JP2006317291A - レーザー墨出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ライン光の光量の変動を防止することのできるレーザー墨出器の提供。
【解決手段】 レーザー墨出器1は、レーザー光源24と、ビームスプリッタ230と、広角レンズ26a、26b、26cと、鉛直機構22とを備えている。ビームスプリッタ230は、レーザー光源24から出射されたレーザービームを複数の異なる方向へのレーザービームに分割する。広角レンズ26a、26b、26cは、ビームスプリッタ230によって分割されたレーザービームをライン光へ変換する。鉛直機構22は、分割されたレーザービームが広角レンズ26a、26b、26cから水平面に対して所定方向に出射されるようにビームスプリッタ230を支持する。ビームスプリッタ230は、一方の面に無偏光被膜233aが付加されたハーフミラー233を有し、レーザービームは、前記一方の面に入射する。
【選択図】図2

Description

本発明はレーザー墨出器に関し、特に、1つの光源からのレーザービームを分割して複数のライン光を出射するレーザー墨出器に関する。
近年、建設現場等で基準線を引くための墨出し作業には、レーザー光線により壁等に直線を投影するレーザー墨出器が用いられている。例えば、基台上にジャイロ機構を介してレーザー光学系を搭載した鏡筒部材を懸垂支持し、上記レーザー光学系により天井面、床面 、及び側壁面にそれぞれ天井面投射ビーム,床面投射ビーム及び側壁面投射ビームを同時に出射可能に構成したレーザー墨出器であって、前記レーザー光学系は、単一のレーザー光源と、このレーザー光源から出射するレーザービームを上向き鉛直ビーム、下向き鉛直ビーム、及び水平ビームに偏光する偏光手段と、前記天井面投射ビームと床面投射ビームとを単一の鉛直軸上に整合する鉛直軸整合手段とを具備して成り、前記ジャイロ機構により鏡筒部材を水平に懸垂した構成を特徴とするレーザー墨出器について特許文献1に開示されている。
また、ガラス又はプラスチック等の光を透過する複数の部材を接合又は貼り合わせ、全体として直方体形状をした偏光手段について特許文献2に開示されている。
特開平10−141957号公報
ところで、従来のレーザー墨出し装置にあっては、赤色のレーザー光を出射するレーザー光源が一般的に用いられているが、屋外や照明のある明るい建設現場などで使用する場合、ライン光が見えにくくなる問題があり、視認性の良い緑色のレーザー光を使用したレーザー墨出し装置が検討されてきた。この際、緑色のレーザー光を使用する光源は大きく高価であるため、特許文献1等で開示されているような、単一の光源を複数のレーザービームに分岐して使用することが検討された。
しかし、緑色のレーザー光源を使用した場合、温度によるレーザー光の偏光特性の変化によって、特許文献1、特許文献2に開示された偏光手段(スプリッタ)で反射・透過された各レーザー光の強度が変化し、レーザー墨出器の使い勝手を損なってしまうことが判った。また、特許文献2記載のスプリッタにあっては、スプリッタを鏡筒にネジ固定する際などに破損してしまう問題もあった。
そこで、本発明は、視認性の良いグリーンレーザーを用いたレーザー墨出器において、温度変化によるレーザービームの偏光特性に変動があった場合でも、ライン光の強度変動を抑えることのできるレーザー墨出器を提供することを目的とする。さらに、スプリッタの破損を防止できるレーザー墨出器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、レーザー光源と、レーザー光源から出射されたレーザービームを複数の異なる方向へのレーザービームに分割するビームスプリッタと、ビームスプリッタによって分割されたレーザービームをライン光へ変換する広角レンズ部と、分割されたレーザービームが広角レンズから水平面に対して所定方向に出射されるようにビームスプリッタを支持する鉛直機構とを備えたレーザー墨出器であって、ビームスプリッタは、一方の面に無偏光被膜を用いた本発明の透反射板を構成するハーフミラーを有し、レーザービームは、前記一方の面に入射することを特徴とするレーザー墨出器を提供している。
また、ビームスプリッタには、レーザービームの通り道であるトンネルが形成されており、トンネルの内面には、アルマイト処理等の反射光低減処理が施されているのが好ましい。
また、ビームスプリッタは、ハーフミラーに入射するレーザービームに対して所定の角度を有するようにハーフミラーを支持する板状のホルダー部を備えているのが好ましい。
また、レーザー光源は、波長が532nmのレーザー光を出射するのが好ましい。
本発明の請求項1に記載のレーザー墨出器によれば、レーザービームが入射するハーフミラーはレーザー光入射面に無偏光被膜が付加されたものであるため、温度等の変化によりレーザービームの偏光特性が変化したとしても、透過光と反射光とが常に一定の割合で分割される。その結果、レーザー墨出器は、常に正確な光量のライン光を壁面等に投影することができる。
本発明の請求項2に記載のレーザー墨出器によれば、トンネルの内面にはアルマイト処理等の反射光低減処理が施されているため、レーザービームの乱反射が起こらない。従って、乱反射によるノイズ光が低減され、ビームスプリッタから出射されるレーザービームを高品質のレーザービームとすることができる。
本発明の請求項3に記載のレーザー墨出器によれば、ハーフミラーは、ホルダー部によって支持されるため、特許文献2のように、ビームスプリッタがガラス等のブロックから構成される場合と比べて、ハーフミラーの位置調整、交換等の作業が容易となる。また、ビームスプリッタを鏡筒へ固定するような構成である場合にも、ホルダー部が板状であるため、鏡筒への固定が容易であり、スプリッタの破損を防止することができる。
本発明の請求項4に記載のレーザー墨出器によれば、ビームスプリッタを用いる安価な構成であっても、レーザービームの偏光特性の変化の影響を受けることなく、グリーンのレーザー光を安定して射出することが可能となる。さらに、グリーンのレーザー光は、レッドのレーザー光等よりも視認性が良いため、効率よい作業を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図4を参照して説明する。図1は、レーザー墨出器1の部分断面図である。本実施の形態においては、紙面左側をX軸の正方向、紙面手前側をY軸正方向、紙面上側をZ軸正方向として説明する。
レーザー墨出器1は、本体部2と、ハウジング3と、ベース4と、スタンド5とを備えている。本体部2は、ベース4上に搭載されており、外部に露出しないようにハウジング3によって覆われている。ハウジング3には、ライン光L1、L2、L3を出射するための窓部31、32、33が形成されている。窓部31は、図1におけるハウジング3の左側側面にXY平面に平行な帯状に形成されている。窓部32は、図1におけるハウジング3の左側側面にXZ平面に平行な帯状に形成されている。窓部33は、図1におけるハウジング3の上端にYZ平面に平行な帯状に形成されている。ベース4は、回転可能であり、複数本のスタンド5によって支持されている。
図2は、本体部2の拡大断面図である。本体部2は、フレーム21と、ジンバル機構22と、鏡筒23と、レーザー光源24と、ウェッジプリズム25a、25b、25cと、広角レンズ26a、26b、26cとを備えている。フレーム21は、ベース4上に立設されており、フレーム21上には、X方向及びY方向に回動可能なジンバル機構22が搭載されている。鏡筒23は、地面に対して常に水平を保つことができるように、ジンバル機構22によって懸架されている。
鏡筒23は、中空の四角柱を有しており、内部に、ホルダー231と、ネジ232と、第1ハーフミラー233と、第2ハーフミラー234と、トンネル形成部235とからなるビームスプリッタ230を備えている。鏡筒23には、レーザービームが入射するビーム入射部236aと、第1ハーフミラー233及び第2ハーフミラー234によって分割されたレーザービームが出射されるビーム射出部236b、236c、236dが形成されている。
ビーム入射部236aには、レーサービームを鏡筒23内に出射するレーザー光源24が、レーザービームを鏡筒23内にX軸と平行に出射することができるような角度で鏡筒23に接続されている。ビーム射出部236b、236c、236dには、鏡筒23内から出射されたレーザービームの方向を微調整するための偏角用のウェッジプリズム25a、25b、25cがそれぞれ接続されている。さらに、ウェッジプリズム25a、25b、25cには、鏡筒23内から出射されたレーザービームをライン光に変換するための広角レンズ26a、26b、26cがそれぞれ接続されている。
図3(a)は、ビームスプリッタ230の平面図であり、図3(b)は、ビームスプリッタ230の側面図である。ホルダー231は、長方形のアルミ板であり、XZ平面に平行、かつ、長手方向がZ軸方向に指向するように、ネジ232によって鏡筒23の内面に固定されている。ホルダー231の鏡筒23と接していない面には、レーザービームの乱反射を防止するためにアルマイト処理が施されている。さらに、ホルダー231の鏡筒23と接していない面には、第1透反射板233及び第2透反射板234がそれぞれ嵌合される第1溝部及び第2溝部(図示せず)が形成されている。第1溝部は、Z軸に対して45度の角度をなすように形成され、第2溝部は、Z軸に対して約30度の角度をなすように形成されている。
第1ハーフミラー233及び第2ハーフミラー234は、長方形の透反射板であり、レーザー光の入射側が無偏光被膜の付加された面となるような向きで、ホルダー231に対して垂直、すなわち、Y軸方向に指向した状態で図示せぬ第1溝部及び第2溝部にそれぞれUV接着固定されている。従って、第1ハーフミラー233は、Z軸に対して45度の角度をなすように、第2ハーフミラー234は、Z軸に対して約30度の角度をなすように固定されている。
トンネル形成部235は、第1ハーフミラー233と第2ハーフミラー234との間に配置されている。詳細には、トンネル形成部235は、図3(a)においてホルダー231の左端から右端まで第2ハーフミラー234に沿って延びる第1辺235aと、第1ハーフミラー233の右端からホルダー231の右端までX軸に平行に延びる第2辺235bと、第1辺235aの右端と第2辺235bの右端とを結ぶ第3辺235cと、第2辺235bの左端からホルダー231の左端まで第1ハーフミラー233に沿って延びる第4辺235dと、第1辺235aの左端と第4辺235dの左端とを結ぶ第5辺235eとで囲まれる面を底面とし、ホルダー231からY軸方向に延出している角柱形状を有している。トンネル形成部235のY軸方向の高さは、図3(b)に示されるように、第1ハーフミラー233及び第2ハーフミラー234のY軸方向の高さよりも高い。
また、トンネル形成部235には、内部にレーザー光源24から出射されたレーザービームが通るためのトンネルTが形成されている(図3(a)中、細かい点線で示す)。詳細には、第1ハーフミラー233に反射されて第2ハーフミラー234へ向かい、さらに、第2ハーフミラー234に反射されて外部の所望の方向へ出射されるようにトンネルTは形成されている。なお、ホルダー231とトンネル形成部235とは、一体的に形成されている。トンネル形成部235のトンネルTが形成されている内面は、アルマイト処理が施されている。このような構成によれば、トンネルTは、アルマイト処理が施されているため、レーザービームの乱反射が起こらない。従って、乱反射によるノイズ光が低減され、ビームスプリッタから出射される光は、高品質のレーザービームとなる。
さらに、本実施の形態では、第1ハーフミラー233及び第2ハーフミラー234の対向する面に、それぞれ無偏光被膜233a、234aが形成されている。無偏光被膜233a、234aは、入射されるレーザービームを、その偏光特性に関わらず、常に一定の割合の透過光と反射光とに分割する。
例えば、特許文献2に記載のビームスプリッタは、ガラスのブロックの接合面に偏光被膜を形成することにより構成されるが、本実施の形態のビームスプリッタ230は、上記したように、本発明の透反射板の第1ハーフミラー233及び第2ハーフミラー234から構成されている。従って、各ガラス間の接着の際に生じる圧力によるガラスの破損や、圧力不足によるガラスの剥離等の問題を防止することができる。また、ビームスプリッタがガラスのブロックである場合、30度付近の角度を有する接合面に偏光被膜を付加することは困難であったが、本実施の形態のビームスプリッタ230では、角度調整も容易となる。さらに、本実施の形態のビームスプリッタ230は、ガラスのブロックから構成される従来のビームスプリッタと異なり、平面板であるホルダー231を鏡筒23に固定する構成となっている。そのため、鏡筒23への固定、位置調整、交換等の作業が容易となる。
続いて、レーザー光源24から出射されたレーザービームの流れについて図1、図2、図3及び図4を用いて説明する。本実施の形態では、レーザー光源24は、波長が532nmの緑色系のグリーンレーザーを出射する。レーザー光源24(図2)から出射されたレーザービームA(図3(a))は、第1ハーフミラー233に入射する。第1ハーフミラー233に入射したレーザービームAの一部は、第1ハーフミラー233を透過してウェッジプリズム25a及び広角レンズ26a(図2)に入射する(レーザービームB)。レーザービームBは、広角レンズ26aによってXY平面方向のライン光L1に変換され、窓部31を通って出射される(図1)。
一方、残りのレーザービームAは、第1ハーフミラー233によってZ軸方向へ反射され、第2ハーフミラー234に入射する(レーザービームC)。レーザービームCの一部は、第2ハーフミラー234によって、第2ハーフミラー234に対して約30度の角度をなす方向へ反射され、ウェッジプリズム25b及び広角レンズ26bに入射する(レーザービームD)。レーザービームDは、広角レンズ26bによってXZ平面方向のライン光L2に変換され、窓部32を通って出射される。
一方、残りのレーザービームCは、第2ハーフミラー234を透過し、ウェッジプリズム25c及び広角レンズ26cに入射する(レーザービームE)。レーザービームEは、広角レンズ26cによってYZ平面方向のライン光L3に変換され、窓部33を通って出射される。このようにして出射された各ライン光L1、L2、L3は、図4に示すように外部の壁面等に投影される。
本実施の形態においては、第1ハーフミラー233に貼られた無偏光被膜は、入射したレーザービームの1/3を透過させ、2/3を反射させるものが用いられており、第2ハーフミラー234に貼られた無偏光被膜は、入射したレーザービームの1/2を透過させ、1/2を反射させるものが用いられている。従って、各ライン光L1、L2、L3の光量は等しくなる。
ところで、レーザービームは、温度の変化に伴ってその偏光特性が変化する。一方、従来のビームスプリッタには、偏光被膜が付加されていた。そのため、複数のライン光の光量が等しくなるように設計していたとしても、温度変化に伴うレーザービームの偏光特性の変化によって透過光と反射光との割合も変化してしまい、複数のライン光間の光量に差異が生じてしまう。一方、複数のライン光の光量の合計は、レーザービーム光源から出射されたレーザービームの光量と等しい。従って、温度の変化により、例えば、1つのライン光の光量が減少した場合には、他のライン光の光量が増加することとなる。その結果、光量の増加により、使い勝手を損なってしまう場合も考えられる。
しかしながら、本実施の形態によるレーザー墨出器1では、各レーザービームが入射する第1ハーフミラー233及び第2ハーフミラー234には、無偏光被膜が付加されている。従って、温度等の変化によりレーザービームの偏光特性が変化したとしても、透過光と反射光とが常に一定の割合で分割される。その結果、レーザー墨出器1は、常に正確な光量のライン光を壁面等に投影することができる。
また、本実施の形態においては、レーザービームとして、赤色系のレッドレーザーよりも視認性の良い緑色系のグリーンレーザーを用いている。通常、レッドレーザーから複数のライン光を射出する場合には、ビ−ムスプリッタによってレーザー光を分割することはせずに、各ライン光の射出方向ごとにレーザー光源を備えている。そのため、偏光特性の変化があったとしても偏光素子(ビームスプリッタ)による影響を受けないので、レーザー光の強度変化を考慮する必要がない。これは、レッドレーザーを射出するレーザー光源が、小型かつ安価であるために可能となることである。一方、グリーンレーザーは、比較的大型かつ高価であるため、レッドレーザーのように複数のレーザー光源を用いるのは好ましくない。しかしながら、本実施の形態によるレーザー墨出器1は、ビームスプリッタを用いる安価な構成であっても、レーザービームの偏光特性の変化の影響を受けることなく、グリーンレーザーを射出することが可能となる。さらに、グリーンレーザーは、レッドレーザー等よりも視認性が良いため、効率よい作業を行うことができる。
尚、本発明のレーザー墨出器は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明は、建設現場等で基準線を引くための墨出し作業に用いられる。
は、本実施の形態によるレーザー墨出器1の部分断面図である。 は、本体部2の拡大断面図である。 (a)は、ビームスプリッタ230の平面図であり、(b)は、ビームスプリッタ230の側面図である。 は、レーザー墨出器1から射出されたライン光L1、L2、L3について説明する図である。
符号の説明
1 レーザー墨出器、 2 本体部、 22 ジンバル機構、 23 鏡筒、 24 レーザー光源、 26a〜26c 広角レンズ、 31〜33 窓部、 230 ビームスプリッタ、 233a 無偏光被膜、 233b 無偏光被膜、 233 第1ハーフミラー、 234 第2ハーフミラー、 235 トンネル部、 T トンネル

Claims (4)

  1. レーザー光源と、
    前記レーザー光源から出射されたレーザービームを複数の異なる方向へのレーザービームに分割するビームスプリッタと、
    前記ビームスプリッタによって分割された前記レーザービームをライン光へ変換する広角レンズと、
    前記分割されたレーザービームが前記広角レンズから水平面に対して所定方向に出射されるように前記ビームスプリッタを支持する鉛直機構と、
    を備えたレーザー墨出器であって、
    前記ビームスプリッタは、一方の面に無偏光被膜が付加された透反射板を有し、前記レーザービームは、前記一方の面に入射することを特徴とするレーザー墨出器。
  2. 前記ビームスプリッタには、前記レーザービームの通り道であるトンネルが形成されており、前記トンネルの内面には、反射光低減処理が施されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザー墨出器。
  3. 前記ビームスプリッタは、前記透反射板を前記透反射板に入射する前記レーザービームに対して所定の角度を有するように支持する板状のホルダー部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザー墨出器。
  4. 前記レーザー光源は、緑色系の波長が532nmのレーザー光を出射することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレーザー墨出器。
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