JP2006320072A - 交流電圧出力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構造で交流電圧を発生して外部負荷へ供給可能な交流電圧出力装置を提供する。
【解決手段】 交流出力用アーム35は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に接続される。AC出力ラインACL1,ACL2は、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2の接続点および交流出力用アーム35のパワートランジスタQ3,Q4の接続点にそれぞれ接続される。モータジェネレータMGの発電時、コネクタ50からの交流電圧の出力が要求されると、制御装置60は、システムメインリレーSMRをオフする。そして、パワートランジスタQ1〜Q4は、制御装置60からの信号PWACに基づいて、電源ラインPL2からの直流電圧を交流電圧に変換してAC出力ラインACL1,ACL2へ出力する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、交流電圧出力装置に関し、特に、ハイブリッド自動車に搭載され、交流電圧を発生して外部負荷へ出力する交流電圧出力装置に関する。
従来より、ハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)の有効利用を目的に、ハイブリッド自動車を電源設備として利用する試みがなされている。このようなハイブリッド自動車として、ハイブリッド自動車内で生成される直流電圧をAV100Vに変換する専用のインバータを備えたハイブリッド自動車が公知である。
また、特許第2695083号公報(特許文献1)は、専用のインバータを備えることなく交流電圧を生成して外部装置へ供給可能な電動機駆動および動力処理装置を開示する。この電動機駆動および動力処理装置は、二次電池と、インバータIA,IBと、誘導電動機MA,MBと、制御ユニットとを備える。誘導電動機MA,MBは、Y結線された巻線CA,CBをそれぞれ含み、巻線CA,CBの中性点NA,NBには、EMIフィルターを介して入力/出力ポートが接続される。
インバータIA,IBは、それぞれ誘導電動機MA,MBに対応して設けられ、それぞれ巻線CA,CBに接続される。そして、インバータIA,IBは、二次電池に並列に接続される。
この電動機駆動および動力処理装置においては、インバータIA,IBは、中性点NA,NB間に正弦波の調整された交流電力を発生し、その発生した交流電力を入力/出力ポートに接続された外部装置に供給することができる(特許文献1参照)。
特許第2695083号公報 特開2002−218793号公報 特開平10−117445号公報 特開平10−225014号公報 特開平6−292304号公報
しかしながら、特許第2695083号公報に開示される電動機駆動および動力処理装置では、誘導電動機MA,MBの巻線CA,CBの中性点NA,NBから発生した交流電圧を外部へ取出す必要があり、交流電圧を外部へ取出すための電力線の配線に伴なって装置の構造が複雑になる。特に、ハイブリッド自動車では、内部がオイルで満たされた駆動装置のケース内に電動機が配設されることもあり、電動機内部の中性点からケース外部へ交流電圧を取出すための電力線を別途配線すると、さらなるシール構造をケースに施す必要があるため、装置が複雑となる。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡易な構造で交流電圧を発生して外部負荷へ供給可能な交流電圧出力装置を提供することである。
この発明によれば、交流電圧出力装置は、発電機能を有する負荷駆動装置と、直流電源と負荷駆動装置が接続される電源ラインとの間に配設される昇降圧コンバータとを備える。この昇降圧コンバータは、チョッパ型のコンバータであり、電源ラインと接地ラインとの間に直列に接続される第1および第2の電力用半導体素子を少なくとも含む。また、交流電圧出力装置は、直流電源と昇降圧コンバータとの間に配設されるシステムリレーと、電源ラインと接地ラインとの間に直列に接続される第3および第4の電力用半導体素子と、第1および第2の電力用半導体素子の接続点ならびに第3および第4の電力用半導体素子の接続点にそれぞれ接続される交流出力線対と、第1から第4の電力用半導体素子をスイッチング制御する制御手段とをさらに備える。この制御手段は、負荷駆動装置の発電時、システムリレーをオフするとともに、電源ラインの直流電圧を交流電圧に変換して交流出力線対へ出力するように第1から第4の電力用半導体素子をスイッチング制御する。
この発明による交流電圧出力装置においては、交流出力線対は、昇降圧コンバータの第1および第2の電力用半導体素子の接続点ならびに第3および第4の電力用半導体素子の接続点にそれぞれ接続される。そして、負荷駆動装置の発電時、第1から第4の電力用半導体素子により形成されるインバータによって、電源ラインから供給される直流電圧が外部負荷用の交流電圧に変換され、交流出力線対に出力される。すなわち、この交流電圧出力装置においては、負荷駆動装置に交流出力線対を接続することなく、生成した交流電圧が取出される。
したがって、この発明による交流電圧出力装置によれば、負荷駆動装置が格納されるケースに交流出力線対の敷設に伴なうシール構造を別途設ける必要はなく、簡易な構造で交流電圧を発生して外部負荷へ供給することができる。また、昇降圧コンバータの第1および第2の電力用半導体素子を利用して外部負荷用の交流電圧を生成するためのインバータを形成するので、専用のインバータを別途設ける場合に比べて追加部品を少なくできる。
好ましくは、制御手段は、交流電圧の生成が要求されていないとき、第3および第4の電力用半導体素子をオフする。
この交流電圧出力装置においては、交流電圧の生成が要求されていないとき、交流出力線対に電流が流れることはない。したがって、この交流電圧出力装置によれば、交流電圧の生成が要求されていないときの昇降圧コンバータの機能が確保される。
また、この発明によれば、交流電圧出力装置は、発電機能を有する負荷駆動装置と、直流電源と負荷駆動装置が接続される電源ラインとの間に配設される昇降圧コンバータとを備える。この昇降圧コンバータは、チョッパ型のコンバータであり、電源ラインと接地ラインとの間に直列に接続される2つの電力用半導体素子を少なくとも含む。また、交流電圧出力装置は、直流電源と昇降圧コンバータとの間に配設されるシステムリレーと、電源ラインと接地ラインとの間に直列に接続される2つの容量素子と、2つの電力用半導体素子の接続点および2つの容量素子の接続点にそれぞれ接続される交流出力線対と、2つの電力用半導体素子をスイッチング制御する制御手段とをさらに備える。この制御手段は、負荷駆動装置の発電時、システムリレーをオフするとともに、電源ラインの直流電圧を交流電圧に変換して交流出力線対へ出力するように2つの電力用半導体素子をスイッチング制御する。
この発明による交流電圧出力装置においては、交流出力線対は、昇降圧コンバータの2つの電力用半導体素子の接続点および電源ラインと接地ラインとの間に直列に接続される2つの容量素子の接続点にそれぞれ接続される。2つの容量素子の接続点に接続される交流出力線は、電源ラインの電圧レベルと接地ラインの電圧レベルとの間の電圧レベルに固定される。そこで、負荷駆動装置の発電時、電源ラインと接地ラインとの間に直列に接続される昇降圧コンバータの2つの電力用半導体素子を交互にオンさせることによって、外部負荷用の交流電圧が交流出力線対に発生する。すなわち、この交流電圧出力装置においては、負荷駆動装置に交流出力線対を接続することなく、生成した交流電圧が取出される。
したがって、この発明による交流電圧出力装置によれば、負荷駆動装置が格納されるケースに交流出力線対の敷設に伴なうシール構造を別途設ける必要はなく、簡易な構造で交流電圧を発生して外部負荷へ供給することができる。また、昇降圧コンバータの第1および第2の電力用半導体素子を利用して外部負荷用の交流電圧を生成するので、専用のインバータを別途設ける場合に比べて追加部品を少なくできる。さらに、電源ラインと接地ラインとの間には電圧変動を抑制するための容量素子が一般に設けられるところ、この容量素子を直列に2つに分離して外部負荷用の交流電圧の生成に利用すれば、追加部品をさらに少なくできる。
好ましくは、交流電圧出力装置は、交流出力線対の少なくとも一方に接続されるリレーをさらに備え、制御手段は、交流電圧の生成が要求されているとき、リレーをオンし、交流電圧の生成が要求されていないとき、リレーをオフする。
この交流電圧出力装置においては、交流電圧の生成が要求されていないとき、交流出力線対に電流が流れることはない。したがって、この交流電圧出力装置によれば、交流電圧の生成が要求されていないときの昇降圧コンバータの機能が確保される。
好ましくは、交流電圧出力装置は、交流出力線対と負荷が接続される出力端子との間に配設される絶縁型の交流電圧変換器をさらに備える。
この交流電圧出力装置は、交流電圧の供給を受ける外部負荷と絶縁型の交流電圧変換器によって絶縁される。したがって、この交流電圧出力装置によれば、安全性に配慮した交流電圧出力装置が実現される。
好ましくは、交流電圧出力装置は、交流出力線対に生成された交流電圧を直流電圧に整流する整流器と、整流器から出力される直流電圧を商用交流電圧に変換して出力端子へ出力するインバータとをさらに備える。
この交流電圧出力装置においては、整流器後に設けられたインバータによって商用交流電圧を発生する。そこで、交流出力線対に生成する交流電圧を高周波化し、交流電圧変換器を高周波で動作させることができる。したがって、この交流電圧出力装置によれば、交流電圧変換器を小型化することができる。
この発明によれば、負荷駆動装置に交流出力線対を接続することなく、発生した交流電圧が取出されるので、負荷駆動装置が格納されるケースに交流出力線対の敷設に伴なうシール構造を別途設ける必要はない。したがって、簡易な構造で交流電圧を発生して外部負荷へ供給することができる。
また、昇降圧コンバータの第1および第2の電力用半導体素子を利用して外部負荷用の交流電圧を生成するので、外部負荷用の交流電圧を生成するための専用のインバータを別途設ける場合に比べて追加部品を少なくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による交流電圧出力装置の全体ブロック図である。図1を参照して、この交流電圧出力装置100は、バッテリBと、システムメインリレーSMRと、昇圧コンバータ10と、インバータ20と、モータジェネレータMGと、エンジン30と、交流出力用アーム35と、AC出力ラインACL1,ACL2と、トランス41と、整流器42と、インバータ43と、フィルタ44と、コネクタ50と、制御装置60と、コンデンサC1,C2と、電源ラインPL1,PL2と、接地ラインSLと、U相ラインULと、V相ラインVLと、W相ラインWLと、電圧センサ70,72と、電流センサ80とを備える。
この交流電圧出力装置100は、ハイブリッド自動車に搭載される。そして、モータジェネレータMGは、エンジン30と連結され、エンジン30の始動を行ない得る電動機として動作し、かつ、エンジン30によって駆動される発電機として動作するものとしてハイブリッド自動車に組込まれる。
システムメインリレーSMRは、リレーRY1,RY2を含む。リレーRY1は、バッテリBの正極と電源ラインPL1との間に接続され、リレーRY2は、バッテリBの負極と接地ラインSLとの間に接続される。コンデンサC1は、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間に接続される。
昇圧コンバータ10は、リアクトルLと、パワートランジスタQ1,Q2と、ダイオードD1,D2とを含む。パワートランジスタQ1,Q2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列に接続される。各パワートランジスタQ1,Q2のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すようにダイオードD1,D2がそれぞれ接続される。そして、リアクトルLの一端は、パワートランジスタQ1,Q2の接続点に接続され、その他端は、電源ラインPL1に接続される。
コンデンサC2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に接続される。インバータ20は、U相アーム22、V相アーム24およびW相アーム26を含む。U相アーム22、V相アーム24およびW相アーム26は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。U相アーム22は、直列に接続されたパワートランジスタQ11,Q12からなり、V相アーム24は、直列に接続されたパワートランジスタQ13,Q14からなり、W相アーム26は、直列に接続されたパワートランジスタQ15,Q16からなる。各パワートランジスタQ11〜Q16のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD11〜D16がそれぞれ接続される。
モータジェネレータMGは、3相コイル12をステータコイルとして含む。3相コイル12を形成するU,V,W各相コイルの一端は、互いに接続されて中性点Nを形成し、そのU,V,W各相コイルの他端は、インバータ20のU,V,W各相アームにおける各パワートランジスタの接続点にそれぞれ接続される。エンジン30は、モータジェネレータMGと連結される。
交流出力用アーム35は、パワートランジスタQ3,Q4を含む。パワートランジスタQ3,Q4は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に直列に接続される。すなわち、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2からなるアームおよび交流出力用アーム35は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間に並列に接続される。
AC出力ラインACL1の一端は、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2の接続点に接続され、その他端は、トランス41の一次コイル45の一端に接続される。AC出力ラインACL2の一端は、交流出力用アーム35のパワートランジスタQ3,Q4の接続点に接続され、その他端は、トランス41の一次コイル45の他端に接続される。
トランス41は、一次コイル45と、二次コイル46とを含む。一次コイル45は、AC出力ラインACL1とAC出力ラインACL2との間に接続される。二次コイル46は、整流器42に接続される。整流器42は、トランス41とインバータ43との間に配設される。インバータ43は、整流器42とフィルタ44との間に配設される。フィルタ44は、インバータ43とコネクタ50との間に配設される。
バッテリBは、直流電源であり、たとえば、ニッケル水素やリチウムイオン等の二次電池からなる。バッテリBは、モータジェネレータMGが力行モードのとき、直流電圧を発生し、その発生した直流電圧を昇圧コンバータ10へ出力する。また、バッテリBは、モータジェネレータMGが発電モードのとき、昇圧コンバータ10から出力される直流電圧によって充電される。
電圧センサ70は、バッテリBから出力される電圧Vbを検出し、その検出した電圧Vbを制御装置60へ出力する。システムメインリレーSMRは、制御装置60からの信号SEに基づいてオン/オフされる。具体的には、システムメインリレーSMRのリレーRY1,RY2は、H(論理ハイ)レベルの信号SEによってオンされ、L(論理ロー)レベルの信号SEによってオフされる。コンデンサC1は、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間の電圧変動を平滑化する。
昇圧コンバータ10は、制御装置60からの信号PWCに基づいて、バッテリBから受ける直流電圧をリアクトルLを用いて昇圧し、その昇圧した昇圧電圧を電源ラインPL2に供給する。具体的には、昇圧コンバータ10は、制御装置60からの信号PWCに基づいて、パワートランジスタQ2のスイッチング動作に応じて流れる電流をリアクトルLに磁場エネルギーとして蓄積することによってバッテリBからの直流電圧を昇圧する。そして、昇圧コンバータ10は、その昇圧した昇圧電圧をパワートランジスタQ2がオフされたタイミングに同期してダイオードD1を介して電源ラインPL2へ出力する。また、昇圧コンバータ10は、制御装置60からの信号PWCに基づいて、電源ラインPL2から供給される直流電圧を降圧してバッテリBを充電する。
ここで、モータジェネレータMGの発電時にコネクタ50に接続される負荷(図示せず)への交流電圧の出力が要求されると、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2および交流出力用アーム35のパワートランジスタQ3,Q4は、制御装置60からの信号PWACに基づいて、電源ラインPL2から供給される直流電圧を交流電圧に変換してAC出力ラインACL1,ACL2へ出力する。
コンデンサC2は、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間の電圧変動を平滑化する。電圧センサ72は、コンデンサC2の端子間電圧、すなわち昇圧コンバータ10の出力電圧Vdc(インバータ20の入力電圧に相当する。以下同じ。)を検出し、その検出した電圧Vdcを制御装置60へ出力する。
インバータ20は、制御装置60からの信号PWMに基づいて、電源ラインPL2から受ける直流電圧を3相交流電圧に変換し、その変換した3相交流電圧をモータジェネレータMGへ出力する。これにより、モータジェネレータMGが発生する駆動力を用いてエンジン30が始動する。また、インバータ20は、エンジン30からの出力を受けてモータジェネレータMGが発電した3相交流電圧を制御装置60からの信号PWMに基づいて直流電圧に変換し、その変換した直流電圧を電源ラインPL2へ出力する。
電流センサ80は、モータジェネレータMGに流れるモータ電流MCRTを検出し、その検出したモータ電流MCRTを制御装置60へ出力する。
モータジェネレータMGは、3相交流電動発電機であり、たとえば3相交流同期電動発電機からなる。モータジェネレータMGは、エンジン30からの出力を用いて3相交流電圧を発生し、その発生した3相交流電圧をインバータ20へ出力する。また、モータジェネレータMGは、インバータ20から受ける3相交流電圧によって駆動力を発生し、エンジン30の始動を行なう。
トランス41は、AC出力ラインACL1,ACL2に発生した交流電圧Vac0を一次コイル45および二次コイル46の巻数比に応じた電圧レベルに変換して整流器42へ出力する。整流器42は、トランス41からの交流電圧を直流電圧に整流してインバータ43へ出力する。なお、この整流器42には、公知の整流回路を用いることができる。
インバータ43は、整流器42からの直流電圧を商用電源用の交流電圧Vacに変換し、その変換した交流電圧Vacをフィルタ44へ出力する。フィルタ44は、インバータ43からの交流電圧Vacに含まれる高周波ノイズを除去してコネクタ50へ出力する。コネクタ50は、生成された交流電圧Vacを外部負荷へ出力するための出力端子であり、電気機器の電源用コンセントや家庭の非常用電源のコンセントなどが接続される。
制御装置60は、外部に設けられるECU(Electronic Control Unit)から出力されるモータジェネレータMGのトルク指令値TRおよびモータ回転数MRN、電圧センサ70からの電圧Vb、ならびに電圧センサ72からの電圧Vdcに基づいて、昇圧コンバータ10を駆動するための信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ10へ出力する。
また、制御装置60は、電圧Vdc、トルク指令値TRおよび電流センサ80からのモータ電流MCRTに基づいて、モータジェネレータMGを駆動するための信号PWMを生成し、その生成した信号PWMをインバータ20へ出力する。
さらに、制御装置60は、ECUからの信号GEN,ACに基づいて、AC出力ラインACL1,ACL2に交流電圧Vac0を発生するように昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2および交流出力用アーム35のパワートランジスタQ3,Q4をオン/オフするための信号PWACを生成し、その生成した信号PWACをパワートランジスタQ1〜Q4へ出力する。なお、信号GEN,ACについては、後ほど説明する。
図2は、図1に示した制御装置60の機能ブロック図である。図2を参照して、制御装置60は、コンバータ制御部61と、インバータ制御部62と、AC出力制御部63とを含む。コンバータ制御部61は、電圧Vb,Vdc、トルク指令値TRおよびモータ回転数MRNに基づいて、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2をオン/オフするための信号PWCを生成し、その生成した信号PWCを昇圧コンバータ10へ出力する。ここで、コンバータ制御部61は、AC出力制御部63からHレベルの制御信号CTLを受けているとき、信号PWCの生成を行なわない。
インバータ制御部62は、トルク指令値TR、モータ電流MCRTおよび電圧Vdcに基づいて、インバータ20のパワートランジスタQ11〜Q16をオン/オフするための信号PWMを生成し、その生成した信号PWMをインバータ20へ出力する。
AC出力制御部63は、信号GEN,ACに基づいて、AC出力ラインACL1,ACL2に交流電圧Vac0を発生するか否かを判定する。ここで、信号GENは、モータジェネレータMGの発電時にHレベルとなる信号である。また、信号ACは、たとえば、AC出力スイッチの操作に応じて論理レベルが変化する信号であり、Hレベルの信号ACは、コネクタ50から商用電源用の交流電圧Vacの出力を要求する信号である。
AC出力制御部63は、信号GENがHレベルのときにHレベルの信号ACを受けると、交流電圧Vac0の発生を許可する。そして、AC出力制御部63は、Hレベルの制御信号CTLをコンバータ制御部61へ出力して信号PWCの生成を禁止するとともに、Lレベルの信号SEをシステムメインリレーSMRへ出力してシステムメインリレーSMRをオフする。次いで、AC出力制御部63は、昇圧コンバータ10および交流出力用アーム35のパワートランジスタQ1〜Q4を用いてAC出力ラインACL1,ACL2に交流電圧Vac0を生成するための信号PWACを生成し、その生成した信号PWACを昇圧コンバータ10および交流出力用アーム35のパワートランジスタQ1〜Q4へ出力する。
なお、AC出力制御部63は、信号ACがLレベルのとき、または信号ACがHレベルであっても信号GENがLレベルのときは、Lレベルの制御信号CTLをコンバータ制御部61へ出力するとともに、信号SEをLレベルにしない。また、AC出力制御部63は、信号PWACの生成も行なわない。すなわち、信号ACがLレベルのとき、または信号ACがHレベルであっても信号GENがLレベルのときは、システムメインリレーSMRが強制的にオフされることはなく、また、交流出力用アーム35のパワートランジスタQ3,Q4はオフされる。
図3は、図2に示したコンバータ制御部61の機能ブロック図である。図3を参照して、コンバータ制御部61は、インバータ入力電圧指令演算部112と、フィードバック電圧指令演算部114と、デューティー比演算部116と、PWM信号変換部118とからなる。
インバータ入力電圧指令演算部112は、トルク指令値TRおよびモータ回転数MRNに基づいて、インバータ入力電圧の最適値(目標値)すなわち電圧指令Vdc_comを演算し、その演算した電圧指令Vdc_comをフィードバック電圧指令演算部114へ出力する。
フィードバック電圧指令演算部114は、電圧Vdcおよびインバータ入力電圧指令演算部112からの電圧指令Vdc_comに基づいて、電圧Vdcを電圧指令Vdc_comに制御するためのフィードバック電圧指令Vdc_com_fbを演算し、その演算したフィードバック電圧指令Vdc_com_fbをデューティー比演算部116へ出力する。
デューティー比演算部116は、電圧Vbおよびフィードバック電圧指令演算部114からのフィードバック電圧指令Vdc_com_fbに基づいて、昇圧コンバータ10の出力電圧Vdcを電圧指令Vdc_comに制御するためのデューティー比を演算し、その演算したデューティー比をPWM信号変換部118へ出力する。
PWM信号変換部118は、AC出力制御部63からLレベルの制御信号CTLを受けているとき、デューティー比演算部116から受けたデューティー比に基づいて昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2をオン/オフするためのPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、その生成したPWM信号を信号PWCとして昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2へ出力する。一方、PWM信号変換部118は、AC出力制御部63からHレベルの制御信号CTLを受けているときは、PWM信号を生成しない。したがって、AC出力制御部63からHレベルの制御信号CTLを受けているとき、PWM信号変換部118は、信号PWCを昇圧コンバータ10へ出力しない。
なお、昇圧コンバータ10の下アームのパワートランジスタQ2のオンデューティーを大きくすることによりリアクトルLにおける電力蓄積が大きくなるため、より高電圧の出力を得ることができる。一方、上アームのパワートランジスタQ1のオンデューティーを大きくすることにより電源ラインPL2の電圧が下がる。そこで、パワートランジスタQ1,Q2のデューティー比を制御することで、電源ラインPL2の電圧をバッテリBの出力電圧以上の任意の電圧に制御することができる。
図4は、図2に示したインバータ制御部62の機能ブロック図である。図4を参照して、インバータ制御部62は、モータ制御用相電圧演算部120と、PWM信号変換部122とからなる。
モータ制御用相電圧演算部120は、トルク指令値TR、電圧Vdcおよびモータ電流MCRTに基づいて、モータジェネレータMGの各相コイルに印加する電圧を演算し、その演算した各相コイル電圧をPWM信号変換部122へ出力する。
PWM信号変換部122は、モータ制御用相電圧演算部120から受ける各相コイル電圧指令に基づいて、インバータ20の各パワートランジスタQ11〜Q16をオン/オフする信号PWMを生成し、その生成した信号PWMをインバータ20の各パワートランジスタQ11〜Q16へ出力する。
再び図1を参照して、この実施の形態1による交流電圧出力装置100の全体動作について説明する。モータジェネレータMGが力行モードのとき、昇圧コンバータ10は、制御装置60からの信号PWCに基づいて、バッテリBから電源ラインPL1を介して受ける直流電圧を昇圧し、その昇圧した昇圧電圧を電源ラインPL2へ供給する。インバータ20は、制御装置60からの信号PWMに基づいて、電源ラインPL2から受ける直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータMGを駆動する。これにより、モータジェネレータMGの駆動力を用いてエンジン30が始動する。
モータジェネレータMGが発電モードのとき、モータジェネレータMGは、エンジン30の出力を用いて発電し、その発電した交流電圧をインバータ20へ出力する。インバータ20は、制御装置60からの信号PWMに基づいて、モータジェネレータMGが発電した交流電圧を直流電圧に変換して電源ラインPL2に供給する。
ここで、信号ACがLレベルのとき、すなわち商用電源用の交流電圧Vacの出力が要求されていないとき、昇圧コンバータ10は、制御装置60からの信号PWCに基づいて、電源ラインPL2からの直流電圧を降圧して電源ラインPL1へ出力し、バッテリBを充電する。
一方、信号ACがHレベルのとき、すなわち商用電源用の交流電圧Vacの出力が要求されているとき、制御装置60からのLレベルの信号SEに応じてシステムメインリレーSMRがオフされる。そして、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2および交流出力用アーム35のパワートランジスタQ3,Q4は、制御装置60からの信号PWACに応じてインバータ動作を行ない、電源ラインPL2から供給される直流電圧を交流電圧Vac0に変換してAC出力ラインACL1,ACL2へ出力する。
その後、AC出力ラインACL1,ACL2の交流電圧Vac0は、トランス41によって電圧変換され、整流器42によって直流電圧に整流される。そして、インバータ43によって整流器42からの直流電圧が商用電源用の交流電圧Vacに変換され、フィルタ44を介してコネクタ50から図示されない負荷へ商用電源用の交流電圧Vacが出力される。
なお、この交流電圧出力装置100においては、トランス41が設けられるので、AC出力ラインACL1,ACL2がコネクタ50に接続される負荷と絶縁される。すなわち、交流電圧出力装置100は、コネクタ50に接続される負荷と絶縁される。
また、この交流電圧出力装置100においては、AC出力ラインACL1,ACL2に発生した交流を整流器42によって一旦直流に変換し、インバータ43によって商用電源用の交流電圧Vacを発生させるので、AC出力ラインACL1,ACL2に発生させる交流電圧の周波数は、商用周波数である必要はない。そこで、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2および交流出力用アーム35のパワートランジスタQ3,Q4によって形成されるインバータを高周波で動作させ、トランス41を高周波で動作させることにより、トランス41の体格を小さくすることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、モータジェネレータMGが格納されるケース(図示せず)にAC出力ラインACL1,ACL2の敷設に伴なうシール構造を別途設ける必要はなく、簡易な構造で交流電圧Vacを取出すことができる。また、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2を利用して交流電圧を生成するためのインバータを形成するので、専用のインバータを別途設ける場合に比べて追加の部品点数を少なくできる。
[実施の形態2]
図5は、この発明の実施の形態2による交流電圧出力装置の全体ブロック図である。図5を参照して、この交流電圧出力装置100Aは、図1に示した実施の形態1による交流電圧出力装置100の構成において、交流出力用アーム35を備えず、リレーRY3をさらに備え、制御装置60に代えて制御装置60Aを備える。また、この交流電圧出力装置100Aにおいては、コンデンサC2は、直列接続された互いに同容量のコンデンサC21,C22を含み、コンデンサC21,C22の接続点にAC出力ラインACL2が接続される。交流電圧出力装置100Aのその他の構成は、実施の形態1による交流電圧出力装置100と同じである。
リレーRY3の一端は、AC出力ラインACL1に接続され、その他端は、トランス41の一次コイル45に接続される。このリレーRY3は、制御装置60Aからの信号CTNLに基づいてオン/オフされる。具体的には、リレーRY3は、Hレベルの信号CTNLによってオンされ、Lレベルの信号CTNLによってオフされる。
制御装置60Aは、モータジェネレータMGの発電時にコネクタ50からの交流電圧Vacの出力が要求されると、AC出力ラインACL1,ACL2に交流電圧Vac0を発生するように昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2をオン/オフするための信号PWACを生成し、その生成した信号PWACをパワートランジスタQ1,Q2へ出力する。
なお、制御装置60Aのその他の機能は、実施の形態1における制御装置60と同じである。
図6は、図5に示した制御装置60Aの機能ブロック図である。図6を参照して、制御装置60Aは、図2に示した実施の形態1における制御装置60の構成において、AC出力制御部63に代えてAC出力制御部63Aを含む。AC出力制御部63Aは、信号GEN,ACに基づいて、AC出力ラインACL1,ACL2に交流電圧Vac0を発生するか否かを判定する。
AC出力制御部63Aは、信号GENがHレベルのときにHレベルの信号ACを受けると、交流電圧Vac0の発生を許可する。そして、AC出力制御部63Aは、Hレベルの制御信号CTLをコンバータ制御部61へ出力して信号PWCの生成を禁止するとともに、Lレベルの信号SEをシステムメインリレーSMRへ出力してシステムメインリレーSMRをオフし、Hレベルの信号CNTLをリレーRY3へ出力してリレーRY3をオンする。次いで、AC出力制御部63Aは、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2を用いてAC出力ラインACL1,ACL2に交流電圧Vac0を生成するための信号PWACを生成し、その生成した信号PWACを昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2へ出力する。
なお、AC出力制御部63Aは、信号ACがLレベルのとき、または信号ACがHレベルであっても信号GENがLレベルのときは、Lレベルの制御信号CTLをコンバータ制御部61へ出力するとともに、信号PWACの生成を行なわない。また、AC出力制御部63Aは、信号SEをLレベルにせず、さらにLレベルの信号CNTLをリレーRY3へ出力する。すなわち、信号ACがLレベルのとき、または信号ACがHレベルであっても信号GENがLレベルのときは、システムメインリレーSMRが強制的にオフされることはなく、また、リレーRY3はオフされてトランス41が昇圧コンバータ10から切離される。
図7は、AC出力ラインACL1,ACL2に生成される交流電圧Vac0の波形図である。図7を参照して、タイミングt0〜t1の間、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2は、制御装置60Aからの信号PWACに基づいてそれぞれオン,オフされる。そうすると、AC出力ラインACL1の電圧レベルはVdcとなり、一方、AC出力ラインACL2はコンデンサC21,C22によって電圧Vdcの中間電圧(1/2Vdc)に固定されているので、AC出力ラインACL1,ACL2間には、1/2Vdcの電圧が発生する。
次いで、タイミングt1〜t2の間は、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2は、制御装置60Aからの信号PWACに基づいてそれぞれオフ,オンされる。そうすると、AC出力ラインACL1の電圧レベルは接地レベル(0V)となるので、AC出力ラインACL1,ACL2間には、−1/2Vdcの電圧が発生する。
以下、同様にして、制御装置60Aからの信号PWACに基づいてパワートランジスタQ1,Q2がオン,オフされることにより、AC出力ラインACL1,ACL2に交流電圧Vac0が生成される。
なお、図7では、交流電圧Vac0は矩形波状の電圧であるが、パワートランジスタQ1,Q2を公知のPWM制御によってスイッチング制御することにより、交流電圧Vac0を正弦波状に制御することができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、外部負荷用の交流電圧を生成するのに昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2を利用するとともに、コンデンサC2をコンデンサC21,C22に分けてコンデンサC2も利用するので、外部負荷用の交流電圧を生成するのに必要な追加部品をさらに少なくすることができる。
なお、特に図示しないが、上記の実施の形態1において、電源ラインPL2と接地ラインSLとの間にさらにもう1つ交流出力用アームを設けることによって、外部負荷用に3相の交流電圧を生成することもできる。すなわち、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2と、交流出力用アーム35のパワートランジスタQ3,Q4と、追加するもう1つの交流出力用アームのパワートランジスタQ5,Q6とによって、電源ラインPL2から供給される直流電圧を3相交流電圧に変換して外部負荷へ供給することもできる。
なお、上記の実施の形態1,2においては、交流電圧出力装置100,100Aは、上述のようにハイブリッド自動車に搭載される。そして、特に図示していないが、実際には、駆動輪に連結され、車両の駆動力を発生するモータジェネレータMG2と、電源ラインPL2および接地ラインSLに接続され、モータジェネレータMG2を駆動する他のインバータとが備えられる。
また、上記の実施の形態1,2においては、交流電圧出力装置100,100Aは、ハイブリッド自動車に搭載されるものとしたが、この発明の適用範囲は、ハイブリッド自動車に搭載されるものに限られず、電気自動車(Electric Vehicle)や、バッテリBとして二次電池に代えて燃料電池(Fuel Cell)を備えた燃料電池車などに搭載されるものであってもよい。
なお、上記において、モータジェネレータMGおよびインバータ20は、この発明における「負荷駆動装置」を形成する。また、昇圧コンバータ10は、この発明における「昇降圧コンバータ」に対応し、システムメインリレーSMRは、この発明における「システムリレー」に対応する。さらに、昇圧コンバータ10のパワートランジスタQ1,Q2は、この発明における「第1および第2の電力用半導体素子」に対応し、交流出力用アーム35のパワートランジスタQ3,Q4は、この発明における「第3および第4の電力用半導体素子」に対応する。また、さらに、AC出力ラインACL1,ACL2は、この発明における「交流出力線対」に対応し、AC出力制御部63,63Aの各々は、この発明における「制御手段」に対応する。また、さらに、コンデンサC21,C22は、この発明における「2つの容量素子」に対応し、リレーRY3は、この発明における「リレー」に対応する。また、さらに、トランス41は、この発明における「絶縁型の交流電圧変換器」に対応し、インバータ43は、この発明における「インバータ」に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1による交流電圧出力装置の全体ブロック図である。 図1に示す制御装置の機能ブロック図である。 図2に示すコンバータ制御部の機能ブロック図である。 図2に示すインバータ制御部の機能ブロック図である。 この発明の実施の形態2による交流電圧出力装置の全体ブロック図である。 図5に示す制御装置の機能ブロック図である。 AC出力ラインに生成される交流電圧の波形図である。
符号の説明
10 昇圧コンバータ、12 3相コイル、20,43 インバータ、22 U相アーム、24 V相アーム、26 W相アーム、30 エンジン、35 交流出力用アーム、41 トランス、42 整流器、44 フィルタ、45 一次コイル、46 二次コイル、50 コネクタ、60,60A 制御装置、61 コンバータ制御部、62 インバータ制御部、63,63A AC出力制御部、70,72 電圧センサ、80 電流センサ、100,100A 交流電圧出力装置、112 インバータ入力電圧指令演算部、114 フィードバック電圧指令演算部、116 デューティー比演算部、118,122 PWM信号変換部、120 モータ制御用相電圧演算部、B バッテリ、SMR システムメインリレー、RY1〜RY3 リレー、C1,C2,C21,C22 コンデンサ、PL1,PL2 電源ライン、SL 接地ライン、L リアクトル、MG モータジェネレータ、N 中性点、UL U相ライン、VL V相ライン、WL W相ライン、ACL1,ACL2 AC出力ライン、Q1〜Q4,Q11〜Q16 パワートランジスタ、D1,D2,D11〜D16 ダイオード。

Claims (6)

  1. 発電機能を有する負荷駆動装置と、
    直流電源と前記負荷駆動装置が接続される電源ラインとの間に配設され、前記電源ラインと接地ラインとの間に直列に接続される第1および第2の電力用半導体素子を少なくとも含むチョッパ型の昇降圧コンバータと、
    前記直流電源と前記昇降圧コンバータとの間に配設されるシステムリレーと、
    前記電源ラインと前記接地ラインとの間に直列に接続される第3および第4の電力用半導体素子と、
    前記第1および第2の電力用半導体素子の接続点ならびに前記第3および第4の電力用半導体素子の接続点にそれぞれ接続される交流出力線対と、
    前記負荷駆動装置の発電時、前記システムリレーをオフするとともに、前記電源ラインの直流電圧を交流電圧に変換して前記交流出力線対へ出力するように前記第1から第4の電力用半導体素子をスイッチング制御する制御手段とを備える交流電圧出力装置。
  2. 前記制御手段は、前記交流電圧の生成が要求されていないとき、前記第3および第4の電力用半導体素子をオフする、請求項1に記載の交流電圧出力装置。
  3. 発電機能を有する負荷駆動装置と、
    直流電源と前記負荷駆動装置が接続される電源ラインとの間に配設され、前記電源ラインと接地ラインとの間に直列に接続される2つの電力用半導体素子を少なくとも含むチョッパ型の昇降圧コンバータと、
    前記直流電源と前記昇降圧コンバータとの間に配設されるシステムリレーと、
    前記電源ラインと前記接地ラインとの間に直列に接続される2つの容量素子と、
    前記2つの電力用半導体素子の接続点および前記2つの容量素子の接続点にそれぞれ接続される交流出力線対と、
    前記負荷駆動装置の発電時、前記システムリレーをオフするとともに、前記電源ラインの直流電圧を交流電圧に変換して前記交流出力線対へ出力するように前記2つの電力用半導体素子をスイッチング制御する制御手段とを備える交流電圧出力装置。
  4. 前記交流出力線対の少なくとも一方に接続されるリレーをさらに備え、
    前記制御手段は、前記交流電圧の生成が要求されているとき、前記リレーをオンし、前記交流電圧の生成が要求されていないとき、前記リレーをオフする、請求項3に記載の交流電圧出力装置。
  5. 前記交流出力線対と負荷が接続される出力端子との間に配設される絶縁型の交流電圧変換器をさらに備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の交流電圧出力装置。
  6. 前記交流出力線対に生成された交流電圧を直流電圧に整流する整流器と、
    前記整流器から出力される直流電圧を商用交流電圧に変換して前記出力端子へ出力するインバータとをさらに備える、請求項5に記載の交流電圧出力装置。
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