JP2006320880A - 溶存水素還元水製造装置 - Google Patents

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好孝 旦野
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Abstract

【課題】環境、人体に優しい還元電位水の省エネ製造で、中和工程を省き量産するために中性水である水道水に水素ガスを高効率で溶存させる混合製法で大変高い還元電位の水素の豊富な水を生成することが可能な溶存水素還元水製造装置の提供を目的とする。
【解決手段】上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る溶存水素還元水製造装置は、水と水素ガスを予備撹拌混合して溶解する撹拌混合ポンプと、撹拌混合ポンプ吐出側に水中溶存水素をより溶解して高める為に螺旋の通過孔を設けた撹拌混合ミキサーを通過することでスピンが生じ流速の早い渦に衝突分散圧力が生まれて水分子の中により多くの水素分子を抱き込ませる2mmから8mmの螺旋通過穴を設けた撹拌混合ミキサーとを備えた事を特徴と有する。
【選択図】 図1

Description

技術分解
本発明は、酸化還元電位値の低い溶存水素還元水製造装置に関するものである。
近年になり環境、人体に優しい水として還元電位水が注目されている。電位とは酸化還元電位(以下「ORP」という)をいい、その物質が他の物質を酸化し易い状態にあるか、還元し易い状態にあるかの指標である。通常水道水のORPは+200〜+800mVであり、人間の液体は−500〜+250mVである。従来は水を電気分解して酸化還元電位水を製造している。水を電気分解すると電極のの陰極側水はORPがマイナス側に大きくなるがPHも上昇しアルカリ性となるため、酸を加えて中和して中性のマイナスORPの還元電位水を得ていた(例、特許文献1参照)。
特開2002−361250号広報
従来製造法ではマイナスORPの還元電位水ではあるが、酸を加えて中和するという工程が必要であり、PH調整の為の設備と技術者を必要とし還元電位水の量産が困難であった。本発明は、元来中性水である水道水に水素ガスを高効率で溶存させる混合製法で従来の還元電位水(マイナス420mv)を大幅に超えるマイナス650mvを通過するだけで生成することが可能な溶存水素還元水製造装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る溶存水素還元水製造装置は、水と水素ガスを予備撹拌混合して溶解する撹拌混合ポンプ1と、撹拌混合ポンプ吐出側に水中溶存水素をより溶解して高める為に螺旋の通過孔を設けた撹拌混合ミキサー2を通過することでスピンが生じ流速の早い渦に衝突分散圧力が生まれて水分子の中により多くの水素分子を抱き込ませる2mmから8mmの螺旋孔13を設けた撹拌混合ミキサーとを備えた事を特徴と有する。
図1に示された本実施形態の溶存水素還元水製造装置は、撹拌混合ポンプ1、撹拌混合ミキサー2を備えている。撹拌混合ポンプ1には気体吸込口と液体吸込口とが備えられ、気体吸込口には水素ガス供給装置3から延びたガス配管4が接続されている。ガス配管4の途中には開閉弁5とガス供流量を調節するためのオリフィス6が備えられている。液体吸込口は流量調整弁7を備えた水配管8が接続されている。混合撹拌ポンプ1は流量調整弁7により所定流量の水道水を吸引すると共に水素ガス供給装置3からも所定量の水素を吸込み、水と水素ガスとを予備攪拌混合して所定圧力で撹拌混合ミキサー2に圧送する。撹拌混合ミキサー2では撹拌混合ポンプ1により予備混合されて圧送された水素ガス気泡と水が弾丸のごとく強くスピンしながら早い渦流になり衝突分散を短距離で繰り返し水分子の中により多くの水素分子を抱き込ませる。水素ガスH2が溶解して水H2Oに含まれる溶存酸素O2と反応して水H2Oの2水素原子と1酸素原子として存在するので安全である。ORP還元電位値は高いマイナス値を示すと共にDH溶存水素量も大幅に増す。その結果、物質を酸化(腐食)させる溶存酸素が低減なされる。健康に影響を及ぼすとされる溶存活性酸素も水素により抑制される。実験では生花の長寿化、トマトの甘味アップや多収穫、魚の産卵回数増や配管内部の清浄化、ポンプや加工材の清浄に効果が見られる。
溶存水素還元水製造装置で製造された還元水は、無味無毒の溶存水素量が高いため気中酸素の溶解遅延に働き酸化しにくい中性の安全な水に生成され、プール・大衆浴場・医療機器や精密機器の洗浄、食品加工・製造、清涼飲料水、農業や工業用水の水質改善に用いることができる。
本発明の実施の形態を図1の溶存水素還元水製造装置のフロー図を以って説明する。
水道水を貯める貯水槽9より流量調整弁7を介して撹拌混合ポンプ1の液体吸込口と水配管8が接続。水素ガス供給装置3より開閉弁5とオリフィス6を介して混合撹拌ポンプ1の気体吸込口をガス配管4で結ばれる。混合撹拌ポンプ1に吸込まれた適量の水と水素ガスが混合撹拌ポンプ1のケーシング10の中でインペラー11により連続切断撹拌されて、混合撹拌ポンプ1の吐出口より高い圧力で圧送される。気泡を含む高圧力の予備混合された水素水は撹拌混合ミキサー2に到達し2mmから8mmの小径の螺旋孔13を設けたミキサーブロック12を順次通過する。通水路が狭くなった事で螺旋孔13の一次側では混合撹拌ポンプ1の圧力により気泡が圧縮されて水中に溶解作用を生じる(圧縮工程)。次に螺旋孔通過時に弾丸の如く水にスピンが掛かり強く撹拌混合作用が生じる(撹拌混合工程)
螺旋孔を通過した水素水は一気に低圧状態になり過剰な溶存酸素と溶存水素が解き放たれる(飽和工程)。過剰溶存酸素は水素に押し出され、水素の豊富な水が出来上がる。その結果、水素の持つ還元電位(マイナスORP)で溶存水素濃度の高い中性の水が出来上がる。過剰酸素と過剰水素の一部は水H2Oになり、他のガスは大気に放出される。
本発明の溶存水素還元水製造装置のフロー図 撹拌混合ミキサー内装のミキサーブロックの断面図
符号の説明
1 撹拌混合ポンプ
2 撹拌混合ミキサー
3 水素ガス供給装置
4 ガス配管
5 開閉弁
6 オリフィス
7 流量調整弁
8 水配管
9 貯水槽
10 ケーシング
11 インペラー
12 ミキサーブロック
13 螺旋孔

Claims (1)

  1. 水と水素ガスを溶解混合する撹拌混合ポンプと撹拌混合ポンプ吐出側に水中ガス溶存量を高める為の2ミリから8ミリの螺旋状の通過穴を設けた撹拌混合ミキサーとを備える。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112759056A (zh) * 2020-12-16 2021-05-07 深圳市创辉氢科技发展有限公司 一种富氢水发生器及富氢水的生产方法

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