JP2006311223A - トランシーバ、表示ドライバ及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ウェイクアップ検出回路等の誤動作の防止を可能にするトランシーバ、表示ドライバ及び電子機器を提供すること。
【解決手段】 トランシーバは、差動信号線を介して差動信号を受信するレシーバ回路32と、差動信号線がハイインピーダンス状態に設定されるパワーダウンモード期間において差動信号線を構成する第1、第2の信号線DP、DMを監視し、DP、DMの電圧差が所与の検出電圧になったと判断した場合にウェイクアップ検出信号WKDETをアクティブにするウェイクアップ検出回路38と、パワーダウンモード期間においてDP、DMを第1の電源VSSの電圧レベルに設定するプルダウン回路80を含む。受信ノードNR1、NR2での最大リーク電流値の規格値をILとし、プルダウン電流値をIPDとした場合に、IPD<ILとなるようにプルダウン抵抗値に設定する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、トランシーバ、表示ドライバ及び電子機器に関する。
近年、EMIノイズの低減などを目的としたインターフェースとしてLVDS(Low Voltage Differential Signaling)などの高速シリアル転送のインターフェースが脚光を浴びている。この高速シリアル転送では、トランスミッタ回路がシリアル化されたデータを差動信号により送信し、レシーバ回路が差動信号を差動増幅することでデータ転送を実現する。
一般的な携帯電話は、電話番号入力や文字入力のためのボタンが設けられる第1の機器部分と、メインLCD(Liquid Crystal Display)やサブLCDやカメラが設けられる第2の機器部分と、第1、第2の機器部分を接続するヒンジなどの接続部分により構成される。従って、第1の機器部分に設けられる第1の基板と、第2の機器部分に設けられる第2の基板との間のデータ転送を、差動信号を用いたシリアル転送により行えば、接続部分を通る配線の本数を減らすことができ、好都合である。
ところで、このような高速シリアル転送のインターフェース規格では、パワーダウンモード(ハイバネーションモード)が定義されている場合がある。具体的には、ホスト側がパワーダウンモードの指示パケット(リンクシャットダウンパケット)をクライアント側に送信し、所定期間経過後に差動信号線(差動データ信号線等)をハイインピーダンス状態に設定する。一方、パワーダウンモードの指示パケットを受信したクライアント側は、レシーバ回路等をディスエーブルに設定して、パワーダウンモードに移行する。
パワーダウンモードから通常動作モードへのウェイクアップ時には、ホスト側が所定のシーケンスに従って差動信号線(差動データ信号線)に例えば論理「1」等を出力する。するとクライアント側のウェイクアップ検出回路が、この差動信号線の論理「1」を検出して、パワーダウンモードから通常動作モードに復帰する。
しかしながら、このように差動信号線がハイインピーダンス状態に設定されると、クライアント側のウェイクアップ検出回路等の誤動作が発生することが判明した。
特開2002−344541号公報
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ウェイクアップ検出回路等の誤動作の防止を可能にするトランシーバ、表示ドライバ及び電子機器を提供することにある。
本発明は、差動信号線を介して差動信号を受信するレシーバ回路と、前記差動信号線がハイインピーダンス状態に設定されるパワーダウンモード期間において、前記差動信号線を構成する第1、第2の信号線を監視し、前記第1、第2の信号線の電圧差が所与の検出電圧になったと判断した場合に、ウェイクアップ検出信号をアクティブにするウェイクアップ検出回路と、前記パワーダウンモード期間において、前記差動信号線の前記第1、第2の信号線を第1の電源の電圧レベルに設定するプルダウン回路とを含むトランシーバに関係する。
本発明では、差動信号線がハイインピーダンス状態に設定されるパワーダウンモード期間において、ウェイクアップ検出回路が、第1、第2の信号線を監視して、ウェイクアップ検出を行う。そして本発明ではこのパワーダウン期間において、プルダウン回路により、第1、第2の信号線が第1の電源の電圧レベルに設定される。これにより、パワーダウンモード期間においてウェイクアップ検出回路等が誤動作してしまう事態を防止できる。
また本発明では、前記プルダウン回路は、前記第1、第2の信号線と前記第1の電源との間に設けられる第1、第2のプルダウン抵抗素子を含み、前記第1、第2の信号線が接続される第1、第2の受信ノードでの前記パワーダウンモード期間における最大リーク電流値の規格値をILとし、前記第1、第2のプルダウン抵抗素子に流れるプルダウン電流値をIPDとした場合に、前記プルダウン回路の前記第1、第2のプルダウン抵抗素子の抵抗値RPDは、IPD<ILとなる抵抗値に設定されていてもよい。
このようにすれば、第1、第2の受信ノードでの最大リーク電流値の規格を遵守しながら、ウェイクアップ検出回路等の誤動作を防止できる。
また本発明では、前記第1、第2の信号線での最大振幅電圧をVMAXとした場合に、前記第1、第2のプルダウン抵抗素子の抵抗値RPDは、RPD>VMAX/ILとなる抵抗値に設定されていてもよい。
このようにすれば、第1、第2の受信ノードでの最大リーク電流値の規格を確実に遵守することが可能になる。
また本発明では、前記ウェイクアップ検出回路は、前記第1、第2の信号線が、その第1、第2の入力ノードに接続される第1の差動増幅回路と、その電圧差が前記検出電圧に設定される第1、第2の基準電圧線が、その第1、第2の入力ノードに接続される第2の差動増幅回路と、前記第1、第2の差動増幅回路の出力ノードが、その第1、第2の入力ノードに接続される第3の差動増幅回路とを含むようにしてもよい。
このようにすれば、正確で高速なウェイクアップ検出を実現できる。
また本発明では、前記第1の差動増幅回路は、前記第1の差動増幅回路の第1、第2の出力ノードと第2の電源との間に設けられ、前記第1、第2の信号線がそのゲートに接続される第2導電型の第1、第2のトランジスタと、前記第1の差動増幅回路の前記第1、第2の出力ノードと前記第1の電源との間に設けられ、前記第1の差動増幅回路の前記第1、第2の出力ノードがそのドレイン及びゲートに接続される第1導電型の第3、第4のトランジスタを含み、前記第2の差動増幅回路は、前記第2の差動増幅回路の第1、第2の出力ノードと前記第2の電源との間に設けられ、前記第1、第2の基準電圧線がそのゲートに接続される第2導電型の第5、第6のトランジスタと、前記第2の差動増幅回路の前記第1、第2の出力ノードと前記第1の電源との間に設けられ、前記第2の差動増幅回路の前記第1、第2の出力ノードがそのドレイン及びゲートに接続される第1導電型の第7、第8のトランジスタを含むようにしてもよい。
また本発明では、前記第3の差動増幅回路は、前記第3の差動増幅回路の第1、第2の中間出力ノードと前記第2の電源との間に設けられ、前記第1の差動増幅回路の前記第1の出力ノードと前記第2の差動増幅回路の前記第1の出力ノードがそのゲートに接続される第2導電型の第9、第10のトランジスタと、前記第3の差動増幅回路の前記第1、第2の中間出力ノードと前記第1の電源との間に設けられ、前記第3の差動増幅回路の前記第1、第2の中間出力ノードがそのドレイン及びゲートに接続される第1導電型の第11、第12のトランジスタと、前記第3の差動増幅回路の第1、第2の出力ノードと前記第2の電源との間に設けられ、前記第3の差動増幅回路の前記第2の出力ノードがそのゲートに接続される第2導電型の第13、第14のトランジスタと、前記第3の差動増幅回路の前記第1、第2の出力ノードと前記第1の電源との間に設けられ、前記第3の差動増幅回路の前記第1、第2の中間出力ノードがそのゲートに接続される第1導電型の第15、第16のトランジスタを含むようにしてもよい。
また本発明では、第1、第2の基準電圧を生成し、前記第1、第2の基準電圧線に出力する基準電圧生成回路を含み、前記基準電圧生成回路は、第1のしきい値電圧を有する第1の基準電圧生成用トランジスタと、第2のしきい値電圧を有する第2の基準電圧生成用トランジスタを含み、前記第1、第2のしきい値電圧の電圧差に基づいて、前記第1、第2の基準電圧を生成するようにしてもよい。
このようにすれば、低消費電力の基準電圧生成回路を採用できるため、パワーダウンモード期間での電力消費を低減できる。
また本発明では、前記ウェイクアップ検出回路は、パワーダウンモードの指示パケットをホストデバイスから受信した場合にアクティブになるイネーブル信号を受け、前記イネーブル信号がアクティブになった場合に、前記第1、第2の信号線の監視動作を開始するようにしてもよい。
また本発明では、前記プルダウン回路は、パワーダウンモードの指示パケットをホストデバイスから受信した場合にアクティブになるプルダウン制御信号を受け、前記プルダウン制御信号がアクティブになった場合に、前記第1、第2の信号線を前記第1の電源の電圧レベルに設定するようにしてもよい。
このようにすれば、パワーダウンモード期間において第1、第2の信号線を第1の電源の電圧レベルに確実に設定できるようになる。
また本発明では、トランシーバのテストのためのテスト回路を含み、前記テスト回路は、テストモード時には、第1のテスト端子からの第1のテスト信号を、前記ウェイクアップ検出回路のイネーブル信号として前記ウェイクアップ検出回路に出力し、通常動作モード時には、リンクコントローラからのパワーダウン信号を、前記イネーブル信号として前記ウェイクアップ検出回路に出力する第1のセレクタと、テストモード時には、第2のテスト端子からの第2のテスト信号を、前記プルダウン回路のプルダウン制御信号として前記プルダウン回路に出力し、通常動作モード時には、前記リンクコントローラからの前記パワーダウン信号を、前記プルダウン制御信号として前記プルダウン回路に出力する第2のセレクタとを含むようにしてもよい。
このようにすれば、通常動作モードでは、リンクコントローラからのパワーダウン信号を用いて、ウェイクアップ検出回路のイネーブル・ディスエーブル制御やプルダウン回路のプルダウン制御を行うことが可能になる。一方、テストモード時には、第1、第2のテスト信号を用いて、ウェイクアップ検出回路のイネーブル・ディスエーブル制御とプルダウン回路のプルダウン制御を独立に行うことが可能になる。これにより、第1、第2の受信ノードでの本来のリーク電流をテストできるようになる。
また本発明は、上記記載のトランシーバを有し、ホストデバイスとの間のインターフェース処理を行うシリアルインターフェース回路と、表示パネルを駆動するドライバ回路とを含む表示ドライバに関係する。
また本発明は、上記記載の表示ドライバと、前記表示ドライバにより駆動される前記表示パネルと、前記ホストデバイスとを含む電子機器に関係する。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.電子機器
図1に、本実施形態のトランシーバ30を含む表示ドライバ10と、この表示ドライバ10を含む電子機器の一例を示す。なお電子機器は図1の構成に限定されず、図1に示されるもの以外の構成要素(例えばカメラ、操作部又は電源回路等)を含んでもよい。また本実施形態の電子機器は携帯電話機には限定されず、デジタルカメラ、PDA、電子手帳、電子辞書、或いは携帯型情報端末などであってもよい。またトランシーバ30は、レシーバ回路とトランスミッタ回路の少なくとも1つを含むものである。
図1においてホストデバイス5は、例えばMPU(Micro Processer Unit)、ベースバンドエンジン(ベースバンドプロセッサ)又は表示コントローラ(画像処理コントローラ)などである。このホストデバイス5(ホストプロセッサ)は表示ドライバ10の制御を行う。或いはアプリケーションエンジンやベースバンドエンジンとしての処理や、圧縮、伸長、サイジングなどのグラフィックエンジンとしての処理を行うこともできる。
表示パネル6は、複数のデータ線(信号線)と、複数の走査線と、データ線及び走査線により特定される複数の画素を有する。そして各画素領域における電気光学素子(狭義には、液晶素子)の光学特性を変化させることで、表示動作を実現する。この表示パネル6としては、例えば薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)や薄膜ダイオード(Thin Film Diode:TFD)などのスイッチング素子(2端子型非線形素子)を用いたアクティブマトリクス方式のパネルを採用できる。或いは表示パネル6として、単純マトリクス方式のパネルを採用したり、液晶パネル以外のパネル(例えば有機ELパネル)を採用してもよい。
表示ドライバ10は、ホストデバイス5との間のインターフェース処理を行うシリアルインターフェース回路20(高速シリアルインターフェース)と、表示パネル6を駆動するドライバ回路70を含む。
具体的にはシリアルインターフェース回路20は、ホストデバイス5からシリアルバス(差動信号線)を介してコマンドやデータを含むパケットを受信する。そして受信したパケットを解析し、パケットに含まれるコマンドやデータ(パラメータ、表示データ)をドライバ回路70に出力する。このシリアルインターフェース回路20は、トランシーバ30、リンクコントローラ50、ドライバインターフェース回路60、テスト回路66を含む。
トランシーバ30は、差動信号(差動データ信号、差動ストローブ信号、差動クロック信号)を用いてシリアルバスを介してパケット(コマンド、データ)を受信したり、送信するための回路である。具体的にはシリアルバスの差動信号線を電流駆動(又は電圧駆動)することによりパケットの送受信が行われる。このトランシーバ30は、差動信号線を駆動する物理層回路(アナログフロントエンド回路)や高速ロジック回路(シリアル/パラレル変換回路、パラレル/シリアル変換回路)などを含むことができる。またシリアルバスのインターフェース規格しては、例えばMDDI(Mobile Display Digital Interface)規格などを採用できる。なおシリアルバスの差動信号線は多チャンネル構成であってもよい。
リンクコントローラ50はシリアル転送のリンク層(トランザクション層)の処理を行う。具体的には、シリアルバスを介してホストデバイス5からトランシーバ30がパケットを受信した場合には、受信したパケットを解析する。即ち受信したパケットのヘッダとデータを分離して、ヘッダを抽出する。またリンクコントローラ50は、シリアルバスを介してホストデバイス5にパケットを送信する場合には、そのパケットの生成処理を行う。具体的には、送信するパケットのヘッダを生成し、ヘッダとデータを結合してパケットを組み立てる。そして生成したパケットの送信を、トランシーバ30に指示する。
ドライバインターフェース回路60は、シリアルインターフェース回路20とドライバ回路70との間のインターフェース処理を行う。シリアルインターフェース回路20とドライバ回路70は例えばホストインターフェースバスにより接続される。そしてドライバインターフェース回路60は、リード信号、ライト信号、データ信号などを含むホストインターフェース信号を生成してドライバ回路70に出力する。
ドライバ回路70は、シリアルインターフェース回路20から出力されたコマンドやデータに基づいて、表示パネル6を駆動する。具体的にはドライバ回路70は、ホストデバイス5からシリアルインターフェース回路20を介して受けたコマンドやパラメータに基づいて、表示パネル6の駆動条件(表示特性制御パラメータ)等を設定する。例えば表示データのフォーマット形式、表示ライン数、表示範囲、表示データの書き込み開始位置又は駆動方法などを設定する。そしてドライバ回路70は、ホストデバイス5からシリアルインターフェース回路20を介して受けた表示データに基づいて、設定された駆動条件に従って表示パネル6のデータ線等を駆動する。
図1において、ホストデバイス5は、携帯電話の電話番号ボタン等が設けられる第1の機器部分(第1の回路基板)に実装することができる。一方、表示ドライバ10、表示パネル6は、携帯電話の第2の機器部分(第2の回路基板)に実装することができる。従って、ホストデバイス5と表示ドライバ10との間で高速シリアルバスを介してパケット転送を行えば、従来の電子機器に比べて、EMIノイズを低減できる。また第1、第2の機器部分を接続するヒンジなどの接続部分に通る信号線をシリアル信号線にすることが可能になり、機器の実装の容易化を図れる。
2.シリアル転送手法
次に本実施形態のシリアル転送手法について説明する。図2はMDDI規格に準拠したトランシーバの例である。図2において、トランシーバ40はホストデバイス5に内蔵され、トランシーバ30は表示ドライバ10に内蔵される。また36、42、44はトランスミッタ回路であり、32、34、46はレシーバ回路である。また38、48はウェイクアップ検出回路である。
ホスト側のトランスミッタ回路42は差動信号線(差動ストローブ信号線)STBP、STBM(STB+/−)を電流駆動する。そしてクライアント側のレシーバ回路32は、電流駆動により抵抗素子RT2の両端に発生した電圧を増幅し、ストローブ信号STB_Cを後段の回路に出力する。またホスト側のトランスミッタ回路44は差動信号線(差動データ信号線)DP、DM(DATA+/−)を電流駆動する。そしてクライアント側のレシーバ回路34は、電流駆動により抵抗素子RT1の両端に発生した電圧を増幅し、データ信号DATA_C_HCを後段の回路に出力する。
クロック信号からストローブ信号への変換や、ストローブ信号からクロック信号への変換は、図3(A)に示す回路により実現できる。具体的には送信側では、図3(B)に示すようにデータ信号DATAとクロック信号CLKの排他的論理和をとることで、ストローブ信号STBを生成し、このSTBをシリアルバスを介して受信側に送信する。そして受信側は、データ信号DATAとストローブ信号STBの排他的論理和をとることで、クロック信号CLKを再生する。このようにすれば、図3(B)から明らかなように、クロック信号CLKに比べてストローブ信号STBの遷移回数は少なくなるため、データ転送のノイズ耐性を高めることができる。
3.トランシーバ
図4(A)に本実施形態のトランシーバの要部の構成を示す。なお本実施形態のトランシーバの構成は図4(A)に限定されず、図4(A)の回路ブロックの一部を省略したり、回路ブロック間の接続形態を変更したり、図4(A)とは異なる他の回路ブロックを追加してもよい。例えば電流を電圧に変換するための抵抗素子RT1を外付け部品としてもよい。或いはDP、DMにダンピング抵抗素子を設けてもよい。
また以下では、差動信号線DP、DMを監視してウェイクアップ検出を行うと共に、差動信号線DP、DMをプルダウンする場合について説明するが、本実施形態はこれに限定されない。例えば差動信号線(差動ストローブ信号線、差動クロック信号線)STBP、STBMを監視してウェイクアップ検出を行うと共に、差動信号線STBP、STBMをプルダウンするようにしてもよい。
レシーバ回路34は、差動信号線(狭義には差動データ信号線)を介して差動信号(狭義には差動データ信号)を受信する。具体的には抵抗素子RT1の両端に生じる電圧を増幅し、信号DATAを後段の回路に出力する。
ウェイクアップ検出回路38(ハイバネーション回路)は、差動信号線がハイインピーダンス状態に設定されるパワーダウンモード期間(ハイバネーション期間)において、差動信号線を構成する第1、第2の信号線(狭義には第1、第2のデータ信号線)DP、DMを監視する。そして図5に示すように、DPとDMの電圧差が所与の検出電圧VDET(オフセット電圧)になったと判断した場合に、ウェイクアップ検出信号WKDETをアクティブ(例えばハイレベル)にする。
なお、DPとDMの電圧差が検出電圧VDETになったか否かは、DPとDMの電圧差と検出電圧VDETとを比較することで判断してもよいし、DP又はDMの電圧レベルだけで判断してもよい。或いはDP、DMの中間電圧を監視し、中間電圧が所与の電圧レベル(VDET/2)になった場合に、DP、DMの電圧差が検出電圧VDETになったと判断してもよい。また、前述のように、DP、DMの代わりにSTBP、STBMを監視して、STBPとSTBMの電圧差が検出電圧VDETになったか否かを判断してもよい。
プルダウン回路80は、パワーダウンモード期間において、信号線DP、DMを電源VSS(広義には第1の電源)の電圧レベル(例えば0V)に設定する。具体的にはプルダウン回路80は、信号線DPと電源VSS(GND)との間に設けられるN型(広義には第1導電型)のトランジスタTRP、プルダウン抵抗素子RPと、信号線DMと電源VSSとの間に設けられるN型のトランジスタTRM、プルダウン抵抗素子RMを含む。そしてトランジスタTRP、TRMのゲートには、プルダウン制御信号PLDCが入力される。
なお図4(A)では、説明の便宜のために、トランジスタTRP、TRNとは別にプルダウン抵抗素子RP、RMを設けているが、実際にはプルダウン抵抗素子RP、RMは省略することができる。この場合には、トランジスタTRP、TRNがプルダウン抵抗素子RP、RNとして機能し、トランジスタTRP、TRNのオン抵抗値がプルダウン抵抗素子RP、RNの抵抗値RPDになる。
MDDIなどの高速シリアルインターフェース規格では、パワーダウンモード(ハイバネーションモード)が定義されている。このパワーダウンモードでは、ホスト側は、パワーダウンモードの指示パケットであるリンクシャットダウンパケットをクライアント側に送信し、所定期間(64ストローブパルス期間)の経過後に差動信号線をハイインピーダンス状態に設定する。一方、リンクシャットダウンパケットを受信したクライアント側のリンクコントローラ50は、イネーブル信号DRENBを用いてレシーバ回路34等をディスエーブルに設定して、パワーダウンモードに移行する。
パワーダウンモードからのウェイクアップ時には、図5に示すようにホスト側が信号線DP、DMに論理「1」(DP>DM)を出力する。するとウェイクアップ検出回路38がこの論理「1」を検出する。具体的にはDP、DMの電圧差(DP−DM)が検出電圧VDET(例えばVDET=125mV)になった場合に、ウェイクアップ検出信号WKDETをアクティブにする。これによりパワーダウンモードから通常動作モードに移行することが可能になる。
しかしながら、このようにパワーダウンモード期間に信号線DP、DMがハイインピーダンス状態(HiZ)に設定されると、ウェイクアップ検出回路38やレシーバ回路34が誤動作するおそれがある。即ち信号線DP、DMは、ウェイクアップ検出回路38が含む差動増幅回路を構成するトランジスタのゲートに接続される。従ってDP、DMがハイインピーダンス状態になると、このトランジスタのオン、オフが不定になり、ウェイクアップ検出回路38の誤動作を招く。例えばパワーダウンモードが解除されていないのに、ウェイクアップ検出信号WKDETをアクティブにしてしまうおそれがある。
そこで本実施形態では、このような誤動作の防止のために、パワーダウンモード期間においてDP、DMの電圧をプルダウンするプルダウン回路80を設けている。このようなプルダウン回路80を設ければ、パワーダウンモード期間においてDP、DMの電圧が、VSSの電圧レベルに設定されるようになる。従って、ウェイクアップ検出回路38が含む差動増幅回路を構成するトランジスタのオン、オフが不定になるのを防止でき、ウェイクアップ検出回路38の誤動作を防止できる。またレシーバ回路34の誤動作防止も可能になる。
4.プルダウン抵抗素子の抵抗値
さてMDDIなどの高速シリアルインターフェースでは、パワーダウンモード(ハイバネーションモード)期間においては、DP、DMをハイインピーダンス状態に設定することが規格化されている。従って図4(A)のようなプルダウン回路80を設けると、DP、DMがハイインピーダンス状態にならなくなり、規格を遵守できなくなるおそれがある。
そこで本実施形態では、プルダウン抵抗素子RP、RMの抵抗値RPD(TRP、TRMのオン抵抗値)を図4(B)に示す手法により設定している。例えば信号線DP、DMが接続される受信ノードNR1、NR2でのパワーダウンモード期間における最大リーク電流値の規格値(許容値)をILとする。MDDIの場合はIL=25マイクロアンペアになる。またプルダウン抵抗素子RP、RM(TRP、TRM)に流れるプルダウン電流値をIPDとする。この場合に本実施形態では、プルダウン回路80のプルダウン抵抗素子RP、RM(TRP、TRM)の抵抗値RPD(TRP、TRMのオン抵抗値)を、IPD<ILとなる抵抗値(トランジスタサイズ)に設定している。
より具体的には、DP、DMでの最大振幅電圧をVMAXとした場合に、プルダウン抵抗素子の抵抗値RPDを、RPD>VMAX/ILとなる抵抗値に設定している。例えばプルアップ抵抗素子RP、RMをトランジスタTRP、TRMのオン抵抗で代用する場合には、TRP、TRMのオン抵抗値がRPD>VMAX/ILとなるように、TRP、TRMのトランジスタサイズ(W/L)を設定する。
例えばMDDIでは、最大振幅電圧VMAX=1.65Vとなり、最大リーク電流値IL=25マイクロアンペアとなる。従ってこの場合には抵抗値をRPD>VMAX/IL=66KΩに設定すればよい。なお、受信ノードNR1、NR2には静電気保護用の素子等が設けられる場合がある。従って、RPD>100KΩ〜200KΩに設定することができる。
MDDIなどではパワーダウンモード期間においてDP、DMがハイインピーダンス状態に設定される。従って、規格を遵守するためには、パワーダウンモード期間においてDP、DMの電圧をプルダウンすべきではない。
しかしながら、信号線DP、DMの受信ノードNR1、NR2には静電気保護用の素子等が設けられている。このため受信ノードNR1、NR2でのリーク電流は、ある程度許容されており、MDDIでは最大リーク電流値ILの規格値は25マイクロアンペアになっている。
本願発明者はこの点に着目し、プルダウン電流値IPDが最大リーク電流値IL未満になるプルダウン回路80を信号線DP、DMに設けている。このようにIPD<ILとすれば、プルダウン電流をリーク電流と見なすことができるため、規格を遵守できる。そして本実施形態によれば、このように規格を遵守しながらも、DP、DMの電圧がパワーダウンモード期間においてプルダウンされるため、ウェイクアップ検出回路38等の誤動作を防止できるという効果がある。
5.ウェイクアップ検出回路
図6にウェイクアップ検出回路38の構成例を示す。なお本実施形態のウェイクアップ検出回路38は図6の構成に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。
ウェイクアップ検出回路38は、差動増幅回路90、92、94(第1〜第3の差動増幅回路)を含む。これらの差動増幅回路90、92、94は、その第1、第2の入力ノード(正転入力、反転入力)に入力された電圧を増幅する機能や、電圧レベルをシフトする機能などを有する。この差動増幅回路90、92、94を、オペアンプ(演算増幅器)として構成してもよい。
差動増幅回路90では、その第1、第2の入力ノードに信号線DP、DMが接続される。また差動増幅回路92では、その第1、第2の入力ノードに、第1、第2の基準電圧線VREFH、VREFLが接続される。差動増幅回路94では、その第1、第2の入力ノードに、差動増幅回路90、92の出力ノードN11、N21が接続される。
ここで基準電圧線VREFH、VREFLでは、その電圧差が図5の検出電圧VDETに設定される。例えばVDET=125mVである場合に、VREFH、VREFLは、各々、例えば1.0V、0.875Vに設定される。このVREFH、VREFLの基準電圧は基準電圧生成回路100により生成される。
図6では、DP−DM<VDETである場合には、出力ノードN11の電圧よりも出力ノードN21の電圧の方が高くなる。これにより、差動増幅回路94の出力であるウェイクアップ検出信号WKDETは非アクティブ(例えばローレベル)になる。一方、図5に示すようにホスト側がパワーダウンモード解除のために、DP、DMへの論理「1」の出力を開始し、DP−DM≧VDETになると、出力ノードN11の電圧の方が出力ノードN21の電圧よりも高くなる。これにより差動増幅回路94の出力であるウェイクアップ検出信号WKDETがアクティブ(例えばハイレベル)になる。
図6のウェイクアップ検出回路38によれば、パワーダウンモード期間においても基準電圧生成回路100がVREFH、VREFLの基準電圧を出力している。従って、パワーダウンモードからのウェイクアップ時にDP−DM≧VDETになった場合に、これを直ぐに検出して、ウェイクアップ検出信号WKDETをアクティブにできる。従って正確で高速なウェイクアップ検出を実現できる。
そして図6の構成では、信号線DP、DMは、差動増幅回路90を構成するトランジスタ(差動対トランジスタ)のゲートに接続される。従って、パワーダウンモード期間においてDP、DMがハイインピーダンス状態に設定されると、このトランジスタのオン、オフが不定になってしまい、誤動作が生じるおそれがある。即ちDP−DM≧VDETではないのに、ウェイクアップ検出信号WKDETがアクティブになってしまうおそれがある。
しかしながら本実施形態によれば、パワーダウンモード期間ではプルダウン回路80によりDP、DMの電圧がプルダウンされるため、DP、DMの電圧を共に例えば0Vに設定できる。そしてホスト側のトランスミッタ回路の電流駆動能力は大きく、プルダウン回路80のプルダウン電流値IPDは小さい(IPD<IL)。従って、ホスト側がDP、DMに論理「1」(DP>DM)を出力すると、ホスト側のトランスミッタ回路の電流駆動により、図5に示すようにDP−DM≧VDETになり、ウェイクアップを検出できることになる。
図7にウェイクアップ検出回路38の詳細な構成例を示す。なおウェイクアップ検出回路38は図7の構成に限定されるものではなく、その接続形態を変更したり、他のトランジスタや回路を変更するなど、種々の変形実施が可能である。
差動増幅回路90は、差動増幅回路90の第1、第2の出力ノードN11、N12(正転出力、反転出力)とVDD(広義には第2の電源)との間に設けられ、信号線DP、DMがそのゲートに接続されるP型(広義には第2導電型)の第1、第2のトランジスタTR1、TR2を含む。また、出力ノードN11、N12とVSS(広義には第1の電源)との間に設けられ、出力ノードN11、N12がそのドレイン及びゲートに接続されるN型(広義には第1導電型)の第3、第4のトランジスタTR3、TR4を含む。更に差動増幅回路90はVDDとトランジスタTR1、TR2の間に設けられる電流源IS1を含むことができる。
差動増幅回路92は、差動増幅回路92の第1、第2の出力ノードN12、N22とVDDとの間に設けられ、基準電圧生成回路100からの基準電圧線VREFH、VREFLがそのゲートに接続されるP型の第5、第6のトランジスタTR5、TR6を含む。また、出力ノードN21、N12とVSSとの間に設けられ、出力ノードN21、N22がそのドレイン及びゲートに接続されるN型の第7、第8のトランジスタTR7、TR8を含む。更に差動増幅回路92はVDDとトランジスタTR5、TR6の間に設けられる電流源IS2を含むことができる。
差動増幅回路94は、差動増幅回路94の第1、第2の中間出力ノードN31、N32とVDDとの間に設けられ、差動増幅回路90の出力ノードN11と差動増幅回路92の出力ノードN21がそのゲートに接続されるP型の第9、第10のトランジスタTR9、TR10を含む。また中間出力ノードN31、N32とVSSとの間に設けられ、中間出力ノードN31、N32がそのドレイン及びゲートに接続されるN型の第11、第12のトランジスタTR11、TR12を含む。また差動増幅回路94の第1、第2の出力ノードN41、N42とVDDとの間に設けられ、出力ノードN42がそのゲートに接続されるP型の第13、第14のトランジスタTR13、TR14を含む。また出力ノードN41、N42とVSSとの間に設けられ、中間出力ノードN31、N32がそのゲートに接続されるN型の第15、第16のトランジスタTR15、TR16を含む。更に差動増幅回路94はVDDとトランジスタTR9、TR10の間に設けられる電流源IS3を含むことができる。
基準電圧生成回路100は、第1、第2の基準電圧を生成し、第1、第2の基準電圧線VREFH、VREFLに出力する回路である。具体的には基準電圧生成回路100は、第1のしきい値電圧Vthnを有する第1の基準電圧生成用のトランジスタTR19と、第2のしきい値電圧Vthpを有する第2の基準電圧生成用のトランジスタTR20を含む。そしてしきい値電圧Vthn、Vthpの電圧差Vthn−Vthpに基づいて、VREFH、VREFLの基準電圧を生成する。
更に具体的には基準電圧生成回路100は、基準電圧生成回路100の第1、第2の中間出力ノードN51、N52とVDDとの間に設けられ、そのゲートに中間出力ノードN51が接続されるP型の第17、第18のトランジスタTR17、TR18を含む。また中間出力ノードN51、N52とVSSとの間に設けられ、そのゲートに基準電圧生成回路100の出力ノードN53が接続されるN型の第1の基準電圧生成用のトランジスタTR19と、そのゲートにVSSが接続されるN型の第2の基準電圧生成用のトランジスタTR20を含む。またトランジスタTR19、TR20とVSSの間に設けられる電流源IS4を含むことができる。また基準電圧生成回路100の出力ノードN53とVDDとの間に設けられ、そのゲートに中間出力ノードN52が接続されるP型の第21のトランジスタTR21を含む。また出力ノードN53とVSSとの間に設けられる電圧分割用の抵抗素子R1、R2、R3を含む。
この基準電圧生成回路100では、ボルテージフォロワ回路において差動対を構成するトランジスタTR19、TR20として、異なるしきい値電圧Vthn、Vthpを有するトランジスタを用いている。そしてトランジスタTR20のゲートにはVSS(0V)が接続される。これにより、出力ノードN53には、VREF=Vthn−Vthpの電圧が出力されるようになる。
この場合、トランジスタTR19のゲート電極にP+ポリシリコンを用い、トランジスタTR20のゲート電極にN+ポリシリコンを用いることで、Vthn=0.75V、Vthp=−0.3Vになる。これによりゲート電極の仕事関数差に相当する基準電圧VREFが、VREF=Vthn−Vthp=1.05Vとして出力ノードN53に出力される。そしてこの基準電圧VREFを、抵抗R1、R2、R3を用いて電圧分割することで、VREFH、VREFLには、各々、1.0V、0.85Vの電圧が出力されるようになる。これにより、差動増幅回路92の差動対を構成するトランジスタTR5、TR6には、VREFH−VREFL=VDETとなる電圧差が入力されるようになり、図5で説明したウェイクアップ検出が可能になる。
なおトランジスタのチャネルドープ量を変えることで、トランジスタTR19、TR20間にしきい値電圧差を設定するようにしてもよい。またVREFからVREFH、VREFLを生成する電圧分割回路は、抵抗R1、R2、R3を用いた回路には限定されない。
図8(A)〜(F)に、図7の回路の各ノードの信号波形例を示す。図8(A)に示すように、ウェイクアップ時(パワーダウンモード解除時)には、DP、DMの電圧が、プルダウン電圧(0V)から徐々に上昇し、DPとDMの電圧差が徐々に大きくなる。この場合に、図8(B)に示すようにVREFHとVREFLの電圧は、例えばVREFH=1.0V、VREFL=0.85Vというように一定値になっている。
そしてDPとDMの電圧差が徐々に大きくなると、差動増幅回路90の出力ノードN11の電圧は図8(C)に示すように徐々に低くなる。一方、VREFHとVREFLの電圧が一定値であるため、差動増幅回路92の出力ノードN21の電圧は一定値になる。そしてDPとDMの電圧差が大きくなり、出力ノードN11の電圧の方が出力ノードN21の電圧よりも低くなると、図8(D)に示すように、差動増幅回路94の中間出力ノードN31の電圧の方が中間出力ノードN32の電圧よりも高くなる。これにより図8(E)に示すように、差動増幅回路94の出力ノードN41、N43の電圧が、各々、ローレベル、ハイレベルに変化し、図8(F)に示すようにウェイクアップ検出信号WKDETの電圧がハイレベルに変化する。なお出力ノードN41、N43の間には、雑音による誤検出防止のためのシュミットトリガ型インバータが設けられている。
本実施形態のウェイクアップ検出回路38は、パワーダウンモード期間に、DP、DMの電圧を監視するために動作する必要がある。従って、パワーダウンモードを意味あるものにするために、ウェイクアップ検出回路38の消費電力はなるべく低いことが望ましい。
この点、図7の回路では、基準電圧生成回路100として、しきい値電圧が異なる異極のトランジスタTR19、TR20を用いている。従って、バイポーラトランジスタを用いたバンドギャップ方式の基準電圧生成回路に比べて、消費電力を小さくできる。従って、パワーダウンモード期間に動作するウェイクアップ検出回路38として最適な回路を採用できる。なお、消費電力がそれほど問題にならない場合には、基準電圧生成回路100として、バイポーラトランジスタを用いたバンドギャップ方式の回路等を用いてもよい。
6.テスト回路
図9に本実施形態のテスト回路64の構成例を示す。このテスト回路64は、トランシーバ30(プルダウン回路80、ウェイクアップ検出回路38)のテストのための回路である。なお本実施形態のテスト回路64は図9の構成に限定されず、その接続形態を変更したり、他の回路要素を追加するなどの種々の変形実施が可能である。
図9において、ウェイクアップ検出回路38は、リンクシャットダウンパケット(パワーダウンモードの指示パケット)をホストデバイス5から受信した場合にアクティブになるイネーブル信号WDENBを受ける。そしてイネーブル信号WDENBがアクティブになった場合に、信号線DP、DM(DP、DMの少なくとも一方)の監視動作を開始する。またプルダウン回路80は、リンクシャットダウンパケット(パワーダウンモードの指示パケット)をホストデバイス5から受信した場合にアクティブになるプルダウン制御信号PLDCを受ける。そしてプルダウン制御信号PLDCがアクティブになった場合に、信号線DP、DMをVSSの電圧レベルにプルダウンする。
テスト回路64は第1、第2のセレクタ66、68を含む。そしてセレクタ66はテストモード時には、第1のテスト端子からの第1のテスト信号TST1を、ウェイクアップ検出回路38のイネーブル信号WDENBとして、ウェイクアップ検出回路38に出力する。一方、通常動作モード時には、リンクコントローラ50からのパワーダウン信号PDWNを、イネーブル信号WDENBとして、ウェイクアップ検出回路38に出力する。
セレクタ68は、テストモード時には、第2のテスト端子からの第2のテスト信号TST2を、プルダウン回路80のプルダウン制御信号PLDCとして、プルダウン回路80に出力する。一方、通常動作モード時には、リンクコントローラ50からのパワーダウン信号PDWNを、プルダウン制御信号PLDCとして、プルダウン回路80に出力する。
図9のテスト回路64によれば、通常動作モード時にリンクコントローラ50がパワーダウン(ハイバネーション)信号PDWNをアクティブ(ハイレベル)にすると、イネーブル信号WDENBがアクティブになり、ウェイクアップ検出回路38によるDP、DMの監視動作が開始する。またこの時、プルダウ制御信号PLDCもアクティブになり、プルダウン回路80によりDP、DMの電圧がVSSにプルダウンされる。これにより、前述のようにウェイクアップ検出回路38の誤動作を防止できる。またプルダウン電流値は受信ノードNR1、NR2での最大リーク電流値の規格値よりも小さいため、シリアルバスのインターフェース規格も遵守できる。
しかしながら、テストモード時にも、1本のパワーダウン信号PDWNにより、イネーブル信号WDENB、プルダウン制御信号PLDCの両方を同時に制御すると、本来のリーク電流をテストできないという問題がある。
そこで図9のテスト回路64では、テストモード時には、テスト信号TST1、TS2を用いて、信号WDENBと信号PLDCを独立に制御できるようにしている。
例えばテストモード時にテスト信号TST1、TST2の両方をアクティブにすれば、DP、DMの電圧をプルダウンしながらウェイクアップ検出を行うという、通常動作モードと同様のウェイクアップ検出シーケンスをテストできる。
一方、テストモード時に、テスト信号TST2の方を非アクティブ(ローレベル)にすれば、受信ノードNR1、NR2での本来のリーク電流をテストできる。即ちDP、DMには静電気保護用の素子等が接続されるため、ノードNR1、NR2のリーク電流をテストして、これらの素子が静電気等により破壊されていないか否かをテストする必要がある。ところが、プルダウン回路80でのプルダウン電流値IPDは、規格上の最大リーク電流値ILと同等の小さな値に設定されている。従って、信号PLDCを独立に制御できないと、本来のリーク電流をテストできない。
この点、図9のテスト回路64によれば、テスト信号TST2を用いることで、DP、DMの受信ノードNR1、NR2での本来のリーク電流を独立にテストできるようになるため、信頼性の向上を図れる。
7.詳細な構成例
図10に本実施形態のトランシーバ30の詳細な構成例を示す。図10では、差動信号線DP、DMのみならず、差動ストローブ(クロック)信号線STBP、STBMに対してもプルダウン回路82が設けられている。このようなプルダウン回路82を設けることで、ストローブ用のレシーバ回路32の誤動作についても防止できるようになる。なお、図10では、ウェイクアップ検出回路38がDP、DMを監視しているが、ウェイクアップ検出回路38がSTBP、STBMを監視する構成を採用することも可能である。
また図10では、データ用のレシーバ回路34の誤動作防止回路として、DPとVSSの間に設けられたN型のトランジスタTRA及び抵抗素子RAと、VDDとDMの間に設けられたP型のトランジスタTRB及び抵抗素子RBを含む。またストローブ用のレシーバ回路32の誤動作防止回路として、STBPとVSSの間に設けられたN型のトランジスタTRA2及び抵抗素子RA2と、VDDとSTBMの間に設けられたP型のトランジスタTRB2及び抵抗素子RB2を含む。
そしてイネーブル信号SHRENBがアクティブになると、トランジスタTRA、TRBがオンになる。これにより、DP、DMに対して微少な電流が流れ、DPとDMの間にオフセット電圧(125mV)を設定できる。従って、ホスト側が論理「1」を出力していないのにレシーバ回路34が論理「1」を検出してしまうという誤動作を防止できる。またイネーブル信号SHRENBがアクティブになると、トランジスタTRA2、TRB2がオンになり、STBPとSTBMの間にオフセット電圧を設定できる。これによりレシーバ回路32の誤動作を防止できる。
また図10では、消費電力を完全にシャットダウンするためのパワーダウン信号PDXが更に設けられている。PDXがアクティブ(ローレベル)になると、レシーバ回路32、34、トランスミッタ回路36、ウェイクアップ検出回路38が全てディスエーブルになる。またプルダウン回路80、82のトランジスタTRP、TRM、TRP2、TRM2も全てオフになり、プルダウン電流値もゼロになる。これにより、通常パワーダウンモード(ハイバネーション)よりも更に消費電力を軽減できる。
次に図11、図12の信号波形図を用いて、図10のトランシーバ30の動作について説明する。
パワーダウンモードに移行する場合には、ホスト側は図11のA1に示すようにシャットダウンパケットを送信する。そしてA2に示すように、例えば64ストローブパルス期間経過後にDP、DMをハイインピーダンス状態に設定する。
リンクシャットダウンパケットを受信すると、A3に示すようにクライアント側のリンクコントローラ50により、イネーブル信号WDENBがアクティブになり、ウェイクアップ検出回路38の動作がイネーブルに設定される。またこの時、プルダウン制御信号PLDCもアクティブになり、プルダウン回路80によりDP、DMがプルダウンされる。更にA4、A5に示すように、イネーブル信号DRENB、SRENBが非アクティブになり、レシーバ回路32、34の動作がディスエーブルに設定される。これによりA6に示すパワーダウンモード(ハイバネーション)期間に移行する。
パワーダウンモードからウェイクアップする時には、ホスト側はA7に示すようにDP、DMに論理「1」(DP>DM)を出力する。すると、図5で説明したように、ウェイクアップ検出回路38がこれを検出して、A8に示すようにウェイクアップ検出信号WKDETをアクティブにする。これによりリンクコントローラ50は、A9、A10、A11に示すように、イネーブル信号SHRENB、SRENB、DRENBをアクティブにする。これによりレシーバ回路32、34がパワーダウンモードから通常動作モードに復帰する。
ホスト側は、論理「1」を例えば150ストローブパルス期間だけ出力した後、A12に示すように論理「0」(DP<DM)を50ストローブパルス期間だけ出力する。するとリンクコントローラ50はA13に示すようにイネーブル信号WDENBを非アクティブにして、ウェイクアップ検出回路38の動作をディスエーブルに設定する。これにより、通常動作モードに完全に移行するようになる。
また本実施形態では、図12に示すように、シャットダウン用のパワーダウン信号PDXを用いて、通常のパワーダウンモードよりも更に低消費電力となるシャットダウンモードを実現している。
即ち図12のB1に示すように通常のパワーダウンモードに移行した後、B2に示すように例えばホスト側が信号PDXをアクティブにする。具体的には、信号PDX用の外部端子を設け、この外部端子を用いてホスト側が信号PDXを制御する。そして信号PDXがアクティブ(ローレベル)になると、レシーバ回路32、34、ウェイクアップ検出回路38等が全てディスエーブルに設定される。またプルダウン電流値もゼロになる。これによりシャットダウンモードが実現される。その後、B3に示すようにホスト側が信号PDXを非アクティブにして、通常のパワーダウンモードに戻る。その後、ホスト側がDP、DMに論理「1」を出力することで、通常パワーダウンモード(ハイバネーション)から通常動作モードに移行できるようになる。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語(第1の電源、第2の電源、第1導電型、第2導電型等)と共に記載された用語(VSS、VDD、N型、P型等)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。
またトランシーバや表示ドライバや電子機器の構成や動作も本実施形態で説明した構成や動作に限定されない。またシリアルバスでのシリアル転送手法やウェイクアップ検出手法等も本実施形態で説明した手法に限定されない。
表示ドライバ、電子機器の構成例。 シリアル転送手法の説明図。 図3(A)(B)もシリアル転送手法の説明図。 図4(A)(B)は本実施形態のトランシーバの構成例。 ウェイクアップ検出手法の説明図。 ウェイクアップ検出回路の構成例。 ウェイクアップ検出回路の詳細な構成例。 図8(A)〜(F)はウェイクアップ検出回路の各ノードの信号波形例。 テスト回路の構成例。 本実施形態のトランシーバの詳細な構成例。 図10のトランシーバの動作を説明するための信号波形例。 図10のトランシーバの動作を説明するための信号波形例。
符号の説明
5 ホストデバイス、6 表示パネル、10 表示ドライバ、
20 シリアルインターフェース回路、30、40 トランシーバ、
32、34 レシーバ回路、36 トランスミッタ回路、
38 ウェイクアップ検出回路、42、44 トランスミッタ回路、
46 レシーバ回路、48 ウェイクアップ検出回路、
50 リンクコントローラ、60 ドライバインターフェース回路、
64 テスト回路、66、68 セレクタ、70 ドライバ回路、
80、82 プルダウン回路、90、92、94 差動増幅回路、
100 基準電圧生成回路、

Claims (12)

  1. 差動信号線を介して差動信号を受信するレシーバ回路と、
    前記差動信号線がハイインピーダンス状態に設定されるパワーダウンモード期間において、前記差動信号線を構成する第1、第2の信号線を監視し、前記第1、第2の信号線の電圧差が所与の検出電圧になったと判断した場合に、ウェイクアップ検出信号をアクティブにするウェイクアップ検出回路と、
    前記パワーダウンモード期間において、前記差動信号線の前記第1、第2の信号線を第1の電源の電圧レベルに設定するプルダウン回路とを含むことを特徴とするトランシーバ。
  2. 請求項1において、
    前記プルダウン回路は、
    前記第1、第2の信号線と前記第1の電源との間に設けられる第1、第2のプルダウン抵抗素子を含み、
    前記第1、第2の信号線が接続される第1、第2の受信ノードでの前記パワーダウンモード期間における最大リーク電流値の規格値をILとし、前記第1、第2のプルダウン抵抗素子に流れるプルダウン電流値をIPDとした場合に、前記プルダウン回路の前記第1、第2のプルダウン抵抗素子の抵抗値RPDは、IPD<ILとなる抵抗値に設定されていることを特徴とするトランシーバ。
  3. 請求項2において、
    前記第1、第2の信号線での最大振幅電圧をVMAXとした場合に、前記第1、第2のプルダウン抵抗素子の抵抗値RPDは、RPD>VMAX/ILとなる抵抗値に設定されていることを特徴とするトランシーバ。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記ウェイクアップ検出回路は、
    前記第1、第2の信号線が、その第1、第2の入力ノードに接続される第1の差動増幅回路と、
    その電圧差が前記検出電圧に設定される第1、第2の基準電圧線が、その第1、第2の入力ノードに接続される第2の差動増幅回路と、
    前記第1、第2の差動増幅回路の出力ノードが、その第1、第2の入力ノードに接続される第3の差動増幅回路とを含むことを特徴とするトランシーバ。
  5. 請求項4において、
    前記第1の差動増幅回路は、
    前記第1の差動増幅回路の第1、第2の出力ノードと第2の電源との間に設けられ、前記第1、第2の信号線がそのゲートに接続される第2導電型の第1、第2のトランジスタと、
    前記第1の差動増幅回路の前記第1、第2の出力ノードと前記第1の電源との間に設けられ、前記第1の差動増幅回路の前記第1、第2の出力ノードがそのドレイン及びゲートに接続される第1導電型の第3、第4のトランジスタを含み、
    前記第2の差動増幅回路は、
    前記第2の差動増幅回路の第1、第2の出力ノードと前記第2の電源との間に設けられ、前記第1、第2の基準電圧線がそのゲートに接続される第2導電型の第5、第6のトランジスタと、
    前記第2の差動増幅回路の前記第1、第2の出力ノードと前記第1の電源との間に設けられ、前記第2の差動増幅回路の前記第1、第2の出力ノードがそのドレイン及びゲートに接続される第1導電型の第7、第8のトランジスタを含むことを特徴とするトランシーバ。
  6. 請求項4において、
    前記第3の差動増幅回路は、
    前記第3の差動増幅回路の第1、第2の中間出力ノードと前記第2の電源との間に設けられ、前記第1の差動増幅回路の前記第1の出力ノードと前記第2の差動増幅回路の前記第1の出力ノードがそのゲートに接続される第2導電型の第9、第10のトランジスタと、
    前記第3の差動増幅回路の前記第1、第2の中間出力ノードと前記第1の電源との間に設けられ、前記第3の差動増幅回路の前記第1、第2の中間出力ノードがそのドレイン及びゲートに接続される第1導電型の第11、第12のトランジスタと、
    前記第3の差動増幅回路の第1、第2の出力ノードと前記第2の電源との間に設けられ、前記第3の差動増幅回路の前記第2の出力ノードがそのゲートに接続される第2導電型の第13、第14のトランジスタと、
    前記第3の差動増幅回路の前記第1、第2の出力ノードと前記第1の電源との間に設けられ、前記第3の差動増幅回路の前記第1、第2の中間出力ノードがそのゲートに接続される第1導電型の第15、第16のトランジスタを含むことを特徴とするトランシーバ。
  7. 請求項4乃至6のいずれかにおいて、
    第1、第2の基準電圧を生成し、前記第1、第2の基準電圧線に出力する基準電圧生成回路を含み、
    前記基準電圧生成回路は、
    第1のしきい値電圧を有する第1の基準電圧生成用トランジスタと、第2のしきい値電圧を有する第2の基準電圧生成用トランジスタを含み、前記第1、第2のしきい値電圧の電圧差に基づいて、前記第1、第2の基準電圧を生成することを特徴とするトランシーバ。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記ウェイクアップ検出回路は、
    パワーダウンモードの指示パケットをホストデバイスから受信した場合にアクティブになるイネーブル信号を受け、前記イネーブル信号がアクティブになった場合に、前記第1、第2の信号線の監視動作を開始することを特徴とするトランシーバ。
  9. 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
    前記プルダウン回路は、
    パワーダウンモードの指示パケットをホストデバイスから受信した場合にアクティブになるプルダウン制御信号を受け、前記プルダウン制御信号がアクティブになった場合に、前記第1、第2の信号線を前記第1の電源の電圧レベルに設定することを特徴とするトランシーバ。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    トランシーバのテストのためのテスト回路を含み、
    前記テスト回路は、
    テストモード時には、第1のテスト端子からの第1のテスト信号を、前記ウェイクアップ検出回路のイネーブル信号として前記ウェイクアップ検出回路に出力し、通常動作モード時には、リンクコントローラからのパワーダウン信号を、前記イネーブル信号として前記ウェイクアップ検出回路に出力する第1のセレクタと、
    テストモード時には、第2のテスト端子からの第2のテスト信号を、前記プルダウン回路のプルダウン制御信号として前記プルダウン回路に出力し、通常動作モード時には、前記リンクコントローラからの前記パワーダウン信号を、前記プルダウン制御信号として前記プルダウン回路に出力する第2のセレクタとを含むことを特徴とするトランシーバ。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載のトランシーバを有し、ホストデバイスとの間のインターフェース処理を行うシリアルインターフェース回路と、
    表示パネルを駆動するドライバ回路とを含むことを特徴とする表示ドライバ。
  12. 請求項11に記載の表示ドライバと、
    前記表示ドライバにより駆動される前記表示パネルと、
    前記ホストデバイスとを含むことを特徴とする電子機器。
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