JP2006310127A - シールド導電路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シールドパイプの外周に他部材を存在させることなく、シールドパイプの端部に可撓性シールド部材を接続でき、かつ防水も強化しうる構成を提供する。
【解決手段】 シールド導電路Waは、金属製のシールドパイプ10と、シールドパイプ10の端部に接続された筒状の可撓性シールド部材20と、シールドパイプ10と可撓性シールド部材20に挿通されることでシールドされる電線30とを備えている。シールドパイプ10の筒内には、複数本の電線30を囲むように支持部材40が配され、可撓性シールド部材20が、シールドパイプ10の筒内において、当該シールドパイプ10と支持部材40とにより挟持されている。
【選択図】 図1
Description
導体を絶縁被覆で包囲してなる複数本の電線と、
前記複数本の電線が挿通される金属製パイプからなる第1シールド部材と、
前記第1シールド部材と隣接して配され、前記複数本の電線の周囲を覆うように構成される可撓性を有する第2シールド部材と、
を備え、
前記第1シールド部材の筒内において、前記複数本の電線を囲むように支持部材が配され、前記第2シールド部材が、前記第1シールド部材の筒内において、当該第1シールド部材と前記支持部材とにより挟持されていることを特徴とする。
前記支持部材は、インサート成形によって前記複数本の電線に固定されていることを特徴とする。
前記第1シールド部材における前記第2シールド部材を挟持する部分がカシメ加工されていることを特徴とする。
請求項1の構成によれば、第1シールド部材と第2シールド部材の接続手段として、第1シールド部材の筒内に支持部材を設け、その支持部材と第1シールド部材との間で第2シールド部材を挟み付けるようにしたので、第1シールド部材の外周には接続用の他部材が存在せずにすっきりとした構成となる。
また、第1シールド部材の筒内が、当該第1シールド部材と第2シールド部材とを接続する接続位置となるため、より奥まった位置で接続がなされる構成となり、接続位置付近の防水がより強化される。
さらに、第1シールド部材の筒内において両シールド部材が接続される構成となるため、振動や衝撃に強い接続構造となる。即ち、何らかの外力(例えば、石とびなどによる外力)が外側から付加されたとしても、金属製の第1シールド部材によって両シールド部材の接続位置が強固に保護され、安定保持がなされることとなる。
請求項2の構成のように、インサート成形によって支持部材を複数本の電線に固定する構成とすれば、支持部材を簡易に構成でき、かつ支持部材と複数の電線との位置合わせを容易に行うことができる。
請求項3の構成のように、第1シールド部材における第2シールド部材を挟持する部分をカシメ加工する構成とすれば、第1シールド部材の外側に他部材を介在させることなく両シールド部材及び支持部材を簡易にかつ強固に固定できる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図面を参照して説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態のシールド導電路Waは、例えば、電気自動車の動力回路として用いられるものであり、一括シールド機能と電線保護機能を兼ね備えるシールドパイプ10(シールドパイプ10は第1シールド部材に相当する)と、一括シールド機能を有する可撓性シールド部材20と、複数本のノンシールドタイプの電線30とを備えて構成されるものである。
可撓性シールド部材20は、特許請求の範囲でいう第2シールド部材に相当するものであり、金属製(例えば、銅合金製)の素線を網目状に編んだ筒状の編組線からなり、自在に曲げ変形することができる。可撓性シールド部材20の前端部(図1における左側の端部)は、後述する接続手段により、シールドパイプ10の後端部に対して導通可能に接続されている。
図1に示すように、本実施形態では、シールドパイプ10と可撓性シールド部材20を接続する接続手段として支持部材40が用いられている。
図3は、電線30に支持部材40をインサート成形した一体部品50を示す図であり、図4は、図3のB−B位置で切断した断面図である。支持部材40は、図3、図4に示すように、樹脂材料のインサート成形により、複数本の電線30に固定されている。このインサート成形では、樹脂材料からなる樹脂部41の外周部に、金属製のカシメ下敷きリング42が当該樹脂部41と一体的に形成されており、この樹脂部41とカシメ下敷きリング42により支持部材40が構成されている。カシメ下敷きリング42の外周面と、支持部材40におけるカシメ下敷きリング42が設けられない位置の外周面とは略面一として構成されている。
実施形態2について、図6を参照して説明する。図6は、実施形態2に係るシールド導電路を例示する断面図である。
本実施形態2は、可撓性シールド部材20におけるシールドパイプ10との接続部分の形状(即ち支持部材の形状)を上記実施形態1とは異なる形態としたものである。その他の構成(シールドパイプ10,可撓性シールド部材20,電線30等)については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態ではシールドパイプの形状を円形としたが、本発明によれば、シールドパイプの断面形状は非円形(楕円形、長円形等)でもよい。この場合、支持部材も、シールドパイプと相似形の筒状となる。
(2)上記実施形態では支持部材の外周面を全周に亘って連続した円筒形としたが、本発明によれば、支持部材はC字形断面等の概ね円筒形状であってもよい。
(3)上記実施形態では可撓性シールド部材を編組線としたが、本発明によれば、可撓性シールド部材は、アルミニウム製のシート材、コルゲート等、編組線以外の部材であってもよい。
(4)上記実施形態では、可撓性シールド部材20の端部を電線30から離して処理していたが、可撓性シールド部材20の端部を電線30に固着(例えば、テープ等による固着)するようにして処理してもよい。
10…シールドパイプ(第1シールド部材)
20…可撓性シールド部材(第2シールド部材)
30…電線
32…導体
34…絶縁被覆
40…支持部材
Claims (3)
- 導体を絶縁被覆で包囲してなる複数本の電線と、
前記複数本の電線が挿通される金属製パイプからなる第1シールド部材と、
前記第1シールド部材と隣接して配され、前記複数本の電線の周囲を覆うように構成される可撓性を有する第2シールド部材と、
を備え、
前記第1シールド部材の筒内において、前記複数本の電線を囲むように支持部材が配され、前記第2シールド部材が、前記第1シールド部材の筒内において、当該第1シールド部材と前記支持部材とにより挟持されていることを特徴とする請求項1に記載のシールド導電路。 - 前記支持部材は、インサート成形によって前記複数本の電線に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のシールド導電路
- 前記第1シールド部材における前記第2シールド部材を挟持する部分がカシメ加工されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシールド導電路。
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