JP2006314709A - 内視鏡洗滌消毒装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
内視鏡を洗滌消毒などする各工程に使用される液体の残量を自動で認識すると共に、工程毎の適正な各種液体の液量確認並びに正確に残量を把握し、工程途中で残量不足となることを防止できる内視鏡洗滌消毒装置の実現。
【解決手段】
本発明の内視鏡洗滌消毒装置は、内視鏡に対して、洗滌工程、消毒工程及び乾燥工程を行う内視鏡洗滌消毒装置において、前記内視鏡を配置する洗滌消毒槽と、前記各工程の少なくとも1つの工程に用いられる液体を貯留するタンクと、該タンクに接続され、前記液体を前記洗滌消毒槽に供給するための供給ポンプを備えた管路と、該管路に設けられ、前記液体の流量を検出する検出手段と、該検出手段からの検出結果に基づいて、前記少なくとも1つの工程に用いられる液体の残量が所定の規定量以上であるか否かを判断する制御手段と、を具備する。
【選択図】図5

Description

本発明は、使用済みの内視鏡を自動的に洗滌消毒及びアルコールによる乾燥を促す工程を行う内視鏡洗滌消毒装置に関する。
周知のように、内視鏡は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて処置具の挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をすることができる。
特に医療分野の内視鏡は、検査及び治療を目的として体腔内に挿入して使用されるものであるため、使用後に洗滌消毒が必要である。この使用済みの内視鏡を洗滌消毒する場合、例えば、内視鏡洗滌消毒装置が使用される場合がある。このとき内視鏡は、内視鏡洗滌消毒装置の洗滌槽内にセットされ、洗滌、消毒、濯ぎ及び水切りがされる。
また、内視鏡の内部には、送気送水管路、鉗子口等複数の管路を有している。これら管路内は、十分に洗滌液及び消毒液が通過し、確実に洗滌及び消毒等される必要がある。
このような、使用済みの内視鏡、その内部に有している各種管路等を洗滌及び消毒等する内視鏡洗滌消毒装置としては、例えば、特許文献1及び特許文献2に提案されているものがある。
この内視鏡洗滌消毒装置は、内視鏡を洗滌するための洗滌剤及び乾燥を促すためのアルコール等の液体を貯留するタンクを備えている。これらの洗滌剤、アルコール等は、ユーザにより、装置が行う洗滌工程、アルコールフラッシュ工程等を所定の回数で行える液量がタンク内に適宜、注入され貯留される。
また、近年においては、内視鏡洗滌消毒装置内に、ユーザによる上記各液体の注入(補充)を容易とするため、上記各工程を数回で行える上記各液体が貯留されているカートリッジ式のタイプのタンクが適宜交換されるものもある。
特開2001−299697号公報 特開2002−85350号公報
しかしながら、上述の各特許文献の内視鏡洗滌消毒装置では、タンク内の洗滌剤、アルコール等の残量確認がユーザにより行われている。そのため、各工程を適正に行うための各液体の液量がタンク内に残っていない場合には、内視鏡の洗滌工程、アルコールフラッシュ工程で、残量不足となり、その時点で工程を止めざるを得なくなってしまう可能性がある。
また、上述の特許文献に記載されているように、適正な洗滌剤、アルコール等の液量にて各工程が実施され、1回毎の各液体の液量は管理されているものの、液量の測定誤差が累積する場合が考えられる。その場合、各タンク内の液体の実際の残量と計算上の残量とに差が生じてしまう可能性がある。そのため、工程途中で各液体の残量不足が発生し、その時点で工程を止めざるを得なくなってしまう可能性がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、内視鏡を洗滌消毒などする各工程に使用される液体の残量を自動で認識すると共に、工程毎の適正な各種液体の液量確認並びに正確に残量を把握し、工程途中で残量不足となることを防止できる内視鏡洗滌消毒装置を実現することができる。
上記目的を達成するため本発明による内視鏡洗滌消毒装置は、内視鏡に対して、洗滌工程、消毒工程及び乾燥工程を行う内視鏡洗滌消毒装置において、前記内視鏡を配置する洗滌消毒槽と、前記各工程の少なくとも1つの工程に用いられる液体を貯留するタンクと、該タンクに接続され、前記液体を前記洗滌消毒槽に供給するための供給ポンプを備えた管路と、該管路に設けられ、前記液体の流量を検出する検出手段と、該検出手段からの検出結果に基づいて、前記少なくとも1つの工程に用いられる液体の残量が所定の規定量以上であるか否かを判断する制御手段と、を具備する。
本発明によれば、内視鏡を洗滌消毒などする各工程に使用される液体の残量を自動で認識すると共に、工程毎の適正な各種液体の液量確認並びに正確に残量を把握し、工程途中で残量不足となることを防止できる内視鏡洗滌消毒装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示す内視鏡洗滌消毒装置の斜視図、図2は、図1のトップカバーが開放され、洗滌消毒槽に内視鏡が収納自在な状態を示す内視鏡洗滌消毒装置の斜視図である。
同図に示すように、内視鏡洗滌消毒装置1は、使用済みの内視鏡100を洗滌、消毒するための装置であり、装置本体2と、その上部に、例えば図示しない蝶番を介して開閉自在に接続された蓋体であるトップカバー3とにより、主要部が構成されている。
図1に示すように、トップカバー3が、装置本体2に閉じられている状態では、装置本体2とトップカバー3とは、装置本体2及びトップカバー3の互いに対向する位置に配設された、例えばラッチ8により固定される構成となっている。
装置本体2のユーザが近接する図中前面(以下、前面と称す)であって、例えば左半部の上部に、洗滌剤/アルコールトレー11が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。
洗滌剤/アルコールトレー11には、内視鏡100を洗滌するに際して用いる液体である洗滌剤が貯留された洗滌剤タンク11a及び、洗滌消毒後の内視鏡100の各種内視鏡管路を乾燥する際に用いられる液体であるアルコールが貯留されたアルコールタンク11bが収納されており、洗滌剤/アルコールトレー11が、引き出し自在なことにより、各タンク11a,11bに、所定に液体が補充できるようになっている。
尚、洗滌剤/アルコールトレー11には、2つの窓部11mが設けられており、該窓部11mにより、各タンク11a,11bに注入されている洗滌剤及びアルコールの残量がユーザによって確認できるようになっている。この洗滌剤は、給水フィルタにより滅菌処理がされた水道水により所定の濃度に希釈される濃縮洗滌剤である。本実施の形態では、以下の説明において、前記洗滌剤と前記水道水との混合液を洗滌液という。
また、装置本体2の前面であって、例えば右半部の上部に、カセットトレー12が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。カセットトレー12には、内視鏡100を消毒する際に用いる液体である、例えば過酢酸等の消毒液が注入された薬液ボトル12aが収納されており、カセットトレー12が、引き出し自在なことにより、薬液ボトル12aを所定にセットできるようになっている。
さらに、装置本体2の前面であって、カセットトレー12の上部に、洗滌消毒時間の表示や、消毒液を加温するための指示釦等が配設されたサブ操作パネル13が配設されている。また、装置本体2の図中前面の下部に、装置本体2の上部に閉じられたトップカバー3を、ユーザの踏み込み操作により、図2に示すように、装置本体2の上方に開くためのペダルスイッチ14が配設されている。
また、図2に示すように、装置本体2の上面の、例えばユーザが近接する前面側の両端寄りに、装置本体2の洗滌,各種スイッチ類が配設されたメイン操作パネル25が設けられている。
また、装置本体2の上面であって、ユーザが近接する前面に対向する側に、装置本体2に水道水を供給するための、水道栓に接続されたホースが接続される給水ホース接続口31が配設されている。尚、給水ホース接続口31には、水道水を濾過するフィルタが配設されていてもよい。
さらに、装置本体2の上面の略中央部に、内視鏡収納口をトップカバー3によって開閉される、内視鏡100が収納自在な洗滌消毒槽4が設けられている。洗滌消毒槽4は、槽本体50と該槽本体50の内視鏡収納口の外周縁に連続して周設されたテラス部51とにより構成されている。
槽本体50は、使用後の内視鏡100が洗滌消毒される際、該内視鏡100が収納自在であり、槽本体50の槽内の面である底面50tには、槽本体50に供給された洗滌液,水,アルコール,消毒液等を槽本体50から排水するための排水口55が設けられている。
また、槽本体50の槽内の面である周状の側面50sの任意の位置に、槽本体50に供給された洗滌液,水,アルコール,消毒液等を、槽本体50から、後述する手段を介して内視鏡100の内部に配設された各管路に供給する、またはフィルタ等を介し、後述する給水循環ノズル24から槽本体50に再度上記液体を供給するための循環口56が設けられている。尚、循環口には、洗滌液,水,アルコール,消毒液等を濾過するフィルタが設けられていても良い。
また、上述した循環口56は、槽本体50の底面50tに設けられていてもよい。循環口56が槽本体50の底面50tに設けられていれば、側面50sに設けるよりも、槽本体50に供給された洗滌液,水,アルコール,消毒液等を、槽本体50から、早急に排出することができる。
また、内視鏡100の各管路、または再度槽本体50への、洗滌液,水,アルコール,消毒液等の供給を早めることができる。さらに、ユーザが循環口56に設けられたフィルタ等を交換するに際し、底面に設けられていると、ユーザがアプローチしやすくなるといった利点がある。
洗滌消毒槽4には、槽本体50の背面側に図2では不図示の超音波振動子、不図示のヒータと、槽本体50の底面50tの略中央部に管路消毒用ポート7が配設された洗滌ケース6が配設されている。この超音波振動子は洗滌消毒槽4に貯留される洗滌水、或いは水道水に振動を与えて、内視鏡100の外表面を超音波洗滌、或いは濯ぐものである。また、ヒータは、洗滌消毒槽4内に貯留される消毒液等を所定の温度に加熱するためのものである。
洗滌ケース6は、これに内視鏡100の各スコープスイッチ等のボタン類、内視鏡100に併設されている取り外し可能な部品を収容して、内視鏡100と一緒に洗滌、消毒させるものである。洗滌ケース6の管路消毒用ポート7は、後述するように、洗滌消毒ホースを介して、装置内部の管路に消毒液を供給し、この給水管を消毒するものである。
また、槽本体50の側面50sの任意の位置には、槽本体50に供給された洗滌液、水導水、アルコール、消毒液等の水位を検出するカバー付き水位センサ32が設けられている。
テラス部51のテラス面51t以外の面、即ち槽本体50の底面50tと平行な面に、槽本体50に対し、洗滌剤タンク11aから、図示しないポンプにより、水道水により所定の濃度に希釈される洗滌剤を供給するための洗滌剤ノズル22及び、薬液ボトル12aから、図示しないポンプにより、消毒液を供給するための消毒液ノズル23が配設されている。
さらに、テラス部51の槽本体50の底面50tと平行な面には、槽本体50に対し、アルコールタンク11bから、図2では不図示のポンプにより、アルコールを供給する、または槽本体50の循環口56から排出した洗滌液,水,アルコール,消毒液等を、再度槽本体50に供給するための給水循環ノズル24が配設されている。
尚、洗滌剤ノズル22、消毒液ノズル23及び給水循環ノズル24は、テラス面51tに配設されていても良い。
また、テラス部51のテラス面51tのユーザ近接位置4kに対向する側の面51fに、内視鏡100の内部に設けられた後述する管路に、洗滌液,水,アルコール,消毒液、エア等を供給するための複数、ここでは2つの送気送水/鉗子口用ポート33と、鉗子起上用ポート34と、漏水検知用ポート35とが配設されている。
次に、図3及び図4を参照して、メイン操作パネル25及びサブ操作パネル13について説明する。図3は、内視鏡洗滌消毒装置のメイン操作パネルの平面、図4は内視鏡洗滌消毒装置のサブ操作パネルの平面である。
図3に示すように、メイン操作パネル25には、図3の紙面に向かって見た右方下部側に、内視鏡洗滌消毒装置1の駆動開始するためのスタートボタン25aと、このスタートボタン25aの左下側に内視鏡洗滌消毒装置1の駆動停止するためのストップボタン25bと、スタートボタン25aの右上側に各工程プログラムを選択するプログラム選択ボタン25eが配設されている。
また、メイン操作パネル25には、ストップボタン25bの左側に内視鏡の水分気化を促す乾燥工程であるアルコールフラッシュ工程を行うためのアルコールフラッシュボタン25cと、さらに、その左側に内視鏡の漏水検知を行う漏水検知ボタン25dが配設されている。これらのボタン25c,25dの上部側には、アルコールフラッシュ又は漏水検知の各駆動時に目視により識別できるように、点灯するLED等の発光体が配設されている。
このメイン操作パネル25のストップボタン25bとアルコールフラッシュボタン25cの上方には、コード表示及び装置の駆動時間を表示するコード/時間表示部25fと、上述のプログラム選択ボタン25eの操作によりプログラムナンバーを表示したり、各工程の番号を表示したりする工程表示部25gが配設されている。
さらに、メイン操作パネル25の上部には、ユーザのID情報、洗滌する内視鏡の各種情報を読み取るためのセンサパネル部25Aと、このセンサパネル部25Aの下方に目視による異常を知らせる警告手段である警告表示部25Bが配設されている。この警告表示部25Bには、各種警告灯25Ba〜Bcが配設され、真ん中の警告手段である警告灯25Bbが洗滌剤及びアルコールの残量を警告するためのものである。尚、本実施の形態における内視鏡洗滌消毒装置1の警告灯25Bbの作用については、後で詳しく説明する。
次に、図4を参照して、サブ操作パネル13について説明する。
図4に示すように、サブ操作パネル13は、図4の紙面に向かって見た、左方側に選択的に各種機能を個別に行える選択機能表示部13Aと、右方側に消毒液の使用回数等の各種情報及び年月日、時間、各種プログラム等を設定できる設定情報表示部13Bとを有している。
選択機能表示部13Aには、下部にオートスタートボタン13a、選択ボタン13b及びスタートボタン13cが設けられており、その上方に各種機能、工程毎の駆動状態等をLED等の発光体を点灯して、ユーザが目視により識別を行える表示部が設けられている。
設定情報表示部13Bは、内視鏡の洗滌回数、消毒液の使用回数及び消毒液の加熱温度を表示する各種表示部13f〜13hと、下部に選択ボタン13d及び設定ボタン13eとを有している。
通常において、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、メイン操作パネル25の操作により、使用済みの内視鏡100を洗滌/消毒する場合、プログラム選択ボタン25eの操作とスタートボタン25aの操作により、予め設定された洗滌/消毒プログラムによって動作を行う。この洗滌/消毒プログラムは、ユーザにより任意に洗滌時間、消毒時間等を設定することが可能であり、その設定を行う際にサブ操作パネル13の各種ボタンにより行われる。
次に、図5に基づいて、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1の内部構成について説明する。図5は、内視鏡洗滌消毒装置1の内部構成を示す図である。
図5に示すように、内視鏡洗滌消毒装置1は、給水ホース接続口31が給水ホース31aの一端と接続され、この給水ホース31aの他端が外部の水道蛇口5に接続されることにより、水道水が供給されている。
給水ホース接続口31は、給水管路9の一端と連通している。この給水管路9は、他端が3方電磁弁10に接続されており、管路の中途において、給水ホース接続口31側から順に、給水電磁弁15、逆止弁16及び給水フィルタ17が介装されている。尚、給水フィルタ17は、定期的に交換できるように、カートリッジタイプの濾過、若しくは滅菌フィルタである。従って、上述したように、水道水は、給水フィルタ17を通過することにより濾過、若しくは滅菌処理される。
3方電磁弁10は、流液管路18の一端と接続されており、給水循環ノズル24への給水管路9又は流液管路18との連通を内部の弁によって切り替え動作を行う。つまり、給水循環ノズル24は、3方電磁弁10の切り替え動作により、給水管路9又は流液管路18のどちらか一方と連通する。また、流液管路18の他端側には、流液ポンプ19が介装されている。
洗滌消毒槽4に配設された循環口56は、循環管路20の一端に接続されている。循環管路20の他端は、前記流液管路18の他端及びチャンネル管路21の一端と連通するように、2つに分岐している。このチャンネル管路21の他端は、上述した各送気送水/鉗子口用ポート33に連通している(尚、図5においては、各送気送水/鉗子口用ポート33は1つのみ図示している)。
前記チャンネル管路21は、管路の中途において、前記一端側から順に、チャンネルポンプ26、逆止弁27a、チャンネルブロック27、CH(チャンネル)電磁弁28及び逆止弁29が介装されている。チャンネルブロック27とCH電磁弁28の間におけるチャンネル管路21には、洗滌ケース6と一端が接続しているケース用管路30の他端が接続されている。このチャンネル管路21には、逆止弁36が介装されている。
尚、チャンネルブロック27は、チャンネル管路21に連通する管路と、後述するアルコール供給管路41及びエア管路44に連通する管路を備えてなるもので、それらチャンネル管路27、アルコール供給管路41及びエア管路44が内部で連通するように交差している管路接続体である。また、チャンネル管路21を通る流体(洗滌液、濯ぎ水など)は、チャンネルポンプ26からの送液時に、後述の電磁弁43及び逆止弁47によって、アルコール供給管路41及びエア管路44に連通するチャンネルブロック27の管路が塞がれるため、逆止弁36及びCH電磁弁28方向にのみ送液される。
さらに、アルコールタンク11bからのアルコールは、アルコール供給管路41を介してアルコール供給ポンプ42による送液時に、逆止弁27a及び逆止弁47によって、逆止弁36及びCH電磁弁28方向にのみ送液される。つまり、チャンネルブロック27は、逆止弁27a,47及び電磁弁43によって、内部の管路を流れる流体を所定の方向へ向けることができる。
また、洗滌ケース6の管路消毒用ポート7には、消毒用管路37の一端が接続されており、この消毒用管路37の他端は給水フィルタ17と逆止弁16との間において、給水管路9に接続されている。また、消毒用管路37には、管路消毒用ポート7側に逆止弁38が介装されている。
洗滌剤ノズル22は、洗滌剤供給管路39の一端と接続されており、洗滌剤供給管路39の他端は、洗滌剤タンク11aに接続されている。この洗滌剤供給管路39には、その中途に洗滌剤供給ポンプ40が介装されている。また、この洗滌剤供給管路39の両端部分には、後述する検出手段である第1の流量センサ39a及び第2の流量センサ39bが配設されている。
アルコールタンク11bは、アルコール供給管路41の一端と接続されている。このアルコール供給管路41は、チャンネル管路21と所定に連通するように、チャンネルブロック27に接続されている。このアルコール供給管路41には、アルコールタンク11b側にアルコール供給ポンプ42と、チャンネルブロック27側に電磁弁43が介装されている。また、このアルコール供給管路41の両端部分にも、上述の洗滌剤供給管路39と同じように検出手段である第1の流量センサ41a及び第2の流量センサ41bが配設されている。
チャンネルブロック27には、エアポンプ45からの空気を供給するためのエア管路44の一端がチャンネル管路21と連通するように接続されている。このエア管路44は、他端が前記エアポンプ45に接続されており、チャンネルブロック27側に逆止弁47と、エアポンプ45側に定期的に交換されるエアフィルタ46が介装されている。
洗滌消毒槽4の排水口55には、弁の切り替え動作により、外部へ洗滌液等を排出したり、薬液タンク58に消毒液を回収したりするための切替弁57が配設されている。この切替弁57は、外部排水口へ接続される不図示の排水ホースと一端が接続されて連通する排水管路59の他端と接続されており、この排水管路59には排水ポンプ60が介装されている。また、切替弁57は、薬液回収管路61の一端と接続され、この薬液回収管路61の他端は薬液タンク58に接続されている。
薬液タンク58は、薬液ボトル12aからの消毒液が供給されるように、薬液供給管路62の一端とも接続されている。この薬液供給管路62の他端は、カセットトレー12と所定に接続されている。
また、薬液タンク58内には、一端に吸引フィルタ63が設けられた薬液管路64の前記一端部分が所定に収容されている。この薬液管路64は、他端が消毒液ノズル23に接続されており、薬液ポンプ65が介装されている。
尚、洗滌消毒槽4の底面50tの背面には、上述したように、本実施の形態においては洗滌性を向上させる2つの超音波振動子52と、消毒液を最適な温度に加温するヒータ53とが配設されている。
内視鏡洗滌消毒装置1の内部には、外部のACコンセントから電力が供給される電源71と、この電源71と電気的に接続される制御手段である制御部70が設けられている。この制御部70は、図3及び図4に示したメイン操作パネル25及びサブ操作パネル13からの各種信号が供給され、上述した各ポンプ、各電磁弁等を駆動制御する。
次に、図6〜図12を参照して、洗滌剤供給管路39及びアルコール供給管路41に配設される上述の各流量センサ39a,39b,41a,41bと、これらに接続される回路構成について説明する。図6は、洗滌剤供給管路39に配設された各流量センサ39a,39bと、これらに接続される回路構成を説明するための内視鏡洗滌消毒装置1の内部を示す概略構成図、図7はアルコール供給管路41に配設された各流量センサ41a,41bと、これらに接続される回路構成を説明するための内視鏡洗滌消毒装置1の内部を示す概略構成図、図8及び図9は各流量センサ39a,39b,41a,41bの概略構成を説明する図、図10は各流量センサ39a,39b,41a,41bの回路構成を説明する図、図11は変形例となる洗滌剤供給管路39又はアルコール供給管路41の回路構成を説明するための内視鏡洗滌消毒装置1の内部を示す概略構成図、図12は変形例となる洗滌剤供給管路39又はアルコール供給管路41に配設されたリザーブタンクを説明するための内視鏡洗滌消毒装置1の内部を示す概略構成図である。
先ず、図6を参照して、洗滌剤供給管路39に配設された各流量センサ39a,39bと、これらに接続される回路構成について説明する。
上述したように、洗滌剤供給管路39は、その中途に洗滌剤供給ポンプ40が介装され、一端が洗滌剤タンク11aに連結されており、他端が洗滌剤ノズル22に連結されている。この洗滌剤供給管路39は、一端側の洗滌剤タンク11a近傍に第1の流量センサ39aが配設され、他端側の洗滌剤ノズル22近傍に第2の流量センサ39bが配設されている。また、洗滌剤供給ポンプ40は、制御部70とスイッチ40aを介して電気的に接続されている。
上述の各流量センサ39a,39bは、後述するように、本実施の形態では水車と光センサからなり、水車の回転により洗滌剤の流れを検出し、その検出結果を電気的に接続された制御部70に供給する。また、制御部70は、メイン操作パネル25のここでは警告灯25Bb及び音による警告手段である警報ブザー66と電気的に接続されている。
第1の流量センサ39aと第2の流量センサ39bは、洗滌剤供給管路39における長さl1で夫々が離間した位置に配設されている。洗滌剤供給管路39は、長さl1において、洗滌工程の1回分に相当する洗滌剤の液量、例えば60ml以上を管路内に蓄えることが可能な管路径が設定されている。尚、図11に示すように、洗滌剤供給管路39を洗滌工程の数回分に相当する洗滌剤の液量を貯留できる管路長l3にしても良く、さらには、図12に示すように、洗滌剤供給管路39の洗滌剤供給ポンプ40の入力側に洗滌工程の数回分に相当する洗滌剤の液量を貯留できるリザーブタンク39cを設けても良い。
次に、図7を参照して、アルコール供給管路41に配設された各流量センサ41a,41bと、これらに接続される回路構成について説明する。
上述したように、アルコール供給管路41は、その中途にアルコール供給ポンプ42が介装され、一端がアルコールタンク11bに連結されており、他端がチャンネルブロック27に連結されている。このアルコール供給管路41は、一端側のアルコールタンク11b近傍に第1の流量センサ41aが配設され、他端側のチャンネルブロック27近傍に第2の流量センサ41bが配設されている。また、アルコール供給ポンプ42は、制御部70とスイッチ42aを介して電気的に接続されている。
上述の各流量センサ41a,41bは、上述の各流量センサ39a,39bと同じ構成である水車と光センサからなり、水車の回転により洗滌剤の流れを検出し、その検出結果を電気的に接続される制御部70に供給する。また、第1の流量センサ41aと第2の流量センサ41bは、アルコール供給管路41における長さl2で夫々が離間した位置に配設されている。アルコール供給管路41は、長さl2において、アルコールフラッシュ工程の1回分に相当するアルコールの液量、例えば60ml以上を管路内に蓄えることが可能な管路径が設定されている。尚、図11に示すように、アルコール供給管路41をアルコールフラッシュ工程の数回分に相当するアルコールの液量を貯留できる管路長l4にしても良く、さらには、図12に示すように、アルコール供給管路41のアルコール供給ポンプ42の入力側にアルコールフラッシュ工程の数回分に相当するアルコールの液量を貯留できるリザーブタンク41cを設けても良い。
上述した各流量センサ39a,39b,41a,41bは、図8に示すように、各管路39,41と接続され、光透過性のある中空の円柱ケース67と、この円柱ケース67内に回動自在に保持された水車68と、光センサ69と、を有して構成されている。この円柱ケース67の両端面には、光センサ69の測定点がずれないための凸形状のレール67aが片面に夫々2つ設けられている。
すなわち、図9に示すように、光センサ69は、各レール67aによりガイドされ、円柱ケース67への取り付けが容易に可能とされ、その取り付け位置のばらつきが防止されるため測定結果の精度が向上する。
光センサ69は、図10に示すように、発光素子69a、受光素子69b、電源供給部69c、波形整形部69d、出力回路部69e及びCPUカード69fと、を有して構成されている。この光センサ69は、発光素子69a及び受光素子69bが円柱ケース67の両端面を挟むように配設される。
従って、光センサ69は、発光素子69aからの光が光透過性のある円柱ケース67を通過して、受光素子69bに到達し、その光検出結果に基づき、各管路39,41内を流れる流量を検出する。このとき、発光素子69aからの光は、円柱ケース67を通過時に回転する水車68の羽により断続的に遮断される。
この断続的な光を受けた受光素子69bは、その検出結果を波形整形部69dに供給する。そして、波形整形部69dは、受光素子69bの検出結果に基づいて波形を整形し、出力回路部69eへその波形信号を供給する。
出力回路部69eは、波形信号に基づき、その周波数をCPUカード69fに出力する。そして、CPUカード69fは、波形信号の周波数に基づき、各管路39,41内を流れる流体の流量を算出し、常に周波数を監視している。尚、電源供給部69cは、各素子69a,69b及び各部69d,69eへ駆動電源を供給している。また、CPUカード69fによって監視された周波数は、制御部70に供給される。
以上説明した各流量センサ39a,39b,41a,41bの構成は、一例であり、例えば、簡易型のタービン式流量センサ、カルマン渦式流量センサ、非接触式液切れセンサ、フラッパ方式流量スイッチ、超音波渦流量計、スパイラルギヤフロー型流量計等を用いても良い。
次に、以上のように構成された本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1の制御部70が行う制御例について、図13及び図14のフローチャートの各ルーチンに基づいて説明する。図13は、洗滌工程において、内視鏡洗滌消毒装置1が洗滌消毒槽に洗滌剤を供給する際に行う制御例を示すフローチャート図、図14はアルコールフラッシュ工程において、内視鏡洗滌消毒装置1が内視鏡の各管路にアルコールを供給する際に行う制御例を示すフローチャート図である。
尚、内視鏡洗滌消毒装置1の作用説明において、内視鏡100の外表面及び各管路内を洗滌消毒及びアルコールフラッシュする各工程の動作は、周知であるため、その詳細な説明は省略し、本発明の特徴である洗滌剤及びアルコールの残液量と、洗滌工程での適正な洗滌剤及びアルコールフラッシュ工程での適正なアルコールの液量供給を検知する作用についてのみ説明する。
また、内視鏡100を洗滌消毒する前に、最初に、ユーザは、メイン操作パネル25の警告表示部25Bの警告灯25Bb(図3参照)が点滅しているかの確認を行う。このとき、メイン操作パネル25の警告表示部25Bの警告灯25Bb(図3参照)が点滅している場合、ユーザは、洗滌剤、或いは(及び)アルコールの液切れが発生しているため、液切れしている洗滌剤、或いは(及び)アルコールを補充する必要がある。その後、ユーザは、内視鏡100の洗滌消毒を内視鏡洗滌消毒装置1にて行う。
では、以下、本発明の特徴である洗滌剤及びアルコールの残液量と、洗滌工程での適正な洗滌剤及びアルコールフラッシュ工程での適正なアルコールの液量供給を検知する作用の説明をする。
先ず、内視鏡100を洗滌する洗滌工程時に洗滌消毒槽4へ洗滌剤を供給する際の制御部70が実行する制御例を説明する。尚、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、制御部70により、図13に示すフローチャートのルーチンの流れ例に従った制御を行う。
例えば、メイン操作パネル25のスタートボタン25a(図3参照)がユーザにより押されると、内視鏡100を洗滌する洗滌工程がスタートする。先ず、制御部70は、警告灯25Bbの点滅の有無を確認し(S1)、洗滌剤タンク11aに洗滌剤が貯留されているか否かの判断を行う。この制御部70の判断においては、前回の洗滌工程中に後述する制御のもとで洗滌剤の液切れが発生しなかった場合、警告灯25Bbが点滅していないので、そのままステップS2に移行する。一方で、前回の洗滌工程中に液切れが発生した場合、ユーザによって補充されたかどうかの判断は、洗滌剤の補充後に、例えば、ユーザが図3に示したストップボタン25bを長押しして、エラーを解除するなどされる。つまり、その時点で警告灯25Bbの点滅はリセットされる。
制御部70は、ユーザによる警告灯25Bbのリセット(以下、解除ということもある)がされたか否かを検知し(S11)、警告灯25Bbのリセットを検知すると、後述するステップS2に移行する。その一方、制御部70は、前回の洗滌工程でユーザにより洗滌剤が補充されなかったため、洗滌剤の液切れエラーがリセットされていなければ、ステップ12に移行する。
上述のように、前回の洗滌工程で洗滌剤に液切れが発生していない、或いは、ユーザにより洗滌剤が補充され、エラー解除されていると、制御部70は、スイッチ40a(図6参照)をONにして、洗滌剤供給ポンプ40を駆動し(S2)、洗滌剤供給ポンプ40の動作時間の測定を開始する(S3)。このとき、洗滌剤タンク11a内の洗滌剤は、洗滌剤供給管路39内に吸引されて、第1の流量センサ39aの水車68(図8〜図10参照)を回転させる。
第1の流量センサ39aの水車68が回転すると、上述のように、発光素子69aからの光が断続的に受光素子69bに供給され、その検出結果が波形整形部69dに出力される。そして、波形整形部69dにより波形信号に変換され、その波形に基づいて、CPUカード69fにより周波数が常に監視されて、その検出値が制御部70へ出力される。そして、制御部70は、第1の流量センサ39aの周波数を検出し(S4)、第2の流量センサ39bの周波数を検出する(S5)。
次に、制御部70は、第2の流量センサ39bがON、すなわち検出値が入力されているか否かの判断を行う(S6)。このステップS6において、第2の流量センサ39bからの正常な検出値が入力(以後、単にONという)されている場合、制御部70は、第2の流量センサ39bからの周波数に基づいて、洗滌剤の流量を算出し(S7)、洗滌剤が規定量(つまり、第1の流量センサ39aから第2の流量センサ39bに至るまでの供給量である、例えば60ml)に達したか否かの判断を行う(S8)。
制御部70は、ステップS8で洗滌剤が規定量に達したと判断すると、スイッチ40a(図6参照)をOFFにして、洗滌剤供給ポンプ40の駆動を停止(S9)し、洗滌剤を洗滌消毒槽4へ供給する動作を終了する。その後、内視鏡洗滌消毒装置1は、内視鏡100の洗滌工程を実施する(S10)。こうして、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、内視鏡100を確実に洗滌するに必要な液量(つまり、第1の流量センサ39aから第2の流量センサ39bに至るまでの供給量である、例えば60ml)の洗滌剤を洗滌剤ノズル22から洗滌消毒槽4に供給することが可能である。
また、制御部70は、ステップS1で警告灯25Bbの点滅があり、ステップS11で洗滌剤の液切れによる警告灯25Bbの点滅の解除が検知されない場合、洗滌工程をストップ(S12)する。すなわち、制御部70は、前回の洗滌工程で、後述する、洗滌剤の液切れによるメイン操作パネル25の警告表示部25Bの警告灯25Bb(図3参照)を点滅させた状態で、洗滌工程を強制的にストップさせる。
また、制御部70は、ステップS6で第2の流量センサ39bがONしていない、つまりOFFである場合、第1の流量センサ39aがONしているか否かの判断を行う(S13)。従って、第1の流量センサ39aがONである場合、制御部70は、洗滌剤タンク11a内に洗滌剤の液切れが生じていないと判断する。
このステップS12で、第1の流量センサ39aがOFFではない、つまりONである場合、制御部70は、第2の流量センサ39bに洗滌剤が到達していないだけであると判断して、洗滌剤供給ポンプ40が所定の時間駆動したかの判断を行う(S14)。この所定の時間とは、洗滌剤供給ポンプ40の回転数に対する流体の供給量(つまり、第1の流量センサ39aから第2の流量センサ39bに至るまでの供給量)における所定の駆動時間である。
このステップS14で、洗滌剤供給ポンプ40が所定の時間駆動していない場合、制御部70は、再びステップS4に移行する。つまり、制御部70は、このステップS4からステップS14までのルーチンを洗滌剤供給ポンプ40の所定の時間の間において、第2の流量センサ39aがONするまで繰り返し行う。
尚、ステップ14で、洗滌剤供給ポンプ40が所定の時間で駆動しているにも拘わらず、第2の流量センサ39bがONしない場合、制御部70は、第2の流量センサ39bの異常(故障)、或いは洗滌剤供給管路39に詰まりなどが発生していると判断して、洗滌剤供給ポンプ40の駆動を停止し(S15)、警報ブザー66を鳴らすと共に、メイン操作パネル25の工程表示部25gにエラー表示(ここではアルファベットのE)と、コード/時間表示部25fにエラー番号である数字(ここでは、数字の83)を表示する(S16)。そして、制御部70は、ステップ15から、洗滌工程をストップする(S17)。
また、ステップ13で、第1の流量センサがONしていない、すなわちOFFである場合においても、制御部70は、第1の流量センサ39aの異常(故障)、洗滌剤供給ポンプ40の異常(故障)、或いは、ユーザにより洗滌剤が洗滌剤タンク11a内に全く無い状態でエラー解除されたと判断して、ステップS15に移行して、洗滌剤供給ポンプ40の駆動を停止し(S15)、警報ブザー66を鳴らすと共に、メイン操作パネル25の工程表示部25gにエラー表示(ここではアルファベットのE)と、コード/時間表示部25fにエラー番号である数字(ここでは、数字の83)を表示し(S16)、洗滌工程をストップする(S17)。
従って、上述の警報ブザー66及び各表示部25g,25fによるエラー表示により、ユーザは、内視鏡洗滌消毒装置1内に洗滌剤が全く無いか、洗滌剤供給管路39の管路詰まり、管路外れ、各流量センサ39a,39b、洗滌剤供給ポンプ40の故障などの異常が発生していると判断できる。
上述のステップS8において、洗滌剤が規定量(つまり、第1の流量センサ39aから第2の流量センサ39bに至るまでの供給量である、例えば60ml)に達していない場合、制御部70は、第1の流量センサ39aがONしているか否かの判断をする(S18)。このステップS18で、第1の流量センサ39aがONしている場合、制御部70は、洗滌剤タンク11a内に洗滌剤の液切れが生じていないと判断して、ステップS4へ再度、移行する。このステップS4〜ステップS18までのルーチンは、ステップS8での洗滌剤が規定量に達するまで繰り返し行われる。
一方で、ステップS18で、第1の流量センサ39aがONしていない、つまり、OFFである場合、制御部70は、洗滌剤タンク11a内の洗滌剤に液切れが生じていると判断して、メイン操作パネル25の警告表示部25Bの警告灯25Bb(図3参照)を点滅させ(S19)、ステップS4へ再び、移行する。尚、このステップS19での警告灯25Bbの点滅によって、ユーザに洗滌剤の液切れを告知することができるが、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1においては、洗滌剤供給管路39が第1の流量センサ39aと第2の流量センサ39bの間において、少なくとも1回の洗滌工程に必要な液量(つまり、第1の流量センサ39aから第2の流量センサ39bに至るまでの供給量である、例えば60ml)を管路内に貯留できるため、現在行っている洗滌工程を洗滌剤の残量切れによって停止する必要がなく、内視鏡100の洗滌を行うことができる構成となっている。
以上に説明したように、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、内視鏡100を洗滌する洗滌工程に必要な洗滌剤の規定量(つまり、第1の流量センサ39aから第2の流量センサ39bに至るまでの供給量である、例えば60ml)を洗滌消毒槽4内に確実に供給すると共に、洗滌剤タンク11a内の洗滌剤が液切れを起こしていないかを判断し、工程途中で洗滌剤の液切れが起こらないように、事前に液切れであることを告知できる。
また、内視鏡洗滌消毒装置1は、洗滌剤タンク11a内の洗滌剤に液切れが起こっていても、洗滌剤供給管路39が少なくとも洗滌工程1回分の洗滌剤を貯留できる管路径及び管路長(長さl1)となっているため、洗滌工程を途中で中断することなく内視鏡100の洗滌を行うことができる。
従って、本発明の内視鏡洗滌消毒装置1は、内視鏡を洗滌する洗滌工程に使用される洗滌剤の残量を自動で認識すると共に、洗滌工程の適正な洗滌剤の液量確認並びに正確に残量を把握し、洗滌工程途中で洗滌剤の残量不足となることを防止できる。
さらに、内視鏡洗滌消毒装置1は、洗滌剤供給管路39の管路詰まり、或いは洗滌剤供給ポンプ40の故障などの異常が発生している場合にも、ユーザに告知する機能を具備する。
次に、内視鏡100の乾燥を促すアルコールフラッシュ工程時に内視鏡100の内視鏡管路へアルコールを供給する際の制御部70が実行する制御例を説明する。尚、このアルコールの供給時の制御部70が実行する制御は、上述の洗滌剤の供給時の制御と略同じような制御が行われる。本実施の形態における内視鏡洗滌消毒装置1は、内視鏡100に対して、例えば、洗滌工程及び消毒工程後に濯ぎ工程を行い、さらに、その後、内視鏡100の内視鏡管路内の水分の乾燥を促すアルコールフラッシュ工程を行う。
先ず、制御部70は、洗滌工程と同様にして、警告灯の点滅の有無を確認し、アルコールタンク11bにアルコールが貯留されているか否かの判断を行う(S21)。この制御部70の判断においては、前回の洗滌工程中に後述する制御のもとで洗滌剤の液切れが発生しなかった場合、警告灯25Bbが点滅しないので、そのままステップS22に移行する。一方で、前回のアルコールフラッシュ工程中に液切れが発生した場合、ユーザによって補充されたかどうかの判断は、アルコールの補充後に、例えば、ユーザが図3に示したストップボタン25bを長押しして、エラーを解除するなどされる。つまり、その時点で警告灯25Bbの点滅はリセットされる。
制御部70は、ユーザによる警告灯25Bbがリセット(以下、解除ということもある)されたか否かを検知し(S31)、警告灯25Bbのリセットを検知すると、後述するステップS22に移行する。しかし、警告灯25Bbが点滅している限り、制御部70は、前回のアルコールフラッシュ工程でユーザによりアルコールが補充されず、アルコールの液切れエラーが解除されていなかったため、ステップ32に移行する。
上述のように、前回のアルコールフラッシュ工程でアルコールに液切れが発生していない、或いは、ユーザによりアルコールが補充され、エラー解除されていると、制御部70は、電磁弁43(図7参照)を開き、スイッチ42aをONにして、アルコール供給ポンプ42を駆動し(S22)アルコール供給ポンプ42の動作時間の測定を開始する(S23)。
このとき、アルコールタンク11b内のアルコールは、アルコール供給管路41内に吸引されて、第1の流量センサ41aの水車68(図8〜図10参照)を回転させる。第1の流量センサ41aの水車68が回転すると、上述のように、発光素子69aからの光が断続的に受光素子69bに供給され、その検出結果が波形整形部69dに出力される。そして、波形整形部69dにより波形信号に変換され、その波形に基づいて、CPUカード69fにより周波数が常に監視されて、その検出値が制御部70へ出力される。そして、制御部70は、第1の流量センサ41aの周波数を検出し(S24)、第2の流量センサ41bの周波数を検出する(S25)。
次に、制御部70は、第2の流量センサ41bがON、すなわち検出値が入力されているか否かの判断を行う(S26)。このステップS26において、第2の流量センサ41bからの正常な検出値が入力(以後、単にONという)されている場合、制御部70は、第2の流量センサ41bからの周波数に基づいて、アルコールの流量を算出し(S27)、アルコールが規定量(第1の流量センサ41aから第2の流量センサ41bに至るまでの供給量である、例えば60ml)に達したか否かの判断を行う(S28)。
制御部70は、ステップS28でアルコールが規定量に達したと判断すると、スイッチ42a(図6参照)をOFFにして、アルコール供給ポンプ42の駆動を停止(S29)し、アルコールを各種内視鏡管路へ供給する動作を終了する。こうして、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、内視鏡100の各種内視鏡管路の乾燥を促進するに必要な液量(第1の流量センサ41aから第2の流量センサ41bに至るまでの供給量である、例えば60ml)のアルコールを内視鏡管路内に供給することが可能である。その後、内視鏡洗滌消毒装置1は、内視鏡100の各種内視鏡管路へのアルコールの揮発を促す送気工程を開始する(S30)。
尚、このアルコールは、図5に示す、アルコール供給管路41から電磁弁43を介してチャンネルブロック27へ出力される。その後、アルコールは、チャンネルブロック27からチャンネル管路21を通って、電磁弁28、逆止弁29及び各送気送水/鉗子口用ポート33を介して、接続された複数の洗滌チューブ(不図示)から内視鏡100の各種内視鏡管路内へ出力される。こうして、内視鏡100は、各種内視鏡管路内の水分が供給されたアルコールの揮発を促進する上述の送気工程により乾燥促進される。
また、制御部70は、ステップS21で警告灯の点滅があり、ステップS31で洗滌剤の液切れによるエラーが解除されたリセットを検知していない場合、アルコールフラッシュ工程をストップする(S32)。すなわち、制御部70は、前回のアルコールフラッシュ工程で、後述する、アルコールの液切れによるメイン操作パネル25の警告表示部25Bの警告灯25Bb(図3参照)を点滅させた状態で、アルコールフラッシュ工程を強制的にストップさせる。
また、制御部70は、ステップS26で第2の流量センサ41bがONしていない、つまりOFFである場合、第1の流量センサ41aがONしているか否かの判断を行う(S33)。従って、第1の流量センサ41aがONである場合、制御部70は、アルコールタンク11b内にアルコールの液切れが生じていないと判断する。
このステップS33で、第1の流量センサ41aがOFFではない、つまりONである場合、制御部70は、第2の流量センサ41bにアルコールが到達していないだけであると判断して、アルコール供給ポンプ42が所定の時間駆動したかの判断を行う(S34)。この所定の時間とは、アルコール供給ポンプ42の回転数に対する流体の供給量(つまり、第1の流量センサ41aから第2の流量センサ41bに至るまでの供給量)における所定の駆動時間である。
このステップS34で、アルコール供給ポンプ42が所定の時間駆動していない場合、制御部70は、再びステップS24に移行する。つまり、制御部70は、このステップS24からステップS34までのルーチンをアルコール供給ポンプ42の所定の時間の間において、第2の流量センサ41aがONするまで繰り返し行う。
尚、ステップ34で、アルコール供給ポンプ42が所定の時間で駆動しているにも拘わらず、第2の流量センサ41bがONしない場合、制御部70は、第2の流量センサ41bの異常(故障)、管路外れ、アルコール供給管路41詰まりなどの異常が発生していると判断して、アルコール供給ポンプ42の駆動を停止し(S35)、警報ブザー66を鳴らすと共に、メイン操作パネル25の工程表示部25gにエラー表示(ここではアルファベットのE)と、コード/時間表示部25fにエラー番号である数字(ここでは、数字の95)を表示する(S36)。そして、制御部70は、ステップ35から、アルコールフラッシュ工程をストップする(S37)。
また、ステップ33で、第1の流量センサがONしていない、すなわちOFFである場合においても、制御部70は、第1の流量センサ41aの異常(故障)、アルコール供給ポンプ42の異常(故障)、或いは、ユーザによりアルコールがアルコールタンク11b内に全く無い状態でエラー解除されたと判断して、ステップS35に移行して、アルコール供給ポンプ42の駆動を停止し(S35)、警報ブザー66を鳴らすと共に、メイン操作パネル25の工程表示部25gにエラー表示(ここではアルファベットのE)と、コード/時間表示部25fにエラー番号である数字(ここでは、数字の95)を表示し(S36)、アルコールフラッシュ工程をストップする(S37)。
従って、上述の警報ブザー66及び各表示部25g,25fによるエラー表示により、ユーザは、内視鏡洗滌消毒装置1内にアルコールが全く無いか、アルコール供給管路41の管路詰まり、各流量センサ41a,41b、アルコール供給ポンプ42の故障などが発生していると判断できる。
上述のステップS28において、アルコールが規定量(つまり、第1の流量センサ41aから第2の流量センサ41bに至るまでの供給量)に達していない場合、制御部70は、第1の流量センサ41aがONしているか否かの判断をする(S38)。このステップS38で、第1の流量センサ41aがONしている場合、制御部70は、アルコールタンク11b内にアルコールの液切れが生じていないと判断して、ステップS24へ再度、移行する。このステップS24〜ステップS38までのルーチンは、ステップS28でのアルコールが規定量に達するまで繰り返し行われる。
一方で、ステップS38で、第1の流量センサ41aがONしていない、つまり、OFFである場合、制御部70は、アルコールタンク11b内のアルコールに液切れが生じていると判断して、メイン操作パネル25の警告表示部25Bの警告灯25Bb(図3参照)を点滅させ(S39)、ステップS24へ再び、移行する。尚、このステップS39での警告灯25Bbの点滅によって、ユーザにアルコールの液切れを告知することができるが、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1においては、アルコール供給管路41が第1の流量センサ41aと第2の流量センサ41bの間において、少なくとも1回のアルコールフラッシュ工程に必要な液量(つまり、第1の流量センサ41aから第2の流量センサ41bに至るまでの供給量)を管路内に貯留できるため、現在行っているアルコールフラッシュ工程をアルコールの残量切れによって停止する必要がなく、内視鏡100の各種内視鏡管路の乾燥を促すことができる構成となっている。
以上に説明したように、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、内視鏡100の各種管路内の乾燥を促すアルコールフラッシュ工程に必要なアルコールの規定量(つまり、第1の流量センサ41aから第2の流量センサ41bに至るまでの供給量である、例えば60ml)を各種内視鏡管路に確実に供給すると共に、工程途中でアルコールの液切れが起こらないように、事前に液切れであることを告知できる。
また、内視鏡洗滌消毒装置1は、アルコールタンク11b内のアルコールに液切れが起こっていても、アルコール供給管路41が少なくともアルコールフラッシュ工程1回分のアルコールを貯留できる構成となっているため、アルコールフラッシュ工程を途中で中断することなく内視鏡100の各種内視鏡管路の乾燥を促進させることができる。
以上の結果、本発明の内視鏡洗滌消毒装置1は、アルコールフラッシュ工程に使用されるアルコールの残量を自動で認識すると共に、アルコールフラッシュ工程の適正なアルコールの液量確認並びに正確に残量を把握し、アルコールフラッシュ工程途中でアルコールの残量不足となることを防止できる。
さらに、内視鏡洗滌消毒装置1は、アルコール供給管路41の管路詰まり、アルコール供給ポンプ42などの故障が発生している場合にも、ユーザに告知することができる。
尚、上述の洗滌工程及びアルコールフラッシュ工程における、制御部70が行う制御例において、図15及び図16に示すように、各第2の流量センサ39b,41bの周波数により流体(洗滌剤、或いはアルコール)の流量を測定する代わりに、各供給ポンプ40,42の回転数と駆動時間により流体(洗滌剤、或いはアルコール)の流量を測定しても良い。
すなわち、内視鏡洗滌消毒装置1は、洗滌工程における制御部70が行うルーチンのステップS7を図15に示すステップS7´とし、アルコールフラッシュ工程における制御部70が行うルーチンのステップS27を図16に示すステップS27´とする洗滌剤供給ポンプ40、或いはアルコール供給ポンプ42の回転数と駆動時間により洗滌剤、或いはアルコールの流量を算出しても良い。
尚、図15は、洗滌工程において、内視鏡洗滌消毒装置1が洗滌消毒槽に洗滌剤を供給する際に行う制御の変形例を示すフローチャート図、図16はアルコールフラッシュ工程において、内視鏡洗滌消毒装置1が内視鏡の各管路にアルコールを供給する際に行う制御の変形例を示すフローチャート図である。
(第2の実施の形態)
以下、図17及び図18を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。尚、本実施の形態において、第1の実施の形態にて既に記述した内視鏡洗滌消毒装置1と同じ構成には、同じ符号を付して説明を省略し、異なる構成、作用及び効果のみを主に説明する。
図17は、洗滌剤供給管路に配設された流量センサと、これらに接続される回路構成を説明するための内視鏡洗滌消毒装置の内部を示す概略構成図、図18はアルコール供給管路に配設された流量センサと、これらに接続される回路構成を説明するための内視鏡洗滌消毒装置の内部を示す概略構成図である。
本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、図17及び図18に示すように、第1の実施の形態における各管路39,41の夫々に配設される第2の流量センサ39b,41bを有しておらず、各管路39,41のタンク11a,11b側の夫々に第1の流量センサ39a,41aのみを設けた構成となっている。
また、洗滌剤供給管路39は、第1の流量センサ39aから洗滌剤ノズル22までの長さl1が設定されている。すなわち、洗滌剤供給管路39は、第1の実施の形態と同様に、長さl1において、洗滌工程の1回分に相当する洗滌剤の液量、例えば60ml以上を管路内に蓄えることが可能な管路径が設定されている。
さらに、アルコール供給管路41は、第1の流量センサ39aから電磁弁43までの長さl2が設定されている。上述の洗滌剤供給管路39と同様に、アルコール供給管路41は、長さl2において、アルコールフラッシュ工程の1回分に相当するアルコールの液量、例えば60ml以上を管路内に蓄えることが可能な管路径が設定されている。
以上のように構成された本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1の制御部70が行う制御例について、図19及び図20のフローチャートの各ルーチンに基づいて説明する。図19は、洗滌工程において、内視鏡洗滌消毒装置1が洗滌消毒槽に洗滌剤を供給する際に行う制御例を示すフローチャート図、図20はアルコールフラッシュ工程において、内視鏡洗滌消毒装置1が内視鏡の各管路にアルコールを供給する際に行う制御例を示すフローチャート図である。
先ず、内視鏡100を洗滌する洗滌工程時に制御部70が実行する制御例を図19に示すフローチャートのルーチンの流れに従って説明する。
内視鏡100を洗滌する洗滌工程がスタートすると、制御部70は、第1の実施の形態と同様にして、警告灯25Bbの点滅の有無により、洗滌剤タンク11aに洗滌剤が貯留されているか否かの判断を行う(S41)。また、制御部70は、ステップS41で洗滌剤が洗滌剤タンク11aに貯留されていない、つまり、前回の洗滌工程中の洗滌剤の液切れによるエラーがリセットされたか否かの検知を行う(S48)。リセットされていない場合、洗滌工程をストップする(S49)。すなわち、制御部70は、前回の洗滌工程で、後述する、洗滌剤の液切れによるメイン操作パネル25の警告表示部25Bの警告灯25Bb(図3参照)を点滅させた状態で、洗滌工程を強制的にストップさせる。
第1の実施の形態と同様にステップS41における判断で、前回の洗滌工程で洗滌剤に液切れが発生していない、或いは、ユーザにより洗滌剤が補充され、エラー解除されていると、制御部70は、スイッチ40a(図6参照)をONにして、洗滌剤供給ポンプ40を駆動し(S42)、洗滌剤供給ポンプ40の動作時間の測定を開始する(S43)。
次に、制御部70は、洗滌剤供給ポンプ40の回転数における駆動時間に基づいて、洗滌剤の流量を算出し(S44)、洗滌剤が規定量(第1の流量センサ39aから洗滌剤ノズル22に至るまでの供給量である、例えば60ml)に達したか否かの判断を行う(S45)。
制御部70は、ステップS45で洗滌剤が規定量に達したと判断すると、洗滌剤供給ポンプ40の駆動を停止(S46)し、洗滌剤を洗滌剤ノズル22から洗滌消毒槽4へ供給する動作を終了する。その後、内視鏡洗滌消毒装置1は、内視鏡100の洗滌工程を実施する(S47)。
こうして、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、内視鏡100を確実に洗滌するに必要な液量(例えば60ml)の洗滌剤を洗滌剤ノズル22から洗滌消毒槽4に供給することが可能である。
また、制御部70は、ステップS45で洗滌剤が規定量に達していないと判断した場合に、第1の流量センサ39aがONしているか判断する(S50)。このステップS50で第1の流量センサ39aがONしている場合、制御部70は、ステップS45での判断による洗滌剤が規定量に達するまで、繰り返しステップS44〜ステップS50のルーチンを繰り返す。
また、ステップS50で第1の流量センサ39aがONしていない場合、制御部70は、洗滌剤タンク11a内の洗滌剤に液切れが発生していると判断し、メイン操作パネル25の警告表示部25Bの警告灯25Bb(図3参照)を点滅させ(S51)、再び、ステップ44へ移行する。
従って、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、第1の実施の形態と同様に、内視鏡を洗滌する洗滌工程に使用される洗滌剤の残量を自動で認識すると共に、洗滌工程の適正な洗滌剤の液量確認並びに正確に残量を把握し、洗滌工程途中で洗滌剤の残量不足となることを防止できる。
次に、内視鏡100の各種内視鏡管路の乾燥を促進するためのアルコールフラッシュ工程時に制御部70が実行する制御例を図20に示すフローチャートのルーチンの流れに従って説明する。
アルコールフラッシュ工程がスタートすると、制御部70は、制御部70は、第1の実施の形態と同様にして、警告灯25Bbの点滅の有無によって、アルコールタンク11bにアルコールが貯留されているか否かの判断を行う(S52)。また、制御部70は、ステップS52でアルコールがアルコールタンク11bに貯留されていない、つまり、前回のアルコールフラッシュ工程中のアルコールの液切れによるエラーがリセットされたか否かの検地を行う(S59)。リセットされていない場合、アルコールフラッシュ工程をストップする(S60)。すなわち、制御部70は、前回のアルコールフラッシュ工程で、後述する、アルコールの液切れによるメイン操作パネル25の警告表示部25Bの警告灯25Bb(図3参照)を点滅させた状態で、アルコールフラッシュ工程を強制的にストップさせる。
第1の実施の形態と同様にステップS52における判断で、前回のアルコールフラッシュ工程でアルコールに液切れが発生していない、或いは、ユーザによりアルコールが補充され、エラー解除されていると、制御部70は、電磁弁43を開き、アルコール供給ポンプ42を駆動し(S53)、アルコール供給ポンプ42の動作時間の測定を開始する(S54)。
そして、制御部70は、アルコール供給ポンプ42の駆動時間に基づいて、アルコールの流量を算出し(S55)、アルコールが規定量(例えば60ml)に達したか否かの判断を行う(S56)。
制御部70は、ステップS56でアルコールが規定量に達したと判断すると、アルコール供給ポンプ42の駆動を停止(S57)し、送気工程を開始し(S58)、ルーチンを抜けて、アルコールを内視鏡100の各種内視鏡管路へ供給する動作を終了する。
こうして、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、内視鏡100の各種管路の乾燥を促進するに必要な液量(第1の流量センサ41aから電磁弁43に至るまでの供給量である、例えば60ml)のアルコールを内視鏡管路に供給することが可能である。
また、制御部70は、ステップS56でアルコールが規定量に達していないと判断した場合に、第1の流量センサ41aがONしているか判断する(S61)。このステップS61で第1の流量センサ41aがONしている場合、制御部70は、再び、ステップS54移行し、ステップS56でのアルコールが規定量に達するまで、繰り返しステップS54〜ステップS61のルーチンを繰り返す。
また、ステップS61で第1の流量センサ41aがONしていない、つまりOFFとなっている場合、制御部70は、アルコールタンク11b内のアルコールに液切れが発生していると判断し、メイン操作パネル25の警告表示部25Bの警告灯25Bb(図3参照)を点滅させる(S62)。
従って、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、第1の実施の形態と同様に、内視鏡の各種内視鏡管路の乾燥を促すアルコールフラッシュ工程に使用されるアルコールの残量を自動で認識すると共に、アルコールフラッシュ工程の適正なアルコールの液量確認並びに正確に残量を把握し、アルコールフラッシュ工程途中でアルコールの残量不足となることを防止できる。
以上に説明したように、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1は、各タンク11a,11bの近傍の各管路39,41に夫々第1の流量センサ39a,41aのみを設けても、第1の実施の形態と同様の効果を奏する。従って、本実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置1においても、第1の流量センサ39a,41aの1つのみ各管路39,41に設けたことで、各工程に使用される洗滌剤及びアルコールの残量を自動で認識すると共に、工程毎に適正な各種液体の液量が使用されたかどうかの確認を行うことができる。
尚、上述の各実施の形態の各流量センサ39a,39b,41a,41bによって適正な各種液体の液量検出、液切れを検出する技術は、洗滌剤及びアルコールに限ることなく、消毒液の適正な液量検出、液切れ検出を行えるように、薬液タンク58に接続される薬液回収管路61、薬液供給管路62及び薬液管路64に採用しても良い。
また、上述の各実施の形態に加えて、図21〜図25に示すような構成とすることで、各流量センサ39a,39b,41a,41bの検出精度を高めることができる。尚、図21は、異物などの付着した各流量センサ39a,39b,41a,41bを示し、その異物などを除去する動作を説明する概略構成図、図22は超音波振動子を有する各流量センサ39a,39b,41a,41bの概略構成図、図23は各流量センサ39a,39b,41a,41b内に気泡が混入した状態を示す概略構成図、図24は各流量センサ39a,39b,41a,41b近傍の液体の入力側の各管路39,41に超音波振動子を設けた概略構成図、図25は各流量センサ39a,39b,41a,41b近傍の液体の入力側の各管路39,41に気泡排出手段を設けた概略構成図である。
図21に示すように、例えば、流量センサ39a(39b),41a(41b)は、その円柱ケース67に異物90が付着すると、水車68の回転に影響を及ぼし、正確な検出が行えない。尚、この異物90とは、例えば、長期間使用していなかった内視鏡洗滌消毒装置1の各管路39,41及び円柱ケース67内に貯留されていた洗滌剤などが乾燥して固形化したものである。
そこで、内視鏡洗滌消毒装置1に、洗滌剤供給ポンプ40或いはアルコール供給ポンプ42の吸引方向を交互に変更させることで、水車68を図中の時計回り及び反時計回りに小刻みに回動させる制御を作業前或いは各工程中に行わせることにより、異物90を円柱ケース67から取り除くことができる。
また、図22に示すように、流量センサ39a(39b),41a(41b)に超音波振動子91を設けて、作業前或いは各工程中に、円柱ケース67内の異物90を粉砕して取り除いても良い。
以上のような構成にすることで、流量センサ39a(39b),41a(41b)は、その内部に異物90が付着などしても、簡単に取り除くことができるため、水車68の回転に影響が与えられないため、正確な流量の検出を行うことができる。
さらに、例えば、図23に示すように、各管路39,41内に気泡92が混入した場合も、各流量センサ39a(39b),41a(41b)は、水車68の回動に影響を受ける。そのため、図24に示すように、各管路39,41には、各流量センサ39a(39b),41a(41b)近傍の入力側に超音波振動子91aが設けられている。この超音波振動子91aは、気泡92を水車68に影響を及ぼさないように細裂する。
また、図25に示すように、各管路39,41の各流量センサ39a(39b),41a(41b)近傍の入力側には、気体のみを通過させるゴアテックス(R)などからなる膜93aを開口部に備えた気泡排出のための空間を形成する突出部93を設けても良い。
以上のような構成にすることで、流量センサ39a(39b),41a(41b)は、細裂された気泡92が通過する、或いは気泡92自体が内部に混入しないため、水車68の回転に影響が与えられないため、正確な流量の検出を行うことができる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明の第1の実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置の斜視図である。 同、図1のトップカバーが開放され、洗滌消毒槽に内視鏡が収納自在な状態を示す内視鏡洗滌消毒装置の斜視図である。 同、内視鏡洗滌消毒装置のメイン操作パネルの平面である。 同、内視鏡洗滌消毒装置のサブ操作パネルの平面である。 同、内視鏡洗滌消毒装置の内部を示す概略構成図である。 同、洗滌剤供給管路に配設された各流量センサと、これらに接続される回路構成を説明するための内視鏡洗滌消毒装置の内部を示す概略構成図である。 同、アルコール供給管路に配設された各流量センサと、これらに接続される回路構成を説明するための内視鏡洗滌消毒装置の内部を示す概略構成図である。 同、各流量センサの概略構成を説明する図である。 同、各流量センサの概略構成を説明する図である。 同、各流量センサの回路構成を説明する図である。 同、変形例となる洗滌剤供給管路又はアルコール供給管路の回路構成を説明するための内視鏡洗滌消毒装置の内部を示す概略構成図である。 同、変形例となる洗滌剤供給管路又はアルコール供給管路に配設されたリザーブタンクを説明するための内視鏡洗滌消毒装置の内部を示す概略構成図である。 同、洗滌工程において、内視鏡洗滌消毒装置が洗滌消毒槽に洗滌剤を供給する際に行う制御例を示すフローチャート図である。 同、アルコールフラッシュ工程において、内視鏡洗滌消毒装置1が内視鏡の各管路にアルコールを供給する際に行う制御例を示すフローチャート図である。 同、洗滌工程において、内視鏡洗滌消毒装置が洗滌消毒槽に洗滌剤を供給する際に行う制御の変形例を示すフローチャート図ある。 同、アルコールフラッシュ工程において、内視鏡洗滌消毒装置が内視鏡の各管路にアルコールを供給する際に行う制御の変形例を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施の形態の内視鏡洗滌消毒装置に係る、洗滌剤供給管路に配設された流量センサと、これらに接続される回路構成を説明するための内視鏡洗滌消毒装置の内部を示す概略構成図である。 同、アルコール供給管路に配設された流量センサと、これらに接続される回路構成を説明するための内視鏡洗滌消毒装置の内部を示す概略構成図である。 同、洗滌工程において、内視鏡洗滌消毒装置が洗滌消毒槽に洗滌剤を供給する際に行う制御例を示すフローチャート図である。 同、アルコールフラッシュ工程において、内視鏡洗滌消毒装置1が内視鏡の各管路にアルコールを供給する際に行う制御例を示すフローチャート図である。 異物などの付着した流量センサを示し、その異物などを除去する動作を説明する概略構成図である。 超音波振動子を有する流量センサの概略構成図である。 流量センサ内に気泡が混入した状態を示す概略構成図である。 流量センサ近傍の液体の入力側の管路に超音波振動子を設けた概略構成図である。 流量センサ近傍の液体の入力側の管路に気泡排出手段を設けた概略構成図である。
符号の説明
1・・・内視鏡洗滌消毒装置
4・・・洗滌消毒槽
11b・・・アルコールタンク
11a・・・洗滌剤タンク
25Bb・・・警告灯
25B・・・警告表示部
25g・・・工程表示部
25f・・・時間表示部
39・・・洗滌剤供給管路
39a・・・第1の流量センサ
39b・・・第2の流量センサ
40・・・洗滌剤供給ポンプ
41・・・アルコール供給管路
41a・・・第1の流量センサ
41b・・・第2の流量センサ
42・・・アルコール供給ポンプ
66・・・警報ブザー
70・・・制御部
100・・・内視鏡

Claims (5)

  1. 内視鏡に対して、洗滌工程、消毒工程及び乾燥工程を行う内視鏡洗滌消毒装置において、
    前記内視鏡を配置する洗滌消毒槽と、
    前記各工程の少なくとも1つの工程に用いられる液体を貯留するタンクと、
    該タンクに接続され、前記液体を前記洗滌消毒槽に供給するための供給ポンプを備えた管路と、
    該管路に設けられ、前記液体の流量を検出する検出手段と、
    該検出手段からの検出結果に基づいて、前記少なくとも1つの工程に用いられる液体の残量が所定の規定量以上であるか否かを判断する制御手段と、
    を具備することを特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。
  2. 前記管路は、前記少なくとも1つの工程に用いられる前記液体の前記所定の規定量以上を貯留することができることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡洗滌消毒装置。
  3. 内視鏡に対して、洗滌工程、消毒工程及び乾燥工程を行う内視鏡洗滌消毒装置において、
    前記内視鏡を配置する洗滌消毒槽と、
    前記各工程の少なくとも1つの工程に用いられる液体を貯留するタンクと、
    該タンクに接続され、前記第1の液体を前記洗滌消毒槽に供給するための供給ポンプを備えた管路と、
    該管路の前記第1のタンク側に設けられる第1の検出手段と、
    前記管路の前記洗滌消毒槽側に設けられる第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段及び前記第2の検出手段からの検出結果に基づいて、前記少なくとも1つの工程に用いられる液体の残量が所定の規定量以上であるか否かを判断する制御手段と、
    を具備することを特徴とする内視鏡洗滌消毒装置。
  4. 前記管路は、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段の間において、前記少なくとも1つの工程に用いられる前記液体の前記所定の規定量以上を貯留することができることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡洗滌消毒装置。
  5. さらに、前記少なくとも1つの工程に用いられる前記液体の残量が所定の規定量以下であったとき、前記制御手段の判断結果に基づいて、ユーザに警告する警告手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の内視鏡洗滌消毒装置。
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