JP2006309012A - ホログラムデータ生成装置、方法およびプログラム、ならびにホログラムデータ生成システムおよびホログラム表示システム - Google Patents

ホログラムデータ生成装置、方法およびプログラム、ならびにホログラムデータ生成システムおよびホログラム表示システム Download PDF

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Riyuutaro Oi
隆太朗 大井
Tomoyuki Mishina
智之 三科
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誠人 奥井
Atsushi Arai
淳 洗井
Fumio Okano
文男 岡野
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Abstract

【課題】 少ない演算ステップでホログラムデータを生成することができ、かつ、より短時間でホログラムデータを生成することが可能なホログラムデータ生成装置を提供する。
【解決手段】 ホログラムデータ生成装置20Aは、被写体の多視点画像に関する多視点画像データに基づいて、多視点画像に対応するレンズアレイの後側焦平面における、多視点画像から放射される物体光の複素振幅分布を算出するレンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部21と、レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部21の算出結果に基づいて、ホログラムデータを生成するホログラムデータ生成部22と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被写体の多視点画像を入力として用いるホログラムデータ生成装置、方法およびプログラム、ならびにホログラムデータ生成システムおよびホログラム表示システムに係り、特に、IP(インテグラル・フォトグラフィ)により撮像された被写体の多視点画像を入力として用いるホログラムデータ生成装置、方法およびプログラム、ならびにホログラムデータ生成システムおよびホログラム表示システムに関する。
従来、自然光下で撮像された被写体の多視点画像を入力として用い、被写体のホログラムを作成する技術として、ホロコーダ・ホログラムが公知である(例えば、非特許文献1参照)。
ホロコーダ・ホログラムは、凸レンズアレイを介して撮像された被写体の多視点画像にコヒーレント光を照射し、撮像時と同じ焦点距離及び配置を有する凸レンズアレイを通して被写体と等価な像を再生し、この再生像を構成する光(物体光)とコヒーレント光(参照光)との干渉縞を記録することによって、自然光下で撮像された被写体のホログラムを作成する技術である。
また、ホロコーダ・ホログラムによって作成されたホログラムをテレビジョンカメラで撮像することにより、立体動画像に適用可能な連続ホログラム作成装置もすでに提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−218509号公報(段落0021〜0034、図1) R.V.Pole,"3-D imagery and holograms of objects illuminated in white light",Appl.Phys.Lett.,vol.10,pp.20-22,1967
しかしながら、特許文献1に記載の連続ホログラム作成装置は、純光学的にホログラムを作成するので、光学系の設置・調整に多大な労力を必要とするという問題を有している。
そこで、本願と同一の出願人により、ホロコーダ・ホログラムの光学系を数値データに基づく処理装置(コンピュータなど)に置き換えることにより、光学系を簡素化することができるホログラム形成装置が出願されている(特願2004−315360:本願出願時未公開)。
このホログラム形成装置は、連続ホログラム作成装置の光学系における物体光の伝搬をそのままシミュレートする装置であり、凸レンズアレイの光放射面における光の複素振幅分布を算出するレンズアレイ光放射面複素振幅分布算出部と、ホログラム形成面における光(物体光)の複素振幅分布を算出するホログラム形成面複素振幅分布算出部を備えている。
ここで、特願2004−315360に記載されたホログラム形成装置によるホログラムデータ生成について説明する。図7は、本発明とは別のホログラム形成装置によるホログラムデータ生成を説明するための図である。まず、ホログラム形成装置は、多視点画像面501の要素画像501a上の光分布F0から放射した光の、要素画像501aに対応する凸レンズ502a(焦点距離:f1)の入射面における複素振幅分布F1を算出する。ここで、凸レンズ502aを有するレンズアレイ502は、多視点画像面501から距離f1だけ離れており、光分布F0と複素振幅F1との関係は、式(1)によって表される。なお、式(1)において、k1およびA1は定数である。
Figure 2006309012
続いて、ホログラム形成装置は、複素振幅分布F1に凸レンズ502aの位相シフト関数を積算することによって、凸レンズ502aの光放射面における複素振幅分布F2を算出する。複素振幅分布F1と複素振幅分布F2との関係は、式(2)によって表される。なお、式(2)において、k2およびA2は定数である。
Figure 2006309012
続いて、ホログラム形成装置は、複素振幅分布F2に基づいて、凸レンズ502aから距離d1(ここで、d1>f1)だけ離れたホログラム形成面503における複素振幅分布F3を算出する。複素振幅分布F2と複素振幅分布F3との関係は、式(3)によって表される。なお、式(3)において、k3およびA3は定数である。
Figure 2006309012
最後に、ホログラム形成装置は、複素振幅分布F3と参照光RL´との干渉を考慮することによって、ホログラムデータを算出する。
すなわち、従来のホログラム形成装置は、ホログラム形成面503におけるIP再生像を構成する光(物体光)OL´の複素振幅分布F3を算出する前処理として、F0からF1を算出する処理と、F1からF2を算出する処理と、を行う必要があり、このことがホログラム形成装置の構成の複雑化を招いている。また、物体光OL´の伝搬演算には、基本的にフレネル・キルヒホッフの式におけるフレネル領域の近似式が使用されているため、伝搬距離が長くなるにつれて演算量が増大し、演算時間がかかるという問題を有している
本発明は、前記した問題を解決すべく創案されたものであり、少ない演算ステップでホログラムデータを生成することができ、かつ、より短時間でホログラムデータを生成することが可能なホログラムデータ生成装置、方法およびプログラム、ならびにホログラムデータ生成システムおよびホログラム表示システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、被写体の多視点画像に関する多視点画像データに基づいて前記被写体のホログラムデータを生成するホログラムデータ生成装置であって、前記多視点画像データにフーリエ変換処理を施すことによって、前記多視点画像に対応するレンズアレイの後側焦平面における、前記多視点画像から放射される物体光の複素振幅分布を算出するレンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部と、前記レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部の算出結果に基づいて、前記ホログラムデータを生成するホログラムデータ生成部と、を備えていることを特徴とする。
「ホログラムデータ」は、電子表示装置などにホログラム(干渉縞)を表示させるためのデータである。このホログラムデータは、レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部の算出結果を直接または間接的に利用して生成される。
このように構成されたホログラムデータ生成装置では、少ない演算ステップでホログラムデータを生成することができ、さらにフーリエ変換として高速フーリエ変換(FFT)を使用できるので、高速な演算が可能である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のホログラムデータ生成装置であって、前記ホログラムデータ生成部は、前記レンズアレイの後側焦平面をホログラム形成面とするホログラムデータを生成することを特徴とする。
このように構成されたホログラムデータ生成装置では、後側焦平面における複素振幅分布をホログラム形成面における複素振幅分布として使用することができる。
また、請求項3に記載の発明であるホログラムデータ生成システムは、請求項1または請求項2に記載のホログラムデータ生成装置と、被写体の多視点画像に関する多視点画像データを生成し、前記ホログラムデータ生成装置に出力する多視点画像データ取得装置と、を備えていることを特徴とする。
このように構成されたホログラムデータ生成システムでは、ホログラムデータ生成のための多視点画像データを取得することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のホログラムデータ生成システムであって、前記多視点画像データ取得装置は、二次元方向に異なる視点位置から撮像された複数の画像からなる多視点画像に関する多視点画像データを取得することを特徴とする。
このように構成されたホログラムデータ生成システムでは、利用者の視線の二次元方向への移動に対応したホログラムを作成可能なホログラムデータを得ることができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のホログラムデータ生成システムであって、前記多視点画像データ取得装置は、一次元方向に異なる視点位置から撮像された複数の画像からなる多視点画像に関する多視点画像データを取得することを特徴とする。
このように構成されたホログラムデータ生成システムでは、構成の簡素化が可能である。
また、請求項6に記載の発明であるホログラム表示システムは、請求項1または請求項2に記載のホログラムデータ生成装置と、前記ホログラムデータに基づいて、前記被写体のホログラムを表示するホログラム表示装置と、を備えていることを特徴とする。
このように構成されたホログラム作成システムでは、ホログラムデータに基づいて被写体のホログラムを表示することができる。
また、請求項7に記載の発明は、被写体の多視点画像に関する多視点画像データに基づいて前記被写体のホログラムデータを生成するホログラムデータ生成方法であって、前記多視点画像データにフーリエ変換処理を施すことによって、前記多視点画像に対応するレンズアレイの後側焦平面における、前記多視点画像から放射される物体光の複素振幅分布を算出するレンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出ステップと、前記レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出ステップにおける算出結果に基づいて、前記ホログラムデータを生成するホログラムデータ生成ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明であるホログラムデータ生成プログラムは、被写体の多視点画像に関する多視点画像データに基づいて前記被写体のホログラムデータを生成するためにコンピュータを、前記多視点画像データにフーリエ変換処理を施すことによって、前記多視点画像に対応するレンズアレイの後側焦平面における、前記多視点画像から放射される物体光の複素振幅分布を算出するレンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部、前記レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部の算出結果に基づいて、前記ホログラムデータを生成するホログラムデータ生成部、として機能させることを特徴とする。
請求項1に記載のホログラムデータ生成装置、請求項3に記載のホログラムデータ生成システム、請求項6に記載のホログラム表示システム、請求項7に記載のホログラムデータ生成方法および請求項8に記載のホログラムデータ生成プログラムは、光学系の設置・調整に要する労力をなくすことができる。
また、これらの発明は、レンズアレイの後側焦平面における複素振幅分布を算出するので、演算ステップを減らすことができ、より短時間でホログラムデータを生成することができる。
また、これらの発明は、高速フーリエ変換(FFT)を用いることにより、光の伝搬に関する計算量が、N・log2Nオーダーの積和演算で済む。したがって、計算量がN2オーダーの積和演算である特願2004−315360に記載されたホログラム作成装置と比較して、高速な演算が可能である。この効果は、レンズアレイの焦点距離が長い場合、すなわち、計算すべき領域が増加した場合により顕著に現れる。
請求項2に記載のホログラムデータ生成装置は、演算ステップを最小化でき、より高速な演算が可能である。
請求項4に記載のホログラムデータ生成システムは、利用者の視線の二次元方向への移動に対応可能なホログラムを形成可能なホログラムデータを得ることができる。
請求項5に記載のホログラムデータ生成システムは、構成の簡素化が可能である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
(第一の実施形態)
まず、図1および図2を参照して、本発明の第一の実施形態に係るホログラム作成システムについて説明する。図1は、ホログラム作成システムを示す模式図である。図2は、ホログラム作成システムを示すブロック図である。
<ホログラム作成システム1A>
図1に示すように、本発明の第一の実施形態に係るホログラム作成システム1Aは、自然光NL下で被写体POの多視点画像を、多視点画像取得部11を介して撮像し、その再生像RIを動画像として表示するシステムである。図1および図2に示すように、ホログラム作成システム1Aは、被写体POの多視点画像に関する多視点画像データを取得する多視点画像データ取得装置10と、多視点画像データに基づいてホログラムデータを生成するホログラムデータ生成装置20Aと、ホログラムデータに基づいてホログラムを表示するホログラム表示装置40と、ホログラムに照明光ILを照射する照明光発生装置50と、を備えている。ホログラムデータ生成装置20Aによって生成されたホログラムデータは、蓄積伝送部30を介してホログラム表示装置40に出力される。ここで、ホログラムデータ生成システム2Aは、多視点画像データ取得装置10と、ホログラムデータ生成装置20Aと、を備えている。また、ホログラム表示システム3Aは、ホログラムデータ生成装置20Aと、ホログラム表示装置40と、を備えている。
≪多視点画像データ取得装置10≫
多視点画像データ取得装置10は、IP(Integral Photography:インテグラル・フォトグラフィ)撮像装置であり、多視点画像取得部11と、多視点画像データ生成部12と、を備えている。
多視点画像取得部11は、被写体POの多視点画像を取得するレンズアレイである。本実施形態における多視点画像取得部11としては、凸レンズをアレイ状に整列した凸レンズアレイまたは凸レンズと同等の働きをするグラスファイバーレンズをアレイ状に整列したグラスファイバーレンズアレイが使用可能であり、ここでは、図6(a)に示す二次元レンズアレイ11Cが使用されている(詳細は後記する)。多視点画像は、被写体POの複数の要素画像から構成されている。要素画像のそれぞれは、異なる視点位置から撮像されている。
多視点画像データ生成部12は、多視点画像取得部11によって取得された多視点画像を撮像するテレビジョンカメラであり、多視点画像を数値データ化することによって、多視点画像データを生成する。
また、被写体POと多視点画像取得部11との間には、奥行き制御レンズ13が設けられている。奥行き制御レンズ13は、被写体POの像を多視点画像取得部11の近くに結像させることにより、再生像RIを表示する際の奥行き位置を好適に制御するとともに、奥行き位置の解像度を好適に確保するためのものである。
≪ホログラムデータ生成装置20A≫
ホログラムデータ生成装置20Aは、レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部21と、ホログラムデータ生成部22と、を備えている。図3は、ホログラムデータ生成装置によるホログラムデータ生成の原理を説明するための模式図である。図3に示された光学系は、仮想的な光学系であり、ホログラムデータ生成装置20Aが行う演算を説明するためのものである。以下、図3を参照して、ホログラムデータの生成について説明する。
この仮想的な光学系は、多視点画像取得部11(図1参照)によって取得された多視点画像に相当する多視点画像面101と、多視点画像取得部11と同じ焦点距離及び配置を有するレンズアレイ102と、後記する光変調器42(図1参照)に相当するホログラム形成面103と、を備えている。ホログラム形成面103には、参照光RLが照射されている。
多視点画像面101とレンズアレイ102との距離は、レンズアレイ102の凸レンズ102aの焦点距離f2に等しく、レンズアレイ102とホログラム形成面103との距離も、焦点距離f2に等しい。すなわち、ホログラム形成面103は、レンズアレイ後側焦平面104上に配置されている。なお、便宜上、多視点画像面101側を前側、ホログラム形成面103側を後側としている。
最終的なホログラムデータは、多視点画像面101における要素画像(多視点画像を構成する一の画像)101aごとの算出結果を重ね合わせることによって得られるので、以下、要素画像101aの物体光OLの複素振幅分布F4に関する演算について説明する。なお、多視点画像データは、要素画像101aごとの複素振幅分布F4の集合である。
レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部21は、多視点画像データである要素画像101a上の物体光OLの複素振幅分布F4に基づいて、レンズアレイ後側焦平面104における物体光OLの複素振幅分布F5を算出する。レンズアレイ後側焦平面104には、要素画像101aのフーリエ変換が現れているので、複素振幅分布F4と複素振幅分布F5との関係は、式(4)によって表される。なお、式(4)において、A5は定数であり、λは物体光OLの波長である。
Figure 2006309012
実装上では、フーリエ変換として離散フーリエ変換(DFT)または高速フーリエ変換(FFT)が使用可能である。第一の実施形態においては、ホログラム形成面103がレンズアレイ後側焦平面104上にあるので、物体光OLの伝搬に関する演算が、一段階で済む。
ホログラムデータ生成部22は、複素振幅分布F5とコヒーレント光である参照光RLとの干渉縞を計算することによりホログラムデータを得る。
なお、DFTまたはFFTが使用される場合には、要素画像の水平(x)、鉛直(y)方向の画素数Nと、焦点距離f2とが式(5)の関係を充足することが望ましい。なお、式(5)において、Δpは水平、鉛直の要素画像の画素ピッチである。すなわち、仮想的な光学系である多視点画像面101およびホログラム形成面103のそれぞれの画素ピッチが、後記する光変調器42の画素ピッチと同一の値(=Δp)として想定されている。
Figure 2006309012
式(5)の関係が満たされていると、再生像RIの縦(y)、横(x)および奥行き方向の倍率が「1」となり、被写体POと同じ大きさの再生像RIが得られる。
≪ホログラム表示装置40≫
図1および図2に戻り、ホログラム作成システム1Aの説明を続ける。図1に示すように、ホログラム表示装置40は、ホログラムデータに基づいて、被写体POのホログラムを表示する電子表示装置である。図1および図2に示すように、ホログラム表示装置40は、光変調器駆動部41と、光変調器42と、を備えている。
光変調器駆動部41は、ホログラムデータに基づいて、光変調器42を画素ごとに駆動する装置である。
光変調器42は、透明電極を画素ごとに設けた一対の透明基盤の間に表示媒体を保持する構造、すなわち画素構造を有しており、被写体POの再生像RIのためのホログラム(干渉縞)を表示するための装置である。本実施形態では、表示媒体として液晶が使用されている。
≪照明光発生装置50≫
照明光発生装置50は、ホログラムに照明光ILを照射する装置であり、レーザ光源駆動部51と、レーザ光源52と、を備えている。レーザ光源駆動部51は、レーザ光源を駆動する装置である。レーザ光源52は、参照光RLと同等なレーザ光である照明光ILを発生し、光変調器42に照射する装置である。ホログラムデータによって光変調器42上にホログラムが表現され、かつ、光変調器42に照明光ILが照射されることによって、被写体POの再生像RIが表示される。すなわち、再生像表示装置は、ホログラム表示装置40と、照明光発生装置50と、を備えている。また、再生像表示システムは、ホログラムデータ生成装置20Aと、再生像表示装置と、を備えている。
<ホログラム作成方法>
続いて、本発明の第一の実施形態に係るホログラム作成システム1Aを使用したホログラム作成方法について説明する。まず、多視点画像データ取得装置10が、被写体POの多視点画像データを取得する。続いて、レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部21が、多視点画像データに基づく物体光OLの複素振幅分布F4を利用して、レンズアレイ後側焦平面104における複素振幅分布F5を算出する(レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出ステップ)。続いて、ホログラムデータ生成部22が、複素振幅分布F5を利用して、ホログラム形成面103における物体光OLと参照光RLとのホログラム(干渉縞)に関するホログラムデータを生成する(ホログラムデータ生成ステップ)。続いて、光変調器駆動部41がホログラムデータに基づいて光変調器42を駆動してホログラムを表示させるとともに、レーザ光源駆動部51がレーザ光源52を駆動して光変調器42に照明光ILを照射させることによって、再生像RIが表示される。
第一の実施形態に係るホログラム作成システム1Aは、光学系の設置・調整に要する労力をなくすことができる。また、ホログラム作成システム1Aは、レンズアレイ後側焦平面104における複素振幅分布F5を算出するので、演算ステップを減らすことができ、より短時間でホログラムデータを生成することができる。また、ホログラム作成システム1Aは、光の伝搬に関する演算に高速フーリエ変換(FFT)を使用することができ、その計算量が、N・log2Nオーダーの積和演算で済む。したがって、計算量がN2オーダーの積和演算である特願2004−315360に記載されたホログラム作成装置と比較して、高速な演算が可能である。この効果は、レンズアレイ102の焦点距離f2が長い場合、すなわち、計算すべき領域が増加した場合により顕著に現れる。
(第二の実施形態)
続いて、図1、図4および図5を参照して、本発明の第二の実施形態に係るホログラム作成システムについて、第一の実施形態に係るホログラム作成システム1Aとの相違点を中心に説明する。図4は、ホログラム作成システムを示すブロック図である。図5は、ホログラムデータ生成装置によるホログラムデータ生成の原理を説明するための模式図である。
図1および図4に示すように、本発明の第二の実施形態に係るホログラム作成システム1Bは、ホログラムデータ生成装置20Aに代えて、ホログラムデータ生成装置20Bを備えている。すなわち、図1に示すように、第二の実施形態に係るホログラムデータ生成システム2Bは、多視点画像データ取得装置10と、ホログラムデータ生成装置20Bと、を備えている。また、第二の実施形態に係るホログラム表示システム3Bは、ホログラムデータ生成装置20Bと、ホログラム表示装置40と、を備えている。
図4に示すように、ホログラムデータ生成装置20Bは、さらにホログラム形成面複素振幅分布算出部23を備えている。
図5に示すように、第二の実施形態に係るホログラムデータ生成装置20Bは、特願2004−315360に記載されたホログラム形成装置のように、ホログラム形成面103がレンズアレイ102から距離d2(d2>f2)だけ離れた場合を想定している。ホログラム形成面複素振幅分布算出部23は、レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部21によって算出された複素振幅分布F5に基づいて、ホログラム形成面103における複素振幅分布F6を算出する。複素振幅分布F5と複素振幅分布F6との関係は、式(6)によって表される。なお、式(6)において、k6およびA6は定数である。
Figure 2006309012
ホログラムデータ生成部22は、複素振幅分布F6に基づいてホログラムデータを生成する。
第二の実施形態に係るホログラム作成システム1Bは、特願2004−315360に記載されたホログラム作成装置と比較して、演算処理を簡素化することができる。また、フレネルの近似式による算出距離が“d2−f2”と短くて済み、高速な演算が可能である。
(多視点画像取得部11の例)
続いて、本発明の多視点画像取得部11の例について説明する。図6は、多視点画像取得部の例を示す模式図である。
図6(a)の多視点画像取得部は、第一の実施形態に係る多視点画像取得部11と同一であり、水平(x)、鉛直(y)方向の二次元方向にアレイ状に配置された複数の凸レンズ11C1から構成された二次元レンズアレイ11Cである。多視点画像取得部11として二次元レンズアレイ11Cを使用することにより、多視点画像データ取得装置10は、二次元方向に異なる視点位置から撮像された複数の画像からなる多視点画像に関する多視点画像データを取得する。したがって、水平、鉛直方向に立体感を有する再生像RIが得られる。
図6(b)の多視点画像取得部は、レンチキュラーレンズであり、水平(x)方向の一次元方向に配置された複数のシリンドリカルレンズ11D1から構成された一次元レンズアレイ11Dである。人間の目は、左右に並んでいるので、水平(左右)方向の立体感に敏感である一方、鉛直(上下)方向の立体感には比較的鈍感である。そのため、ホログラムデータ作成システムは、水平(左右)方向の立体感を要求される一方、鉛直方向の立体感はあまり要求されない。そこで、多視点画像取得部11としてレンチキュラーレンズ11Dを水平方向に配置して使用することにより、多視点画像データ取得装置10は、一次元方向に異なる視点位置から撮像された複数の画像からなる多視点画像に関する多視点画像データを取得する。したがって、多視点画像データ取得装置10(図1参照)の構成の簡略化が実現可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。
例えば、液晶以外を用いた光変調器42として、電圧印加に伴う静電気力により透明基板に挟まれた流体(液体または気体)中で着色または白濁した微粒子(顔料など)が移動または回転し、光の吸収状態が変化する電気泳動方式およびトナー方式を適用した光変調器であっても良い。また、透明電極からの電流注入により電解溶液中の金属(銀など)のイオン化・析出が制御され、外光の吸収状態を変化させる電気析出方式を適用した光変調器であっても良い。さらには、極めて微細で電荷を帯びやすく電界で移動する性質を有する樹脂製の粉流体を表示媒体とする電気粉流体方式を適用した光変調器であっても良い。
なお、前記した実施形態ではシステムとして説明したが、本発明は、コンピュータに実装可能であり、コンピュータをホログラムデータ生成装置として機能させるホログラムデータ生成プログラムもその権利範囲に含んでいる。
また、ホログラムデータ生成装置は、コンピュータを用いて実現した装置であっても良く、また、専用の計算処理装置であっても良い。
本発明に係るホログラム作成システムを示す模式図である。 本発明の第一の実施形態に係るホログラム作成システムを示すブロック図である。 本発明の第一の実施形態に係るホログラムデータ生成装置によるホログラムデータ生成の原理を説明するための模式図である。 本発明の第二の実施形態に係るホログラム作成システムを示すブロック図である。 本発明の第二の実施形態に係るホログラムデータ生成装置によるホログラムデータ生成の原理を説明するための模式図である。 本発明の多視点画像取得部の例を示す模式図である。 本発明とは別のホログラム形成装置によるホログラムデータ生成を説明するための模式図である。
符号の説明
1A,1B ホログラム作成システム
2A,2B ホログラムデータ生成システム
3A,3B ホログラム表示システム
10 多視点画像データ取得装置
20A,20B ホログラムデータ生成装置
21 レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部
22 ホログラムデータ生成部
40 ホログラム表示装置

Claims (8)

  1. 被写体の多視点画像に関する多視点画像データに基づいて前記被写体のホログラムデータを生成するホログラムデータ生成装置であって、
    前記多視点画像データにフーリエ変換処理を施すことによって、前記多視点画像に対応するレンズアレイの後側焦平面における、前記多視点画像から放射される物体光の複素振幅分布を算出するレンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部と、
    前記レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部の算出結果に基づいて、前記ホログラムデータを生成するホログラムデータ生成部と、
    を備えていることを特徴とするホログラムデータ生成装置。
  2. 前記ホログラムデータ生成部は、前記レンズアレイの後側焦平面をホログラム形成面とするホログラムデータを生成することを特徴とする請求項1に記載のホログラムデータ生成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のホログラムデータ生成装置と、
    被写体の多視点画像に関する多視点画像データを生成し、前記ホログラムデータ生成装置に出力する多視点画像データ取得装置と、
    を備えていることを特徴とするホログラムデータ生成システム。
  4. 前記多視点画像データ取得装置は、二次元方向に異なる視点位置から撮像された複数の画像からなる多視点画像に関する多視点画像データを取得することを特徴とする請求項3に記載のホログラムデータ生成システム。
  5. 前記多視点画像データ取得装置は、一次元方向に異なる視点位置から撮像された複数の画像からなる多視点画像に関する多視点画像データを取得することを特徴とする請求項3に記載のホログラムデータ生成システム。
  6. 請求項1または請求項2に記載のホログラムデータ生成装置と、
    前記ホログラムデータに基づいて、前記被写体のホログラムを表示するホログラム表示装置と、
    を備えていることを特徴とするホログラム表示システム。
  7. 被写体の多視点画像に関する多視点画像データに基づいて前記被写体のホログラムデータを生成するホログラムデータ生成方法であって、
    前記多視点画像データにフーリエ変換処理を施すことによって、前記多視点画像に対応するレンズアレイの後側焦平面における、前記多視点画像から放射される物体光の複素振幅分布を算出するレンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出ステップと、
    前記レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出ステップにおける算出結果に基づいて、前記ホログラムデータを生成するホログラムデータ生成ステップと、
    を含むことを特徴とするホログラムデータ生成方法。
  8. 被写体の多視点画像に関する多視点画像データに基づいて前記被写体のホログラムデータを生成するためにコンピュータを、
    前記多視点画像データにフーリエ変換処理を施すことによって、前記多視点画像に対応するレンズアレイの後側焦平面における、前記多視点画像から放射される物体光の複素振幅分布を算出するレンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部、
    前記レンズアレイ後側焦平面複素振幅分布算出部の算出結果に基づいて、前記ホログラムデータを生成するホログラムデータ生成部、
    として機能させることを特徴とするホログラムデータ生成プログラム。
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