JP2006313092A - 弾性表面波センサ及び弾性表面波センサシステム - Google Patents

弾性表面波センサ及び弾性表面波センサシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 SAWセンサの小型化及び高感度化を図り、更に信頼性を向上させる。
【解決手段】 SAWセンサ10,20,30は、圧電基板11,21,31の表面に形成した交差指電極からなるIDT13,23,33と、IDTの上に配置されて、目的の物質を認識するための受容体14,24,34と、IDTにより励振されるSAWの伝搬方向に沿ってIDTの両側に配置される1対の反射器15,25,35とを備える。かかる共振子型の構成により、従来のSAWセンサに比して低ノイズ化できるので、感度が向上する。IDTは、絶縁膜26,36で被覆することができ、それによって液相系において試料液体による交差指電極間の電気的短絡、交差指電極の腐食を防止できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特定の化学物質を検出しかつ/又はその物性を測定するために、トランスデューサとして弾性表面波(SAW:surface acoustic wave)素子を利用した弾性表面波センサに関する。
最近、特にバイオテクノロジや医療などの技術分野において、測定対象の化学物質を認識する受容体の化学的又は物理的変化を検出するために、SAW素子をトランスデューサとして利用したSAWセンサが開発されている(例えば、非特許文献1、特許文献1乃至4を参照)。例えば、気体中の分子を検出するために、圧電基板上にガス吸着体とそれぞれIDT(すだれ状トランスデューサ)からなる励振電極及び受信電極とを配置したSAWデバイスが知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。液体の物性を検出する場合には、試料液体を負荷するためのセルが、ガス吸着体に代えて圧電基板上に設けられる(例えば、特許文献3,4を参照)。
一般に、これら従来のSAWセンサは所謂トランスバーサル型構造で、図5はその基本的構成を例示している。圧電基板1の表面には、励振用IDT2と受信用IDT3とそれらの間のSAW伝搬面に配置した検出物質反応膜などの受容体4とを有する。前記受容体に目的の化学物質が化学的に結合してその重量が変化すると、励振用IDT2により励振されたSAW5の伝搬速度が変化し、これを受信用IDT3が発振周波数の変化として測定することにより、目的物質及び/又はその物性を高精度に検出することができる。
また、複数種の化学物質を検出するために、複数個のSAWセンサを使用する構成が知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。同様に複数種の化学物質を検出するために、図6に示すように、同一の圧電基板1上に図5のSAWセンサを複数個並べてマルチチャネル化することもできる。
例えば、単一の圧電基板に、それぞれIDTからなる送信電極と受信電極との間にセンサセルを有する第1〜第3チャネルの3つのSAWセンサを並設し、測定液の力学量と電気料とを同時に計測できるようにしたマルチチャネル型の溶液センサシステムが知られている(例えば、特許文献3を参照)。また、SAW素子ではないが、基板の両面に電極を形成してなる複数個の圧電振動子を1つの基板上に配置し、同時に又は順次発振させて対象物質の捕獲量を同定するマルチチャネルバイオセンサも知られている(例えば、特許文献5を参照)。
工業所有権総合情報館編,「特許流通支援チャート・化学2・バイオセンサ」,社団法人発明協会,2002年6月29日,p.3〜5及び16〜18 特開平8−68781号公報 特開2002−48797号公報 特開平9−80035号公報 特開平6−133759号公報 特開2003−307481号公報
上述した従来のSAWセンサにおいて、検査される試料が液体又は液体状である液相系の場合には、それを滴下するセルの周囲をプール壁で包囲し、セルから漏出しないようにしている。しかしながら、トランスバーサル型のSAWセンサは、受容体である前記セルが、図5に例示したように励振用IDT2と受信用IDT3との間に配置され、しかも試料を滴下できるように或る程度の平面寸法を必要とする。そのため、圧電基板の平面寸法を小さくすることが困難で、SAWセンサの小型化を十分に図れない、という問題を生じる。
また、SAWセンサは、高周波化することによって感度をより高くできる。しかしながら、高周波化によりIDTの交差指電極が挟ピッチ化され、両IDT間のスペースも狭くなるので、受容体即ち前記セルを設けるスペースもそれだけ小さくなる。そのため、液相系において試料液体を受容体に滴下することが困難になる、という問題がある。しかも、滴下した試料液体が受容体から漏出し易く、IDT側に流れて交差指電極間を電気的に短絡させる虞がある。また、SAWセンサを試料液体に浸漬するような液相系の用途には不向きである。
そこで本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、より小型化が可能で、感度を向上させ得るSAWセンサを提供することにある。
更に本発明の目的は、SAWセンサの小型化を図りつつ、液相系においても試料液体の漏出による交差指電極の電気的短絡を有効に防止し、信頼性を向上させ得ることにある。
また、本発明の目的は、単一の圧電基板上にそれぞれSAWセンサからなる複数のチャネルを有するマルチチャネル型のSAWセンサシステムにおいて、小型化及び感度の向上を図ることにある。
本発明によれば、上記目的を達成するために、圧電基板の表面に形成されたIDTと、該IDTの上に配置されて、目的の物質を認識するための受容体と、IDTにより励振される弾性表面波の伝搬方向に沿ってIDTの両側に配置された1対の反射器とを備えるSAWセンサが提供される。
このようにSAWセンサの基本的構成を共振子型とすることにより、従来のトランスバーサル型において受容体を設ける励振用IDTと受信用IDT間のスペースを省略することができるので、圧電基板の平面寸法を縮小でき、従ってSAWセンサの小型化を図ることができる。更に、一般にトランスバーサル型のSAWデバイスが、図5(B)に示すように、中心周波数f0 に関して或る程度の帯域幅をもった周波数特性を有するのに対し、共振子型のSAWデバイスは、後述するように中心周波数f0 に関する帯域幅が狭く、高いQ値を有する。即ち、本発明のSAWセンサは、従来のSAWセンサに比して低ノイズ化を図ることができ、その感度を向上させることができる。
或る実施例では、SAWセンサのIDTが1組の交差指電極を有する1つのIDTからなる1ポート共振子型であり、トランスバーサル型に比して1個のIDTを省略でき、またSAWの伝搬路を短くできるので、より一層の小型化と製造コストの低減とを図ることができる。
別の実施例では、SAWセンサのIDTが、それぞれ1組の交差指電極を有する励振用IDTと受信用IDTとからなる2ポート共振子型である。
また、別の実施例によれば、圧電基板の表面に形成されたそれぞれ1組の交差指電極を有する励振用IDT及び受信用IDTと、IDTにより励振される弾性表面波の伝搬方向に沿って両IDTの両側に配置された1対の反射器と、両IDTの間に配置された追加の反射器とを備える2ポート共振子型において、該追加の反射器の上に、目的の物質を認識するための受容体が配置された弾性表面波センサが提供される。
或る実施例では、交差指電極の表面が絶縁膜で被覆されている。それにより、液体又は液体状の試料が受容体に負荷される場合に、それが受容体からこぼれてIDTの上まで流れても、交差指電極間を電気的に短絡する虞が無く、高い信頼性を確保できる。更に、試料液体にそのまま浸漬して使用することができる。また、かかる液相系だけでなく、検出物質が気相系の場合にも、交差指電極の腐食を有効に防止できるので、有利である。
別の実施例では、交差指電極がAl又はAlを主成分とする合金で安価に形成され、かつそれを陽極酸化などにより酸化させて、絶縁膜をAlで簡単に形成することができる。
本発明の別の側面によれば、上述した本発明のSAWセンサを複数個有し、それらSAWセンサがSAWの伝搬方向に関して直列にかつ/又は並列に配置されると共に、各SAWセンサが単一の共通の圧電基板に設けられているマルチチャネル型のSAWセンサシステムが提供される。
これにより、各チャネルのSAWセンサが小型化されてSAWセンサシステム全体を小型化できると共に、各チャネルの感度が向上する。更に、各SAWセンサがIDTの両側に反射器を備えたSAWエネルギ閉じ込め型の共振子構造を有するので、各チャネルのSAWセンサを同時に発振させた場合でも、隣接するチャネルから励振されたSAWの影響及び圧電基板端面によるSAW反射波の影響を有効に排除することができる。
以下に、添付図面を参照しつつ、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
図1は、本発明によるSAWセンサの実施例を示している。このSAWセンサ10は、タンタル酸リチウム、水晶などの圧電体材料を平坦な矩形薄板に加工した圧電基板11を有する。圧電基板11の表面には、その略中央に1組の交差指電極12a、12bからなるIDT13が形成されている。
IDT13の上には、その略中央に受容体14が配置されている。受容体14は、検出対象となる化学物質の性状・特質などに対応して、例えばガス吸着体、酵素、微生物、抗体、DNAなど従来公知の様々なものを用いることができ、それらを固定した膜、セルなど従来公知の様々な形態で使用される。
IDT13の左右両側には、それぞれ格子構造の反射器15、15が配置されている。前記交差指電極及び反射器は、金、アルミニウム、アルミニウム合金のような公知の導電性材料で、フォトリソグラフィ、蒸着、スパッタリングなどの従来方法を用いて同時に形成される。
このような1ポート共振子型のSAWセンサ10において、入力側交差指電極12aと出力側交差指電極12b間に所定の高周波信号電圧を印加すると、圧電基板11の表面に入力信号と同じ周波数のSAWが励振される。SAWはIDT13の左右両側に伝搬し、左右の反射器15、15に反射されてIDT13の中心に向けて戻る結果、前記両反射器間にSAWの定在波が発生する。この反射器による表面波エネルギの閉じ込め効果によって、損失を少なくしてQ値を高くし、CI値を小さくして、図1(C)に示すように優れた共振特性が得られる。
受容体14が検出対象の化学物質を吸着するなどしてその重量が増加すると、SAWの伝搬速度が変化し、その周波数が変化する。この周波数変化を測定することによって、目的の化学物質を検出しかつ/又はその濃度、pHなど物性を測定することができる。上述したように優れた共振特性を有するので、本発明のSAWセンサは感度が向上し、高精度な検出・測定が可能である。
図2(A)、(B)は、図1に示すSAWセンサの実施例の変形例を示している。この変形例のSAWセンサ20は、圧電基板21表面に入力側及び出力側交差指電極22a,22bからなるIDT23及びそれらの両側に反射器25、25が形成され、上記実施例と同じ1ポート共振子型の構成を有するが、次の点において図1の実施例と異なる。圧電基板21表面は、IDT23及び両反射器25、25を含む広い面積が絶縁膜26で被覆されている。受容体24は、IDT23を被覆する絶縁膜26上に形成されている。
絶縁膜26は、例えばSiOをスパッタリング又は蒸着することにより容易に形成することができる。また、SiO以外に、例えばTaのような酸化物、Si、TiNのような窒化物等、様々な絶縁材料を絶縁膜26に用いることができる。
絶縁膜26を設けたことによって、液相系の場合に、液体又は液体状の試料が受容体24から漏出してIDT23の上に流れても、前記交差指電極間を電気的に短絡する虞が無い。従って、絶縁膜26は、少なくともIDT23を完全に被うことができれば十分である。更に、本実施例のSAWセンサ20は、試料液体にそのまま浸漬するような用途にも使用可能である。また、絶縁膜26によって、気相系の場合にも、前記交差指電極の腐食を有効に防止できるので、有利である。
この変形例においても、IDT23の前記両交差指電極間に所定の高周波信号電圧を印加すると、それと同じ周波数のSAWが圧電基板21表面に励振され、IDT23の左右両側に伝搬しかつ左右の反射器25、25に反射され、前記両反射器間にSAWの定在波が発生する。IDT23の上に絶縁膜26を挟んで配置された受容体24が検出対象の化学物質を吸着すると、それによる重量の変化がSAW伝搬速度の変化となり、周波数変化として検出する。これにより、同様に目的の化学物質の検出及び/又は物性の測定を高精度に行うことができる。
図3(A)、(B)は、図1に示すSAWセンサの実施例の別の変形例を示している。この変形例のSAWセンサ30は、上記各実施例と同様に、圧電基板31表面に入力側及び出力側交差指電極32a,32bからなるIDT33及びそれらの両側に反射器35、35が形成された1ポート共振子型の構成を有するが、次の点において異なる。IDT33及び両反射器35、35を構成する電極膜の表面は、絶縁膜36で被覆されている。受容体34は、絶縁膜36で被覆されたIDT33の上に配置されている。
本実施例では、交差指電極32a,32b及び反射器35、35がAl又はAlを主成分とする合金の電極膜で形成され、かつ該電極膜の表面を陽極酸化処理で酸化することによって絶縁膜36が形成されている。図2の実施例と同様に、液相系の場合に、液体又は液体状の試料が受容体34から漏出してIDT33の上に流れても、又は試料液体中で使用しても、前記交差指電極間を電気的に短絡する虞が無く、気相系の場合にも、前記交差指電極の腐食を有効に防止できるので、有利である。また、絶縁膜36は、IDT33にのみ設けることができる。
この変形例においても、IDT33の前記両交差指電極間に所定の高周波信号電圧を印加すると、それと同じ周波数のSAWが圧電基板31表面に励振され、IDT33の左右両側に伝搬しかつ左右の反射器35、35に反射され、前記両反射器間にSAWの定在波が発生する。IDT33の上に絶縁膜36を挟んで配置された受容体34が検出対象の化学物質を吸着すると、それによる重量の変化がSAW伝搬速度の変化となり、周波数変化として検出する。これにより、同様に目的の化学物質の検出及び/又は物性の測定を高精度に行うことができる。
また、別の実施例では、SAWセンサを、圧電基板表面に励振用IDT及び受信用IDTと、前記両IDTの左右両側にそれぞれ配置された1対の反射器とを有する2ポート共振子型で構成することができる。この場合、受容体は、いずれか一方の前記IDTの上、又は前記両IDTを跨いでそれらの上に配置することができる。
更に別の実施例では、SAWセンサを、圧電基板表面に励振用IDT及び受信用IDTと、前記両IDTの左右両側にそれぞれ配置された1対の反射器とを有し、更に前記両IDT間に追加の反射器を配置した2ポート共振子型で構成することができる。この場合、受容体は、前記追加の反射器の上に配置することができる。
これら2ポート共振子型のSAWセンサにおいても、図2及び図3の変形例を適用することができる。即ち、前記励振用IDT及び受信用IDT、並びに必要に応じて前記反射器を絶縁膜で被覆し、その上に受容体を設けることができる。
図4は、本発明によるマルチチャネル型SAWセンサシステムの実施例を示している。このSAWセンサシステム40は、単一かつ共通の圧電基板41の表面に多数のSAWセンサ42がSAWの伝搬方向に関して直列かつ並列に、本実施例では4×4のマトリクス状に配列されている。本実施例の各SAWセンサ42は、図1に示す第1実施例のSAWセンサと同じ構成を有し、圧電基板41表面に1組の交差指電極からなるIDT43と、その上に略中央に配置された受容体44と、それらの左右両側にそれぞれ配置された反射器45、45とを備える。
図6に示すように、単に従来のSAWセンサを同一の圧電基板上に複数個並べてマルチチャネル化した場合、各チャネルの励振用IDT2から励振されたSAWがその両側に進行し、該励振用IDTに隣接する別のチャネルのSAWセンサに直接影響を与えることになる。更に各チャネルの励振用IDT2から受信用IDT3に進行するSAWも、該受信用IDT3を通過して、隣接する別のチャネルのSAWセンサに影響を与える虞がある。
本実施例では、各SAWセンサ42において、IDT43に所定の高周波信号電圧を印加すると、それと同じ周波数のSAWが圧電基板41表面に励振され、該IDTの左右両側に伝搬しかつ左右の反射器45、45に反射されて、それらの間に閉じ込められる。これにより、各チャネル毎にそれぞれ左右の反射器間でSAWの定在波が発生する。
このように各SAWセンサ42においてそれぞれ両反射器45、45間に表面波エネルギが閉じ込められる結果、各チャネルの感度が向上することに加えて、各チャネルのSAWセンサを同時に発振させた場合でも、SAWがその伝搬方向に隣接する別のチャネルのSAWセンサまで伝搬するのを有効に防止することができる。
以上、本発明についてその好適な実施例を用いて説明したが、本発明はその技術的範囲内において上記実施例に様々な変形・変更を加えることができる。例えば、図4のSAWセンサシステムにおいて、各SAWセンサ42を図2又は図3のSAWセンサで置き換えることができ、また複数のSAWセンサ42をSAWの伝搬方向に関して直列又は並列に1列に配置したり、様々な形に配列することができる。
(A)図は本発明によるSAWセンサの実施例を示す平面図、(B)図はその縦断面図、(C)図はその周波数特性を示す波形図。 (A)図は図1の実施例の変形例を示す平面図、(B)図はその縦断面図。 (A)図は図1の実施例の別の変形例を示す平面図、(B)図はその縦断面図。 本発明によるマルチチャネル型のSAWセンサシステムの実施例を示す平面図。 (A)図は従来のSAWセンサの典型例を示す平面図、(B)図はその周波数特性を示す波形図。 図5のSAWセンサを複数個配列したマルチチャネル化した構成を示す部分平面図。
符号の説明
1,11,21,31,41…圧電基板、2,32…励振用IDT、3,33…受信用IDT、4,14,24,34,44…受容体、5…SAW、10,20,30,42…SAWセンサ、12a、12b,22a,22b,32a,32b…交差指電極、13,23,43…IDT、15,25,35,45…反射器、26,36…絶縁膜、40…SAWセンサシステム。

Claims (7)

  1. 圧電基板の表面に形成されたIDTと、目的の物質を認識するための受容体と、前記IDTにより励振される弾性表面波の伝搬方向に沿って前記IDTの両側に配置された1対の反射器とを備え、前記受容体が前記IDTの上に配置されていることを特徴とする弾性表面波センサ。
  2. 前記IDTが1組の交差指電極を有する1つのIDTからなることを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波センサ。
  3. 前記IDTが、それぞれ1組の交差指電極を有する励振用IDTと受信用IDTとからなることを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波センサ。
  4. 圧電基板の表面に形成されたそれぞれ1組の交差指電極を有する励振用IDT及び受信用IDTと、目的の物質を認識するための受容体と、前記IDTにより励振される弾性表面波の伝搬方向に沿って前記両IDTの両側に配置された1対の反射器と、前記両IDTの間に配置された追加の反射器とを備え、前記受容体が前記追加の反射器の上に配置されていることを特徴とする弾性表面波センサ。
  5. 前記交差指電極の表面が絶縁膜で被覆されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の弾性表面波センサ。
  6. 前記交差指電極がAl又はAlを主成分とする合金で形成され、かつ前記絶縁膜がAlからなることを特徴とする請求項5に記載の弾性表面波センサ。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載される複数の弾性表面波センサを有し、前記複数の弾性表面波センサが前記弾性表面波の伝搬方向に関して直列にかつ/又は並列に配置されると共に、前記各弾性表面波センサが単一の共通の圧電基板に設けられていることを特徴とする弾性表面波センサシステム。
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