようにボール3に穴や溝加工を行い、該部に連結圧入部材6として、図5(b)ではコイルばね6a、図5(c)ではゴムダンパー6b、図6(d)では板状ばね6cの弾発部材が連結圧入部材6として夫々固着されている。該連結圧入部材6の他端部を図5(a)に示す前記凸部17aの圧入穴17bや圧入溝17cに圧入固着して、押圧部材としてのボール3を図5(g)のように弾発的に立設構成する実施例である。
因みに、図5(h)は連結圧入部材6として図5(b)のコイルばね6aを用い、図5(g)のように組立られた紙片スタンド1のA−A線の縦断面図を示している。なお、本構成の場合、背面支持部材4の湾曲面4dに対してボール3の圧接部3aを図5(h)のA−A線断面図に示すように、当初から接触態様の配設関係とされてもよく、該湾曲面4dとボール3の圧接部3a間に一枚〜多数枚の紙片Pを湾曲状にして安定に押圧起立保持し得る。
因みに、図5(h)は連結圧入部材6として図5(b)のコイルばね6aを用い、図5(g)のように組立られた紙片スタンド1のA−A線の縦断面図を示している。なお、本構成の場合、背面支持部材4の湾曲面4dに対してボール3の圧接部3aを図5(h)のA−A線断面図に示すように、当初から接触態様の配設関係とされてもよく、該湾曲面4dとボール3の圧接部3a間に一枚〜多数枚の紙片Pを湾曲状にして安定に押圧起立保持し得る。
なお、第3実施例の背面支持部材4は図5(a)のように横方向には湾曲状4d、縦方向4eに対しては後傾斜の仰角θで加工されているが、本構成においても背面支持部材4の両端が前記二つの実施例の圧接部4a,4bと同様な圧接部として作用する。
また、以上に示した各実施例では主にボール3で押圧部材3を構成した実施例を説明したが、本発明の押圧部材3としては、例えば、金属やプラスチック及び木材で図5(e)に示すコケシ形状にしたり、図5(f)のように頭部のみを円錐形にした形体で連結圧入部材6に支持し、前記各実施例に示したように露出状に立設して押圧部材3を構成してもよく、紙片Pやシート状薄物としての起立機能や書類押圧用としての文鎮機能を備え、遊具的価値を付加した紙片スタンドとして商品性を一層高め得る。
また、以上に示した各実施例では主にボール3で押圧部材3を構成した実施例を説明したが、本発明の押圧部材3としては、例えば、金属やプラスチック及び木材で図5(e)に示すコケシ形状にしたり、図5(f)のように頭部のみを円錐形にした形体で連結圧入部材6に支持し、前記各実施例に示したように露出状に立設して押圧部材3を構成してもよく、紙片Pやシート状薄物としての起立機能や書類押圧用としての文鎮機能を備え、遊具的価値を付加した紙片スタンドとして商品性を一層高め得る。
なお、以上に示した以外の実施態様としては、前記第2実施例と第3実施例を組合せた構成により、例えば、回動支持した押圧部材を弾発的に支持する構成としてもよい。
また、以上に示した本発明の紙片スタンド1は卓上用としての使用を前提として説明したが、例えば、基板2の裏面側に吸盤やシートマグネット及び粘着テープを貼着して用いてもよく、更に、図5に示した実施例基板の背面脚部18にシートマグネットを貼着して冷蔵庫や磁性ボードに吸着させて用いたり、フック状の部材を取付けた構成として、壁面やボードにハンガー形式にして用いる等、各種の使用形態で用いる展開も可能である。
また、以上に示した本発明の紙片スタンド1は卓上用としての使用を前提として説明したが、例えば、基板2の裏面側に吸盤やシートマグネット及び粘着テープを貼着して用いてもよく、更に、図5に示した実施例基板の背面脚部18にシートマグネットを貼着して冷蔵庫や磁性ボードに吸着させて用いたり、フック状の部材を取付けた構成として、壁面やボードにハンガー形式にして用いる等、各種の使用形態で用いる展開も可能である。
1 紙片スタンド
2 基板
3 ボール状押圧部材
3a 圧接部
4 背面支持部材
4a、4b 圧接部
5 圧入
6 連結圧入部材
8 回動支軸
14 切欠部(屈曲部)
15 弾発力
2 基板
3 ボール状押圧部材
3a 圧接部
4 背面支持部材
4a、4b 圧接部
5 圧入
6 連結圧入部材
8 回動支軸
14 切欠部(屈曲部)
15 弾発力
Claims (4)
- 基板と、前記基板に対して後方傾斜で立設された紙片の背面支持部材と、前記紙片押圧用として前記背面支持部材の前部に露出状にして立設されたボール状押圧部材とを備えて構成され、
前記背面支持部材と前記ボール状押圧部材とが基板に立設して組立られた使用態様における前記ボール状押圧部材の中心を通る水平切断面において、前記背面支持部材の両端前部の2ヶ所と、前記背面支持部材の両端前部を結ぶ直線から後方に突出されるボール状押圧部材の周縁部との3ヶ所が、実質的な圧接部として作用し(図2、図4参照)、
前記圧接部における紙片が横方向に対して湾曲状に押圧保持されるように構成されたことを特徴とする紙片スタンド。 - 前記ボール状押圧部材が、回動軸支されて回動動作が可能なように立設構成されてなり、紙片の起立着脱に伴って前記ボール状押圧部材が回動されるようにした構成を特徴とする請求項1に記載の紙片スタンド。
- 前記基板に対して、前記背面支持部材や前記ボール状押圧部材の前記圧接部が弾発的に立設構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか一つに記載の紙片スタンド。
- 前記ボール状押圧部材に置換えて、紙片の押圧が可能なように形成された他の押圧部材を用いて構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の紙片スタンド。
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