JP2006320648A - 流体循環式寝具 - Google Patents

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Abstract

【課題】睡眠の質に効果があることが知られている液体の浮力を利用する寝具において、寝具の温度を速やかに制御して異なる使用者毎にも最適な寝床環境を設定でき、且つ寝具の設置、移動や収納を簡易に行うことができる機能を、寝具の内部あるいは外部に液体を循環させながら液体の温度を制御することによって実現する。
【解決手段】内部に液体が封入され上部にたるみを持つ水密性の袋体と、袋体外部に配置され、循環ポンプと流体を貯留する貯留タンクと流体を加熱又は冷却するための熱源器と経路内の気体を適宜排出制御可能なエア抜口とからなる流体循環経路と、流体循環経路に接続され袋体内部上面付近に配置された柔軟性のある断面または表面に孔を設けたチューブと、熱源器の出力と流体の移動を制御する循環制御装置とからなる寝具により課題を解決した。
【選択図】図1

Description

本発明は流体を用いて身体を快適に支える寝具に関するものである。
内部を水で満たした寝具、所謂ウォーターベッドがあった。
ウォーターベッドは、主に水の浮力を利用し、人体を常に均一に支えるうえ、液体の温度を制御して寝床内を均一な適温に制御できる快眠に効果的な寝具として知られている。しかし、十分な浮力を得るためにはベッドの内部にかなりの深さの液体を封入する必要があり、一般的なウォーターベッドにおいては、500kg程度の水を封入している。ウォーターベッドは大量の水を用いるため、重量が過大で設置場所が限られる問題があった。さらに、この水の温度を変化させるための大きな熱量の移動が必要で使用者が頻繁に変わる宿泊施設等の用途では、使用者毎の好みに速やかに調整することができなかった。従来のウォーターベッドでは水の温度を制御する際には身体を支えるウォーターバッグの内部または底面に設置した熱源器によって行うため、設置できる熱源器の形状に制限があるうえ、ウォーターバッグは熱可塑性の可撓膜で構成されるため、熱源を高温にして速やかに温度を変化させることができない等の課題があった。また、使用時にはウォーターバッグ内に大量の水を注入し、かつ、ウォーターバッグ内の気体を除去する必要があるがこの作業が煩わしいものとなっているため、一度設置した後はそのままの状態で使用することしかできず、使用者毎に水の量や温度等の状態を調整することは困難であった。水の注入、排出が容易に行えないことは非使用時にも移動や収納ができない不都合となっていた。
このように、従来のウォーターベッドにおいては身体を使用者や使用環境に合わせて短時間に液体の温度を適温に調整でき、さらに容易に移動や収納ができる軽量なものは存在しなかった。
この改善策としてウォーターベッドの中には封入する水を減らして軽量化を図ると共に液体全体の熱容量を減らしているものがある。しかし、ウォーターバッグ内の水を減らすと身体を支持する力である水の浮力も失われ、快適に身体を支えるための水の性質を利用してできない構造となっている。例えば、封入する水の量を減らしたことにより水深が浅くなり身体が底付きしてしまうが、これを避けるためにウォーターベッド表面部分の水のバッグを形成する可撓性膜等を張設して可撓性膜の張力で身体を支える構造になっている。しかし、この構造は水の流動性や浮力を用いて身体を支えるために得られる、均一な圧力で身体を支持する特性や仰臥位または側臥位の身体の向きによらずに頭部、胴体、脚部を歪みなく支持する特性を犠牲にしている。
薄い水の層を形成して、液体の熱容量ウォーターベッドの表面に可撓性膜のたるみを持たせて張力を発生させずに身体を支持し、かつ、身体の底付きも回避する構造としては特許第3630420号に開示されている。この構造においては水の層を形成するウォーターバッグ上部表面および下部表面が身体の形状や移動に合わせて屈曲する構造となっているため、ウォーターバッグの底面に従来のウォーターベッドのような面状発熱体を設置すると可撓性膜の屈曲を阻害して、使用者の身体に触れて異物感を感じさせる不都合があった。さらに面状発熱体が屈曲により断線してしまう課題があった。
特許第3630420号公報 特願2000−73038号公報 特願平8−2268号公報 特願平7−104804号公報
本発明は上記の事情に鑑み為されたもので、その解決しようとする課題は、流体の浮力によって頭部や全身を均一の圧力で快適に支えながら、様々な使用者の好みや環境に合わせて液体の温度を速やかに制御可能でかつ使用者に異物感を感じさせない温度制御装置を備え、さらに移動や収納が容易な寝具を実現することにある。
この目的のため、本発明は、内部に液体1が封入され上部にたるみを持つ水密性の袋体2と、袋体2の表面に配置される流体流入管接続口3と、袋体2の側面または下面に配置される流体排出管接続口4と、流体流入管接続口3で袋体と接続される流体流入管6および流体排出管接続口4で袋体と接続される流体排出管7および流体を循環させる流体循環ポンプ8および循環させる流体を貯留する貯留タンク9とから成り袋体2外部に配置された流体循環経路5と、流体循環経路5内に配置され流体を加熱又は冷却するための熱源器10と、温度センサからの信号に応じて熱源器の出力と流体の移動を制御する循環制御装置11と、流体循環経路5内に配置され経路内の気体を適宜排出制御可能なエア抜口12と、流体循環経路5内、あるいは袋体2内部あるいは表面に配置され流体の温度を検出する温度センサ13と、流体排出管接続口4または流体流入管接続口3または流体循環経路5に接続され袋体2内部上面付近に配置される断面または表面に孔を設けた柔軟性のあるチューブ14とからなることを特徴とする。
この構成により重量と比熱の大きい液体を用いながら、短時間で袋体内の液体の温度を均一に変化させることを可能となる。また、貯留タンクを利用して設置時の液体注入、非使用時の液体の排出および液体の袋体内部の気体排出が容易に可能となる。
また上記本発明において、循環経路が浴槽あるいは冷房機あるいは暖房機と接続されていてもよい。
この構成により、寝具に用いる水や熱を、宿泊施設や一般家庭の寝具以外の用途の水や熱と共用または交換することができる。
請求項1の発明によれば、流体の浮力によって頭部や全身を均一の圧力で快適に支えながら、様々な使用者の好みや環境に合わせて液体の温度を速やかに制御可能でかつ使用者に異物感を感じさせない温度制御装置を備え、さらに移動や収納が容易な寝具を実現することができる。
請求項2の発明によれば、様々な温度の液体を混合して寝具に循環させることができるため、より速やかに、細かな温度調整が可能となる。寝具で使用した水を浴槽に送り風呂のお湯として再利用したり、寝具で使用した水を温水暖房の温水として再利用することが可能となり、水の有効利用となる上、予め熱量を持った水に用途に応じてその差分だけの熱を注入することで再利用可能なためエネルギーの有効利用が可能となる。寝具の液体の袋体内の水を直接別の用途に使用してもよいし、例えば冷暖房機で生成された熱を熱源として水の温度を変化させる熱交換の媒体としてもよい。貯留タンクを家庭用の給湯器システムの貯湯タンクとしてもよく、この場合は、寝具の温度制御幅が大きくなっても速やかに細かく調整が可能となり、貯留タンクも室内で空間を占有する必要がなく、室内の空間を広く活用できる。
予め設定された温度の水を循環、拡散させることにより、身体を支える水の温度を速やかに均一に調整することで使用者ごとに最適な睡眠環境を実現する。温度変化をタイマーで制御して睡眠中の温度を入眠時、入眠後、起床前等の状態に合わせてそれぞれの温度を細かく変化させることで速やかな入眠、入眠後の質の高い睡眠の維持、自然な目覚めを得ることができる。さらに、寝具へ水を導入する際には循環ポンプを利用して適量の水を用意に導入できる。寝具から水を排出する際も循環ポンプまたは排出用のタンクを利用して容易に水の排出が行え、従来の水を用いた寝具では引越し時等にしか行われないほどに困難であった使用後の移動、収納を容易に行うことを可能にした。これらの機能を簡易な構造で実現する。
以下に本発明の第1の実施例を図2、図3、図4、図5および図6に基づいて説明する。
図2は上部にたるみを持つ水密性の袋体2の内部に封入された水1の浮力で身体を支える寝具を寝具の長辺方向側面から示した図であり、図3は寝具短辺方向側面、図4は寝具上面から示した図である。袋体2の下方には内部に空気101と連続気泡弾性体103とが封入されたたるみを持った気密性の袋体102が配置されている。寝具に人が仰臥した状態を図5および図6に示す。図5は寝具の長編方向から示した図であり、図6は寝具の短編方向から示した図である。袋体102内の空気101は身体の載せられた部分にある空気が身体のない部分に袋体102内部で移動してふくらみ、上部の水1の層に高低差を生じさせる。水1は、身体が載せられた際には身体のある部分に高低差に応じた水の深さに相当する大きな浮力を発生させて身体を支える。
本発明は袋体2の下方に流体の循環経路5を設け、水の循環動作および温度を制御装置11で制御することにより、袋体2への水の導入、袋体2内の気体の排出、袋体2内の水の温度制御、袋体2内部からの水の排出の4つの機能を簡易に実現した。
これらの機能ごとに動作を説明する。
<水の導入>
寝具設置時にはまず一時タンク19に注入口18より水を注入する。三方切替弁22aはON時に接続管21fと接続管21eのみ流通し、OFF時には接続管21gと接続管21eのみ流通する。一時タンク19への水の導入時には三方切替弁22aはOFFとなっている。二方切替弁23cは閉じている。一時タンク19への水の注入後に三方切替弁22aをONとし循環ポンプ8bを作動させる。一時タンク19に注入された水は循環ポンプ8bによって吸引され、流体流入管6b、流体流入管接続口3bを経由して袋体2内に導入される。水の一部は流体流入管接続口3bに接続されたチューブ14bを経由して袋体2内へ導入される。水で身体を支える際に袋体2が張力を発生しないための適量の水を袋体2内に導入する必要があるが、一時タンク19はこの量と同等の体積を持たせてあるため容易に必要な水の量を計量できる。一時タンク19を小型にする目的で、例えば、一時タンク19の容量を必要な体積の半分としておき、2度に分けて水の導入を行うようにしてもよい。
袋体2に導入された水の一部は袋体2下部に設けられた流体排出管接続口4b、流体排出管7bへ流れる。20aは四方向方向が流通する分岐管、20bは3方向が流通する分岐管である。貯留タンク9aは接続管21aおよび21cに接続されるが、いずれの接続口にも連動して動作する開閉弁23aが設けられている。貯留タンク9aは開閉弁23aの開閉により、接続管21aと接続管21cの両方と流通する状態と両方と遮断される2つの状態を持つ。貯留タンク9bは接続管21bおよび21dに接続されるが、いずれの接続口にも連動して動作する開閉弁23bが設けられている。貯留タンク9bは開閉弁23bの開閉により、接続管21bと接続管21dの両方と流通する状態と両方と遮断される2つの状態を持つ。最初の水の導入時は貯留タンク9a、9bとも開閉弁は開いている。この状態では流体排出管7bを流れる水は循環ポンプ8a、分岐管20b、接続管21h、21c、21d、貯留タンク9a、9b、接続管21a、21b、21i、分岐管20aを満たし、流体流入管6a、流体流入管接続口3aを経由して袋体2へと循環する。循環ポンプは袋体2よりも下方に配置されているため、流体排出管接続口4bから循環ポンプ8aを経由して袋体2内へ循環する水の経路にある空気は最初の水の導入の過程で袋体2内部に移動する。これにより、循環ポンプ8aの吸引側には水が満たされるので、以降循環ポンプ8aでの水の循環が可能となる。一時タンク19bの水を寝具に導入した後、三方切替弁22aをOFFとし、貯留タンクの開閉弁23a、23bは共に閉じる。なお、パッド17を袋体2の下側に設けて、流体排出管接続口および流体流入管接続口が上下に動くスペースを確保している。
<気体の排出>
最初に水を導入した直後は袋体2の内部は水と空気が混入した状態となっている。気体は袋体2の上に身体が載せられた際に袋体を膨らませて袋体表面の張力を発生させる原因となり水の浮力で身体を支えられなくなる上、ポンプで吸引する際に騒音となり睡眠を阻害する不都合がある。この気体を除去するために、本発明では袋体2内部の気体を外部に排出する機能を設けてある。空気は袋体2内部の上面に分布する。チューブ14aは断面や側面に孔を設けてあり、袋体2内部上面に配置されている。チューブの比重を水よりもやや軽くすることで水面に配置することができる。チューブ14aは、袋体2の上面に身体が載せられたときに触れることが少ない袋体2の端に配置させ、一部をウレタンフォーム15aで固定してあるが、ウレタンフォーム15aに固定している場所以外は身体に触れてもチューブが上下左右に抵抗なく逃げる構造として、身体に違和感を与えない構造になっている。チューブ14aの孔を通じて空気を袋体2の外部に排出する。一時タンク19からの最初の水の導入の後は三方切替弁22aをOFFとし、接続管21gから接続管21eへの経路のみ流通する状態としておく。チューブ14aは流体排出管接続口4aに接続され、流体排出管7aと貯留タンク9cと接続管21gと三方切替弁22aとを通じて循環ポンプ8bに接続される。この状態で循環ポンプ8bを作動させると貯留タンク9cには気体の混入した水が循環される。貯留タンク内9c内では気体と水が分離され、空気はエア抜弁をもつエア抜口12より大気中に排出される。空気と水の分離は循環ポンプ8bの動作を間欠的に制御して空気と気体と水の比重の違いにより行うことができる。貯留タンク9cで気体と分離された水は循環ポンプ8bにより流体流入管6b、流体流入管接続口3bを経由して袋体2へ戻る。気体の排出については、気体と液体の分離を貯留タンク9cで行う以外にも循環ポンプの内部において、ポンプの動力を利用した遠心分離の方法等を利用しポンプ内のエア抜口より排出する方法でも良い。袋体2内には、最初の水の導入後の他、長期間のうちに袋体2の可撓膜を通じて気体が袋体2内部に透過することでも気体が溜まるため、この気体排出の動作は必要に応じて行う。
<水の温度制御>
貯留タンク9a内の水は熱源器10aにより加熱され、貯留タンク9b内の水は熱源器10bにより冷却されて予め設定された温度の高温水と低温水が貯留される。袋体2内の温度は袋体内部または表面に設置された温度センサ13cにより検知し、貯留タンク9a内の高温水の温度は温度センサ13a、貯留タンク9b内の低温水の温度は温度センサ13bによって検知する。袋体2内部の温度変化は次のようにして行う。袋体2内部の温度の上昇は貯留タンク9aの高温水を袋体2内部に循環させることにより行う。開閉弁23aを開き、流体排出管接続口4bより排出される水が流体排出管7b、循環ポンプ8a、接続管21h、分岐管20b、接続管21c、貯留タンク9a、接続管21a、分岐管20a、流体流入管6aの経路を流通する状態とし、循環ポンプ8aを作動させる。袋体2内部の水の量は45L、貯留タンクの容量は5Lの場合、循環制御装置11により袋体2内部の水は30℃、貯留タンク9a内の水の温度は40℃に制御しておけば、貯留タンク内9a内の水を袋体2内部に循環させ、均一な温度になると袋体2内部の温度が約1度上昇する。通常はこの程度の調整範囲で十分であるが、設定温度が高温にされた場合は、熱源器10aを作動させたまま、さらに循環を継続させる。例えば300W程度のエネルギーを加熱に用いれば、10分程度で31.5℃の水となる。袋体2内部の温度を温度センサ13cで検知し、設定温度になったらポンプの循環を止め、開閉弁23aを閉じて貯留タンクと袋体2との水の流通を遮断しておく。開閉弁23aを閉じた直後は貯留タンク9a内の液体の温度も袋体2内部と同等の温度となっているが、熱源器10aを作動させて温度を上昇させ再び40℃に達したところで熱源器10aの作動を停止する。袋体2内部の温度の低下は貯留タンク9bの低温水を袋体2内部に循環させることにより行う。開閉弁23bを開き、流体排出管接続口4bより排出される水が流体排出管7b、循環ポンプ8a、接続管21h、分岐管20b、接続管21d、貯留タンク9b、接続管21b、分岐管20a、流体流入管6aの経路を流通する状態とし、循環ポンプ8aを作動させる。袋体2内部に30℃、45Lの水があり、貯留タンク9bの容量を5Lとし、貯留タンク9b内の水の温度は20℃に設定しておけば、水が循環して均一な温度になると袋体2内部の温度が約1度低下する。通常はこの程度の調整範囲で十分であるが、より低温に設定された場合は、熱源器10bを作動させたまま、さらに循環を継続させる。例えば300W程度のエネルギーを吸熱に用いれば、10分程度で28.5℃の水となる。袋体2内部の温度を温度センサ13cで検知し、設定温度になったらポンプの循環を止め、開閉弁23bを閉じて循環タンク9bと袋体2との水の流通を遮断しておく。開閉弁23bを閉じた直後は貯留タンク9b内の液体の温度も袋体2内部と同等の温度となっているが、熱源器10bを作動させて温度を下降させ再び20℃に達したところで熱源器10bの作動を停止する。高温側の熱源としては電気ヒーター、低温側の熱源としてはペルチェ素子を用いることができる。家庭の給湯器からのお湯を高温側の熱源、水道水を低温側の熱源としてもよい。また、低温側の熱源で吸熱した熱を高温側の熱源に移動させるヒートポンプを構成してもよい。
なお、ウレタンフォーム15bで一部固定されたチューブ14bは袋体内部での液体循環の経路を増やし、短時間で液体の温度を均一にするのに効果がある。
<水の排出>
収納時など袋体2内の水を排出する際は注入口18を開放しておき、開閉弁23a,23bを開く。三方切替弁22aはOFFとなっている。二方切替弁23cを開くと流体排出管7bと流体流入管6aより袋体2内の水が分岐管20aを経由して接続管21jへ流れこみ、二方切替弁23cを経由して一時タンク19へ排出される。流体排出管7a、貯留タンク9c、接続管21g、三方切替弁22a、接続管21e、循環ポンプ8b、流体流入管6bの経路にある水は循環ポンプ8bは作動させて袋体2内に送り、その後流体排出管接続口4bより袋体2外に送られて一時タンク19へ排出される。接続管21jは管の径を他の接続管よりも太くしたり、接続管20aへ接続する経路の形状などを工夫することによってさらに短時間で水の排出が行える。図示を省略するが、一部排出されないで水が残る水がある場合は接続管21eの下方に設けられた液抜弁より排出する。袋体2と一時タンク19は可撓性のあるホースなどで接続しておき、一時タンク19は床面に台車16と独立に設置しておけば、水を排出した後シーツ交換などの目的で僅かに台車を移動させることは容易にできる。また、一時タンクは着脱可能としておき、一時タンク19のみを移動できるようにしておけば一時タンク19の水をさらに外部に排出することも容易であり、一時タンク19を分離した寝具は移動、収納とも容易に可能となる。
収納時は袋体内部の液体を排出貯留タンク内に排出し、ベッド本体と貯留タンクとで重量を分離することで、ベッドの移動、収納を容易にした。貯留タンクをベッド本体と着脱可能としておけば、さらにベッド部の移動、収納が容易になり、貯留タンク内への水の注入、貯留タンクからの水の排出が容易になる。
以下に本発明の第2の実施例を図7および図8に基づいて説明する。
図7は、寝具の設置時に水道管から直接適温、適量の水を導入し、収納時は排水管を通じて寝具外部の排水口等へ水を排出する構成を示す。図8は寝具へ水を導水する導水経路と寝具からの水を排出する排水経路を示す。導水経路は水道水の蛇口や水道管等に接続される常温の水の経路27aと、加熱された水道水の出湯口や給湯器等に接続される高温の水の経路27bと、経路27aと27bからの混合された水を寝具に導入する経路27cで構成される。導水経路は接続口26で図7に示されている導水経路接続口25に接続される。
水の導入、袋体2内の気体の排出、水の温度制御、水の排出の4つの機能についてそれぞれ動作を説明する。
<水の導入>
三方切替弁22bはON時には接続管21lと排水経路接続口24のみ流通し、OFF時には接続管21lと流体流入管6aのみ流通する。三方切替弁23cはON時には接続管21jと導水経路接続口25のみ流通し、OFF時は接続管21jと接続管21kのみ流通する。導水時は三方切替弁22bをOFF、22cがONとなっている。また貯留タンク9a,9bの開閉弁23a、23bは共に閉じている。三方切替弁23cと循環ポンプ8aの間には導入する水の量を測定する流量計28aが設けられている。この状態で循環ポンプ8aを作動させて導水路より30℃、60Lの水を寝具に導入する。循環ポンプ8aを作動させることにより、流体流入管接続口3aより袋体2内部に送られる。この水の量は流量計28aにより検知し、60Lの水を寝具に送った後、三方切替弁22cをOFFにして導水をとめる。その後開閉弁23a、23bを開くと、水は流体排出管接続口4bより貯留タンク9a、9bに送られる。また、流体排出管接続口4aより貯留タンク9cおよび、循環ポンプ8bにも水が達する。60Lの水は常温の水と給湯器等で加熱された高温水とが混合されている。温度調整は流量調整弁29aで高温水の流量を制御することによって行う。水の導入開始時は流量調整弁29aを最大に開いて高温水の流量を最大にしておく。温度センサ13dは混合水の温度を検知する。混合水の温度の設定値を30℃とし、温度センサ13dで検出される温度が30℃を超える場合は流量調整弁29aの開度を下げて高温水の導入量を抑え、30℃を下回る場合は流量調整弁29aの開度を上げて高温水の導入量を増やしながら混合水を導入する。導入開始直後の水は常温近くになっている場合があるなどの理由により、設定された温度に制御されずに導入される水があるため、三方切替弁22cをOFFにして導水を止めた後、一定時間循環ポンプ8aを作動させて水の拡散及び熱源器10a、10bを作動させて温度補正を行う。温度補正の動作については後述する。温度補正後、開閉弁23a、23bを閉じる。
<気体の排出>
寝具への最初の導水の後等、袋体2内部に気体がある場合は外部に排出する。循環ポンプ8bを作動させるとチューブ14aより袋体2内部の水と気体を吸引し、貯留タンク9cに送られる。気体は貯留タンク9cで分離させれエア抜口12より外部に排出される。循環ポンプ8bは一定時間動作後、停止して気体の排出動作を終了する。
<水の温度制御>
寝具に導水された水は、袋体2内に45L、貯留タンク9a、9bにそれぞれ5L、その他の接続管内等に5L程度に分配されて寝具を満たす。袋体2内の水の設定温度は30℃とし、貯留タンク9a内の水は高温熱源器10aにより加熱され40℃、貯留タンク9b内の水は低温熱源器10bにより冷却され20℃になっている。袋体2内の水の温度を上げる場合は開閉弁23aを開き、循環ポンプ8aを作動させて貯留タンク9a内の高温水を袋体2内に循環させると約1℃温度が上昇する。さらに温度を高めたい場合は高熱源器10aを作動させたまま循環ポンプ8aを動作させると約10分で更に0.5℃程度袋体2内の水の温度が上昇する。温度センサ13cおよび温度センサ13dで検知される温度差が0.3℃以下且つ、温度センサ13cで検知される温度が設定温度に達したところで循環ポンプ8aは停止させ、開閉弁23bを閉じる。袋体2内の水の温度を下げる場合は開閉弁23bを開き、循環ポンプ8aを作動させて貯留タンク9b内の低温水を袋体2内に循環させると約1℃温度が低下する。さらに温度を低くしたい場合は高熱源器10bを作動させたまま循環ポンプ8bを動作させると約10分で更に0.5℃程度袋体2内の水温度が低下する。温度センサ13cおよび温度センサ13dで検知される温度差が0.3℃以下且つ、温度センサ13cで検知される温度が設定温度に達したところで循環ポンプ8aは停止させ、開閉弁23bを閉じる。循環ポンプ8a停止後は熱源器10a、10bを作動させて貯留タンク内の水をそれぞれ設定温度になるまで加熱または吸熱する。なお、チューブ14bは袋体内部での液体循環の経路を増やし、短時間で液体の温度を均一にするのに効果がある。最初の水導入直後は貯留タンク9a、9bに設定された温度の水が貯留されていないため次のように温度補正を行う。温度センサ13aで検知される温度と設定された温度とを比較し、設定温度が高い場合は開閉弁23aを開き、23bを閉じて熱源器10aを作動させて加熱する。温度センサ13cおよび温度センサ13dで検知される温度差が0.3℃以下且つ、温度センサ13cで検知される温度が設定温度に達したところで循環ポンプ8aを停止させ、開閉弁23aを閉じる。温度センサ13aで検知される温度と設定された温度とを比較し、設定温度が高い場合は開閉弁23aを閉じ、23bを開いて熱源器10bを作動させて吸熱する。温度センサ13cおよび温度センサ13dで検知される温度差が0.3℃以下且つ、温度センサ13cで検知される温度が設定温度に達したところで循環ポンプ8aを停止させ、開閉弁23bを閉じる。
<水の排出>
非使用時に収納する場合は水を排出する。開閉弁23a、23bを開き、三方切替弁22cはOFF、22bはONとして循環ポンプ8aを作動させ、排水経路接続口24に接続された排水管31より外部に排出する。図示を省略するが貯留タンク9c内や接続管21g内に一部排出されずに残る水は、貯留タンク9cの下方に設けられた液抜弁より排出する。また、水の導入経路と寝具との接続口25と26、水の排水経路と寝具の接続口24と30はそれぞれ着脱可能となっており、接続部が外れたときには25,26、24、30に設けられた弁が閉じて、水の外部への漏洩を遮断する構造となっている。
本実施例では、第1の実施例にあった一時タンクが不要となり、小型で場所を占有しない。また、寝具設置時の水の導入も自動で適温、適量が導入されるため、短時間で容易に設置できる。
以下に本発明の第3の実施例を図9および図10に基づいて説明する。高温水として給湯器からのお湯、低温水として水道水を寝具に循環させて温度制御を行う構成を示す。寝具の温度制御熱源を温水式暖房機と共用して使用し、さらに寝具の水を浴槽で再利用できる構成である。図9は寝具及び寝具近傍の水の循環経路の構成を示し、図10は図9外部寝具周辺での水の循環経路経路の構成を示している。これらの水の循環経路は(a)および(b)で接続され全体の流体循環経路5は図9の循環経路50aと図10の循環経路50bとからなる。寝具外部の循環経路には、外気との熱交換や外部へのエネルギー放射により28℃以下の低水温を維持し、これを貯留する貯留タンク9eと、高温熱源器10cを持ち設定された高温水を貯留する貯留タンク9dが設けられている。貯留タンク9e内の水の温度は温度センサ13fで検知され、貯留タンク9d内の水の温度は温度センサ13eで監視する。貯留タンク9dには、貯留された高温水を流通させる4つの経路が接続されている。経路51は、経路上に設けた熱交換器を通じて他の経路の水温を上昇させる目的で高温水を循環させる経路である。経路52は高温水をそのまま出湯する経路である。経路53は高温水を二方切替弁23g、逆止弁33aを経由して分岐管20gへ送る経路である。分岐管20gからさらに高温水を熱交換器32b、流量調整弁29bを経由して分岐管20eへ送られる経路55に接続される。経路55を流通する温水は分岐管20dでは高温水と低温水とが混合されて寝具に送られる。経路54は、高温水を流量調整弁29cを経由して分岐管20hへ送り、分岐管20hで水道水と混合した温水を浴槽34へ送る経路である。上記経路51は3つの経路と熱交換器を介して熱交換を行う。経路51を流通する高温水は熱交換器32aおよび32bを介して経路55の高温水と熱交換を行い、熱交換器32cおよび32dを介して、室内暖房機35の熱媒体経路の一部を形成する経路56の高温水と熱交換を行い、熱交換器32eおよび32fを介して、浴槽34内のお湯を循環させて温度を上昇させる経路57の高温水と熱交換を行う。経路55、56、57はそれぞれ個別の温度に設定される。経路53は寝具からの水を貯留タンク9eへ回収して温度を低下させ、逆止弁33b、分岐管20e、流量計28b、接続口26と経由して寝具へ低温水を送る経路である。これらの水の温度および循環の制御は循環制御装置11により行う。
図9の寝具への水の導入、袋体2内の気体の排出、水の温度制御、水の排出の4つの機能についてそれぞれ動作を説明する。
<水の導入>
寝具への水の導入前は、二方切替弁23d、23e、23fは閉じている。三方切替弁22dはON時には導水経路接続口25と接続管21mの経路のみ流通し、OFF時には流体排出管7aと接続管21mのみ流通する。三方切替弁22fはON時には接続管21mと接続管21nの経路のみ流通し、OFF時には流体排出管7bと接続管21nのみ流通する。三方切替弁22dはON時には接続口24と接続管21nの経路のみ流通し、OFF時には接続管21nと接続管21pのみ流通する。水の導入前は三方切替弁22d、22e、22fはOFFとなっている。貯留タンク9dには水道水より水が導入され熱源器10cにより70℃に設定された高温水で満たされている。二方切替弁23hは開かれ、貯留タンク9eには規定の量の水道水が満たされている。この状態で流量調整弁29bを最大に開き、三方切替弁22dをONとして循環ポンプ8bを作動させ寝具への水の導入を開始する。
寝具への水の導入開始後より低温水の導入量を流量計28bで測定し、導入される水の温度を温度センサ13gで測定する。温度センサ13gで測定される温度が30℃となるように流量調整弁29bの開度を調整しながら水を寝具へ導入し、流量計28bを通過する水が60Lとなったところで三方切替弁22dをOFFとして寝具への水の導入を止める。その後水が貯留タンク9eを満たすと二方切替弁23hは閉じられる。貯留タンクの水の量はフロートスイッチ等によって検出する。
<気体の排出>
寝具への最初の導水の後等、袋体2内部に気体がある場合は外部に排出する。三方切替弁22eをONとし、循環ポンプ8bを作動させるとチューブ14aより袋体2内部の水と気体を吸引し、貯留タンク9cに送られる。気体は貯留タンク9cで分離させれエア抜口12より外部に排出される。循環ポンプ8bは一定時間動作後停止させ、三方切替弁22eをOFFとし気体の排出動作を終了する。
<水の温度制御>
袋体2内部の水の温度を上昇させる際は三方切替弁22e、22fをONとして二方切替弁23d、23fを閉じ、23eを開く。この状態で三方切替弁22dをONとし、流量調整弁29bを開きながら循環ポンプ8cを作動させると熱交換器32bで高温に設定された温水が貯留タンク9cおよび接続管21m、21n,21o、三方切替弁22d、22eへ導入される。寝具内で高温水の循環するこれらの経路の体積は約6Lとなっており、温度センサ13gで検出される温度が40℃になったところで循環ポンプ8cの作動を停止して三方切替弁22d、22eをOFFとし、二方切替弁23e、流量調整弁29bを閉じる。その後、循環ポンプ8bを一定時間作動させて高温水を袋体2内に循環、拡散させて袋体2内部の温度を上昇させる。<BR>
袋体2内部の温度を低下させる際は二方切替弁23d、23eを閉じ、23fを開く。流量調整弁29bは閉じておく。この状態で三方切替弁22dをONとし、循環ポンプ8cを作動させる。温度センサ13fで検出される貯留タンク9e内の低温水の温度と温度センサ13cで検出される袋体2内部の温度差により低温水を寝具内に送り込む量を決定する。例えば、13fで検出される温度が20℃、13cで検出される温度が30℃の場合は、6Lの水を交換することにより寝具内の水の温度を1℃低下させることができる。循環させる水の量は流量計28bで検出する。温度センサ13fで検出される貯留タンク9e内の低温水の温度と温度センサ13cで検出される袋体2内部の温度差により決定される、送り込む低温水の量が6L以下の場合と6Lを超える場合とに分けてその後の動作を説明する。<BR>
(1) 決定された水の量が6L以下の場合
決定された水の量が寝具内に導入された時に三方切替弁22dをOFFとする。さらに貯留タンク9e内の水の量がフロートスイッチにより循環前の量と等しくなったことを検出して循環ポンプ8bの作動を停止して二方切替弁23fを閉じる。その後、循環ポンプ8bを一定時間作動させて低温水を袋体2内に循環、拡散させて袋体2内部の温度を低下させる。
(2) 決定された水の量が6Lを超える場合
6Lの水が寝具内に導入された時に三方切替弁22dをOFFとする。さらに貯留タンク9e内の水の量がフロートスイッチにより循環前の量と等しくなったことを検出して循環ポンプ8bの作動を停止して二方切替弁23fを閉じる。その後、循環ポンプ8bを一定時間作動させて低温水を袋体2内に循環、拡散させて袋体2内部の温度を低下させる。循環ポンプ8bが停止したところで再度温度センサ13fで検出される貯留タンク9e内の低温水の温度と温度センサ13cで検出される袋体2内部の温度差を比較し、低温水を寝具内に送り込む量を決定する。ここで決定される低温水の量が6L以下となるまで繰り返す。
<水の排出>
非使用時に収納する場合は水を排出する。二方切替弁23e、23fを閉じて23dを開き三方切替弁22fをONとして循環ポンプ8cを作動させると寝具内の水は浴槽34へ排出される。
排出された水は浴槽において再度利用できる。寝具内からは約60Lの水が浴槽に送られ、不足分の温水は水道水および貯留タンク9dより送られる。この温水は流量調整弁29c、29dを開いて浴槽に送られるが、流量調整弁29dの開度は温度センサ13eと13jで検出される温度差により設定される。流量計28cで設定された量を検出したところで流量調整弁29cを閉じる。浴槽の温度補正は熱交換器32fで過熱された温水を循環ポンプ8fにより経路57を循環させることにより行う。
本実施例では、水の導入、排出が自動で行われ、寝具の設置や水の交換が容易である。また、寝具の温度上昇においては生活水用、冷暖房用、浴槽用として建物に設けられている給湯設備を活用し、温度低下においては、常温で低温である水道水を活用するため随時短時間で使用者の好む温度に設定することができる。寝具の周辺には大きな装置が無くコンパクトな寝具となる。また、寝具内で使用した水を浴槽に排出することにより、水を無駄なく利用することができる上、寝具用に温めた温水の温度も活用できるのでエネルギーも無駄なく利用することができる。寝具は敷布団や掛け布団等で覆われて寝具内部の水の保温性に優れているので、蓄熱器としての効果がある。寝具内の水の温度が設定された温度からずれが生じにくいため温度補正のために注入されるエネルギーを抑えることができるとともに、浴槽に温水を排出する際にも浴槽を使用する直前に行う等の利用法により熱の散逸を抑え、注入されたエネルギーを有効に活用することができる。
上記実施例では、液体を使用するマットレスを用いた寝具を例に説明したが、本発明は液体を使用するマットレスに限定されず、枕、椅子、ソファ、クッションなど人体を支える様々な用途に応用できる。
液体の浮力を利用する寝具は快適で睡眠の質に効果があることが知られていたが、液体を用いた寝具は使用者の好みや環境に合わせて速やかに変化させることは困難であった。また、寝具の設置や移動の困難、液体が蒸散することによるメンテナンスがわずらわしい課題があった。寝具の設置や移動が困難であることは寝具の非使用時にも寝具の占有するスペースを有効に活用できない不都合となる上、宿泊施設においてはベッドを覆うシーツやパッドの交換に手間取る等スタッフの負担も増加にもつながっていた。本発明では寝具への水の注入排出を短時間に自動で行って寝具の温度を速やかに設定できる機能を備えるとともに、設置や移動を容易にし、メンテナンスも不要とした。使用者が頻繁に変わる宿泊施設等でも使用者の好みや環境にあわせて容易に設置、調整することが可能となるので、使用者毎に最適な質の高い睡眠を提供することが可能となる。本発明により質の高い睡眠が望まれる一般家庭や宿泊施設等で液体の浮力を用いた寝具が広く活用可能となる。
流体循環式寝具の構成を説明図である。 流体循環式寝具の実施方法を示した説明図である。(実施例1) 流体循環式寝具の実施方法を示した説明図である。(実施例1) 流体循環式寝具の実施方法を示した説明図である。(実施例1) 流体循環式寝具の実施方法を示した説明図である。(実施例1) 流体循環式寝具の実施方法を示した説明図である。(実施例1) 流体循環式寝具の実施方法を示した説明図である。(実施例2) 流体循環式寝具の実施方法を示した説明図である。(実施例2) 流体循環式寝具の実施方法を示した説明図である。(実施例3) 流体循環式寝具の実施方法を示した説明図である。(実施例3)
符号の説明
1 水
2 袋体
3 流体流入管接続口
3a−3b 流体流入管接続口
4 流体排出管接続口
4a−4b 流体排出管接続口
5 流体循環経路
6 流体流入管
6a−6b 流体流入管
7 流体排出管
7a−7b 流体排出管
8 循環ポンプ
8a−8f 循環ポンプ
9 貯留タンク
9a−9e 貯留タンク
10 熱源器
10a−10c 熱源器
11 循環制御装置
12 エア抜口
13 温度センサ
13a−13i 温度センサ
14 チューブ
14a−14b チューブ
15a−15b ウレタンフォーム
16 台車
17 パッド
18 注入口
19 一時タンク
20a−20i 分岐管
21a−21p 接続管
22a−22f 三方切替弁
23a−23b 開閉弁
23c−23g 二方切替弁
24 排水経路接続口
25 導水経路接続口
26 接続口
27a−27c 水の経路
28a−28c 流量計
29a−29d 流量調整弁
30 接続口
31 排水管
32a−32g 熱交換器
33a−33c 逆止弁
34 浴槽
35 室内暖房機
50a−50b 循環経路
51 循環経路
52 循環経路
53 循環経路
54 循環経路
55 循環経路
101 空気
102 袋体
103 ウレタンフォーム

Claims (2)

  1. 内部に液体1が封入され上部にたるみを持つ水密性の袋体2と、袋体2の表面に配置される流体流入管接続口3と、袋体2の側面または下面に配置される流体排出管接続口4と、流体流入管接続口3で袋体と接続される流体流入管6および流体排出管接続口4で袋体と接続される流体排出管7および流体を循環させる流体循環ポンプ8および循環させる流体を貯留する貯留タンク9とから成り袋体2外部に配置された流体循環経路5と、流体循環経路5内に配置され流体を加熱又は冷却するための熱源器10と、温度センサからの信号に応じて熱源器の出力と流体の移動を制御する循環制御装置11と、流体循環経路5内に配置され経路内の気体を適宜排出制御可能なエア抜口12と、流体循環経路5内、あるいは袋体2の内部あるいは表面に配置され流体の温度を検出する温度センサ13と、流体排出管接続口4または流入管接続口3または流体循環経路5に接続され袋体2内部上面付近に配置される断面または表面に孔を設けた柔軟性のあるチューブ14とからなる寝具。
  2. 流体循環経路が浴槽あるいは冷房機あるいは暖房機と接続されていることを特徴とする請求項1記載の寝具。
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