JP2006309638A - 計算機システムおよびその計算機システムに用いられるホスト計算機およびストレージ装置、ならびに、計算機システムに用いられるボリューム切替方法 - Google Patents

計算機システムおよびその計算機システムに用いられるホスト計算機およびストレージ装置、ならびに、計算機システムに用いられるボリューム切替方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 1つのホスト内IDを用いて、関連付けられた複数の論理ボリュームをホスト計算機から切り替えて使うことができる手段を提供すること。
【解決手段】 ホスト計算機10が送信する切替コマンドが、ストレージ装置20に、切替元ボリュームとの間でボリュームペアの関係を形成している切替先候補ボリュームから、切替先ボリュームの特定情報に合致する切替先ボリュームをボリュームテーブルから検索させ、切替元ボリュームのホスト内IDと、検索された切替先ボリュームのストレージ内IDと、を対応付けて切替テーブルに記憶させ、切替元ボリュームのホスト内IDをキーとするアクセス要求を受信したとき、切替テーブルを参照して切替先ボリュームのストレージ内IDを取得し、切替先ボリュームに対してアクセスするように切り替えさせることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、計算機システムおよびその計算機システムに用いられるホスト計算機およびストレージ装置、ならびに、計算機システムに用いられるボリューム切替方法に関する。
災害や障害によるストレージ装置内データの消失リスクを低減する技術の1つに、ホストフリーコピーがある。ホストフリーコピーとは、ストレージ装置内またはストレージ装置間で、ホスト計算機の介在なしに、データの複製を作成する技術である。複製は、論理ボリューム(適宜、ボリュームと略す)と呼ばれる、ストレージ装置内の記憶装置を論理的に分割した記憶領域を単位として行われる。
ホスト計算機では、スクリプトやアプリケーションからファイルの領域割当先を特定するときなどにおいて、論理ボリュームを特定するためのホストID(IDentifier:識別子を意味する)が必要となる。このホストIDは、ホスト計算機から一意に識別するためのIDであり、ストレージ装置内で論理ボリュームを特定するためのストレージ内IDとは別である。ホスト内IDとストレージ内IDとは、ストレージ装置ジェネレーションという事前設定作業により、関連付けされる。
ホスト内IDとストレージ内IDとは通常1:1に対応しているが、1つのホスト内IDで複数の論理ボリュームをアクセスするための技術が、特許文献1に掲載されている。特許文献1は、ホスト内IDと論理ボリュームとの対応関係をホスト内で入れ替えることにより、ある論理ボリュームに対応付けされたホスト内IDを用いて入出力を要求されたときに、別のホスト内IDに対応付けされた論理ボリュームをアクセスする旨が開示されている。
特開平11−327986号公報
しかし、ホスト内IDとストレージ内IDとを1:1に対応付けることが困難な事象が発生している。このような事象は、例えば、割り当て可能なIDの個数が、双方のIDで異なるときに発生する。なお、割り当て可能なIDの個数を規定するアドレス空間の大きさは、標準規格などによって決まっていることが多い。よって、標準規格に準拠するときには、標準規格によって定められた所定の大きさのアドレス空間を使用することとなり、割り当て可能なIDの個数を制限してしまう。
例えば、ホスト計算機は、様々なベンダのストレージ装置にアクセスするために、標準規格によって定められたホスト内IDを採用している。一方、ストレージ装置は、ストレージ装置の内部処理に閉じて、ストレージ内IDを管理すればよいので、ストレージ内IDは、個々のベンダの独自仕様により自由に決められる。
よって、標準規格によるホスト内IDが狭いアドレス空間を採用し、独自仕様によるストレージ内IDが広いアドレス空間を採用すると、両IDとの間に差が生じてしまう。つまり、ホスト計算機は、ホスト内IDとして割り当て可能なIDの個数が足かせとなり、ストレージ装置内のすべての記憶領域をアクセスすることができず、ストレージ装置を有効活用することができなくなってしまう。
従来は、ストレージにアクセスするためのホスト内IDは、ストレージのボリュームごとに割り当てられていた。具体的には、あるホスト計算機Aの業務で使用しているボリュームの複製を別のホスト計算機Bでバックアップやテストなどに使っている場合、ホスト計算機Aが障害になったとき、特許文献1に記載した技術を使ってホスト計算機Bでホスト計算機Aの業務を即時に開始できるようにするためには、ホスト計算機Bでも、複製先のボリュームとは別に、複製元のボリュームに対しても、ホスト内IDを割り当てておかなければならない。また、ボリュームの複製を作成している場合も、複製先のボリュームにもホスト内IDを割り当てておかなければ、複製元のボリュームが障害になったときや、複製元ボリュームに整合性がなくなったときに、即座に複製先にアクセスすることができない。
本発明の目的は、1つのホスト内IDを用いて、関連付けられた複数の論理ボリュームをホスト計算機から切り替えて使うことができる手段を提供することである。
前記目的達成のため、本発明は、ボリュームをホスト内IDで識別するホスト計算機、および、ボリュームをストレージ内IDで識別するストレージ装置を含む計算機システムに用いられる前記ホスト計算機であって、複数のボリューム間で複製を行うボリュームペアを管理する前記ストレージ装置に、切替元ボリュームの前記ホスト内IDと、切替先ボリュームの特定情報と、を対応付ける切替コマンドを送信する手段を有し、前記切替コマンドが、前記ストレージ装置に、前記切替元ボリュームとの間で前記ボリュームペアの関係を形成している切替先候補ボリュームから、前記切替先ボリュームの特定情報に合致する前記切替先ボリュームをボリュームテーブルから検索させ、前記切替元ボリュームの前記ホスト内IDと、検索された前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDと、を対応付けて切替テーブルに記憶させ、前記切替元ボリュームの前記ホスト内IDをキーとするアクセス要求を受信したとき、前記切替テーブルを参照して前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDを取得し、前記切替先ボリュームに対してアクセスするように切り替えさせることを特徴とする。その他の手段は、後記する。
本発明により、1つのホスト内IDを用いて、関連付けられた複数の論理ボリュームをホスト計算機から切り替えて使うことができる手段を提供することが可能となり、ホスト内IDの枯渇を抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明が適用されるストレージ装置のハードウェア構成の一例を示した図である。図1に示す計算機システムは、ホスト計算機10、主記憶装置11、中央処理装置12(制御CPU)、ホストチャネルアダプタなどの入出力インタフェース13、を含む。なお、図1に示すように入出力インタフェース13は、中央処理装置12と内部バスによって接続されている。
ストレージ装置20は、光ファイバケーブルやスイッチなどから構成されるネットワーク30aを介して、入出力インタフェース13と接続される。
ストレージ装置20には、ファイバチャネルやSCSIなどのインタフェースであるポート21、ポート21を制御するCHA(CHannel Adapter)22、物理的記憶領域を有するハードウェアであるディスク装置25、1つないし複数のディスク装置25の入出力を制御するDKA(DisK Adapter)24、ポート21とディスク装置25間のデータ通信路であるバスやスイッチ23、CHA22やDKA24からアクセスできる記憶装置である共有メモリ27、が含まれる。なお、これらストレージ装置20の各構成要素は、1つのストレージ装置20内に複数含むことができる。
ホスト計算機10は、ディスク装置25が有する物理的な記憶領域を論理的に分割した記憶領域を単位として記憶領域を管理し、使用する。ボリューム26は、ディスク装置25を論理的に分割した記憶領域である。ボリューム26のディスク装置25内の物理的な位置は、共有メモリ27内に保存される。なお、図1の構成において、論理ボリューム26pはデバイス番号が割り当てられており、他の論理ボリューム26は、デバイス番号が割り当てられていない。
ボリューム26は、ストレージ装置20内ではボリュームID(請求項におけるストレージ内ID)で識別されるが、ホスト計算機10内では、デバイス番号(請求項におけるホスト内ID)というIDで識別される。なお、デバイス番号のデータ長は、ボリュームIDのデータ長よりも短いものとしてもよい。具体的には、ホスト計算機10が、標準規格に従ってストレージを管理するので、デバイス番号として割り当て可能なアドレス空間は標準規格によって制限され、例えば、アドレス空間が2バイト長となる。一方、ストレージ装置20は、独自規格に従ってストレージを管理するので、デバイス番号として割り当て可能なアドレス空間は自由に規定でき、例えば、アドレス空間が4バイト長となる。その場合、ホスト計算機10がデバイス番号を管理するメモリ量と、ストレージ装置20がボリュームIDを管理するメモリ量とが、異なる。
ホスト計算機10のデバイス管理テーブル500およびチャネルパス管理テーブル600は、ホスト計算機10を起動するときに、あらかじめデバイス番号と入出力経路やストレージ装置20内の入出力発行先ボリュームのボリュームIDとの関係を定義しておいた情報を格納する。主記憶装置11上の入出力処理では、デバイス管理テーブル500やチャネルパス管理テーブル600を参照して、デバイス番号から入出力経路を求め、経路先の入出力発行先ボリュームに対して入出力要求を行う。
切替要求処理部1100は、1つのデバイス番号で複数のボリューム26をアクセス可能とするために、入出力対象切替コマンド900の入力を契機として、デバイス番号とボリューム26との対応関係を切り替える要求を行う。ホスト入出力処理部800は、デバイス番号に対応する入出力経路やボリューム26を求めて転送データ構造700を生成し、ネットワーク30経由でストレージ装置20に転送する。
切替要求処理部1100は、入出力対象切替要求データ1000を生成する。そして、入出力対象ボリューム検索処理1300、ペア状態遷移処理部1800、および、入出力対象記憶処理部1900は、受信した転送データ構造700内に埋め込まれた、入出力対象切替要求データ1000を参照して、他のストレージ装置20と通信して切替先のボリュームを決定し、切替先の情報を共有メモリ27内の入出力対象管理テーブル400(請求項における切替テーブル)に記憶する。
入出力処理部2000は、デバイス番号に対応付けされているボリューム26に対する入出力を入出力対象管理テーブル400にて指定されたボリューム26に対して行う。また、状態監視処理部2200は、ペア状態を監視してホスト計算機10からの要求なしに入出力受付処理部1200を起動する。
本発明の一実施形態では、切替要求処理部1100や状態監視処理部2200からの要求に従って、ホストフリーコピーのボリュームペア管理テーブル200(請求項におけるボリュームテーブル)やグループ管理テーブル300を参照し、切替可能なペア状態になった時点で、ボリュームやボリュームが属するグループを単位として、デバイス番号に対応付けされているボリュームに対する入出力要求を、デバイス番号に対応付けされていない、自ストレージ装置20内や他ストレージ装置20内のペア相手のボリュームやペア相手とペアになっているボリューム、過去ペアになったことのあるボリュームに変更するところに特長がある。
ここで、ホストフリーコピーとは、ストレージ装置20が有するリモートコピーとローカルコピーの総称である。リモートコピーでは、ホスト計算機10に接続されたストレージ装置20p内の正ボリューム26pの副ボリューム26sを、他のストレージ装置20s内の装置25内にホスト計算機10が介在することなく作成する。ストレージ装置20sは、正ストレージ装置20pと接続されていれば、ホスト計算機10と直接接続されていなくてもよい。なお、論理ボリューム26sは、論理ボリューム26pのリモートコピー副ボリュームである。
複製元の正ボリューム26pを正ボリューム、複製先の副ボリューム26sを副ボリュームと称し、正ボリュームと副ボリュームの対をボリュームペアと称する。ボリュームペアは、整合性を維持したり同時に操作・管理したりすることを目的に、1つないし複数のボリュームでグループを構成することができる。
ローカルコピーでは、ストレージ装置20p内の正ボリューム26pの副ボリューム26qを、同一ストレージ装置20p内の装置25内にホスト計算機10が介在することなく作成する。リモートコピーと同様に、複製元の正ボリューム26pを正ボリューム、複製先の副ボリューム26qを副ボリューム、正ボリュームと副ボリュームの対をボリュームペアと称し、1つないし複数のボリュームでグループを構成することができる。なお、論理ボリューム26qは、論理ボリューム26pのローカルコピー副ボリュームである。
ボリュームペアは、以下の(a)〜(c)のように、あるペアAの正ボリュームまたは副ボリュームと、別のペアBの正ボリュームまたは副ボリュームが同じ構成が可能である。このペアAとペアBに含まれるボリュームのように、オリジナルのボリュームが同じボリュームの集合を以下複製ボリューム群と称する。
(a)あるリモートコピーのボリュームペアの副ボリュームと別のリモートボリュームペアの正ボリュームが同じ構成
(b)あるリモートコピーまたはローカルコピーのボリュームペアの正ボリュームと、別のリモートコピーまたはローカルコピーのボリュームペアの正ボリュームが同じ構成
(c)リモートコピーのボリュームペアの正ボリュームまたは副ボリュームと、ローカルコピーの正ボリュームが同じ構成
図2から図4は、図1の構成におけるストレージ装置20p内の各テーブルの内容を示す。なお、テーブルの値は、以下の表によって割り当てられた各値を前提とするが、これは一例である。
Figure 2006309638
図2は、共有メモリ27内に設けられた、ホストフリーコピーのボリュームペアを管理するボリュームペア管理テーブル200を示す。
ボリュームペア管理テーブル200内にボリュームペアごとに設けられるエントリには、正ボリューム26pが属する正ストレージ装置20pを一意に識別する製造番号などの正ストレージ装置ID211、正ボリューム26pをストレージ装置20p内で一意に識別する正ボリュームID212、副ボリューム26sが属するストレージ装置20sを一意に識別する副ストレージ装置ID221、副ボリューム26sをストレージ装置20s内で一意に識別する副ボリュームID222、正ボリュームが同じで副ボリュームが異なる複数のペアを識別する自ストレージ装置内のボリューム(ローカルコピーの場合は副ボリューム)が属するグループのグループID201、ペア状態202、ローカルコピーやリモートコピーなどのホストフリーコピーのコピータイプ203が含まれる。
ここで、ペア状態202とは、ボリュームペアの一致状態や、差分データの転送状態を識別するための、以下のいずれかの状態である。
Figure 2006309638
ボリュームペア管理テーブル200のエントリは、ペア確立要求がされたときに、未割り当てのエントリを割り当てるか、SIMPLEX状態のエントリを上書きする。ペアを解消するときは、エントリを消去してもよいが、消去せずに状態のみをSIMPLEXにすることで、切り替え処理に必要なボリュームIDやストレージ装置IDが残るため、ペアを解消したあとも、解消前のペア相手のボリューム26に切り替えることができる。
図3は、共有メモリ27内に設けられた、グループ管理テーブル300の構造を示す。グループ管理テーブル300内にグループごとに設けられるエントリには、グループのグループID301、グループ内の全ボリュームペア共通のコピータイプ302、このグループに属するボリュームのボリュームペアが最後にサスペンドされたサスペンド時刻303が含まれる。
図4は、共有メモリ27内に設けられた、入出力対象管理テーブル400の構造を示す。入出力対象管理テーブル400内に切替要求されたボリューム26ごとに設けられるエントリには、正ボリューム26pのボリュームID401、ボリュームが属するストレージ装置の切替先正ストレージ装置ID402、入出力対象のボリューム26の切替先ボリュームID403、ボリュームが属するストレージ装置の中継正ストレージ装置ID404、および、入出力対象ボリュームと入出力発行先ボリュームが異なるストレージ装置である場合に転送データ構造700を転送する中継先となるボリューム26の中継ボリュームID405が含まれる。なお、切り替え先をボリューム26sとしている。
図5は、デバイス管理テーブル500の構造を示す。デバイス管理テーブル500のエントリは、各ストレージ装置20内のボリューム26のうち、ホスト計算機10からアクセスするボリューム26ごとのエントリである。エントリには、デバイス番号501とサブチャネルID502の情報が含まれる。
図6は、チャネルパス管理テーブル600の構造を示す。チャネルパス管理テーブル600は、サブチャネルIDごとにエントリを有する。エントリには、サブチャネルID601、入出力発行先のポート21の入出力発行先ポートID602、入出力発行先のアダプタ22の入出力発行先CHAID603、正ボリューム26pの入出力発行先ボリュームID604が含まれる。
図7は、ホスト計算機10からストレージ装置20にネットワーク30を介して転送される転送データ構造700の構造を示す。転送データ構造700は、入出力発行元のホスト計算機10の計算機ID701、入出力発行先のポート21の入出力発行先ポートID702、入出力発行先のアダプタ22の入出力発行先CHAID703、正ボリューム26pの入出力発行先ボリュームID704、入力や出力などのボリューム26に対する要求を判別する要求コード705、ボリューム26に出力する切替データ706を含む。
図8は、ホスト計算機10内のアプリケーションやスクリプトがデバイス番号501を指定して入出力要求を行った場合の、ホスト入出力処理部800における転送データ構造700の生成処理のフローチャートである。
まず、ホスト入出力処理部800は、デバイス番号501が含まれるエントリをデバイス管理テーブル500から検索し(S801)、検索されたエントリ内のサブチャネルID502が含まれるエントリをチャネルパス管理テーブル600から検索する(S802)。
次に、ホスト入出力処理部800は、検索されたエントリを転送データ構造700にコピーする(S803)。具体的には、検索されたエントリ内の入出力発行先ポートID602を入出力発行先ポートID702に、入出力発行先CHAID603を入出力発行先CHAID703に、入出力発行先ボリュームID604を入出力発行先ボリュームID704にそれぞれコピーする。
そして、ホスト入出力処理部800は、入出力要求のときには入力要求または出力要求のコードを、切替要求処理部1100からの入出力対象切替要求のときには入出力対象切替要求のコードを、転送データ構造700の要求コード705に付加する(S804)。
さらに、ホスト入出力処理部800は、出力データまたは入出力対象切替要求データを、転送データ構造700の切替データ706に代入して、入出力発行先ポートID702が示すポートに、転送データ構造700を転送する(S805)。
なお、デバイス番号に対応付けされている正ボリューム26pを、デバイス番号に対応付けされている以外のボリューム(ボリューム26q、または、ボリューム26s)に切り替えたい場合は、ユーザやホスト計算機10のアプリケーションやスクリプトから、ホスト計算機10に入出力対象切替コマンドを入力する。
図9に、アクセス対象切替コマンド900の文法を示す。アクセス対象切替コマンド900のオペランドには、少なくとも正ボリューム26pのデバイス番号と切替先特定情報1010(図10参照)を指定する。オペランドには、切替先特定情報1010に指定したボリュームのみを対象とするか、ボリュームが属するグループ内の全ボリュームを対象とするかを指定する切替範囲を含んでもよい。
切替先特定情報1010は、入出力発行先ボリュームへの入出力要求の切替先ボリュームを特定するための情報であり、切替先ボリュームの切替先ボリュームID1012と切替先ストレージ装置ID1011との組、または、最後にサスペンドした要求サスペンド時刻1013のうち、少なくとも1つを指定する。
図10に、入出力対象切替要求データ1000の構造と切替先特定情報1010の構造を示す。入出力対象切替要求データ1000には、要求元のストレージ装置の要求元ストレージ装置ID1001、要求元ボリュームID1002、切り替え範囲がボリュームかグループかを示す切替範囲1003、および、切替先特定情報1010が含まれる。
切替先特定情報1010は、切替先ストレージ装置ID1011、入出力対象切替コマンド900にボリュームIDを指定したときに代入される切替先ボリュームの切替先ボリュームID1012、サスペンド時刻を指定したときに代入される要求サスペンド時刻1013、および、要求サスペンド時刻1013に最も近い切替先サスペンド時刻1014を含む。
なお、要求元のストレージ装置の要求元ストレージ装置ID1001について、ホスト計算機10から正ストレージ装置20pに送信される入出力対象切替要求データ1000には、値が規定されていないが、正ストレージ装置20pから副ストレージ装置20qに送信される入出力対象切替要求データ1000には、正ストレージ装置20pの論理ボリュームのIDが書き込まれている。
以下、図7に示すホスト計算機10からのアクセス対象切替コマンド900により、切替先特定情報1010のエントリをボリュームペア管理テーブル200に登録する手順(図11、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19)、および、エントリが登録されたボリュームペア管理テーブル200を参照して、ボリュームへのアクセスを適切なボリュームへ切り替える手順(図20、図21、図22)、を順に説明する。
図11は、切替要求処理部1100のフローチャートである。
まず、切替要求処理部1100は、入出力対象切替コマンド900が入力されると、コマンドのオペランドを解析し、オペランドに指定された内容を切替先特定情報1010に設定して入出力対象切替要求データ1000を作成する(S1101)。
次に、切替要求処理部1100は、入出力対象切替要求データ1000を指定して入出力処理を呼び出し、切替データ706に入出力対象切替要求データ1000を埋め込んだ転送データ構造700をストレージ装置20に転送して切替要求を行い(S1102)、ストレージ装置20からの応答を待つ(S1103)。
図12は、正ストレージ装置20pの入出力受付処理部1200のフローチャートである。
まず、入出力受付処理部1200は、要求コード705が、ホスト計算機10のホスト入出力処理部800または他のストレージ装置20の入出力処理部2000からの要求である入出力要求コードであれば(S1201、Yes)、入出力処理部2000を呼び出し(S2000)、処理を終了する。
次に、入出力受付処理部1200は、要求コード705が、他のストレージ装置からの入出力対象検索要求である入出力対象検索要求コードであれば(S1202、Yes)、入出力対象検索処理部1300を呼び出し(S1300)、処理を終了する。
そして、入出力受付処理部1200は、要求コード705が、状態遷移要求コードであれば(S1203、Yes)、ペア状態遷移処理部1800を呼び出し(S1800)、処理を終了する。
さらに、入出力受付処理部1200は、要求コード705が、対象記憶要求コードであれば(S1204、Yes)、入出力対象記憶処理部1900を呼び出し(S1900)、処理を終了する。
そして、入出力受付処理部1200は、ホスト計算機10の切替要求処理部1100からの要求である入出力対象切替要求コードであれば(S1205、Yes)、入出力対象検索処理部1300を呼び出す(S1300)。
ここで、入出力受付処理部1200は、S1300の検索処理が成功でなければ(S1206、No)、ホスト計算機10にエラー応答して(S1208)、処理を終了する。
一方、入出力受付処理部1200は、S1300の検索処理が成功であれば(S1206、Yes)、ペア状態遷移処理部1800を呼び出し(S1800)、自己ストレージ装置のIDを要求元ストレージ装置ID1001に、入出力発行先ボリュームID704を要求元ボリュームID1002に代入する(S1207)。
そして、入出力受付処理部1200は、入出力対象記憶処理部1900を呼び出す(S1900)。
図13は、入出力対象検索処理部1300のフローチャートである。
まず、入出力対象検索処理部1300は、入出力発行先ボリュームID704のボリュームを副ボリュームとするボリュームペアの正ボリューム方向の他ストレージ装置20のボリュームを対象とした副ボリュームの検索処理部1400を呼び出す(S1301)。
次に、入出力対象検索処理部1300は、S1301の検索が成功であれば(S1302、Yes)、検索された切替先ボリュームのボリュームIDと、切替先ボリュームが属するストレージ装置のストレージ装置IDとを切替先特定情報1010に代入して送信し(S1303)、処理を終了する。
そして、入出力対象検索処理部1300は、自ストレージ装置内の切替先ボリュームの検索処理部1500を呼び出し(S1304)、検索が成功であれば(S1305、Yes)、切替先特定情報1010の送信(S1303)を実行する。
さらに、入出力対象検索処理部1300は、入出力発行先ボリュームID704のボリュームを正ボリュームとするボリュームペアの副ボリューム方向の他ストレージ装置20のボリュームを対象とした副ストレージ装置の入出力対象検索処理部1700を呼び出し(S1306)、検索が成功であれば(S1307、Yes)、切替先特定情報1010の送信(S1303)を実行する。
そして、入出力対象検索処理部1300は、すべての検索に失敗すれば(S1307、No)、検索に失敗したことを送信する(S1308)。
図14は、副ボリュームの検索処理部1400のフローチャートである。
まず、副ボリュームの検索処理部1400は、自ストレージ装置20のIDと副ストレージ装置ID221が一致し、入出力発行先ボリュームID704と副ボリュームID222が一致するエントリをテーブル200内から検索し(S1401)、エントリが存在しなければ(S1402、No)、検索失敗とする(S1403)。
次に、副ボリュームの検索処理部1400は、エントリが存在するときに(S1402、Yes)、エントリの正ストレージ装置ID211が自ストレージ装置20のIDと一致すれば(S1404、Yes)、ローカルコピーのペアであるため、ローカルコピーの正ボリュームを副ボリュームとするリモートコピーのペアを検索するために正ボリュームID212を入出力発行先ボリュームID704として(S1405)、S1401から再度実行する。
そして、副ボリュームの検索処理部1400は、一致しなければ(S1404、No)、入出力発行先ボリュームID704に正ボリュームのIDである正ボリュームID212を、要求コード705に入出力対象検索要求コードを、それぞれ代入し、正ストレージ装置ID211のストレージ装置20に転送データ構造700を転送する(S1406)。
さらに、副ボリュームの検索処理部1400は、正ストレージ装置ID211のストレージ装置20内を検索し、正ストレージ装置ID211のストレージ装置20からの応答を待って検索結果を受信する(S1407)。
そして、副ボリュームの検索処理部1400は、対象が見つかったら(S1408、Yes)、検索成功とする(S1409)。
図15は、切替先特定情報1010に切替先ストレージ装置ID1011と切替先ボリュームID1012を指定した場合の、自ストレージ装置20内のボリューム26を対象とした入出力対象ボリューム検索処理のフローチャートである。
まず、切替先ボリュームの検索処理部1500は、切替先特定情報1010内の切替先ストレージ装置ID1011が自ストレージ装置20のIDと一致しなければ(S1501、No)、検索失敗とする(S1502)。
次に、切替先ボリュームの検索処理部1500は、切替先特定情報1010内の切替先ストレージ装置ID1011が入出力発行先ボリュームID704と一致すれば(S1503、Yes)、検索成功とし、入出力発行先ボリュームID704のボリュームを検索結果とする(S1504)。
そして、切替先ボリュームの検索処理部1500は、正ストレージ装置ID211と副ストレージ装置ID221とが共に自ストレージ装置20のIDと一致し、正ボリュームID212または副ボリュームID222が入出力発行先ボリュームID704と一致するエントリをボリュームペア管理テーブル200から検索する(S1505)。
さらに、切替先ボリュームの検索処理部1500は、S1505でエントリが存在すれば(S1506、Yes)、すべてのエントリに対して、切替先特定情報1010内の切替先ボリュームID1012が検索されたエントリの正ボリュームID212または副ボリュームID222と一致するかどうか調べ、一致すれば(S1507、Yes)、検索成功とし、一致したエントリの正ボリュームID212または副ボリュームID222のボリュームを検索結果とする(S1508)。
そして、切替先ボリュームの検索処理部1500は、一致しなければ(S1507、No)、入出力発行先ボリュームID704と一致しないエントリの正ボリュームID212または副ボリュームID222を入出力発行先ボリュームID704として(S1509)、S1505から繰り返す。
図16は、切替先特定情報1010に要求サスペンド時刻1013を指定した場合の、自ストレージ装置内のボリュームを対象とした入出力対象ボリューム検索処理のフローチャートである。
まず、サスペンド時刻の検索処理部1600は、正ストレージ装置ID211と副ストレージ装置ID221とが共に自ストレージ装置20のIDと一致し、正ボリュームID212または副ボリュームID222が入出力発行先ボリュームID704と一致するエントリをボリュームペア管理テーブル200から検索する(S1601)。
次に、サスペンド時刻の検索処理部1600は、エントリが存在しなければ(S1602)、処理を終了する。
そして、サスペンド時刻の検索処理部1600は、エントリ内のグループID201とコピータイプ203に等しいグループ管理テーブル300内のエントリのサスペンド時刻303が、切替先サスペンド時刻1014より要求サスペンド時刻1013に近い場合(S1603、Yes)、エントリの副ストレージ装置ID221を切替先ストレージ装置ID1011に、副ボリュームID222を切替先ボリュームID1012に、サスペンド時刻303を切替先サスペンド時刻1014に代入し、検索候補とする(S1604)。
さらに、サスペンド時刻の検索処理部1600は、入出力発行先ボリュームID704と一致しないエントリの正ボリュームID212または副ボリュームID222を入出力発行先ボリュームID704とし(S1605)、S1601から再実行する。
図17は、副側ストレージ装置内入出力対象ボリューム検索処理のフローチャートである。
まず、副ストレージ装置の入出力対象検索処理部1700は、自ストレージ装置20のIDと正ストレージ装置ID211が一致し、入出力発行先ボリュームID704と正ボリュームID212が一致するエントリをテーブル200内から検索し(S1701)、エントリが存在しなければ(S1702、No)、検索失敗とする(S1703)。
次に、副ストレージ装置の入出力対象検索処理部1700は、エントリの副ストレージ装置ID221が自ストレージ装置20のIDと一致すれば(S1704、Yes)、ローカルコピーのペアであるため、ローカルコピーの副ボリュームを正ボリュームとするリモートコピーのペアを検索するために副ボリュームID222を入出力発行先ボリュームID704として(S1705)、S1701から再度実行する。
そして、副ストレージ装置の入出力対象検索処理部1700は、一致しなければ(S1704、No)、入出力発行先ボリュームID704に副ボリュームのIDである副ボリュームID222を、要求コード705に入出力対象検索要求コードをそれぞれ代入し、副ストレージ装置ID221のストレージ装置20に転送データ構造700を転送して(S1706)、副ストレージ装置ID221のストレージ装置20内を検索し、副ストレージ装置ID221のストレージ装置20からの応答を待って検索結果を受信する(S1707)。
さらに、副ストレージ装置の入出力対象検索処理部1700は、対象が見つかったら(S1708、Yes)、検索成功とする(S1709)。
このように、図13〜図17の処理により、入出力発行先以外のストレージ装置内のボリュームも含めて、入出力発行先が含まれるボリュームの複製ボリューム群から、入出力対象となるボリュームを検索し特定することができる。
次に、入出力対象となるボリュームが切替可能な状態であるかどうかをチェックする。入出力対象となるボリュームがボリュームペアの副ボリュームであるとき、ペア状態がDUPLEXやPENDINGであると、ホスト計算機10からの入出力要求とは別に差分情報が転送されてしまい、ボリューム内容の整合性を保つことができなくなる。
このため、ペア状態遷移処理部1800により、切り替える前に、入出力対象となるボリュームを副ボリュームとするボリュームペアの状態をサスペンドに変更する必要がある。なお、ペアの正ボリュームがさらに副ボリュームとなっている場合は、サスペンド状態かペアでない(SIMPLEX状態のペア)ボリュームにまでさかのぼり、そのペアから順にサスペンドに変更していく。
図18は、ペア状態遷移処理部1800のフローチャート図である。
まず、ペア状態遷移処理部1800は、入出力対象となるボリュームのペア状態を参照するため、入出力対象となるボリュームが属するストレージ装置20に転送データ構造700を転送する。切替先ストレージ装置ID1011が自ストレージ装置20のIDと一致しなければ(S1801、No)、要求コード705にペア状態遷移要求コードを、入出力発行先ボリュームID704に副ボリュームID222を代入し、副ストレージ装置ID221のストレージ装置20に転送データ構造700を転送し(S1802)、応答を待って(S1803)、処理を終了する。
次に、ペア状態遷移処理部1800は、一致すれば(S1801、Yes)、PENDINGやDUPLEX以外のペア状態をもつペアまで移行する。
そして、ペア状態遷移処理部1800は、要求元ボリュームID1002と副ボリュームID222が一致するエントリをボリュームペア管理テーブル200から検索する(S1811)。
さらに、ペア状態遷移処理部1800は、ペア状態202がPENDINGかDUPLEXであるエントリが存在しなければ(S1812、No)、呼び出し元に応答して(S1825)、処理を終了する。
そして、ペア状態遷移処理部1800は、エントリのIDと自ストレージ装置のIDが等しくなければ(S1813、No)、エントリの正ストレージ装置ID211が示す、正ボリュームが属するストレージ装置20に転送データ構造700を転送し(S1814)、応答を待つ(S1815)。
さらに、ペア状態遷移処理部1800は、ペア状態をサスペンドに移行させ、エントリのペア状態202がPENDINGであれば(S1821、Yes)、ペア状態202がDUPLEXになるまで待つ(S1822)。
そして、ペア状態遷移処理部1800は、ペア状態がDUPLEXであれば(S1823、Yes)、ペアをサスペンドしてペア状態202がサスペンドになるまで待つ(S1824)。
切替可能な状態に移行したあとは、入出力要求時に入出力対象を判別できるように、入出力対象となるボリュームのIDとそのボリュームが属するストレージ装置20のIDを、複製ボリューム群の各ボリュームが含まれるストレージ装置20内の共有メモリ27に記憶する。
図19は、入出力対象記憶処理部1900のフローチャートである。
まず、入出力対象記憶処理部1900は、入出力対象管理テーブル400にエントリを割り当て、入出力発行先ボリュームID704をボリュームID401に、切替先のストレージ装置IDを切替先正ストレージ装置ID402に、切替先のボリュームIDを切替先ボリュームID403に、要求元ストレージ装置ID1001を中継正ストレージ装置ID404に、要求元ボリュームID1002を中継ボリュームID405に、代入する(S1901)。
次に、入出力対象記憶処理部1900は、正ストレージ装置ID211と自ストレージ装置20のIDとが一致し正ボリュームID212と入出力発行先ボリュームID704とが一致し副ストレージ装置ID221と要求元ストレージ装置ID1001とが一致せず副ボリュームID222と要求元ボリュームID1002とが一致しないエントリ、または副ストレージ装置ID221と自ストレージ装置20のIDとが一致し副ボリュームID222と入出力発行先ボリュームID704とが一致し正ストレージ装置ID211と要求元ストレージ装置ID1001とが一致せず正ボリュームID212と要求元ボリュームID1002とが一致しないエントリを、すべてボリュームペア管理テーブル200内から検索する(S1902)。
そして、入出力対象記憶処理部1900は、S1902で検索されたすべてのエントリに対して、後記するS1904〜S1910を実行し、エントリがひとつも存在しない場合は(S1903、No)、処理を終了する。
さらに、入出力対象記憶処理部1900は、切替範囲1003にグループが指定されていれば(S1904、Yes)、入出力発行先ボリュームID704のボリュームと同一グループに属するボリュームの切替先のストレージ装置とグループのIDを記憶し、エントリのグループID201とコピータイプ203が共に等しいエントリをボリュームペア管理テーブル200から検索する(S1905)。
そして、入出力対象記憶処理部1900は、入出力対象管理テーブル400にエントリを割り当て、切替先のストレージ装置IDを切替先正ストレージ装置ID402に、NULLを切替先ボリュームID403に代入する。入出力発行先ボリュームID704がグループの副ボリュームに属する場合は、副ボリュームID222をボリュームID401に、正ストレージ装置ID211を中継正ストレージ装置ID404に、正ボリュームID212を中継ボリュームID405に代入し、入出力発行先ボリュームID704がグループの正ボリュームに属する場合は、正ボリュームID212をボリュームID401に、副ストレージ装置ID221を中継正ストレージ装置ID404に、副ボリュームID222を中継ボリュームID405に代入する(S1906)。
さらに、入出力対象記憶処理部1900は、エントリの正ストレージ装置ID211と副ストレージ装置ID221が共に自ストレージ装置20のIDと一致すれば(S1907、Yes)、ローカルコピーのペア相手のボリューム26に対しても入出力対象管理テーブル400のエントリを割り当てるため、入出力発行先ボリュームID704と一致しない正ボリュームID212または副ボリュームID222を入出力発行先ボリュームID704として(S1908)、S1901から再度実行する。
そして、入出力対象記憶処理部1900は、一致しなければ(S1907、No)、リモートコピーのペア相手のボリュームのストレージ装置に入出力対象管理テーブル400のエントリを割り当てるため、自ストレージ装置20のIDを要求元ストレージ装置ID1001に代入し、入出力発行先ボリュームID704を要求元ボリュームID1002に代入する(S1909)。
さらに、入出力対象記憶処理部1900は、入出力発行先ボリュームID704と一致しない正ストレージ装置ID211または正ボリュームID212を入出力発行先ボリュームID704に代入し、自ストレージ装置20と一致しない正ストレージ装置ID211または正ストレージ装置ID211のストレージ装置20に転送データ構造700を転送する(S1910)。
図20は、入出力処理部2000のフローチャートである。
まず、入出力処理部2000は、入出力発行先ボリュームID704とボリュームID401とが一致するエントリAをテーブル400内から検索し(S2001)、エントリAが存在しなければ(S2002、No)、切替対象でないため、入出力発行先ボリュームID704のボリューム26に対して入出力を実行する(S2003)。
次に、入出力処理部2000は、エントリAが存在し(S2002、Yes)、エントリAの切替先正ストレージ装置ID402が自ストレージ装置20のIDと一致し(S2004、Yes)、切替先ボリュームID403がNULLでないときには(S2005、No)、切替先ボリュームID403のボリューム26に対して入出力を実行する(S2006)。
なお、グループ指定のときは、切替先ボリュームID403がNULLであるため、中継ボリュームID405を参照する(切替先正ストレージ装置ID402と中継正ストレージ装置ID404が等しければ、中継ボリュームID405は切替先を示す)。
そして、入出力処理部2000は、切替先ボリュームID403がNULLの場合は(S2005、Yes)、中継ボリュームID405のボリューム26に対して入出力を実行する(S2007)。
さらに、入出力処理部2000は、エントリAの切替先正ストレージ装置ID402が自ストレージ装置20のIDと一致しなければ(S2004、No)、入出力発行先ポートID702に中継正ストレージ装置ID404のストレージ装置のポート21のID、入出力発行先CHAID703に中継正ストレージ装置ID404のストレージ装置のアダプタ22のID、入出力発行先ボリュームID704に中継ボリュームID405をそれぞれ代入し、中継正ストレージ装置ID404のストレージ装置20に転送データ構造700を転送する(S2008)。
そして、入出力処理部2000は、入出力結果などのデータの応答を待ち、入出力結果を呼出元のホスト計算機10またはストレージ装置20に送信する(S2010)。
今までの説明では、ある計算機から入出力対象の切替要求を行うと、どの計算機からの入出力要求でも入出力対象が切り替わる。しかし、入出力対象の切替要求を行った計算機のみ入出力対象を切り替えることも可能である。そのためには、図19と図20において、入出力対象記憶処理部1900のS1901において入出力対象管理テーブル400を記憶し、入出力処理部2000のS2002において、エントリAが存在した場合でも、計算機ID701と入出力対象管理テーブル400に記憶した計算機IDが一致してなければ、切り替え先ではなく入出力発行先ボリュームID704のボリューム26に対して入出力を実行する。
図21に、カスケード構成における本発明の一実施形態で使用するテーブル内容の例を示す。入出力対象管理テーブル400pは、ホスト計算機10からのホスト内IDを有する正ボリューム26pが属し、ホスト計算機10と接続されているストレージ装置20p内の入出力対象管理テーブルである。副ボリューム26qは、正ボリューム26pのローカルコピーの副ボリュームである。入出力対象管理テーブル400sは、正ストレージ装置20pと接続されているストレージ装置20sの入出力対象管理テーブル400であり、副ボリューム26sは、副ボリューム26qのリモートコピーの副ボリュームである。入出力対象管理テーブル400tは、ストレージ装置20sと接続されているストレージ装置20tの入出力対象管理テーブル400であり、ボリューム26tは、副ボリューム26sのリモートコピーの副ボリュームである。
図21では、入出力対象は、ボリューム26tであり、切替先ボリュームID403は、ボリューム26tのIDが設定される。ホスト計算機10からボリューム26tへアクセスするには、正ストレージ装置20pからストレージ装置20sを経由してストレージ装置20tに転送データ構造700を転送するストレージ装置20sに転送データ構造700を転送するため、正ストレージ装置20pの中継正ストレージ装置ID404は、ストレージ装置20sのIDが設定される。
今までの説明では、ホスト計算機10からの要求により入出力対象を切り替えていた。しかし、ストレージ装置20内の状態により、切り替えることが可能である場合がある。例えば、リモートコピーの副ボリュームがローカルコピーの正ボリュームと等しい構成のとき、リモートコピーの正ボリュームが属するストレージ装置20に障害が生じる直前のリモートコピーのペア状態がDUPLEXであれば、ローカルコピーの正ボリュームは更新されているため、整合性が保障されておらず、ローカルコピーのペア状態がSUSPENDであれば、ローカルコピーの副ボリュームにアクセスする必要がある。リモートコピーのペア状態がSUSPENDであれば、ローカルコピーの正ボリュームは整合性がとれており、正ボリュームを使ったほうが、より最新のデータが得られる。
このように、ペア状態からローカルコピーのどちらにアクセスするかペア状態から判断することができる。ローカルコピーに接続されたホスト計算機10にローカルコピーの正ボリュームにしかホスト内IDを割り当てていない場合でも、副ボリュームにアクセス先を切り替えることで、副ボリュームから正ボリュームにデータを戻すまで待たずに整合性のとれたデータをアクセスすることができる。ストレージ装置20内にペア状態を監視する状態監視処理部2200を設けることで、ホスト計算機10からの指示を待たずに切り替えることも可能となる。
図22は、状態監視処理部2200のフローチャートである。
まず、状態監視処理部2200は、ボリュームペア管理テーブル200に、ペア状態が異常状態であるエントリAがあるまで、ペア状態を調べる(S2201)。
次に、状態監視処理部2200は、エントリAが存在する場合(S2201、Yes)、エントリAの副ストレージ装置ID221がストレージ装置20と一致し、エントリAのペア状態202がDUPLEX−ERRであり、正ストレージ装置ID211と副ストレージ装置ID221が共にストレージ装置20のIDと同じで正ボリュームID212がエントリAの副ボリュームID222と等しいエントリBが存在するかどうか調べる(S2202)。
そして、状態監視処理部2200は、存在すれば(S2202、Yes)、入出力対象管理テーブル400から、ボリュームID401がエントリBの正ボリュームID212または副ボリュームID222と等しいエントリを検索し、中継ボリュームID405をエントリBの副ボリュームID222に変更する(S2203)。
以上説明した、本発明の一実施形態に関するストレージ装置では、ホスト内IDに割り当てられたストレージ装置内の第一の論理ボリュームに対して送信された、入出力対象とする第二の論理ボリュームを特定するために必要な、ボリュームIDないしサスペンド時刻の情報を受信する手段と、各ストレージ装置内のペア管理テーブルを参照し、第一の論理ボリュームと、第一の論理ボリュームとホストフリーコピー機能の複製元または複製先の関係を形成しているひとつないし複数の第三の論理ボリュームとのなかから第二の論理ボリュームを検索する手段と、検索された第二の論理ボリュームのIDを、第二の論理ボリュームのペアボリュームが属する各ストレージ装置の共有メモリに記憶する手段と、差分データの受信を不可能なペア状態に変更し変更が完了するまで待つ手段と、第一の論理ボリュームに対する入出力要求を受信したとき、記憶された第二の論理ボリュームのIDを参照して第二の論理ボリュームに対して入出力を行う手段とを有する。
このストレージ装置によれば、複製関係にあるか過去にあったボリューム群に対して、ボリュームごとにホスト内IDを設定することなく各ボリュームをアクセスすることができるため、その分のホスト内IDを他のボリューム用に割り当てることで同一のホスト計算機10からアクセス可能なボリューム数を増加させ、ストレージを有効活用することができる。
以下、本発明の一実施形態による顕著な効果について、具体的に説明する。
まず、比較例のホスト内IDと、ストレージ内IDとを1対1で対応付ける方式において、切替元ボリュームおよび切替先ボリュームの組を定義すると、以下の表のようになる。なお、ホスト内IDは、2バイト長(2の16乗個=65536個のアドレスを割り当てられる)と仮定する。
Figure 2006309638
この比較例の方式では、ストレージ内IDが、ホスト内IDと同じ数(65536個)に制限されてしまう。よって、仮に、ホスト内IDよりも多い数のボリュームが存在していても、ホスト内IDよりも多い数のボリュームは、使用されないこととなり、計算機資源の無駄となる。
一方、本発明の一実施形態による方式は、ホスト計算機10が発する切替コマンドにより、例えば、以下の表が切替テーブルとして生成される。
Figure 2006309638
この本発明の一実施形態による方式では、切替元ボリュームではホスト内IDを使用するが、切替先ボリュームではストレージ内IDを使用する。そして、切替コマンドに含まれる切替先ボリュームの特定情報を満たすボリュームが全て切替先ボリュームとなる。よって、表に含まれるボリュームは、ホスト内IDの個数に制限される切替元ボリュームに加え、ホスト内IDの個数に制限されない切替先ボリュームである。これにより、ホスト内IDよりも多い数のボリュームが存在していても、切替先ボリュームとして使用することができ、計算機資源であるボリュームを有効に活用することができる。
本発明の一実施形態に関するハードウェア構成の一例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するボリュームペア管理テーブルの構造を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するグループ管理テーブルの構造を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する入出力対象管理テーブルの構造を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するデバイス管理テーブルの構造を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するチャネルパス管理テーブルの構造を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するホスト計算機からストレージ装置への転送データの構造を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する入出力処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する入出力対象切替コマンドの文法を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する入出力対象切替要求データの構造を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する切替要求処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する入出力受付処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する入出力対象ボリューム検索処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する正側ストレージ装置内入出力対象ボリューム検索処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する切替先特定情報がボリュームIDである場合の自ストレージ装置内入出力対象ボリューム検索処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する切替先特定情報がサスペンド時刻である場合の自ストレージ装置内入出力対象ボリューム検索処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する副側ストレージ装置内入出力対象ボリューム検索処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関するペア状態遷移処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する入出力対象記憶処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関する入出力処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関するカスケード構成における本発明で使用するテーブル内容の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関する状態監視処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ホスト計算機
11 主記憶装置
12 中央処理装置
13 入出力インタフェース
20 ストレージ装置
21 ポート
22 CHA
23 スイッチ
24 DKA
25 ディスク装置
26 論理ボリューム
27 共有メモリ
30 ネットワーク
200 ボリュームペア管理テーブル(ボリュームテーブル)
300 グループ管理テーブル
400 入出力対象管理テーブル(切替テーブル)
500 デバイス管理テーブル
600 チャネルパス管理テーブル
700 転送データ構造
1000 入出力対象切替要求データ構造

Claims (18)

  1. ボリュームをホスト内IDで識別するホスト計算機、および、ボリュームをストレージ内IDで識別するストレージ装置を含む計算機システムに用いられる前記ストレージ装置であって、
    複数のボリューム間で複製を行うボリュームペアを管理するボリュームペア管理テーブルと、
    切替元ボリュームの前記ホスト内IDと、切替先ボリュームの特定情報と、を対応付ける切替コマンドを前記ホスト計算機から受信する入出力受付処理部と、
    前記切替元ボリュームとの間で前記ボリュームペアの関係を形成している切替先候補ボリュームから、前記切替先ボリュームの特定情報に合致する前記切替先ボリュームをボリュームテーブルから検索する入出力対象検索処理部と、
    前記切替元ボリュームの前記ホスト内IDと、検索された前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDと、を対応付けて切替テーブルに記憶する入出力対象記憶処理部と、
    前記切替元ボリュームの前記ホスト内IDをキーとするアクセス要求を受信したとき、前記切替テーブルを参照して前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDを取得し、前記切替先ボリュームに対してアクセスするように切り替える入出力処理部と、
    を有することを特徴とするストレージ装置。
  2. 前記ボリュームテーブルは、複数の前記ストレージ装置内にあるボリュームを管理し、前記切替元ボリュームと前記切替先ボリュームとが別々の前記ストレージ装置内に位置することを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  3. 前記ホスト内IDのデータ長が、前記ストレージ内IDのデータ長よりも短いことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  4. 前記切替先ボリュームの特定情報が、前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDと、前記切替先ボリュームを有する前記ストレージ装置のIDであることを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  5. 前記切替先ボリュームの特定情報が、前記切替先ボリュームの前記ボリュームペアにおけるサスペンド時刻であることを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  6. 前記切替先候補ボリュームは、前記切替元ボリュームとの間で前記ボリュームペアの関係を形成している所定のボリュームと、所定のボリュームとの間で前記ボリュームペアの関係を形成しているボリュームと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  7. 前記ボリュームペアは、前記切替元ボリュームから前記切替先ボリュームに複製を行うペアであり、前記切替元ボリュームからの差分データを受信可能なペア状態のとき、差分データの受信を不可能なペア状態に変更し、差分データの受信を不可能なペア状態への変更が完了するまで待つペア状態遷移処理部、を有することを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  8. 前記切替元ボリュームから所定のボリュームへ複製を行う前記ボリュームペアを監視する状態監視処理部を有し、
    前記入出力対象記憶処理部は、前記ボリュームペアのペア状態が整合性を保つことが保障された障害状態であれば、所定のボリュームを前記切替先ボリュームとして前記切替テーブルに記憶し、ペア状態が整合性を保つことが保障されない障害状態であれば、所定のボリュームの複製先であるボリュームを前記切替先ボリュームとして前記切替テーブルに記憶すること
    を特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  9. ボリュームをホスト内IDで識別するホスト計算機、および、前記ホスト計算機と通信線を介して接続され、ボリュームをストレージ内IDで識別するストレージ装置を含む計算機システムであって、
    前記ホスト計算機が、複数のボリューム間で複製を行うボリュームペアを管理する前記ストレージ装置に、切替元ボリュームの前記ホスト内IDと、切替先ボリュームの特定情報と、を対応付ける切替コマンドを前記通信線に接続される入出力インタフェースを介して送信する中央処理装置を有し、
    前記ストレージ装置は、前記通信線に接続されるポートと、前記ポートに接続されるチャネルアダプタと、前記チャネルアダプタに接続され、複数のボリューム間で複製を行うボリュームペアを格納する共有メモリと、前記チャネルアダプタに接続されるディスクアダプタと、前記ディスクアダプタに接続され、前記複数のボリュームが構成される複数のディスク装置を有し、
    前記チャネルアダプタが、切替元ボリュームの前記ホスト内IDと、切替先ボリュームの特定情報と、を対応付ける切替コマンドを前記ホスト計算機から受信し、
    前記チャネルアダプタが、前記切替元ボリュームとの間で前記ボリュームペアの関係を形成している切替先候補ボリュームから、前記切替先ボリュームの特定情報に合致する前記切替先ボリュームを前記共有メモリから検索し、
    前記チャネルアダプタが、前記切替元ボリュームの前記ホスト内IDと、検索された前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDと、を対応付けて前記共有メモリに記憶し、
    前記チャネルアダプタが、前記切替元ボリュームの前記ホスト内IDをキーとするアクセス要求を受信したとき、前記共有メモリを参照して前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDを取得し、前記切替先ボリュームに対してアクセスするように切り替え、
    前記ボリュームペアは、前記切替元ボリュームから前記切替先ボリュームに複製を行うペアであり、前記チャネルアダプタが、前記切替元ボリュームからの差分データを受信可能なペア状態のとき、差分データの受信を不可能なペア状態に変更し、差分データの受信を不可能なペア状態への変更が完了するまで待ち、
    前記チャネルアダプタが、切替元ボリュームから所定のボリュームへ複製を行う前記ボリュームペアを監視し、
    前記チャネルアダプタが、前記ボリュームペアのペア状態が整合性を保つことが保障された障害状態であれば、所定のボリュームを前記切替先ボリュームとして前記共有メモリに記憶し、ペア状態が整合性を保つことが保障されない障害状態であれば、所定のボリュームの複製先であるボリュームを前記切替先ボリュームとして前記共有メモリに記憶し、
    前記共有メモリは、複数の前記ストレージ装置内にあるボリュームを管理し、前記切替元ボリュームと前記切替先ボリュームとが別々の前記ストレージ装置内に位置し、
    前記ホスト内IDのデータ長が、前記ストレージ内IDのデータ長よりも短いように構成されており、
    前記切替先ボリュームの特定情報が、前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDおよび前記切替先ボリュームを有する前記ストレージ装置のID、ならびに、前記切替先ボリュームの前記ボリュームペアにおけるサスペンド時刻であること
    を特徴とする計算機システム。
  10. ボリュームをホスト内IDで識別するホスト計算機、および、ボリュームをストレージ内IDで識別するストレージ装置を含む計算機システムによるボリューム切替方法であって、
    前記ストレージ装置が、
    複数のボリューム間で複製を行うボリュームペアを共有メモリに管理し、
    切替元ボリュームの前記ホスト内IDと、切替先ボリュームの特定情報と、を対応付ける切替コマンドを前記ホスト計算機から受信し、
    前記切替元ボリュームとの間で前記ボリュームペアの関係を形成している切替先候補ボリュームから、前記切替先ボリュームの特定情報に合致する前記切替先ボリュームを前記共有メモリから検索し、
    前記切替元ボリュームの前記ホスト内IDと、検索された前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDと、を対応付けて前記共有メモリに記憶し、
    前記切替元ボリュームの前記ホスト内IDをキーとするアクセス要求を受信したとき、前記共有メモリを参照して前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDを取得し、前記切替先ボリュームに対してアクセスするように切り替える
    ことを特徴とするボリューム切替方法。
  11. 前記ホスト内IDのデータ長が、前記ストレージ内IDのデータ長よりも短いことを特徴とする請求項10に記載のボリューム切替方法。
  12. 前記切替先ボリュームの特定情報が、前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDと、前記切替先ボリュームを有する前記ストレージ装置のIDであることを特徴とする請求項10に記載のボリューム切替方法。
  13. 前記切替先ボリュームの特定情報が、前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDと、前記切替先ボリュームを有する前記ストレージ装置のIDであることを特徴とする請求項10に記載のボリューム切替方法。
  14. 前記切替先ボリュームの特定情報が、前記切替先ボリュームの前記ボリュームペアにおけるサスペンド時刻であることを特徴とする請求項10に記載のボリューム切替方法。
  15. ボリュームをホスト内IDで識別するホスト計算機、および、ボリュームをストレージ内IDで識別するストレージ装置を含む計算機システムに用いられる前記ホスト計算機であって、
    複数のボリューム間で複製を行うボリュームペアを管理する前記ストレージ装置に、切替元ボリュームの前記ホスト内IDと、切替先ボリュームの特定情報と、を対応付ける切替コマンドを入出力インタフェースを介して送信する中央処理装置を有し、
    前記切替コマンドは、前記ストレージ装置に、
    前記切替元ボリュームとの間で前記ボリュームペアの関係を形成している切替先候補ボリュームから、前記切替先ボリュームの特定情報に合致する前記切替先ボリュームをボリュームテーブルから検索させ、
    前記切替元ボリュームの前記ホスト内IDと、検索された前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDと、を対応付けて切替テーブルに記憶させ、
    前記切替元ボリュームの前記ホスト内IDをキーとするアクセス要求を受信したとき、前記切替テーブルを参照して前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDを取得し、前記切替先ボリュームに対してアクセスするように切り替えさせること
    を特徴とするホスト計算機。
  16. 前記ホスト内IDのデータ長が、前記ストレージ内IDのデータ長よりも短いことを特徴とする請求項15に記載のホスト計算機。
  17. 前記切替先ボリュームの特定情報が、前記切替先ボリュームの前記ストレージ内IDと、前記切替先ボリュームを有する前記ストレージ装置のIDであることを特徴とする請求項15に記載のホスト計算機。
  18. 前記切替先ボリュームの特定情報が、前記切替先ボリュームの前記ボリュームペアにおけるサスペンド時刻であることを特徴とする請求項15に記載のホスト計算機。

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