JP2006305844A - 液体検出機能を備えた容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の寸法精度の影響をあまり受けずに、センサユニットを容器本体に取り付ける際のシールを簡単かつ確実に行う。
【解決手段】カートリッジケース101と、そのセンサ収容部110と、そこに装着されたセンサユニット200と、センサ受壁120を介してセンサ収容部と隣接したセンサバッファ室132、133と、センサユニットとセンサ受壁との間をシールする弾性を有したシールリング270と、センサユニットを押圧してシールリング270を潰すスプリング300と、を具備する。センサユニットは、センサキャビティを有するセンサチップ230と、センサチップを載置固定する金属製のセンサベース220と、センサベースを載置固定する樹脂製のユニットベース210と、を有し、スプリング300は、ユニットベース210のみに押圧力を付与する。
【選択図】図5

Description

本発明は、特にインクジェット式記録装置等の液体噴射装置に適用される液体検出機能(主にインク残量検出機能)付きの容器に関する。
従来の液体噴射装置の代表例としては、画像記録用のインクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置がある。その他の液体噴射装置としては、例えば液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレイ、面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置等が挙げられる。
液体噴射装置の代表例であるインクジェット式記録装置においては、圧力発生室を加圧する圧力発生手段と加圧されたインクをインク滴として射出するノズル開口とを有するインクジェット記録ヘッドが、キャリッジに搭載されており、インク容器内のインクが流路を介して記録ヘッドに供給され続けることにより、印刷を継続可能に構成されている。インク容器は、例えばインクが消費された時点でユーザーが簡単に交換できる、着脱可能なカートリッジとして構成されている。
従来、インクカートリッジのインク消費の管理方法としては、記録ヘッドでのインク滴の射出数やメンテナンスにより吸引されたインク量をソフトウエアにより積算してインク消費を計算により管理する方法や、インクカートリッジに液面検出用の電極を取付けることにより実際にインクが所定量消費された時点を管理する方法などがある。
しかしながら、ソフトウェアによりインク滴の吐出数やインク量を積算してインク消費を計算上管理する方法には、次のような問題がある。ヘッドの中には吐出インク滴に重量バラツキを有するものがある。このインク滴の重量バラツキは画質には影響を与えないが、バラツキによるインク消費量の誤差が累積した場合を考慮して、マージンを持たせた量のインクをインクカートリッジに充填してある。従って、個体によってはマージン分だけインクが余るという問題が生ずる。
一方、電極によりインクが消費された時点を管理する方法は、インクの実量を検出できるので、インク残量を高い信頼性で管理できる。しかしながら、インクの液面の検出をインクの導電性に頼ることになるので、検出可能なインクの種類が限定されてしまったり、電極のシール構造が複雑化してしまうという欠点がある。また、電極の材料としては、通常は導電性が良く耐腐食性も高い貴金属が使用されるので、インクカートリッジの製造コストがかさむ。さらに、2本の電極を装着する必要があるため、製造工程が多くなり、結果として製造コストがかさんでしまう。
そこで、上記の課題を解決すべく開発された装置が、特許文献1に圧電装置(ここでは、センサユニットと言う)として開示されている。このセンサユニットは、圧電素子が積層された振動板に対向するキャビティの内部に、インクが存在する場合とインクが存在しない場合とで、強制振動後の振動板の残留振動(自由振動)に起因する残留振動信号の共振周波数が変化することを利用して、インクカートリッジ内のインク残量を監視するというものである。
特開2001−146030号公報
ところで、特許文献1に記載のセンサユニットを使用する場合、振動板に対向するキャビティまではインクが自由に入り込むようにしておく必要があるが、電気的な要素である圧電素子等を配置した側には、インクが侵入しないようにしておく必要があり、そのため、取り付けに当たっては隣接する部材間は厳密にシールしておかなければならない。
そのシール構造としては、センサユニットを容器本体の開口の周縁に直接接着する構造、あるいは、モジュールの開口の周縁に直接接着した上で、モジュールをOリングを介して容器本体に取り付ける構造が示されているが、いずれも開口の周縁にセンサユニットを接着しているので、寸法のバラツキがあると、シール性の確保が難しい。また、容器本体の開口の周縁やモジュールの開口の周縁に直接接着すると、インクの波動やインク中の気泡の影響を受けやすく、誤検出を起こす懸念もある。
本発明は、上記事情を考慮し、部品の寸法精度の影響をあまり受けずに、センサユニットを容器本体に取り付ける際のシールを簡単かつ確実に行うことができると共に、インクの波動やインク中の気泡の影響を受けにくい構造の液体検出機能を備えた容器を提供することを目的とする。
(1) 内部に液体の貯留部を有すると共に、貯留した液体を外部に送出する送出通路を有する容器本体と、
前記送出流路の終端付近に位置させて前記容器本体に設けられたたセンサ収容部と、
前記センサ収容部に装着された液体検出用のセンサユニットと、
前記容器本体に設けられ、センサ受壁を介して前記センサ収容部と隣接すると共に、前記送出通路の上流側と下流側に連通することで前記送出通路に直列に介在されたバッファ室と、
前記センサユニットと前記センサ受壁との間をシールする弾性を有した環状のシール部材と、
前記センサユニットを前記センサ受壁に向けて押圧することで、前記シール部材を潰しながら、該シール部材とセンサユニット及びセンサ受壁との間に、シールに必要なだけの面圧を付与する押圧バネと、を具備し、
前記センサユニットは、
検出対象の液体を受け入れるセンサキャビティを有し、且つ、該センサキャビティの下面を液体の受け入れを可能とするために開放し、上面を振動板で塞いで、該振動板の上面に圧電素子を配した構成をなすセンサチップと、
該センサチップを載置固定する金属製のセンサベースと、
該センサベースを載置固定すると共に、前記センサ収容部にセンサユニットを装着した際に、下面が前記シール部材を介して前記センサ受壁に対面する樹脂製のユニットベースと、を有しており、
前記センサベース及びユニットベースには、前記センサキャビティに連通する液溜まり空間が形成されると共に、前記センサ受壁には、前記環状のシール部材の内側で、前記液溜まり空間と前記バッファ室とを連通する流路が設けられ、
前記押圧バネは、前記センサユニットのセンサベース及びセンサチップを回避する力の伝達経路を通して、ユニットベースのみに押圧力を付与するべく設けられていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
(2) (1)に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
前記押圧バネは、前記センサ収容部のセンサユニットに対向する壁とセンサユニットとの間に圧縮状態で収容されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
(3) (1)または(2)に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
前記ユニットベースの上側に、前記センサチップ及びセンサベースに非接触で該センサチップを覆うようにカバー部材が載置され、該カバー部材を介して前記押圧バネの押圧力がユニットベースに付与されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
(4) (1)に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
前記ユニットベースの上側に該ユニットベースに非接触で前記センサチップ及びセンサベースを覆うカバー部材が配置され、該カバー部材は前記容器本体にネジ固定され、該カバー部材と前記ユニットベースとの間に前記押圧バネが圧縮状態で介在されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
(5) (4)に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
前記押圧バネが板バネよりなり、該板バネが、前記センサチップの電極に導通する端子プレートに一体に形成されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
(6) (1)〜(5)のいずれかに記載の液体検出機能を備えた容器であって、
前記ユニットベースの上面に凹所が形成され、その凹所に前記センサベースが収容され、
前記センサチップとセンサベース間は、センサベース上面に配された接着層により、互いに固着されると同時にシールされ、
前記センサベースとユニットベース間は、内周側がセンサベースの上面に前記接着層を介して接着され且つ外周側が前記ユニットベースの凹所の周囲の上面壁に接着された接着フィルムにより、互いに固着されると同時にシールされていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
(7) (6)に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
前記センサベースの上面が前記ユニットベースの凹所より上側に突出しており、前記接着フィルムは、ユニットベースの凹所の周囲の上面壁に対する接着位置よりも高い位置で、センサベースの上面に接着されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
(8) (1)〜(7)のいずれかに記載の液体検出機能を備えた容器であって、
前記センサベース及びユニットベースは、前記液溜まり空間として、前記センサキャビティに対する入側流路及び出側流路をそれぞれ有し、
前記容器本体は、前記バッファ室として、前記送出通路の上流側に連通すると共に前記入側流路に連通する上流側バッファ室と、前記送出通路の下流側に連通すると共に前記出側流路に連通する下流側バッファ室とを有し、
前記送出通路の上流側から流れてきた液体が、前記上流側バッファ室及び入側流路を介して前記センサキャビティに供給され、前記センサキャビティから前記出側流路及び下流側バッファ室を介して前記送出通路の下流側に排出されるように構成されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
本発明によれば、センサユニットとセンサ受壁との間に弾性を有する環状のシール部材を介在させ、センサユニットを押圧バネでセンサ受壁に向けて押圧することにより、シール部材を潰しながら、センサユニットとセンサ受壁との間をシールするようにしたので、予めセンサユニットを別に組み立て、後からそのセンサユニットを容器本体に装着する際に組み付けが、接着剤を使う場合と比べて簡単にできる。また、シール部材の弾性で部品間の寸法のバラツキを吸収できるから、簡単な組み付けで確実なシールを行うことができる。また、センサキャビティの前方(開放側)に、前記シール部材によってシールされた液溜まり空間を確保しているので、インクの波動やインク中の気泡の影響を受けにくい。また、押圧バネによる押圧力を、直接、センサ受壁と対面するユニットベースにかけるようにしているので、この押圧力の影響がセンサベースやセンサチップに及ばないようにすることができ、検出精度を上げることができる。
また本発明によれば、前記押圧バネを、センサ収容部の中に圧縮状態で収容するようにしたので、センサユニットと一緒に押圧バネをセンサ収容部に組み込むだけで、組立が完了する。
また本発明によれば、ユニットベースの上側にカバー部材を設けたので、センサチップ及びセンサベースを保護することができる。また、カバー部材を介してユニットベースに押圧バネの荷重を作用させるので、押圧バネとユニットベースの取合の自由度を増すことができる。
また本発明によれば、ユニットベースの上側にカバー部材を配置したので、センサチップ及びセンサベースを保護することができる。また、カバー部材を容器本体にネジ固定し、カバー部材とユニットベースとの間に押圧バネを圧縮状態で介在させたので、押圧バネをコンパクトに組み付けることができる。
また本発明によれば、押圧バネを板バネとして、その板バネを、センサチップの電極に導通する端子プレートに一体に形成したので、コンパクトな組み付けができると共に、部品点数を減らして、組み付け工数の減少を図ることができる。
また本発明によれば、ユニットベースに対して、上方から、センサチップを搭載したセンサベースを組み込み、その状態で、並んだ2部品の上面と上面、つまり、センサベースとユニットベースの両上面に跨って接着フィルムを貼り付けるだけで、異なる材料でできた2部品(金属製のセンサベースと樹脂製のユニットベース)間の固着とシールを同時に行うことができる。従って、組立作業性がきわめてよい。また、接着フィルムを2部品に跨って貼るだけであるから、各部品の寸法精度の影響をあまり受けずに、部品間のシールを行うことができる。また、例えば接着フィルムを量産機械によって加熱・加圧して溶着する場合には、量産機械による温度と圧力を管理するだけで、シール性能を高めることができ、量産時の安定化を図ることができる。さらに、シール性を左右する接着フィルムは、装着が容易である上に、スペース効率がよいため、センサユニットの小型化が図れる。
また本発明によれば、ユニットベースに対するフィルム接着面の高さを、センサベースに対するフィルム接着面の高さよりも下の位置に設定したので、段差をもってセンサベースを接着フィルムで押え付けることができ、ユニットベースに対するセンサベースの固着力の強化を図ることができる。また、ガタツキのない取付が可能となる。
また本発明によれば、容器本体内の送出通路を上流側から流れてきた液体が、上流側バッファ室及びユニットベースとセンサベースの入側流路を介してセンサキャビティに供給され、センサキャビティからセンサベースとユニットベースの出側流路及び下流側バッファ室を介して送出通路の下流側に排出されるように構成されているので、あくまでセンサキャビティに液体が流れるようになり、センサキャビティに液体や気泡が滞留することによる誤検出を極力防止することができる。
以下、本発明の実施形態の液体検出機能付きのインクカートリッジ(液体容器)について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のインクカートリッジが使用されるインクジェット式記録装置(液体噴射装置)の概略構成を示す。図1中符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1は、キャリッジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介して、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往復移動されるように構成されている。
キャリッジ1の記録用紙6に対向する側にはインクジェット式記録ヘッド12が搭載され、またその上部には記録ヘッド12にインクを供給するインクカートリッジ100が着脱可能に装着されている。
この記録装置の非印字領域であるホームポジション(図中、右側)にはキャップ部材13が配置されており、このキャップ部材13はキャリッジ1に搭載された記録ヘッド12がホームポジションに移動した時に、記録ヘッド12のノズル形成面に押し当てられてノズル形成面との間に密閉空間を形成するように構成されている。そして、キャップ部材13の下方には、キャップ部材13により形成された密閉空間に負圧を与えてクリーニング等を実施するためのポンプユニット10が配置されている。
また、キャップ部材13における印字領域側の近傍には、ゴムなどの弾性板を備えたワイピング手段11が記録ヘッド12の移動軌跡に対して例えば水平方向に進退できるように配置されていて、キャリッジ1がキャップ部材13側に往復移動するに際して、必要に応じて記録ヘッド12のノズル形成面を払拭することができるように構成されている。
図2は、インクカートリッジ100の概略構成を示す斜視図である。このインクカートリッジ100には、液体検出機能を果たす主要素であるセンサユニット200が内蔵されている。
インクカートリッジ100は、内部にインク貯留部(図示略)を備える樹脂製のカートリッジケース(容器本体)101と、カートリッジケース101の下端面を覆うように装着された樹脂製のカバー102とを有する。カバー102は、カートリッジケース101の下端面に貼られた各種の封止フィルムを保護するために設けられている。カートリッジケース101の下端面にはインク送出部103が突設され、インク送出部103の下端面には、インク送出口(図示略)を保護するためのカバーフィルム104が貼られている。
また、カートリッジケース101の細幅の側面には、センサユニット200を収容するためのセンサ収容凹部(センサ収容部)110が設けられ、そのセンサ収容凹部110には、センサユニット200と圧縮コイルスプリング(押圧バネ)300とが収容されている。この圧縮コイルスプリング(以下、単にスプリングという)300は、後述するが、センサユニット200を、センサ収容凹部110内底部のセンサ受壁120(図4、図5参照)に押し付けてシールリング270(図4〜図6参照)を押し潰すことにより、センサユニット200とカートリッジケース101との間のシール性の確保を行うものである。
センサ収容凹部110は、カートリッジケース101の細幅の側面に開口しており、その側面の開口からセンサユニット200とスプリング300とが挿入されている。そして、センサ収容凹部110の側面の開口は、センサユニット200及びスプリング300を内部に収納した状態で、外側から基板500の付いた封止カバー400で塞がれている。
図3は、センサ収容凹部110に、センサユニット200とスプリング300を組み込んだ部分の正面図であり、図4は図3のIV−IV矢視断面図、図5は図4のV−V矢視断面図、図6は図5の要部の拡大図である。
カートリッジケース101のセンサ収容凹部110の内底部には、センサユニット200の下端を受けるためのセンサ受壁120が設けられている。センサ受壁120は、その平坦な上面にセンサユニット200が載り、スプリング300の弾性力で、センサユニット200の下端のシールリング(環状のシール部材)270が圧接する部分である。
このセンサ受壁120の下側には、隔壁127を挟んで左右方向に互いに区分された上流側と下流側の一対のセンサバッファ室122、123が設けられ、センサ受壁120には、センサバッファ室122、123に対応させて一対の連通口(流路)132、133が設けられている。カートリッジケース101の内部には、図示しないが、貯留したインクを外部に送出するための送出流路が設けられており、送出流路の終端付近(インク送出口付近)に位置させて、センサユニット200が配設されている。
この場合、上流側センサバッファ室122は、連絡孔124(特に図示せず)を介して上流側の送出通路に連通され、下流側センサバッファ室123は、連絡孔125(同じく特に図示せず)を介して、インク送出口に近い下流側の送出通路に連通されている。また、センサバッファ室122、123の下面は、剛性壁で封じられるのではなく開口しており、その開口は樹脂製の封止フィルム105によって覆われている。
センサユニット200は、上面に凹所211を有する樹脂製でプレート状のユニットベース210と、ユニットベース210の上面の凹所211に収容された金属製でプレート状のセンサベース220と、センサベース220の上面に載置固定されたセンサチップ230と、センサベース220とユニットベース210を固着する接着フィルム240と、ユニットベース210の上側に配された一対の端子プレート250と、端子プレート250の押さえとセンサチップ230の保護を行うプレート状の押さえカバー(カバー部材)260と、ユニットベース210の下面に配されたゴム製のシールリング270と、から構成されている。
各部品の詳細を述べると、図6に示すように、ユニットベース210は、上面中央にセンサベース220の嵌まる凹所211を有すると共に、凹所211の周囲の上面壁214の外側に、上面壁214よりも一段高く設定された取付壁215を有する。また、凹所211の底壁には、円形の貫通孔よりなる入側流路212と出側流路213(液溜まり空間)が設けられている。また、ユニットベース210の下面には、外周にシールリング217の嵌まる凸部217が設けられ、前記入側流路212と出側流路213はこの凸部217上に位置している。なお、シールリング217は、ゴム製のリングパッキンよりなり、下面に断面半円状の環状凸部271を有している。
センサベース220は、センサの音響特性の向上を図る目的で、樹脂よりも剛性の高いステンレス等の金属プレートによって構成されている。センサベース220は、ユニットベース210の入側流路212及び出側流路213に対応した、2つの貫通孔よりなる入側流路222及び出側流路223(液溜まり空間)を有している。
このセンサベース220の上面には、例えば両面接着フィルムの貼り付けや接着剤の塗布などによって接着層242が形成されており、この接着層242の上に、センサチップ230が搭載され固着されている。
センサチップ230は、検出対象のインク(液体)を受け入れるセンサキャビティ232を有しており、センサキャビティ232の下面をインクの受け入れを可能とするために開放し、上面を振動板233で塞いで、振動板233の上面に圧電素子234を配した構成をなしている。
具体的に述べると、センサチップ230は、円形開口よりなるセンサキャビティ232を中心に有するセラミック製のチップ本体231と、チップ本体231の上面に積層され、センサキャビティ232の底面壁を構成する振動板233と、振動板233の上に積層された圧電素子234と、チップ本体231の上に積層された端子235、236とで構成されている。
圧電素子234は、前記各端子235、236に接続された上下の電極層234a、234bと、上下の電極層234a、234bの間に積層された圧電層234cとからなるものであり、例えば、センサキャビティ232内のインクの有無による電気特性の違いでインクエンドを判断する機能を果たす。圧電層234cの材料としては、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)、または、鉛を使用しない鉛レス圧電膜、等を用いることができる。
センサチップ230は、チップ本体231の下面をセンサベース220の上面中央部に載せることにより、前記接着層242によってセンサベース220に一体に固着されており、その接着層242によって同時に、センサベース220とセンサチップ230間がシールされている。そして、センサベース220及びユニットベース210の入側流路222、212と出側流路223、213(液溜まり空間)は、センサチップ230のセンサキャビティ232に連通している。この構成により、インクは、入側流路212、222を介してセンサキャビティ232に入り、出側流路223、213を介してセンサキャビティ232から排出されるようになる。
このようにセンサチップ230が搭載された金属製のセンサベース220は、ユニットベース210の上面の凹所211に収容されている。そして、その上から樹脂製の接着フィルム240を被せることにより、センサベース220とユニットベース210が一体に接着されている。
即ち、接着フィルム240は、中央に開口241を有しており、センサベース220をユニットベース210の上面の凹所211に収容した状態でその上から被せることにより、中央の開口241からセンサチップ230を露出させている。また、接着フィルム240の内周側を、センサベース220の上面に接着層242を介して接着させ、且つ、外周側をユニットベース210の凹所211の周囲の上面壁214に接着させることにより、つまり、接着フィルム240を2部品(センサベース220とユニットベース210)の上面に跨って貼り付けることにより、センサベース220とユニットベース210間を互いに固着すると同時にシールしている。
この場合、センサベース220の上面は、ユニットベース210の凹所211より上側に突出しており、接着フィルム240は、ユニットベース210の凹所211の周囲の上面壁214に対する接着位置よりも高い位置で、センサベース220の上面に接着されている。このように、センサベース220に対するフィルム接着面の高さを、ユニットベース210に対するフィルム接着面の高さよりも上の位置に設定したことにより、段差をもってセンサベース220を接着フィルム240で押え付けることができ、ユニットベース210に対するセンサベース220の固着力の強化を図ることができる。また、ガタツキのない取付も可能となる。
また、各端子プレート250は、帯板の長さ方向中間部の側縁に突設されたバネ片252と、帯板の長手方向の端部に形成された折曲片254とを有するもので、ユニットベース210の取付壁215の上面に配置されている。そして、その上から押さえカバー260を載せることで、ユニットベース210と押さえカバー260とにより挟持され、その状態で、各バネ片252が、センサチップ230の上面の端子235、236に接触導通している。
押さえカバー260は、端子プレート250の基板部251を挟みながらユニットベース210の取付壁215の上面に載る平板状のものであり、底面に、端子プレート250のバネ片252やセンサチップ230との干渉を避けるための凹部265を有している。この押さえカバー260は、端子プレート250を上から押さえ付けながらユニットベース210の上面に載せられることで、ユニットベース210の上面の凹所211に収容されたセンサベース220及びセンサチップ230を保護している。
センサユニット200は、以上のように構成されており、カートリッジケース100のセンサ収容凹所110に、圧縮状態にされたスプリング300と一緒に収容されている。そして収容された状態で、スプリング300が押さえカバー260を下向きに押圧することにより、センサユニット200の下面に設けたシールリング270が潰れながらセンサ収容凹所110内のセンサ受壁120に圧接し、これにより、センサユニット200とカートリッジケース101の間のシール性が確保されている。この場合、スプリング300の押圧力は、押さえカバー260を介してユニットベース210に伝えられることにより、センサベース220及びセンサチップ230には全く及ばないようになっている。つまり、スプリング300は、センサベース220及びセンサチップ230を回避する力の伝達経路を通して、ユニットベース210のみに押圧力を付与している。
このような組み付けが行われることにより、シール性が確保された条件の下で、カートリッジケース101内の上流側バッファ室122が、センサ受壁120の連通孔132を介してセンサユニット200内の入側流路212、222に連通され、カートリッジケース101内の下流側バッファ室123が、センサ受壁120の連通孔133を介してセンサユニット200内の出側流路213、223に連通される。そして、入側流路212、222、センサキャビティ232、出側流路213、223は、この順に上流側から並ぶように、カートリッジケース101内の送出流路に直列に介在することになる。
ここで、センサキャビティ232につながる上流側の流路は、流路断面の大きな上流側バッファ室122、連通口132、及び、流路断面の小さなセンサユニット200内の入側流路212、222(上流側狭小流路)で構成される。また、センサキャビティ232につながる下流側の流路は、流路断面の大きな下流側バッファ室123、連通口133、及び、流路断面の小さなセンサユニット200内ので出側流路213、223(下流側狭小流路)で構成される。
次に、センサユニット200によるインクの検出原理について説明する。
インクカートリッジ101内のインクが消費される際には、貯留されたインクは、センサユニット200のセンサキャビティ232を経由して、インク送出部103からインクジェット式記録装置の記録ヘッド12へ送られる。
この際、インクカートリッジ100内にインクが十分に残っている段階では、センサキャビティ232内はインクで満たされている。一方、インクカートリッジ100内のインク残量が少なくなると、センサキャビティ232内にインクが存在しない状態となる。
そこで、センサユニット200は、この状態の変化に起因する音響インピーダンスの相違を検出する。それによって、インクが十分に残っている状態であるか、あるいは、ある一定以上のインクが消費されて残量が少なくなった状態であるか、を検知することができる。
具体的には、圧電素子234に電圧を印加すると、圧電素子234の変形に伴い振動板233が変形する。圧電素子234を強制的に変形させた後、電圧の印加を解除すると、しばらくは、たわみ振動が振動板233に残留する。この残留振動は、振動板233とキャビティ232内の媒体との自由振動である。従って、圧電素子234に印加する電圧をパルス波形あるいは矩形波とすることで、電圧を印加した後の振動板233と媒体との共振状態を容易に得ることができる。
この残留振動は、振動板233の振動であり、圧電素子234の変形を伴う。このため、残留振動に伴って圧電素子7は逆起電力を発生する。この逆起電力は、端子プレート250を介して外部で検出される。
このようにして検出された逆起電力によって共振周波数が特定できるので、この共振周波数に基づいてインクカートリッジ100内のインクの有無を検出することができる。
以上の実施形態によれば、センサユニット200とセンサ受壁120との間に弾性を有するシールリング270を介在させ、センサユニット200をスプリング300でセンサ受壁120に向けて押圧することにより、シールリング270を潰しながら、センサユニット200とセンサ受壁120との間をシールするようにしているので、予めセンサユニット200を別に組み立て、後からそのセンサユニット200をカートリッジケース101に装着するという組み立て手順を採用することができ、その際の組み付けが、接着剤を使う場合と比べて簡単にできる。
また、シールリング270の弾性でセンサユニット200とセンサ受壁120間の寸法のバラツキを吸収できるから、簡単な組み付けで確実なシールを行うことができる。また、センサキャビティ232の前方(開放側)に、シールリング270によってシールされた液溜まり空間(入側流路212、222、出側流路213、223)を確保しているので、インクの波動やインク中の気泡の影響を受けにくい。また、スプリング300による押圧力を、押さえカバー260を介してはいるものの、直接、センサ受壁120と対面するユニットベース210にかけるようにしているので、この押圧力の影響が、センサベース220やセンサチップ230に及ばないようにすることができ、検出精度を上げることができる。
また、スプリング300は、センサ収容部110の中に圧縮しながら収容するだけでよいので、センサユニット200と一緒に組み込みやすい。
また、ユニットベース210の上側には押さえカバー260を設けているので、振動特性上、重要な要素であるセンサチップ230及びセンサベース210を保護することができる。また、押さえカバー260を介してユニットベース210にスプリング300の荷重を作用させるようにしているので、スプリング300とユニットベース210の取合を自由に決めることができ、設計しやすい。
また、ユニットベース210に対して、上方から、センサチップ230を搭載したセンサベース220を組み込み、その状態で、並んだ2部品の上面と上面、つまり、センサベース220とユニットベース210の両上面に跨って接着フィルム240を貼り付けるだけで、異なる材料でできた2部品(金属製のセンサベース220と樹脂製のユニットベース210)間の固着とシールを同時に行うことができる。従って、組立作業性がきわめてよい。また、接着フィルム240を2部品に跨って貼るだけであるから、各部品の寸法精度の影響をあまり受けずに、部品間のシールを行うことができる。また、例えば接着フィルム240を量産機械によって加熱・加圧して溶着する場合には、量産機械による温度と圧力を管理するだけで、シール性能を高めることができるので、量産時の安定化を図ることができる。さらに、シール性を左右する接着フィルム240は、装着が容易である上にスペース効率がよいため、センサユニット200の小型化が図れる。
また、センサベース220及びユニットベース210に、センサキャビティ232に対する入側流路212、222及び出側流路213、223をそれぞれ形成し、インクが入側流路212、222を介してセンサキャビティ232に流れ込み、出側流路213、223を介して排出されるように構成しているので、あくまでセンサキャビティ232をインクが流れるようになり、センサキャビティ232に液体や気泡が滞留することによる誤検出を防止することができる。
また、ユニットベース210に対する接着フィルム240の接着面の高さを、センサベース220に対する接着面の高さよりも下の位置に設定しているので、段差をもってセンサベース220を接着フィルム240で押え付けることができ、ユニットベース210に対するセンサベース220の固着力の強化を図ることができる。また、ガタツキのない取付が可能となる。
また、カートリッジケース101内の送出流路の終端付近にセンサユニット200を配置し、センサユニット200の入側流路212、222、センサキャビティ232、出側流路213、223が、この順に上流側から並ぶように送出流路に直列に介在されているので、インクカートリッジ100内の残液量を正確に検出することができる。
図7は本発明の別の実施形態の要部構成を示している。この図において、図1〜図6に示した前記実施形態と同一の構成要素には同一符号を付してあり、それらの説明は省略する。
この実施形態では、ユニットベース210の上側に、ユニットベース210に非接触で、センサチップ230及びセンサベース210を覆うカバー部材260Bが配置されており、このカバー部材260Bは、カートリッジケース101にネジ701で固定されている。そして、このカバー部材260Bとユニットベース210との間に、ユニットベース210を押圧してシールリング270を押し潰すための板バネ(押圧バネ)259が、圧縮状態で介在されている。
この場合の板バネ259は、前記各端子プレート250に一体に形成されており、正規に組み立てた段階で所定の押圧力をユニットベース210にのみ付与するようにしてあればよい。端子プレート250には、センサチップ230の端子235、236(図6参照)に弾性接触するバネ片252が設けられているが、板バネ259のバネ力は、このバネ片252に何らの力も及ぼさない程度に離れた位置に形成してある。
なお、図示例のように、このバネ片259の一端をカバー部材260Bの成形時にインサートしておき、端子プレート250をカバー部材260Bに一体化して形成しておくこともできる。そうすれば、端子プレート250の支持を別に取る必要もない。
また、板バネ259は、端子プレート250と全く別に作製して設けてもよいし、スペースが許せば、板バネ259以外の別の押圧バネを設けてもよい。
このように、カバー部材260Bをカートリッジケース101にネジ701で固定し、カバー部材260Bとユニットベース210との間に板バネ259(押圧バネ)を圧縮状態で介在させたので、押圧バネをコンパクトに組み付けることができる。また、その板バネ259を、センサチップ230の端子235、236に導通する端子プレート250に一体に形成したので、コンパクトな組み付けができると共に、部品点数を減らして、組み付け工数の減少を図ることができる。
本発明の実施形態のインクカートリッジ(容器)が使用されるインクジェット式記録装置(液体噴射装置)の概略構成を示す斜視図である。 本発明に実施形態のインクカートリッジの概略構成を示す分解斜視図である。 インクカートリッジにセンサユニットを組み付けた部分の正面図である。 図3のIV−IV矢視断面図である。 図4のV−V矢視断面図である。 図5の要部の拡大図である。 本発明の別の実施形態の要部構成を示す断面図である。
符号の説明
100 インクカートリッジ
101 カートリッジケース(容器本体)
110 センサ収容凹部(センサ収容部)
120 センサ受壁
122 上流側センサバッファ室
123 下流側センサバッファ室
132,133 連通孔(流路)
200 センサユニット
210 ユニットベース
211 凹所
212 入側流路(液溜まり空間)
213 出側流路(液溜まり空間)
214 上面壁
220 センサベース
222 入側流路(液溜まり空間)
223 出側流路(液溜まり空間)
230 センサチップ
232 センサキャビティ
233 振動板
234 圧電素子
235,236 端子
240 接着フィルム
242 接着層
250 端子プレート
259 板バネ(押圧バネ)
260 押さえカバー(カバー部材)
260B カバー部材
270 シールリング(環状のシール部材)
300 スプリング(押圧バネ)
700 ネジ

Claims (8)

  1. 内部に液体の貯留部を有すると共に、貯留した液体を外部に送出する送出通路を有する容器本体と、
    前記送出流路の終端付近に位置させて前記容器本体に設けられたたセンサ収容部と、
    前記センサ収容部に装着された液体検出用のセンサユニットと、
    前記容器本体に設けられ、センサ受壁を介して前記センサ収容部と隣接すると共に、前記送出通路の上流側と下流側に連通することで前記送出通路に直列に介在されたバッファ室と、
    前記センサユニットと前記センサ受壁との間をシールする弾性を有した環状のシール部材と、
    前記センサユニットを前記センサ受壁に向けて押圧することで、前記シール部材を潰しながら、該シール部材とセンサユニット及びセンサ受壁との間に、シールに必要なだけの面圧を付与する押圧バネと、を具備し、
    前記センサユニットは、
    検出対象の液体を受け入れるセンサキャビティを有し、且つ、該センサキャビティの下面を液体の受け入れを可能とするために開放し、上面を振動板で塞いで、該振動板の上面に圧電素子を配した構成をなすセンサチップと、
    該センサチップを載置固定する金属製のセンサベースと、
    該センサベースを載置固定すると共に、前記センサ収容部にセンサユニットを装着した際に、下面が前記シール部材を介して前記センサ受壁に対面する樹脂製のユニットベースと、を有しており、
    前記センサベース及びユニットベースには、前記センサキャビティに連通する液溜まり空間が形成されると共に、前記センサ受壁には、前記環状のシール部材の内側で、前記液溜まり空間と前記バッファ室とを連通する流路が設けられ、
    前記押圧バネは、前記センサユニットのセンサベース及びセンサチップを回避する力の伝達経路を通して、ユニットベースのみに押圧力を付与するべく設けられていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
  2. 請求項1に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
    前記押圧バネは、前記センサ収容部のセンサユニットに対向する壁とセンサユニットとの間に圧縮状態で収容されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
  3. 請求項1または2に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
    前記ユニットベースの上側に、前記センサチップ及びセンサベースに非接触で該センサチップを覆うようにカバー部材が載置され、該カバー部材を介して前記押圧バネの押圧力がユニットベースに付与されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
  4. 請求項1に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
    前記ユニットベースの上側に該ユニットベースに非接触で前記センサチップ及びセンサベースを覆うカバー部材が配置され、該カバー部材は前記容器本体にネジ固定され、該カバー部材と前記ユニットベースとの間に前記押圧バネが圧縮状態で介在されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
  5. 請求項4に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
    前記押圧バネが板バネよりなり、該板バネが、前記センサチップの電極に導通する端子プレートに一体に形成されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の液体検出機能を備えた容器であって、
    前記ユニットベースの上面に凹所が形成され、その凹所に前記センサベースが収容され、
    前記センサチップとセンサベース間は、センサベース上面に配された接着層により、互いに固着されると同時にシールされ、
    前記センサベースとユニットベース間は、内周側がセンサベースの上面に前記接着層を介して接着され且つ外周側が前記ユニットベースの凹所の周囲の上面壁に接着された接着フィルムにより、互いに固着されると同時にシールされていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
  7. 請求項6に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
    前記センサベースの上面が前記ユニットベースの凹所より上側に突出しており、前記接着フィルムは、ユニットベースの凹所の周囲の上面壁に対する接着位置よりも高い位置で、センサベースの上面に接着されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の液体検出機能を備えた容器であって、
    前記センサベース及びユニットベースは、前記液溜まり空間として、前記センサキャビティに対する入側流路及び出側流路をそれぞれ有し、
    前記容器本体は、前記バッファ室として、前記送出通路の上流側に連通すると共に前記入側流路に連通する上流側バッファ室と、前記送出通路の下流側に連通すると共に前記出側流路に連通する下流側バッファ室とを有し、
    前記送出通路の上流側から流れてきた液体が、前記上流側バッファ室及び入側流路を介して前記センサキャビティに供給され、前記センサキャビティから前記出側流路及び下流側バッファ室を介して前記送出通路の下流側に排出されるように構成されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
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