JP2006313433A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被写体に関連する情報を確実にユーザに提示すること。
【解決手段】 分類部62は、撮像部2によって得られた撮像画像に基づいて、被写体30(着用品及び付属品を含む)を形状、色合い、及び、シンボルマークのうち少なくとも何れかひとつによって分類する。被写体識別部63は、分類部62の分類結果に基づいて被写体30を識別し、検索部64は、被写体識別部63の識別結果により所定のデータベース14(又は21)内のデータベース情報を検索し、被写体30に関するデータベース情報がデータベース情報表示用のモニタ12に出力される。また、通信部5によって被写体30から識別情報を取得したときには、その識別情報によりデータベース情報が取得されてデータベース情報表示用のモニタ12に出力される。
【選択図】 図3
【解決手段】 分類部62は、撮像部2によって得られた撮像画像に基づいて、被写体30(着用品及び付属品を含む)を形状、色合い、及び、シンボルマークのうち少なくとも何れかひとつによって分類する。被写体識別部63は、分類部62の分類結果に基づいて被写体30を識別し、検索部64は、被写体識別部63の識別結果により所定のデータベース14(又は21)内のデータベース情報を検索し、被写体30に関するデータベース情報がデータベース情報表示用のモニタ12に出力される。また、通信部5によって被写体30から識別情報を取得したときには、その識別情報によりデータベース情報が取得されてデータベース情報表示用のモニタ12に出力される。
【選択図】 図3
Description
本発明は電子機器に係り、特に被写体に関連する情報をユーザに提示し得る電子機器に関する。
近年、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、あるいは、カメラ付き携帯電話といった電子カメラが普及してきた。
その一方で、被写体に関連する情報を検索するようにしたサーバも提案されている(特許文献1、2)。
例えば、特許文献1には、被写体を撮像して得た撮像画像(画像データ)を添付して電子メールを送信すると、撮像画像と予め登録されている標準パターンとを照合し、その標準パターンと関連付けられて管理されているデータベース情報を電子メールの送信元へ返送するようにしたサーバが記載されている。
また、被写体を撮像して得られた画像から、被写体の顔部分、髪の毛部分、服部分などを検出して、検索用のインデックス(例えば、顔の色、髪の毛の長さ、服の色などにより画像を検索するためのインデックスである)を生成するデジタルアルバムの作成装置も提案されている(特許文献3)。
特開2001−282825号公報
特開2004−145416号公報
特開平10−124655号公報
電子カメラは、一般に、被写体を撮像して記録する機能や表示する機能を有しているが、撮像画像自体を処理するのみであり、その画像をさらに有効に活用する手段が不足している。
例えば、テーマパークで楽しんでいるユーザや、観光地を旅しているユーザが、その時々のその場所で目的ごとに異なる各被写体に関連する有用な情報を、迅速かつ確実に入手して、知識を深めたり楽しむことは困難である。
なお、特許文献1、2に記載されたものは、ユーザの電子機器が撮像画像をサーバに送信してからサーバの検索結果がユーザの電子機器に返送されてくるまでの待ち時間(応答時間)が長く、結局、ユーザの楽しみを減滅させてしまうおそれがある。
このように応答時間がかかる要因としては、第1に、高解像度化して画像サイズが増大した撮像画像の転送時間の増大、第2に、ユーザの電子機器とサーバとの間の通信が無線通信で行われる場合には有線のみによる通信と比較して低速度であること、第3に、認識率が高い高度な画像認識アルゴリズムにより被写体を確実に特定するには高性能なサーバといえども処理時間を要すること、などが挙げられる。
また、被写体を誤認識したり認識できないような場合には、ユーザの電子機器から撮像画像をサーバに送信したとしても、被写体に関連する有用な情報をユーザは入手できないことになり、結局、ユーザの期待に反してしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、被写体に関連する情報を迅速かつ確実にユーザに提示し得る電子機器を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被写体が撮像されている撮像画像に基づいて、前記被写体を形状、色合い、及び、シンボルマークのうち少なくとも何れかひとつによって分類する分類手段と、所定のデータベースに保存されているデータベース情報であって、前記分類手段の分類結果により識別される被写体に関するデータベース情報を取得するデータベース情報取得手段と、前記データベース情報取得手段によって取得された前記データベース情報を出力する出力手段を備えたことを特徴とする電子機器を提供する。
なお、前記被写体には、被写体の着用品(例えば衣装、帽子など)や付属品が含まれるものとする。すなわち、被写体の形状には被写体の着用品の形状や付属品の形状が含まれ、被写体の色合いには被写体の着用品の色や付属品の色が含まれ、被写体のシンボルマークには被写体の着用品に付加されたシンボルマークや付属品に付加されたシンボルマークが含まれる。
この発明によれば、電子機器からサーバなどの外部の装置に対して撮像画像を通信により転送する必要がなくなるとともに、高性能が要求される高度な画像認識アルゴリズムを用いる必要がなく、撮像画像に基づいて被写体(着用品や付属品を含む)が形状、色合い、及び、シンボルマークのうち少なくとも何れかひとつによって分類され、このような分類結果により識別されるデータベース情報が取得され、出力されるので、被写体に関する有用な情報を迅速かつ確実にユーザに提示することができる。
請求項2に記載の発明は、被写体から識別情報を取得する識別情報取得手段と、所定のデータベースに保存されているデータベース情報であって、前記被写体から取得された前記識別情報により識別される前記被写体に関するデータベース情報を取得するデータベース情報取得手段と、前記データベース情報取得手段によって取得された前記データベース情報を出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする電子機器を提供する。
被写体から識別情報を取得する具体的な態様には各種あり、例えば、第1に、被写体に付着されたRFID(Radio Frequency Identification)から識別情報(ID)を受信する態様があり、第2に、被写体に印刷あるいは付着された2次元バーコードを読み取ってデコードすることにより識別情報(ID)を取得する態様がある。これら以外の方法により被写体から識別情報を取得するようにしてもよい。
なお、被写体には、被写体の着用品(例えば衣装など)や付属品が含まれるものとする。すなわち、被写体から識別情報を取得する態様には、被写体の着用品に付加された識別情報や付属品に付加された識別情報を取得する場合が含まれる。
この発明によれば、電子機器からサーバなどの外部の装置に対して撮像画像を無線通信により転送する必要がなくなるとともに、高性能が要求される高度な画像認識アルゴリズムを用いる必要がなく、被写体から識別情報が取得され、このような識別情報により識別されるデータベース情報が取得され、出力されるので、被写体に関する有用な情報を迅速かつ確実にユーザに提示することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記データベース情報は、前記被写体に関連する画像情報、音情報、テキスト情報、ベクタグラフィックスのアニメーション情報、又は、これらの組み合わせであることを特徴とする電子機器を提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の発明において、前記データベース情報を当該電子機器内の情報として保存する前記データベースとしての記憶手段を内蔵したことを特徴とする電子カメラを提供する。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記記憶手段は、当該電子機器から取り出し可能な記録メディアであることを特徴とする電子機器を提供する。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の発明において、特定の場所に設置されている所定の情報送信端末から前記データベース情報を受信する通信手段を備えたことを特徴とする電子機器を提供する。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の発明において、前記被写体を撮像する撮像手段を備えた電子カメラであることを特徴とする電子機器を提供する。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記撮像手段によって得られた撮像画像を前記データベース情報と関連付けて保存することを特徴とする電子機器を提供する。
本発明によれば、被写体に関連する有用な情報を迅速かつ確実にユーザに提示することができる。
以下、添付図面に従って、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る第1実施形態の電子カメラを備えた情報システムの構成例を示すブロック図である。
図1は、本発明に係る第1実施形態の電子カメラを備えた情報システムの構成例を示すブロック図である。
図1において、主として、被写体30を撮像するとともに被写体30に関連する情報を提示する電子カメラ1、あらゆる被写体に関連する情報を管理するデータベース21、及び、電子カメラ1に対してデータベース21で管理している情報を送信する情報送信端末22によって、本実施形態の情報システムが構成されている。
データベース21は、本情報システムが適用された施設内のあらゆる被写体に関連する情報を管理している。
このように電子カメラ1の外部に存在するデータベース21を「外部データベース」と呼ぶこともある。また、データベース21で管理されている情報を「外部データベース情報」と呼ぶこともある。
例えば、テーマパークに情報システムが適用されている場合には、テーマパーク内の全てのアトラクションに関連するアトラクション情報や、テーマパークに係る全てのキャラクタに関連するキャラクタ情報など、テーマパーク内のあらゆる被写体に関連する情報がデータベース21に蓄積されている。なお、テーマパークのアトラクションやキャラクタの具体例については後に詳説する。
また、例えば、情報システムが植物園に適用されている場合には、花などの植物に係る全ての植物情報(例えば、花の名前、生育地、花期、植物園のコメント、植物園に植えてから現在に至るまでの植物の状態の変化を示す画像、前年までの同種の植物の様子を示す画像、他の地で生育している同種の植物の現在の様子を示す画像、好ましい撮影方法、家庭での栽培方法、植物や種の購入方法などがある)がデータベース21に登録されている。
また、例えば、遊園地であればその遊園地内の全てのアトラクション情報、水族館であれば全ての海洋生物情報及び水生生物情報、動物園であれば全ての動物情報、観光地であればその観光地内の全ての観光情報、建物であればその建物内の全ての案内情報など、各施設内の被写体に関連するあらゆる情報がデータベース21に登録されている。
これらの外部データベース情報の種類としては、被写体に関連する画像情報(例えばテンプレート画像)、音情報、テキスト情報、ベクタグラフィックスのアニメーション情報、又は、これらの組み合わせが挙げられる。
また、外部データベース情報には、各被写体ごとに情報を識別するために、文字、記号、又は、これらの組み合わせからなる識別コード(被写体識別コード)が付与されている。
情報送信端末22は、所定のネットワーク212を介してデータベース21に接続されており、電子カメラ1からの要求に応じて、データベース21内の外部データベース情報を電子カメラ1に送信する。
このような情報送信端末22は、例えば、テーマパークであればテーマパーク内外の所定の位置に設置されており、植物園であれば植物園内外の所定の位置に設置されており、水族館であれば水族館内外の所定の位置に設置されており、動物園であれば動物園内外の所定の位置に設置されており、観光地であれば観光地内外の所定の位置に設置されており、建物であれば建物内外の所定の位置に設置されている。
電子カメラ1は、主として、撮像部2と、操作部4と、通信部5(データベース情報取得手段)と、CPU(Central Processing Unit)6(データベース情報取得手段)と、ROM(Read Only Memory)7と、RAM(Random Access Memory)8と、第1モニタ11及び第2モニタ12 (出力手段)と、第1記録メディア13及び第2記録メディア14(内部データベース)が取り外し可能に接続されるメディアインタフェース15(データベース情報取得手段)と、デジタル信号処理部61と、分類部62と、被写体識別部63と、検索部64を含んで構成されている。
撮像部2は、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子3を含んで構成されており、被写体を撮像して画像(以下「撮像画像」と称する)を生成する。
操作部4は、ユーザが操作を行うものであり、被写体の撮像を指示するシャッタボタン等の各種のボタンを含んで構成されている。操作部4は、情報検索が行われる際の検索入力にも用いられる。
第1モニタ11は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置からなり、主として撮像画像を表示する。
第2モニタ12は、LCD等の表示装置からなり、主として、被写体に関連するデータベース情報を表示する。
第1記録メディア13は、メモリカード等の記録手段であり、主として、撮像部2によって得られた撮像画像を保存する。
第2記録メディア14は、メモリカード等の記録手段であり、主として、データベース情報を保存する。
第2記録メディア14のような電子カメラ1の内部に存在するデータベースを「内部データベース」と呼ぶこともある。また、第2記録メディア14で管理されている情報を「内部データベース情報」と呼ぶこともある。
メディアインタフェース15は、第1記録メディア13及び第2記録メディア14と接続されるもの(接続ポート)である。
メディアインタフェース15を介して、後述のCPU6の制御により、第1記録メディア13への撮像画像の書き込み、第1記録メディア13からの撮像画像の読み込み(取得)、第2記録メディア14へのデータベース情報の書き込み、及び、第2記録メディア14からのデータベース情報の読み込み(取得)が行われる。
第1記録メディア13及び第2記録メディア14は、電子カメラ1の本体から取り出し可能である。このように記録メディア13、14が電子カメラ1の本体から取り出されたとき、記録メディア13、14とメディアインタフェース15との接続が切断される。
なお、電子カメラ1が撮像画像保存用の記録メディア13とデータベース情報保存用の記録メディア14とを具備する場合に特に限定されるものではなく、撮像画像とデータベース情報とをひとつの記録メディアに保存するように構成してもよい。
通信部5は、情報送信端末22からデータベース21内の外部データベース情報(ただし、データベース21が管理するあらゆる情報のうちの一部である)を受信する。
なお、通信部5によって情報送信端末22から取得された外部データベース情報は、内部データベース情報として第2記録メディア14に保存される。このような内部データベース情報としては、被写体に関連する画像情報(例えばテンプレート画像)、音情報、テキスト情報、ベクタグラフィックスのアニメーション情報、又は、これらの組み合わせが挙げられる。
CPU6は、所定のプログラムに従って、電子カメラ1の各部を統括して制御する。
ROM7は、CPU6が実行するプログラムや固定データを記憶する。
RAM8は、CPU6によるプログラムの実行に必要な作業領域として用いられるほかに、撮像画像を一時的に記憶する一時記憶領域としても用いられる。
デジタル信号処理部61は、撮像部2によって得られた撮像画像に対して、ホワイトバランス調整などの所定のデジタル信号処理を施す。
分類部62は、撮像画像中の被写体画像(被写体自体の画像のみでなく被写体の着用品の画像や付属品の画像を含む)に基づいて、被写体(着用品や付属品を含む)を形状、色合い、シンボルマークなどの各分類項目について分類し、その分類結果としての分類情報を生成する。なお、分類情報の具体例については後に詳述する。
被写体識別部63は、分類情報に基づいて被写体を識別し、被写体識別コードを特定する。
検索部64は、被写体識別部63の識別結果(被写体識別コード)に基づいて、各被写体に関連するデータベース情報を検索する。
なお、被写体に関連するデータベース情報を電子カメラ1が取得する具体的な態様には各種ある。
第1に、通信部5によって、施設内の特定の場所に設置された各々の情報送信端末22から、その場所、展示内容、キャラクタ等を示す情報検索メニューを受信し、その情報検索メニュー及び被写体識別コードに基づいて、通信部5によって情報送信端末22に外部データベース情報を要求し、その要求した外部データベース情報を情報送信端末22から取得する態様がある。すなわち、情報検索メニューを用いて外部データベース情報を検索する。
例えば、情報検索メニューには、被写体識別コードと外部データベース情報のURL(Uniform Resource Locator)との対応関係が示されており、被写体識別コードに対応するURL付きのデータベース情報要求を情報送信端末22に送信し、その要求した外部データベース情報を情報送信端末22から受信する。このようにして情報送信端末22から取得された外部データベース情報は、内部データベース情報として第2記録メディア14に保存される。
第2に、データベース21で管理されている外部データベース情報の中から一部を通信部5によって情報送信端末22から予め受信して内部データベース情報として第2記録メディア14に保存しておき、その後、被写体識別コードに基づいて、第2記録メディア14に保存されている内部データベース情報の中から被写体に関連する情報を検索して取得する態様がある。
なお、撮像部2によって被写体を撮像して得られた撮像画像は、第2記録メディア14内の当該被写体に関連する内部データベース情報と関連付けられて第1記録メディア13に保存される。
次に、図1に示す第1実施形態の情報システムがテーマパークに適用された場合を例に情報システムの動作について説明する。
なお、データベース21(外部データベース)は、外部データベース情報として、現在(当日)、過去(例えば過去数年分)、未来(例えば数カ月後まで)についてテーマパーク内で開催される全てのアトラクションに関するアトラクション情報や、テーマパーク内で活動する全てのキャラクタに関するキャラクタ情報を管理しているものとする。
テーマパーク内で開催されるアトラクションは、テーマパーク内の固定の場所で開催されるものに特に限定されず、例えばパレードのようにテーマパーク内を移動しながら開催されるものも含まれる。また、単なる飲食物の提供のみではなく人を楽しませるパフォーマンスが演じられるレストランや、単なる移動手段ではない特別の趣向を凝らした乗り物などもアトラクションに含まれる。
テーマパーク内で活動するキャラクタは、代表的なものとしては、架空又は実在の人物を表した人物型キャラクタ、ネズミやネコなどの人以外の動物を擬人化して表した動物型キャラクタ、木などの植物を擬人化して表した植物型キャラクタ、食べ物などの物を擬人化して表したキャラクタ、怪物等の架空のものを表したキャラクタ、ロボットのキャラクタ、特定の役割を人が演じているキャラクタなどがある。なお、テーマパーク内で活動するキャラクタの実体としては、着ぐるみ(「人体着用ぬいぐるみ」ともいう)を人が着用したものがある。人に特殊なメイクを施したものである場合もある。映画に出演したようなロボットである場合もある。特定の役割を演じている人である場合もある。このようなキャラクタに関連するキャラクタ情報は、ユーザに提示するための情報であって、キャラクタ自体に関連する情報である。着ぐるみを着用した人や特定の役割を演じている現実の人の個人情報は一般には含まれない。
また、アトラクション情報には、各アトラクションを識別する被写体識別コードとしてアトラクション識別コードが予め付与されており、キャラクタ情報には、各キャラクタを識別する被写体識別コードとしてキャラクタ識別コードが予め付与されている。
情報送信端末22は、説明の便宜上、少なくともテーマパークの入口に設置されているものとする。ひとつのテーマパークが複数の領域に分割されている場合には、各領域の入口に設置されているものとする。なお、情報送信端末22の設置場所は、このような入口には特に限定されず、テーマパーク内の他の場所や、テーマパークの外であってもよいことは言うまでもない。
また、テーマパーク内を移動するユーザは、電子カメラ1を携帯しているものとする。
このような第1実施形態の情報システムが適用されたテーマパークにおいて、ユーザが入口を通ると、ユーザが携帯している電子カメラ1は、各入口に設置されている情報送信端末22から、データベース21に管理されている外部データベース情報の一部を受信する。
具体的には、データベース21で管理されている全ての外部データベース情報のうちで当日分のみが、情報送信端末22から送信され、電子カメラ1の通信部5によって受信され、暗号化されて、電子カメラ1に収納されている第2記録メディア14(内部データベース)に保存される。
入口を通ったユーザが、テーマパーク内の様々なアトラクションを楽しみながら移動し、テーマパーク内で活動しているキャラクタ30(例えば、マジシャン等の特定の役割を演じている人、ロボット、動物型キャラクタ等)に出会い、そのキャラクタ30を被写体として電子カメラ1の操作部4のシャッタボタンを押したとする。あるいは、ユーザがその友人又は子供とキャラクタとをツーショットの被写体としてシャッタボタンを押したとする。
そうすると、電子カメラ1の撮像部2によって被写体30を撮像して得られた撮像画像は、電子カメラ1のデジタル信号処理部61によってホワイトバランス調整などの所定のデジタル信号処理が施された後、撮像画像表示用の第1モニタ11に表示される。
また、電子カメラ1の分類部62によって、撮影画像における被写体30(被写体の着用品を含む)の形状、色合い、シンボルマークについて分類情報が生成され、電子カメラ1の被写体識別部63によって、分類情報に基づいてキャラクタ識別コードが特定され、検索部64によって、キャラクタ識別コードに基づいて第2記録メディア14から内部データベース情報が取得されて、データベース情報表示用の第2モニタ12に表示される。すなわち、被写体30であるキャラクタに関連する情報(キャラクタメッセージなど)がユーザに提示される。
被写体の形状としては、キャラクタの輪郭(外形形状)以外にも、キャラクタの着用品(例えば、帽子、衣装、靴、ネクタイ、リボンなど)の形状が挙げられる。
被写体の色合いとしては、キャラクタの着用品(例えば、帽子、衣装、靴、ネクタイ、リボンなど)の色が挙げられる。
被写体のシンボルマークとしては、例えば、キャラクタの着用品(例えば衣装)に印刷又は付着されているシンボルマーク(各キャラクタを特定する文字、図形、記号、又は、これらの組み合わせ)が挙げられる。
電子カメラ1の分類部62によって生成される分類情報の例としては、各着用品の有無、各着用品の形状(例えば、帽子が丸帽子であるか三角帽子であるか)、各着用品の色(例えば帽子が黒色、赤色、緑色、黄色の何れであるか)、被写体30の輪郭、シンボルマークの有無、シンボルマークなどが含まれる。
分類情報に基づいて被写体識別コードを特定する方法としては、例えば、その当日の各被写体ごとの分類情報と被写体識別コードとの対応関係を示すテーブル情報を、電子カメラ1の通信部5によって情報送信端末22から予め受信して電子カメラ1の第2記録メディア14に予め保存しておき、このテーブル情報に従って被写体識別コードを特定する方法がある。
なお、キャラクタの着用品は、同一のキャラクタであっても、そのときごとに、あるいは、テーマパーク内の各領域ごとに異なる場合があるので、当日のその領域についてのテーブル情報に基づいてキャラクタを特定する必要がある。例えば、同一の動物型キャラクタであっても、マジックショーというアトラクションでは、黒色の燕尾服を着て黒色の丸帽子を被っているが、クリスマスショーというアトラクションでは、サンタクロース風の赤色と白色からなる衣装を着てサンタクロース風の帽子を被っている場合などである。
また、一のキャラクタを特定できない場合、例えば同一種類の動物についてオスのキャラクタAとメスのキャラクタBとがあり、略同一の輪郭であって、同一の着用品を着用し、しかも、シンボルマークが撮像画像内には含まれておらず、キャラクタA及びキャラクタBのうち何れかのキャラクタであることまでは特定できても、一のキャラクタを特定できない場合がある。また、複数のキャラクタが撮像画像に含まれている場合もある。このような場合には、電子カメラ1の第2モニタ12に選択画面を表示して、どのキャラクタの情報を出力するかを電子カメラ1の操作部1によってユーザに選択させるようにしてもよい。
ところで、撮像画像は、第2記録メディア14に保存されている内部データベース情報と関連付けられて第1記録メディア13に保存される。
以上の説明では、被写体がキャラクタである場合を例に説明したが、テーマパーク内のその他被写体(アトラクションなど)についても同様に、電子カメラ1の分類部62によって撮像画像に基づいて被写体(被写体の付属物を含む)を形状、色合い、シンボルマークによって分類して分類情報を生成し、電子カメラ1の被写体識別部63によって分類情報に基づいて被写体識別コードが特定され、電子カメラ1の検索部64によって被写体識別コードに対応する内部データベース情報が検索され、その検索結果として被写体に関連するデータベース情報が取得されて、電子カメラ2の第2モニタ12に表示される。
なお、電子カメラ1で撮像画像とともに出力するキャラクタ情報、アトラクション情報などのデータベース情報は、画像情報、テキスト情報に限らず、音情報であってもよい。音情報の場合には、電子カメラ1が備える図示を省略したスピーカから出力される。また、Flash(商標)などの形式で作成されたベクタグラフィックスのアニメーション情報が出力されるようにしてもよい。
[第2実施形態]
図2は、本発明に係る第2実施形態の電子カメラを備えた情報システムの構成例を示すブロック図である。
図2は、本発明に係る第2実施形態の電子カメラを備えた情報システムの構成例を示すブロック図である。
なお、図2において、図1に示した第1実施形態の情報システムの構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してある。
第1実施形態に係る情報システムは、主として、被写体30を撮像するとともに被写体に関連する情報を提示する電子カメラ1、あらゆる被写体に関連する情報を管理するデータベース21(外部データベース)、電子カメラ1に対してデータベース21で管理している情報を送信する情報送信端末22、及び、電子カメラ1に対して被写体30側から被写体識別コードを送信する識別コード送信機23を含んで構成されている。
データベース21及び情報送信端末22については、第1実施形態と略同一である。
識別コード送信機23は、例えばRFID(Radio Frequency Identification)によって構成されており、識別コード送信機23内に予め記憶されている被写体識別コードを、電子カメラ1に送信する。
このような識別コード送信機23は、例えば、テーマパークであれば各アトラクションごとにあるいは各キャラクタごとに設置されており、植物園であれば各植物ごとに設置されており、水族館であれば各海洋生物ごと及び水生生物ごとに設置されており、動物園であれば各動物ごとに設置されており、観光地であればその観光地内の各観光スポットごとに設置されており、建物であればその建物内の各地点ごとに設置されている。
電子カメラ1は、主として、撮像部2と、操作部4と、通信部5(識別情報取得手段、データベース情報取得手段)と、CPU6(データベース情報取得手段)と、ROM7と、RAM8と、第1モニタ11及び第2モニタ12 (出力手段)と、第1記録メディア13及び第2記録メディア14(内部データベース)が取り外し可能に接続されるメディアインタフェース15(データベース情報取得手段)と、デジタル信号処理部61と、検索部64を含んで構成されている。
本実施形態の操作部4には、シャッタボタンのほかに、情報の取得を指示する情報取得ボタンを有する。
また、本実施形態の通信部5は、識別コード送信機23から各被写体ごとの識別コード(被写体識別コード)を受信(取得)する。
また、本実施形態の検索部64は、各被写体ごとに識別コード送信機23から受信した被写体識別コードに基づいて、各被写体に関連するデータベース情報を検索する。
次に、テーマパークに適用された本実施形態の情報システムの動作について説明する。
識別コード送信機23は、テーマパーク内で活動するキャラクタに装着されている。例えば、マジシャン等の特定の役割を人が演じている場合にはその人あるいは着用品に付着しており、着ぐるみを人が着用している場合には着ぐるみ又はそれを着用する人あるいは着用品に付着しており、ロボットの場合にはロボットに付着している。
ユーザにゲーム感覚の楽しさを与えるために、識別コード送信機23は、どのような場所に設置され、あるいは、どのようなものに付着されていてもよい。識別コード送信機23の一例として使用されるRFIDには、数mm×数mmのサイズのものもあり、様々な場所に設置させることが可能であり、また、様々な物に付着させることが可能である。
なお、識別コード送信機23がユーザにとって視認容易に設置されている場合には、電子カメラ1を利用して各種情報が得られることをユーザにアピールする効果がある。一方で、識別コード送信機23がユーザにとって視認困難に設置されている場合には、そのどこにあるかわからない識別コード送信機23により意外なタイミングで意外な情報を取得できるという楽しみをユーザに与えることが可能である。
このような第2実施形態の情報システムが適用されたテーマパークにおいて、ユーザが入口を通ると、ユーザが携帯している電子カメラ1は、各入口に設置されている情報送信端末22から、データベース21に管理されている外部データベース情報の一部を受信する。
具体的には、データベース21で管理されている全ての外部データベース情報のうちで当日分のみが、情報送信端末22から送信され、電子カメラ1の通信部5によって受信され、暗号化されて、電子カメラ1に収納されている第2記録メディア14(内部データベース)に保存される。
入口を通ったユーザが、テーマパーク内の様々なアトラクションを楽みながら移動し、テーマパーク内で活動しているキャラクタ30(例えば、マジシャンを演じている人、ロボット、動物型キャラクタなど)に出会ったとする。そうすると、電子カメラ1は、キャラクタ30に装着されている識別コード送信機23(例えば着用品に付着したもの)から、被写体識別コードとしてのキャラクタ識別コードを受信して、そのキャラクタ識別コードに対応するキャラクタ情報を表示出力する。
具体的には、識別コード送信機23から送信されたキャラクタ識別コードは、電子カメラ1の通信部5によって受信され、その識別コードに関連付けられて電子カメラ1の第2記録メディア14(内部データベース)に保存されているキャラクタ情報(内部データベース情報)が検索され、復号化されて、電子カメラ1の第2モニタ12に表示される。すなわち、被写体であるキャラクタ30に関連する情報(キャラクタメッセージなど)をユーザは入手することができる。
その一方で、電子カメラ1の撮像部2により撮像して得られた撮像画像は、電子カメラ1の第1モニタ11に表示される。また、撮像画像は、第2記録メディア14に保存されている内部データベース情報と関連づけられて第1記録メディア13に保存される。
なお、電子カメラ1が識別コードを取得するタイミングや、撮像画像及びデータベース情報を出力するタイミングには、各種ある。
例えば、ユーザがキャラクタ30を被写体として電子カメラ1の操作部4のシャッタボタンを押したとき、電子カメラ1の撮像部2により撮像して得られた撮像画像は、電子カメラ1のデジタル信号処理部61によって所定のデジタル信号処理が施された後に撮像画像表示用の第1モニタ11に表示され、また、電子カメラ1の通信部5によって識別コード送信機23からキャラクタ識別コードが取得され、そのキャラクタ識別コードに対応する内部データベース情報が電子カメラ1の第2記録メディア14から取得されて、復号化され、電子カメラ1の第2モニタ12に表示される。
また、例えば、ユーザが電子カメラ1の操作部4の情報取得ボタンを押したときには、電子カメラ1の通信部5によって識別コード送信機23からキャラクタ識別コードが取得され、そのキャラクタ識別コードに対応する内部データベース情報が電子カメラ1の第2記録メディア14から取得されて、復号化され、電子カメラ1の第2モニタ12に表示される。その後、ユーザがキャラクタを被写体として電子カメラ1の操作部4のシャッタボタンを押したときには、電子カメラ1の撮像部2により撮像して得られた撮像画像は、電子カメラ1のデジタル信号処理部61によって所定のデジタル信号処理が施された後に撮像画像表示用の第1モニタ11に表示される。
データベース情報の一部または全部が撮像画像と合成されて第1モニタ11または第2モニタ12に表示されるようになっていてもよい。
[第3実施形態]
図3は、本発明に係る第3実施形態の電子カメラを備えた情報システムの構成例を示すブロック図である。
図3は、本発明に係る第3実施形態の電子カメラを備えた情報システムの構成例を示すブロック図である。
なお、図3において、図1に示した第1実施形態の情報システム及び図2に示した第2実施形態の情報システムの構成要素と同じ構成要素には、同じ符号を付してある。
図3において、情報システムは、主として、被写体30を撮像するとともに被写体30に関連する情報を出力する電子カメラ1、あらゆる被写体に関連する情報を管理するデータベース21(外部データベース)、電子カメラ1にデータベース21で管理している情報を送信する情報送信端末22、電子カメラ1に対して被写体30側から被写体識別コードを送信する識別コード送信機23、及び、電子カメラ1に対して制御情報(「フォーマット」ともいう)を書き込むフォーマット書込機24を含んで構成されている。
第3実施形態において、電子カメラ1は、撮像画像に基づいて被写体30(被写体の着用品や付属品を含む)を形状、色合い、シンボルマークのうち少なくともいずれかひとつによって分類して情報検索を行う第1の情報検索機能と、被写体30から取得した識別コードに基づいて情報検索を行う第2の情報検索機能とを有している。
フォーマット書込機24は、電子カメラ1のCPU6が、第1の情報検索機能及び第2の情報検索機能を実行するための制御情報を、電子カメラ1の通信部5を介して、あるいは直接的に、電子カメラ1の第2記録メディア14に書き込むものである。
ここで、制御情報は、具体的には、電子カメラ1の分類部62による分類処理や被写体識別部63による被写体識別処理などの電子カメラ1における処理を実行するためのプログラム、又は、電子カメラ1における処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるものである。
なお、フォーマット書込機24と電子カメラ1との通信は、無線であっても有線であってもよい。電子カメラ1の本体から取り出された第2記録メディア14に対して直接的に制御情報を書き込んでもよい。
以下、本実施形態の情報システムがテーマパークに適用された場合を例に情報システムの動作について説明する。
フォーマット書込機24は、テーマパークの所定の位置(例えばテーマパークの入口)に設置されている。
電子カメラ1を携帯したユーザは、フォーマット書込機24によって制御情報を第2記録メディアに書き込む。具体的には、フォーマット書込機24から送信された制御情報は、電子カメラ1の通信部5によって受信され、電子カメラ1に収納されている第2記録メディア14に書き込まれる。あるいは、電子カメラ1の本体から第2記録メディア14を取り出してフォーマット書込機24にセットし、フォーマット書込機24により直接的に第2記録メディア14に制御情報を書き込む。
なお、フォーマット書込機24は、その当日分のアトラクション及びキャラクタに関する制御情報を書き込むようになっている。
このような制御情報には、第1に、撮像画像に基づいて被写体(被写体の着用品や付属品を含む)を形状、色合い、シンボルマークについて分類して分類情報を生成するために必要な情報(分類制御情報)、第2に、分類情報に基づいてキャラクタなどの被写体を識別して被写体コードを特定するために必要な情報(被写体識別制御情報)が含まれている。
制御情報をフォーマット書込機24から電子カメラ1に書き込むタイミング、及び、外部データベース情報を情報送信端末22から電子カメラ1が取得するタイミングには、各種ある。
第1の態様として、当日分の全アトラクション及び全キャラクタに関する制御情報をフォーマット書込機24から電子カメラ1の第2記録メディア14に書き込むときに、当日分の全アトラクション及び当日分の全キャラクタに関連する外部データベース情報を情報送信端末22から電子カメラ1が一括して取得する態様がある。
第2の態様として、まず、当日分の全アトラクション及び全キャラクタに関する制御情報をフォーマット書込機24から電子カメラ1の第2記録メディア14に書き込んでおき、その後、電子カメラ1から情報送信端末22に外部データベース情報を要求して、外部データベース情報を情報送信端末22から電子カメラ1が取得する態様などがある。
また、図3においては、情報送信端末22とフォーマット書込機24とを別にして構成しているが、このように別にして構成してもよいし、情報送信端末22とフォーマット書込機24とを一体にして構成してもよい。
[第4実施形態]
図4は、第4実施形態に係る情報システムの構成例を示すブロック図である。
図4は、第4実施形態に係る情報システムの構成例を示すブロック図である。
なお、図4において、図3に示した第3実施形態の情報システムの構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
第4実施形態の情報システムは、電子カメラ1、及び、情報送信端末22によって構成されている。
電子カメラは、主として、撮像部2と、操作部4と、通信部5(データベース情報取得手段)と、CPU6(データベース情報取得手段)と、ROM7と、RAM8と、第1モニタ11及び第2モニタ12(出力手段)と、第1記録メディア13及び第2記録メディア14(内部データベース)が取り外し可能に接続されるメディアインタフェース15(データベース情報取得手段)と、デジタル信号処理部61と、検索部64を含んで構成されている。
第4実施形態の情報システムにおける電子カメラ1は、操作部4から被写体識別コードをキー入力可能に構成されている。また、撮像部2から識別コードを入力可能に構成されている。
例えば、操作部4は、文字、記号、及び、図形をキー入力可能である。このような操作部4からキー入力された、文字、記号、図形、又は、これらの組み合わせによって、識別コードが形成される。
また、操作部4に設けられた切替ボタン(図示を省略)により、キー入力により被写体識別コードを入力するか、あるいは、撮像部2から被写体識別コードを入力するかを切り替えるようになっている。
撮像部2から識別コードを入力する具体例としては、被写体に表された文字、記号、図形又はこれらの組み合わせをOCR(Optical Character Read)により入力する方法や、被写体に表されたバーコード(たとえばQRコード(商標)のような二次元バーコード)を読み取ることにより入力する方法などがある。
通信部5は、特定の場所に設置されている所定の情報送信端末22から被写体に関連する特定の情報(特定情報)を受信する。例えば、IrDa(赤外線通信)や無線LAN等により特定情報を受信する。
次に、第4実施形態の情報システムにおける動作例について簡単に説明する。
ユーザがテーマパークなどの施設内において特定の場所に設置されている情報送信端末22に近づいたとき、電子カメラ1の通信部5は情報送信端末22から被写体に関連する特定の情報(特定情報)を受信する。受信された特定情報は、第2モニタ12に表示されるとともに第2記録メディア14にデータベース情報として保存される。
ユーザが電子カメラ1の操作部4のシャッタボタンを押したとき、撮像部2で得られた撮像画像は第1モニタ11に表示されるとともに、第2記録メディアに保存された特定情報に関連付けられて第1記録メディア13に保存される。
また、シャッタボタンを押す前あるいはシャッタボタン押した後に、ユーザは識別コードをキー入力することができる。
また、撮像部2によって、被写体に付着した識別コードを読み取ることにより、識別コードを入力することができる。
なお、情報送信端末22からデフォルトの識別コードが送信されるようになっており、そのデフォルトの識別コードでよい場合には、ユーザは識別コードを入力する必要がない。
入力された識別コードは、第1記録メディア13に保存された撮像画像及び第2記録メディア14に保存された特定情報に付与される。情報送信端末22から受信したデフォルトの識別コードでよい場合には、そのデフォルトの識別コードが第1記録メディア13に保存された撮像画像及び第2記録メディア14に保存された特定情報に付与される。
その後、ユーザが操作部4を操作して撮像画像を選択すると、第2記録メディアに保存されていた撮像画像が第1モニタ11に表示されるとともに、その撮像画像に関連付けられて第2記録メディア14に保存されていたデータベース情報としての特定情報が第2モニタ12に表示される。
このとき識別コードをキー入力してもよい。そうすると、入力された識別コードに対応する撮像画像及びデータベース情報が表示される。
[第5実施形態]
図5は、第5実施形態に係る情報システムについてその構成例を示すブロック図である。
図5は、第5実施形態に係る情報システムについてその構成例を示すブロック図である。
なお、図5において、図4に示した第4実施形態の情報システムの構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
第4実施形態の情報システムは、電子カメラ1及び情報送信端末22によって構成されている。
電子カメラ1は、主として、撮像部2と、操作部4と、通信部5と、CPU6(データベース情報取得手段)と、ROM7と、RAM8と、第1モニタ11及び第2モニタ12(出力手段)と、第1記録メディア13及び第2記録メディア14(内部データベース)が取り出し可能に接続されるメディアインタフェース15(データベース情報取得手段)と、デジタル信号処理部61と、検索部64を含んで構成されている。
第5実施形態の情報システムにおける電子カメラ1は、通信部5によって、観光地や、テーマパーク、遊園地、植物園、水族館、動物園、建物などの施設内の特定の場所に設置されている情報送信端末22から、その場所、展示内容、キャラクタ等の一覧を示す情報検索メニューを受信する。
電子カメラ1の通信部5は、情報検索メニューに基づいて必要な情報を情報送信端末22に要求し、情報送信端末22から必要な情報(特定情報)を取得する。
受信された特定情報は、第2モニタ12に表示されるとともに第2記録メディア14にデータベース情報として保存される。
また、撮像部2で得られた撮像画像は第1モニタ11に表示されるとともに、第2記録メディア14に保存された特定情報に関連付けられて第1記録メディア13に保存される。
その後、ユーザが操作部4を操作して撮像画像を選択すると、第2記録メディア14に保存されていた撮像画像が第1モニタ11に表示されるとともに、その撮像画像に関連付けられて第2記録メディア14に保存されていたデータベース情報としての特定情報が第2モニタ12に表示される。
このとき、撮像画像及びデータベース情報は、予め設定又は選択されているテンプレート情報に基づいて表示され、また、図示を省略したプリンタによって出力される。
また、撮像部2によって、被写体に付着した識別情報を読み取ることにより、識別コードを入力することができる。検索部64は、入力された識別コードに基づいて第2記録メディア14に保存されているデータベース情報を検索し、検索されたデータベース情報はメディアインタフェース15を介して取得され、第1モニタ11などに出力される。
なお、本発明に係る電子機器は、デジタルスチルカメラに特に限定されるものではなく、デジタルビデオカメラ、カメラ付き携帯端末(例えば携帯電話やゲーム機)などの各種の電子カメラに適用してもよいことは言うまでもない。
また、本発明に係る電子機器は、被写体を撮像する撮像手段を備えた電子カメラに特に限定されるものではなく、撮像手段の有無に関わらず、被写体が撮像されている画像(撮像画像)を通信や記録媒体などを介して取得する取得手段を少なくとも備えた電子機器(例えば、画像プレーヤ、画像ビューワなど)であってもよい。
また、本発明に係る電子機器は、ユーザが携帯する携帯端末に限定されるものではなく、デスクトップ型の電子機器であってもよく、所定の場所に固定的に設置されている電子機器であってもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は、本明細書において説明した例や図面に図示された例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってよいのはもちろんである。
1…電子カメラ、2…撮像部、4…操作部、5…通信部(識別情報取得手段、データベース情報取得手段)、6…CPU(データベース情報取得手段)、11…第1モニタ、12…第2モニタ(出力手段)、13…第1記録メディア、14…第2記録メディア(内部データベース)、15…メディアインタフェース(データベース情報取得手段)、21…データベース(外部データベース)、22…情報送信端末、23…識別コード送信機、24…フォーマット書込機、61…デジタル信号処理部、62…分類部、63…被写体識別部、64…検索部
Claims (8)
- 被写体が撮像されている撮像画像に基づいて、前記被写体を形状、色合い、及び、シンボルマークのうち少なくとも何れかひとつによって分類する分類手段と、
所定のデータベースに保存されているデータベース情報であって、前記分類手段の分類結果により識別される前記被写体に関するデータベース情報を取得するデータベース情報取得手段と、
前記データベース情報取得手段によって取得された前記データベース情報を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする電子機器。 - 被写体から識別情報を取得する識別情報取得手段と、
所定のデータベースに保存されているデータベース情報であって、前記被写体から取得された前記識別情報により識別される前記被写体に関するデータベース情報を取得するデータベース情報取得手段と、
前記データベース情報取得手段によって取得された前記データベース情報を出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする電子機器。 - 前記データベース情報は、前記被写体に関連する画像情報、音情報、テキスト情報、ベクタグラフィックスのアニメーション情報、又は、これらの組み合わせであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
- 前記データベース情報を当該電子機器内の情報として保存する前記データベースとしての記憶手段を内蔵したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電子機器。
- 前記記憶手段は、当該電子機器から取り出し可能な記録メディアであることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
- 特定の場所に設置されている所定の情報送信端末から前記データベース情報を受信する通信手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の電子機器。
- 前記被写体を撮像する撮像手段を備えた電子カメラであることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の電子機器。
- 前記撮像手段によって得られた撮像画像を前記データベース情報と関連付けて保存することを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009071597A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Canon Inc | 撮像装置、その画像処理方法、再生装置、プログラムおよび記憶媒体 |
JP2009177554A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Bee:Kk | 被写体情報編集システム |
JP2011516954A (ja) * | 2008-03-31 | 2011-05-26 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | ユーザ命令に基づいて表示を変更する方法 |
WO2014058733A1 (en) * | 2012-10-08 | 2014-04-17 | Google Inc. | Image capture component on active contact lens |
-
2005
- 2005-05-06 JP JP2005135314A patent/JP2006313433A/ja active Pending
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