JP2006311409A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基地局がない場合であっても周波数資源を簡易に有効活用できる無線通信装置および無線通信方法を提供する。
【解決手段】 無線通信装置(100)は、他無線通信装置と通信を行う通信手段(30)を備えた無線通信装置において、通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と、複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルとを記憶する記憶手段(44)と、無線通信装置(100)の位置情報を取得する位置取得手段(20)と、無線通信装置(100)の位置情報とセルの位置情報とに基づいて、無線通信装置(100)が属するセルを判定するセル判定手段(43)とを備え、通信手段(30)は、無線通信装置(100)が属するセルに割り当てられたチャネルで送信することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信装置および無線通信方法に関する。
近年、移動体通信システムに対する需要が高まっている。この移動体通信システムにおいては、システム全体として周波数利用効率を高めることが課題となっている。そのため、隣接するセル間で重複しないチャネルを固定的に割り当て、同一セル内では同一周波数を利用して基地局と移動体端末との通信を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の技術によれば、移動体端末が基地局へ通信要求を行い、その通信要求を受信した基地局が移動体端末に対してチャネルを割り当てる動作を行う。
特開平11−266478号公報
しかしながら、アドホックネットワークにおいては基地局が存在しない。したがって、アドホックネットワークにおいては、チャネルの有効活用を目的とするチャネルの割り当てを行うことは困難である。
本発明は、基地局がない場合であっても簡易に周波数資源を有効活用できる無線通信装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明に係る無線通信装置は、他無線通信装置と通信を行う通信手段を備えた無線通信装置において、通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と、複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルとを記憶する記憶手段と、無線通信装置の位置情報を取得する位置取得手段と、無線通信装置の位置情報とセルの位置情報とに基づいて、無線通信装置が属するセルを判定するセル判定手段とを備え、通信手段は、無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルで送信することを特徴とするものである。
本発明に係る無線通信装置においては、通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と、複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルとが記憶手段により記憶され、無線通信装置の位置情報が位置取得手段により取得され、無線通信装置が属するセルがセル判定手段により判定され、無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルで通信手段により送信される。この場合、各無線通信装置がそれぞれの周波数資源を有効活用するチャネルを判定することが可能となるため、基地局が存在しなくてもチャネルの割り当てが可能となる。したがって、簡易に周波数資源を有効活用することができる。また、送信チャネルは1つのチャネルに設定されることから、使用する送信チャネル数を少なくすることができる。したがって、本発明に係る無線通信装置の簡略化が可能である。
無線通信装置の位置情報と通信手段の通信可能距離とから通信手段の通信可能エリアを算出する通信エリア算出手段をさらに備え、通信手段は、通信可能エリアに含まれるセルに割り当てられたチャネルで受信してもよい。この場合、他のセルに位置する他の無線通信装置によって送信された情報を受信することができる。また、通信可能エリアが複数のセルにまたがらなければ1つのチャネルで受信されることから、使用する受信チャネル数を少なくすることができる。
通信手段の送信周期を変更する送信周期制御手段をさらに備え、送信周期制御手段は、無線通信装置が属するチャネルに応じて通信手段の送信周期を変更してもよい。この場合、他のセルに位置する他無線通信装置と自無線通信装置との間にキャリアセンスが機能しなくても、送信周期が異なることから、自無線通信装置および他無線通信装置の送信データの喪失が防止される。
本発明に係る他の無線通信装置は、他無線通信装置と通信を行う通信手段を備えた無線通信装置において、通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と、複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルとを記憶する記憶手段と、無線通信装置が属する道路リンクを取得する位置取得手段と、無線通信装置が属する道路リンクが属するセルを判定するセル判定手段とを備え、通信手段は、道路リンクが属するセルに割り当てられたチャネルで送信することを特徴とするものである。
本発明に係る他の無線通信装置においては、通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と、複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルとが記憶手段により記憶され、無線通信装置が属する道路リンクが位置取得手段により取得され、無線通信装置が属する道路リンクが属するセルがセル判定手段により判定され、道路リンクが属するセルに割り当てられたチャネルで通信手段により送信される。この場合、各無線通信装置がそれぞれ周波数資源を有効活用するチャネルを判定することが可能となるため、基地局が存在しなくてもチャネルの割り当てが可能となる。したがって、簡易に周波数資源を有効活用することができる。また、送信チャネルは1つのチャネルに設定されることから、使用する送信チャネル数を少なくすることができる。したがって、本発明に係る無線通信装置の簡略化が可能である。
セル判定手段は、道路リンクの両端のノードが属するセルを判定し、通信手段は、無線通信装置の進行方向のノードが属するセルに割り当てられたチャネルを用いて送信し、道路リンクの両端のノードが属するセルに割り当てられたチャネルを用いて受信してもよい。この場合、送信チャネルは1つのチャネルに設定されることから、使用する送信チャネル数を少なくすることができる。さらに、受信チャネルは多くても2チャネルであることから、通信手段に必要なチャネル数が低減される。したがって、本発明に係る無線通信装置の簡略化が可能である。
本発明に係るさらに他の無線通信装置は、他無線通信装置と通信を行う通信手段を備えた無線通信装置において、複数の道路リンクの位置情報と複数の道路リンクのそれぞれに隣接するリンクと互いに異なるように割り当てられたチャネルとを記憶する記憶手段と、無線通信装置の位置情報を取得する位置取得手段と、無線通信装置の位置情報と道路リンクの位置情報とに基づいて無線通信装置が属する道路リンクを判定する道路リンク判定手段とを備え、通信手段は無線通信装置が属する道路リンクに割り当てられたチャネルで送信を行うことを特徴とするものである。
本発明に係るさらに他の無線通信装置においては、複数の道路リンクの位置情報と複数の道路リンクのそれぞれに隣接する道路リンクと互いに異なるように割り当てられたチャネルとが記憶手段によって記憶され、無線通信装置の位置情報が位置取得手段によって取得され、無線通信装置の位置情報と道路リンクの位置情報とに基づいて無線通信装置が属する道路リンクが道路リンク判定手段により判定され、無線通信装置が属する道路リンクに割り当てられたチャネルで通信手段により送信がなされる。この場合、交差点においては進入方向ごとに異なるチャネルが割り当てられることになる。したがって、異なる方向から交差点に進入してくる他無線通信装置との情報の送受信が容易になる。また、各無線通信装置がそれぞれ周波数資源を有効活用するチャネルを判定することが可能となるため、基地局が存在しなくても各道路リンクごとにチャネルが割り当てられることが可能である。したがって、簡易に周波数資源の有効活用することが可能である。
本発明に係る無線通信方法は、他無線通信装置と通信を行う無線通信装置を用いた無線通信方法において、無線通信装置の位置情報を取得するステップと、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と無線通信装置の位置情報とに基づいて、無線通信装置が属するセルを判定するステップと、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルを参照して、無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルを判定するステップと、無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルで通信手段により送信するステップとを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る無線通信方法においては、無線通信装置の位置情報が取得され、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と無線通信装置の位置情報とに基づいて、無線通信装置が属するセルが判定され、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルを参照して、無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルが判定され、無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルで通信手段により送信される。この場合、各無線通信装置がそれぞれの周波数資源を有効活用するチャネルを判定することが可能となるため、基地局が存在しなくてもチャネルの割り当てが可能となる。したがって、簡易に周波数資源を有効活用することができる。また、送信チャネルは1つのチャネルに設定されることから、使用する送信チャネル数を少なくすることができる。したがって、本発明に用いる無線通信装置の簡略化が可能である。
前記無線通信装置の位置情報と通信手段の通信可能距離とから通信手段の通信可能エリアを算出するステップと、通信可能エリアに含まれるセルに割り当てられたチャネルで受信するステップとをさらに含んでいてもよい。この場合、他のセルに位置する他の無線通信装置によって送信された情報を受信することができる。また、通信可能エリアが複数のセルにまたがらなければ1つのチャネルで受信されることから、使用する受信チャネル数を少なくすることができる。
無線通信装置が属するチャネルに応じて通信手段の送信周期を制御するステップをさらに含んでいてもよい。この場合、他のセルに位置する他無線通信装置と自無線通信装置との間にキャリアセンスが機能しなくても、送信周期が異なることから、自無線通信装置および他無線通信装置の送信データの喪失が防止される。
本発明に係る他の無線通信方法は、他無線通信装置と通信を行う無線通信装置を用いた無線通信方法において、無線通信装置が属する道路リンクを取得するステップと、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と無線通信装置が属する道路リンクとに基づいて、無線通信装置が属するセルを判定するステップと、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルを参照して、無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルを判定するステップと、無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルで通信手段により送信するステップとを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る他の無線通信方法においては、無線通信装置が属する道路リンクが取得され、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と無線通信装置が属する道路リンクとに基づいて、無線通信装置が属するセルが判定され、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルを参照して、無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルが判定され、無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルで通信手段により送信される。この場合、各無線通信装置がそれぞれの周波数資源を有効活用するチャネルを判定することが可能となるため、基地局が存在しなくてもチャネルの割り当てが可能となる。したがって、簡易に周波数資源を有効活用することができる。また、送信チャネルは1つのチャネルに設定されることから、使用する送信チャネル数を少なくすることができる。したがって、本発明に用いる無線通信装置の簡略化が可能である。
道路リンクの両端のノードが属するセルを判定するステップと、通信手段により、無線通信装置の進行方向のノードが属するセルに割り当てられたチャネルを用いて送信し、道路リンクの両端のノードが属するセルに割り当てられたチャネルを用いて受信するステップとをさらに含んでいてもよい。この場合、送信チャネルは1つのチャネルに設定されることから、使用する送信チャネル数を少なくすることができる。さらに、受信チャネルは多くても2チャネルであることから、通信手段に必要なチャネル数が低減される。したがって、本発明に用いる無線通信装置の簡略化が可能である。
本発明に係るさらに他の無線通信方法は、他無線通信装置と通信を行う無線通信装置を用いた無線通信方法において、無線通信装置の位置情報を取得するステップと、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、複数の道路リンクの位置情報と無線通信装置の位置情報とに基づいて、無線通信装置が属する道路リンクを判定するステップと、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、複数の道路リンクのそれぞれに隣接する道路リンクと互いに異なるように割り当てられたチャネルを参照して、無線通信装置が属する道路リンクに割り当てられたチャネルを判定するステップと、無線通信装置が属する道路リンクに割り当てられたチャネルで通信手段により送信するステップとを備えることを特徴とするものである。
本発明に係るさらに他の無線通信方法においては、無線通信装置の位置情報が取得され、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、複数の道路リンクの位置情報と無線通信装置の位置情報とに基づいて、無線通信装置が属する道路リンクが判定され、無線通信装置の記憶手段に記憶されている、複数の道路リンクのそれぞれに隣接する道路リンクと互いに異なるように割り当てられたチャネルを参照して、無線通信装置が属する道路リンクに割り当てられたチャネルが判定され、無線通信装置が属する道路リンクに割り当てられたチャネルで通信手段により送信される。この場合、交差点においては進入方向ごとに異なるチャネルが割り当てられることになる。したがって、異なる方向から交差点に進入してくる他無線通信装置との情報の送受信が容易になる。また、各無線通信装置がそれぞれの周波数資源を有効活用するチャネルを判定することが可能となるため、基地局が存在しなくても各道路リンクごとにチャネルを割り当てることが可能である。したがって、簡易に周波数資源の有効活用をすることが可能である。
本発明によれば、基地局が存在しなくても簡易に周波数資源を有効活用することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る無線通信装置100の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、無線通信装置100は、車両に搭載されている。図1に示すように、無線通信装置100は、車両情報取得部10、GPS(Global Positioning System)20、通信機30および制御部40を備える。なお、図1の無線通信装置100は、1または複数の他車両に搭載された無線通信装置とともに無線通信システムを構成する。また、以下の説明においては、自車両および他車両に無線通信装置100が搭載されているものとする。
車両情報取得部10は、無線通信装置100が搭載された自車両の走行速度、ウィンカーの動作状態、ブレーキ装置の動作状態、故障情報等に関する自車両の車両情報を取得し、取得した車両情報を通信機30および制御部40の車両情報処理部42に与える。GPS20は、道路リンク情報、自車両の現在位置(経度および緯度)、自車両の進行方向等のGPS情報を取得し、取得したGPS情報を通信エリア算出部43および通信機30に与える。
通信機30は、他車両の無線通信装置が備える通信機とアドホックネットワークを構成する車々間通信機であり、他車両の通信機との間で情報の送受信を行う。例えば、通信機30は、車両情報取得部10から与えられた自車両の車両情報およびGPS20から与えられたGPS情報を無線により他車両の通信機に送信する。また、通信機30は、他車両の車両情報および他車両のGPS情報を無線により受信する。通信機30は、受信した他車両の車両情報およびGPS情報を車両情報処理部42および通信エリア算出部43に与える。
制御部40は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)等からなり、通信制御部41、車両情報処理部42、通信エリア算出部43および記憶部44を含む。記憶部44は、本実施例に係る無線通信システムが実現する通信ネットワークのサービスエリアの各位置におけるセル(無線通信エリア)の種類と各セルに対応するチャネルとをマップとして記憶する。詳細は後述する。
通信エリア算出部43は、GPS20から与えられたGPS情報に基づいて、自車両の現在位置が属するセルを算出する。また、通信エリア算出部43は、GPS20から与えられたGPS情報と通信機30の無線による情報到達距離とに基づいて、通信機30により通信可能な通信可能エリアXを算出する。
通信制御部41は、通信エリア算出部43の算出結果に基づいて、各セルにおいて通信機30が送受信を行う際のチャネルを設定する。具体的には、通信制御部41は、通信機30の送信チャネルを自車両が位置するセルに対応するチャネルに設定する。また、通信制御部41は、通信可能エリアXがまたがるすべてのセルに対応するチャネルを含むように通信機30の受信チャネルを設定する。詳細は後述する。車両情報処理部42は、GPS20から与えられたGPS情報、車両情報取得部10から与えられた車両情報および通信機30から与えられた他車両のGPS情報および車両情報に基づいて、自車両および他車両の走行状態を計算する。
図2は、通信ネットワークのサービスエリアの各セルについて説明するための図である。図2(a)は各セルの種類およびその配置を示す図であり、図2(b)はGPS情報に含まれる位置情報の詳細を示す図であり、図2(c)はGPS20から与えられる位置情報から現在位置のセルの種類が決定される方法を示す図である。
図2(a)に示すように、各セルはサービスエリアが方形メッシュ状(例えば、200m(緯度方向)×200m(経度方向))に分割された形状を有する。各セルは、セルA〜セルDの4種類のセルのいずれか1つのセルである。セルA〜セルDには、それぞれチャネルA〜チャネルDのチャネルが割り振られている。また、各セルは、互いに異なる種類のセルと隣接している。したがって、同じチャネルが割り振られたセル同士が隣接することはない。
なお、各チャネルの方式は、時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)方式、周波数分割多重(FDM:Frequency Division Multiplexig)方式、符号分割多重(CDM:Code Division Multiplexig)方式等を適用することができる。
図2(b)に示すように、GPS20から与えられる位置情報は、緯度情報および経度情報からなり、それぞれの情報は8ビットの信号からなる。緯度情報および経度情報は自車両の現在位置(緯度および経度)に対応して決定される。緯度情報の特定のビット(以下、ビットAと呼ぶ)は、緯度方向において200mごとに0と1とを繰り返す。また、経度情報の特定のビット(以下、ビットBと呼ぶ)は、経度方向において200mごとに0と1とを繰り返す。図2(a)の各セルは、ビットAおよびビットBに基づいて決定される。その対応関係を図2(c)に示す。
図2(c)に示すように、ビットAおよびビットBによって構成される4種類のデータに、セルA〜セルDがそれぞれ対応している。このように、ビットAおよびビットBによって構成されるデータにセルA〜セルDを対応させることによって、各セルは互いに異なる種類のセルと隣接することになる。
なお、本実施例においてはサービスエリアは方形のセルに分割されているが、各セルが互いに異なる種類のセルと隣接すればどのような形状であっても構わない。したがって、サービスエリアは、他の形状のセルに分割されていてもよい。また、セルの種類は4種類に限られず、セルの形状等によって適宜選択されてもよい。
図3は、通信機30の送信チャネルおよび受信チャネルの設定方法について説明するための図である。図3(a)に示すように自車両200の通信可能エリアXがセルA内に納まる場合、通信制御部41は、通信機30の送信チャネルおよび受信チャネルのいずれもチャネルAに設定する。この場合、通信可能エリアX内に位置する他車両もセルA内に位置することになる。したがって、他車両においては、送信チャネルがチャネルAに設定され、受信チャネルがチャネルAを含むように設定さている。以上のことから、チャネルAによって自車両200と他車両との通信が確保される。
図3(b)に示すように自車両200がセルA内に位置しかつ通信可能エリアXがセルBおよびセルDにまたがる場合、通信制御部41は、通信機30の送信チャネルをチャネルAに設定し、通信機30の受信チャネルをチャネルA、チャネルBおよびチャネルDに設定する。この場合、セルA内の通信可能エリアX内に位置する他車両においては、送信チャネルがチャネルAに設定され受信チャネルがチャネルAを含むように設定される。したがって、チャネルAによって自車両200とその他車両との通信が確保される。
また、セルB内の通信可能エリアX内に位置する他車両の通信可能エリアは、セルAにまたがることになる。したがって、その他車両においては、送信チャネルがチャネルBに設定され、受信チャネルがチャネルAを含むように設定される。その結果、チャネルAおよびチャネルBによって自車両200とその他車両との通信が確保される。
さらに、セルD内の通信可能エリアX内に位置する他車両の通信可能エリアは、セルAにまたがることになる。したがって、その他車両においては、送信チャネルがチャネルDに設定され、受信チャネルがチャネルAを含むように設定される。その結果、チャネルAおよびチャネルDによって自車両200とその他車両との通信が確保される。
以上のように、各無線通信装置100の記憶部44にセルの位置情報と各セルに割り当てられたチャネルを記憶しておくことで、各無線通信装置100のそれぞれが効率よく周波数資源を活用するよう割り当てられたチャネルを判定することができる。したがって、基地局がなくても周波数資源を簡易に有効活用することができる。
また、送信チャネルは1つのチャネルに設定されることから、使用する送信チャネル数を少なくすることができる。したがって、通信機30の簡略化が可能である。さらに、受信チャネルは通信可能エリアXが複数のセルにまたがらなければ1つのチャネルに設定されることから、使用する受信チャネル数を少なくすることができる。
図4は、制御部40が無線通信装置100を制御する際のフローチャートの一例を示す図である。制御部40は、図4のフローチャートを周期的に繰り返す。図4に示すように、通信エリア算出部43は、GPS20から自車両の現在位置情報を含むGPS情報を取得する(ステップS1)。次に、通信エリア算出部43は、自車両の現在位置に基づいて自車両が位置するセルを算出する(ステップS2)。この場合、通信エリア算出部43は、記憶部44に記憶された位置とセルとの対応関係に基づいてセルを算出する。
次いで、通信制御部41は、通信機30の送信チャネルを自車両が位置するセルに対応するチャネルに設定する(ステップS3)。次に、通信エリア算出部43は、通信可能エリアXが自車両の位置するセル内に納まるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4において通信可能エリアXが自車両の位置するセル内に納まると判定された場合、通信制御部41は、通信機30の受信チャネルを自車両の位置するセルに対応するチャネルに設定する。その後、制御部40は動作を終了させる。
ステップS4において通信可能エリアXが自車両の位置するセル内に納まると判定されなかった場合、通信制御部41は、通信可能エリアXがまたがるすべてのセルに対応するチャネルを含むように通信機30の受信チャネルを設定する(ステップS6)。その後、制御部40は動作を終了させる。
以上のようなフローチャートに基づく無線通信方法によれば、送信チャネルは1つのチャネルに設定されることから、使用する送信チャネル数を少なくすることができる。さらに、受信チャネルは通信可能エリアXが複数のセルにまたがらなければ1つのチャネルに設定されることから、使用するチャネル受信チャネル数を少なくすることができる。
本実施例においては、通信機30が通信手段に相当し、記憶部44が記憶手段に相当し、GPS20が位置取得手段に相当し、通信エリア算出手段43がセル判定手段および通信エリア算出手段に相当する。
なお、本発明においては、無線通信装置の記憶手段として無線通信装置と一体の記憶部44に記憶されたセルの位置情報と各セルに割り当てられたチャネルを用いているが、無線通信装置の記憶手段はこれに限定されない。例えば、CD−ROM、DVD−ROM、携帯型メモリ等の外部記憶手段を無線通信装置の記憶手段として用いてもよい。すなわち、無線通信装置が記憶手段に記憶されている情報が必要になったときに、必要な情報が読み込める記憶手段であればよい。以下の実施例においても同様である。
続いて、本発明の第2実施例に係る無線通信装置100aについて説明する。無線通信装置100aの構成は、図1の無線通信装置100と同様である。無線通信装置100aが無線通信装置100と異なる点は、記憶部44が異なる情報を記憶している点および制御部40による無線通信装置100aの制御方法が異なる点である。以下、無線通信装置100aの詳細を説明する。
本実施例に係る記憶部44は、無線通信システムが実現する通信ネットワークのサービスエリアの各位置におけるセルの種類と各セルに対応するチャネルと道路リンクを構成するノードの番号とをマップとして記憶する。各ノードの番号は、各ノードが属するセルと関連付けられている。したがって、ノードの番号とセルの種類とそのセルに対応するチャネルとが対応することになる。なお、本実施例に係るセルは、第1実施例に係るセルと同様のセルである。
通信エリア算出部43は、GPS20から与えられたGPS情報に含まれる現在位置情報に基づいて、自車両の現在位置が属するセルを算出する。また、通信エリア算出部43は、GPS20から与えられるGPS情報に含まれる道路リンク情報に基づいて、自車両が位置する道路リンクを構成するノード番号および自車両の進行方向を算出する。
通信制御部41は、通信エリア算出部43の算出結果に基づいて、各セルにおいて通信機30が送受信を行う際のチャネルを設定する。具体的には、通信制御部41は、通信機30の送信チャネルを自車両前方の最初のノードのノード番号に対応するチャネルに設定する。また、通信制御部41は、通信機30の受信チャネルを自車両前方の最初のノードのノード番号と自車両後方の最初のノードのノード番号とに対応するチャネルに設定する。以下、詳細を説明する。
図5は、通信機30の送信チャネルおよび受信チャネルの設定方法について説明するための図である。図5(a)に示すように、1つのセルに含まれるノードに対応するチャネルは、それぞれ同一のチャネルである。また、同じチャネルが割り振られたセル同士が隣接することはないことから、セルをまたぐ道路リンクの両端のノードに対応するチャネルは必ず異なるチャネルになる。
図5(b)および図5(c)は、自車両200の送信チャネルおよび受信チャネルについて説明するための図である。ノードN1およびノードN2に対応するチャネルはチャネルAであって、ノードN3に対応するチャネルはチャネルBである場合について考える。位置L1はノードN1およびN2に挟まれた道路リンク上に存在し、位置L2はノードN2およびノードN3に挟まれた道路リンク上に存在する。
図5(b)に示すように自車両200が位置L1からノードN1の方向に進行している場合、通信制御部41は、通信機30の送信チャネルおよび受信チャネルをチャネルAに設定する。ノードN1に向かって進行する他車両の送信チャネルはチャネルAに設定されており、その他車両の受信チャネルはチャネルAを含むように設定されている。したがって、チャネルAによって自車両200とその他車両との通信が確保される。
図5(c)に示すように自車両200が位置L2からノードN2の方向に進行している場合、通信制御部41は、通信機30の送信チャネルをチャネルBに設定し、通信機30の受信チャネルをチャネルAおよびチャネルBに設定する。ノードN2に向かって進行する他車両の送信チャネルはチャネルBに設定されており、その他車両の受信チャネルはチャネルBを含むように設定されている。したがって、チャネルBによって自車両200とその他車両との通信が確保される。
以上のように、各無線通信装置100aの記憶部44にセルの位置情報と各セルに割り当てられたチャネルを記憶しておくことで、各無線通信装置100aのそれぞれが効率よく周波数資源を活用するよう割り当てられたチャネルを判定することができる。したがって、基地局がなくても周波数資源を簡易に有効活用することができる。
また、送信チャネルは1つのチャネルに設定されることから、使用する送信チャネル数を少なくすることができる。さらに、受信チャネルは多くても2チャネルであることから、通信機30に必要なチャネル数が低減される。したがって、通信機30の簡略化が可能である。
図6は、制御部40が無線通信装置100aを制御する際のフローチャートの一例を示す図である。制御部40は、以下のフローチャートを周期的に繰り返す。図6に示すように、通信エリア算出部43は、GPS20から与えられるGPS情報に基づいて自車両が属する道路リンク両端のノード番号および自車両の進行方向を算出する(ステップS11)。次に、通信エリア算出部43は、自車両の前方および後方のノードのノード番号に対応するチャネルを参照する(ステップS12)。この場合、通信エリア算出部43は、記憶部44に記憶されたノード番号とチャネルとの対応関係を参照する。
次いで、通信エリア算出部43は、前方ノードのノード番号に対応するチャネルと後方ノードのノード番号に対応するチャネルとが同一であるか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13において前方ノードのノード番号に対応するチャネルと後方ノードのノード番号に対応するチャネルとが同一であると判定された場合、通信制御部41は、通信機30の送信チャネルおよび受信チャネルを前方ノードのノード番号に対応するチャネルに設定する(ステップS14)。その後、制御部40は動作を終了させる。
ステップS13において前方ノードのノード番号に対応するチャネルと後方ノードのノード番号に対応するチャネルとが同一であると判定されなかった場合、通信制御部41は、通信機30の送信チャネルを前方ノードのノード番号に対応するチャネルに設定し、通信機30の受信チャネルを前方ノードのノード番号に対応するチャネルと後方ノードのノード番号に対応するチャネルとに設定する(ステップS15)。その後、制御部40は動作を終了させる。
以上のような無線通信方法によれば、送信チャネルは1つのチャネルに設定されることから、使用する送信チャネル数を少なくすることができる。さらに、受信チャネルは多くても2チャネルであることから、通信機30に必要なチャネル数が低減される。したがって、通信機30の簡略化が可能である。
なお、サービスエリアは、各道路リンクごとのセルに分割されていてもよい。この場合、交差点においては進入方向ごとに異なるチャネルが割り当てられることになる。したがって、異なる方向から交差点に進入してくる他車両との情報の送受信が容易になる。また、各道路リンクのノード番号を記憶していなくても、自車両が属する道路リンクからチャネルを判定することが可能である。さらに、基地局が存在しなくても各道路リンクごとにチャネルが割り当てられることから、周波数資源の有効活用が可能である。この場合においては、通信エリア算出部43が道路リンク判定手段に相当することになる。
図7は、本発明の第3実施例に係る無線通信装置100bの全体構成を示すブロック図である。無線通信装置100bが図1の無線通信装置100と異なる点は、通信制御部41の代わりに通信制御部41aが備わっている点である。通信制御部41aは、ランダム係数生成部45を備えている。ランダム係数生成部45は、例えば、0.9〜1.0の範囲内のランダム係数K1を生成する。通信制御部41aは、あらかじめ記憶している送信周期(例えば100ms)にランダム係数K1を掛け合わせることによって求められた送信周期(例えば、90ms〜100ms)で通信機30に送信を行わせる。したがって、送信機30の送信周期は、一定ではなく変動することになる。
次に、通信機30によってなされる送信について詳細を説明する。一例として、互いに通信できない無線通信装置同士のそれぞれが別の無線通信装置と通信を行うケースについて説明する。
図8は、上記ケースにおいて通信機30によってなされる送信について説明するための図である。図8(a)は互いに通信できない通信機同士のそれぞれが別の通信機と通信を行う場合を説明するための図であり、図8(b)は図8(a)の場合にランダム係数生成部を備えない無線通信装置が送信を行う場合について説明するための図であり、図8(c)は図8(a)の場合に本実施例に係る無線通信装置100bが送信を行う場合について説明するための図である。
図8(a)に示すように、他車両202は、自車両200と他車両201との間に位置している。自車両200と他車両201との間の距離が大きい場合、自車両200および他車両201は他車両202にデータを送信できても自車両200および他車両201は互いにデータを送信できなくなる。この場合、自車両200と他車両201との間においてキャリアセンスが機能しないことが起こりうる。
ランダム係数生成部を備えない無線通信装置の送信周期は同一である。したがって、図8(b)に示すように自車両200の無線通信装置の送信期間と他車両201の無線通信装置の送信期間とは、一度重複するとその後も連続して重複することになる。したがって、自車両200および他車両201が送信するデータが他車両202において衝突する可能性がある。この場合、自車両200および他車両201の送信データが喪失される可能性がある。
一方、ランダム係数生成部を備える無線通信装置の送信周期は変動する。したがって、図8(c)に示すように、自車両200の無線通信装置の送信期間と他車両201の無線通信装置の送信期間とは、一度重複してもその後において重複しないことになる。したがって、自車両200および他車両201の送信データが喪失されることが防止される。
以上のことから、キャリアセンスできない無線通信装置同士のデータの衝突が防止される。したがって、本実施例に係る無線通信装置100bを用いることにより、基地局が存在しなくても送信データの喪失を防止することができる。したがって、周波数資源を有効活用することができる。
なお、本実施例に係る通信制御部41aを図1の無線通信装置100に適用することもできる。この場合、図1の通信機30の送信周期をランダムな周期に設定することによって、同一のセル内において同一のチャネルを使用する複数の無線通信装置が存在しても、それぞれの無線通信装置の間でキャリアセンス機能が働かなくなることが防止される。また、図1の通信機30の送信周期をランダムな周期に設定することによって、各無線通信装置がそれぞれ異なるセルに位置しかつ各無線通信装置に時分割方式のチャネルが割り当てられることと同様の効果が得られることになる。さらに、本実施例においては、通信制御部41aが送信周期制御手段に相当する。
図9は、本発明の第4実施例に係る無線通信装置100cの全体構成を示すブロック図である。無線通信装置100cが図1の無線通信装置と異なる点は、記憶部44が異なる情報を記憶している点および通信制御部41の代わりに通信制御部41bが備わっている点である。
本実施例に係る記憶部44は、無線通信システムが実現する通信ネットワークのサービスエリアの各位置におけるセルの種類と各セルに対応する係数K2とをマップとして記憶する。詳細は後述する。通信制御部41bは、係数生成部46を備えている。係数生成部46は、記憶部44を参照して自車両が属するセルに対応する係数K2を取得し、取得した係数K2を通信制御部41に与える。
図10は、各セルと係数K2との対応関係を示す図である。図10に示すように、本実施例においてはセルAに対応する係数K2は1.00であり、セルBに対応する係数K2は0.95であり、セルCに対応する係数K2は0.90であり、セルDに対応する係数K2は0.85である。なお、各セルにおける係数K2の値は、上記値に限られず、セルの種類によって異なる値であれば本発明の効果を有する。
通信制御部41bは、あらかじめ記憶している送信周期(例えば、100ms)に係数K2を掛け合わせることによって求められた送信周期(例えば、85ms〜100ms)で通信機30に送信を行わせる。したがって、送信機30の送信周期は、自車両が属するセルの種類ごとに異なる周期となる。
以上のことから、自車両が位置するセルと異なる種類のセルに位置する他車両と自車両との間にキャリアセンスが機能しなくても、送信周期が異なることから、自車両および他車両の送信データの喪失が防止される。したがって、本実施例に係る無線通信装置100cを用いることにより、基地局が存在しなくても送信データの喪失を防止することができる。したがって、周波数資源を有効活用することができる。なお、自車両と他車両とが同一のセル内に位置する場合はそれぞれの送信周期は同一となるが、自車両と他車両との距離が小さくなることからキャリアセンスは機能すると考えられる。
図11は、制御部40が無線通信装置100cを制御する際のフローチャートの一例を示す図である。制御部40は、以下のフローチャートを周期的に繰り返す。図11に示すように、通信エリア算出部43は、GPS20から自車両の現在位置情報を含むGPS情報を取得する(ステップS21)。次に、通信エリア算出部43は、自車両の現在位置に基づいて自車両が位置するセルを算出する(ステップS22)。
次いで、係数生成部46は、自車両が位置するセルに基づいて係数K2を決定する(ステップS23)。次に、制御部41は、ステップS23において決定された送信周期で通信機30に送信を行わせる(ステップS24)。その後、制御部40は動作を終了させる。
以上のような無線通信方法によれば、自車両が位置するセルと異なる種類のセルに位置する他車両と自車両との間にキャリアセンスが機能しなくても、それぞれの送信周期が異なることから、自車両および他車両の送信データの喪失が防止される。
なお、本実施例に係る通信制御部41bを図1の無線通信装置100に適用することもできる。この場合、図1の通信機30の送信周期を各セルごとに定めることによって、各セルに時分割方式のチャネルが割り当てられることと同様の効果が得られることになる。また、本実施例においては、通信制御部41bが送信周期制御手段に相当する。
本発明の第1実施例に係る無線通信装置の全体構成を示すブロック図である。 通信ネットワークのサービスエリアの各セルについて説明するための図である。 通信機の送信チャネルおよび受信チャネルの設定方法について説明するための図である。 制御部が無線通信装置を制御する際のフローチャートの一例を示す図である。 通信機の送信チャネルおよび受信チャネルの設定方法について説明するための図である。 制御部が無線通信装置を制御する際のフローチャートの一例を示す図である。 本発明の第3実施例に係る無線通信装置の全体構成を示すブロック図である。 通信機によってなされる送信について説明するための図である。 本発明の第4実施例に係る無線通信装置の全体構成を示すブロック図である。 各セルと係数K2との対応関係を示す図である。 制御部が無線通信装置を制御する際のフローチャートの一例を示す図である。
符号の説明
20 GPS
30 通信機
40 制御部
41,41a,41b 通信制御部
42 通信エリア算出部
43 記憶部
45 ランダム係数生成部
46 係数生成部
100,100a,100b,100c 無線通信装置
200 自車両
X 通信可能エリア

Claims (12)

  1. 他無線通信装置と通信を行う通信手段を備えた無線通信装置において、
    通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と、前記複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルとを記憶する記憶手段と、
    前記無線通信装置の位置情報を取得する位置取得手段と、
    前記無線通信装置の位置情報と前記セルの位置情報とに基づいて、前記無線通信装置が属するセルを判定するセル判定手段とを備え、
    前記通信手段は、前記無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルで送信することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記無線通信装置の位置情報と前記通信手段の通信可能距離とから前記通信手段の通信可能エリアを算出する通信エリア算出手段をさらに備え、
    前記通信手段は、前記通信可能エリアに含まれる前記セルに割り当てられたチャネルで受信することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記通信手段の送信周期を変更する送信周期制御手段をさらに備え、
    前記送信周期制御手段は、前記無線通信装置が属する前記チャネルに応じて前記通信手段の送信周期を変更することを特徴とする請求項1または2記載の無線通信装置。
  4. 他無線通信装置と通信を行う通信手段を備えた無線通信装置において、
    通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と、前記複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルとを記憶する記憶手段と、
    前記無線通信装置が属する道路リンクを取得する位置取得手段と、
    前記無線通信装置が属する前記道路リンクが属するセルを判定するセル判定手段とを備え、
    前記通信手段は、前記道路リンクが属するセルに割り当てられたチャネルで送信することを特徴とする無線通信装置。
  5. 前記セル判定手段は、前記道路リンクの両端のノードが属するセルを判定し、
    前記通信手段は、前記無線通信装置の進行方向の前記ノードが属するセルに割り当てられたチャネルを用いて送信し、前記道路リンクの両端のノードが属するセルに割り当てられたチャネルを用いて受信することを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
  6. 他無線通信装置と通信を行う通信手段を備えた無線通信装置において、
    複数の道路リンクの位置情報と前記複数の道路リンクのそれぞれに隣接する道路リンクと互いに異なるように割り当てられたチャネルとを記憶する記憶手段と、
    前記無線通信装置の位置情報を取得する位置取得手段と、
    前記無線通信装置の位置情報と前記道路リンクの位置情報とに基づいて、前記無線通信装置が属する道路リンクを判定する道路リンク判定手段とを備え、
    前記通信手段は、前記無線通信装置が属する道路リンクに割り当てられたチャネルで送信を行うことを特徴とする無線通信装置。
  7. 他無線通信装置と通信を行う無線通信装置を用いた無線通信方法において、
    前記無線通信装置の位置情報を取得するステップと、
    前記無線通信装置の記憶手段に記憶されている、通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と前記無線通信装置の位置情報とに基づいて、前記無線通信装置が属するセルを判定するステップと、
    前記無線通信装置の記憶手段に記憶されている、前記複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルを参照して、前記無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルを判定するステップと、
    前記無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルで通信手段により送信するステップとを備えることを特徴とする無線通信方法。
  8. 前記無線通信装置の位置情報と前記通信手段の通信可能距離とから前記通信手段の通信可能エリアを算出するステップと、
    前記通信可能エリアに含まれる前記セルに割り当てられたチャネルで受信するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項7記載の無線通信方法。
  9. 前記無線通信装置が属する前記チャネルに応じて前記通信手段の送信周期を制御するステップをさらに含むことを特徴とする請求項7または8記載の無線通信方法。
  10. 他無線通信装置と通信を行う無線通信装置を用いた無線通信方法において、
    前記無線通信装置が属する道路リンクを取得するステップと、
    前記無線通信装置の記憶手段に記憶されている、通信ネットワークのサービスエリアを分割した複数のセルの位置情報と前記無線通信装置が属する道路リンクとに基づいて、前記無線通信装置が属するセルを判定するステップと、
    前記無線通信装置の記憶手段に記憶されている、前記複数のセルのそれぞれに隣接するセルと互いに異なるように割り当てられたチャネルを参照して、前記無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルを判定するステップと、
    前記無線通信装置が属するセルに割り当てられたチャネルで通信手段により送信するステップとを備えることを特徴とする無線通信方法。
  11. 前記道路リンクの両端のノードが属するセルを判定するステップと、
    前記通信手段により、前記無線通信装置の進行方向の前記ノードが属するセルに割り当てられたチャネルを用いて送信し、前記道路リンクの両端のノードが属するセルに割り当てられたチャネルを用いて受信するステップとをさらに含むことを特徴とする請求項10記載の無線通信方法。
  12. 他無線通信装置と通信を行う無線通信装置を用いた無線通信方法において、
    前記無線通信装置の位置情報を取得するステップと、
    前記無線通信装置の記憶手段に記憶されている、複数の道路リンクの位置情報と前記無線通信装置の位置情報とに基づいて、前記無線通信装置が属する道路リンクを判定するステップと、
    前記無線通信装置の記憶手段に記憶されている、前記複数の道路リンクのそれぞれに隣接する道路リンクと互いに異なるように割り当てられたチャネルを参照して、前記無線通信装置が属する道路リンクに割り当てられたチャネルを判定するステップと、
    前記無線通信装置が属する道路リンクに割り当てられたチャネルで通信手段により送信するステップとを備えることを特徴とする無線通信方法。

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