JP2006316453A - ガイド機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動ドア装置等のドア本体の下方に設けられるガイド機構であって、ガイド溝に溜まってしまった雨水を好ましく排水させることができる上、ガイド溝に溜まってしまったゴミを綺麗に掃きださせることができるガイド機構を提供する。
【解決手段】 ガイド溝40のスライド移動方向Dのフィックス板側内端部48bの周辺に、外部と通じる排水穴51が設けられ、外縁56aが前記排水穴51より中央寄りに位置された前記ガイド溝40の内底面46及び内側面と接し且つ前記ガイド溝40の開口端49に向かうにつれて前記フィックス板側内端部48bに向かって傾斜された仕切り板56が、前記フィックス板側内端部48b側の上蓋53の内側端縁54に、ヒンジ結合されることによって回転可能に軸支されている。
【選択図】 図4

Description

この発明は、ドア本体のスライド移動を案内するガイド機構に関し、特に、自動ドア装置において、スライド移動されるドア本体の下部から突出して設けられたガイド部を嵌め込め、該ドア本体のスライド移動を案内するガイド溝を有したガイド機構に関する。
従来から、ドア本体と、そのドア本体をスライド移動させる駆動機構を有してなる自動ドア装置が提供されている。この種の自動ドア装置は、一般に、ドア本体の上方に駆動機構が設けられると共に、ドア本体の下方にドア本体を安定的にスライド移動させるガイド機構が設けられている。また、この自動ドア装置は、適宜の検出器と制御器とが設けられ、その検出器が適宜の検出をした場合に、制御器がドア本体をスライド移動させるように制御するようになっている。
また、前記ガイド機構は、ドア本体をスライド移動させた場合に、ドア本体の厚さ方向への揺れを防止することを目的として設けられたものであって、ドア本体の下部から下方に向かって突出するガイド部が、ドア本体の下方にドア本体の移動方向に延びたガイド溝に、適宜の遊びを有した状態で嵌め込まれている。なお、このガイド溝は、底板部と底板部を囲うように一体となった側板部とを有してなる樋状で構成されたものとなっている。
一方、この種の自動ドア装置にあっては、屋外に面した箇所に設置される場合がある。屋外に面した箇所に設置された自動ドア装置は、降雨等の影響を受ける、すなわち、雨水を前記ガイド溝に溜まらせてしまう場合がある。このように、ガイド溝に雨水を溜まらせてしまうと、ドア本体をスライド移動させた場合に、ガイド部が雨水を押しのけ、雨水を跳ね上げさせてしまう。跳ね上げられた雨水は、ドア本体の前に立つ人間の衣服を汚してしまうことがあった。
このような問題を解消するにあたっては、ガイド溝の底板部に外部と通じる排水穴が設けられたものが提供されている(特許文献1参照)。このようにガイド溝に排水穴が設けられた場合、ガイド溝に溜まった雨水は、この排水穴から排水される。
特開平11−29976号公報
ところで、この種の自動ドア装置に設けられるガイド溝は、ドア本体の下方に設けられたものとなっている。そのため、このガイド溝内に埃等のゴミが溜まり易いものとなっていた。ガイド溝内に埃等のゴミが溜まってしまった場合、この排水穴は、ゴミによって詰まってしまい、雨水を排水させ難くなる問題が生じていた。
この発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、その目的は、自動ドア装置等のドア本体の下方に設けられるガイド機構であって、ガイド溝に溜まってしまった雨水を好ましく排水させることができる上、ガイド溝に溜まってしまったゴミを綺麗に掃きださせることができるガイド機構を提供することにある。
前記課題を解決するために、この発明は、以下の手段のガイド機構を提供する。
すなわち、請求項1に係る発明は、スライド移動されるドア本体の下部から突出して設けられたガイド部が遊びを有した状態で嵌め込まれるガイド溝を有した、前記ドア本体のスライド移動を案内するガイド機構であって、前記ガイド溝の長さ方向の内端部の周辺に、外部と通じる排水穴が設けられ、外縁が前記排水穴より中央寄りに位置された前記ガイド溝の内底面及び内側面と接し且つ前記ガイド溝の開口端に向かうにつれて前記内端部に向かって傾斜した状態に配置された仕切り板が、前記内端部側の開口端の縁に回転可能に軸支されていることを特徴とする。
請求項1に係るガイド機構にあっては、ガイド溝の長さ方向の内端部の周辺に、外部と通じる排水穴が設けられているので、雨水が溜まってしまった場合に、この排水穴から雨水を外部へと排水させることができる。また、外縁が、ガイド溝内において、排水穴より中央寄りに位置されたガイド溝の内底面と内側面と接すると共に、ガイド溝の開口端に向かうにつれて内端部に向かって傾斜した状態に配置された仕切り板が設けられたものとなっているので、ガイド溝内に埃等のゴミが溜まった場合に、箒等で、ガイド溝の内端部に向かって掃いていけば、ゴミは、この傾斜された仕切り板に沿って滑らかに外に掃きだされる。また、このガイド溝内に設けられた仕切り板は、内端部側の開口端の縁に回転可能に軸支されているので、ガイド溝に雨水が溜まってしまった場合には、この仕切り板を回転させて上げることで、このガイド溝に溜まった雨水を排水穴に導くことができる。なお、このガイド機構は、ガイド部がガイド溝に遊びを有した状態で嵌め込まれ(遊嵌され)、その状態でドア本体のスライド移動を案内する。
請求項2に係る発明は、スライド移動されるドア本体の下部から突出して設けられたガイド部が遊びを有した状態で嵌め込まれるガイド溝を有した、前記ドア本体のスライド移動を案内するガイド機構であって、前記ガイド溝の長さ方向の内端部の周辺に、外部と通じる排水穴が設けられ、外縁が前記排水穴より中央寄りに位置された前記ガイド溝の内底面及び内側面と接し且つ前記ガイド溝の開口端に向かうにつれて前記内端部に向かって傾斜した状態に配置された仕切り板が、前記内端部側の開口端の縁に引き抜き可能に支持されていることを特徴とする。
請求項2に係るガイド機構にあっては、ガイド溝の長さ方向の内端部の周辺に、外部と通じる排水穴が設けられているので、雨水が溜まってしまった場合に、この排水穴から雨水を外部へと排水させることができる。また、外縁が、ガイド溝内において、排水穴より中央寄りに位置されたガイド溝の内底面及び内側面に接すると共に、ガイド溝の開口端に向かうにつれて内端部に向かって傾斜した状態に配置された仕切り板が設けられたものとなっているので、ガイド溝内に埃等のゴミが溜まった場合に、箒等で、ガイド溝の内端部に向かって掃いていけば、ゴミは、この傾斜された仕切り板に沿って滑らかに外に掃きだされる。また、このガイド溝内に設けられた仕切り板は、内端部側の開口端の縁に引き抜き可能に支持されているので、ガイド溝に雨水が溜まった場合には、この仕切り板をスライドさせるように引き抜くことで、ガイド溝に溜まってしまった雨水を排水穴に導くことができる。なお、このガイド機構は、ガイド部がガイド溝に遊びを有した状態で嵌め込まれ(遊嵌され)、その状態でドア本体のスライド移動を案内する。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のガイド機構において、前記ガイド溝の前記内端部を覆うように、前記内端部上方の開口端上面に上蓋が設けられ、前記上蓋の内側端縁が、前記開口端の前記縁とされることを特徴とする。
請求項3に係るガイド機構にあっては、ガイド溝の内端部を覆うように、内端部の開口端の上面に上蓋が設けられているので、このガイド溝の内端部は、この上蓋によって覆われることとなる。さらに、この上蓋の内側端縁が開口端の縁とされているので、上述した仕切り板は、この内側端縁に、回転可能に軸支、若しくは、引き抜き可能に支持されていることとなる。これによって、上述したように、傾斜された仕切り板に沿って滑らかに外に掃きだされたゴミは、この上蓋の上面に掃きだされるので、収集され易いものとなる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載のガイド機構において、前記排水穴に、外方に延びる排水パイプが接続されていることを特徴とする。
請求項4に係るガイド機構にあっては、排水穴に、外方に延びる排水パイプが接続されているので、排水穴から排水される雨水は、例えば、このガイド機構が設けられた自動ドア装置から離れた、適宜の箇所に排水させることができる。例えば、近くに設けられた側溝等の排水路に、ガイド水に溜まった雨水を排水させることができる。従って、このガイド機構が設けられた自動ドア装置の近辺を水浸しにすることなく、好ましく雨水を排水させることができる。
この発明に係るガイド機構によれば、ガイド溝に溜まってしまった雨水を排水させることができるので、ガイド溝に溜まってしまった雨水を跳ね上げさせてドア本体の近傍に立つ人の衣服を汚すような問題を解消でき、さらに、ガイド溝に溜まってしまったゴミを綺麗に掃きださせることができるので、ガイド溝内を移動するガイド部の障害物が除去されたものとなって、ガイド部をガイド溝内でスムーズに移動させることができる。また、ガイド溝内のゴミを綺麗に除去することができるので、ガイド溝の清潔さも保てて、見た目にも良いものとなる。
以下、この発明に係るガイド機構の最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明のガイド機構が設けられた自動ドア装置の正面図であって、駆動機構の外蓋が外されている図である。図1に示す符号1は、この発明に係るガイド機構10を備える自動ドア装置である。この自動ドア装置1は、建物Bの出入口に設置されるものであって、スライド移動可能なドア本体30と、このドア本体30の上方の建物Bの壁部B1に取り付けられる駆動機構20と、このドア本体30の下方であって且つドア本体30のスライド移動の範囲に延びて設けられるガイド溝40とから大略構成されている。そして、このドア本体20がスライド移動することによって、この建物Bの出入口は開閉される。なお、ドア本体30に隣接する(図中の右方)位置には、フィックス板28が設けられ、符号29は自動ドア装置1の枠体を示している。
また、駆動機構20は、図2の駆動機構の拡大正面図にも示すように、この建物Bの壁部B1に固定して取り付けられるベース21と、このベース21の下部にドア本体30のスライド移動の範囲に及んで延びる懸架レール22と、このベース21の一端近傍に設けられる駆動プーリ23と、このベース21の他端近傍に設けられる従動プーリ24とを備える。また、駆動プーリ23と従動プーリ24とにはタイミングベルトTが巻回されており、駆動プーリ23に内蔵される駆動モータの駆動力によって、そのタイミングベルトTは移動するものとなっている。
さらに、このタイミングベルトTには、ドア本体30の上部と連結された懸架車25が連結されている。この懸架車25は、前記懸架レール22上に設けられた適宜の車輪25aによって、ドア本体30を懸架しながら移動可能になっている。つまり、駆動プーリ23によって移動されたタイミングベルトTに伴って懸架車25を移動する。そして、その懸架レール22上の懸架車25の移動によってドア本体30をスライド移動させる。また、図中の符号26は、車輪26aを備えて懸架レール22上を移動する補助懸架車を示す。この補助懸架車26は、懸架車25とは異なり、タイミングベルトTには連結されていないが、ドア本体30の上部とは連結されたものとなっており、ドア本体30を安定的にスライド移動させるものとなっている。
一方、この駆動プーリ23は、図示されない制御装置に接続されたものとなっている。その制御装置は、適宜に設けられた検出器の検出にしたがって、駆動プーリ23の駆動を制御する。ここで、ドア本体30は、懸架車25及び補助懸架車26によって懸架されている。これによって、ドア本体30は、下部が接地されていない、浮いた状態(フロート状態)で、ドア本体30をスライド移動させるようになっている。なお、この『ドア本体30のスライド移動方向(以下、単にスライド移動方向)』とは、図中の符号Dで示すように、図1において左右方向となっており、開スライド移動方向D1でドア本体30が開くように移動し、閉スライド移動方向D2でドア本体30が閉まるように移動するものとなっている。
次に、この自動ドア装置1のドア本体30の下部に設けられるガイド機構について、図3を参照しながら説明する。なお、図3は、図1においてのX−X断面(ドア本体30の厚さ方向の断面)矢視を示す図となっている。なお、この『ドア本体30の厚さ方向(以下、単に厚さ方向)』とは、図中の符号Eで示すように、ドア本体30自体の厚さの方向であり、図1及び図2において示すスライド移動方向Dに対して直交する方向とも一致する。
このガイド機構10は、ドア本体30の下部から下方に突出して設けられるガイド部11を案内するガイド溝40を有するものであって、ガイド溝40の長さ方向(スライド移動方向D)のフィックス板28側の端部には排水機構50が設けられている。ガイド溝40は、ドア本体30の下方であって、該ドア本体30のスライド移動可能な範囲に延びて設けられている。このガイド溝40は、図3に示すように、フロアF面を予め略凹状に刳り抜かれた刳り貫き溝41に、材がステンレスとされ、適宜の箇所が折り曲げられて形成されたカバー体42が設置されている。また、このカバー体42の外縁は、スライド移動方向Dに面が形成されるように折り曲げ部43が形成されており、このカバー体42の底部44aと側壁部44bとによって溝部45が構成される。なお、この底部44aの溝部45内の面がガイド溝40の内底面46とされ、側壁部44bの溝部45内の面がガイド溝40の内側面47とされる。また、この溝部45内においては、図1に示すように、スライド移動方向Dの端部がガイド溝40の内端部48(48a,48b)とされ、上方の開口された箇所がガイド溝40の開口端49とされる。
このように構成されたガイド溝40に嵌め込まれるガイド部11は、図3に示すように、ドア本体30の下部から下方に突出して設けられている。すなわち、ガイド部11は、その幅がガイド溝40の溝部45の内幅より僅かに小さくされ、下方への突出長さが前記ガイド溝40の溝部45の深さより僅かに小さくされ、スライド移動方向の長さが適宜長とされた略直方体形状で構成されたものとなっている。このガイド部11は、図1に示すように、ドア本体30のスライド移動方向Dに適宜間隔で離間されて、2つ設けられたものとなっており、スライド移動方向Dに適宜間隔で2つ設けられることによって、ドア本体30をスライド移動させることができる。
このようにガイド部11が構成されることによって、このガイド部11は、ガイド溝40内に、ガイド溝40の底部44aと側壁部44bとから僅かに隙間を有して、配置されることとなる。つまり、ガイド部11は、ガイド溝40に適度に遊びを有した状態で嵌め込まれることとなる。これによって、ガイド部11は、ガイド溝40内を、ドア本体30のスライド移動に伴って滑らかに移動することができる。なお、ドア本体30が、厚さ方向Eに揺れた場合には、このドア本体30の下部に設けられているガイド部11が、ガイド溝40の内側面47に当接することとなって、その揺れは規制されることとなる。
次に、このガイド溝40のフィックス板側内端部48b側に設けられる排水機構50について説明する。この排水機構50は、図1中の符号Hで示すように、ガイド溝40の片側の内端部とされるフィックス板側内端部48b側に設けられている。すなわち、その符号Hが付される箇所が拡大された正面断面(スライド移動方向D断面)の図4、及び、図4のY−Y断面矢視を示す図5に示すように、この排水機構50は、フィックス板側内端部48bの周辺とされた底部44aに、外部と通じるように貫通された排水穴51が設けられている。また、この排水穴51の下方には、排水パイプ52の一端が接続されたものとなっている。この排水パイプ52は、適宜の内径を有してなるものであって、その他端は外部に設けられた側溝S等の適宜の箇所に向けられている。
また、前記排水穴51の上方、つまり、フィックス板側内端部48bの上方の、ガイド溝40の開口端49には、このフィックス板側内端部48bを覆うようにされた上蓋53が設けられている。この上蓋53は、前記排水穴51を覆う程度の範囲で設けられたものとなっている。そして、この上蓋53のうち、ガイド溝40の内方に内側端縁54が位置されたものとなっている。この内側端縁54は、このガイド溝の内幅(ドア本体30の厚さ方向Eの幅)に亘っており、ピン部材55bを保持する保持孔55aが設けられている。そして、この保持孔55aに保持されたピン部材55bを介して、仕切り板56が回転可能に軸支されている。つまり、仕切り板56の一端縁にも、ピン部材55bが挿通可能な連結孔55cが設けられており、この連結孔55cにもピン部材55bが挿通されている。つまり、仕切り板56は、上蓋53の内側端縁54にヒンジ結合されたものとなっている。なお、この上蓋53の内側端縁54は、この発明における開口端49の縁とされる箇所となっている。
この仕切り板56は、図4に示すように、その外縁56a,56bが、前記排水穴51から中央寄りの溝部45の内底面46及び内側面47と接するように構成されている。具体的には、仕切り板56は、ヒンジ結合された一端縁と対向する他端縁(内底面46側の縁)が、内底面46の幅に合わされ、仕切り面が長方形状となるように構成されたものとなっている。これによって、長手方向の縁は、溝部45の内側面47と接するものとなっている。また、この仕切り板56は、内底面46に接した安定状態の場合に、この溝部45の開口端49に向かうにつれて内端部48に向かって傾斜されるようになっている。具体的には、この仕切り板56の長手方向の長さが、この溝部45の深さよりも長く構成されたものとなっている。なお、この仕切り板56は、上述したように、上蓋53の内側端縁54にヒンジ結合されているので、この上蓋53の内側端縁54を中心軸として回転できるものとなっている。また、この仕切り板56は、安定状態において、外縁の下部56aが内底面46と接し、側部56bが内側面47と接するようになっている。
上述のガイド機構10にあっては、仕切り板56を、上蓋53の内側端縁54にヒンジ結合されるように構成されるものであったが、この仕切り板56は、上蓋53の内側端縁54において支持されるものであってもよい。すなわち、正面断面(スライド移動方向D断面)の図6、及び、図6のZ−Z断面矢視を示す図7に示すように、内側端縁54の近傍の溝部45の内側面47上に、内方に突出された突出支持部57が設けられる。この突出支持部57は、仕切り板56の引き抜きを案内するように、仕切り板56の安定状態に合わせられた対向面を有して構成されている。そして、この突出支持部57は、仕切り板56を挟み込んで支持する。このようにして仕切り板56は、引き抜き可能に構成されたものとなっている。なお、上述の実施の形態と同様に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
このように、ガイド溝40と、このガイド溝40の内側面47に当接可能なガイド部11とが設けられることによって、ドア本体30の厚さ方向Eの揺れを規制するガイド機構10は、次のような作用を奏する。
すなわち、上述したように仕切り板56の一端縁が内底面46と接すると共に両側縁が内側面47と接している安定状態においては、この内底面46に溜まった埃等のゴミを、箒等で、溝部45の内端部48(フィックス板側内端部48b)に掃いていけば、安定状態で傾斜された仕切り板56に沿って滑らかに溝部45の外に掃きだされることとなる。これによって、ガイド溝40内を移動するガイド部11の障害物が除去されたものとなって、ガイド部11をガイド溝40内でスムーズに移動させることができる。また、ガイド溝40内のゴミを綺麗に除去することができるので、ガイド溝40の清潔さも保てて、見た目にも良いものとなる。また、この仕切り板56に沿って外に掃きだされたゴミは、上蓋53の上面にだされることとなるので、掃きだされた後にゴミは、収集され易いものとなる。
また、このガイド溝40内に雨水が溜まった場合には、仕切り板56が上蓋53の内側端縁54にヒンジ結合されているものにあっては、この仕切り板56を回転させて、他端縁を溝部45の内底面46から離間させることによって、排水穴51に雨水を導き入れることができる。これによって、ガイド溝に溜まってしまった雨水は、排水穴51から排水される。これによって、ガイド溝40に溜まってしまった雨水は、ドア本体30が移動した場合であてもガイド部11によって押しのけられて跳ね上げられないものとなるので、ドア本体30の近傍に立つ人の衣服を汚すような問題を解消できる。また、排水された雨水は、排水穴51と接続される排水パイプ52によって、近くに設けられた側溝等の排水路に排水させることができる。従って、このガイド機構10が設けられた自動ドア装置1の近辺を水浸しにすることなく、溜まってしまった雨水を排水させることができる。
また、仕切り板56が突出支持部57と上蓋53の内側端縁54とによって挟み込むように支持されているものにあっては、この仕切り板56を引き抜いて、他端縁を溝部45の内底面46から離間させることによって、排水穴51に雨水を導き入れることができる。これによって、ガイド溝40に溜まってしまった雨水は、排水穴51から排水される。これによって、ガイド溝40に溜まってしまった雨水は、ドア本体30が移動した場合であてもガイド部11によって押しのけられて跳ね上げられないものとなるので、ドア本体30の近傍に立つ人の衣服を汚すような問題を解消できる。
なお、この発明のガイド機構は、上述したような実施の形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜に選択して構成することができる。例えば、前記排水穴51は、この溝部45のうち、フィックス板側内端部48bの周辺とされた底部44aに設けられたが、これに限定されることなく、図8に示すように、フィックス板側内端部48bの周辺とされた側壁部44bに設けられるものであってもよい。ただし、この側壁部44bに設けられた排水穴51Aは、この溝部45内の全ての雨水を外部に排水するために、その排水穴51の開口された下側が、前記内底面46と面一となるような同一の高さに設けられることが好ましい。また、このように排水穴51Aが設けられた場合にあっては、前記排水パイプ52Aは、ガイド溝40の溝部45が延びる長手方向に延びるように接続されたものとなる。
また、上述したガイド機構10にあっては、フィックス板側内端部48bの上方の、ガイド溝40の開口端49に、このフィックス板側内端部48bを覆うようにされた上蓋53が設けられ、この上蓋53の内側端縁54に、仕切り板56を軸支したり支持したりするように構成した。しかしながら、この実施の形態に限定されることなく、上蓋53を設けずに構成されるものであってもよい。
すなわち、図9(a)及び図9(b)に示すように、仕切り板56を、フィックス板側内端部48b側の開口端の縁58に回転可能に直接的に軸支するように構成されるものであったり、また、フィックス板側内端部48b側の開口端の縁に引き抜き可能に直接的にされたり支持されたりするように構成されるものであってもよい。このような場合であっても、この仕切り板56は、外縁の下部が、上述した排水穴51より中央寄りに位置された内底面46と接触するように設けられる。また、仕切り板56が接触する内側面47は、全てではないが、その一部が排水穴51より中央寄りに位置されたものとなる。なお、上述の実施の形態と同様に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
この発明のガイド機構が設けられた自動ドア装置の正面図である。 駆動機構の拡大正面図である。 ガイド部とガイド溝を示す図1のX−X断面矢視図である。 排水機構の一例を示す正面断面(長手方向断面)図である。 図4のY−Y断面矢視図である。 排水機構の他の例を示す正面断面(長手方向断面)図である。 図6の断面Z−Z矢視図である。 排水穴の他の例を示す正面断面(長手方向断面)図である。 仕切り板の取り付けの他の例を示す正面断面(長手方向断面)図である。
符号の説明
1 自動ドア装置
10 ガイド機構(ガイド機構の要部)
11 ガイド部
40 ガイド溝
46 内底面
47 内側面
48b フィックス板側内端部
49 開口端
51 排水穴
53 上蓋
54 内側端縁
56 仕切り板
56a,56b 外縁
D スライド移動方向
E 厚さ方向
F フロア

Claims (4)

  1. スライド移動されるドア本体の下部から突出して設けられたガイド部が遊びを有した状態で嵌め込まれるガイド溝を有した、前記ドア本体のスライド移動を案内するガイド機構であって、
    前記ガイド溝の長さ方向の内端部の周辺に、外部と通じる排水穴が設けられ、
    外縁が前記排水穴より中央寄りに位置された前記ガイド溝の内底面及び内側面と接し且つ前記ガイド溝の開口端に向かうにつれて前記内端部に向かって傾斜した状態に配置された仕切り板が、前記内端部側の開口端の縁に回転可能に軸支されていることを特徴とするガイド機構。
  2. スライド移動されるドア本体の下部から突出して設けられたガイド部が遊びを有した状態で嵌め込まれるガイド溝を有した、前記ドア本体のスライド移動を案内するガイド機構であって、
    前記ガイド溝の長さ方向の内端部の周辺に、外部と通じる排水穴が設けられ、
    外縁が前記排水穴より中央寄りに位置された前記ガイド溝の内底面及び内側面と接し且つ前記ガイド溝の開口端に向かうにつれて前記内端部に向かって傾斜した状態に配置された仕切り板が、前記内端部側の開口端の縁に引き抜き可能に支持されていることを特徴とするガイド機構。
  3. 前記ガイド溝の前記内端部を覆うように、前記内端部上方の開口端上面に上蓋が設けられ、
    前記上蓋の内側端縁が、前記開口端の前記縁とされることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガイド機構。
  4. 前記排水穴に、外方に延びる排水パイプが接続されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載のガイド機構。

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Citations (4)

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