JP2006310961A - スピーカー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金型の部品点数の削減を図り、各構成部品単位での管理が容易なスピーカー装置を提供する。
【解決手段】スピーカーユニットが取り付けられる第1のキャビネットと、その第1のキャビネットと嵌合する第2のキャビネットと、第1のキャビネットと第2のキャビネットとを嵌合させたときに作製されるキャビネットの一側面又はその一側面と対向する他の側面に取り付けられる文字表示用及び金具取付用サイドパネルとを、備えて構成される。車室内に少なくとも左右チャンネル用の一対のスピーカー装置を設ける必要がある場合に、第1のキャビネット、第2のキャビネット、文字表示用サイドパネル及び金具取付用サイドパネルの各構成部品を、左チャンネル用のスピーカー装置と右チャンネル用のスピーカー装置とで共用することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカー装置における筐体の構造に関する。
従来より、車載用のスピーカーは、ドアのインナーパネルや後部座席の後方に設けられたリアトレイなどに取り付けられた状態で用いられるのが一般的である。しかし、リアトレイが設けられていない車種もあることから、リアトレイ以外の場所に取り付け可能な車載用スピーカーが望まれる。
このような状況を背景に、近年、サテライト型スピーカーなどと称され、リアトレイ以外の場所、例えば、車室内におけるトリムやアシストグリップなどに取り付けられた状態で用いられる車載用スピーカーが実用化されるに至っている。
このようなサテライト型スピーカーを車載用として用いる場合、通常は、左右チャンネル用の一対のスピーカーが用いられる。この場合、その一対のスピーカーのうち一方は、例えば車室内の後部左側に存在するリアトリムに取り付けられた状態で用いられると共に、他方は、例えば車室内の後部右側に存在するリアトレイに取り付けられた状態で用いられる。このため、左チャンネル用スピーカーは、車両の進行方向に対して車室内における左側の空間に音波を放射する役割を担っていると共に、右チャンネル用スピーカーは、車両の進行方向に対して車室内における右側の空間に音波を放射する役割を担っている。
この種のスピーカーとして、例えば、車両の内張材の切断加工を必要とせず、取付が簡単なスピーカーの取付構造を有する車載用天井吊り下げスピーカーが提案されている(例えば、特許文献1を参照)。このスピーカーでは、スピーカケースが球面回動自在になっており、後部座席の乗員等に音の放射中心を向けることができるようになっている。
また、リアトレイ以外の場所に簡単にスピーカキャビネットを取り付けるための車載用スピーカ取り付け器具が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。この特許文献2に記載の車載用スピーカ取り付け器具は、車内のリアゲートの上部縁に係合する第1係合部と、サイドゲートの上部縁に係合する第2係合部と、第1係合部と第2係合部に回転自在に連結されるシャフトとから構成されている。スピーカキャビネットは、シャフトと車内天井とによって挟み込むように固定される。このため、リアトレイ以外の場所に簡単にスピーカキャビネットを取り付けることができるようになっている。
特開2002−144973号公報 特開平10−157523号公報
上記のようなサテライト型スピーカーでは、左チャンネル用スピーカーと右チャンネル用スピーカーとで、被取付部へ取り付けるための取付用金具の取り付け位置が異なる。また、その両者のスピーカーでは、車室内に対する取り付け向きも異なる。このため、左チャンネル用スピーカーと右チャンネル用スピーカーとで、それぞれ、左チャンネル用のキャビネットと、右チャンネル用のキャビネットとを作り分けて、左右チャンネル用スピーカーを構成するようにしている。このように、左チャンネル用スピーカーと右チャンネル用スピーカーとで、キャビネットなどの構成部品を作り分けるようにしているので、金型の部品点数が増え、また、構成部品レベルの段階から作り分け、管理をしなければならないという問題がある。
本発明が解決しようとする課題としては、上記のようなものが例として挙げられる。本発明は、金型の部品点数の削減を図り、構成部品単位毎の管理が容易なスピーカー装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、スピーカー装置は、スピーカーユニットが取り付けられる第1のキャビネットと、前記第1のキャビネットと嵌合する第2のキャビネットと、前記第1のキャビネットと前記第2のキャビネットとを嵌合させたときに前記第1のキャビネット及び前記第2のキャビネットの一側面又は前記一側面と対向する他の側面に取り付けられる第1及び第2のサイドパネルとを、備え、前記一側面と前記他の側面は同一形状に形成されており、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルの各々は、前記一側面及び前記他の側面と嵌合する形状に形成されていることを特徴とする。
本発明の1つの観点では、スピーカー装置は、スピーカーユニットが取り付けられる第1のキャビネットと、前記第1のキャビネットと嵌合する第2のキャビネットと、前記第1のキャビネットと前記第2のキャビネットとを嵌合させたときに前記第1のキャビネット及び前記第2のキャビネットの一側面又は前記一側面と対向する他の側面に取り付けられる第1及び第2のサイドパネルとを、備え、前記一側面と前記他の側面は同一形状に形成されており、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルの各々は、前記一側面及び前記他の側面と嵌合する形状に形成されている。
上記のスピーカー装置は、音の発生源となるスピーカーユニットが取り付けられる第1のキャビネットと、その第1のキャビネットと嵌合する第2のキャビネットと、第1のキャビネットと第2のキャビネットとを嵌合させたときに、第1のキャビネット及び第2のキャビネットの一側面又はその一側面と対向する他の側面に取り付けられる第1及び第2のサイドパネルとを、備えて構成される。なお、ここでは、便宜上、第1のキャビネットと第2のキャビネットとを嵌合させたものを、単に「キャビネット」と呼ぶ。
特に、このスピーカー装置では、キャビネットの一側面及び当該キャビネットの他の側面は同一の形状に形成されており、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルの各々は、いずれも前記一側面及び前記他の側面と嵌合する形状に形成されている。好適な例では、前記一側面又は前記他の側面に取り付けられる側の前記第1のサイドパネルの形状は、前記一側面又は前記他の側面に取り付けられる側の前記第2のサイドパネルの形状と略同一になっている。
このため、車載用のスピーカー装置など、車室内に少なくとも左右チャンネル用の一対のスピーカー装置を設ける必要がある場合に、第1のキャビネット、第2のキャビネット、第1のサイドパネル及び第2のサイドパネルの各構成部品を、左チャンネル用のスピーカー装置と右チャンネル用のスピーカー装置とで共用することができる。よって、そのような各構成部品を共用することのできないタイプのスピーカー装置と比べて、上記各構成部品を作製するための金型の部品点数を削減することができる。また、上記各構成部品の点数を減らすことができるので、当該各構成部品単位での管理が容易になる。
上記のスピーカー装置の一つの態様では、前記第2のキャビネットの前記一側面及び前記他の側面には、前記スピーカーユニットのボイスコイルと電気的に接続された配線を外部へ導出するための開口が形成さていると共に、前記一側面に形成された開口は、前記他の側面に形成された開口に対応する位置に形成されている。
この態様によれば、第2のキャビネットの前記一側面及び前記他の側面には、スピーカーユニットのボイスコイルと電気的に接続された配線を外部へ導出するための開口が形成さている。これにより、スピーカーユニットのボイスコイルと電気的に接続された配線を開口を通じて外部へ導出することができる。よって、当該配線とアンプ側の出力端子との接続が可能となる。また、第2のキャビネットの前記一側面に形成された開口は、第2のキャビネットの前記他の側面に形成された開口に対応する位置に形成されている。このため、当該配線を前記一側面に形成された開口を通じて外部へ導出することができる一方、その反対に、当該配線を前記他の側面に形成された開口を通じて外部へ導出することができる。よって、左チャンネル用のスピーカー装置と、右チャンネル用のスピーカー装置とで当該配線の外部への導出方向を異ならせる必要がある場合に、これを実現できる。つまり、左チャンネル用のスピーカー装置と、右チャンネル用のスピーカー装置とで当該配線を外部へ導出させるときに当該各開口を共用できる。
上記のスピーカー装置の他の態様では、第2のサイドパネルは、当該第2のサイドパネルを前記一側面又は前記他の側面に取り付けたときに、第2のキャビネットの開口に対応する位置に開口を有する。
この態様によれば、第2のサイドパネルは、当該第2のサイドパネルを前記一側面又は前記他の側面に取り付けたときに、第2のキャビネットの開口に対応する位置に開口を有している。これにより、スピーカーユニットのボイスコイルと電気的に接続された配線を、第2のキャビネットの開口、第2のサイドパネルの開口を通じて外部へと導出することができる。
上記のスピーカー装置の他の態様では、前記第2のキャビネットは、被取付部へ取り付けるための取付用金具が取り付けられる取付部分を有する。よって、第2のキャビネットの取付部分に取付用金具(例えば、角度調整が可能なフレキシブルアームなどの取付用金具)を取り付けることにより、スピーカー装置をその取付用金具を介して被取付部へ取り付けることができる。
上記のスピーカー装置の他の態様では、前記第1のサイドパネルは、前記一側面及び前記他の側面に形成された前記開口と対応する位置にバスレフダクトを有する。
この態様では、第1のサイドパネルは、前記一側面及び前記他の側面に形成された第2のキャビネットの開口と対応する位置にバスレフダクトを有している。このため、第1のサイドパネルを前記一側面に取り付けたときには、前記一側面側にバスレフダクトを設けることができる一方、その反対に、第1のサイドパネルを前記他の側面に取り付けたときには、前記他の側面にバスレフダクトを設けることができる。よって、左チャンネル用のスピーカー装置と、右チャンネル用のスピーカー装置とでバスレフダクトを共用できる。
以下、図面を参照して本発明の好適な各種の実施例について説明する。
[第1実施例]
(スピーカー装置の構成)
まず、図1及び図2を参照して、本発明の第1実施例に係るスピーカー装置100の構成等について説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係るスピーカー装置を正面方向、背面方向、左側面及び右側面方向から夫々観察したときの各図を示す。具体的には、図1(c)はスピーカー装置100の正面図を、また、図1(a)は、スピーカー装置100の背面図を夫々示す。図1(b)は、図1(a)におけるスピーカー装置100を矢印Y1方向から観察したときの左側面図を示す。図1(d)は、図1(a)におけるスピーカー装置用100を矢印Y1方向と逆の矢印Y2方向から観察したときの右側面図を示す。図2(a)は、図1(c)における切断線A−A’に沿った断面図を、また、図2(b)は、図1(c)における切断線B−B’に沿った断面図を夫々示す。
スピーカー装置100は、音の発生源となるスピーカーユニット50、そのスピーカーユニット50を収容する筐体、及び、その筐体を被取付部へ取り付けるためのフレキシブルアーム6等を備えて構成される。なお、スピーカー装置100は、車載用のスピーカー装置として好適なサテライト型スピーカー装置であり、かかるスピーカー装置100を車載用として用いる場合には、少なくとも左右チャンネル用の一対のスピーカー装置が用いられる。
まず、図2(b)を参照して、スピーカーユニット50の構成等について説明する。
スピーカーユニット50は、主として、ヨーク10、マグネット11及びプレート12を含む磁気回路30と、ボイスコイルボビン13、ボイスコイル14、フレーム15、ダンパー16、振動板17、エッジ18、キャップ19を含む振動系31とを備えている。なお、本発明において、スピーカーユニット50の構成及び駆動方式などは、以下に述べる構成等に限定されるものではない。
まず、磁気回路30の構成について説明する。磁気回路30は、外磁型の磁気回路として構成されている。ヨーク10は、円筒状のポール部10aと、そのポール部10aの外周壁の下端部から外側へ延在するフランジ部10bとを有している。マグネット11は、環状の形状をなし、フランジ部10b上に取り付けられている。プレート12は、環状の形状をなし、マグネット11上に取り付けられている。そして、ヨーク10の要素であるポール部10aの外周壁と、プレート12の内周壁との間に形成された空隙(磁気ギャップ20)にマグネット11の磁束を集中させている。
次に、振動系31の構成について説明する。
ボイスコイルボビン13は、円筒状の形状をなし、ヨーク10の要素であるポール部10aの外周壁の上端部近傍を覆う位置に設けられる。
ボイスコイル14は、1つの配線からなり、図示しないプラス及びマイナスのリード線を夫々有し、ボイスコイルボビン13の外周壁の下端部近傍に巻かれている。プラス側のリード線はL(又はR)チャンネル信号の入力配線であり、マイナス側のリード線はグランド(GND:接地)信号の入力配線である。プラス及びマイナスの各リード線はそれぞれ図示しない各錦糸線の一端側に接続されていると共に、各錦糸線の他端側は、それぞれフレーム15の適所に設けられた端子部(図示略)に接続されている。また、その端子部は、アンプ側の出力配線25にも接続されている。これにより、ボイスコイル14には、端子部、各錦糸線、プラス及びマイナスの各リード線を介してアンプ側から1チャンネル分の信号や電力が入力される。
フレーム15は、略椀状の形状をなし、スピーカーユニット50を構成する様々な構成部品を支持する機能を有する。フレーム15の下端部はプレート12上に取り付けられている。
ダンパー16は、環状の形状をなし、ボイスコイルボビン13を弾性的に支持する。ダンパー16の内周縁部はボイスコイルボビン13の外周壁の上端部近傍に取り付けられている一方、ダンパー16の外周縁部はフレーム15の中央部の適当な位置に取り付けられている。
振動板17は、入力信号に応じた音波を放射する機能を有する。振動板17は、コーン状の形状をなしている。振動板17の内周縁部はボイスコイルボビン13の外周壁の上端部に且つダンパー16の上側に取り付けられている。
エッジ18は、環状の平面形状及びΩ状の断面形状を有し、スピーカーユニット50で生じる不要な振動などを吸収する機能を有する。エッジ18の内周縁部は振動板17の外周縁部に取り付けられている一方、エッジ18の外周縁部はフレーム15の上端部の適当な位置に取り付けられている。
キャップ19は、略ドーム状の形状をなし、スピーカーユニット50の内部に粉塵や水分等が侵入するのを防止する機能を有する。キャップ19は、ボイスコイルボビン13の上面側を覆う位置に配置され、ボイスコイルボビン13の外周壁の上端部に取り付けられている。
以上の構成を有するスピーカーユニット50において、アンプ側の出力配線25から出力された電気信号は、端子部、各錦糸線、ボイスコイル14のプラス及びマイナスのリード線を介してボイスコイル14へ供給される。これにより、磁気ギャップ20内でボイスコイル14に駆動力が発生し、振動板17をスピーカー装置100の中心軸L1方向に振動させる。こうして、スピーカーユニット50は、矢印Y3方向に音波を放射する。
次に、上記した構成を有するスピーカーユニット50を収容する筐体の構成等について説明する。特に、本発明では、かかる筐体の構造に特徴を有している。
筐体は、図1及び図2に示すように、スピーカーユニット50が取り付けられる第1のキャビネット1と、その第1のキャビネット1と嵌合する第2のキャビネット2と、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とが嵌合した状態で、それらの側面に取り付けられる文字表示用サイドパネル3及び金具取付用サイドパネル4とを備えて構成される。なお、以下では、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とが嵌合した状態のものを単に「キャビネット70」と称する。
まず、図3及び図4を参照して、第1のキャビネット1の構成について説明する。
図3(a)は第1のキャビネット1の正面図を、また、図3(b)は第1のキャビネット1の背面図を夫々示す。図4(a)は、第1のキャビネット1の側面図を示す。図4(b)は、図3(a)における切断線C−C’に沿った断面図を示す。
第1のキャビネット1は、略矩形状の平面形状並びに略三角形状の側面形状をなしている。第1のキャビネット1は、2つのグリル1aと、複数の鉤部1b及び1fと、複数のボルト取付孔1c及び1eと、2つの開口1dと、を有している。
各グリル1aは、略円形状の外形形状をなし、金属材料等により網目状に形成されている。各グリル1aは、スピーカーユニット50の要素である振動板17から放射された音波を外部へ通過させる機能を有する。2つのグリル1aのうち一方のグリル1aは、他方のグリル1aに対して、第1のキャビネット1の長手方向の中心を通る中心軸L3に対して対称的な位置に配置されている。
各鉤部1bは、凹状及び鉤状の形状をなしている。各鉤部1bは、第1のキャビネット1の正面側において中心軸L3から第1のキャビネット1の長手方向(上側方向及び下側方向)に一定の距離だけ離れた位置に夫々設けられている。また、各鉤部1bは、第1のキャビネット1の正面側とその左側面との間、及び、第1のキャビネット1の正面側とその右側面との間に夫々設けられている。各鉤部1bは、後述の文字表示用サイドパネル3及び金具取付用サイドパネル4に夫々設けられた鉤部3d、4dと嵌合する。
各鉤部1fは、凹状及び鉤状の形状をなしている。各鉤部1fは、第1のキャビネット1の背面側の四隅の位置に夫々設けられている。各鉤部1fは、文字表示用サイドパネル3及び金具取付用サイドパネル4に夫々設けられた鉤部3b、4bと嵌合する。
各ボルト取付孔1cは、第1のキャビネット1の背面側に且つ各鉤部1fの近傍位置に夫々設けられている。各ボルト取付孔1cは、それぞれ、ボルトと嵌合するボルト取付孔であり、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合させる際に用いられる。
各ボルト取付孔1eは、第1のキャビネット1の背面側に且つ各グリル1aの外周付近に適宜の間隔をおいて夫々設けられている。各ボルト取付孔1eは、それぞれ、ボルトと嵌合するボルト取付孔であり、第1のキャビネット1にスピーカーユニット50を取り付ける際に用いられる。
各開口1dは、第1のキャビネット1の背面側に且つ側面側に且つ中心軸L3上に夫々設けられている。また、2つの開口1dのうち一方の開口1dは、他方の開口1dに対して、第1のキャビネット1の短手方向の中心を通る中心軸L2に対して対称的な位置に配置されている。各開口1dは、それぞれ、ボルトを挿通するための開口であり、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合する際に用いられる。
次に、図5及び図6を参照して、第2のキャビネット2の構成について説明する。
図5(a)は第2のキャビネット2の正面図を、また、図5(b)は第2のキャビネット2の背面図を夫々示す。図5(c)は、第2のキャビネット2の内側面に取り付けられる取付金具5の側面図であると共に、図5(b)において矢印Y4方向から観察したときの取付金具5の側面図である。図6(a)は、図5(b)において矢印Y4方向から第2のキャビネット2を観察したときの側面図を示す。一方、図6(b)は、図5(b)において矢印Y4方向と逆の矢印Y5方向から第2のキャビネット2を観察したときの側面図を示す。
第2のキャビネット2は、略矩形状の平面形状及び略楕円形状の側面形状をなしている。第2のキャビネット2は、二対の開口2aと、複数の鉤部2b及び2fと、複数の開口2cと、複数のボルト取付孔2dと、複数の突起2eと、2つの開口2gと、二対の開口2hと、を有している。
二対の開口2aは、第2のキャビネット2の正面側に、且つ、第2のキャビネット2の長手方向の中心を通る中心軸L4から、当該長手方向(上側方向及び下側方向)に一定の距離だけ離れた位置に夫々設けられている。また、図5に示すように、二対の開口2aは夫々第2のキャビネット2の右側面及び左側面の近傍位置に設けられ、紙面右側に設けられた一対の開口2aは、紙面左側に設けられた他の一対の開口2aに対して、第2のキャビネット2の短手方向の中心を通る中心軸L5に対して対称的な位置に配置されている。二対の開口2aには、後述する文字表示用サイドパネル3に設けられた各突起3a及び金具取付用サイドパネル4に設けられた各突起4aが挿入される。
各鉤部2bは、凹状及び鉤状の形状をなしている。各鉤部2bは、第2のキャビネット2の正面側に、且つ、中心軸L4から第2のキャビネット2の長手方向(上側方向及び下側方向)に一定の距離だけ離れた位置に夫々設けられている。また、図5に示すように、各鉤部2bは夫々第2のキャビネット2の右側面及び左側面の近傍位置に設けられ、紙面右側に設けられた各鉤部2bは、紙面左側に位置する各鉤部2bに対して、第2のキャビネット2の短手方向の中心を通る中心軸L5に対して対称的な位置に配置されている。さらに、各鉤部2bの位置から中心軸L4までの距離は、各開口2aの位置から中心軸L4までの距離より大きくなっている。各鉤部2bは、後述する文字表示用サイドパネル3に設けられた各鉤部3c及び金具取付用サイドパネル4に設けられた各鉤部4cと嵌合する。
各鉤部2fは、上記した各鉤部1fと同一の形状をなしている。各鉤部2fは、第2のキャビネット2の背面側の四隅の位置に夫々設けられている。各鉤部2fは、文字表示用サイドパネル3及び金具取付用サイドパネル4に夫々設けられた鉤部3b、4bと嵌合する。
各開口2cは、第2のキャビネット2の背面側に且つ各鉤部2fの近傍位置に夫々設けられている。また、各開口2cは、ボルトを挿通するための開口であり、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合する際に用いられる。
各ボルト取付孔2dは、第2のキャビネット2の背面側に且つ中心軸L4上に夫々設けられている。2つのボルト取付孔2dのうち一方のボルト取付孔2dは、他方のボルト取付孔2dに対して、第2のキャビネット2の短手方向の中心を通る中心軸L5に対して対称的な位置に配置されている。また、各ボルト取付孔2dは、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合させたときに、第1のキャビネット1に設けられた各開口1dに対応する位置に夫々設けられている。各ボルト取付孔2dは、ボルトを取り付けるためのボルト取付孔であり、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合する際に用いられる。
各突起2eは、第2のキャビネット2の内側面に適宜の間隔をおいて形成された突起状の部分である。図5(b)において、各突起2eは紙面手前側に突出するように形成されている。各突起2eは、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合させた状態において第1のキャビネット1の内側面と当接し、第1のキャビネット1に対して第2のキャビネット2の移動を規制する働きを有する。
各開口2gは、第2のキャビネット2の長手方向に対する左側面の略中央位置及び右側面の略中央位置に夫々形成されている。2つの開口2gのうち一方の開口2gは、他方の開口2gに対応する位置に形成されている。各開口2gは、スピーカーユニット50のボイルコイル14と端子部において電気的に接続されたアンプ側の出力配線25を外部、即ちアンプ側へ導出する機能を有する(図1(d)を参照)。
二対の開口2hは、第2のキャビネット2の長手方向に対する左側面の略中央位置及び右側面の略中央位置に夫々形成されている。二対の開口2hのうち一対の開口2hは、他方の一対の開口2hに対応する位置に形成されている。二対の開口2hのうち、いずれか一方の一対の開口2hは、取付金具5を取り付ける際に用いられる。ここで、取付金具5は、図5(b)及び(c)に示すような形態をしており、平板状の第1部分5aと、平板状の第2部分5bとが組み合わされた形状を有している。第2部分5bには一対のボルト取付孔5cが形成されている。取付金具5は、その一対のボルト取付孔5cと上記した二対の開口2hのうち、いずれか一方の一対の開口2hとが対応するように、第2のキャビネット2の内側面に取り付けられる。なお、第2のキャビネット2の長手方向に対する左内側面に取り付けられる取付金具5と、第2のキャビネット2の長手方向に対する右内側面に取り付けられる取付金具5(図5(b)に示される取付金具5)とは形状が異なり、その両者は対称的な形状をなしている。
次に、図7及び図8を参照して、文字表示用サイドパネル3の構成について説明する。
図7(b)は、文字表示用サイドパネル3の正面図を示す。図7(a)は、図7(b)において文字表示用サイドパネル3を矢印Y6方向から観察したときの側面図を示す。一方、図7(c)は、図7(b)において文字表示用サイドパネル3を矢印Y6方向と逆の矢印Y7方向から観察したときの側面図を示す。図8(b)は、文字表示用サイドパネル3の背面図を示す。図8(a)は、図8(b)における切断線D−D’に沿った断面図を示す。
文字表示用サイドパネル3は、略皿状の形状に形成されている。また、文字表示用サイドパネル3は、略山状の平面形状と略半楕円状の平面形状とを組み合わせた形状をなしている。図1に戻り、文字表示用サイドパネル3は、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合させたときに、そのキャビネット70の矢印Y1方向に対応する側面(図1においてキャビネット70の長手方向に対する左側面)及び矢印Y2方向に対応する側面(図1においてキャビネット70の長手方向に対する右側面)のいずれか一方に取り付けられる。文字表示用サイドパネル3の前面3x側には、図示しない商品名、商標或いは商号などの文字がシルク印刷などにより印刷される。文字表示用サイドパネル3の裏面3y側には、複数の突起3aと、一対の鉤部3b、複数の鉤部3c及び3dが形成されている。
各突起3aは、図8(b)において略半楕円状の平面形状を有する部分の周縁部近傍に且つ文字表示用サイドパネル3の長手方向の中心を通る中心軸L7から、当該長手方向(左側方向及び右側方向)に一定の距離だけ離れた位置に形成されている。各突起3aは、図8(b)において、紙面手前側に突出するように形成されている。各突起3aは、第2のキャビネット2に設けられた各開口2aに挿入され、第2のキャビネット2に対する、文字表示用サイドパネル3の移動を規制する働きを有する。
一対の鉤部3bは、それぞれ、突起状及び略L字状の形状をなし、文字表示用サイドパネル3の長軸L6上に且つ文字表示用サイドパネル3の周縁部近傍に夫々形成されている。また、一対の鉤部3bのうち一方の鉤部3bと、他方の鉤部3bとは、中心軸L7に対して対称的な位置に形成されている。各鉤部3bは、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合させたときに、第1のキャビネット1の鉤部1f及び第2のキャビネット2の鉤部2fと夫々嵌合する。
各鉤部3cは、それぞれ、突起状及び略L字状の形状をなし、図8(b)において略半楕円状の形状を有する部分の周縁部近傍に且つ中心軸L7から文字表示用サイドパネル3の長手方向(左側方向及び右側方向)に一定の間隔だけ離れた位置に形成されている。また、2つの鉤部3cのうち一方の鉤部3cと、他方の鉤部3cとは、中心軸L7に対して対称的な位置に形成されている。さらに、各鉤部3cの位置から中心軸L7までの距離は、各突起3aの位置から中心軸L7までの距離より大きくなっている。各鉤部3cは、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合させたときに、第2のキャビネット2に設けられた各鉤部2bと嵌合する。
各鉤部3dは、図8(b)において略山状の形状を有する部分の周縁部近傍に且つ中心軸L7から文字表示用サイドパネル3の長手方向(左側方向及び右側方向)に一定の間隔だけ離れた位置に形成されている。また、各鉤部3dは、それぞれ、長軸L6に対して、各突起3aと略対称的な位置に形成されている。各鉤部3dは、図8(b)において、紙面手前側に突出するように形成されている。各鉤部3dは、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合させたときに、第1のキャビネット1に設けられた各鉤部1bと嵌合する。
次に、図9及び図10を参照して、金具取付用サイドパネル4の構成について説明する。
図9(b)は、金具取付用サイドパネル4の正面図を示す。図9(a)は、図9(b)において金具取付用サイドパネル4を矢印Y9方向から観察したときの側面図を示す。一方、図9(c)は、図9(b)において金具取付用サイドパネル4を矢印Y9方向と逆の矢印Y8方向から観察したときの側面図を示す。図10(b)は、金具取付用サイドパネル4の背面図を示す。図10(a)は、図10(b)における切断線E−E’に沿った断面図を示す。
金具取付用サイドパネル4は、文字表示用サイドパネル3と略同一の形状を有する。金具取付用サイドパネル4は、文字表示用サイドパネル3と同様に、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合させたときに、図1におけるキャビネット70の長手方向に対する左側面及び右側面のいずれか一方に取り付けられる。具体的には、キャビネット70の長手方向に対する左側面に文字表示用サイドパネル3が取り付けられる場合には、キャビネット70の長手方向に対する右側面には金具取付用サイドパネル4が取り付けられる一方、キャビネット70の長手方向に対する左側面に金具取付用サイドパネル4が取り付けられる場合には、キャビネット70の長手方向に対する右側面には文字表示用サイドパネル3が取り付けられる。
金具取付用サイドパネル4の裏面4y側には、複数の突起4aと、一対の鉤部4b、複数の鉤部4c及び4dなどの各要素が形成されている。それらの各要素は、金具取付用サイドパネル4の裏面4y側において、文字表示用サイドパネル3の裏面3y側に設けられた各要素、即ち、複数の突起3a、一組の鉤部3b、複数の鉤部3c及び3dに対応する位置に形成されている。このため、金具取付用サイドパネル4の当該各要素は、文字表示用サイドパネル3の各要素と同様の機能を有する。
但し、金具取付用サイドパネル4と文字表示用サイドパネル3を比較した場合、金具取付用サイドパネル4は、くの字状の形状をなす溝4g、二対の開口4e、及び1つの開口4fを有する点が文字表示用サイドパネル3と異なっている。溝4gは、金具取付用サイドパネル4の前面4x側に形成され、その溝4gには、図1(d)に示されるように、フレキシブルアーム6の金具部分6aが取り付けられる。
なお、フレキシブルアーム6は、周知の部材であり、本発明のスピーカー装置100を被取付部に取り付ける取付用金具としての役割を果たす。また、フレキシブルアーム6は、被取付部に対するスピーカー装置100の取付角度を自由に調整することができる機能を有している。また、金具部分6aには一対の開口6bが形成されている。図9(b)及び図10(b)において、溝4g内に形成された二対の開口4eのうち一対の開口4eは、金具取付用サイドパネル4の長手方向の中心を通る中心軸L8に対して、他の一対の開口4eと対称的な位置に形成されている。二対の開口4eのうち、いずれか一方の一対の開口4eは、図1(d)に示すように、ボルトを通じてフレキシブルアーム8の金具部分6aを取り付ける際に用いられる。
1つの開口4fは、溝4gの略中央の近傍位置に形成されている。また、1つの開口4fは、金具取付用サイドパネル4をキャビネット70の側面に取り付けたときに、第2のキャビネット2に設けられた開口2gと対応する位置に形成されている。1つの開口4fは、スピーカーユニット50の要素であるボイスコイル14と電気的に接続されたアンプ側の出力配線25をアンプ側に導出する機能を有する。
以上に述べた構成を有する第1のキャビネット1、第2のキャビネット2、文字表示用サイドパネル3及び金具取付用サイドパネル4を各々組み合わせることにより、スピーカーユニット50を収容する筐体が作製される。また、その筐体内にスピーカーユニット50が収容されることにより、図1及び図2に示されるスピーカー装置100が構成される。
(スピーカー装置の作製方法)
次に、上記の適当な図面を参照して、スピーカー装置100の作製方法について説明する。なお、以下に示す作製順序はあくまで一例であり、その順序は適宜変更可能である。
まず、第2のキャビネット2の内側面に取付金具5を取り付ける。具体的には、第2のキャビネット2に設けられた二対の開口2hのうち、任意の一対の開口2hと、取付金具5の一対のボルト取付孔5cとの位置を一致させた状態で、第2のキャビネット2の内側面に取付金具5を取り付ける。このようにして、第2のキャビネット2の内側面に取付金具5が取り付けられた状態が、図2(b)及び図5(b)に夫々示されている。
次に、スピーカーユニット50を第1のキャビネット1の背面側に取り付ける。具体的には、まず、スピーカーユニット50の要素であるフレーム15の適当な位置に設けられた各開口(図示略)と、対応する第1のキャビネット1に設けられた各ボルト取付孔1eとの位置合わせ行い、スピーカーユニット50を、第1のキャビネット1の背面側のグリル1aに対応する位置に配置する。続いて、各ボルトを、第1のキャビネット1の背面側からスピーカーユニット50の各開口に挿通し、その各ボルトを各ボルト取付孔1eに取り付ける。こうして、スピーカーユニット50が第1のキャビネット1の背面側に取り付けられた状態が図2に示されている。
次に、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合して、キャビネット70を作製する。具体的には、第1のキャビネット1の背面側と、第2のキャビネット2の背面側とを対向させつつ、両者を嵌合する。これにより、キャビネット70が作製される。第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とが嵌合した状態が図11(a)及び(b)に夫々示されている。ここで、図11(a)は、図1(c)において矢印Y2方向から観察したときのキャビネット70の右側面図を示している。一方、図11(b)は、図1(c)において矢印Y2方向と逆の矢印Y1方向から観察したときのキャビネット70の左側面図を示している。なお、このとき、スピーカーユニット50の要素であるボイスコイル14と電気的に接続されたアンプ側の出力配線25は、第2のキャビネット2に設けられた一つの開口2gを通じてキャビネット70の外部へ導出しておく。
こうして作製されたキャビネット70を観察すると、図11に示すように、キャビネット70の左側面と、キャビネット70の右側面は同一の形状となっており、また、それらの側面は、文字表示用サイドパネル3の背面側及び金具取付用サイドパネル4の背面側と嵌り合う形状になっている。さらに、キャビネット70の左側面に設けられた鉤部や開口などの各要素は、キャビネット70の右側面に設けられた鉤部や開口などの各要素に対応する位置に配置されている。
次に、ここでは一例として、キャビネット70の長手方向に対する右側面に金具取付用サイドパネル4を取り付ける。勿論、本発明では、金具取付用サイドパネル4をキャビネット70の長手方向に対する左側面に取り付けることは可能である。具体的には、金具取付用サイドパネル4の背面側とキャビネット70の右側面とを対向させ、さらに、その金具取付用サイドパネル4の背面側に設けられた各突起4aを、対応する第2のキャビネット2に設けられた各開口2aに挿入しつつ、その金具取付用サイドパネル4をキャビネット70側に一定の外力で押し込む。これにより、各鉤部4dは、対応する各鉤部1bに嵌合する。また、一対の鉤部4bのうち一方は、一つの鉤部1f及び2fに嵌合すると共に、当該一対の鉤部4bのうち他方も、他の一つの鉤部1f及び2fに嵌合する。また、各鉤部4cは、対応する各鉤部2bに嵌合する。また、開口4fは、開口2gに対応する位置に配置される。なお、このとき、キャビネット70の開口2gを通じて外部へ導出されたアンプ側の出力配線25は、金具取付用サイドパネル4に設けられた1つの開口4fを通じて、その金具取付用サイドパネル4の外部へ導出しておく。こうして、金具取付用サイドパネル4がキャビネット70の右側面に取り付けられた状態が図1(d)に示されている。
次に、図1(d)に示すように、フレキシブルアーム6を金具取付用サイドパネル4の前面4x側に取り付ける。勿論、本発明では、金具取付用サイドパネル4をキャビネット70の右側面に取り付ける前に、予め、その金具取付用サイドパネル4にフレキシブルアーム6を取り付けるようにしても構わない。具体的には、フレキシブルアーム6の金具部分6aに設けられた一対の開口6bと、金具取付用サイドパネル4に設けられた二対の開口のうち、対応する一対の開口4eとの位置を一致させた状態で、その金具部分6aを当該金具取付用サイドパネル4の前面4x側に設けられた溝4gに配置する。その後、各ボルトを、金具取付用サイドパネル4の前面4x側から、金具部分6aに設けられた一対の開口6b、一対の開口4eの順に挿入し、当該各ボルトを、上記した取付金具5の一対のボルト取付孔5cに取り付ける。このようにして、フレキシブルアーム6が金具取付用サイドパネル4に取り付けられた状態が図1(d)に示されている。
次に、キャビネット70の長手方向に対する左側面に文字表示用サイドパネル3を取り付ける。その方法は、キャビネット70の右側面に、上記した金具取付用サイドパネル4を取り付ける方法と全く同様である。これにより、各鉤部3dは、対応する各鉤部1bに嵌合する。また、一対の鉤部3bのうち一方は、一つの鉤部1f及び2fに嵌合すると共に、当該一対の鉤部3bのうち他方も、他の一つの鉤部1f及び2fに嵌合する。こうして、文字表示用サイドパネル3がキャビネット70の左側面に取り付けられた状態が図1(b)に示されている。以上の方法により、図1等に示されるスピーカー装置100が作製される。
(車室内への取付例)
本発明の第1実施例に係るスピーカー装置100は、上記したようにサテライト型スピーカー装置である。このため、一般的な使用方法としては、少なくとも左右チャンネル用の一対のスピーカー装置100を、それぞれ、車室内の後部座席の後方に設けられた左右のリアトリム、或いはアシストグリップなどの部分に吊り下げた状態で用いる。
ここで、車室内への取付方法例について、図12を参照して説明する。図12には、車室内の後部座席87の後方に設けられた左右のリアトリムに、左右チャンネル用の一対のスピーカー装置100が夫々取り付けられた状態が示されている。なお、図12において、符号83は車両のボディを示している。
まずは、破線領域に拡大して示すように、左右チャンネル用の一対のスピーカー装置100、コの字状の断面形状を有する取付金具80、ボルト81、及び、平板状の形状を有するトリム保持用金具82を用意する。
ここで、左チャンネル用のスピーカー装置100a及び右チャンネル用のスピーカー装置100bは、勿論、本発明の第1実施例に係るスピーカー装置100を用いる。左チャンネル用のスピーカー装置100aには、予め、第2のキャビネット2の右内側面(図5(b)の取付金具5と同位置)に取付金具5(以下、「左用取付金具」とも呼ぶ)が取り付けられている。一方、右チャンネル用のスピーカー装置100bの場合には、その逆、即ち、予め第2のキャビネット2の左内側面(図5(b)の取付金具5に対して逆の位置)に取付金具5(以下、「右用取付金具」とも呼ぶ)が取り付けられている。また、左チャンネル用のスピーカー装置100aは、紙面視したときに車室内の右側の空間、換言すれば、車両の進行方向に対して車室内の左側の空間に音波を放射する役割を担う一方、右チャンネル用のスピーカー装置100bは、車両の進行方向に対して車室内の右側の空間に音波を放射する役割を担う。
次に、左右チャンネル用のスピーカー装置100に夫々フレキシブルアーム6を取り付ける。具体的には、まず、左チャンネル用のスピーカー装置100aの場合、それに内蔵された左用取付金具の位置に対応する、金具取付用サイドパネル4の溝4g内にフレキシブルアーム6の金具部分6aを配置し、続いて、金具取付用サイドパネル4の前面4x側から各ボルトを一対の開口6b及び一対の開口4eの順に挿通し、その各ボルトを左チャンネル用取付金具に設けられた一対のボルト取付孔5cに取り付ける。これにより、左チャンネル用のスピーカー装置100aにフレキシブルアーム6が取り付けられる。かかる状態において、スピーカーユニット50とフレキシブルアーム6との位置関係は、次のようになっている。即ち、左チャンネル用のスピーカー装置100aでは、スピーカーユニット50が配置されていないグリル1aの方にフレキシブルアーム6が取り付けられている。また、右チャンネル用のスピーカー装置100の場合も上記同様の方法により、その内部に取り付けられた右用取付金具の位置に対応する、金具取付用サイドパネル4の溝4g内にフレキシブルアーム6の金具部分6aを配置し、続いて、金具取付用サイドパネル4の前面4x側から各ボルトを一対の開口6b及び一対の開口4eの順に挿通し、その各ボルトを右チャンネル用取付金具に設けられた一対のボルト取付孔5cに取り付ける。これにより、右チャンネル用のスピーカー装置100bにフレキシブルアーム6が取り付けられる。かかる状態において、スピーカーユニット50とフレキシブルアーム6との位置関係は、次のようになっている。即ち、右チャンネル用のスピーカー装置100bでは、スピーカーユニット50が配置されていないグリル1aの方にフレキシブルアーム6が取り付けられている。
次に、左右チャンネル用のスピーカー装置100を、それぞれ、車室内の後部座席87の後方に設けられた左リアトリム84a及び右リアトリム84bに夫々取り付ける。その方法について、左チャンネル用のスピーカー装置100aの場合を例にとり説明する。まず、左チャンネル用のスピーカー装置100aに取り付けられたフレキシブルアーム6の一端側に取付金具80をボルトによって取り付ける。次に、図12に示すように、左チャンネル用のスピーカー装置100aのグリル1aが座席側に向くようにフレキシブルアーム6の角度調整を行い、続いて、その取付金具80を左リアトリム84aと車両ボディ83との間に差し込み、続いて、フレキシブルアーム6側から左リアトリム84a側にボルト81を締め込む。これにより、左リアトリム84aは、取付金具80とトリム保持用金具82とによって挟み込まれる。こうして、図12に示すように、左チャンネル用のスピーカー装置100aが車室内の左リアトリム84aに取り付けられる。また、上記同様の方法により、図12に示すように、右チャンネル用のスピーカー装置100bが車室内の右リアトリム84bに取り付けられる。
かかる状態において、左チャンネル用のスピーカー装置100aと、右チャンネル用のスピーカー装置100bとの相対的な配置関係は次のようになっている。図12において、左チャンネル用のスピーカー装置100aに収容された1つのスピーカーユニット50は、その2つのグリル1aのうち紙面左側に位置するグリル1aに対応する位置に存在している。一方、右チャンネル用のスピーカー装置100bに収容された1つのスピーカーユニット50は、その2つのグリル1aのうち紙面右側に位置するグリル1aに対応する位置に存在している。以上に述べた方法により、左右チャンネル用の一対のスピーカー装置100が車室内の後部座席87の後方に設けられた左右のリアトリム84に夫々取り付けられる。
次に、本発明の第1実施例に係るスピーカー装置100の特有の作用効果について説明する。
本発明の第1実施例に係るスピーカー装置100では、音の発生源となるスピーカーユニット50を収容する第1のキャビネット1と、第2のキャビネット2とを嵌合させたときに作製されるキャビネット70において、その長手方向に対する一側面(左側面)とその一側面に対向する他の側面(右側面)とは同一形状に形成されている。また、文字表示用サイドパネル3の裏面3y側と、金具取付用サイドパネル4の裏面4y側とは略同一形状に形成されていると共に、その文字表示用サイドパネル3の裏面3y側、及び、金具取付用サイドパネル4の裏面4y側はキャビネット70の長手方向に対する一側面(左側面)及び他の側面(右側面)の両方に嵌合する形状に形成されている。
このため、車載用のスピーカー装置など、車室内に左右チャンネル用の一対のスピーカー装置を設ける必要がある場合に、特に、次のような利点を有する。
即ち、キャビネット70の長手方向に対する左側面に文字表示用サイドパネル3又は金具取付用サイドパネル4を取り付けることにより、また、それに対応してキャビネット70の長手方向に対する右側面に金具取付用サイドパネル4又は文字表示用サイドパネル3を取り付けることにより、容易に、左右チャンネル用の一対のスピーカー装置を構成することができる。換言すれば、第1のキャビネット1、第2のキャビネット2、文字表示用サイドパネル3及び取付金具用サイドパネル4の各構成部品を、左チャンネル用のスピーカー装置と右チャンネル用のスピーカー装置とで共用することができる。よって、本発明によれば、上記に対応する各構成部品を共用することのできないタイプのスピーカー装置と比べて、上記各構成部品を作製するための金型の部品点数を削減することができる。また、上記各構成部品の点数を減らすことができるので、当該各構成部品単位での管理が容易になる。
また、第2のキャビネット2の一側面及びその一側面に対向する他の側面には、スピーカーユニット50のボイスコイル14と電気的に接続されたアンプ側の出力配線25を外部へ導出するための2つの開口2gが形成さている。これにより、スピーカーユニット50のボイスコイル14と電気的に接続されたアンプ側の出力配線25を各開口2gを通じて外部へ導出することができる。よって、当該出力配線25とアンプ側の出力端子との接続が可能となる。また、第2のキャビネット2の前記一側面に形成された開口2gは、第2のキャビネット2の前記他の側面に形成された開口2gに対応する位置に形成されている。このため、当該出力配線25を前記一側面に形成された開口2gを通じて外部へ導出することができる一方、その反対に、当該出力配線25を前記他の側面に形成された開口2gを通じて外部へ導出することができる。よって、左チャンネル用のスピーカー装置100aと、右チャンネル用のスピーカー装置100bとで当該出力配線25の外部への導出方向を異ならせる必要がある場合に、これを実現できる。つまり、左チャンネル用のスピーカー装置100aと、右チャンネル用のスピーカー装置100bとで当該出力配線25を外部へ導出させるときに当該各開口2gを共用できる。
また、金具取付用サイドパネル4は、当該金具取付用サイドパネル4をキャビネット70の一側面又は他の側面に取り付けたときに、第2のキャビネット2の各開口2gに対応する位置に1つの開口4fを有している。これにより、スピーカーユニット50のボイスコイル14と電気的に接続されたアンプ側の出力配線25を、第2のキャビネット2の開口2g、金具取付用サイドパネル4の開口4fを通じて外部へと導出することができる。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例に係るスピーカー装置の構成等について説明する。
本発明の第2実施例に係るスピーカー装置は、上記第1実施例と略同様の構成である。但し、第2実施例では、第1実施例に係るスピーカー装置100にバスレフダクトを設けて、バスレフ型スピーカー装置を構成するようにしている点が上記第1実施例と異なっている。このため、以下では、図13及び図14等を参照して、その異なる点について説明する。なお、図13及び図14において、第1実施例と同一の要素については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図13は、本発明の第2実施例に係るスピーカー装置を正面方向、背面方向、左側面及び右側面方向から夫々観察したときの各図を示す。なお、図13において、文字表示用サイドパネル33以外の各要素、即ち、第1のキャビネット1、第2のキャビネット2及び金具取付用サイドパネル4の構成は図1と同様である。図13(c)はスピーカー装置200の正面図を、また、図13(a)は、スピーカー装置200の背面図を夫々示す。図13(b)は、図13(a)におけるスピーカー装置200を矢印Y1方向から観察したときの左側面図を示す。図13(d)は、図13(a)におけるスピーカー装置用200を矢印Y1方向と逆の矢印Y2方向から観察したときの右側面図を示す。
また、図14(b)は、第2実施例に係る文字表示用サイドパネル33の正面図を示す。図14(a)は、図14(b)において文字表示用サイドパネル33を矢印Y6方向から観察したときの側面図を示す。一方、図14(c)は、図14(b)において文字表示用サイドパネル33を矢印Y6方向と逆の矢印Y7方向から観察したときの側面図を示す。
第2実施例は、文字表示用サイドパネル33の構成のみが第1実施例と異なっている。即ち、第2実施例に係る文字表用サイドパネル33は、図示のように円筒状のバスレフダクト3hを有している。バスレフダクト3hは、文字表示用サイドパネル33の裏面側から突出するように形成されている。また、文字表示用サイドパネル33と金具取付用サイドパネル4を比較してわかるように、バスレフダクト3hは、当該金具取付用サイドパネル4に設けられた開口4fに対応する位置に形成されている。また、バスレフダクト3hは、第1のキャビネット1と第2のキャビネット2とを嵌合させることにより作製されるキャビネット70の長手方向に対する左側面又は右側面に文字表示用サイドパネル33を取り付けたときに、第2のキャビネット2の左側面又は右側面に設けられた開口2gに対応する位置に形成されている。バスレフダクト3hは、第2のキャビネット2に設けられた2つの開口2gのうち一方の開口2gに挿入された状態で用いられる。なお、このとき、他方の開口2gは、スピーカーユニット50の要素であるボイスコイル14と電気的に接続されたアンプ側の出力配線25を外部へ導出させる開口として用いられる。このような構成を有する文字表示用サイドパネル33が、キャビネット70の長手方向に対する左側面に取り付けられた状態が図13(c)に示されている。
第2実施例に係るスピーカー装置200では、その駆動時、スピーカーユニット50の要素である振動板17の前面側から放射された音波は一方のグリル1aを通過して外部へ放射される一方、その振動板17の背面側から放射された音波はバスレフダクト3hを通じて外部へ放射される。つまり、第2実施例に係るスピーカー装置200は、バスレフ型スピーカー装置を構成している。
以上のような構成を有する第2実施例では、次のような作用効果を奏する。
即ち、第2実施例に係るスピーカー装置200において、文字表示用サイドパネル33は、キャビネット70の長手方向に対する一側面(左側面)及びその一側面に対向する他の側面(右側面)に形成された第2のキャビネット2の各開口2gと対応する位置にバスレフダクト3hを有している。このため、文字表示用サイドパネル33をキャビネット70の一側面(左側面)に取り付けたときには、当該一側面側にバスレフダクト3hを設けることができる一方、その反対に、文字表示用サイドパネル33をキャビネット70の他の側面(右側面)に取り付けたときには、当該他の側面にバスレフダクト3hを設けることができる。よって、左チャンネル用のスピーカー装置100aと、右チャンネル用のスピーカー装置100bとでバスレフダクト3hを共用できる。これにより、キャビネット70の一側面(左側面)に文字表示用サイドパネル33又は金具取付用サイドパネル4を取り付けることにより、また、それに対応してキャビネット70の長手方向の他の側面(右側面)に金具取付用サイドパネル4又は文字表示用サイドパネル33を取り付けることにより、容易に、左右チャンネル用の一対のバスレフ型スピーカー装置を構成することができる。なお、第2実施例におけるその他の作用効果は、上記の第1実施例の作用効果と同様である。
[変形例]
上記の第1及び第2実施例では、1つのグリル1aに対応する位置に1つのスピーカーユニット50を設けるようにしたが、これに限らず、本発明では、2つのグリル1aに対応する位置にそれぞれスピーカーユニット50を設けるようにしても構わない。
本発明の第1実施例に係るスピーカー装置の正面図、背面図、左側面図及び右側面図を示す。 図1における各切断線に沿ったスピーカー装置の断面図を示す。 第1実施例に係る第1のキャビネットの正面図及び背面図を示す。 第1実施例に係る第1のキャビネットの側面図及び断面図を示す。 第1実施例に係る第2のキャビネットの正面図及び背面図等を示す。 第1実施例に係る第2のキャビネットの左側面図及び右側面を示す。 第1実施例に係る文字表示用サイドパネルの正面図及び各側面図を示す。 第1実施例に係る文字表示用サイドパネルの背面図及び断面図を示す。 第1実施例に係る金具取付用サイドパネルの正面図及び各側面図を示す。 第1実施例に係る金具取付用サイドパネルの背面図及び断面図を示す。 第1実施例に係るキャビネットの左側面図及び右側面図を示す。 第1実施例に係るスピーカー装置の車室内への取付例を示す。 本発明の第2実施例に係るスピーカー装置の正面図、背面図、左側面図及び右側面図を示す。 第2実施例に係る文字表示用サイドパネルの正面図及び各側面図を示す。
符号の説明
1 第1のキャビネット
2 第2のキャビネット
3、33 文字表示用サイドパネル
3h バスレフダクト
4 金具取付用サイドパネル
5 取付金具
6 フレキシブルアーム
50 スピーカーユニット
70 キャビネット
84 リアトリム
100、200 スピーカー装置

Claims (6)

  1. スピーカーユニットが取り付けられる第1のキャビネットと、
    前記第1のキャビネットと嵌合する第2のキャビネットと、
    前記第1のキャビネットと前記第2のキャビネットとを嵌合させたときに前記第1のキャビネット及び前記第2のキャビネットの一側面又は前記一側面と対向する他の側面に取り付けられる第1及び第2のサイドパネルとを、備え、
    前記一側面と前記他の側面は同一形状に形成されており、前記第1のサイドパネル及び前記第2のサイドパネルの各々は、前記一側面及び前記他の側面と嵌合する形状に形成されていることを特徴とするスピーカー装置。
  2. 前記第2のキャビネットの前記一側面及び前記他の側面には、前記スピーカーユニットのボイスコイルと電気的に接続された配線を外部へ導出するための開口が形成さていると共に、前記一側面に形成された開口は、前記他の側面に形成された開口に対応する位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
  3. 前記第2のサイドパネルは、当該第2のサイドパネルを前記一側面又は前記他の側面に取り付けたときに、前記開口に対応する位置に開口を有することを特徴とする請求項2に記載のスピーカー装置。
  4. 前記第2のキャビネットは、被取付部へ取り付けるための取付用金具が取り付けられる取付部分を有することを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
  5. 前記一側面又は前記他の側面に取り付けられる側の前記第1のサイドパネルの形状は、前記一側面又は前記他の側面に取り付けられる側の前記第2のサイドパネルの形状と略同一になっていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
  6. 前記第1のサイドパネルは、前記一側面及び前記他の側面に形成された前記開口と対応する位置にバスレフダクトを有することを特徴とする請求項1に記載のスピーカー装置。
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