JP2006305064A - 歯科用液体材料用のスクイズ容器 - Google Patents

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雅之 高橋
Shigeru Igarashi
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Abstract

【課題】 収容している歯科用液体材料がノズルから出始める時に一瞬だけ勢い良くノズル先端から飛び出す現象及び使用者の意図する時に滴下が止まらない現象が起こらない歯科用液体材料用のスクイズ容器を提供する。
【解決手段】 可撓性を有する胴体部の上端に内容液排出用のノズルを備え、使用時にノズル部を下に向け胴体部を押圧してノズルから内容液を排出するスクイズ容器において、内径0.1〜1mmのパイプがノズルの内側へ向かって10〜40mm突出して設けられていることを特徴とする歯科用液体材料用のスクイズ容器とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、その上端に内容液排出用のノズルを備え使用時に該ノズルを下に向け胴体部を押圧してノズルから内容液を排出するスクイズ容器に関する。
従来から歯科治療においては、恒久的な歯冠補綴物や橋義歯が出来るまでの暫間クラウン、破折した義歯床や人工歯の修理,窩洞の仮封等の用途には歯科用常温重合レジンが広く用いられている。歯科用常温重合レジンは、モノマーを主成分とする液体とポリマーを主成分とする粉体との二成分を基本とする歯科用材料であり、ラジカル重合性を有するモノマーを同種のポリマーと混合することで重合させる。
この歯科用材料の液体(以後、歯科用液体材料と称することがある。)は1回の使用量が1〜6cc程度と比較的少ないので、使用に際しては別途用意された小さなカップ状の容器に移し専用の粉体材料と混合練和等する。そのため歯科用液体材料は可撓性を有する胴体部と、その上端に内容液排出用のノズルとを備えた専用のスクイズ容器に入れられており、使用の際には歯科用液体材料が入ったスクイズ容器を傾けて机上に置かれた小さなカップ内にノズルを向けた後、歯科用液体材料が小さなカップ内に入るように注意しながら胴体部を押圧しノズルから内容液である歯科用液体材料をカップ内へ排出する。
このとき、歯科用液体材料は一般的にメチルメタクリレート等の低分子量のモノマーであるために粘度及び表面張力が非常に小さく、スクイズ容器を傾けると歯科用液体材料がノズルから出始める時に一瞬だけ勢い良くノズルの先端から飛び出して小さなカップを外れて飛び散ってしまう問題があり、特にノズルの内径が先細り形状を成す歯科用液体材料用のスクイズ容器で顕著である。また液をカップ等に排出している際にも、使用者が排出を止めようとしてスクイズを緩めても直ちに排出が止まらないという問題もあった。
これらの問題は歯科用液体材料を小さなカップに入れる時に限らず、「ふりかけ法」と呼ばれる歯科用粉体材料を予め歯牙模型上等にふりかけておいておき、その上に場所を決めて歯科用液体材料を少しずつ滴下する際にも発生し、狙った滴下場所を外れて歯科用液体材料が飛び出してしまったり、使用者の意図する以上に滴下してしまうので操作性が非常に悪かった。
これらの現象を防ぐ方法としては、ノズルの内径を小さく絞ったりノズル内に抵抗となる構造を与える方法がある(例えば、特許文献1参照。)。しかし、スクイズ容器を傾けた後の過剰な液の排出を抑える効果はあっても、歯科用液体材料がノズルから出始める時に一瞬だけ突出してしまう等の諸現象を抑えることはできず、また、たとえ現象が低減されたとしても、その後の歯科用液体材料の排出に時間がかかってしまうという問題がある。
スクイズ容器の胴体が過剰に撓まないようにスクイズ規制筒を入れる方法もあるが(例えば、特許文献2,3参照。)、歯科用液体材料の突出はスクイズ容器の撓みが無い状態でも起こる現象なのでこれでは十分な抑制効果は得られなかった。
特開2002−264973号公報 特開2003−226377号公報 特開2002−068329号公報
そこで本発明は、収容している歯科用液体材料がノズルから出始める時に一瞬だけ勢い良くノズル先端から飛び出す現象及び使用者の意図する時に滴下が止まらない現象を抑えることができる歯科用液体材料用のスクイズ容器を提供することを課題とする。
本発明者等は前記課題を解決するために鋭意検討をした結果、スクイズ容器を傾けた際に、内容液である歯科用液体材料がノズルに向かって一気に集中しない構造とし、同時に該構造に対してノズルに特定の内部構造を与えると前記全ての課題を解決することが可能であることを見出して本発明を完成した。
即ち本発明は、可撓性を有する胴体部の上端に内容液排出用のノズルを備え、使用時にノズルを下に向け胴体部を押圧してノズルから内容液を排出するスクイズ容器において、内径0.1〜1mmのパイプがノズルの内側へ向かって10〜40mm突出して設けられていることを特徴とする歯科用液体材料用のスクイズ容器であり、パイプがノズルと一体で成形されていても良い歯科用液体材料用のスクイズ容器である。
本発明に係る歯科用液体材料用のスクイズ容器は、収容している歯科用液体材料がノズルから出始める時に一瞬だけ勢い良くノズル先端から飛び出す現象及び使用者の意図する時に排出が止まらない現象が起こり難く、歯科用液体材料を小さなカップに入れる際にカップを外れて飛び散ってしまうという問題及び歯科における「ふりかけ法」においても狙った滴下場所を外れてしまう等の問題の無い優れた歯科用液体材料用のスクイズ容器である。
以下、図面により本発明に係る歯科用液体材料用のスクイズ容器ついて詳細に説明する。
図1は本発明に係る歯科用液体材料用のスクイズ容器の一実施例を示した断面説明図。図2は本発明に係る歯科用液体材料用のスクイズ容器の他の実施例のノズルから胴体部の一部を示した断面説明図。
図3は本発明に係る歯科用液体材料用のスクイズ容器の更に他の実施例のノズルから胴体部の一部を示した断面説明図である。
図面中1は、本発明に係る歯科用液体材料用のスクイズ容器の上端に備えられ、その上部近傍に注出口1bを有するノズルである。ノズル1は、図1に示したように容器本体である胴体部3に取付けられるキャップ部1aと一体で成形されていたり、図示していないが、キャップ部1aに別部品として螺合,嵌合,接着等により備えられている。また、図1に示すように更に先端の尖ったノズル延長具1dを備え、より「ふりかけ法」に適したノズルとすることもできる。
図面中2は、本発明に係る歯科用液体材料用のスクイズ容器のノズル1の内側へ向かって10〜40mm突出して設けられている内径2aが0.1〜1mmのパイプである。パイプ2の外径は注出口1bの直径以上10mm以下であり、径は一様であることが好ましい。また、パイプ2には内径2aが0.1〜1mmの孔以外には内容液Mである歯科用液体材料が出入りするための孔は存在しないことが好ましい。内径2aが0.1mm未満であると歯科用液体材料を小さなカップ等へ出す時間がかかってしまい、1mmを超えると歯科用液体材料がノズルから出始める時に一瞬だけ勢い良くノズル先端から飛び出す現象を抑える効果が得られない。内径2aは0.2〜0.7mmであることがより好ましい。
パイプ2は、ノズル1の内側へ向かって10〜40mm突出して設けられていることが必要であり、内径以外には歯科用液体材料や空気が入らない状態でノズル1に設けられていることが好ましい。パイプ2の突出部Lが10mm未満であると歯科用液体材料がノズルから出始める時に一瞬だけ勢い良くノズル先端から飛び出す現象を抑える効果が得られず、また液をカップ等に排出している際にも使用者が排出を止めようとしてスクイズを緩めても直ちに排出が止まらない。40mmを超えると収容物である歯科用液体材料の残量が少なくなったときに排出できない歯科用液体材料の量が多くなってしまう。この突出部Lは10〜25mmであることがより好ましい。
パイプ2を設けるための最も簡単な方法は、図1の実施例に示したようにノズル1の内側にパイプ2を直接嵌め込んで必要により接着する方法である。この場合の突出部Lはノズル1付根(パイプ2の側面がのノズル1の内側から離れた場所)からのパイプ2の先端までの長さとなる。また、図2に示す実施例ようなノズル1内に形成されたパイプ取付部1cを介してパイプ2を取付けたときには、パイプ取付部1cの外径が10mm以下であればパイプ取付部1cもパイプ2として扱い、このときのパイプの突出部Lはパイプ取付部1cの付根からパイプ2の先端までの長さとなる。また、図3に示すようにパイプ(2)がノズル(1)と一体で成形されていても良い。
図面中3は内容液Mである歯科用液体材料を入れるスクイズ容器の胴体部である。胴体部3は可撓性を有し、メチルメタクリレート等の歯科用液体材料に使用されるモノマー類やアセトン,エタノール等の溶媒を長期保管可能である材質で構成されている。材質としては例えば、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリカーボネイト系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂及びポリアリレート系樹脂や、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂及びポリアミド系樹脂等の樹脂を単層あるいは積層して使用したり、厚さを抑えた各種金属等を自由に使用できる。
本発明に係る歯科用液体材料用のスクイズ容器の一実施例を示した断面説明図。 本発明に係る歯科用液体材料用のスクイズ容器の他の実施例のノズルから胴体部の一部を示した断面説明図。 本発明に係る歯科用液体材料用のスクイズ容器の更に他の実施例のノズルから胴体部の一部を示した断面説明図。
符号の説明
1 ノズル
1a キャップ部
1b 注出口
1c パイプ取付部
1d ノズル延長具
2 パイプ
2a 内径
3 胴体部
L パイプの突出部
M 内容液

Claims (2)

  1. 可撓性を有する胴体部(3)の上端に内容液排出用のノズル(1)を備え、使用時にノズル(1)を下に向け胴体部(3)を押圧してノズル(1)から内容液(M)を排出するスクイズ容器において、内径(2a)0.1〜1mmのパイプ(2)がノズル(1)の内側へ向かって10〜40mm突出して設けられていることを特徴とする歯科用液体材料用のスクイズ容器。
  2. パイプ(2)がノズル(1)と一体で成形されている請求項1に記載の歯科用液体材料用のスクイズ容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013180762A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Kao Corp ノズルキャップ付き容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213867A (ja) * 1985-07-09 1987-01-22 Hasegawa Haguruma:Kk インボリユ−ト基準ラツク歯形による転位wn歯車

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