JP2006308797A - エンジン音合成装置およびそれを備えた車両、ならびにエンジン音合成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パルス間隔検出部22は、エンジンの回転に同期した回転パルスの間隔を検出してパルス間隔データを生成する。エンジン音データ記憶部30には、予め収録した加速時および減速時のエンジン音データが格納されている。加速音データ切出し制御部31および減速音データ切出し制御部32は、パルス間隔データに基づいて、エンジン音データ記憶部30に記憶されたエンジン音データから所定長のエンジン音データを互いに異なる切り出し位置で複数個切り出す。加速音データ再生部41〜44および減速音データ再生部46〜49は、切り出された複数のエンジン音データを、一定の再生レートで、パルス間隔データCの時間間隔毎に順次再生する。これらの再生される複数のエンジン音データが、重ね合わせ部50で重ね合わされて合成エンジン音データが生成される。
【選択図】 図3
Description
ところが、車両の運転者にとっては、車両に搭載されたエンジン音には捨てがたい魅力があり、運転時の楽しみの一つでもある。そのため、静音化されたエンジンを搭載した車両は、運転者に十分な満足をもたらすことができず、車両の購買意欲の低下の原因となりかねない。
より具体的には、エンジンの共振周波数(固有振動数)はエンジン回転速度には無関係であるから、エンジン回転数に関係なく維持されるべき周波数の音が存在している。特許文献2の技術では、このような音の再現性が悪く、自然なエンジン音を再現することができないのである。
また、この発明の他の目的は、そのようなエンジン音合成装置を搭載することによって、車両の乗員に実音に近似したエンジン音を提供でき、これにより、運転者等の満足度を高めることができる車両を提供することである。
このようなエンジン音データの重ね合わせによる周波数の変動は、低周波数域において顕著に現れる。これにより、エンジン回転速度に応じて周波数が変動する次数成分(低周波数成分)を再現できる。
前記爆発間隔データ生成手段は、エンジンの回転パルスの間隔を測定し、その測定結果を表すデータ(パルス間隔データ)を生成するものであってもよく、また、エンジンの点火タイミング間の時間間隔を計測して、その測定結果を表すデータを生成するものであってもよい。また、エンジン回転速度データに基づく演算によってエンジンの爆発間隔データを生成するものであってもよい。
この構成によれば、エンジン回転速度に応じて爆発間隔が変動した場合でも、エンジン音データの再生レートが一定に保持されるので、エンジンのメカニカルな音が失われることがない。これにより、より自然なエンジン音を再現できる。
請求項4記載の発明は、各前記エンジン音データ再生手段は、エンジン音データの再生開始時の音圧を漸増させるとともに再生末期の音圧を漸減させるフェード手段を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエンジン音合成装置である。
請求項5記載の発明は、前記フェード手段は、エンジン音データに音圧係数を乗じる音圧係数乗算手段と、前記音圧係数を、時間経過に従って0から所定の上限値まで漸増させて当該上限値に保持し、その後、時間経過に従って当該上限値から0まで漸減させる窓関数に従って生成する音圧係数生成手段とを含むものであることを特徴とする請求項4記載のエンジン音合成装置である。この構成により、フェードインおよびフェードアウトを実現できる。
請求項6記載の発明は、前記音圧係数生成手段は、前記音圧係数が前記上限値に保持される期間が前記爆発間隔データ生成手段によって生成される爆発間隔データにより表される時間よりも長くなるように、前記音圧係数を生成するものであることを特徴とする請求項5記載のエンジン音合成装置である。
請求項7記載の発明は、前記エンジンのスロットル開度を表すスロットル開度情報を生成するスロットル開度情報生成手段をさらに含み、前記エンジン音データ記憶手段は、加速時のエンジン音データおよび減速時のエンジン音データを記憶しており、前記エンジン音データ切出し手段は、前記爆発間隔データ生成手段が生成する前記爆発間隔データに基づいて、前記エンジン音データ記憶手段から、加速時のエンジン音データを切り出す加速音データ切出し手段と、減速時のエンジン音データを切り出す減速音データ切出し手段とを含み、前記エンジン音データ再生手段は、前記加速音データ切出し手段によって切り出された加速時のエンジン音データを再生する加速音データ再生手段と、前記減速音データ切出し手段によって切り出された減速時のエンジン音データを再生する減速音データ再生手段とを含み、前記加速音データ再生手段は、前記スロットル開度情報生成手段が生成するスロットル開度情報に基づいて前記加速時のエンジン音データおよび減速時のエンジン音データの混合比率を規定する加速音係数を生成する加速音係数生成手段と、この加速音係数生成手段によって生成された加速音係数を前記加速音データ切出し手段によって切り出されたエンジン音データに乗じる加速音係数乗算手段とを含み、前記減速音データ再生手段は、前記スロットル開度情報生成手段が生成するスロットル開度情報に基づいて、前記混合比率を規定する減速音係数を生成する減速音係数生成手段と、この減速音係数生成手段によって生成された減速音係数を前記減速音データ切出し手段によって切り出されたエンジン音データに乗じる減速音係数乗算手段とを含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のエンジン音合成装置である。
この構成により、静粛性の高いエンジンを搭載した車両であっても、車両の乗員に対して実音に近似した自然な合成エンジン音を提供できる。これにより、運転者等の乗員の満足度を高めることができる。
請求項10記載の発明は、前記切り出される複数個のエンジン音データの再生を、前記爆発間隔データ生成ステップによって生成される爆発間隔データによらずに一定の再生レートで行うことを特徴とする請求項9記載のエンジン音合成方法である。
図1は、この発明の一実施形態に係るエンジン音合成装置を装備した車両である四輪自動車の構成を説明するための概念図である。この自動車1は、たとえば電子制御式4サイクルエンジンからなるエンジン2(この実施形態では4気筒エンジン)を動力源とし、このエンジン2からの駆動力を車輪3に伝達して走行するものである。車室4内の運転席5の前方の操作パネル6には、カーオーディオ装置本体7が配置されている。このカーオーディオ装置本体7に接続されたスピーカ8は、たとえば、運転席5の近傍の位置と、車室4の後方位置とに配置されている。
エンジン音合成装置10は、たとえば、4気筒エンジンのエンジン音信号を生成するものであり、たとえば、カーオーディオ装置本体7の近傍に配置され、このカーオーディオ装置本体7の前記外部音声入力端子に接続されている。すなわち、エンジン音合成装置10が発生する合成エンジン音信号は、カーオーディオ装置本体7によって増幅され、スピーカ8から車室4内に向けて音響化されて出力される。
エンジン2のスロットル開度は、運転席の床面付近に設けられたアクセルペダル9の操作量に対応するので、スロットル開度センサ11の代わりに、アクセルペダル9の操作量を検出するアクセル操作量センサ14の出力信号をエンジン音合成装置10に入力することもできる。
図3は、合成エンジン音データ生成部24の構成例を説明するためのブロック図である。合成エンジン音データ生成部24は、エンジン音(エンジン2のエンジン音である必要はない。)を予め収録して得たエンジン音データを記憶したエンジン音データ記憶部30と、このエンジン音データ記憶部30(エンジン音データ記憶手段)に記憶されたエンジン音データから加速音区間を切り出す加速音データ切出し制御部31(加速音データ切出し手段)と、前記エンジン音データ記憶部30に記憶されたエンジン音データから減速音区間を切り出す減速音データ切出し制御部32(減速音データ切出し手段)とを備えている。さらに、合成エンジン音データ生成部24は、加速音データ切出し制御部31によって切り出される加速音データをそれぞれ再生する第1、第2、第3および第4加速音データ再生部41,42,43,44(加速音データ再生手段)と、減速音データ切出し制御部32によって切り出される減速音データをそれぞれ再生する第1、第2、第3および第4減速音データ再生部46,47,48,49(減速音データ再生手段)と、第1〜第4加速音データ再生部41,42,43,44によって再生される加速音データおよび第1〜第4減速音データ再生部46,47,48,49によって再生される減速音データを重ね合わせる重ね合わせ部50(重ね合わせ手段)とを備えている。
音圧補正処理部P2は、回転パルスが与えられたときのスロットル開度データAに応じた補間係数である加速音係数を生成する加速音係数生成部63(加速音係数生成手段)と、この加速音係数生成部63が生成する加速音係数をエンジン音データ(揺らぎ処理後のエンジン音データ)に乗じる乗算部64(加速音係数乗算手段)とを備えている。
図9は、加速音開始アドレステーブル33の一例を示す図である。加速音開始アドレステーブル33は加速音の開始アドレスを生成するものであり、減速音開始アドレステーブル34は減速音の開始アドレスを生成するものであるが、基本構成は同様であるので、加速音開始アドレステーブル33の構成のみを説明する。
加速音開始アドレステーブル33は、第1加速音アドレスコントローラ51に対しては、気筒番号♯1に対応した開始アドレスAn1を与え、第2加速音アドレスコントローラ52に対しては、気筒番号♯2に対応した開始アドレスAn2を与え、第3加速音アドレスコントローラ53に対しては、気筒番号♯3に対応した開始アドレスAn3を与え、第4加速音アドレスコントローラ54に対しては、気筒番号♯4に対応した開始アドレスAn4を与えるように動作する。これにより、第1加速音データ再生部41は、気筒番号♯1に対応した開始アドレスAn1から再生開始して4ΔTの区間のエンジン音データを再生し、第2加速音データ再生部42は、気筒番号♯2に対応した開始アドレスAn2から再生開始して4ΔTの区間のエンジン音データを再生し、第3加速音データ再生部43は、気筒番号♯3に対応した開始アドレスAn3から再生開始して4ΔTの区間のエンジン音データを再生し、第4加速音データ再生部44は、気筒番号♯4に対応した開始アドレスAn4から再生開始して4ΔTの区間のエンジン音データを再生することになる。
上述のとおり、減速音開始アドレステーブル34は、加速音開始アドレステーブル33と同様な構成を有し、第1〜第4減速音アドレスコントローラ56〜59に対して同様に動作する。そして、第1〜第4加速音データ再生部41〜44が生成するエンジン音データと、第1〜第4減速音データ再生部46〜49が再生するエンジン音データとが、スロットル開度に応じて設定される加速音係数および減速音係数に従って適切な比率で重ね合わせ部50で混合されることにより、エンジン2の運転状態に応じた自然な合成エンジン音の生成が実現される。
時間窓係数生成部65,75は、回転パルスBの入力によってインデックスiを初期値「0」に設定するとともに、その後は、基準クロックが入力される毎に、増分生成部37が生成する増分データΔi(Δi=1,2,3,……)だけインデックスiを増加させていく。そして、増分データΔiだけ順次更新されて設定されるインデックスiに対応する時間窓係数を生成する。
図12は、エンジン音データの重ね合わせを説明するための図である。図12(a)は第1加速音データ再生部41が生成する加速音データに対応する音圧波形を示し、図12(b)は第2加速音データ再生部42が生成する加速音データに対応する音圧波形を示し、図12(c)は第3加速音データ再生部43が生成する加速音データに対応する音圧波形を示し、図12(d)は第4加速音データ再生部44が生成する加速音データに対応する音圧波形を示す。そして、図12(e)は、それらの加速音データを重ね合わせた合成エンジン音データの音圧波形を拡大して示す。
二輪車両80は、エンジン2を駆動源とし、このエンジン2からの駆動力を車輪81に伝達して走行するものである。エンジン音合成装置10は、たとえば、運転者95が着座するシート82の下方に配置されている。一方、運転者95が装着するヘルメット96には、アンプ97、スピーカ98および赤外線受信器86が内蔵されている。アンプ97および赤外線受信器86は、たとえば、ヘルメット96の顎部(運転者95の顎に対向する部分)に配置され、スピーカ98は、ヘルメット96の耳部(運転者95の耳に対向する部分)に配置されている。赤外線受信器86は、運転者95がヘルメット96を装着した状態で運転者の前方に受信方向が向くように取り付けられている。
赤外線発信器85には、エンジン音合成装置10から、合成エンジン音データに対応した音声信号が与えられるようになっている。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
2 エンジン
3 車輪
4 車室
5 運転席
6 操作パネル
7 カーオーディオ装置本体
8 スピーカ
9 アクセルペダル
10 エンジン音合成装置
11 スロットル開度センサ
13 回転パルス生成器
14 アクセル操作量センサ
20 運転状態検出部
21 スロットル開度検出部
22 パルス間隔検出部
24 合成エンジン音データ生成部
25 出力処理部
30 エンジン音データ記憶部
31 加速音データ切出し制御部
32 減速音データ切出し制御部
33 加速音開始アドレステーブル
34 減速音開始アドレステーブル
37 増分生成部
41 第1加速音データ再生部
42 第2加速音データ再生部
43 第3加速音データ再生部
44 第4加速音データ再生部
46 第1減速音データ再生部
47 第2減速音データ再生部
48 第3減速音データ再生部
49 第4減速音データ再生部
50 重ね合わせ部
51 第1加速音アドレスコントローラ
52 第2加速音アドレスコントローラ
53 第3加速音アドレスコントローラ
54 第4加速音アドレスコントローラ
56 第1減速音アドレスコントローラ
57 第2減速音アドレスコントローラ
58 第3減速音アドレスコントローラ
59 第4減速音アドレスコントローラ
61 揺らぎ係数生成部
62 乗算部
63 加速音係数生成部
64 乗算部
65 時間窓係数生成部
66 乗算部
71 揺らぎ係数生成部
72 乗算部
73 減速音係数生成部
74 乗算部
75 時間窓係数生成部
76 乗算部
80 二輪車両
81 車輪
82 シート
83 燃料タンク
85 赤外線発信器
86 赤外線受信器
95 運転者
96 ヘルメット
97 アンプ
98 スピーカ
A スロットル開度データ
B 回転パルス
C パルス間隔データ
D1〜D4 エンジン音データ
d1〜d4 エンジン音データ
P1 揺らぎ処理部
P2 音圧補正処理部
P3 フェード処理部
P4 揺らぎ処理部
P5 音圧補正処理部
P6 フェード処理部
Claims (10)
- エンジンの爆発間隔を表す爆発間隔データを生成する爆発間隔データ生成手段と、
予め収録したエンジン音データを記憶したエンジン音データ記憶手段と、
前記エンジン音データ記憶手段に記憶されたエンジン音データから所定長のエンジン音データを互いに異なる切り出し位置で複数個切り出すエンジン音データ切出し手段と、
このエンジン音データ切出し手段によって切り出された前記所定長の複数のエンジン音データを、前記爆発間隔データ生成手段が生成する爆発間隔データにより表される時間間隔毎に順次再生する複数のエンジン音データ再生手段と、
前記複数のエンジン音データ再生手段によって再生されるエンジン音データを重ね合わせて合成エンジン音データを生成する重ね合わせ手段とを含むことを特徴とするエンジン音合成装置。 - 前記複数のエンジン音データ再生手段は、前記爆発間隔データ生成手段によって生成される爆発間隔データによらずに一定の再生レートでエンジン音データを再生するものであることを特徴とする請求項1記載のエンジン音合成装置。
- 前記エンジン音データ切出し手段は、相次いでエンジン音データを再生する任意の一対のエンジン音データ再生手段が、前記エンジン音データ記憶手段に記憶されているエンジン音データから取り出された時間的に重なり部分のない前記所定長のエンジン音データをそれぞれ再生するように、前記エンジン音データ記憶手段におけるエンジン音データの切り出し位置を定めるものであることを特徴とする請求項1または2記載のエンジン音合成装置。
- 各前記エンジン音データ再生手段は、エンジン音データの再生開始時の音圧を漸増させるとともに再生末期の音圧を漸減させるフェード手段を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエンジン音合成装置。
- 前記フェード手段は、エンジン音データに音圧係数を乗じる音圧係数乗算手段と、前記音圧係数を、時間経過に従って0から所定の上限値まで漸増させて当該上限値に保持し、その後、時間経過に従って当該上限値から0まで漸減させる窓関数に従って生成する音圧係数生成手段とを含むものであることを特徴とする請求項4記載のエンジン音合成装置。
- 前記音圧係数生成手段は、前記音圧係数が前記上限値に保持される期間が前記爆発間隔データ生成手段によって生成される爆発間隔データにより表される時間よりも長くなるように、前記音圧係数を生成するものであることを特徴とする請求項5記載のエンジン音合成装置。
- 前記エンジンのスロットル開度を表すスロットル開度情報を生成するスロットル開度情報生成手段をさらに含み、
前記エンジン音データ記憶手段は、加速時のエンジン音データおよび減速時のエンジン音データを記憶しており、
前記エンジン音データ切出し手段は、前記爆発間隔データ生成手段が生成する前記爆発間隔データに基づいて、前記エンジン音データ記憶手段から、加速時のエンジン音データを切り出す加速音データ切出し手段と、減速時のエンジン音データを切り出す減速音データ切出し手段とを含み、
前記エンジン音データ再生手段は、前記加速音データ切出し手段によって切り出された加速時のエンジン音データを再生する加速音データ再生手段と、前記減速音データ切出し手段によって切り出された減速時のエンジン音データを再生する減速音データ再生手段とを含み、
前記加速音データ再生手段は、前記スロットル開度情報生成手段が生成するスロットル開度情報に基づいて前記加速時のエンジン音データおよび減速時のエンジン音データの混合比率を規定する加速音係数を生成する加速音係数生成手段と、この加速音係数生成手段によって生成された加速音係数を前記加速音データ切出し手段によって切り出されたエンジン音データに乗じる加速音係数乗算手段とを含み、
前記減速音データ再生手段は、前記スロットル開度情報生成手段が生成するスロットル開度情報に基づいて、前記混合比率を規定する減速音係数を生成する減速音係数生成手段と、この減速音係数生成手段によって生成された減速音係数を前記減速音データ切出し手段によって切り出されたエンジン音データに乗じる減速音係数乗算手段とを含む
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のエンジン音合成装置。 - 車輪を回転させるための駆動力を発生するエンジンと、
請求項1ないし7のいずれかに記載のエンジン音合成装置と、
前記エンジン音再生手段によって再生されるエンジン音を出力する音出力部とを含むことを特徴とする車両。 - エンジンの爆発間隔を表す爆発間隔データを生成する爆発間隔データ生成ステップと、
エンジン音データ記憶手段に記憶されたエンジン音データから、所定長のエンジン音データを異なる切り出し位置で複数個切り出すエンジン音データ切出しステップと、
前記切り出された前記所定長の複数個のエンジン音データを、前記爆発間隔データにより表される時間間隔毎に順次再生するエンジン音データ再生ステップと、
この再生されるエンジン音データを重ね合わせて合成エンジン音データを生成する重ね合わせステップとを含むことを特徴とするエンジン音合成方法。 - 前記切り出される複数個のエンジン音データの再生を、前記爆発間隔データ生成ステップによって生成される爆発間隔データによらずに一定の再生レートで行うことを特徴とする請求項9記載のエンジン音合成方法。
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