JP2006307725A - シュー - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 半球状のシュー4は、斜板3と摺動する摺動面4Aと、半球状凸面4Bとを備えている。摺動面4Aには、多数の微小な円6を描くようにレーザを照射して焼入れを行う。その後、摺動面4Aにラップ加工を施し、最後にバフ加工を施す。
これにより、摺動面4Aには、上記各円6の位置に多数の環状膨出部7’と凹部8’とが形成され、さらに網目状凹部からなる潤滑油通路10’が形成される。上記多数の環状膨出部7’によって焼入れ部が形成される。
上記全ての環状膨出部7’の合計の面積が、焼入れ対象領域である摺動面4Aの面積に占める割合が0.3〜0.8となるように上記環状膨出部7’を形成している。
【効果】 従来と比較して耐焼付性に優れたシュー4を提供できる。
【選択図】 図2

Description

本発明はシューに関し、より詳しくは、例えば斜板式コンプレッサに用いられて、斜板と摺動するシューに関する。
従来、斜板式コンプレッサとして、回転自在に設けた斜板と、この斜板と摺動する摺動面を有するシューとを備えたものは知られている(例えば特許文献1、特許文献2)。
特開平10−153169号公報 特開2002−317757号公報
ところで、上述した従来の斜板式コンプレッサは、最近では高速で高荷重の条件下で、しかも潤滑油量が少ない条件において使用されるようになっている。このように、最近では斜板式コンプレッサの作動条件が益々苛酷なものとなっており、そのために斜板やシューの摩耗が激しくなり、しかもそれらの焼付きが生じやすいという問題が生じている。
さらに、従来からシューの摺動特性を向上させるために、シューの摺動面に表面処理を施したり、改質したりといった処理を行っているが、このような処理を行うことによりシューの製造コストが高くなるという欠点があった。
上述した事情に鑑み、本発明は、斜板と摺動する摺動面を備えたシューにおいて、
上記摺動面に微小な多数の膨出部からなる焼入れ部を形成するとともに、上記膨出部を形成する焼入れ対象領域の面積をS1とし、全ての膨出部の合計の面積をS2とした時に、S2/S1の値である凸部面積率が0.3〜0.8となるように上記膨出部を形成したものである。
このような構成によれば、後述する試験結果からも明らかなように、従来と比較して耐焼付性が良好なシューを提供できる。
以下図示実施例について本発明を説明すると、図1において、摺動装置1は斜板式コンプレッサのハウジング内に設けられている。この摺動装置1は、上記ハウジング内に軸支した回転軸2に傾斜させて取り付けた斜板3と、この斜板3と摺動する複数のシュー4とから構成されている。
斜板3は円板状に形成されており、この斜板3における両方の端面は、シュー4と摺動する平坦な摺動面3A、3Aとなっている。
一方、シュー4は全体として半球状に形成されており、上記斜板3の摺動面3Aと摺動する摺動面4Aと、半球状をした半球状凸面4Bとから構成されている。
上記斜板式コンプレッサのハウジング内には、回転軸2と平行に、かつそれを囲繞して複数のピストン5を配置している。各ピストン5の一端に形成した円弧状の切欠き部5A内に2個1組のシュー4を摺動自在に保持してあり、その状態の切欠き部5Aを上記斜板3の外周部を包み込むように配置すると同時に、各組のシュー4の摺動面4Aを斜板3の摺動面3Aに当接させている。
そして、上記回転軸2が回転されると斜板3が回転して、斜板3の両端面である摺動面3Aと各組のシュー4の摺動面4Aとが摺動し、それに伴って各組のシュー4を介して各ピストン5が軸方向に進退動されるようになっている。
上述した構成は従来公知の摺動装置のものと変わるところはない。
しかして、本実施例のシュー4は鉄系材料であるSUJ2からなり、端面からなる概略平坦な摺動面4Aは、その中心側が外周縁よりも僅かに(2μm程度)盛り上がった中高形状となっている。これにより、摺動面4Aが上記斜板3の摺接面3Aと摺動する際には、両摺動面4A、3Aとの間に潤滑油が引き込まれやすい形状となっている。
そして、本実施例においては、シュー4の摺動面4Aの全域を焼入れ対象領域として後述するようにレーザを照射して焼入れすることで、摺動面4Aの耐焼付性を向上させている。
すなわち、本実施例における摺動面4Aへの焼入れの処理工程を説明すると、先ず、図2〜図3に示すように、SUJ2を材料として製造したシュー4(母材)の摺動面4Aの全域を焼入れ対象領域として、多数の同一径の円6を描くようにYAGレーザを照射する。
上記各円6の直径は0.8mmに設定してあり、また、各円6は摺動面4Aの全域にわたって縦横のピッチPが同一の仮想の平行線を想定した際の各交点の位置に、各交点を中心として上記円6を描くようにしている。本実施例においては、上記ピッチPは1.1mmに設定してあり、上記円6を描くように摺動面4Aにレーザを照射することによる焼入れ幅Bは0.3mmとなるようにしている。
また、上記摺動面4Aに照射するYAGレーザの出力は50Wであり、これを摺動面4Aの表面に対して2mmの深さとなる位置でYAGレーザの焦点が結ばれるように集光レンズを調整して、したがって摺動面4Aの表面に対してはデフォーカスした状態でYAGレーザを照射するようにしている。
このようにレーザが照射された摺動面4Aにおける各円6の箇所は図4および図5に示すように環状に膨出して環状膨出部7となり、この環状膨出部7の半径方向の隣接内方側に、下方側が窄むテ―パ状の凹部8が形成されている。つまり、上記各円6を描くようにレーザを摺動面4Aに照射することで、レーザが照射された円6の箇所にクレーター状の環状膨出部7が形成される。さらに、各環状膨出部7の半径方向外方側には、相互に連通し、かつ摺動面4Aの外周部まで到達する網目状凹部10が形成されている。
各環状膨出部7とその深さ方向の内方側の箇所11(破線9よりも上方側の箇所)は、シュー4の母材の硬度であるHv750に対してHv100程度硬度が増大して焼入れ処理がなされている。
他方、摺動面4Aにおける各環状膨出部7の半径方向内方側および環状膨出部7の外方の箇所(凹部8および網目状凹部10の箇所)は焼きなまされて非焼入れ部となっており、その部分は母材よりも硬度がHv100程度低下している。
本実施例においては、シュー4の摺動面4Aの全域を焼入れ対象領域として上述したようにレーザを照射することにより、先ず多数の微小な環状膨出部7および凹部8と網目状凹部10を形成する。
そして、その後にラップ加工によって一旦上記摺動面4Aにおける全ての環状膨出部7を削除して摺動面4Aを平滑な面とし、その後から摺動面4Aに対してバフ加工を施して加工が終了する。
このようにして加工が終了した後には、図6に示すように、摺動面4Aの全域にわたって上記レーザを照射した各円6の箇所(上記環状膨出部7の箇所)に上記環状膨出部7と同様の環状膨出部7’が形成されるとともに、各環状膨出部7’の半径方向内方に上記凹部8と同様の凹部8’が形成される。さらに、各環状膨出部7’の半径方向外方には潤滑油が流通可能な網目状凹部からなる潤滑油通路10’が形成される。
これは、当初の環状膨出部7がラップ加工により削除され、その後にバフ加工が施されることで、環状膨出部7の深さ方向の内方側の箇所11の硬度がその周辺部分の硬度よりも高いため、硬度が高い部分が環状に残存することで上記環状膨出部7’、凹部8’および潤滑油通路10’が形成されるものである。
本実施例においては、このようにして形成された多数の環状膨出部8’によって焼入れ部が形成されている。また、各凹部8’は潤滑油を貯溜する貯溜部として機能するようになっており、また、潤滑油通路10’内は潤滑油が流通できるようになっている。
本実施例においては、上述したように摺動面4Aにレーザ焼入れを施してからラップ加工を行った後にバフ加工を施すようにしているが、ラップ加工とバフ加工による摺動面4Aの軸方向の研削量は数μm程度であるため、実質的に摺動面4Aの面積には変化は生じない。
また、図6に示すように、各環状膨出部7’の高さh(凹部8’の深さ)は0.1〜0.3μm、環状膨出部7’の断面の最大幅W(裾部の半径方向寸法)は約0.3mmとなっている。つまり、焼入れ部としての環状膨出部7’の焼入れ幅は約0.3mmとなっている。また、各環状膨出部7’の山頂部の直径D1は、上記レーザ照射時の円6の直径と同じ0.8mmとなっている。また、図7にも示すように、環状膨出部7’の外径DLは1.1mm程度となっており、また環状膨出部7’の内径D0は0.5mm程度となっている。
そして、本実施例においては、レーザを照射する際の焼入れ対象領域となった摺動面4Aの全域の面積をS1とし、摺動面4Aに形成される全ての環状膨出部7’の合計の面積をS2とした時に、凸部面積率としてのS2/S1の値が0.3〜0.8となるように上記環状膨出部7’を形成するようにしている。換言すると、本実施例は、焼入れ対象領域の面積(摺接面4Aの面積)に対して実際にレーザ焼入れされた部分(環状膨出部7’)の合計面積の割合を0.3〜0.8となるようにしている。
なお、上記実施例においては、摺動面4Aの全域を焼入れ対象領域としているが、図10〜図12に例示したように摺動面4Aの要部を焼入れ対象領域として、その領域内に上述したようにレーザを照射することで環状膨出部8’を形成するようにしても良い。この場合には、焼入れ対象領域を囲繞する最小の仮想円あるいは仮想枠内の面積が焼入れ対象領域の面積となる。
摺動面4Aの全域を焼入れ対象領域としていた上記図2に示す本実施例においては、摺動面4Aの輪郭となる円12が焼入れ対象領域を囲繞する最小の仮想円となる。
そして、後述する試験結果から明らかなように、本実施例によればシュー4の耐焼付性を向上させることができる。また、本願の発明者が行った試験結果によれば、より良好なシュー4の耐焼付性を得るためには、上記凸部面積率が0.45〜0.8となるように環状膨出部7’を形成することが望ましい。
図8は、本実施例のシュー4として上記図3に示したピッチPと環状膨出部7’の内径D0を異ならせた場合における凸部面積率の違いを示したものである。
そして、図9は、上記図8に例示したものを含めた本実施例のシュー4および従来技術としての通常品のシューに対して行った焼付き面圧の試験結果を示したものである。
ここで、従来技術のシューは、その摺動面にレーザ焼入れをせず、該摺動面が平坦面となっているものである。なお、従来技術および本実施例のシューも、相手材としての斜板はMnとSiを含んだ黄銅材からなるものを用いた。耐焼付性の試験条件は次のとおりである。
(試験条件)
斜板回転数:1000rpmずつ1分ごとに9ステップ増加:最大回転数9000rpm(周速38m/s)
面圧:予荷重2.7MPaで2.7MPaずつ1分毎に増加:焼付きに至るまで
オイルミスト量:0.05〜0.25g/min ノズル位置固定
オイル:冷凍機油
焼付き条件:軸トルク4.0N・mオーバー
つまり、シュー4の摺動面4Aを上記斜板3に圧接させた状態で、該斜板3の回転数を上記条件で増大させる。他方、シュー4を斜板3へ圧接させる際の面圧を上記条件で増大させて、斜板3に加わる軸トルクが4.0N・mを超えた時に焼付きに至ったと判定した。これは従来技術についても同様である。
図9に黒丸で示したものが本実施例のシュー4を示しており、凸部面積率が0.3よりも大きい場合には良好な耐焼付性が得られており、特に凸部面積率が0.45から上限となる0.8の範囲では、焼付面圧が19.1MPa以上となっており極めて良好な耐焼付性が得られている。ここで、上限とは、隣り合う環状膨出部7’が相互に干渉すること無く最も密な状態で摺動面4Aに形成される状態を意味している。
一方、図9に白丸で示したものは従来の通常品の試験結果を示しており、何れも5MPa以下となっている。
図9に示した試験結果から明らかなように、本実施例のシュー4は従来のものと比較して優れた耐焼付性を備えている。そして、図9に示した試験結果から理解できるように、より良好な耐焼付性を得るためには上記環状膨出部7’の面積率を0.46〜0.8とするのが望ましい。
また、本実施例のシュー4の摺動面4Aには、上記多数の環状膨出部7’を形成するとともに、その半径方向内方に潤滑油を貯溜する凹部8’が形成されており、これら凹部8’内に潤滑油が貯溜されるようになっている。しかも、各環状膨出部7’の隣接外方位置には、網目状凹部からなる潤滑油通路10’が形成されている。そのためにシュー4の摺動面4Aの負荷容量を向上させることができ、ひいては耐摩耗性にも優れたシュー4を提供することができる。
なお、上述した実施例においては、シュー4の摺動面4Aの全域をレーザによる焼入れ対象領域として、そこに環状膨出部7’を形成しているが、斜板3と摺動する際に圧力が高くなる所要の領域をレーザによる焼入れ対象領域として、そこに環状膨出部7’を形成するようにしても良い。
つまり、図10に示すように、摺動面4Aにおける外周側の領域を除いて中央側の仮想円21の内側を焼入れ対象領域として、そこに多数の環状膨出部7’を形成しても良い。また、図11に示すように、摺動面4Aの中央側における大小の仮想円22,23で区分されるドーナツ状の箇所を焼入れ対象領域として、そこに多数の環状膨出部7’を形成しても良い。さらに、図12に示すように、摺動面4Aにおける円周方向の所要部分を焼入れ対象領域として、そこに環状膨出部7’を形成しても良い。
これらの図10〜図12に示すように、摺動面4Aの一部である焼入れ対象領域のみに環状膨出部7’形成する場合であっても、凸部面積率は上述した範囲(0.3〜0.8)とすることで、耐焼付性が良好なシュー4を提供することができる。
上記各実施例においては、各環状膨出部7’を縦横の平行線の交点に形成しているが、図13に示すように千鳥状に各環状膨出部7’を形成するようにしても良い。
また、上述した実施例においては、摺動面4Aにレーザを照射する際の円の径は全て同径としていたが、図14に示すように摺動面4Aにレーザを照射する際に特定位置(図14の中央位置)のものを他のものよりも小径の円を描くようにして環状膨出部7’を形成しても良い。
また、図15に示すように、楕円を描くように摺動面4Aにレーザを照射して環状膨出部7’を形成しても良いし、さらに図16に示すようにC形を描くように摺動面4Aにレーザを照射することで閉ループではない膨出部7’を形成しても良い。
さらに、図17に示すように仮想円の円周上に等ピッチで円弧を描くように摺動面4Aにレーザを照射して膨出部7’を形成しても良いし、仮想の方形の四辺上に膨出部7’が点在するように摺動面4Aにレーザを照射してもよい。
なお、上述した実施例においてはシュー4の素材としてSUJ2を用いているが、これに限定されるものではなく、他の鉄系材料を用いても良いことは勿論である。
さらに、上述したレーザ照射によるレーザ焼入れの代わりとして電子ビームを摺動面に照射して焼入れを施すことで、上述した環状膨出部、或いは膨出部を形成するようにしても良い。
本発明の一実施例を示す断面図。 図1に示したシューの摺動面の正面図。 図2に示したシューの製造過程における要部の拡大図。 図3の要部の拡大図。 図4のV―V線に沿う断面図。 図2のVI―VI線に沿う要部の断面図。 図6の要部の拡大平面図。 凸部面積率を例示した図。 従来技術と本実施例の試験結果を示す図。 本発明の他の実施例を示す摺動面4Aの正面図。 本発明の他の実施例を示す摺動面4Aの正面図。 本発明の他の実施例を示す摺動面4Aの正面図。 本発明の他の実施例を示す摺動面の要部の拡大正面図。 本発明の他の実施例を示す摺動面の要部の拡大正面図。 本発明の他の実施例を示す環状膨出部の正面図。 本発明の他の実施例を示す膨出部の正面図。 本発明の他の実施例を示す膨出部の正面図。 本発明の他の実施例を示す膨出部の正面図。
符号の説明
3…斜板 4…シュー
4A…摺動面 7’…環状膨出部(焼入れ部)

Claims (7)

  1. 斜板と摺動する摺動面を備えたシューにおいて、
    上記摺動面に微小な多数の膨出部からなる焼入れ部を形成するとともに、上記膨出部を形成する焼入れ対象領域の面積をS1とし、全ての膨出部の合計の面積をS2とした時に、S2/S1の値である凸部面積率が0.3〜0.8となるように上記膨出部を形成したことを特徴とするシュー。
  2. 上記膨出部は環状膨出部であって、各環状膨出部は、母材の表面に微小な多数の円を描くようにレーザを照射したのちに、上記母材の表面にラップ加工を施し、さらにその後にバフ加工を施すことで形成されることを特徴とする請求項1に記載のシュー。
  3. 上記各環状膨出部の半径方向内方側は潤滑油を貯溜可能な凹部となっており、また、各環状膨出部の半径方向外方側には潤滑油が流通可能な網目状凹部からなる潤滑油通路が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のシュー。
  4. 上記環状膨出部は、摺動面の全域または摺動面の所要範囲に対して千鳥状または縦横の平行線の交点の位置に形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のシュー。
  5. 上記膨出部は、楕円形、C型、円弧状あるいは点状のいずれかの形状であることを特徴とする請求項1に記載のシュー。
  6. 上記膨出部は、レーザ又は電子ビームを摺動面に照射することで形成されることを特徴とする請求項1又は請求項5に記載のシュー。
  7. 上記凸部面積率が0.45〜0.8となるように上記膨出部を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載のシュー。
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