JP2006310343A - カラー固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色再現性を高レベルで保ち、さらにスミア特性、感度特性の優れたカラー固体撮像装置を提供する。
【解決手段】半導体基板20には受光部3があり、さらに受光部3に隣接して読み出し領域5および転送領域4が形成されている。第1透明膜8の上には受光部3に対峙するように、上に凸形状の層内レンズ9を設ける。色フィルタ11の上には第3透明膜22と、その上には受光部3、層内レンズ9、色フィルタ11と対峙するようにトップレンズ13を設ける。入射光は、トップレンズ13および層内レンズ9より集光して受光部3に到達するが、青用受光部3B、緑用受光部3G、赤用受光部3Rは基板内の深さ方向に対して、それぞれ異なる位置に形成する。各色の集光位置をずらすために、凸形状からなる層内レンズの曲率を変える。青用トップレンズ13B、緑用トップレンズ13G、赤用トップレンズ13Rのレンズ形状およびレンズ曲率は同一にする。
【選択図】図1

Description

本発明はスミア特性、色再現性に優れたカラー固体撮像装置に関する。
CCD(電荷転送素子)やCMOSイメージャなどの半導体を用いて、カラー固体撮像装置を作るときには、画素毎にR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色光のうち各原色光透過用色フィルタの配置を、互いに異なる原色光透過用色フィルタが隣接するような所謂市松パターンに設定し、露光マスクなどを用いて色フィルタを印刷、配置することにより構成する。
しかしながら、このような原色光透過用色フィルタの分光特性は、所定値以上の分光透過率が得られる波長領域がかなり広がった特性であり、B透過用色フィルタとG透過用色フィルタの間、及びG透過用色フィルタとR透過用色フィルタの間は所定値以上の分光透過率が得られる波長領域がかなり重なっている。
この結果、各色が交じり合う混色を起こし、カラー信号の劣化を引き起こすという課題を有している。
そこで、特許文献1を参照しながら、より波長選択性の高く混色の少ない分光特性を高めたカラー固体撮像装置について説明する。
図2はカラー固体撮像装置の構造断面図であり、シリコン基板111には、水平方向(基板表面に対して平行方向)の互いに異なる位置に、B用光電変換領域112Bと、G用光電変換領域112Gと、R用光電変換領域112Rとが互いに異なる深さで形成されている。
ここで、後述する理由により、B用光電変換領域112Bは、シリコン基板111の表面から深さD1で形成され、G用光電変換領域112Gは、シリコン基板111の表面から深さD1〜(D1+D2)の範囲内に形成されている。
また、R用光電変換領域112Rは、シリコン基板111の表面から深さ(D1+D2)〜(D1+D2+D3)の範囲内に形成されている。
上記のB用光電変換領域112Bと、G用光電変換領域112Gと、R用光電変換領域12Rとが形成されたシリコン基板111上には、配線層及び層間膜113が形成され、更にその配線層及び層間膜113上に、B用色フィルタ114B、G用色フィルタ114G及びR用色フィルタ114Rが、それぞれ対応するB用光電変換領域112B、G用光電変換領域112G及びR用光電変換領域112Rと垂直方向に整列するように配置形成されている。
B用色フィルタ114Bは、入射光から青色光を波長選択する色フィルタであり、G用色フィルタ114Gは、入射光から緑色光を波長選択する色フィルタであり、R用色フィルタ114Rは、入射光から赤色光を波長選択する色フィルタであり、これらは共通の透光性の保護膜115により被覆されて保護される。
この構造は、3つの原色光の各色フィルタ、すなわちB用色フィルタ114B、G用色フィルタ114G及びR用色フィルタ114Rと共に、シリコン基板111の光吸収特性を利用して、各原色光用の色フィルタの分光特性を向上させるようにした点に特徴がある。
深さの値はR、G、Bのピーク波長をどこにとるかによるが、図2では例えば、D1は0〜0.5μm、D2は0.5〜1.2μm、D3は1.2〜3.0μmなどのように設定してある。
特開2004−319610号公報
しかしながら、従来技術のカラー固体撮像装置は基板深さ方向の異なる位置に光電変換領域があり、トップレンズ、層内レンズで光を集めても受光部に到達する光量にばらつきが生じる。
このため、カラー固体撮像装置の感度特性、スミア特性が悪化するという課題を有していた。
前記問題に鑑み、本発明は色再現性を高レベルで保ち、さらにスミア特性、感度特性の優れたカラー固体撮像装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明のカラー固体撮像装置は、入射光から各色に応じた複数の色フィルタにより波長選択された光を光電変換する複数の受光素子と、受光素子に対峙するように複数の層内レンズ、トップレンズを設け、受光素子は対峙する色フィルタに応じて異なる位置にあり、層内レンズは対峙する色フィルタに応じて異なるレンズ曲率を備え、すべてのトップレンズは同一のレンズ曲率と大きさを備えた、ことを特徴とするものである。
なお、本発明のカラー固体撮像装置は、色フィルタは青用色フィルタ、緑用色フィルタ、赤用色フィルタであり、青用色フィルタには青用受光素子と青用層内レンズが、緑用色フィルタには緑用受光素子と緑用層内レンズと、赤用色フィルタには赤用受光素子と赤用層内レンズがそれぞれ対峙した位置にあり、青用受光素子は、少なくとも赤用受光素子より基板に対して浅い位置にあり、赤用受光素子は、少なくとも青用受光素子より前記基板に対して深い位置にあり、緑用受光素子は、赤用受光素子と青用受光素子との中間の位置、あるいは赤用受光素子、青用受光素子のいずれかと同じ深さ位置にあり、青用層内レンズは、少なくとも赤用層内レンズよりレンズ曲率が大きく、赤用層内レンズは、少なくとも青用層内レンズよりレンズ曲率が小さく、緑用層内レンズは、赤用層内レンズと青用層内レンズと中間のレンズ曲率、あるいは赤用層内レンズ、青用層内レンズのいずれかと同じレンズ曲率であることがより好ましい。
なお、本発明に係るカラー固体撮像装置は、受光素子に隣接して読み出し領域、転送領域があり、すべての転送領域は基板に対して同じ深さ位置にあり、赤用受光素子、緑用受光素子に隣接した読み出し領域は、基板に対して深い位置に高濃度不純物領域を備えていることがより好ましい。
なお、本発明に係るカラー固体撮像装置は、層内レンズは上方向に凸形状を備えた層内レンズであることがより好ましい。
本発明に係るカラー固体撮像装置は、色再現性を向上しつつ集光レンズを設けることで感度の向上およびスミアの改善を行なうことができる。
さらに、ブルーミングが発生せず、読み出し電圧の上昇を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態に係るカラー固体撮像装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るカラー固体撮像装置を示した構造断面図である。
まず、半導体基板20には受光部3があり、さらに受光部3に隣接して読み出し領域5および転送領域4が形成されている。
転送領域4の上にはゲート絶縁膜21を介して転送電極2があり、さらに転送電極2を覆うように層間絶縁膜15を形成する。なお、ゲート絶縁膜21はSiO2単層あるいはSiO2とSiNの複層膜などを用いる。
また、転送電極2、層間絶縁膜15の上は、受光部3上に開口部6ができるように遮光膜7を形成する。
また、転送電極2により生じた段差を平坦にするため、遮光膜7、開口部6上には第1透明膜8を形成する。
さらに、第1透明膜8の上には受光部3に対峙するように、上に凸形状の層内レンズ9を設ける。
なお、層内レンズ9は第1透明膜8の一部をエッチングし、第1透明膜8の一部を層内レンズ9としても良い。
さらに、層内レンズ9により生じた段差を平坦にするため第2透明膜10を形成し、その上には受光部3、層内レンズ9に対峙するように色フィルタ11を設ける。
さらに、色フィルタ11の上には第3透明膜22と、その上には受光部3、層内レンズ9、色フィルタ11と対峙するようにトップレンズ13を設ける。
なお、トップレンズ13は第3透明膜22の一部をエッチングし、第3透明膜22の一部をトップレンズ13としても良い。
次に、色フィルタ11の詳細について説明する。
色フィルタ11は原色フィルタであり青用色フィルタ11B、緑用色フィルタ11G、赤用色フィルタ11Rから構成されている。
青用色フィルタ11Bに対峙するように基板20内に青用受光部3Bがあり、青用受光部3Bの上には、青用層内レンズ9Bおよび青用トップレンズ13Bを備えている。
さらに、青用受光部3Bに隣接して、基板20内には青用読み出し領域5Bとおよび青用転送領域4Bを備えている。
また、緑用色フィルタ11Gに対峙するように基板20内に緑用受光部3Gがあり、緑用受光部3Gの上には、緑用層内レンズ9Gおよび緑用トップレンズ13Gを備えている。
さらに、緑用受光部3Gに隣接して、基板20内には緑用読み出し領域5Gとおよび緑用転送領域4Gを備えている。
また、赤用色フィルタ11Rに対峙するように基板20内に赤用受光部3Rがあり、赤用受光部3Rの上には赤用層内レンズ9Rおよび赤用トップレンズ13Rを備えている。
さらに、赤用受光部3Rに隣接して、基板20内には赤用読み出し領域5Rとおよび赤用転送領域4Rを備えている。
次に、受光部3の形成位置の詳細について説明する。
本実施形態では、基板20の水平方向(基板表面に対して平行方向)の互いに異なる位置に、青用受光部3Bと、緑用受光部3Gと、赤用受光部3Rとが互いに異なる深さで形成されている。
具体的には、青用受光部3Bは、シリコン基板20の表面から深さD1で形成され、緑用受光部3Gは、基板20の表面から深さD1〜(D1+D2)の範囲内に形成されている。また、赤用受光部3Rは、シリコン基板20の表面から深さ(D1+D2)〜(D1+D2+D3)の範囲内に形成されている。
すなわち、3つの原色光の各フィルタである青用色フィルタ11B、緑用色フィルタ11G 及び赤用色フィルタ11Rと共に、基板20の光吸収特性を利用して、各原色光用のフィルタの分光特性を向上させるようにした点に特徴があり、シリコンの光吸収特性を利用し、各原色光用のフォトダイオードに波長選択性を持たせるようにしたものである。
通常、イメージセンサのフォトダイオード(光電変換領域)の特性は、R,G,Bの画素で同じであるので、3原色光の波長領域のうち、波長0.45μm付近を中心とする青色光波長領域の吸収係数が最も大きく、波長0.64μm 付近を中心とする赤色光波長領域の吸収係数が最も小さく、波長0.53μm付近を中心とする緑色光波長領域の吸収係数がそれらの中間である。
そこで、基板20において吸収係数が最も大きな青色光が入射する青用受光部3Bを最も浅く形成し、吸収係数が最も小さな赤色光が入射する赤用受光部3Rを一番深く形成し、緑用受光部3Gはその間の深さで形成する。
深さの値はR,G,Bのピーク波長をどこにとるかによるが、図1では例えば、D1は0〜0.5μm 、D2は0.5〜1.2μm、D3は1.2〜3.0μmなどのように設定
してある。
これにより、青用受光部3Bには青用色フィルタ11B及びシリコン基板11の光吸収特性との組合せにより、青色光の波長に対して急峻なピークを持つようなフィルタ特性が付与された青色光が入射して光電変換される。
同様に、緑用受光部3Gには緑用色フィルタ11G及びシリコン基板11の光吸収特性との組合せにより、緑色光の波長に対して急峻なピークを持つようなフィルタ特性が付与された緑色光が入射して光電変換される。
さらに、赤用受光部3Rには赤用色フィルタ11R及びシリコン基板11の光吸収特性との組合せにより、赤色光の波長に対して急峻なピークを持つようなフィルタ特性が付与された赤色光が入射して光電変換される。
したがって、各受光部3に入射する光の波長選択性が向上するため混色の影響を低減できる。
なお、青用色フィルタ11B、緑用色フィルタ11G及び赤用色フィルタ11Rの形成位置をすべて変えることは、カラー固体撮像装置の製造工程が複雑になる。
そこで、製造工程の簡略化を考慮して、少なくともシリコンの光吸収特性が大きく異なる青用色フィルタ11Bと赤用色フィルタ11Rの形成位置を変えて、緑用色フィルタ11Gの形成位置は青用色フィルタ11Bあるいは赤用色フィルタ11Rと同位置に形成したとしても、本発明の特性効果は十分に得ることが出来る。
つぎに、層内レンズおよびトップレンズの詳細について説明する。
カラー固体撮像装置への入射光は、トップレンズ13および層内レンズ9より集光して受光部3に到達するが、本実施形態は青用受光部3B、緑用受光部3G、赤用受光部3Rは基板内の深さ方向に対して、それぞれ異なる位置に形成されている。
このため、本実施形態では各色の集光位置をずらすために、凸形状からなる層内レンズの曲率を変える。
具体的には、青用受光部3Bは各色のなかで基板の深さ方向に対して最も浅い位置に設けているため、青用層内レンズ9Bは曲率を大きくして、光焦点距離を短くする。
また、赤用受光部3Rは各色のなかで基板の深さ方向に対して最も深い位置に設けているため、赤用層内レンズ9Rの曲率を小さくして、光焦点距離を長くする。
また、緑用受光部3Gは、基板の深さ方向に対して青用受光部3Bと赤用受光部3Rの中間位置に設けているため、緑用層内レンズ9Gの曲率は青用層内レンズ9Bの曲率と赤用層内レンズ9Rの曲率との中間値にする。
このように、青用受光部3B、緑用受光部3G、赤用受光部3Rは基板内の深さ方向に対して集光位置をずらすことにより、受光部3に到達せず転送領域4に侵入する漏れ光を防ぎ、スミア特性を向上させることが出来る。
また、トップレンズ13により屈折した光を層内レンズ9により集光し、それぞれ受光部3の形成位置にあわせて光を到達させることが出来るため、感度特性も向上させることが出来る。
一方、本発明では青用トップレンズ13B、緑用トップレンズ13G、赤用トップレンズ13Rのレンズ形状およびレンズ曲率は同一にする。
このようにトップレンズ13のレンズ形状、レンズ曲率を同一にすることにより、受光部3に到達する光量を各色同一となり、特定の色が暗くなるという画像不良を防ぐことが出来る。
すなわち、本発明に係るカラー固体撮像装置では、青用受光部3B、緑用受光部3G、赤用受光部3Rの形成位置が異なることに対して、層内レンズ9のみで集光位置をずらし、トップレンズ13は同一サイズ、同一曲率とすることより、スミア特性と感度特性の両方に対して、優れた特性を得ることが出来る。
なお、図1に示した本実施形態では、各色の層内レンズ9はレンズ高さを一定であり、レンズ径のみを変えてレンズ曲率を変えている。
しかし、レンズ径が一定でありレンズ高さのみ変化させる方法や、レンズ高さおよびレンズ径の両方ともを変化させる方法を用いても良い。
また、少なくとも基板20の光吸収特性が大きく異なる青用色フィルタ11Bと赤用色フィルタ11Rの形成位置を変えて、緑用色フィルタ11Gは青用色フィルタ11Bまたは赤用色フィルタ11Rと同位置に形成した場合は、緑用層内レンズ9Gは青用層内レンズ9Bまたは赤用層内レンズ9Rと同一サイズ、同一曲率とする。
次に、読み出し領域の詳細について説明する。
本実施形態は、青用受光部3B、緑用受光部3G、赤用受光部3Rは、基板20内の深さ方向に対してそれぞれ異なる位置にあるが、転送領域4は同一位置にあり、具体的には基板20表面の浅い位置に設けている。
転送領域4を基板20表面の浅い位置に形成することにより、転送領域4に光が侵入しスミア特性の劣化を防ぐことが出来る。
一方、読み出し領域5は、青用受光部3B、緑用受光部3G、赤用受光部3Rが、基板内の深さ方向に対してそれぞれ異なる位置にあるため、各色に対応する読み出し領域5の基板深さ方向に対する読み出し領域長さ23を変えて、受光部3から転送領域4に電荷が移動できるようにする。
具体的には、赤用読み出し領域5Rは、赤用受光部3Rが最も基板の深い位置にあるため、読み出し領域長さ23Rは各色の中で最も長くなる。
また、青用読み出し領域5Bは、青用受光部3Bが最も基板の浅い位置にあるため、読み出し領域長さ23Bは各色の中で最も短くなる。
また、緑用読み出し領域5Gは、緑用受光部3Gが青用受光部3B、赤用受光部3Rの間にあるため、読み出し領域長さ23Gは各色の間となる。
さらに、赤用読み出し領域5R、緑用読み出し領域5Gには、基板20に対して深い位置に高濃度不純物領域30を形成する。
この構造により、基板20の深い位置にある受光部3R、3Gに生じた信号電荷が読み出し領域5R、5Gに移動する際に電荷漏れを防ぐことが出来る。
さらに、読み出し領域5は不純物濃度が高濃度ではないため、信号電荷は読み出し領域5内を高速に移動することが出来る。
すなわち、転送電圧が上昇せず、さらに極端に強い光が受光部3の一部の画素に入射したときに、信号電荷が周辺にあふれ出さないため、光が入射していない部分も明るく見える現象も発生せず、いわゆるブルーミング現象を抑制することが出来る。
次に、本発明の実施形態に係るカラー固体撮像装置の製造方法について説明する。
まず、基板20にイオン注入等で受光部3、読み出し領域5、転送領域4となる
不純物拡散層を形成する。
その後、熱酸化やCVD法によりゲート絶縁膜21を堆積させる。
このゲート絶縁膜21は酸化膜単層でも酸化膜とチッ化膜等2層以上の積層膜でも良い。
この後、第1の転送電極をCVD法により堆積させ、フォトリソグラフィーとエッチングプロセス等によりパターンを形成させる。
その後、層間絶縁膜を熱酸化やCVD法により堆積させた後、第2の転送電極をCVD法により堆積させ、フォトリソグラフィーとエッチングプロセス等によりパターンを形成させる。
そして、これらゲートを熱酸化やCVD法により覆いその上部および受光部3上の遮光開口部6以外の領域に遮光膜15を形成する。
この後、BPSG等のリフロー膜を堆積させリフローするかまたはCMP等で第1透明膜8を形成する。
その後、受光部3上にP−SiN等の膜を堆積し、フォトリソグラフィーとエッチングプロセス等で凸形状の層内レンズ9を形成する。
この後、BPSG等のリフロー膜を堆積させリフローするかまたはCMP等で第2透明膜10を形成する。
次に、色フィルタ11をカラーレジスト塗布や染色法により形成する。
次に、透明樹脂等で上部が平坦になるように形成し、第3透明膜22を形成する。
なお、第3透明膜22は透明樹脂の単層構造でもよいが、透明樹脂とCVD法等による絶縁膜との多層構造でもよい。
最後に、トップレンズ13をレジスト熱リフロー転写や熱溶融性樹脂により形成する。
以上の工程により、本発明のカラー固体撮像装置を製造する。
なお、本実施形態では、層内レンズ9は上方向に凸形状を備えたレンズを用いている。
この形状により、トップレンズにより集められた光を層内レンズ9によりさらに光を集
光させて、受光部に光を到達させることが出来る。
なお、本発明に層内レンズ9に凹形状(下方向に凸形状)を備えたレンズを用いても、本発明の効果を得ることが出来る。
具体的には、凹形状(下方向に凸形状)を備えた層内レンズ9を用いると、受光部3に到達する光の入射角は基板に対して垂直になるため、スミア特性に対して特に優れた特性を得ることが出来る。
本発明にかかるカラー固体撮像装置は、色再現特性とともに、スミア特性、感度特性に優れ、転送電圧の上昇やブルーミング現象の発生を防ぎ、情報通信機器に用いるカラー固体撮像装置の製造方法として有用である。
本発明の実施形態に係るカラー固体撮像装置を示す構造断面図 従来技術のカラー固体撮像装置を示す構造断面図
符号の説明
2 転送電極
3 受光部
5 読み出し領域
6 開口部
7 遮光膜
8 第1透明膜
9 層内レンズ
10 第2透明膜
11 色フィルタ
13 トップレンズ
15 層間絶縁膜
20 基板
21 ゲート絶縁膜
23 読み出し領域長さ
30 高濃度不純物領域

Claims (4)

  1. 入射光から各色に応じた複数の色フィルタにより波長選択された光を光電変換する複数の受光素子と、前記受光素子に対峙するように複数の層内レンズ、トップレンズを設け、
    前記受光素子は対峙する前記色フィルタに応じて異なる位置にあり、
    前記層内レンズは対峙する前記色フィルタに応じて異なるレンズ曲率を備え、
    すべての前記トップレンズは同一のレンズ曲率と大きさを備えた、ことを特徴とするカラー固体撮像装置。
  2. 前記色フィルタは青用色フィルタ、緑用色フィルタ、赤用色フィルタであり、
    前記青用色フィルタには青用受光素子と青用層内レンズが、前記緑用色フィルタには緑用受光素子と緑用層内レンズと、前記赤用色フィルタには赤用受光素子と赤用層内レンズがそれぞれ対峙した位置にあり、
    前記青用受光素子は、少なくとも前記赤用受光素子より前記基板に対して浅い位置にあり、
    前記赤用受光素子は、少なくとも前記青用受光素子より前記基板に対して深い位置にあり、
    前記緑用受光素子は、前記赤用受光素子と青用受光素子との中間の位置、あるいは前記赤用受光素子、青用受光素子のいずれかと同じ深さ位置にあり、
    前記青用層内レンズは、少なくとも前記赤用層内レンズよりレンズ曲率が大きく、
    前記赤用層内レンズは、少なくとも前記青用層内レンズよりレンズ曲率が小さく、
    前記緑用層内レンズは、前記赤用層内レンズと前記青用層内レンズと中間のレンズ曲率、あるいは前記赤用層内レンズ、前記青用層内レンズのいずれかと同じレンズ曲率である、ことを特徴とする請求項1記載のカラー固体撮像装置。
  3. 前記受光素子に隣接して読み出し領域、転送領域があり、
    すべての前記転送領域は前記基板に対して同じ深さ位置にあり、
    前記赤用受光素子、前記緑用受光素子に隣接した前記読み出し領域は、前記基板に対して深い位置に高濃度不純物領域を備えたことを特徴とする請求項1あるいは2記載のカラー固体撮像装置。
  4. 前記層内レンズは上方向に凸形状を備えた前記層内レンズであることを特徴とする請求項1または2記載のカラー固体撮像装置。
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