JP2006305505A - マイクロリアクタ - Google Patents

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【課題】コンパクトな構成で混合または反応を効率良く行うことのできるマイクロリアクタを提供すること。
【解決手段】混合または反応の対象となる複数種類の対象流体を導入するための入口ポートP1と、入口ポートP1に連通し対象流体を混合または反応させるためのマイクロ流路43と、マイクロ流路43に連通し混合または反応済みの対象流体を取り出すための出口ポートP2とを備えるマイクロリアクタ1において、マイクロ流路43は、対象流体を時計周り方向に旋回運動させながら移送する第1マイクロ流路43Rと、対象流体を反時計周り方向に旋回運動させながら移送する第2マイクロ流路43Lとを交互に形成するように構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、微少な流路を用いて、流体の混合または反応を行うマイクロリアクタに関する。
マイクロ化学プラントは、マイクロスケールの空間内での混合、化学反応、分離などを利用した生産設備であり、大型タンク等を用いた従来のバッチ方式のプラントと比較して多くの有利点を備える。例えば、複数の流体の混合や化学反応を短時間且つ微量の試料で行えること、装置が小型であるため実験室レベルで生成物の製造技術を確立できればナンバリングアップを行うことで容易に量産用の設備化ができること、爆発などの危険を伴う反応にも適用可能であること、多品種少量生産を必要とする化合物の生成などにも素早く適応できること、需要量に合わせた生産量の調整が容易にできることなどである。このため、化学工業や医薬品工業の分野では、流体の混合または反応を行い材料や製品を製造するための好適な装置として注目され、近年、その研究開発が盛んに行われている。
マイクロ化学プラントは、材料供給装置、マイクロミキサ、熱交換装置、マイクロリアクタ、分離装置、これらの各装置を接続する配管、及び制御装置などを主構成要素とする。このうちマイクロミキサ及びマイクロリアクタは、それぞれ流路幅が数μm〜1mm程度のオーダーである微少な流路を有し、この流路に導かれた複数種類の流体を互いに接触させることで混合または化学反応を生起するものである。マイクロミキサとマイクロリアクタとは、基本的には共通な構成であり、一般にその用途が混合である場合はマイクロミキサと呼び、化学反応である場合はマイクロリアクタと呼ぶ。従って、本発明のマイクロリアクタはマイクロミキサも含めている。
このようなマイクロリアクタは、マイクロ化学プラントにおいては非常に重要なデバイスであり、特許文献としてもいくつか提示されている。例えば特許文献1の発明では、マイクロ流路内に流れる流体に超低周波振動を伝播することで、流体に流速変動を誘起して混合や反応の促進化を図ることができる。また、特許文献2には、筒部材とこれに切った螺旋ネジとにより反応流路を形成すると共に、反応流路内の温度を制御するための液が循環するジャケットを設けたマイクロリアクタが開示されている。
特開2005−77219号公報 特開2005−46652号公報
しかしながら、特許文献1の発明では、超低周波振動発生手段を装置外部に設ける必要があり、装置が大掛かりなものとなる。またナンバリングアップによりデバイスの数が多くなった場合は、マイクロ化学プラントの製造コストが高くなるという問題があった。特許文献2のリアクタでは、筒部材と螺旋ネジとの密閉性の問題があった。またジャケットをケーシングの外部に別途設ける形となり、この場合も装置の部品点数が増え、装置が大型化するという問題があった。本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、コンパクトな構成で混合または反応を効率良く行うことのできるマイクロリアクタを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、請求項1のマイクロリアクタ1は、混合または反応の対象となる複数種類の対象流体を導入するための入口ポートP1と、入口ポートP1に連通し対象流体を混合または反応させるためのマイクロ流路43と、マイクロ流路43に連通し混合または反応済みの対象流体を取り出すための出口ポートP2とを備えるマイクロリアクタ1において、前記マイクロ流路43は、対象流体を時計周り方向に旋回運動させながら移送する第1マイクロ流路43Rと、対象流体を反時計周り方向に旋回運動させながら移送する第2マイクロ流路43Lとを交互に形成するように構成されたことを特徴とする。
請求項2のマイクロリアクタでは、前記マイクロ流路43は、第1マイクロ流路を形成した第1エレメント4Rと、第2マイクロ流路43Lを形成した第2エレメント4Lとを交互に連結して形成される。
請求項3のマイクロリアクタは、前記第1エレメント4Rには複数の第1マイクロ流路43R1,43R2,43R1’,43R2’が形成され、前記第2エレメント4Lには複数の第2マイクロ流路43L1,43L2,43L1’,43L2’が形成される。
請求項4のマイクロリアクタは、前記第1エレメント4Rには複数の第1マイクロ流路43R1,43R2,43R1’,43R2’から流出した対象流体が合流する第1合流室42Rが形成され、前記第2エレメント4Lには複数の第2マイクロ流路43L1,43L2,43L1’,43L2’から流出した対象流体が合流する第2合流室42Lが形成される。
請求項5のマイクロリアクタでは、前記第1エレメント4Rは、貫通孔とこの貫通孔を左右対象に仕切る仕切部44とを備えた薄板材Rを、互いに隣接するもの同士で仕切部44が所定角度ずつ時計周り方向に偏角するように複数枚積層して構成され、前記第2エレメント4Lは、貫通孔とこの貫通孔を左右対象に仕切る仕切部44とを備えた薄板材Lを、互いに隣接するもの同士で仕切部44が所定角度ずつ反時計周り方向に偏角するように複数枚積層して構成される。
請求項6のマイクロリアクタは、前記貫通孔の直径が2mm以下である。
請求項7のマイクロリアクタは、入口ポートP1と冷却流体入口ポートH1と冷却流体出口ポートH2とを有し一端に開口部を備える外殻体2と、対象流体を時計周り方向に旋回運動させながら移送する第1マイクロ流路43R1,43R2と対象流体を反時計周り方向に旋回運動させながら移送する第2マイクロ流路43L1,43L2とを交互に形成するように構成した流路形成体4と、外殻体2の開口部を密閉するための蓋部31と蓋部31に設けられ流路形成体4を内装するための流路形成体室32S及びこの流路形成体室32Sに連通する出口ポートP2とを備え流路形成体室32Sの外周面と外殻体2の内周面との間に密閉空間3Sが形成されるように構成された流路形成体室付蓋体3とを備えることを特徴とする。
本発明によると、コンパクトな構成で混合または反応を効率良く行うことのできるマイクロリアクが提供される。
請求項1から3の発明によると、対象流体は、マイクロ流路43を時計周り方向の流れと反時計周り方向の流れとを交互に行いながら流れるので、攪拌性が良く、混合時間及び反応時間の短縮化を図ることができる。
請求項4の発明によると、マイクロ流路43R1,43R2を流出した対象流体は、第1エレメント4R及び第2エレメント4Lにおける合流室42RC,42LAで合流する。また、マイクロ流路43L1,43L2を流出した対象流体は、第2エレメント4L及び第1エレメント4Rにおける合流室42LC,42RAで合流する。これにより、濃度ムラのない一様な混合または反応を実現することができる。
請求項5の発明によると、実質上、薄板材R,Lの貫通孔内を所定の捩り角をもった隔壁BWで仕切って形成されるマイクロ流路43R,43Lを備えるのと同様な形態になる。そして薄板材R,Lの積層枚数を変えることにより、隔壁BWの捩り角及びマイクロ流路43R,43Lの流路長を種々のものとすることができ融通性に優れる。このような薄板材R,Lは、例えばエッチング加工で製造することが好ましい。これにより通常の機械加工によってでは難しい微少なマイクロ流路の形成が容易に実現可能となる。またマイクロ流路43R,43Lはそれぞれ一体物の第1エレメント4R及び第2エレメント4L内に形成されるので、例えば特許文献2に開示されたマイクロ流路のような密閉性の問題もない。
請求項6の発明によると、マイクロ流路43をミリメートルオーダー以下のものとすることができる。
請求項7の発明によると、円柱状部32の外周面と外殻体2の内周面との間に形成された密閉空間3Sを冷却流体室として使用できる。冷却流体室を別途外付けするのではないため、マイクロリアクタ1をコンパクトな構成とすることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明に係るマイクロリアクタの正面一部断面図、図2は図1のI−I線矢視図、図3は流路形成体を構成する第1エレメント及び第2エレメントの外観斜視図、図4は流路形成体を構成する第1エレメントの構成概要を示す図、図5は流路形成体を構成する第2エレメントの構成概要を示す図、図6は第1エレメントの構成要素を示す図、図7は第2エレメントの構成要素を示す図、図8はマイクロ流路における被混合液の流れの様子を示す図、図9は仕切板により形成される仮想的な隔壁を模式的に示す図である。なお、図3(A)は第1エレメントを示し、図3(B)は第2エレメントを示す。また、図4(A)及び図4(B)はそれぞれ第1エレメントの一部断面正面図及び側面図を示し、図5(A)及び図5(B)はそれぞれ第2エレメントの一部断面正面図及び側面図を示す。
図1に示すように、マイクロリアクタ1は、外殻体2、流路形成体室付蓋体3、流路形成体4及びプラグ5などから構成され、入口ポートP1から流入した被混合液であるモノマーと重合開始剤とを流路形成体4内で混合して、混合液出口ポートP2から送出する装置である。上記構成要素はいずれもステンレス鋼を材質とする。
外殻体2は、一端に開口部を備える有底筒状体である。その側壁21には冷却液入口ポートH1、冷却液出口ポートH2及びボルト締結穴H3が穿設され、底蓋22にはプラグ嵌入穴H4が穿設される。冷却液入口ポートH1及び冷却液出口ポートH2は、それぞれマイクロリアクタ本体の軸線J1に対して等対角位置となるように側壁21の肉厚方向に穿設された貫通穴である。ボルト締結穴H3は、側壁21における開口部側の周面上に円周方向に等間隔となるように合計6箇所穿設された有底穴である。プラグ嵌入穴H4は、底蓋22の肉厚方向に穿設された貫通穴である。これら各穴には雌ネジが形成される。
流路形成体室付蓋体3は、外殻体2の開口部を密閉するための蓋部31と、蓋部31の一端中央部から軸線J1方向に延設した中空の円柱状部32とからなる。円柱状部32における中空部分は、流路形成体4を内装するための流路形成体室32Sとして機能する。図2に示すように、蓋部31の周縁部には、外殻体2におけるボルト締結穴H3の位置に対応するように、合計6個のボルト穴H5が貫穿される。また蓋部31は、円柱状部32における流路形成体室32Sと連通する混合液出口ポートP2を備える。外殻体2と流路形成体室付蓋体3とはボルト6により締結することで一体化する。円柱状部32の外周面と外殻体2の内周面との間には、冷却液室3Sとして機能する密閉空間が形成される。冷却液室3Sには、配管により冷却液入口ポートH1及び冷却液出口ポートH2に接続された図示しない冷却液循環ポンプから冷却液が供給される。
流路形成体4は、第1エレメント4Rと第2エレメント4Lとが直列に交互に複数段連結することにより構成される。本実施形態では5段としている。
第1エレメント4Rは、図3(A)に示すように、複数の有孔薄型円板R1〜R23を積層させた状態でそれぞれの表面を金属メッキ等の接合処理により接合させた積層体である。そして、図4に示すように、ピン孔41、合流室42RA,42RC及びマイクロ流路43R(43R1,43R2,43R1’,43R2’)を備える。
第1エレメント4Rの構成要素である有孔薄型円板R1〜R23は、図6に示すように、周縁部に円形のピン孔用貫通孔を、中央部に円形または雲形の合流室用貫通孔を備える。
有孔薄型円板R1〜R5をそれぞれ同心となるようにこの順で上から積層することで、ピン孔41及び合流室42RAが形成される。また有孔薄型円板R6〜R18をそれぞれ同心となるようにこの順で上から積層することで、ピン孔41及びマイクロ流路43R(43R1,43R2,43R1’,43R2’)が形成される。マイクロ流路43R1,43R2及びマイクロ流路43R1’,43R2’は、それぞれ断面が円形の1つの貫通孔を仕切部44(44R,44R’)で左右対象に仕切るようにして形成される。仕切部44は、互いに隣接して積層する有孔薄型円板R同士で15度ずつ時計周り方向に偏角するように形成される。従って有孔薄型円板R6〜R18の積層体は、図9に示すように、実質上、2本の貫通孔内をそれぞれ180度の捩り角をもった隔壁BWで仕切って形成される2本ずつのマイクロ流路43R1,43R2,43R1’,43R2’を備えるのと同様な形態になる。なお、有孔薄型円板R13〜R18は、それぞれ有孔薄型円板R11〜R6を裏返したものを使うことができる。また有孔薄型円板R19〜R23をそれぞれ同心となるようにこの順で上から積層することでピン孔41及び合流室42RCが形成される。有孔薄型円板R19〜R23は、それぞれ有孔薄型円板R5〜R1を裏返したものを使うことができる。
第2エレメント4Lは、図5に示すように、ピン孔41、合流室42LA,42LC及びマイクロ流路43L(43L1,43L2,43L1’,43L2’)を備え、マイクロ流路43Lを形成するための仕切部44Lが反時計周り方向に15度ずつずらした構成であることを除いては、基本的には第1エレメント4Rと同様の構成である。第1エレメント4Rと第2エレメント4Lとはピン孔41に挿着したピン45を介して交互に直列に合計5個連結することで一体化して流路形成体4を構成し、流路形成体室32Sに内装される。
プラグ5は、末窄まり状に貫穿された入口ポートP1を備えると共に、プラグ穴H4の雌ネジと螺合可能な雄ネジを外周面に備える。プラグ5の先端51は流路形成体室32Sの上流側に嵌入して流路形成体4の上流側の端面を押圧可能な押圧部とされる。流路形成体4を内装した状態で、流路形成体4の上流側の端面を圧接するようにプラグ5をプラグ嵌入穴H4に締結することで、流路形成体4を固定保持する。入口ポートP1は、配管により図示しない被混合液供給系に接続される。なお被混合液供給系はモノマーと重合開始剤とを被混合液としてマイクロリアクタ1に同時に圧送する手段である。
このような構成とすることで、入口ポートP1と出口ポートP2とは、流路形成体4内の各マイクロ流路43R,43Lを介して連通することになる。すなわち、被混合液を時計周り方向に旋回させるマイクロ流路43Rと、被混合液を反時計周り方向に旋回させるマイクロ流路43Lとを上流側から下流側に向けて交互に配設した構成となる。
従って、図8に示すように、被混合液供給系から圧送された被混合液は、まず入口ポートP1から流入した後、第1エレメント4Rの合流室42RAを通過する。次に仕切板44Rで仕切られて形成された2つのマイクロ流路43R1,43R2を、矢印M1に示すように、仕切板44Rの長手方向軸を中心として時計周り方向に旋回しながら下流に向けて流れる。被混合液の旋回角度は、各マイクロ流路43R1,43R2の入口から出口に至るまでに180度となる。隣のマイクロ流路43R1’,43R2’においても同様な流れを形成する。各マイクロ流路43R1,43R2の出口から流出した被混合液は、合流室42RC及び合流室42LAで合流する。このとき更に、矢印M2に示すように、隣のマイクロ流路43R1’,43R2’を通過した被混合液も合流する。
第2エレメント4Lの合流室42LAから流出した被混合液は、仕切板44Lで仕切られて形成された2つのマイクロ流路43L1,43L2を、図8の矢印M3に示すように、仕切板44Lの長手方向軸を中心として反時計周り方向に旋回しながら下流に向けて流れる。このとき被混合液の旋回角度は、各マイクロ流路43L1,43L2の入口から出口に至るまでに180度となる。隣のマイクロ流路43L1’,43L2’においても同様な流れを形成する。マイクロ流路43L1,43L2の出口から出た被混合液、及び隣のマイクロ流路43L1’,43L2’を通過した被混合液も合流する。
次段の第1エレメント4R及び第2エレメント4Lにおいても同様な流れを形成する。これによりモノマーと重合開始剤との混合を行なう。このように流路形成体4において、被混合液は時計周り方向の流れと反時計周り方向の流れとを交互に行いながら流れるので、攪拌性が良く、混合時間の短縮化を図ることができる。また、マイクロ流路43R1,43R2を流出した対象流体は、第1エレメント4R及び第2エレメント4Lにおける合流室42RC,42LAで合流する。同様に、マイクロ流路43L1,43L2を流出した対象流体は、第2エレメント4L及び第1エレメント4Rにおける合流室42LC,42RAで合流する。これにより、濃度ムラのない一様な混合または反応を実現することができる。
更に、冷却液室3Sには、図示しない冷却液循環ポンプにより冷却液が循環するので、第1エレメント4Rと第2エレメント4Lの各マイクロ流路に流れる流体を一定温度に保持する等の温度制御を行うことができ、適切な温度条件下での安定した混合が可能となる。冷却液室3Sは、円柱状部32の外周面と外殻体2の内周面との間に形成され、別途外付けするのではないため、マイクロリアクタ1をコンパクトな構成とすることができる。
また、第1エレメント4R及び第2エレメント4Lを製造する際に用いる有孔薄型円板R,Lは、表面と裏面とが対象面であるため、有孔薄型円板R,LとしてR1〜R12までのものを製作しておき、表面と裏面とを適宜変えて積層することで、第1エレメント4R及び第2エレメント4Lを製造することができる。このため製造上の手間が軽減できる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、上に開示した実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
本発明に係るマイクロリアクタの正面一部断面図である。 図1のI−I線矢視図である。 流路形成体を構成する第1エレメント及び第2エレメントの外観斜視図である。 流路形成体を構成する第1エレメントの構成概要を示す図である。 流路形成体を構成する第2エレメントの構成概要を示す図である。 第1エレメントの構成要素を示す図である。 第1エレメントの構成要素を示す図である。 流路形成体中における流体の流れの様子を示す図である。 流路形成体中に形成される仮想的な隔壁を模式的に示す図である。
符号の説明
1 マイクロリアクタ
2 外殻体
3 流路形成体室付蓋体
4 流路形成体
31 蓋部
32S 流路形成体室
43 マイクロ流路
4R 第1エレメント
4L 第2エレメント
42R 合流室(第1合流室)
42L 合流室(第2合流室)
43R マイクロ流路(第1マイクロ流路)
43L マイクロ流路(第2マイクロ流路)
44 仕切部
H1 冷却液入口ポート(冷却流体入口ポート)
H2 冷却液出口ポート(冷却流体出口ポート)
L 有孔薄型円板(薄板材)
R 有孔薄型円板(薄板材)
P1 入口ポート
P2 出口ポート

Claims (7)

  1. 混合または反応の対象となる複数種類の対象流体を導入するための入口ポートと、入口ポートに連通し対象流体を混合または反応させるためのマイクロ流路と、マイクロ流路に連通し混合または反応済みの対象流体を取り出すための出口ポートとを備えるマイクロリアクタにおいて、前記マイクロ流路は、対象流体を時計周り方向に旋回運動させながら移送する第1マイクロ流路と、対象流体を反時計周り方向に旋回運動させながら移送する第2マイクロ流路とを交互に形成するように構成されたことを特徴とするマイクロリアクタ。
  2. 前記マイクロ流路は、第1マイクロ流路を形成した第1エレメントと、第2マイクロ流路を形成した第2エレメントとを交互に連結して形成される請求項1に記載のマイクロリアクタ。
  3. 前記第1エレメントには複数の第1マイクロ流路が形成され、前記第2エレメントには複数の第2マイクロ流路が形成される請求項2に記載のマイクロリアクタ。
  4. 前記第1エレメントには複数の第1マイクロ流路から流出した対象流体が合流する第1合流室が形成され、前記第2エレメントには複数の第2マイクロ流路から流出した対象流体が合流する第2合流室が形成される請求項3に記載のマイクロリアクタ。
  5. 前記第1エレメントは、貫通孔とこの貫通孔を左右対象に仕切る仕切部とを備えた薄板材を、互いに隣接するもの同士で仕切部が所定角度ずつ時計周り方向に偏角するように複数枚積層して構成され、前記第2エレメントは、貫通孔とこの貫通孔を左右対象に仕切る仕切部とを備えた薄板材を、互いに隣接するもの同士で仕切部が所定角度ずつ反時計周り方向に偏角するように複数枚積層して構成される請求項2から請求項4のいずれかに記載のマイクロリアクタ。
  6. 前記貫通孔の直径が2mm以下である請求項5に記載のマイクロリアクタ。
  7. 入口ポートと冷却流体入口ポートと冷却流体出口ポートとを有し一端に開口部を備える外殻体と、対象流体を時計周り方向に旋回運動させながら移送する第1マイクロ流路と対象流体を反時計周り方向に旋回運動させながら移送する第2マイクロ流路とを交互に形成するように構成した流路形成体と、外殻体の開口部を密閉するための蓋部と蓋部に設けられ流路形成体を内装するための流路形成体室及びこの流路形成体室に連通する出口ポートとを備え流路形成体室の外周面と外殻体の内周面との間に密閉空間が形成されるように構成された流路形成体室付蓋体とを備えることを特徴とするマイクロリアクタ。
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