JP2006308346A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】指定された旅行時間で到達可能な施設を検索するナビゲーション装置において、どのような長さの旅行時間がユーザから指定されても、その旅行時間で到達可能な範囲の大きさに適した地図範囲で地図を表示する。
【解決手段】ユーザからのタッチパネル操作によって旅行時間が入力されると、その旅行時間で到達可能な範囲を、自車位置20を中心とする旅行範囲21によって地図上に表示する。このとき、旅行範囲21の全体が画面内に適切な大きさで表示されるように、地図データが記録されている複数の地図縮尺のうち、旅行範囲21を地図上に表示したときにその全体が最も大きく表示されるような地図縮尺を選択する。
【選択図】図3
【解決手段】ユーザからのタッチパネル操作によって旅行時間が入力されると、その旅行時間で到達可能な範囲を、自車位置20を中心とする旅行範囲21によって地図上に表示する。このとき、旅行範囲21の全体が画面内に適切な大きさで表示されるように、地図データが記録されている複数の地図縮尺のうち、旅行範囲21を地図上に表示したときにその全体が最も大きく表示されるような地図縮尺を選択する。
【選択図】図3
Description
本発明は、指定された旅行時間で到達可能な施設を検索するナビゲーション装置に関する。
ユーザからの旅行時間の指定を受け付け、その旅行時間で到達可能な範囲内にある施設を検索して、表示されている地図上に検索された施設があれば、その施設の位置を示すナビゲーション装置が知られている(特許文献1)。
特許文献1に開示されるナビゲーション装置では、ユーザから指定された旅行時間の長さに応じて到達可能な範囲の大きさが変化する。そのため、表示されている地図範囲に対して到達可能な範囲が大きすぎ、検索された施設が地図の外側に位置している場合や、あるいは、表示されている地図範囲に対して到達可能な範囲が小さすぎ、検索された複数の施設が地図上の狭い範囲に集中している場合などは、その施設の位置を地図上に適切に表示できない。
請求項1の発明によるナビゲーション装置は、地図を含む各種の画像を表示する画像表示手段と、画像表示手段に対するユーザのタッチ位置に基づいて、ユーザからのタッチパネル操作を検出するタッチパネル操作検出手段と、タッチパネル操作検出手段により検出されたタッチパネル操作に基づいて旅行時間を設定する旅行時間設定手段と、旅行時間設定手段により設定された旅行時間に応じて旅行範囲を設定する旅行範囲設定手段と、旅行範囲設定手段により設定された旅行範囲の全体を地図上に表示するための地図縮尺を設定する縮尺設定手段と、縮尺設定手段により設定された地図縮尺の地図を画像表示手段に表示し、その地図上に旅行範囲の全体を表示する旅行範囲表示手段とを備えるものである。
請求項2の発明は、請求項1のナビゲーション装置において、タッチパネル操作に基づいて、旅行範囲表示手段により画像表示手段に表示された地図上のいずれかの地点を旅行方面地点に設定する旅行方面設定手段と、現在地から旅行方面設定手段により設定された旅行方面地点までの経路を目的地までの仮経路として探索する仮経路探索手段と、仮経路探索手段により探索された仮経路から所定距離内に存在する施設のうち、現在地からの所要時間が旅行時間を基準にその前後の所定の時間範囲内に含まれる施設を抽出する施設抽出手段と、施設抽出手段により抽出された施設のいずれかを目的地に設定する目的地設定手段と、目的地設定手段により設定された目的地までの推奨経路を探索する経路探索手段とをさらに備えるものである。
請求項3の発明は、請求項2のナビゲーション装置において、旅行方面設定手段は、画像表示手段により地図上に表示される現在地の表示位置からタッチパネル操作におけるタッチ位置に向かって延びる直線と、画像表示手段により地図上に表示される旅行範囲の境界線との交差点に対応する地点を、旅行方面地点に設定するものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項のナビゲーション装置において、旅行時間設定手段は、タッチパネル操作におけるタッチ位置の数に応じて旅行時間を設定するものである。
請求項5の発明によるナビゲーション装置は、地図を含む各種の画像を表示する画像表示手段と、画像表示手段に対するユーザのタッチ位置に基づいて、ユーザからのタッチパネル操作を検出するタッチパネル操作検出手段と、タッチパネル操作検出手段により検出されたタッチパネル操作に基づいて旅行時間を設定する旅行時間設定手段と、タッチパネル操作に基づいて、画像表示手段に表示される地図上のいずれかの地点を旅行方面地点に設定する旅行方面設定手段と、現在地から旅行方面設定手段により設定された旅行方面地点までの経路を目的地までの仮経路として探索する仮経路探索手段と、仮経路探索手段により探索された仮経路から所定距離内に存在する施設のうち、現在地からの所要時間が旅行時間を基準にその前後の所定の時間範囲内に含まれる施設を抽出する施設抽出手段と、施設抽出手段により抽出された施設のいずれかを目的地に設定する目的地設定手段と、目的地設定手段により設定された目的地までの推奨経路を探索する経路探索手段とを備えるものである。
請求項6の発明によるナビゲーション装置は、地図を含む各種の画像を表示する画像表示手段と、画像表示手段に対するユーザのタッチ位置に基づいて、ユーザからのタッチパネル操作を検出するタッチパネル操作検出手段と、タッチパネル操作検出手段により検出されたタッチパネル操作におけるタッチ位置の数に応じて時間を設定する時間設定手段と、時間設定手段により設定された時間に基づいた処理を実行する処理実行手段とを備えるものである。
請求項2の発明は、請求項1のナビゲーション装置において、タッチパネル操作に基づいて、旅行範囲表示手段により画像表示手段に表示された地図上のいずれかの地点を旅行方面地点に設定する旅行方面設定手段と、現在地から旅行方面設定手段により設定された旅行方面地点までの経路を目的地までの仮経路として探索する仮経路探索手段と、仮経路探索手段により探索された仮経路から所定距離内に存在する施設のうち、現在地からの所要時間が旅行時間を基準にその前後の所定の時間範囲内に含まれる施設を抽出する施設抽出手段と、施設抽出手段により抽出された施設のいずれかを目的地に設定する目的地設定手段と、目的地設定手段により設定された目的地までの推奨経路を探索する経路探索手段とをさらに備えるものである。
請求項3の発明は、請求項2のナビゲーション装置において、旅行方面設定手段は、画像表示手段により地図上に表示される現在地の表示位置からタッチパネル操作におけるタッチ位置に向かって延びる直線と、画像表示手段により地図上に表示される旅行範囲の境界線との交差点に対応する地点を、旅行方面地点に設定するものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項のナビゲーション装置において、旅行時間設定手段は、タッチパネル操作におけるタッチ位置の数に応じて旅行時間を設定するものである。
請求項5の発明によるナビゲーション装置は、地図を含む各種の画像を表示する画像表示手段と、画像表示手段に対するユーザのタッチ位置に基づいて、ユーザからのタッチパネル操作を検出するタッチパネル操作検出手段と、タッチパネル操作検出手段により検出されたタッチパネル操作に基づいて旅行時間を設定する旅行時間設定手段と、タッチパネル操作に基づいて、画像表示手段に表示される地図上のいずれかの地点を旅行方面地点に設定する旅行方面設定手段と、現在地から旅行方面設定手段により設定された旅行方面地点までの経路を目的地までの仮経路として探索する仮経路探索手段と、仮経路探索手段により探索された仮経路から所定距離内に存在する施設のうち、現在地からの所要時間が旅行時間を基準にその前後の所定の時間範囲内に含まれる施設を抽出する施設抽出手段と、施設抽出手段により抽出された施設のいずれかを目的地に設定する目的地設定手段と、目的地設定手段により設定された目的地までの推奨経路を探索する経路探索手段とを備えるものである。
請求項6の発明によるナビゲーション装置は、地図を含む各種の画像を表示する画像表示手段と、画像表示手段に対するユーザのタッチ位置に基づいて、ユーザからのタッチパネル操作を検出するタッチパネル操作検出手段と、タッチパネル操作検出手段により検出されたタッチパネル操作におけるタッチ位置の数に応じて時間を設定する時間設定手段と、時間設定手段により設定された時間に基づいた処理を実行する処理実行手段とを備えるものである。
本発明によれば、どのような長さの旅行時間がユーザから指定されても、その旅行時間で到達可能な範囲の大きさに適した地図範囲で地図を表示することができる。
本発明の一実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。このナビゲーション装置は、車両に搭載されて使用され、タッチパネル式の表示モニタ上でユーザにタッチされたときの指の本数に応じて旅行時間を設定し、その旅行時間で到達可能な施設から目的地を設定して、設定された目的地までの推奨経路を探索するものである。図1に示すナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、入力装置17、およびディスクドライブ18を有している。ディスクドライブ18には、地図データが記録されたDVD−ROM19が装填される。
制御回路11は、マイクロプロセッサおよびその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行することにより、各種の処理や制御を行う。この制御回路11により、DVD−ROM19に記録された地図データに基づいて、たとえば地図の表示や、指定された旅行時間で到達可能な施設の検索、設定された目的地までの推奨経路の探索などの処理が行われる。
現在地検出装置14は、自車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、自車両の進行方向を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14c等からなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された自車両の現在地すなわち自車位置に基づいて、推奨経路を探索するときの経路探索開始点を決定することができる。
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを一時的に格納する。この画像データは、道路地図を表示するための道路地図描画用データや各種の図形データ等からなり、制御回路11において、DVD−ROM19に記録されている地図データに基づいて作成される。この画像メモリ15に格納された画像データを用いて、表示モニタ16に地図画像など各種の画像が表示される。
表示モニタ16にはタッチパネル16aが組み合わされており、ユーザの指などによって表示モニタ16上のいずれかの位置がタッチされると、そのタッチ位置を示す情報がタッチパネル16aから制御回路11へ出力される。このタッチ位置情報に基づいて、そのとき表示モニタ16に表示されていた画像のどの部分がタッチされたか制御回路11によって判断される。本実施形態のナビゲーション装置1は、このようなタッチパネル16aと制御回路11によって検出されるユーザからのタッチパネル操作に応じて、様々な処理が実行される。
なお、一般的なナビゲーション装置において通常用いられるタッチパネルには、タッチ位置の検出方法が異なる2種類のものが知られている。一方はアナログ方式と呼ばれるタッチ位置の検出方法を用いたものであり、もう一方はマトリックス方式と呼ばれるタッチ位置の検出方法を用いたものである。
アナログ方式のタッチパネルでは、たとえば、全面を均一な抵抗膜とした2枚の電極面を上下に重ね合わせて配置し、片面はX軸方向、もう片面はY軸方向に電極を引出して、向かい合わせの面が接触することにより導通となった点の電圧から位置を検出する。したがって、アナログ方式のタッチパネルでは、複数のタッチ位置を同時に検出することができない。一方、マトリックス方式のタッチパネルでは、たとえば、短冊状にパターン化したライン状の電極を、そのラインが互いに直交するように上下に重ねあわせて配置し、向かい合わせの面が接触することにより導通となったラインを上下の電極でそれぞれ検出する。したがって、マトリックス方式のタッチパネルでは、複数のタッチ位置を同時に検出することができる。なお、マトリックス方式はデジタル検出方式とも呼ばれている。
本実施形態のナビゲーション装置1では、前述したようにタッチパネル操作においてタッチされた指の本数に応じて旅行時間を設定する。そのため、複数のタッチ位置を同時に検出する必要がある。したがって、タッチパネル16aにはアナログ方式ではなく、マトリックス方式のものが用いられる。
入力装置17は、ユーザからの様々な操作入力を受け付けるためのものであり、操作パネルやリモコンなどによって実現される。入力装置17により、たとえば、地図のスクロール方向の指示や地図縮尺の変更などの操作が行われる。なお、これらの操作は上記のタッチパネル操作によっても行うことができる。そのため、入力装置17は本実施形態のナビゲーション装置1において必須ではなく、備えられていなくてもよい。
ディスクドライブ18は、装填されたDVD−ROM19より、道路地図を表示するための地図データを読み出す。この地図データには、目的地までのルート探索に用いられる経路計算データや、交差点名称および道路名称など、推奨経路に従って自車両を目的地まで誘導するために用いられる経路誘導データ、さらに道路を表す道路データなどが含まれている。また、河川や鉄道、地図上の各種施設等(ランドマーク)など、道路以外の地図形状を表す背景データなども地図データに含まれている。
道路データにおいて、道路区間を表す最小単位はリンクと呼ばれており、各道路は複数のリンクによって構成されている。リンク同士を接続している点はノードと呼ばれ、このノードはそれぞれに位置情報(座標情報)を有している。このノードの位置情報によって、リンク形状、すなわち道路の形状が決定される。なお、ここではDVD−ROMを用いた例について説明しているが、DVD−ROM以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより、地図データを読み出すこととしてもよい。
後で説明するように、ユーザのタッチパネル操作に応じていずれかの施設が目的地に設定されると、ナビゲーション装置1は、現在地検出装置14により検出された現在地を経路探索開始点として、前述の経路計算データに基づいて所定のアルゴリズムの演算を行うことにより、現在地から目的地までのルート探索を行う。ルート探索の結果求められた推奨経路は、その表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、他の道路とは区別して道路地図上に表される。これにより、ユーザは推奨経路を表示モニタ16に表示された道路地図上において認識することができる。また、この推奨経路に従って自車両が走行できるよう、ナビゲーション装置1は、ユーザに対して画像や音声などによる進行方向指示を行うことにより、自車両を誘導する。このように、道路地図を表示して推奨経路に従って自車両を目的地まで誘導することにより、目的地までのルート案内が行われる。
本実施形態のナビゲーション装置1では、「日帰りドライブモード」と呼ばれる動作モードが実行される。この日帰りドライブモードにおいて、ナビゲーション装置1はユーザからのタッチパネル操作により旅行時間を入力し、その旅行時間で到達可能な施設を地図データから検索して表示する。このようにして、日帰りドライブなどにおける目的地として様々な施設をユーザに提案する。そして、表示した施設のうちユーザに選択された施設を目的地に設定し、その目的までの推奨経路を探索して、ユーザを目的地まで案内する。
以上説明した日帰りドライブモードにおいて表示される画面について説明する。図2は、日帰りドライブモードがユーザによって選択されると、最初に表示される旅行時間入力画面の例である。この旅行時間入力画面では、ユーザがタッチした指の本数に応じて旅行時間が設定される。たとえば、図のようにユーザが3本の指で同時にタッチすると、旅行時間として3時間が設定される。同様に、2本の指で同時にタッチした場合は2時間、1本の指でタッチした場合は1時間が、旅行時間として設定される。
なお、タッチする指の本数と設定される旅行時間との関係は上記の例に限定されない。たとえば、1本の指でタッチした場合は30分、2本の指で同時にタッチした場合は1時間と、30分間隔で設定することもできる。あるいは、画面上のタッチ位置と指の本数とを組み合わせて旅行時間を設定してもよい。たとえば、画面の左側をタッチした場合は、指が1本ならば30分、2本ならば1時間と、30分間隔で旅行時間を設定し、画面の右側をタッチした場合は、指が1本ならば1時間、2本ならば2時間と、1時間間隔で旅行時間を設定することもできる。さらに、時間と分の指定を別々に行うこととして、1回目にタッチした指の本数で時間を設定し、2回目にタッチした指の本数で分を設定してもよい。これらの例の他にも、タッチする指の本数と設定される旅行時間との間に様々な関係を用いることができる。
上記のようにして旅行時間が設定されると、次に図3に示すような旅行範囲画面が表示される。この旅行範囲画面では、自車位置20を中心とする旅行範囲21の全体が地図上に表示されている。旅行範囲21は、図2の旅行時間入力画面で設定された旅行時間で到達可能な地図上の範囲を表している。たとえば、予め設定された自車両の平均時速に旅行時間を乗じた距離を半径とする円形の範囲が、旅行範囲21として設定される。
図3の旅行範囲画面を表示する際には、旅行範囲21の全体が画面内に適切な大きさで表示されるように地図縮尺が自動的に設定される。たとえば、DVD−ROM19において地図データが記録されている複数の地図縮尺のうち、旅行範囲21を地図上に表示したときにその全体が最も大きく表示されるような地図縮尺が自動的に選択される。これにより、どのような長さの旅行時間がユーザから指定されても、その旅行時間で到達可能な旅行範囲の大きさに地図の表示範囲を適合させることができる。
以上説明したようにして表示された旅行範囲画面において、図4に示すように、旅行範囲21の中のいずれかの点がユーザによってタッチされると、次に図5に示すような施設リスト画面が表示される。この施設リスト画面では、図4におけるユーザのタッチ位置に対応して設定される旅行方面に存在する施設の名称と、その施設までの所要時間とが施設リスト22のようにリスト表示される。なお、施設リスト22には、設定された旅行方面に存在する施設のうち、旅行時間を基準にその前後の予め決められた所定の時間範囲内、たとえば旅行時間の前後10分間で到達可能な施設がリスト表示される。
上記の施設リスト画面において、図6に示すように施設リスト22のいずれかの施設がユーザのタッチパネル操作によって選択されると、その施設が目的地に設定され、その目的地施設までの推奨経路が探索される。以上説明したようにして日帰りドライブモードが実行された後は、図7に示すような道路地図画面が表示される。この道路地図画面では、道路地図上に自車位置20と推奨経路30が表示され、推奨経路30にしたがって設定された目的地施設までのルート案内が行われる。
以上説明した処理を実行するときのフローチャートを図8に示す。このフローチャートは、ナビゲーション装置1の制御回路11において実行される。ステップS10では、日帰りドライブモードが選択されているか否かを判定する。なお、ユーザはたとえば表示モニタ16に表示される画面において「日帰りドライブモード」と表示されているボタンをタッチパネル操作によって押すことにより、日帰りドライブモードを選択することができる。日帰りドライブモードが選択されると、図2のような旅行時間入力画面を表示モニタ16に表示して、次のステップS20へ進む。
ステップS20では、ユーザからのタッチパネル操作が行われたか否かを判定する。タッチパネル操作があった場合は、次のステップS30へ進む。ステップS30では、ステップS20で行われたユーザからのタッチパネル操作におけるタッチ点数、すなわち同時にタッチされたタッチ位置の数を検出する。ここでタッチ点数を検出することで、ユーザがタッチした指の本数を検出することができる。
ステップS40では、ステップS30で検出されたタッチ点数に応じて旅行時間を設定する。たとえば、タッチ点数が1であれば1時間、2であれば2時間、3であれば3時間を旅行時間に設定する。このステップS40を実行することにより、ユーザがタッチした指の本数に応じた旅行時間が設定される。次のステップS41では、ステップS40で設定された旅行時間に応じて、その旅行時間で到達可能な自車位置を中心とする旅行範囲を設定する。
ステップS50では、地図縮尺を設定する。このとき前述したように、ステップS41で設定された旅行範囲の全体が地図上で適切な大きさで表示されるよう地図縮尺を設定する。次のステップS60では、ステップS50で設定された地図縮尺の地図を表示モニタ16に表示し、その地図上にステップS41で設定された旅行範囲の全体を表示する。このステップS60を実行することにより、図3のような旅行範囲画面が表示される。
ステップS70では、ユーザからのタッチパネル操作が行われたか否かを判定する。タッチパネル操作があった場合は、次のステップS80へ進む。ステップS80では、ステップS70で行われたユーザからのタッチパネル操作におけるタッチ位置に応じて旅行方面を設定する。ここでは、旅行方面を表すための旅行方面地点として地図上のいずれかの地点を設定することにより、旅行方面の設定を行う。具体的には、表示モニタ16により表示されている旅行範囲画面において、自車位置20から図4に示すユーザのタッチ位置に向かって延びる直線と、旅行範囲21の境界線との交差点に対応する地点を、旅行方面地点に設定する。
ステップS90では、自車位置からステップS80で設定した旅行方面地点までの経路を、前述したような所定のアルゴリズム演算を用いて探索することにより、仮経路の探索を行う。なお、ここで探索される仮経路と、最終的に設定される目的地までの推奨経路とは、必ずしも一致するものではない。ステップS100では、ステップS90で探索された仮経路から所定距離内に存在する施設のうち、自車位置からその施設までの所要時間が、ステップS40で設定された旅行時間を基準に、その前後の予め決められた所定の時間範囲内に含まれる施設を抽出する。
ステップS110では、ステップS100で抽出された施設の施設名と、その施設までの所要時間とを表示モニタ16においてリスト表示する。このステップS110を実行することにより、図5のような施設リスト画面が表示される。なお、施設リスト画面を表示するときに、ステップS80で設定された旅行方面地点が位置する地名などを旅行方面の名称として表示してもよい。ステップS120では、ステップS110でリスト表示された施設のうち、いずれかの施設がユーザのタッチパネル操作によって選択されたか否かを判定する。いずれかの施設が選択されると、次のステップS130へ進む。
ステップS130では、ステップS120で選択された施設を目的地に設定する。次のステップS140では、自車位置からステップS130で設定された目的地施設までの推奨経路を、前述したような所定のアルゴリズム演算を用いて探索する。ステップS150では、表示モニタ16に道路地図を表示し、その上にステップS140で探索された推奨経路を表示する。このステップS150を実行することにより、図7のような道路地図画面が表示される。
ステップS150を実行して道路地図画面が表示モニタ16に表示されたら、図8のフローチャートを終了する。以上説明したようにして日帰りドライブモードが実行されることにより、ユーザに指定された旅行時間で到達可能な施設が提案されて、その中でユーザに選択された施設が目的地に設定される。
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)ユーザからのタッチパネル操作に基づいて旅行時間を設定し(ステップS40)、その旅行時間に応じて旅行範囲を設定する(ステップ41)。そして、設定された旅行範囲の全体を地図上に表示するための地図縮尺を設定して(ステップS50)、その地図縮尺の地図を表示モニタ16に表示し、その地図上に旅行範囲の全体を表示する(ステップS60)こととした。このようにしたので、どのような長さの旅行時間がユーザから指定されても、その旅行時間で到達可能な旅行範囲の大きさに適した地図範囲で地図を表示することができる。
(1)ユーザからのタッチパネル操作に基づいて旅行時間を設定し(ステップS40)、その旅行時間に応じて旅行範囲を設定する(ステップ41)。そして、設定された旅行範囲の全体を地図上に表示するための地図縮尺を設定して(ステップS50)、その地図縮尺の地図を表示モニタ16に表示し、その地図上に旅行範囲の全体を表示する(ステップS60)こととした。このようにしたので、どのような長さの旅行時間がユーザから指定されても、その旅行時間で到達可能な旅行範囲の大きさに適した地図範囲で地図を表示することができる。
(2)ユーザからのタッチパネル操作に基づいて地図上のいずれかの地点を旅行方面地点に設定し(ステップS80)、現在地からその旅行方面地点までの経路を目的地までの仮経路として探索する(ステップS90)。そして、探索された仮経路から所定距離内に存在する施設のうち、現在地からの所要時間がステップS40で設定された旅行時間を基準に所定の時間範囲内に含まれる施設を抽出し(ステップS100)、抽出された施設をリスト表示して(ステップS110)、その中からユーザに選択された施設を目的地に設定する(ステップS130)。こうして設定された目的地までの推奨経路を探索する(ステップS140)こととした。このようにしたので、ユーザから指定された旅行時間で到達可能な範囲内にある施設を検索するときに、ユーザが希望する方面の施設のみを選択して検索することができる。そのため、従来のようにユーザが希望しない方面の施設が検索されるのを避けることができる。
(3)ステップS80において旅行方面地点を設定するときに、表示モニタ16により地図上に表示される現在地の表示位置から、ユーザのタッチパネル操作におけるタッチ位置に向かって延びる直線と、その地図上に表示される旅行範囲の境界線との交差点に対応する地点を、旅行方面地点に設定することとした。このようにしたので、ユーザからのタッチパネル操作に応じて適切な旅行方面地点を設定することができる。
(4)ステップS40において旅行時間を設定するときに、ユーザのタッチパネル操作におけるタッチ位置の数に応じて旅行時間を設定することとした。このようにしたので、従来のようにリモコンのテンキーによって旅行時間を入力したり、あるいは画面に表示された数字を選んで旅行時間を入力したりするときのような煩わしい操作をすることなく、ユーザは簡単な操作で旅行時間を入力することができる。
なお、上記の実施の形態では、ユーザが同時にタッチした指の本数に応じて旅行時間を設定することとしたが、それに替えて、ユーザが連続的にタッチした回数に応じて旅行時間を設定してもよい。たとえば、タッチ回数が1回であった場合は旅行時間に1時間を設定し、タッチ回数が2回であれば2時間、3回であれば3時間を、それぞれ旅行時間として設定する。このようにすれば、マトリックス方式のタッチパネルだけでなく、アナログ方式のタッチパネルを用いた場合でも、上記で説明したような日帰りドライブモードを実行することができる。
また、上記の実施の形態では、ユーザが同時にタッチした指の本数に応じて旅行時間を設定する例を説明したが、旅行時間以外の時間を設定する場合、たとえばレベル1やレベル2のVICS情報を受信した際に自動的に表示される時間を設定する場合などにも、このような同時にタッチした指の本数に応じた時間設定を用いることができる。すなわち、タッチパネル操作におけるタッチ位置の数に応じて時間を設定して、その時間に基づいた様々な内容の処理を実行することができる。
以上説明した各実施の形態や各種の変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されない。
上記の各実施の形態では、画像表示手段を表示モニタ16、タッチパネル操作検出手段をタッチパネル16aと制御回路11によってそれぞれ実現し、その他の各手段を制御回路11の処理によって実現している。具体的には、旅行時間設定手段をステップS40、旅行範囲設定手段をステップS41、縮尺設定手段をステップS50、旅行範囲表示手段をステップS60、旅行方面設定手段をステップS80、仮経路探索手段をステップS90、施設抽出手段をステップS100、目的地設定手段をステップS130、経路探索手段をステップS140によってそれぞれ実現している。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する際、上記の実施形態の記載事項と特許請求の範囲の記載事項の対応関係には何ら限定も拘束もされない。
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
12 ROM
13 RAM
14 現在地検出装置
15 画像メモリ
16 表示モニタ
17 入力装置
18 ディスクドライブ
19 DVD−ROM
20 自車位置
21 旅行範囲
22 施設リスト
11 制御回路
12 ROM
13 RAM
14 現在地検出装置
15 画像メモリ
16 表示モニタ
17 入力装置
18 ディスクドライブ
19 DVD−ROM
20 自車位置
21 旅行範囲
22 施設リスト
Claims (6)
- 地図を含む各種の画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段に対するユーザのタッチ位置に基づいて、ユーザからのタッチパネル操作を検出するタッチパネル操作検出手段と、
前記タッチパネル操作検出手段により検出されたタッチパネル操作に基づいて旅行時間を設定する旅行時間設定手段と、
前記旅行時間設定手段により設定された旅行時間に応じて旅行範囲を設定する旅行範囲設定手段と、
前記旅行範囲設定手段により設定された旅行範囲の全体を地図上に表示するための地図縮尺を設定する縮尺設定手段と、
前記縮尺設定手段により設定された地図縮尺の地図を前記画像表示手段に表示し、その地図上に前記旅行範囲の全体を表示する旅行範囲表示手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1のナビゲーション装置において、
前記タッチパネル操作に基づいて、前記旅行範囲表示手段により画像表示手段に表示された地図上のいずれかの地点を旅行方面地点に設定する旅行方面設定手段と、
現在地から前記旅行方面設定手段により設定された旅行方面地点までの経路を目的地までの仮経路として探索する仮経路探索手段と、
前記仮経路探索手段により探索された仮経路から所定距離内に存在する施設のうち、現在地からの所要時間が前記旅行時間を基準にその前後の所定の時間範囲内に含まれる施設を抽出する施設抽出手段と、
前記施設抽出手段により抽出された施設のいずれかを目的地に設定する目的地設定手段と、
前記目的地設定手段により設定された目的地までの推奨経路を探索する経路探索手段とをさらに備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項2のナビゲーション装置において、
前記旅行方面設定手段は、前記画像表示手段により地図上に表示される現在地の表示位置から前記タッチパネル操作におけるタッチ位置に向かって延びる直線と、前記画像表示手段により地図上に表示される前記旅行範囲の境界線との交差点に対応する地点を、前記旅行方面地点に設定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項のナビゲーション装置において、
前記旅行時間設定手段は、前記タッチパネル操作におけるタッチ位置の数に応じて前記旅行時間を設定することを特徴とするナビゲーション装置。 - 地図を含む各種の画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段に対するユーザのタッチ位置に基づいて、ユーザからのタッチパネル操作を検出するタッチパネル操作検出手段と、
前記タッチパネル操作検出手段により検出されたタッチパネル操作に基づいて旅行時間を設定する旅行時間設定手段と、
前記タッチパネル操作に基づいて、前記画像表示手段に表示される地図上のいずれかの地点を旅行方面地点に設定する旅行方面設定手段と、
現在地から前記旅行方面設定手段により設定された旅行方面地点までの経路を目的地までの仮経路として探索する仮経路探索手段と、
前記仮経路探索手段により探索された仮経路から所定距離内に存在する施設のうち、現在地からの所要時間が前記旅行時間を基準にその前後の所定の時間範囲内に含まれる施設を抽出する施設抽出手段と、
前記施設抽出手段により抽出された施設のいずれかを目的地に設定する目的地設定手段と、
前記目的地設定手段により設定された目的地までの推奨経路を探索する経路探索手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 地図を含む各種の画像を表示する画像表示手段と、
前記画像表示手段に対するユーザのタッチ位置に基づいて、ユーザからのタッチパネル操作を検出するタッチパネル操作検出手段と、
前記タッチパネル操作検出手段により検出されたタッチパネル操作におけるタッチ位置の数に応じて時間を設定する時間設定手段と、
前記時間設定手段により設定された時間に基づいた処理を実行する処理実行手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005129104A JP2006308346A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | ナビゲーション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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