JP2006316729A - パージ装置内の漏れ診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン停止後、従来よりも短時間でパージ装置内の漏れ診断を開始することができる漏れ診断装置を提供する。
【解決手段】燃料タンク20内の燃料が蒸発して生じた燃料ガスをエンジンの吸気経路にパージするパージ装置10内に所定の径以上の漏れ孔が生じているか否かを診断するために、エンジンが停止し且つパージ装置10内の圧力ppが安定した後に、負圧ポンプ130によってパージ装置10内を減圧して、変圧後のパージ装置10内の圧力に基づいて漏れ孔の有無を診断する診断装置100において、パージ装置10内の圧力ppおよび冷却水温twを検出して、その圧力ppおよび冷却水温twが安定したと判定したことに基づいて、負圧ポンプ130を駆動させてパージ装置10内の減圧を開始する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンク内の燃料が蒸発して生じた燃料ガスをエンジンの吸気経路にパージするパージ装置内に、所定の径以上の漏れ孔が存在しているか否かを診断する漏れ診断装置に関する。
燃料タンク内から発生する燃料ガスが大気中に漏れ出すことを防止するためのパージ装置が知られている。このパージ装置は、たとえば、燃料タンク内から発生した燃料ガスをキャニスタに吸着し、このキャニスタとエンジンの吸気経路とを連通するパージ通路に設けたパージ制御弁を開弁することで、吸気経路の負圧を利用してキャニスタに吸着されている燃料ガスを吸気経路へパージする。このパージ装置から大気中に燃料ガスが漏れる状態が長時間放置されるのを防止する必要がある。そのために、パージ装置内の圧力を減圧または加圧したときの装置内の圧力を検出して、その圧力の大きさまたは圧力変化から、パージ装置内に漏れ孔が存在しているか否かを診断する漏れ診断装置が提案されている(たとえば、特許文献1)。
上述のように、漏れ診断においては、パージ装置内の圧力を検出することによって漏れ孔の有無を診断するので、燃料タンク内の燃料の揺れや登坂走行時の大気圧変化によって燃料タンク内の圧力が変化する状況など、外部の状況変化によってパージ装置内の圧力が変化する状態では精度の良い診断が困難となる。すなわち、漏れ診断において、ポンプによるパージ装置内の変圧は、パージ装置内の圧力が安定しているときに開始する必要がある。
そのため、特許文献1では、アイドリング状態またはエンジン停止中に漏れ診断を実行するようにしている。ただし、エンジン停止直後は、燃料タンク内の圧力が安定していないので、エンジン停止中の漏れ診断は、燃料タンク内の圧力が安定した後に行う必要がある。特許文献1では、燃料タンク内の圧力が安定するのに必要な時間として所定時間(3〜5時間)が設定されており、エンジン停止後さらにその所定時間が経過した後に漏れ診断を実行するようにしている。
特開2004−293438号公報
前述のように、特許文献1ではエンジン停止後さらに所定時間が経過したことで、パージ装置内の圧力が安定したと判定しているが、実際には、パージ装置内の圧力が安定するまでの時間は、燃料タンク内の燃料残量や気温、漏れ孔の有無などによって変化する。そのため、上記所定時間は、最も安定に時間がかかる環境条件であったとしても装置の経年変化等を考慮し、圧力が十分に安定する為の時間を余分に設定する必要がある。従って、場合によっては、実際には圧力がずいぶん前に安定しているのに漏れ診断が実行されないという状況も生じうる。
また、エンジン停止から漏れ診断が開始されるまでに3〜5時間を要する場合、その間にエンジンが再始動されるなどして、結局、漏れ診断が実行されず、必要な漏れ診断回数を確保できない恐れもある。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、エンジン停止後、従来よりも短時間でパージ装置内の漏れ診断を開始することができる漏れ診断装置を提供することにある。
その目的を達成するための請求項1記載の発明は、燃料タンク内の燃料が蒸発して生じた燃料ガスをエンジンの吸気経路にパージするパージ装置内に所定の径以上の漏れ孔が生じているか否かを診断するために、
車両のエンジンが停止し且つ前記パージ装置内の圧力が安定した後に、ポンプによってそのパージ装置内の圧力を変圧し、変圧後のパージ装置内の圧力に基づいてパージ装置内の漏れ孔の有無を診断する漏れ診断装置であって、
前記パージ装置内の圧力の変化に関連して変化する圧力関連情報を検出する圧力関連情報センサと、その圧力関連情報センサによって検出される圧力関連情報が安定したか否かを判定する安定化判定手段と、その安定化判定手段によって圧力関連情報が安定したと判定されたことに基づいて、前記ポンプを駆動させてパージ装置内の変圧を開始するポンプ駆動制御手段とを含むことを特徴とする。
この請求項1記載の発明によれば、パージ装置内の圧力の変化に関連して変化する圧力関連情報が安定したと判定されたことに基づいて漏れ診断のためのパージ装置内の変圧が開始される。従って、パージ装置内が安定してから漏れ診断が開始されるまでの時間が短くなるので、従来よりも短時間でパージ装置内の漏れ診断を開始することができる。
圧力関連情報としては、請求項2記載のように、パージ装置内圧およびエンジン冷却水温の少なくとも一方を用いることができる。圧力関連情報として、パージ装置内の圧力すなわちパージ装置内圧だけでなく、エンジン冷却水温を用いることができるのは、エンジン冷却水温の安定は燃料タンク周辺の温度の安定を意味し、燃料タンク周辺の温度が安定すると、燃料タンク内における燃料の蒸発が平衡状態となって、燃料タンクおよび燃料タンクと常時連通しているパージ装置の内圧が安定するからである。
また、好ましくは、請求項3記載のように、補助情報であるエンジン吸気温度および大気圧のうちの少なくとも一方を検出する補助情報センサと、その補助情報センサによって検出される補助情報が安定したか否かを判定する第2安定化判定手段とをさらに備え、前記ポンプ駆動制御手段は、前記安定化判定手段によって圧力関連情報が安定したと判定され、かつ、前記第2安定化判定手段によって補助情報が安定したと判定されたことに基づいて、前記ポンプを駆動させる。このようにすれば、パージ装置内の圧力が安定したか否かの判断がより正確になる。なお、補助情報としてエンジン吸気温度を用いることができるのは、エンジン吸気温度が安定していないときは、エンジン回転速度が変動しており、そのため、パージ装置内の圧力も安定していないと考えられるからであり、大気圧を補助情報として用いることができるのは、大気圧の変動は、車両が走行状態にあると考えることができるからである。
安定化判定手段は、請求項4のように、前記圧力関連情報の所定時間毎の変化に基づいて、その圧力関連情報が安定したか否かを判断することができる。また、圧力関連情報の初期値が分かれば、その圧力関連情報が安定化するまでに要する時間は、経験的に或いは実験的に予想することができるので、請求項9のように、エンジン停止後の圧力関連情報の初期値から安定化時間を決定してもよい。すなわち、請求項9記載の発明は、前記圧力関連情報のエンジン停止後の初期値とその圧力関連情報の安定化時間との関係、および、実際に前記圧力関連情報センサによって検出されたその圧力関連情報のエンジン停止後の初期値から、その圧力関連情報の安定化時間を決定し、その決定した安定化時間が経過したことに基づいて、その圧力関連情報が安定したと判定することを特徴とする。請求項9のようにすれば、パージ装置内が安定したか否かの判断において、圧力関連情報センサから信号を読み込む回数が一回のみとなるので、バッテリの消耗を抑制することができる。
また、請求項4のように所定時間毎に圧力関連情報が安定したか否かを判断する場合には、その所定時間は、請求項5のように、予め定められた一定時間とすることができる。また、請求項6のように、圧力関連情報の前回判定時からの変化が少ないほど次回の判定までの時間を短くしてもよい。請求項6のようにすれば、パージ装置内の圧力が安定するまでにまだ時間を要する期間においてエンジン冷却水温が安定したか否かを不要に判定する回数が減少するので、バッテリの消耗を抑制することができ、また、パージ装置内の圧力が安定する時期が近くなるほど判定間隔が短くなるので、早期に圧力関連情報が安定したと判定することができる。
また、圧力関連情報としてエンジン冷却水温を含む場合には、エンジン冷却水温はエンジン停止後、単調に減少することから、請求項7のようにすることができる。請求項7記載の発明は、前記圧力関連情報センサとしてエンジン冷却水温センサを少なくとも備え、前記安定化判定手段は、エンジン冷却水温が高いほど初回の判定時期が遅くなる予め記憶された関係を用い、前記エンジン冷却水温センサによって検出されたエンジン冷却水温のエンジン停止後の初期値に基づいて、初回の判定時期を決定することを特徴とする。
このようにすれば、エンジン停止後のエンジン冷却水温の初期値が高いほど、安定化判定手段の初回の判定時期が遅くなるので、パージ装置内の圧力が安定するまでにまだ時間を要する期間においてエンジン冷却水温が安定したか否かを不要に判定する回数を減少できるので、バッテリの消耗を抑制することができる。
また、請求項8の発明は、エンジン停止から前記安定化判定手段によって圧力関連情報が安定したと判定されるまでの安定化時間を記憶する記憶手段をさらに備え、前記安定化判定手段は、その記憶手段に記憶された安定化時間に基づいて、初回の判定時期を修正するようになっていることを特徴とする。
このようにしても、パージ装置内の圧力が安定するまでにまだ時間を要する期間において圧力関連情報が安定したか否かを判定する回数が減少するので、バッテリの消耗を抑制することができる。
以下、本発明の漏れ診断装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は、パージ装置10および本発明が適用された漏れ診断装置100の構成を示す模式図である。パージ装置10は、キャニスタ30、接続管32、弁配管33、パージバルブ34を備えている。接続管32は、キャニスタ30と燃料タンク20とを連結している。キャニスタ30内には活性炭などの吸着材31が充填されており、燃料タンク20において生じた燃料ガスが接続管32を経由してキャニスタ30内に導入されると、この吸着材31に吸着される。
弁配管33は、キャニスタ30と図示しないエンジン(内燃機関)へ空気を供給する吸気管41とを連結しており、パージバルブ34はこの弁配管33に設けられている。このパージバルブ34は開度が調整可能な電磁弁であり、パージバルブ34が開状態とされると、キャニスタ30と吸気管41とが連通するので、吸着材31から離脱した燃料ガスが吸気管41の負圧により吸気管41内にパージ(放出)される。
このように構成されたパージ装置10内の漏れ孔の有無を診断する漏れ診断装置100は、リークチェックモジュール110と、電子制御装置(以下、ECUという)200と、冷却水温センサ220、吸気温センサ230と、気圧センサ240とを備えている。
リークチェックモジュール110は、切替弁120と、電動式の負圧ポンプ130と、圧力センサ140と、基準オリフィス150とを含んで構成されている。切替弁120は、接続管35およびキャニスタ連通路122を介してキャニスタ30と接続されている。また、切替弁120は負圧導入路124によって負圧ポンプ130と接続され、また、大気連通路126も切替弁120に接続されている。この大気連通路126は接続管128と接続されており、その接続管128の他方の端はエアフィルタ160を介して大気と連通している。
上記切替弁120は、その切替弁120に備えられたコイル121がECU200によって制御されることにより、キャニスタ連通路122と大気連通路126とが連通する図1に示す状態(大気連通状態)と、キャニスタ連通路122と負圧導入路124とが連通する状態(負圧導入状態)とを切り替える電磁弁である。なお、負圧導入路124には、負圧ポンプ130の停止中に閉弁して大気の逆流を防止するチェック弁170が設けられている。
基準オリフィス150は、切替弁120をバイパスしてキャニスタ連通路122と負圧導入路124とを連結するバイパス通路172の途中に設けられている。この基準オリフィス150の孔径は、パージ装置10において検出する必要がある漏れ孔の径に基づいて定められており、たとえば直径0.5mmあるいは0.45mmとされている。なお、バイパス通路172、キャニスタ連通路122、負圧導入路124、および大気連通路126の径は、この基準オリフィス150の孔径よりも十分に大きくされている。
また、圧力センサ140は、上記バイパス通路172が負圧導入路124と接続されている部位よりも負圧ポンプ130側において負圧導入路124と接続されている。
負圧ポンプ130は電気モータ132を備えており、電気モータ132は駆動制御回路134によって制御される。駆動制御回路134は、図示しないバッテリから供給された電力をECU200からの駆動信号に応じて制御して電気モータ132へ供給することで電気モータ132を所定の回転速度で回転させる。
パージバルブ34が閉弁され、かつ、切替弁120が負圧導入状態とされると、パージ装置10およびリークチェックモジュール110が密閉状態となり、この状態において負圧ポンプ130が駆動させられると、その密閉系内が負圧となり、その負圧すなわちパージ装置10内の圧力ppが圧力センサ140により検出される。なお、パージ装置10と燃料タンク20とは常時連通しているので、パージ装置10内の圧力ppは燃料タンク20の内圧と考えることもできる。
一方、パージバルブ34が閉弁され、かつ、切替弁120が大気連通状態とされている状態であって、負圧ポンプ130が停止しているときは、パージ装置10およびリークチェックモジュール110内は大気圧となり、圧力センサ140によって大気圧が検出される。また、パージバルブ34および切替弁120はそのままの状態とされ、負圧ポンプ130が駆動させられると、大気連通路126、キャニスタ連通路122、およびバイパス通路172のうち基準オリフィス150よりもキャニスタ連通路122側の部分は大気圧となる一方で、負圧導入路124および基準オリフィス150よりも負圧導入路124側の部分は負圧となって、その負圧が圧力センサ140によって検出される。
前述の負圧ポンプ130の吸引能力は、切替弁120を大気連通状態として負圧ポンプを駆動した場合に圧力センサ140によって検出される圧力が一定値に収束する吸引能力に設定されている。従って、パージ装置10内を密閉系とした状態で負圧ポンプ130を駆動した場合、パージ装置10内に基準オリフィス150と同等の径の漏れ孔が存在していると、圧力センサ140によって検出される値が所定時間後に一定値(以下、この値を判断基準圧力PTHという)に収束し、パージ装置10内に基準オリフィス150よりも大きい漏れ孔が存在していると、上記所定時間後においても圧力センサ140によって検出される値がその判断基準圧力PTHよりも大きな値となり、パージ装置10内に漏れ孔が存在していないか、あるいは、存在していてもその漏れ孔が基準オリフィス150の径よりも十分に小さいければ、圧力センサ140によって検出される圧力ppは上記所定時間を経過する前に判断基準圧力PTH以下となる。従って、漏れ孔の存在を診断することができる。
冷却水温センサ220は、エンジン冷却水の水温を検出して、エンジン冷却水温twを示す信号をECU200に供給する。吸気温センサ230は、吸気管41またはその上流または下流に設けられてエンジンへ導入される空気の温度すなわち吸気温taを検出し、その吸気温taを表す信号をECU200へ供給する。気圧センサ240は、車外の気圧すなわち大気圧paを検出して、その検出した大気圧paを表す信号をECU200へ供給する。
上記パージ装置10内の圧力ppおよびエンジン冷却水温twは、パージ装置10内の圧力の変化に関連して変化する圧力関連情報であり、それらを検出する圧力センサ140、冷却水温センサ220は圧力関連情報センサとして機能している。パージ装置10の内圧ppだけでなく、エンジン冷却水温twも圧力関連情報であるのは、パージ装置10内の圧力変化は、燃料タンク20の燃料蒸発によって変化するが、燃料蒸発量は燃料タンク20の周辺温度が安定したときに安定し、エンジン冷却水温の安定は、その周辺温度の安定を示すものであるからである。
また、吸気温ta、大気圧paは、上記圧力関連情報によるパージ装置10内の圧力安定の判断を補助する補助情報であり、吸気温センサ230および気圧センサ240は補助情報センサとして機能する。これらを補助情報として用いることができるのは、吸気温taが安定していないときは、エンジンが安定していない(回転速度が変動している)と判断できることから、パージ装置10内の圧力ppも安定していないと考えられ、また、大気圧paの変動は、空気の流れ、または、車両の高度変化と考えられることから、大気圧paが安定していないときは、車両が走行しており、従って、パージ装置10内の圧力ppも安定していないと考えられるからである。
ECU200は、図示しないCPU、ROM、RAM等を備えた所謂マイクロコンピュータ250、および、そのマイクロコンピュータ250に接続されたEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)260、ソークタイマ270を備えている。
ソークタイマ270は、図示しないイグニッションスイッチ(IGスイッチ)のオフ後、すなわち、エンジン停止後に、CR発振回路280から供給されるタイミング信号に基づいて計時動作を開始してエンジン停止後の経過時間を計測する。なお、CR発振回路280は、モノシリックIC化されていることから、部品点数が少なくなるので、低コストである。
そして、ECU200は、IGスイッチがオフされると、パージ装置10内の圧力ppが安定したか否かを判定する制御を実行し、パージ装置10内の圧力ppが安定したと判定すると、負圧ポンプ130等を制御して漏れ診断を実行する。
次に、上記ECU200において実行する漏れ診断制御について説明する。図2は、上記ECU200において実行する漏れ診断制御のメインルーチンである。このメインルーチンは、短い所定時間毎に実行されるようになっている。
図2において、まず、ステップS300では、IGスイッチがオフであるか否か、すなわち、エンジン停止中であるか否かを判断する。この判断が否定された場合には、本ルーチンを一旦終了する。一方、IGスイッチがオフであると判断した場合には、続いて、安定化判定手段に相当するステップS310乃至S350を実行する。
まず、ステップS310では、圧力センサ140、冷却水温センサ220、吸気温センサ230、気圧センサ240からの信号を読み込むことによって、パージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw、吸気温ta、および大気圧paの初期値をRAMに記憶する。
続くステップS320では、上記ステップS310を実行してから、或いは、次のステップS330を実行してからの経過時間が、予め記憶された所定の読み込み周期を経過したか否かを判断する。なお、この読み込み周期は、IGスイッチがオフされてからパージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw、吸気温ta、および大気圧paが安定するまでの時間よりも十分短くなるように、実験に基づいて決定されている。
この判断が否定された場合には、このステップS320を繰り返し実行することにより読み込み周期が経過するまで待機するが、肯定された場合には、続くステップS330において、圧力センサ140、冷却水温センサ220、吸気温センサ230、気圧センサ240の各センサからの信号を読み込んで、RAMに記憶する。
そして、続くステップS340において、最新のパージ装置10内の圧力(pp(n)とする)およびその直前のパージ装置10内の圧力(pp(n−1)とする)から、パージ装置10内の圧力の変化率δpp(=pp(n)/pp(n−1))を算出するとともに、同様にして、冷却水温twの変化率δtw、吸気温taの変化率δta、大気圧paの変化率δpaを算出し、続くステップS350において、それらの変化率がそれぞれの変化率について予め設定された基準値以下であるか否かを判断する。なお、この変化率に代えて変化量を算出してもよい。
この判断が否定された場合には、ステップS320以下を繰り返し実行する。従って、ステップS350の判断は読み込み周期毎すなわち一定時間毎に行うことになるので、パージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw、吸気温ta、大気圧taが安定したか否かを、それらが実際に安定してからそれほど時間差なく判断することができる。
ステップS350の判断が肯定された場合には、パージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw、吸気温ta、大気圧taのいずれもが安定したと判断できるので、続くステップS360において漏れ診断を実行する。
図3は、図2のメインルーチンを実行したときの冷却水温twの変化を例示する図である。図3においてt1はIGスイッチオフ時、すなわちステップS310において初期値が読み込まれた時であり、t2〜t6は読み込み周期が経過してステップS330乃至350が実行されてパージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw、吸気温ta、大気圧taの安定が判定される時点である。そして、図3の場合、t6時点において冷却水温twが安定したと判断される。
ステップS360では、図4に詳しく示す処理を実行する。まず、ステップS400で切替弁120を大気連通状態に維持して、次のステップS410に進む。ステップS410では、駆動制御回路134に所定のパルス信号を出力することにより、負圧ポンプ130を起動させる。そして、続くステップS420ではパージ装置10内の圧力ppの測定を行う。すなわち、ステップS420では圧力センサ140からの信号を読み込む。
続くステップS430では、圧力ppが一定の値に収束したか否かを判断するために、上記ステップS420において逐次測定している圧力ppの変化速度が所定速度よりも遅くなったか否かを判断する。このステップS430の判断が否定された場合には、ステップS410以下を繰り返し実行する。一方、ステップS430の判断が肯定された場合には、ステップS440に進み、圧力センサ140によって検出されているそのときの圧力ppを基準圧力PTHに決定する。
続いて、ステップS450において、切替弁120を負圧導入状態に切り替える。なお、IGスイッチがオフ状態ではパージバルブ34は全閉状態とされているため、このステップS450の実行により、パージ装置10およびリークチェックモジュール110は密閉系となる。
続くステップS460では、ステップS420と同様に、パージ装置10内の圧力ppの測定を行う。そして、ステップS470では、上記ステップS460で測定した圧力ppがステップS440で決定した基準圧力PTHよりも低くなっているか否かを判断する。この判断が肯定された場合には、パージ装置10内には基準オリフィス150相当またはそれ以上の大きさの漏れ孔は生じていないと判断できるので、ステップS480において正常判定する。一方、ステップS470の判断が否定された場合には、ステップS490において、ステップS410で負圧ポンプ130による吸引を開始してからの経過時間が、予め設定された漏れ判定時間T1が経過したか否かをさらに判断する。
負圧ポンプ130による吸引を開始してからの経過時間が漏れ判定時間T1を経過していない場合には、ステップS490の判断が否定されて、ステップS460以下を繰り返し実行する。そして、漏れ判定時間T1が経過してもパージ装置10内の圧力ppが基準圧力PTHよりも低くならない場合、パージ装置10内に基準オリフィス150またはそれ以上の大きさの漏れ孔が生じているために圧力ppが低下しないと考えられるので、ステップS500において異常判定する。
ステップS480またはステップS500において漏れ孔の有無を判定したら、続くステップS510において負圧ポンプ130を停止させる。なお、本実施形態においては、ステップS410およびこのステップS510がポンプ駆動制御手段に相当する。そして、続くステップS520において切替弁120を大気連通状態として本ルーチンを終了する。
以上、説明した本実施形態によれば、パージ装置10内の圧力ppの変化に関連して変化する圧力関連情報であるその圧力ppおよびエンジン冷却水温twが安定したと判定されたことに基づいて漏れ診断のためのパージ装置10内の減圧が開始される。従って、パージ装置10内が安定してから漏れ診断が開始されるまでの時間が短くなるので、従来よりも短時間でパージ装置10内の漏れ診断を開始することができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。なお、以下の説明において、前述の実施形態と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態は、EEPROM260に図5に示す、エンジン冷却水温twと初回の安定化判定時期との関係、および、図6に示す、エンジン冷却水温の変化率δtwと次回安定化判定までの時間との関係が記憶されている点、および、ECU200の制御機能が前述の第1実施形態と異なる。第2実施形態においては、漏れ診断制御におけるメインルーチンは図7に示すものとなる。
図7のメインルーチンにおいては、まず、前述の第1実施形態の場合と同じステップS300およびS310を実行することにより、IGスイッチがオフされたと判断した場合には、パージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw、吸気温ta、および大気圧paの初期値をRAMに記憶する。
続くステップS315では、上記ステップS310で記憶した冷却水温twおよび図5に示す関係から初回の安定化判定時期を決定する。図5に示す関係は、エンジン冷却水温twが高くなることに比例して初回の安定化判定時期が遅くなる関係であるので、IGスイッチオフ直後の冷却水温twが高いほど初回の安定化判定時期は遅い時期に決定される。
そして、続くステップS325では、上記ステップS315で決定した初回の安定化判定時期、または、後述するステップS355で決定した次回の安定化判定時期となったか否かを判断する。この判断が否定された場合には、ステップS325を繰り返し実行して待機するが、肯定された場合には、第1実施形態の場合と同じステップS330乃至S350を実行して、パージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw、吸気温ta、大気圧taが全て安定したか否かを判断する。
ステップS350の判断が否定された場合には、ステップS355において、ステップS340で算出した冷却水温の変化率δtwと、図6に示す関係から次回の安定化判定までの時間を決定する。図6の関係は、変化率δtwが小さくなることに比例して次回の安定化判定までの時間が短くなっているので、エンジン冷却水温twの変化が小さくなるほど頻繁に安定化の判定が行われるようになる。従って、実際にエンジン冷却水温twが安定してからステップS350が肯定判定されるまでの時間差が小さくなるので、漏れ診断(ステップS360)の開始が可及的に早まる一方、エンジン冷却水温twの変化が大きいほど安定化を判定する間隔が長くなることから、バッテリの消耗も抑制される。
上記ステップS355において次回の安定化判定までの時間を決定したら、前述のステップS325を実行する。また、ステップS350の判断が肯定された場合には、ステップS357において、IGスイッチがオフされてから上記ステップS350の判断が肯定されるまでの時間を安定化時間としてEEPROM260に記憶する。なお、本実施形態においては、EEPROM260が請求項8の記憶手段に相当する。その後、第1実施形態と同じステップS360を実行して、パージ装置10内の漏れ孔の有無を診断する。
そして、ステップS360を実行したら、ステップS370において、図5に示すエンジン冷却水温twと初回の安定化判定時期との関係を、ステップS357で記憶した安定化判定時間に基づいて修正する。このステップS370における修正方法は、初回の安定化判定時期がステップS357で記憶した安定化時間に近づくような修正であればどのような方法でもよく、たとえば、初回の安定化判定時期からステップS350が肯定されるまでの時間が所定時間を越えている場合には、図5に示す直線の切片を所定値αだけ低下させ、または、その直線の傾きを所定値βだけ小さくする。なお、第2実施形態においては、ステップS310乃至S357、S370が安定化判定手段に相当する。
以上、説明した第2実施形態においても、パージ装置10内の圧力ppの変化に関連して変化する圧力関連情報であるその圧力ppおよびエンジン冷却水温twが安定したと判定されたことに基づいて漏れ診断のためのパージ装置10内の減圧が開始される。従って、パージ装置10内が安定してから漏れ診断が開始されるまでの時間が短くなるので、従来よりも短時間でパージ装置10内の漏れ診断を開始することができる。
また、第2実施形態では、エンジン停止後の冷却水温twの初期値が高いほど、ステップS350の初回の実行時期すなわち、冷却水温tw等が安定したか否かの判定の初回の実行時期が遅くなるので、パージ装置10内の圧力ppが安定するまでにまだ時間を要する期間において冷却水温tw等が安定したか否かを不要に判定する回数が減少するので、バッテリの消耗を抑制することができる。
また、第2実施形態では、冷却水温twの変化率δtwが小さいほど、ステップS355において次回の安定化判定までの時間が短くされるので、早期に冷却水温tw等が安定したと判定することができる。また、冷却水温twの変化率δtwが小さいほど次回の安定化判定までの時間が短くされることは、換言すれば、冷却水温twの変化率twが大きいときは次回の安定化判定までの時間が長くされることになり、このことによっても、パージ装置10内の圧力ppが安定するまでにまだ時間を要する期間において冷却水温tw等が安定したか否かを不要に判定する回数が減少するので、バッテリの消耗を抑制することができる。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。第3実施形態は、EEPROM260に、パージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw、吸気温ta、および大気圧taの初期値から安定化時間を決定する関係(以下、安定化時間決定関係という)が記憶されている点、および、ECU200の制御機能が前述の第1実施形態と異なる。なお、上記安定化時間決定関係は、多数回の実験に基づいて予め決定されており、パージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw等の初期値が分かればその後のそれらの変化は実験に基づいて予想することができるのである。
この第3実施形態においては、漏れ診断制御におけるメインルーチンは、図8に示すものとなる。図8においても、まず、前述の第1実施形態の場合と同じステップS300およびS310を実行することにより、IGスイッチがオフされたと判断した場合には、パージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw、吸気温ta、および大気圧paの初期値をRAMに記憶する。
続いて、ステップS345において、上記EEPROM260に記憶されている安定化時間決定関係およびステップS310で読み込んだ各初期値から、安定化時間を決定する。そして、続くステップS358では、IGスイッチがオフされてからの経過時間が上記ステップS345で決定した安定化時間を経過したか否かを判断する。この判断が否定された場合には、安定化時間が経過するまでこのステップS358を繰り返し実行する。
一方、安定化時間が経過したと判断した場合には、パージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw、吸気温ta、および大気圧paが安定したと考えることができるので、前述のステップS360を実行して漏れ診断を行う。なお、本第3実施形態では、ステップS310乃至S358が安定化判定手段に相当する。
以上、説明した第3実施形態においても、パージ装置10内の圧力ppの変化に関連して変化する圧力関連情報であるその圧力ppおよびエンジン冷却水温twが安定したと判定されたことに基づいて漏れ診断のためのパージ装置10内の減圧が開始される。従って、パージ装置10内が安定してから漏れ診断が開始されるまでの時間が短くなるので、従来よりも短時間でパージ装置10内の漏れ診断を開始することができる。
また、第3実施形態では、パージ装置10内が安定したか否かの判断において、圧力センサ140、冷却水温センサ220、吸気温センサ230、および気圧センサ240からの信号を読み込む回数が一回のみとなるので、バッテリの消耗を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、前述の実施形態は、いずれも負圧ポンプ130を備えており、その負圧ポンプ130によってパージ装置10内が減圧されていたが、負圧ポンプ130に代えて、パージ装置10内を加圧する正圧ポンプを用いてもよい。
また、前述の実施形態では、圧力関連情報としてパージ装置10内の圧力ppおよび冷却水温twを用いていたが、いずれか一方のみを用いてもよい。
また、前述の実施形態では、圧力関連情報であるパージ装置10内の圧力ppおよび冷却水温twが安定したか否かに加えて、補助情報である吸気温taおよび大気圧taが安定したか否かも判断していたが、補助情報を用いず、圧力関連情報のみによってパージ装置10内の圧力の安定を判断してもよい。ただし、圧力関連情報として冷却水温twのみを用いる場合には、上記補助情報が安定したか否かも判断することによって、パージ装置10内の圧力が安定したか否かの判断をより正確に行うことができる。
また、エンジン冷却水温twと初回の安定化判定時期との関係は、図5に示すように比例関係(直線関係)である必要はなく、曲線的な関係であってもよい。また、エンジン冷却水温の変化率δtwと次回安定化判定までの時間との関係も曲線的な関係であってもよい。
また、第3実施形態においてEEPROM260に記憶されている安定化時間決定関係は、パージ装置10内の圧力pp、冷却水温tw、吸気温ta、および大気圧taの初期値から安定化時間を決定するようになっていたが、圧力関連情報であるパージ装置10内の圧力ppおよび冷却水温twのいずれか一方の初期値のみを用いれば安定化時間の推定は可能であることから、安定化時間決定関係の初期値としては、パージ装置10内の圧力ppおよび冷却水温twの少なくとも一方を用いればよい。
また、前述の第2実施形態では、ステップS370において図5に示す関係を修正しており、その修正は今回の安定化時間のみに基づいていたが、たとえば、漏れ診断を実行する毎に安定化時間を記憶し、記憶された複数回の安定化時間の平均値に基づいて修正するなど、過去の安定化時間を修正に用いてもよい。
また、第1実施形態のように、所定の読み込み周期ごとに安定化を判断する態様においても、第2実施形態のように安定化時間に基づいて、初回の安定化判定時期を修正するようにしてもよい。
また、前述の漏れ診断装置100において、たとえば、基準オリフィス150よりもキャニスタ30側のバイパス通路や、圧力センサ140が連結されている部分よりも切替弁120側の負圧導入路や、負圧ポンプ130の近傍の大気連通路126などに、適宜、メッシュフィルタが設けられていてもよい。
パージ装置および本発明が適用された漏れ診断装置の構成を示す模式図である。 図1のECUの漏れ診断制御のメインルーチンである。 図2のメインルーチンを実行したときの冷却水温twの変化を例示する図である。 図2のステップS360の制御内容を詳しく示す漏れ診断ルーチンである。 本発明の第2実施形態においてEEPROMに記憶されているエンジン冷却水温twと初回の安定化判定時期との関係である。 第2実施形態においてEEPROMに記憶されているエンジン冷却水温の変化率δtwと次回安定化判定までの時間との関係である。 第2実施形態のECUにおいて実行する漏れ診断制御のメインルーチンである。 第3実施形態のECUにおいて実行する漏れ診断制御のメインルーチンである。
符号の説明
10:パージ装置、 20:燃料タンク、 100:漏れ診断装置、 130:負圧ポンプ、 140:圧力センサ(圧力関連情報センサ)、 200:電子制御装置(ECU)、 220:冷却水温センサ(圧力関連情報センサ)、 230:吸気温センサ(補助情報センサ)、 240:気圧センサ(補助情報センサ)、 260:EEPROM(記憶手段)

Claims (9)

  1. 燃料タンク内の燃料が蒸発して生じた燃料ガスをエンジンの吸気経路にパージするパージ装置内に所定の径以上の漏れ孔が生じているか否かを診断するために、
    車両のエンジンが停止し且つ前記パージ装置内の圧力が安定した後に、ポンプによってそのパージ装置内の圧力を変圧し、変圧後のパージ装置内の圧力に基づいてパージ装置内の漏れ孔の有無を診断する漏れ診断装置であって、
    前記パージ装置内の圧力の変化に関連して変化する圧力関連情報を検出する圧力関連情報センサと、
    その圧力関連情報センサによって検出される圧力関連情報が安定したか否かを判定する安定化判定手段と、
    その安定化判定手段によって圧力関連情報が安定したと判定されたことに基づいて、前記ポンプを駆動させてパージ装置内の変圧を開始するポンプ駆動制御手段と
    を含むことを特徴とする漏れ診断装置。
  2. 前記圧力関連情報として、パージ装置内圧およびエンジン冷却水温の少なくとも一方を用いることを特徴とする請求項1記載の漏れ診断装置。
  3. 補助情報であるエンジン吸気温度および大気圧のうちの少なくとも一方を検出する補助情報センサと、
    その補助情報センサによって検出される補助情報が安定したか否かを判定する第2安定化判定手段とをさらに備え、
    前記ポンプ駆動制御手段は、前記安定化判定手段によって圧力関連情報が安定したと判定され、かつ、前記第2安定化判定手段によって補助情報が安定したと判定されたことに基づいて、前記ポンプを駆動させるものである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の漏れ診断装置。
  4. 前記安定化判定手段は、前記圧力関連情報の所定時間毎の変化に基づいて、その圧力関連情報が安定したか否かを判断するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の漏れ診断装置。
  5. 前記所定時間が予め定められた一定時間であることを特徴とする請求項4記載の漏れ診断装置。
  6. 前記安定化判定手段は、前記圧力関連情報の前回判定時からの変化が少ないほど次回の判定までの時間を短くするようになっていることを特徴とする請求項4記載の漏れ診断装置。
  7. 前記圧力関連情報センサとしてエンジン冷却水温センサを少なくとも備え、
    前記安定化判定手段は、エンジン冷却水温が高いほど初回の判定時期が遅くなる予め記憶された関係を用い、前記エンジン冷却水温センサによって検出されたエンジン冷却水温のエンジン停止後の初期値に基づいて、初回の判定時期を決定することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の漏れ診断装置。
  8. エンジン停止から前記安定化判定手段によって圧力関連情報が安定したと判定されるまでの安定化時間を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記安定化判定手段は、その記憶手段に記憶された安定化時間に基づいて、初回の判定時期を修正するようになっていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の漏れ診断装置。
  9. 前記安定化判定手段は、前記圧力関連情報のエンジン停止後の初期値とその圧力関連情報の安定化時間との関係、および、実際に前記圧力関連情報センサによって検出されたその圧力関連情報のエンジン停止後の初期値から、その圧力関連情報の安定化時間を決定し、その決定した安定化時間が経過したことに基づいて、その圧力関連情報が安定したと判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の漏れ診断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102192822A (zh) * 2011-03-10 2011-09-21 安徽皖仪科技股份有限公司 高温石英膜氦质谱漏孔

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