JP2006043636A - 微細気泡発生装置 - Google Patents

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Toshihiko Yayama
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Tatsuhiko Takase
辰彦 高瀬
Hironori Tanaka
博徳 田中
Takaaki Iwasaki
隆明 岩崎
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Abstract

【課題】液中の溶存酸素濃度を高めるとともに、高めた溶存酸素濃度を比較的長時間維持することのできる微細気泡発生装置を提供する。
【解決手段】微細気泡発生装置11は、貯留槽12の水W中に浸漬された微細気泡発生器10と、微細気泡発生器10へ水を供給するポンプPと、酸素富化器90を通過して酸素濃度を高めた空気を微細気泡発生器10へ供給する空気ポンプAPと、ポンプPと微細気泡発生器10とを備えている。微細気泡発生器10とポンプPとの間には送水管13aが配管され、微細気泡発生器10と貯留槽12の水Wとの間には吸水管13aが配管され、吸水管13aの先端部にフィルタ13cが取り付けられている。ポンプPは、吸水管13aを経由して吸い込んだ貯留槽12内の水Wを、送水管13bを経由して微細気泡発生器10へ送り込むとともに、空気ポンプAPは酸素富化器90を通過して酸素濃度を高めた空気を微細気泡発生器10へ供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、淡水あるいは海水などのその他の液体中へ微細気泡混じりの液体を供給するための微細気泡発生装置に関する。
淡水中あるいは海水中へ気泡(空気)を供給して溶存酸素量を高めると、様々な優れた効能が生じることは広く知られており、このような気泡供給技術は、植物栽培、魚介類の養殖あるいは排水処理など様々な産業分野で利用されている。酸素などの気体を水中へ大量に溶解させるには、気泡外径をなるべく小さくして、気泡体積に対する気泡表面積を増大させ、気体と水との接触面積を増大させることが有効であることが分かっている。このため、外径の小さな気泡を供給することのできる様々な方式の微細気泡発生器が開発されている。
一方、酸素を水中へ大量に溶解させるには、大気中の空気をそのまま水中へ供給するよりも、酸素濃度を高めた空気を水中へ供給することが望ましいので、酸素濃度を高めた空気によるエアレーションを行うことのできる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、水が収容された攪拌槽に有機肥料を投入した後、酸素富化膜で酸素濃度が高められた空気によるエアレーションを行い、攪拌槽内に空気を供給しつつ撹拌を行うことによって有機液肥を作る技術が記載されている。
特開2004−189554号公報(第4−10頁)
特許文献1に記載された有機液肥の製造方法においては、エアレーション手段として、ブロア、酸素富化膜装置、ホースおよび排出部から成る装置が用いられている。この装置においては、空気の排出部が形成された排出部にブロアから空気を圧送することによって気泡を発生させるようになっている。しかしながら、このような方式で発生させる気泡の外径は比較的大きいので、液中で発生した気泡は液中を急速に浮上した後、液面付近で弾けて消失してしまうことが多く、酸素富化膜装置によって酸素濃度を高めた空気を気泡化して液中に供給しても、液中の溶存酸素を高める効果は低い。
また、特許文献1に記載された気泡発生装置の場合、ブロアから空気を圧送している間は液中の溶存酸素濃度も高まっているが、空気の圧送を停止した後は比較的短時間のうちに溶存酸素濃度が低下してしまうのが実状である。
本発明が解決しようとする課題は、液中の溶存酸素濃度を高めるとともに、高めた溶存酸素濃度を比較的長時間維持することのできる微細気泡発生装置を提供することにある。
本発明の微細気泡発生装置は、気液が旋回可能な気液旋回室内へ液体を圧送するとともに前記気液旋回室内へ空気を流入させることにより前記気液旋回室内に気液旋回流を発生させて前記気液旋回室の軸心方向の端部に形成された吐出口から気液混じりの流体を吐出する微細気泡発生器と、前記気液旋回室内への空気流入経路に設けられた酸素富化器と、を備えたことを特徴とする。
このような構成とすれば、酸素富化器によって酸素濃度が高められた空気を気液旋回室へ供給するとともに、気液旋回室内に発生する気液旋回流によって形成された大量の微細気泡を吐出口から吐出させることが可能となり、これらの微細気泡中の空気の酸素濃度は、大気中の空気の酸素濃度より高くなっているため、酸素濃度の高い微細気泡が拡散していくことによって液中の溶存酸素濃度を高めることができる。また、従来のエアレーション手段で発生させた気泡に比べ、微細気泡発生器で形成された微細気泡は外径が極めて小さいので、液中での浮上速度が小さく、長期間にわたって液中に存在し続ける結果、高まった溶存酸素濃度を長時間維持することができる。
この場合、酸素富化器としては、空気中の酸素を選択的若しくは優先的に通過させることによって酸素濃度を高めるもの、あるいは、空気中の酸素以外の気体を捕捉することによって酸素濃度を高めるものなどを用いることができる。
ここで、前記酸素富化器として、有機高分子化合物で形成された酸素富化膜を内蔵したものを用いることが望ましい。このような酸素富化膜は、この膜を通過する分子の速度差を利用するものであり、空気中の窒素に比べて酸素の通過速度の方が大であるため、大気中の空気が当該酸素富化膜を通過することにより、比較的酸素濃度の高い空気を得ることができる。大気中の空気の酸素と窒素の存在比率は、酸素約21%、窒素約79%であるが、前記酸素富化膜を通過後の空気においては、酸素約30%、窒素約70%となる。このような酸素富化膜を内蔵した酸素富化器を用いることにより、酸素濃度の高い微細気泡を供給することが可能となるため、液中の溶存酸素濃度を高めることができる。
一方、前記空気流入経路に、前記気液旋回室内へ空気を圧送するための空気ポンプを設けることもできる。このような構成とすれば、微細気泡発生器を液圧の高い領域に配置した場合や、空気が酸素富化器を通過する際の抵抗が比較的大である場合でも、気液旋回室へ確実に空気を供給することができるようになるため、微細気泡を安定供給することができる。
本発明により、以下の効果を奏する。
(1)気液が旋回可能な気液旋回室内へ液体を圧送するとともに前記気液旋回室内へ空気を流入させることにより前記気液旋回室内に気液旋回流を発生させて前記気液旋回室の軸心方向の端部に形成された吐出口から気液混じりの流体を吐出する微細気泡発生器と、前記気液旋回室内への空気流入経路に設けられた酸素富化器と、を備えたことにより、液中の溶存酸素濃度を高めることができる。
(2)前記酸素富化器として、有機高分子化合物で形成された酸素富化膜を内蔵したものを用いれば、酸素濃度の高い微細気泡を供給することが可能となるため、液中の溶存酸素濃度を高めることができる。
(3)前記空気流入経路に、前記気液旋回室内へ空気を圧送するための空気ポンプを設ければ、微細気泡発生器を液圧の高い領域に配置した場合や、空気が酸素富化器を通過する際の抵抗が比較的大である場合でも、気液旋回室へ確実に空気を供給することができるようになるため、微細気泡を安定供給することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の第1実施形態である微細気泡発生装置を示す構成図、図2は図1に示す微細気泡発生装置を構成する微細気泡発生器の斜視図、図3は図2におけるA−A線断面図、図4は図2に示す微細気泡発生器の稼働状態を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態の微細気泡発生装置11は、微細気泡発生器10と、微細気泡発生器10へ水を供給するためのポンプPと、微細気泡発生器10へ酸素富化器90を経由して空気を供給するための空気ポンプAPと、ポンプPと微細気泡発生器10との間の配管などを備えている。微細気泡発生器10は、貯留槽12に収容された水W中に浸漬され、この微細気泡発生器10とポンプPと間には送水管13bが配管され、貯留槽12内の水WとポンプPとの間には吸水管13aが配管され、吸水管13aの先端部にはフィルタ13cが取り付けられている。ポンプPは、吸水管13aを経由して吸い込んだ貯留槽12内の水Wを、送水管13bを経由して微細気泡発生器10へ送り込むようになっている。
一方、空気ポンプAPを用いて微細気泡発生器10に空気を送り込むための空気流入経路として送気管14が配管され、地上(大気中)に配置された空気ポンプAPの上流側に酸素富化器90およびエアクリーナ92が接続されている。空気ポンプAPの作動によりエアクリーナ92を経由して大気中から吸い込んだ空気を、酸素富化器90を通過させることによって酸素濃度を高めた後、微細気泡発生器10に送り込むようになっている。酸素富化器90の内部には酸素富化膜90aが配置されており、これらの酸素富化膜90aを通過することによって酸素濃度を高めた空気を微細気泡発生器10に送り込むことができる。
ここで、図2〜図4を参照して、微細気泡発生器10の構造および機能について説明する。図2〜図4に示すように、微細気泡発生器10は、略直方体形状のケーシング1内に気液が旋回可能な円筒状の気液旋回室2が設けられ、気液旋回室2の軸心S方向の中央部分の内周面には、その法線方向に気体を導入可能な1つの気体導入口4が開設され、この気体導入口4を挟む両端寄り部分には、気液旋回室2の内周面の接線方向に液体を導入可能な2つの液体導入口3が開設されている。
これらの液体導入口3および気体導入口4は、それぞれケーシング1を貫通して形成され、ケーシング1外面のそれぞれの開口部分に液体導入管3a、気体導入管4aが接続されている。2本の液体導入管3aはその上流側で一本化された状態で送水管13bに連結され、気体導入管4aはその上流側で送気管14に連結されている。
また、気液旋回室2の軸心S方向の両端部の隔壁1aには、それぞれ円形の気液吐出口5が開設され、2つの気液吐出口5にそれぞれ気液誘導管21が連結されている。気液誘導管21は、後述するように、気液吐出口5から吐出される微細気泡NB混じりの水(以下、「NB流体」という。)の吐出方向に沿って直線状に突出するように連通され、この気液誘導管21によって、NB流体の吐出方向を規定している。
図1,図4に示すように、微細気泡を供給すべき処理対象である水Wの中へ微細気泡発生器10を浸漬し、送水管13bおよび液体導入管3aを経由して水を圧送し、液体導入口3から気液旋回室2内へ水を圧送するとともに、送気管14および気体導入管4aを経由して空気を気体導入口4から気液旋回室2内へ流入させると、気液旋回室2内に軸心S周りの気液旋回流Rが発生するとともに、軸心S付近には負圧空洞部Vが形成される。
気体導入口4から気液旋回室2内に流入する空気は、気液旋回流Rの剪断作用によって細かく砕かれ、負圧空洞部Vの周りを回転しながら微細気泡NBとなっていき、やがて気液吐出口5から微細気泡NB混じりの水となって吐出される。気液吐出口5から吐出されたNB流体は、気液誘導管21によって誘導されながら貯留槽12の水Wの中へ吐出される。
このように、酸素富化器90によって酸素濃度が高められた空気を気液旋回室2へ供給するとともに、気液旋回室2内に発生する気液旋回流Rによって形成された大量の微細気泡NBを気液吐出口5に連通する気液誘導管21から吐出させることができる。このとき、微細気泡NB中の空気の酸素濃度は、大気中の空気の酸素濃度より高くなっているため、酸素濃度の高い微細気泡NBが水W中を拡散していくことによって水W中の溶存酸素濃度を高めることができる。
本実施形態では、酸素富化器90として、有機高分子化合物で形成された酸素富化膜90aを内蔵したものを用いている。酸素富化膜90aを通過する窒素分子の通過速度より酸素の通過速度の方が大であるため、大気中の空気が酸素富化膜90aを通過することにより、大気よりも酸素濃度の高い空気を得ることができる。大気中の空気の酸素と窒素の存在比率は、酸素約21%、窒素約79%であるが、酸素富化膜90aを通過後の空気においては、酸素約30%、窒素約70%となる。
このような酸素富化膜90aを内蔵した酸素富化器90を送気管14の途中に設け、酸素濃度を高めた空気を微細気泡発生器10の気液旋回室2に送り込むことにより、酸素濃度の高い微細気泡NBを水W中供給することができるため、水W中の溶存酸素濃度を大幅に高めることができる。また、微細気泡発生器10で形成された微細気泡NBは外径が極めて小さい(外径が10μm〜30μm程度から100nm程度と推測される)ので、水W中での浮上速度が小さく、長期間にわたって微細気泡NBが水W中に存在し続ける結果、高められた溶存酸素濃度を長時間にわたって維持することができる。この場合、微細気泡発生器10を通過することによって細分化された水のクラスターの間に微細気泡NBが分散した状態となるため、クラスター同士の再結合による肥大化が抑制され、細かいクラスターが維持される結果、水Wの表面張力が低下して浸透性が高まるという効果も得ることができる。
また、本実施形態では、気液旋回室2内へ空気を圧送するため、空気流入経路である送気管14に空気ポンプAPを連結している。従って、微細気泡発生器10を水圧の高い領域に配置した場合や、空気が酸素富化器90を通過する際の抵抗が比較的大である場合でも、気液旋回室2へ確実に空気を供給することが可能であり、これによって微細気泡NBを水W中へ安定供給することができる。また、空気ポンプAPで空気を圧送することにより、微細気泡NBと共に、微細気泡NBよりも外径が大きな気泡(外径が数mm程度と推測される)を発生させることもできるので、これらの気泡によって水Wを撹拌する作用も得ることができる。
さらに、本実施形態では、微細気泡発生器10の気液吐出口5に気液誘導管21を設けているため、気液吐出口5から吐出されるNB流体は、周囲の水Wに邪魔されることなく、速やかに一定方向へ吐出される。これにより、周囲の水Wが気液吐出口5へ誘引されることもなく、気液旋回室2内への液体の逆流入も生じなくなるため、気液旋回室2内に発生している負圧レベルが大幅に高まり、大量のNB流体を安定供給することができる。
また、NB流体が気液誘導管21を通過して水W中へ放出されることにより、流動方向が収束され、その直進性が向上するため、貯留槽12内のより遠い領域へ微細気泡NBを供給することが可能であり、周囲の水Wに対する撹拌作用も発揮する。
次に、図5〜図8を参照して、微細気泡発生装置11を構成する微細気泡発生器10と代替して使用することのできる、その他の実施形態である微細気泡発生器30,50について説明する。図5はその他の実施形態である微細気泡発生器30を示す斜視図、図6は図5におけるB−B線断面図、図7はその他の実施形態である微細気泡発生器50を示す斜視図、図8は図7におけるC−C線断面図である。なお、図5〜図8に示す微細気泡発生器30,50において、前述した微細気泡発生器10の構成部分と同じ機能、効果を発揮する部分については、図1〜図4と同じ符号を付して説明を省略する。
図5,図6に示すように、微細気泡発生器30においては、略円筒形状のケーシング31内に気液が旋回可能な円筒状の気液旋回室32が設けられ、気液旋回室32の軸心S方向の一方の端部の隔壁31bには、軸心S方向に気体を導入可能な気体導入口34が開設され、他方の端部の隔壁31aには、気液旋回室32の内周面の接線方向に液体を導入可能な液体導入口33が開設されている。これらの液体導入口33および気体導入口34はそれぞれケーシング31を貫通して形成され、ケーシング31の外面のそれぞれの開口部分に液体導入管33a、気体導入管34aが接続されている。図1に示す送水管13b,送気管14が、それぞれ液体導入管33a、気体導入管34aに接続される。
隔壁31bの内側は、気体導入口34が軸心S方向に富士山形状に突出した滑らかな凹曲面をなすように形成され、気液旋回室2の内周面の液体導入口33が開設された部分には前記内周面の他の部分よりも内径の大きな予備旋回室32aが形成されている。
一方、隔壁31aの軸心S部分には、円形の気液吐出口35が開設され、この気液吐出口35に円筒形の気液誘導管41が連結されている。気液誘導管41は、気液吐出口35から吐出されるNB流体の吐出方向へ直線状に突出するように連通され、この気液誘導管41が、NB流体の吐出方向を規定する。
図1に示す微細気泡発生器10と同様に、貯留槽12内の水Wの中へ微細気泡発生器30を浸漬し、液体導入管33aを経由して水Wを圧送することによって、液体導入口33から気液旋回室32内へ水Wを圧送すると、気体導入管34aを経由して供給された空気が気体導入口34から気液旋回室32内へ流入し、気液旋回室32内に軸心S周りの気液旋回流Rが発生するとともに、軸心S付近には負圧空洞部Vが形成される。
気体導入口34から気液旋回室32内に流入する空気は、気液旋回流Rの絞り作用によって細かく砕かれ、負圧空洞部Vの周りを回転しながら微細気泡NBとなり、やがて気液吐出口35からNB流体となって吐出される。気液吐出口35から吐出されたNB流体は気液誘導管41を経由して水Wの中へ放出される。このときの気液誘導管41の機能は、前述した気液誘導管21と同じである。
図7,図8に示すように、微細気泡発生器50においては、略円筒形状のケーシング51内に気液が旋回可能な円筒状の気液旋回室52が設けられ、気液旋回室52の軸心S方向の一方の端部の隔壁51bには液体導入管53aが貫通状に配置され、気液旋回室52内に位置する液体導入管53aの外周面に気液旋回室52内へ気体を導入可能な2つの気体導入口53が90度間隔で開設されている。気体導入管54aは、液体導入管53aの側面部を貫通して、その内部に進入し、軸心S方向へ曲がった後、その先端の気体導入口54が液体導入管53aの先端閉塞板53bの軸心S部分に開口している。
気液旋回室52の軸心S方向の他方の端部の隔壁51aの軸心S部分には、円形の気液吐出口55が開設され、この気液吐出口55に気液誘導管61が連結されている。図1で示した送水管13bを液体導入管53aに連結し、送気管14を気体導入管54aに連結して使用する。
図1で示したように、貯留槽12の水Wの中へ微細気泡発生器50を浸漬し、液体導入管53aを経由して水Wを圧送することによって、液体導入口53から気液旋回室52内へ水を圧送すると、気体導入管54aを経由して供給された空気が気体導入口54から気液旋回室52内へ流入し、気液旋回室52内に軸心S周りの気液旋回流Rが発生するとともに、軸心S付近には負圧空洞部Vが形成される。
気体導入口54から気液旋回室52内に流入する空気は、気液旋回流Rの絞り作用によって細かく砕かれ、負圧空洞部Vの周りを回転しながら微細気泡NBとなり、やがて気液吐出口55からNB流体となって吐出される。気液吐出口55から吐出されたNB流体は、気液誘導管21を経由して、水W中へ放出される。このときの気液誘導管61の機能は、前述した気液誘導管21と同じである。
これまで説明した微細気泡発生器10,30,50においては、気液旋回室2,32,52の形状を円筒形状としているが、本発明は円筒形状に限定するものではないので、気液旋回流が発生可能な形状であればよく、例えば、五角筒形状、六角筒形状などの多角筒形状としてもよい。
また、前述した微細気泡発生器30,50の場合、気液旋回室32,52内には、NB流体の吐出方向に向かって左回り(反時計回り)の気液旋回流Rを発生させているが、本発明はこれに限定するものではないので、右回り(時計回り)、左回り(反時計回り)のいずれの方向の気液旋回流であってもよい。
次に、図9,図10を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。図9は本発明の第2実施形態である微細気泡発生装置を示す構成図、図10は図9に示す微細気泡発生装置を構成する微細気泡発生器の断面図である。
図9,図10に示すように、本実施形態の微細気泡発生装置70は、防水性のポンプ72と、ポンプ72を作動させる防水性の電動機73と、微細気泡発生器74とを一体的に連結した構造を備えている。電動機73は電源コード75を介して電源(図示せず)に接続され、電源コード75の途中に設けられたスイッチ76によってON−OFFすることができる。ポンプ72は電動機73の回転軸(図示せず)と同軸上に連結され、吸引口72aから吸い込んだ水Wを吐水部78を経由して微細気泡発生器74の液体導入経路85へ供給する。
微細気泡発生器74は概形が円筒形であり、その下部には大気中の空気を導入するための吸気管79の基端部が接続されている。この吸気管79の上端部は、地上に配置されたエアクリーナ82、開閉弁81、圧力計80、酸素富化器90および空気ポンプ91Pを経由して大気中と連通している。吸気管79の途中には、水Wが地上に逆流するのを防ぐための逆止弁83が設けられている。酸素富化器90は、第1実施形態の微細気泡発生装置11を構成する酸素富化器90と同じものである。
図10に示すように、微細気泡発生器74は、水Wが軸心Sの周りを旋回可能な円筒ケーシング74a内に設けられた気液旋回室84と、気液旋回室84内へ水Wを導入して気液旋回流Rを発生させるため気液旋回室84内へ水Wを噴出する機能を有する液体導入経路85と、気体旋回室84内へ空気を導入するため気体旋回室84と連通して形成され外部に向かって開口した気体導入経路86と、気液旋回室84の軸心S方向の端部に形成された気液吐出口87とを備えている。
液体導入経路85は円筒形であり、その基端にはポンプ72の吐水部78との連結部85cが設けられ、その先端は、気液旋回室84の気液吐出口87と反対側の端部において気液旋回室84内へ突出するように配置され、その先端部分は閉塞板85aによって閉塞されている。気液旋回室84内に位置する液体導入経路85の外周には、気液旋回室84の軸心Sとねじれの位置をなす方向へ液体を噴出するための複数の噴出口85bが設けられている。本実施形態では、噴出口85bは軸心Sを中心に等角度間隔で6個配置するとともに、これらの6個の噴出口85bを同じ位相で軸心S方向に2段配置することによって合計12個設けているが、これらの個数に限定するものではない。
気体導入経路86は、液体導入経路85の側面部を貫通してその内部へ進入し、軸心S方向へ曲がった後、その先端開口部86aが閉塞板85aの表面側(気液旋回室84側)に開口している。液体導入経路85の側面に突出した気体導入経路86に吸気管79の基端部が着脱可能に連結されている。
気液旋回室84を内蔵する円筒ケーシング74aの気液吐出口87の外側において、この気液吐出口87と対向する位置に、軸心Sと交差する平面88aを有する円板状の気液誘導部材88が配置されている。気液誘導部材88は、円弧状をした3つの連結部材88bを介して円筒ケーシング74aの先端部分に接合されており、これらの連結部材88bの間に形成された3つの吹き出し口89から、後述する、微細気泡NB混じりの水を水W中へ吹き出す。なお、これら3つの吹き出し口89は、平面視状態において、電動機73の配置方向を除く3方向へ90度間隔で配置されている。
図9に示すように、微細気泡発生装置70を水W中に投入し、底部Zに起立状態に載置し、スイッチ76を操作して電動機73を作動させると、ポンプ72の吸引口72aから吸い込まれた水Wが吐水部78から液体導入経路85へ流れ込む。そして、液体導入経路85へ流れ込んだ水は、図10に示すように、噴出口85bを経由して気液旋回室84内へ噴出されるが、その噴出方向は気液旋回室84の軸心Sとねじれの位置をなす方向となっているため、気液旋回室84内には軸心S周りの旋回流が発生するとともに、この旋回流の一部は気液吐出口87から水W中へ排出される。
このとき、気液旋回室84内の軸心S付近には負圧空洞部Vが発生し、この負圧空洞部Vの存在によって気液旋回室84内が負圧となるため、気液旋回室84と連通する気体導入経路86および吸気管79を経由して、酸素富化器90によって酸素濃度が高められた空気が吸い込まれ、気体導入経路86の先端開口部86aから気液旋回室84内へ導入される。なお、気液旋回室84内の負圧のみでは吸気管79を通して空気を吸い込むことができない場合は、空気ポンプ91Pを作動させ、酸素富化器90によって酸素濃度が高められた空気を吸気管79を通して気液旋回室84内へ送り込むことができる。
気体導入経路86の先端開口部86aを経由して気液旋回室84内へ導入された気体は前述した旋回流の剪断作用によって微細化され、気液旋回流Rとなって気液旋回室84内を旋回しながら、やがて気液吐出口87から微細気泡NB混じりの水となって水W中へ吐出される。すなわち、大気中から吸い込んだ空気を、酸素富化器90によって酸素濃度を高めるとともに微細気泡NBに変化させて水W中へ供給することができる。
微細気泡発生装置70は、ポンプ72、電動機73および微細気泡発生器74が一体化されているため、自由に移動させることが可能であり、この微細気泡発生装置70全体を水W中に浸漬させた状態で電動機73を作動させるだけで、水W中に微細気泡NB混じりの水を供給することができるため、使い方も容易である。また、電動機73により連続的に作動させることができるため、水W中へ大量の微細気泡NBを安定的に供給することができる。
微細気泡発生装置70では、液体導入経路85の液体噴出口85bを、気液旋回室84の内周面84aから離れた位置に設けているため、噴出口85bから噴き出す水によって負圧空洞部Vに水圧が加わることがない。したがって、負圧空洞部Vは気液旋回室84の軸心S上にほぼ直線状に形成され、その位置および形状も安定した状態が保たれることとなり、キャビテーションエロージョンの発生が防止されるため、微細気泡発生器74は優れた耐久性を発揮する。
また、気体導入経路86の先端開口部86aを、気液旋回室84の軸心S上に配置しているため、気液旋回室84内の気液旋回流Rによって軸心S付近に発生する負圧空洞部Vに生じる大きな負圧を利用して、大気中の空気を効率良く気液旋回室84内へ導入して微細気泡NBを形成することができる。したがって、気液旋回室84内へ外気を導入するためのエアポンプは不要である。
一方、気液吐出口87と対向する位置に、軸心S方向と交差する平面88aを有する気液誘導部材88を配置しているため、気液吐出口87から旋回しながら吐出された微細気泡NB混じりの液体を気液誘導部材88の平面88aに沿って周辺へ拡がるように誘導した後、3つの吹き出し口89から互いに異なる3つの方向へすることが可能であり、微細気泡NBの拡散性も良好である。
また、これによって気液旋回室84内の負圧レベルが高まり、大量の空気が気液旋回室84内へ導入されるようになるため、微細気泡NBの発生量も増大する。さらに、気液旋回室84内に生じている負圧空洞部Vの負圧により、微細気泡発生器74外部の気液吐出口87付近の水Wが、気液吐出口87へ誘引されるのを当該気液誘導部材88が阻止するので、気液旋回室84内への水Wの逆流入を防止することができる。
微細気泡発生装置70の用途は特に限定するものではないので、様々な技術分野において広く使用することができるが、例えば、農業用水中の溶存酸素量の増大手段、水溶性肥料の溶解および微細化手段として好適に使用することができる。また、微細気泡発生装置70は、比較的小型であるため、容積の小さな水槽や水タンクに投入して使用する場合にも好適である。
本発明の微細気泡発生器は、農作物などの植物類の栽培用水、魚介類の養殖用水並びに蓄養用水への酸素供給のほか、河川、湖沼、海洋あるいは貯水池などの水質浄化などの様々な産業分野において広く利用することができる。
本発明の第1実施形態である微細気泡発生装置を示す構成図である。 図1に示す微細気泡発生装置を構成する微細気泡発生器の斜視図である。 図2におけるA−A線断面図である。 図2に示す微細気泡発生器の稼働状態を示す模式図である。 その他の実施形態である微細気泡発生器を示す斜視図である。 図5におけるB−B線断面図である。 その他の実施形態である微細気泡発生器を示す斜視図である。 図7におけるC−C線断面図である。 本発明の第2実施形態である微細気泡発生装置を示す構成図である。 図9に示す微細気泡発生装置を構成する微細気泡発生器の軸心方向における断面図である。
符号の説明
1,31,51 ケーシング
1a,31a,31b,51a,51b 隔壁
2,32,52 気液旋回室
3,33,53 液体導入口
3a,33a,53a 液体導入管
4,34,54 気体導入口
4a,34a,54a 気体導入管
5,35,55,87 気液吐出口
10,30,50,74 微細気泡発生器
11,70 微細気泡発生装置
12 貯留槽
13a 吸水管
13b 送水管
13c フィルタ
14 送気管
21,41,61 気液誘導管
32a 予備旋回室
53b 先端閉塞板
72 ポンプ
72a 吸引口
73 電動機
74a 円筒ケーシング
75 電源コード
76 スイッチ
78 吐水部
79 吸気管
80 圧力計
81 開閉弁
82,92 エアクリーナ
83 逆止弁
84 気液旋回室
84a 内周面
85 液体導入経路
85a 閉塞板
85b 噴出口
85c 連結部
86 気体導入経路
86a 先端開口部
88 気液誘導部材
88a 平面
88b 連結部材
89 吹き出し口
90 酸素富化器
90a 酸素富化膜
AP 空気ポンプ
P,91P ポンプ
NB 微細気泡
S 軸心
R 気液旋回流
V 負圧空洞部
Z 底部

Claims (3)

  1. 気液が旋回可能な気液旋回室内へ液体を圧送するとともに前記気液旋回室内へ空気を流入させることにより前記気液旋回室内に気液旋回流を発生させて前記気液旋回室の軸心方向の端部に形成された吐出口から気液混じりの流体を吐出する微細気泡発生器と、
    前記気液旋回室内への空気流入経路に設けられた酸素富化器と、を備えたことを特徴とする微細気泡発生装置。
  2. 前記酸素富化器が、有機高分子化合物で形成された酸素富化膜を内蔵したものである請求項1記載の微細気泡発生装置。
  3. 前記空気流入経路に、前記気液旋回室内へ空気を圧送するための空気ポンプを設けた請求項1記載の微細気泡発生装置。
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