JP2006319995A - 電子カメラおよびその動作制御方法 - Google Patents

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彰久 山崎
Mitsufumi Misawa
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Abstract

【目的】電子スチル・カメラの記録媒体の残容量不足による記録不能を未然に防止する。
【構成】電子スチル・カメラに装着されたメモリ・カード90の残容量を検出する(ステップ111)。検出された残容量にもとづいて,複数の撮影モード(例えば,高い圧縮率での撮影,低い圧縮率での撮影)の中からメモリ・カード90に記録可能な撮影モードを設定し,設定した撮影モードで撮影し,得られた画像データを記録する(ステップ112-114,115-117)。
【選択図】図10

Description

この発明は,被写体を撮影し,被写体像を表す映像信号を記録媒体に記録する電子カメラおよびその動作制御方法に関する。
電子カメラは,持ち運びの点を考慮して電源に電池(充電池,乾電池など)が利用されている。電池の容量には限りがあるので,電子カメラの省電力化が要求されている。
また一方,電子カメラにストロボ発光装置を設け,ストロボ撮影することも一般的となってきている。しかしながら,ストロボ発光装置への充電は消費電力が大きい。電源の供給能力が低いにもかかわらず,電子カメラの消費電力が大きくなると,電池電圧が低下し,システム・ダウンし,被写体を撮影できなくなるおそれがある。
また,電子カメラに複数の撮影モードを持たせることも考えられる。複数の撮影モードを持った場合,電源の供給能力が低下し,特定の撮影モード下において被写体を撮影するとシステム・ダウンすることがある。このような場合には,あらかじめ利用可能な撮影モードをユーザに知らせることが好ましい。
この発明は,電子カメラの消費電力が大きくなり,電池電圧が低下し,システム・ダウンにより撮影の続行ができなくなることを未然に防止することを目的とする。
また,この発明は,あらかじめ利用可能な撮影モードをユーザに知らせることを目的とする。
第1の発明は,被写体を撮像し,被写体像を表す映像信号を記録媒体に記録する電子カメラにおいて,被写体にストロボ光を照射するためのストロボ発光装置,駆動電源を用いて上記ストロボ発光装置を充電するためのストロボ充電装置,上記駆動電源の電圧が一定電圧以下かどうかを判定する電源電圧判定手段,および上記電源電圧判定手段により上記駆動電圧が一定電圧以下と判定されたことに応じて上記ストロボ充電装置による上記ストロボ発光装置の充電を停止するストロボ充電制御手段を備えたことを特徴とする。
第1の発明は,上記電子カメラに適した動作制御方法も提供している。すなわち,被写体にストロボ光を照射するためのストロボ発光装置,および駆動電源を用いて上記ストロボ発光装置を充電するためのストロボ充電装置を備え,被写体を撮像し,被写体像を表す映像信号を記録媒体に記録する電子カメラにおいて,上記駆動電源の電圧が一定電圧以下かどうかを判定し,上記駆動電圧が一定電圧以下と判定されたことに応じて上記ストロボ充電装置による上記ストロボ発光装置の充電を停止することを特徴とする。
第1の発明によると,上記駆動電圧が一定電圧以下かどうかが判定される。上記駆動電圧が一定電圧以下の場合には,上記ストロボ発光装置の充電時にシステム・ダウンするおそれがある。システム・ダウンを防ぐため,上記ストロボ発光装置の充電が停止される。
上記駆動電圧が一定電圧以下の場合には,ストロボ発光装置の充電が停止し,電力消費が抑えられている。電子カメラがシステム・ダウンすることを未然に防止でき,被写体の撮影を未然に防止することができる。
上記駆動電源の電圧が第1の所定電圧以上か,上記第1の所定電圧よりも低い第2の所定電圧以上であり,上記第1の所定電圧以下かどうかを判定し,上記駆動電源の電圧が上記第1の所定電圧以上と判定されたことに応じて上記ストロボ充電装置により上記ストロボ発光装置を高速充電し,上記駆動電源の電圧が上記第2の所定電圧以上であり,上記第1の所定電圧以下と判定されたことに応じて,上記ストロボ充電装置により上記ストロボ発光装置を上記高速充電よりも遅い低速充電よるようにすることが好ましい。
上記駆動電源の電圧が上記第1の所定電圧以上のときにはストロボ充電してもシステム・ダウンのおそれがないほど,上記駆動電源は十分な電圧を有している。この場合は,高速充電が行われ,ストロボ撮影に備える。
上記駆動電源の電圧が上記第2の所定電圧以上であり,上記第1の所定電圧以下の場合には,上記駆動電源は十分な電圧を有しているとは言えない。この場合には,低速充電が行われ,システム・ダウンを避ける。
第2の発明による電子カメラは,受光面上に結像した被写体像を表す映像信号を出力する固体電子撮像素子を含む撮像手段,上記撮像手段から出力される映像信号を記録媒体に記録する記録制御手段,上記固体電子撮像素子の受光面上に被写体像を結像させるためのズーム・レンズ,駆動電源により駆動され,上記ズーム・レンズを構成するレンズの一部を移動させて上記ズーム・レンズのズーム比を変えるズーム・モータ,上記駆動電源の駆動電圧が一定電圧以下かどうかを判定する電源電圧判定手段,および上記電源電圧判定手段により上記駆動電圧が,一定電圧以下と判定されたことに応じて上記ズーム・モータへの上記駆動電圧の供給を停止する電源供給制御手段を備えたことを特徴とする。
第2の発明は,上記電子カメラに適した動作制御方法も提供している。すなわち,受光面上に結像した被写体像を表す映像信号を出力する固体電子撮像素子を含む撮像手段,上記撮像手段から出力される映像信号を記録媒体に記録する記録制御手段,上記固体電子撮像素子の受光面上に被写体像を結像させるためのズーム・レンズ,および駆動電源により駆動され,上記ズーム・レンズを構成するレンズの一部を移動させて上記ズーム・レンズのズーム比を変えるズーム・モータを備えた電子カメラにおいて,上記駆動電源の駆動電圧が一定電圧以下かどうかを判定し,上記駆動電圧が,一定電圧以下と判定されたことに応じて上記ズーム・モータへの上記駆動電圧の供給を停止することを特徴とする。
第2の発明によると,上記駆動電源の電圧が一定電圧以上のときにはズーム・モータへの電源の供給が停止する。上記駆動電源の電圧が低下しているときに,ズーム・モータが駆動され,システム・ダウンされることが防止される。ズーム比を一定として撮影を続行することができる。
第3の発明による電子カメラは,受光面上に結像した被写体像を表す映像信号を出力する固体電子撮像素子を含む撮像手段,上記撮像手段から出力される映像信号を記録媒体に記録する記録制御手段,上記固体電子撮像素子の受光面上に被写体を合焦させるためのフォーカシング・レンズ,駆動電源により駆動され,上記フォーカシング・レンズの位置を制御するフォーカス・モータ,上記駆動電源の駆動電圧が,一定電圧以下かどうかを判定する電源電圧判定手段,および上記電源電圧判定手段により上記駆動電圧が一定電圧以下と判定されたことに応じて上記フォーカス・モータへの上記駆動電圧の供給を停止する電源供給制御手段を備えたことを特徴とする。
第3の発明は,上記電子カメラに適した動作制御方法も提供している。すなわち,この方法は,受光面上に結像した被写体像を表す映像信号を出力する固体電子撮像素子を含む撮像手段,上記撮像手段から出力される映像信号を記録媒体に記録する記録制御手段,上記固体電子撮像素子の受光面上に被写体を合焦させるためのフォーカシング・レンズ,および駆動電源により駆動され,上記フォーカシング・レンズの位置を制御するフォーカス・モータを備えた電子カメラにおいて,上記駆動電源の駆動電圧が,一定電圧以下かどうかを判定し,上記駆動電圧が一定電圧以下と判定されたことに応じて上記フォーカス・モータへの上記駆動電圧の供給を停止するものである。
第3の発明によると,上記駆動電源の電圧が一定電圧以上のときにはフォーカシング・モータへの電源の供給が停止する。上記駆動電源の電圧が低下しているときに,フォーカス・モータが駆動されることによるシステム・ダウンを未然に防止できる。撮影を続行するときには,手動でフォーカス・レンズを操作してフォーカス制御を行うこととなろう。
第4の発明による電子カメラは,駆動電源の電源電圧を検出する電源電圧検出手段,上記電源電圧検出手段により検出された電源電圧にもとづいて,複数の撮影モードの中から設定可能な撮影モードを判定するモード判定手段,上記モード判定手段による判定により設定可能な撮影モードを報知する報知手段,上記モード報知手段により報知された撮影モードにもとづいて撮影モードを設定するモード設定手段,上記撮影モード設定手段により設定された撮影モードにより被写体を撮影し,被写体像を表す映像信号を出力する撮像手段,および上記撮像手段から出力される映像信号を記録媒体に記録する記録制御手段を備えたことを特徴とする。
第4の発明は,上記電子カメラに適した動作制御方法も提供している。すなわち,この動作制御方法は,駆動電源の電源電圧を検出し,検出された電源電圧にもとづいて,複数の撮影モードの中から設定可能な撮影モードを判定し,上記判定により設定可能な撮影モードを報知し,報知された撮影モードにもとづいて撮影モードを設定し,設定された撮影モードにより被写体を撮影し,被写体像を表す映像信号を得,得られた映像信号を記録媒体に記録するものである。
第4の発明によると,上記駆動電源の駆動電圧にもとづいて,設定可能な撮影モードが判定され,報知される。報知されたモードにしたがって撮影モードが設定され,被写体が撮影される。
設定してもシステム・ダウンすることのない撮影モードを報知することができ,その報知にしたがって被写体を撮影することができる。駆動電源が低下していることにより消費電力の多い撮影モードを設定して,システム・ダウンしてしまうことを未然に防止できる。
上記モード設定手段は,例えば,回転自在なモード・ダイアルであり,上記モード報知手段は,上記モード・ダイアル上に設定可能な撮影モードを表示するものが考えられる。
また,上記モード設定手段は,撮影モードごとに対応して設けられたプッシュ・スイッチであり,上記モード報知手段が,上記プッシュ・スイッチがオンとされたときに設定可能な撮影モードが表示されるものが考えられる。
第5の発明は,被写体を撮影し,被写体像を表す映像信号を記録媒体に記録する電子カメラにおいて,上記記録媒体の残容量を検出する残容量検出手段,上記残容量検出手段によって検出された残容量にもとづいて,複数の撮影モードの中から上記記録媒体に記録可能な撮影モードを検出する撮影モード検出手段,および上記撮影モード検出手段によって見つかった撮影モードを報知する報知手段を備えたことを特徴とする。
第5の発明は上記電子カメラに適した動作制御方法も提供している。すなわち,被写体を撮影し,被写体像を表す映像信号を記録媒体に記録する電子カメラにおいて,上記記録媒体の残容量を検出し,検出された残容量にもとづいて,複数の撮影モードの中から上記記録媒体に記録可能な撮影モードを検出し,見つかった撮影モードを報知することを特徴とする。
第5の発明によると,上記記録媒体の残容量が検出される。検出された残容量にもとづいて,記録可能な撮影モード(例えば,高圧縮での撮影モード)が報知される。報知にもとづいて撮影モードが設定され,被写体が撮影される。記録媒体の残容量不足による記録不能を未然に防止できる。
(1)第1実施例
図1(A)および(B)は,電子スチル・カメラの外観を示している。(A)は,電子スチル・カメラを正面から見ており,(B)は,電子スチル・カメラを背面から見ている。
図1(A)を参照して,電子スチル・カメラの上面には左端部にシャッタ・レリーズ・ボタン1が設けられている。電子スチル・カメラの正面のほぼ中央には光学レンズ・ユニット13が露出している。また,電子スチル・カメラの正面の上方のほぼ中央にはストロボ発光部28が設けられている。このストロボ発光部28の右側には光学的ビュー・ファインダ30が設けられている。
図1(B)を参照して,電子スチル・カメラの背面にはモニタ表示装置の表示画面19が設けられている。電子スチル・カメラの背面の光学的ビュー・ファインダ30から被写体をのぞくことにより,ユーザは,被写体を捉えることができる。被写体像は,モニタ表示装置の表示画面19にも表示され,この表示画面19に表示されている被写体像を見ながら被写体を撮影することもできる。
図2は,電子スチル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。
電子スチル・カメラの全体の動作は,制御CPU10によって統括される。
電子スチル・カメラには電池20が含まれている。この電池20によって電子スチル・カメラを構成する各回路に電源が供給される。電池20から電子スチル・カメラ各回路への電源の供給およびその停止も制御CPU10によって制御される。電池20の電圧は,電圧検出回路25によって検出され,制御CPU10に入力する。
光学レンズ・ユニット13には,ズーム・レンズ11および撮像レンズ12が含まれている。ズーム・レンズ11および撮像レンズ12は,いずれも複数のレンズから構成されている。ズーム制御回路22により制御されるズーム・モータ21によってズーム・レンズ11を構成するレンズの位置が調整されることによりズーム比が変えられる(画角が変わる)。ズーム制御回路22は,制御CPU10によって制御される。被写体像がCCD14の受光面上に結像するように,AF制御回路24により制御されるフォーカス・モータ23によって撮像レンズ12を構成するレンズの位置が調整される。AF制御回路24も制御CPU10によって制御される。
CCD14の受光面上に被写体像が結像する。シャッタ・レリーズ・ボタン1が押されると,その押下げを示す信号は制御CPU10に入力する。すると制御CPU10によってCCD14が制御され,被写体像を表す一駒分の静止画映像信号がCCD14から出力される。映像信号は,撮像回路15に入力し,この撮像回路15において色バランス調整,ガンマ補正などの撮像処理が行われ,かつディジタル画像データに変換されて出力される。ディジタル画像データは,メモリ16に一時的に記憶される。
メモリ16に記憶されたディジタル画像データは,メモリ16から順次読み出され,画像再生装置18に入力する。画像再生装置18において,ディジタル画像データからアナログ映像信号へのディジタル/アナログ変換処理を含む画像再生処理が行われる。映像信号がモニタ表示装置19(分かりやすくするために,モニタ表示装置19の符号もモニタ表示装置の表示画面と同じ符号を付す)に与えられる。これにより,上述のように電子スチル・カメラの背面に設けられた表示画面19上に被写体像が表示される。
ディジタル画像データは,電子スチル・カメラに着脱自在な外部記録装置(メモリ・カード,フロッピィ・ディスクなど)17に記録することもできる。
表示装置19には,ムービ画を表示することもできる。ムービ画を表示するときには,CCD14から被写体像を表す映像信号が順次出力される。映像信号は,撮像回路15においてディジタル画像データに変換される。変換されたディジタル画像データはメモリ16に一時的に記憶されることなく(または単に通過して),画像再生装置18に入力する。画像再生装置18においてディジタル画像データがアナログ映像信号に変換されて,モニタ表示装置19に与えられることにより,ムービ画がモニタ表示装置19の表示画面に表示される。
上述のように電子スチル・カメラは,ストロボ撮影が可能である。制御CPU10によって制御されるストロボ制御回路26により,ストロボ発光装置26の発光およびストロボ・コンデンサ27への充電が制御される。
図3は,電子スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。
電子スチル・カメラの電源スイッチがオンとされると電池20の電圧がA2ボルト未満かどうかが判断される(ステップ31)。
電池20の電圧がA2ボルト未満でなければ(ステップ31でNO),電池20の電圧は,十分にあり,ストロボ・コンデンサ27を高速に充電しても電池20の電圧低下によるシステム・ダウンを避けることができる。このために,ストロボ制御回路26によってストロボ・コンデンサ27が高速充電される(充電電流が大きくされる)(ステップ32)。
電池20の電圧がA2ボルト未満であると(ステップ31でYES),電池20の電圧がA2ボルトよりも低いB2ボルト未満かどうかが判断される(ステップ33)。電池20の電圧がA2ボルト未満であるが(ステップ31でYES),B2ボルト以上であるときには(ステップ33でNO),ストロボ・コンデンサ27を高速充電すると大きな電流がストロボ・コンデンサ27に流れるため,電池20の電圧低下によりシステム・ダウンするおそれがある。しかし,低速充電(比較的小さな電流でストロボ・コンデンサ27を充電する)であれば,システム・ダウンのおそれがないことを示している。このためのストロボ・コンデンサ27が低速充電される(ステップ34)。
電池20の電圧がB2ボルト未満のときには(ステップ33でYES),電池20の電圧がB2ボルトよりもさらに低いC2ボルト未満かどうかが判断される(ステップ35)。電池20の電圧がC2ボルト未満の場合は(ステップ35でYES),撮影自体が禁止されシステム終了処理が実行される(ステップ37)。電池20の電圧がB2ボルト未満であり(ステップ33でYES),C2ボルト以上のときにはストロボ発光が禁止され,被写体の撮影が実行される(ステップ36)。ストロボ・コンデンサ27の充電が停止し,システム・ダウンを回避できる。
図4は,電子スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。
電源スイッチがオンとされると電池20の電圧がA3ボルト未満かどうかが判断される(ステップ41)。A3ボルト未満でなければ,ズーム・モータ21およびフォーカス・モータ23が高速駆動される(ステップ42)。ズーム・モータ21の駆動およびフォーカス・モータの駆動の前提として,ユーザによりズーム・ボタン(図示略)によってズーム比が設定され,かつ距離センサ(図示略)により被写体までの距離が測定されているのはいうまでもない。
つづいて,電池20の電圧がB3ボルト(A3>B3)未満かどうかが判断され(ステップ43),B3ボルト未満であればズーム・モータ21およびフォーカス・モータ24が低速駆動される(ステップ44)。低速駆動なので,電池20の電圧が多少低くてもシステム・ダウンを回避できる。
さらに,電池20の電圧がC3ボルト(B3>C3)未満かどうかが判断され(ステップ45),C3ボルト以上であれば,画角および焦点距離を固定して被写体が撮影され,外部記録装置に被写体像を表す画像データが記録される(ステップ46)。もちろん,ユーザが手動で画角および焦点距離を変えて撮影するようにしてもよいのはいうまでもない。
電池20の電圧がC3ボルト未満であれば(ステップ45でYES),システム終了処理が実行される(ステップ47)。
電池20の電圧が低下しているにもかかわらず,ズーム・モータ21および23を駆動することにより生じるシステム・ダウンを未然に防止できる。また,図5に示す処理ではズーム・モータ21とフォーカス・モータ23との両方のモータを駆動しているがいずれか一方を駆動するのみでもよいのはいうまでもない。
上述した実施例では,電池20によって各回路への電源が供給されているがストロボ・コンデンサ充電用の電池,ズーム・モータ駆動用の電池,フォーカス・モータ駆動用の専用電池をそれぞれ別個に設けてもよい。この場合にはこれらの専用電池電圧を計測し,一定電圧以下のときにはストロボ・コンデンサの充電,ズーム・モータの駆動,フォーカス・モータの駆動が停止されよう。
(2)第2実施例
図5(A),(B)から図10は,第2実施例を示している。図5(A)は,電子スチル・カメラを正面から見た外観図であり,図5(B)は,電子スチル・カメラを背面から見た外観図である。図5(A)および(B)において図1(A)および(B)と同一物には同一符号を付して説明を省略する。
図5(A)および(B)に示すカメラにおいては,シャッタ・レリーズ・ボタン1の隣にモード・ダイアルつまみ51が設けられている。このモード・ダイアルつまみ51を回すことにより種々のモードが設定される。
図5(B)に示すように電子スチル・カメラの背面の下方にはモニタ・スイッチ71が設けられている。このモニタ・スイッチ71は,モニタ表示装置19へのムービ画の表示をオン,オフ制御するためのスイッチである。
図6は,モード・ダイアル・ユニット50の分解斜視図である。
モード・ダイアルつまみ51の表面には設定可能なモードが光が透過可能な文字で記されている。モード・ダイアルつまみ51の内側から光が照射されることによりモード・ダイアルつまみ51の表面に記された文字が光る。
モード・ダイアルつまみ51の表面には次のモードが記されている。モニタ・オン撮影モード(モニタ表示装置19にムービ画を表示しながら,被写体を撮影するモードである)。モニタ・オフ撮影モード(モニタ表示装置19をオフとして被写体を撮影するモードである)。再生モード(電子スチル・カメラに装着された記録媒体に記録されている画像データによって表される画像を再生するモードである)。消去モード(電子スチル・カメラに装着された記録媒体に記録されている画像データを消去するモードである)。セットアップ・モード(白黒撮影の設定,解像度の設定などの撮影条件を設定するモードである)。
モード・ダイアルつまみ51の内側には,上部が開口された箱体42,および44が固定されている。第1の箱体42の内部には第1のモード表示ランプ43が配置されており,第2の箱体44の内部には第2のモード表示ランプ45が配置されている。第1の箱体42は,第1の表示ランプ43が光ったときに,モード・ダイアルつまみ51の表面に記された「モニタ・オフ撮影」が光るように大きさが規定されている。第2の箱体44は,第2の表示ランプ45が光ったときに,モード・ダイアルつまみ51の表面に表示された「モニタ・オン撮影,再生,消去およびセットアップ」の文字が光るように大きさが規定されている。
モード・ダイアルつまみ51の中央から下方に軸52が突き出ている。この軸52の下端には,突出部53によって支持されている複数のブラシ54が形成されている。このブラシ54に対向する位置にコード板55が固定されている。コード板55には導通可能なコード56がブラシ54に対応して形成されている。ブラシ54およびコード56には電流が与えられ,モード・ダイアルつまみ51が回され,ブラシ54とコード56とが接すると導通状態となる。導通,非導通状態にもとづいて設定されたモードが判断される。
図7は,図5(B)のVIII−VIII線に沿う断面図(モニタ・スイッチ71の断面図)である。
電子スチル・カメラの筐体の一部が開口(開口81)され,この開口81にモニタ・スイッチ71がはめ込められている。開口81の内部においてカメラの筐体の一部に羽根81Aが形成されている。この羽部81Aと開口81のつば81Bとの間にモニタ・スイッチ71の羽根71Aが入り込み,ばね82によってモニタ・スイッチ71が外方向に付勢されている。モニタ・スイッチ71の表面には,光が透過可能な文字で「ON」と記載されている。
電気スイッチ86が含まれ,この電気スイッチ86から2本の端子84および85がのびている。モニタ・スイッチ71の先端部が一方の端子84と接しており,モニタ・スイッチ71が押されることにより,端子84と85とが接する。電気スイッチ86からオン信号が出力される。
モニタ・スイッチ71の内部にはスイッチ・ランプ83が含まれている。電気スイッチ86からオン信号が出力されると,スイッチ・ランプ83が光る。これによりスイッチ71に記されている「ON」の文字が光る。
図8は,電子スチル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。この図において図2に示すものと同一物には同一符号を付して説明を省略する。
上述のようにモード・ダイアル・ユニット50からの信号は,モード検出回路93に入力し,モードが検出される。モード検出信号が制御CPU10に入力する。また,制御CPU10から表示切り換え制御信号が出力され,表示切り換え制御回路94に入力する。表示切り換え制御回路94から表示制御信号が出力され,モード表示ランプ43および44の表示が制御される。
図8に示す電子スチル・カメラには外部記録装置としてメモリ・カード90が装着されている。メモリ・カード90を装着するために電子スチル・カメラにはメモリ・カード・インターフェイス91が設けられている。
撮影によって得られた画像データは,ディジタル信号処理回路95によって輝度データおよび色差データが生成される。生成された輝度データおよび色差データがデータ圧縮回路96に入力し,データ圧縮される(データ圧縮回路96は,低圧縮率での圧縮と高圧縮率での圧縮が可能である)。データ圧縮された画像データがメモリ・カード90に記録される。
電子スチル・カメラにメモリ・カード90が装着されると,装着されたメモリ・カード90の残容量が,制御CPU10によって検出される。
図9は,電子スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。
電子スチル・カメラの電源スイッチがオンとされると,電子スチル・カメラに装着されている電池20の電圧が検出される。検出された電圧がA4ボルト未満かどうかが判断され(ステップ101 ),A4ボルト未満でなければ(ステップ101 でNO),電池20の電圧が十分あるのでモニタ表示装置19にムービ画を表示しながら被写体を撮影してもシステム・ダウンのおそれがない。このためのモニタ表示装置19をオンとして被写体を撮影するモニタ・オン撮影モードの設定が可能なことが,ユーザが分かるようにモニタ表示ランプ43が光る。これによりモニタ・ダイアルつまみ51の「モニタ・オン撮影」が光る(ステップ102 )。ユーザは,モニタ・オン撮影が可能であることを認識できる。もちろん,モード表示ランプ45も光り,その他のモードの設定が可能であることはいうまでもない。
モード・ダイアル・ユニット50によりモニタ・オン撮影モードが設定されると,モニタ表示装置19の表示画面に被写体像がムービ表示される(ステップ103 )。シャッタ・レリーズ・ボタン1が押されることにより,押されたときの被写体像を表す画像データが得られ上述のようにデータ圧縮された画像データがメモリ・カード90に記録される(ステップ104 )。
さらに,電池20の電圧がA4ボルトよりも低いB4ボルト未満かどうかが判断される(ステップ105 )。電池がB4ボルト未満であると(ステップ105 でYES),撮影によりシステム・ダウンするおそれがあるのでシステム終了処理が実行される(ステップ109 )。電池がB4ボルト以上であると,被写体を撮影してもシステム・ダウンするおそれはないが,モニタ表示装置19にムービ画を表示するとシステム・ダウンするおそれがある。モニタ・オン撮影モードができない旨をユーザに知らせるためにモード表示ランプ43は,消される(ステップ106 )。
また,間違ってモニタ・オン撮影モードが設定された場合であっても,その設定されたモニタ・オン撮影モードは停止(無視)される(ステップ107 )。モニタ表示装置19に電源が供給されない状態で被写体の撮影および被写体像を表す画像データのメモリ・カード90への記録が行われる(ステップ108 )。
図10は,電子スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。
この処理においては,まず,電子スチル・カメラに装着されたメモリ・カード90の残容量が検出される(ステップ111 )。残容量は,メモリ・カードの記録領域のヘッダに記載されている。
メモリ・カード90の残容量が多いとデータ圧縮率を高くしなくともメモリ・カードへの画像データの記録が可能である。このために撮影によって得られた画像データは,低い圧縮率でデータ圧縮される(ステップ112 ,113 )。圧縮された画像データがメモリ・カード90に記録される(ステップ114 )。
メモリ・カードの残容量が少ないと撮影によって得られた画像データは,データ圧縮率が高くされてメモリ・カード90に記録される(ステップ115 ,116 ,117 )。メモリ・カード90の残容量が少なくとも画像データを記録できるようになる。
上記において,メモリ・カードの残容量が多いか少ないかは相対的に判断すればよいが,たとえば,一駒分の画像データをメモリ・カードに記録できる場合には,残容量が多いと判断でき,一駒分の画像データをメモリ・カードに記録できない場合には残容量が少ないと判断できる。
メモリ・カードの残容量が0となると,システム終了処理が実行される(ステップ118 )。もちろん,残容量が0であることをユーザに報知するようにしてもよい。
上述の実施例において,モード設定つまみに「ストロボ・オン撮影」,「ズーム撮影」,「オート・フォーカス撮影」の文字を記し,図3,図4に示すようにシステム・ダウンのおそれが無いときにこれらのそれぞれの文字を光らせ,システム・ダウンのおそれがあるときにはそれぞれの文字を消すようにしてもよい。
また上述の実施例においてはモニタ表示装置19をオンするプッシュ・スイッチ71のみが図示されているが,モードに対応した数のプッシュ・スイッチを設けることもできる。この場合にも,設定しても電池電圧が低下しないような設定可能なモードのみプッシュ・スイッチを光らせ,プッシュ・スイッチ9のオンを受けつけるようにしてもよい。
(A)および(B)は,電子スチル・カメラの斜視図である。 電子スチル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。 電子スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。 電子スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。 (A)および(B)は,電子スチル・カメラの斜視図である。 モード・ダイアル・ユニットの分解斜視図である。 図5(B)のVII−VII線に沿う断面図である。 電子スチル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。 電子スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。 電子スチル・カメラの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 制御CPU
11 ズーム・レンズ
12 撮像レンズ
15 撮像回路
19 モニタ表示装置
20 電池
21 ズーム・モータ
22 ズーム制御回路
23 フォーカス・モータ
24 AF制御回路
25 電圧検出回路
26 ストロボ制御回路
27 ストロボ・コンデンサ
28 ストロボ発光装置
50 モード・ダイアル・ユニット
71 モニタ・スイッチ

Claims (2)

  1. 被写体を撮影し,被写体像を表す映像信号を記録媒体に記録する電子カメラにおいて,
    上記記録媒体の残容量を検出する残容量検出手段,
    上記残容量検出手段によって検出された残容量にもとづいて,複数の撮影モードの中から上記記録媒体に記録可能な撮影モードを検出する撮影モード検出手段,および
    上記撮影モード検出手段によって見つかった撮影モードを報知する報知手段,
    を備えた電子カメラ。
  2. 被写体を撮影し,被写体像を表す映像信号を記録媒体に記録する電子カメラにおいて,
    上記記録媒体の残容量を検出し,
    検出された残容量にもとづいて,複数の撮影モードの中から上記記録媒体に記録可能な撮影モードを検出し,
    見つかった撮影モードを報知する,
    電子カメラの動作制御方法。

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