JP2006316688A - インジェクタ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高電圧充電回路を有しない低コストな構成で、しかも高速応答が可能なインジェクタ駆動装置を実現する。
【解決手段】 インジェクタ駆動装置は、1つの定電圧源51と、この1つの定電圧源51から電荷供給を受けてインジェクタIの噴射切換え弁4の駆動力を発生する複数のソレノイドコイル1、2とを接続する回路接続・スイッチング部6を有している。回路接続・スイッチング部6により、噴射切換え弁4の1ストローク行程における定電圧源51とソレノイドコイル1、2との接続形態を、並列、単独、直列等に切換えることで吸引力制御や消費電荷抑制が容易になる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両内燃機関の燃料噴射装置に用いられるインジェクタの駆動装置に関する。
例えばディーゼルエンジンの蓄圧式電子制御燃料噴射装置では、コモンレールに蓄圧した高圧燃料をインジェクタに供給し、噴射指令に応じてインジェクタを駆動することによって燃料噴射を制御している。このような燃料噴射装置において、エンジン制御性、排出ガス浄化性、その他の観点から、噴射開始信号に対する燃料噴射の高速応答性が極めて重要となっている。インジェクタの駆動には、例えばソレノイド弁が用いられ、ソレノイドコイルへの通電によって駆動力を発生させて噴射切換え弁を開閉している。
ソレノイド弁を用いたインジェクタの高速応答化には、磁性材そのものの改良などのほか、ソレノイドコイルへの電流供給方法の改良が課題となっている。その中でも、とりわけ通電開始時における電流の立ちあがり方が、高速開弁させるために重要である。一方で、定常時には開弁時ほどの駆動力は要求されず、供給エネルギーを抑制しながら、効率よくインジェクタを駆動することが望ましい。
そこで、従来より種々の技術が提案されている。例えば、駆動回路内に、高電圧充電回路とスイッチング回路を設けて、ソレノイドコイルへ大電流を供給するものがあり、これは特許文献1等により広く知られている。この方法では、バッテリ電圧を昇圧させて高電圧をコンデンサに蓄えるようになっており、図3(B)に示すように、通電開始時には、蓄えたエネルギーを一気に放電し(突入電流)、電流の立ちあがりを急峻にして開弁応答性を向上することができる。次いで、例えばバウンスを防止するために所定期間やや高い定電流1を供給し、開弁が安定した後は、開弁維持するに必要なだけの定電流2を供給すれば、エネルギー効率が向上する。さらに、ソレノイドコイルへの通電停止時に消磁回路を作動させて残留する磁束を消去すれば、高速閉弁が可能である。
特開平6−299890号公報
しかしながら、従来のインジェクタ駆動装置は、開弁応答性を向上するために高電圧充電回路を必要とすることから、一般に広く使われる汎用電子部品が使用できない。このため、駆動回路の高コスト化の要因となっていた。
本発明は、駆動電圧が高電圧であるほど、汎用の部品が使いにくく、高コストになるという点に着目し、充電電圧がより低電圧、もしくは充電回路を必要としない構成で、高速応答が可能なインジェクタ駆動装置を実現することを目的とするものである。
請求項1記載の発明において、インジェクタ駆動装置は、1つの定電圧源と、この1つの定電圧源から電荷供給を受けてインジェクタの噴射切換え弁の駆動力を発生する複数の駆動力発生部と、前記1つの定電圧源と前記複数の駆動力発生部とを接続する複数の接続形態を有する給電経路切換え部とを備えており、これら複数の接続形態を前記噴射切換え弁の1ストローク行程において任意に切換え可能としている。
本発明によれば、複数の接続形態を任意に切換えることで、複数の駆動力発生部による噴射切換え弁への駆動力と、供給エネルギーの制御が容易になる。すなわち、開弁時には駆動力が増大するように複数の駆動力発生部を接続し、開弁後は電流消費が抑制されるように複数の駆動力発生部を接続すれば、噴射切換え弁の高速駆動と電荷消費効率の向上を両立可能となる。よって、従来のように高価な駆動回路を必要とせず、また、駆動力発生部の一つに故障が発生しても他の駆動力発生部にて噴射切換え弁の駆動が可能であるので、低コストで高機能な実用性の高いインジェクタ駆動装置を実現できる。
請求項2記載の発明では、前記給電経路切換え部の前記複数の接続形態は、前記1つの定電圧源に対する各駆動力発生部の断続を選択する接続、前記複数の駆動力発生部を並列接続、前記複数の駆動力発生部を直列接続、あるいはこれら接続形態の組み合わせ、を含む。
例えば、単独で接続した場合に対し複数の駆動力発生部を並列接続することで2倍の駆動力が得られるので、開弁時の高速応答が可能となる。また、開弁安定後には複数の駆動力発生部を直列接続することで開弁維持に必要な駆動力が確保しながら電流消費を抑制することができる。さらに複数の駆動力発生部による起磁力を打ち消す方向に接続すれば、閉弁応答性の向上が可能となる。このように、要求に応じて接続形態を変更することにより、噴射切替弁の高速応答と電流消費効率をバランスよく組み合わせることができる。
請求項3記載の発明では、前記定電圧源は、バッテリ電源と、該バッテリ電源と前記給電経路切換え部の間に配設されて電圧変更および電圧安定化のうち少なくとも1つの機能を有する電荷供給中継部とを備える。
前記定電圧源はバッテリ電源としてもよいが、バッテリ電源と給電経路切換え部の間に電荷供給中継部を設けると、必要に応じて電圧値を変更したり、安定した出力電圧を得ることができる。
請求項4記載の発明では、前記給電経路切換え部は、前記1つの定電圧源と前記複数の駆動力発生部とを接続する複数の電力供給経路と、これら複数の電力供給経路の接続・遮断を切換えるスイッチング手段を有する。
具体的には、定電圧源と複数の駆動力発生部を接続する複数の電力供給経路を設けて、スイッチング手段によりこれら電力供給経路の接続・遮断を切換えることにより、上述した複数の接続形態を容易に実現できる。
請求項5記載の発明では、前記駆動力発生部は、ソレノイドコイルである。
インジェクタの駆動力発生部として、例えばソレノイドコイルを用いることができる。この構成では、ソレノイドコイルへの駆動力を大きくして高速応答させる要求があり、本発明を適用することで、コスト増を抑えながら応答性を高める効果が得られる。
以下、本発明の第1実施形態を図1ないし図3に基づいて説明する。本実施形態は、例えば、多気筒ディーゼルエンジンの蓄圧式燃料噴射システムに適用されるインジェクタ駆動装置として具体化した例とする。図1(A)は、インジェクタ駆動装置の全体構成を示す概略図であり、エンジンの各気筒に対して燃料噴射を行うインジェクタIと、インジェクタIを駆動する駆動回路5とを備えている。ここでは簡略化のため、ディーゼルエンジンの各気筒に対して設けられるインジェクタIのうち1つのみを示しているが、他のインジェクタI構成も同様であり、それぞれ図示しないコモンレールと高圧燃料通路により接続されている。
インジェクタIは、駆動回路5に接続される電磁駆動部3と、電磁駆動部3によって開閉駆動される噴射切換え弁4からなる。電磁駆動部3は、固定子31および固定子31内に収容される複数のソレノイドコイル1、2と、これらに対向して配設される電機子32とを有している。複数のソレノイドコイル1、2は駆動力発生部となるもので、固定子31に設けた筒状穴に、軸方向に積層して配設されている。円板状の電機子32の下面には、噴射噴射切換え弁4の弁体41が一体ないしは当接して設けられる。弁体41はニードル状の先端部が、ボディ先端壁を貫通して気筒燃焼室に開口する噴孔42を開閉する。
あるいは弁体41にて、ここに図示しない油圧制御室を開閉し、油圧バランスを利用して気筒燃焼室に開口する噴孔を間接的に開閉するインジェクタ構造とすることもできる。
インジェクタIは、ノーマリクローズ型の噴射制御弁として構成される。すなわち、電磁駆動部3に非通電の状態では、弁体41の先端部がボディ内壁に設けた弁座43に当接して噴孔42を閉鎖しており、燃料は噴射されない。電磁駆動部3に通電すると、電磁力により電機子32が上方に吸引され、電機子32と一体の弁体41が弁座43から離座して噴孔42を開放する。これに伴い、図示しないコモンレール内に蓄圧された高圧燃料が、噴孔42から気筒内に噴射供給される。
電磁駆動部3の複数のソレノイドコイル1、2は、それらのうちの一方または両方が、駆動回路5より電荷供給を受けて、電機子32に対する吸引駆動力を発生する。図の上方のソレノイドコイル1は、給電経路11、12にて駆動回路5と接続され、下方のソレノイドコイル2は、給電経路21、22にて駆動回路5と接続されている。本実施形態では、このときの複数のソレノイドコイル1、2と駆動回路5との接続形態を複数有し、その切換えによって発生する吸引駆動力を変化させる。これについて、次に説明する。
駆動回路5は、定電圧源51と、回路接続・スイッチング部6からなる。定電圧源51は、バッテリ電源52(以下、電源という)と、充電・電圧安定化部53とを備えている。充電・電圧安定化部(以下、安定化部という)53は、電荷供給中継部として機能するもので、例えば公知の充電回路と安定化回路を有しており、例えば電源電圧の低下時に充電された電荷を放電することにより所定の定電圧を安定的に出力可能としている。出力される定電圧値は、電源電圧値と同等としても、あるいは必要な駆動力等に応じて電源電圧より高いまたは低い値に変更してもよい。充電回路を設けない簡易な構成とすることもできる。いずれの場合も従来のような高電圧充電回路は不要となる。
回路接続・スイッチング部6は、給電経路切換え部となるもので、定電圧源51と、ソレノイドコイル1の給電経路11、12およびソレノイドコイル2の給電経路21、22との接続の有無、または接続方法を切換える。
図1(B)は、回路接続・スイッチング部6の構成例を示すもので、定電圧源51の安定化部53に接続される電源端子5a、5bを有している。ソレノイドコイル1の給電経路11、12は出力端子1a、1bに、ソレノイドコイル2の給電経路21、22は出力端子2a、2bにそれぞれ接続されている。電源端子5a、5bと、ソレノイドコイル1側の出力端子1a、1bとは、電力供給経路61、62でそれぞれ接続されており、この電力供給経路61、62に設けた接続点6a、6bとソレノイドコイル2側の出力端子2a、2bとが電力供給経路63、64でそれぞれ接続される。さらに、電力供給経路62に設けた接続点6cと、電力供給経路63に設けた接続点6dとの間が、電力供給経路65で接続される。
電力供給経路61には、電源端子5aと接続点6aの間、接続点6aと出力端子1aの間に、それぞれスイッチング素子71、72が設けられる。同様に、電力供給経路62には、電源端子5bと接続点6bの間、接続点6bと出力端子1bの間に、それぞれスイッチング素子73、74が設けられ、電力供給経路63には、接続点6a、6dの間に、スイッチング素子75が設けられる。また、電力供給経路65には、スイッチング素子76が設けられる。
したがって、スイッチング手段となるこれらスイッチング素子71〜76のオンオフを切換えることにより、電力供給経路61〜65を介して、定電圧源51とソレノイドコイル1、2との結線方法を種々に変更することができる。この構成により、インジェクタIの2つのソレノイドコイル1、2を定電圧源51に対して直列、並列、あるいはその他の結線方法で接続し、電磁駆動部3に発生する吸引力を制御することが可能となる。図2(A)〜(D)は、結線方法の具体例を示すもので、同一特性の2つのソレノイドコイル1、2を設けた場合についてそれぞれ回路図で示している。
図2(A)は、2つのソレノイドコイル1、2を並列接続した場合(接続形態A)で、吸引力を増大させて応答性向上を実現する。図1(B)の回路接続・スイッチング部6において、スイッチング素子71〜75をオンし、スイッチング素子76をオフしている。このとき、図2(A)のように、電源端子5a、5bとソレノイドコイル1への出力端子1a、1bを接続する電力供給経路61、62に、電力供給経路63、64によりソレノイドコイル2への出力端子2a、2bが並列に接続され、2つのソレノイドコイル1、2のそれぞれに電流iが流れる。
図2(B)は、2つのソレノイドコイル1、2の一方のみを単独で接続した場合(接続形態B)で、相対的に中央の電流特性を保持する。ここでは図1(B)の回路接続・スイッチング部6において、スイッチング素子71、73、75をオンし、スイッチング素子72、74、76をオフしている。このとき、図2(B)のように、電源端子5a、5bとソレノイドコイル2への出力端子2a、2bが電力供給経路63、64により接続され、ソレノイドコイル2にのみ電流iが流れる。これは、電源端子5a、5bにソレノイドコイル1のみを接続した場合も同様である。
図2(C)は、2つのソレノイドコイル1、2を直列接続した場合(接続形態C)で、電流消費を抑制できる。図1(B)の回路接続・スイッチング部6において、スイッチング素子71〜73、76をオンし、スイッチング素子74、75をオフしている。このとき、図2(C)のように、電源端子5aとソレノイドコイル1の端子1a、ソレノイドコイル1側の出力端子1bとソレノイドコイル2側の出力端子2a、ソレノイドコイル2の出力端子2bと電源端子5bが、電力供給経路61、65、62により直列に接続され、2つのソレノイドコイル1、2にはそれぞれ電流i/2が流れる。
図2(D)は、2つのソレノイドコイル1、2を打ち消し方向に接続した場合(接続形態D)で、ソレノイド電流カットを促進する。図1(B)の回路接続・スイッチング部6において、スイッチング素子72、74、75をオンし、スイッチング素子71、73、76をオフしている。このとき、図2(D)のように、電源端子5a、5bへの接続が遮断され、ソレノイドコイル1側の出力端子1a、1bとソレノイドコイル2側の出力端子2a、2bとが、電力供給経路61〜64によりそれぞれ接続されて、互いの起磁力を瞬間的に打ち消す(消磁)。
電磁駆動部3の吸引力は、一般に、磁性体への定常的な電流巻き数積(NI積)で表されるので、図2の接続形態A〜Cにおける電磁駆動部3の吸引力は、相対的に2:1:1〔A:B:C〕となる。したがって、これらを組み合わせることで電磁弁の吸引力の制御が容易にできるとともに、電荷消費効率を向上できる。図3(A)は、噴射切換え弁4の1ストローク中における、これら接続形態A〜Dの組み合わせ例と供給エネルギーを示すものである。この例では、噴射開始時の接続形態Aから時間経過ととも接続形態B、C、Dへ順に切換えている。すなわち、通電開始時にはソレノイドコイル1、2を並列接続して吸引力を増大し、高速開弁させた後、単独接続に切換えて供給エネルギーを抑制する。開弁安定後は、吸引力はさほど必要とされないので、より供給エネルギーの少ない直列接続にて電流消費を抑制する。さらに、通電停止時には打ち消し方向に接続することにより、ソレノイドコイル1、2の起磁力を瞬間的に打ち消すことができ、閉弁応答性が向上する。
このように本発明では、ノーマリクローズ型のソレノイド弁における開閉弁の高速応答性の向上と、供給エネルギーの抑制を、簡易な回路構成で実現できる。これにより、図3(B)に示した従来のインジェクタ駆動装置のような、突入電流を供給するための高電圧充電回路が不要となり、従来より低い充電電圧ないしは充電部を有しない構成とすることができるので、汎用部品を用いることにより駆動回路の低価格化が可能となる。
また、ソレノイドコイル1、2の一方が断線したような場合でも、残りのソレノイドコイルに通電することで電磁駆動部3による噴射切換え弁4の駆動が可能なので、安定的にインジェクタIを駆動して燃料噴射を継続させることができ、信頼性を確保することができる。
なお、ソレノイドコイルの数は2つである必要はなく、3つ以上としてもよい。その際、並列接続と直列接続を組み合わせた構成としてもよい。また、各ソレノイドコイルは特性が同一である必要はなく、互いに異なる抵抗値、インダクタンス、巻き数、形状としてもよい。このように、ソレノイドコイルの数や特性、接続形態を任意に組み合わせることにより、所望のインジェクタ駆動特性を実現できる。
さらに、インジェクタIの駆動部は、複数のソレノイドコイルを有する電磁駆動部に限るものではなく、駆動源としてソレノイドコイルの代わりに、磁歪素子、ピエゾ素子等を用いて駆動部を構成することもできる。
本発明の第1実施形態を示し、(A)はインジェクタ駆動装置の全体構成概略図、(B)は駆動回路構成を示す図である。 インジェクタ駆動装置の回路接続形態の例を示し、(A)は複数のソレノイドコイルを並列接続した例、(B)はソレノイドコイルを単独で電源と接続した例、(C)は複数のソレノイドコイルを直列接続した例、(D)は複数のソレノイドコイルを打ち消し方向に接続した例を示す図である。 (A)は本発明のインジェクタ駆動装置による接続形態の切換え例を示す図であり、(B)は従来のインジェクタ駆動装置の電流供給パターン例を示す図である。
符号の説明
I インジェクタ
11、12 給電経路
21、22 給電経路
1、2 ソレノイドコイル
3 電磁駆動部
4 噴射切換え弁
5 駆動回路
51 定電圧源
52 電源
53 充電・電圧安定化部
6 定電圧源回路接続・スイッチング部(給電経路切換え部)
61〜65 電力供給経路
71〜76 スイッチング素子

Claims (5)

  1. 1つの定電圧源と、この1つの定電圧源から電荷供給を受けてインジェクタの噴射切換え弁の駆動力を発生する複数の駆動力発生部と、前記1つの定電圧源と前記複数の駆動力発生部とを接続する複数の接続形態を有する給電経路切換え部とを備え、これら複数の接続形態を前記噴射切換え弁の1ストローク行程において任意に切換え可能としたことを特徴とするインジェクタ駆動装置。
  2. 前記給電経路切換え部の前記複数の接続形態は、前記1つの定電圧源に対して、各駆動力発生部の断続を選択する接続、前記複数の駆動力発生部を並列接続、前記複数の駆動力発生部を直列接続、あるいはこれら接続形態の組み合わせ、を含む請求項1記載のインジェクタ駆動装置。
  3. 前記定電圧源は、バッテリ電源と、該バッテリ電源と前記給電経路切換え部の間に配設されて電圧変更および電圧安定化のうち少なくとも1つの機能を有する電荷供給中継部とを備える請求項1または2記載のインジェクタ駆動装置。
  4. 前記給電経路切換え部は、前記1つの定電圧源と前記複数の駆動力発生部とを接続する複数の電力供給経路と、これら複数の電力供給経路の接続・遮断を切換えるスイッチング手段を有する請求項1ないし3のいずれか記載のインジェクタ駆動装置。
  5. 前記駆動力発生部は、ソレノイドコイルである請求項1ないし4のいずれか記載のインジェクタ駆動装置。
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