JP4118521B2 - 歯科用シリンジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科用シリンジ、詳しくは歯牙修復材ペーストが充填されてなり、口腔内において歯牙の修復部に該歯牙修復材ペーストを直接充填することが可能な歯科用シリンジに関する。
【0002】
【従来の技術】
齲蝕された歯牙の治療は、齲蝕部を削り取った後、形成された窩洞状等の修復部に、歯牙修復材ペースト(以下、単にペーストともいう)を充填し、これをそのまま化学重合により、或いは口腔内に光照射して光重合することにより硬化させることで行われる。その際、上記歯牙修復部への歯牙修復材ペーストの充填は、シリンジ等の容器に収容される該ペーストを、一旦外部に注出した後、必要量を採取して、該修復部に塗りつけることにより行われるのが一般的である。
【0003】
しかしながら、かかる作業は作業性が良くないため、前記歯牙修復材ペーストが充填されるシリンジのペースト注出ノズルを口腔内に浸入させ、その前端を歯牙修復部に近づけて直接的に適量を充填することも、多々行われている。そして、こうした用法に対応して、歯牙修復材ペーストを歯牙修復部に充填し易いように、該ペースト注出ノズルの前端を、シリンダーの軸方向から前方外向きに鋭角の範囲内において屈曲させたものも提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
確かに、このようにペースト注出ノズルの前端を屈曲させることにより、該ノズルが真っ直ぐである場合よりも、歯牙修復材ペーストの歯牙修復部への充填性は大きく向上するが、それでもまだ、さらなる改善が望まれていた。即ち、歯牙修復部が、如何なる歯(上顎歯か下顎歯か、左右何れ側の歯か、奥歯か前歯か)の如何なる箇所(上面部か、前側面部か、裏側面部か)に在するかによって、各歯に設けられた歯牙修復部への歯科修復材ペーストの最適な注入角度は様々であり、前記一方向にペースト注出ノズルを屈曲させたとしても、これらの種々のケースに適切に対応することは困難であった。
【0005】
特に、歯科用シリンジは、その保持をより確実にするため、シリンダー末端部の外周壁に設けられるシリンダー係指部、及び押出棒末端部に設けられる押出棒係指部が、共に上下方向に大きく延出した翼として形成されているものが好ましいが、この場合、指によるシリンジの保持は一形態に定まってしまうため、かかる形態でシリンジを保持してペースト注出ノズルを口腔内に浸入させた際に、該ペースト注出ノズルの前端がとり得る口腔内への浸入角度は狭い範囲に限られてしまっていた。従って、歯牙修復部が歯の側面部等の込み入った箇所に存在する場合などには、手首を無理な角度に屈曲させて対応しなければならず、操作の確実性が低下していた。また、こうした場合においては、指を、上記シリンダー係指部及び押出棒係指部に十分に掛合できずに、シリンダーを無理な形態で保持して操作する事態も発生し、操作の途中でシリンジを落としてしまう危険性もあった。
【0006】
以上の背景にあって本発明は、口腔内において歯牙の如何なる箇所に修復部が存在していても、良好な操作性、及び充填の確実性で、歯牙修復材ペーストを直接に該修復部に充填することが可能な歯科用シリンジを開発することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意研究を続けてきた。その結果、ペースト押出し口が開口するシリンダーの先端部に、特定構造の筒状部材を、摺動して回動可能な状態で外嵌し、さらに、該特定構造の筒状部材を介して上記シリンダーの先端部に、ノズル前端の管方向が屈曲したペースト注出ノズルが設けられたチップを装着することにより、上記の課題が解決できることを見出し本発明を完成させるに至った。
【0008】
即ち、本発明は、歯牙修復材ペーストが充填されてなる歯科用シリンジであって、
最先端にぺースト押出口(2)が開口するシリンダー(1)の先端部は段面(3)を経て縮径されており、
該縮径されたシリンダー先端部には摺動して回動可能なように筒状部材(8)が外嵌されてなり、上記シリンダー先端部の外周壁には、筒状部材(8)をシリンダー軸方向に位置ずれさせないためのストッパー凸部(11)が周設されており、これに対応させて筒状部材(8)の中空内面にもストッパー凹部が周設されており、さらに、該筒状部材(8)のシリンダー先端側端部は、シリンダー先端部とほぼ同一口径か、或いは僅かながら縮径された形態で、該シリンダー先端部の端面よりも前方に延設されて細管部(12)が形成されており、
この細管部(12)に、シリンダー(1)の軸方向から前方外向きに鋭角の範囲内において、ノズル前端の管方向が屈曲したペースト注出ノズル(9)が設けられたチップ(10)を嵌脱自在に外嵌させてなるものであり、
前記筒状部材(8)には、上記細管部(12)の周囲に外輪壁部(14)が設けられており、この外輪壁部(14)のシリンダー先端側端部から筒状部材(8)のシリンダー末端部までの長さは1cm以上であり、さらに、この外輪壁部(14)の内面に雌ネジ溝を螺刻し、他方、上記ペースト注出ノズル(9)が設けられたチップ(10)の末端の外周には、少なくとも2箇所に螺嵌用突部(13)を形成し、該筒状部材(8)の外輪壁部(14)と細管部(12)の間隙に、該ペースト注出ノズル(9)が設けられたチップ(10)を螺嵌させる構造であることを特徴とする歯科用シリンジである。
【0009】
【発明の最適な実施の形態】
以下、本発明の歯科用シリンジを、その代表的態様を示す図1〜図13に従って説明する。
【0010】
まず、図1は、上記本発明の歯科用シリンジの一形態における正面図であり、図2はその左側面図であり、図3はその右側面図であり、図4はその平面図であり、図5は底面図である。また、図6は、上記平面図の歯科用シリンジにおけるA−A線断面図である。
【0011】
これらの各図において、1はシリンダーであり、図6のA−A線断面図から明らかなように先端部にはペースト押出口2が開口している。この先端部は、ペーストを精度良く定量的に、かつ少量ずつ吐出させるために、シリンダー段面3を経て口径が縮径されている。従って、シリンダー先端部は、細い円柱筒状、或いは細い、ゆるやかなテーパーを有する円錐形状をしているものになる。なお、シリンダー断面3は、シリンダー本体と直角に形成されていても良いが、充填されるペーストが流動し易いようにテーパー状であるのが好ましい。
【0012】
シリンダー1の末端部には押出棒の貫通口4が開口しており、その外周壁には、操作者がシリンダーを保持する際に指(通常は、人差し指と中指)を引掛ける係指部5が設けられている。シリンジの操作性を大きく損なうことなく、シリンジの保持をより確実なものにするためには、該シリンダー係指部5は、上下方向に大きく延出した翼状として形成されているのが好ましい。
【0013】
一方、上記シリンダー1の押出棒貫通口4よりシリンダー内部に挿入する押出棒6は、シリンダー内面の形状と一致するような形態で形成される。一般には図10の正面図及び図11の左側面図に示されるような形状をしており、通常、その先端部は前記シリンダー1の先端部の形状に適合して口径が縮径されている。また、その末端面に位置する親指平で押圧するための押出棒係止部7も、前記シリンダー1の末端に設けられたシリンダー係指部5の形状と同様に、上下方向に大きく延出した翼状として形成させるのが好ましい。さらに、この場合、上下の各翼は、上記押出棒係指部7の中心部に指を固定し易いように、後ろ方向にやや反らして、該係指部7の端面が上下方向で緩やかな弧を描く形状にするのが好ましい。
【0014】
本発明の最大の特徴は、上記構造のような歯科用シリンジにおいて、シリンダー1の先端部に、摺動して回動可能な状態で筒状部材8を外嵌し、さらに、該筒状部材8を介して上記シリンダーの先端部に、前記の如くにノズル前端が屈曲したペースト注出ノズル9が設けられたチップ10を装着したことにある。このような構造であるため本発明の歯科用シリンジは、ペースト注出ノズル9における上記屈曲する前端の管方向を、筒状部材8を所望の量回動させることにより、シリンダーの軸方向と直交する平面上においてノズルの屈曲点を中心として自在の角度で変化させることができる。例えば、図1〜6に示したペースト注出ノズル9の前端が、該シリンダーの軸方向と直交する平面上において真上に向かって屈曲しているシリンジにおいて、筒状部材8を右回りに1/4回転させれば、図7〜9の各図に示すように、該ノズルの前端は、前記平面上において右真横に向かって屈曲した形態に変化させることができる。
【0015】
従って、このような機能を備えた本発明の歯科用シリンジによれば、ペーストを注入する歯牙修復部が、如何なる歯の如何なる箇所に存在していたとしても、かかるペースト注出ノズル9の前端の屈曲方向を適宜に変化させることにより、操作者は、シリンジを自然な状態でしっかりと保持しつつ、ペースト注出ノズルを口腔内に浸入させ、歯牙修復部に最適な角度でペーストを注入することが可能になる。
【0016】
本発明において上記筒状部材8は、中空部が、シリンダーの先端部の形状に対応した形状をしており、適度な力で摺動して回動可能なように緩やかに外嵌されている。特に、該筒状部材8は、前記縮径されたシリンダー先端部に外嵌され、そのシリンダー末端側端面がシリンダー断面3に当接されているのが、シリンダー軸方向での位置ずれを防ぐ観点から好ましい。また、こうした位置ずれや抜脱の危険性を防ぐ目的から、図6のA−A線断面図に示されるように、本発明の歯科用シリンジは、シリンダー1の先端部の外周壁に、ストッパー凸部11が周設されており、これに対応して該筒状部材8の中空内面にもストッパー凹部が形成される構造になっている。
【0017】
本発明において、上記筒状部材8を介して、シリンダー1の先端部に、ペースト注出ノズル9が設けられたチップ10を装着する方法は、該筒状部材のシリンダー先端側端部に、上記チップを以下のように外嵌させる。具体的には、筒状部材8のシリンダー先端側端部を、シリンダー先端部とほぼ同一口径か、或いは僅かながら縮径された形態で、該シリンダー先端部の端面よりも前方に延設することにより、上記チップ10の装着用細管部12を形成し、ここに外嵌することで行う。ここで、このようにして装着されたチップ10が強固に固定されるように、該チップ10の末端の外周には、少なくとも2カ所に螺嵌用突部13を形成し(図12のチップの正面図参照)、他方、筒状部材8においては、前記チップ装着用細管部12の周囲に、内面に雌ネジ溝が螺刻された螺嵌部15を有する外輪壁部14を設け、この外輪壁部14と前記チップ装着用細管部12の間隙に、該チップ10を螺嵌させる形態にする
【0018】
このようにして装着されたチップ10は、シリンダー先端部からの嵌脱が自在であるため、歯牙を治療する患者毎とや、ペースト注出ノズル中でペーストの硬化が起こり、該ノズルが詰まった場合などにおいて、その都度、新しいものに交換することができる。
【0019】
本発明において、筒状部材8は、前記外輪壁部(14)のシリンダー先端側端部から筒状部材(8)のシリンダー末端部までの長さが1cm以上、好適には1.5〜3cmとされる。これにより、筒状部材8は、指で回動させ易いものになっている。さらに、こうした指で回動させ易いという観点からは、上記輪壁部14は、前記外輪壁部(14)のシリンダー先端側端部から筒状部材(8)のシリンダー末端端部までに渡って、その筒軸方向に、指固定用の突条16を設けるのが好ましい。該指固定用突条16は、筒の円周方向において複数箇所設けるのが好ましく、特に、対向する2カ所に設けるのが好ましい。また、その高さは、0.2〜3mmであるのが一般的である。
【0020】
本発明において、ペースト注出ノズル9が設けられたチップ10は、通常は、図12の正面図、及び図13の左側面図に示したような形状のものが使用される。ペースト注出ノズル9は、前記したとおりシリンダー1の軸方向から前方外向きに鋭角の範囲内において、ノズル前端の管方向が屈曲しいる。ノズル前端の屈曲角度は、前記向きにおいて、シリンダーの軸方向に対して20〜80度の範囲であるのが、ペーストの歯牙修復部への注入のし易さから好ましい。また、ノズルの全長は、特に制限されるものではないが、通常は、8〜20mmであるのが好ましい。特に、屈曲部から前端までの長さが、少なくとも3mm以上、より好適には3〜10mmであるのが、上記ペーストの歯牙修復部への注入のし易さから好ましい。
【0021】
なお、該チップ10の末端の外周には、少なくとも2カ所に螺嵌用突部13を形成するのが好ましいことは既に説明したとおりである。
【0022】
本発明の歯科用シリンジの材質は、歯科修復材ペーストが付着し難いプラスチック、例えばポリプロピレン、ナイロン、テフロン等が採用される。なお、先端部に装着されるチップのペースト注出用ノズルについては、上記例示したようなプラスチック製であっても良いが、金属製であるのが好ましい。
【0023】
以上の構造の歯科用シリンジに充填する歯牙修復材ペーストは、歯牙の修復に際して使用されるペースト材料であれば何ら制限なく適用できる。具体的には、コンポジットレジンと呼ばれる欠損した歯牙の充填修復材料、歯髄保護のための裏層材料、および小窩裂溝封鎖に適した充填修復材料などが挙げられる。これらは、化学重合により硬化するタイプであっても良いし、光重合により硬化するタイプであっても良いが、後者の方がより好ましい。
【0024】
光硬化型の歯牙修復材ペーストは、一般にフィラー、重合性単量体、及び光重合開始剤を含んでなる。この場合、フィラーは特に限定されず、有機及び無機フィラーが何ら制限なく用いられる。具体的に例示すると、無機フィラーとしてホウケイ酸ガラス、重金属(例えばバリウム、ストロンチウム、ジルコニウム)を含むガラス、アルミノシリケートガラス、ガラスセラミックス、シリカやシリカ・ジルコニア、シリカ・アルミナ等の複合無機酸化物等が挙げられる。また、有機フィラーとしてアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの単独重合体又は共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステルポリアミド等が挙げられる。
【0025】
重合性単量体も特に限定的でなく、一般に歯科用モノマーとして使用される公知のラジカル重合性単量体が使用できる。好適に使用できる重合性単量体として、単官能及び多官能の(メタ)アクリレート系単量体があげられる。
【0026】
光重合開始剤は、紫外または可視光線照射によりラジカルを発生する公知の光重合開始剤が特に制限なく使用できる。具体的に例示すると、カンファーキノン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド等が挙げられる。
【0027】
また、上記光重合開始剤に加えて助触媒として第三級アミンを添加することも更に好ましい。
【0028】
歯牙修復材ペーストの粘度は、本発明の歯科用シリンジからの吐出を容易にするために、その粘度は10〜2000ポイズ、より好適には50〜1000ポイズであることが好ましい。
【0029】
【発明の効果】
本発明の歯科用シリンジは、シリンダー先端部に外嵌されてなる筒状部材を所望程度で回動させることにより、ペースト注出ノズルの屈曲したノズル前端の管方向を、シリンダーの軸方向と直交する平面上においてノズルの屈曲点を中心として自在の角度で簡単に変化させることができる。従って、口腔内において、歯牙の修復部が如何なる歯の如何なる箇所に存在していたとしても、シリンジをしっかりと保持した状態で、該シリンジから歯牙修復材ペーストを上記歯牙修復部に最適な注入角度で注入することができる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の歯科用シリンジの代表的態様における正面図である。
【図2】図2は、上記歯科用シリンジの左側面図である。
【図3】図3は、上記歯科用シリンジの右側面図である。
【図4】図4は、上記歯科用シリンジの平面図である。
【図5】図5は、上記歯科用シリンジの底面図である。
【図6】図6は、図4におけるA−A線断面図である。
【図7】図7は、図1〜6に示した歯科用シリンジにおいて、ペースト注出ノズルのノズル前端の管方向を変化させた状態を示す正面図である。
【図8】図8は、上記図7に示したノズル前端の管方向を変化させた状態の歯科用シリンジの左側面図である。
【図9】図9は、上記図7に示したノズル前端の管方向を変化させた状態の歯科用シリンジの平面図である。
【図10】図10は、図1〜9に示した歯科用シリンジを構成する押出棒の正面図である。
【図11】図11は、上記図10に示した押出棒の左側面図である。
【図12】図12は、図1〜9に示した歯科用シリンジを構成するチップの正面図である。
【図13】図13は、上記図12に示したチップの左側面図である。
【符号の説明】
1:シリンダー
2:ペースト押出口
3:シリンダー断面
4:貫通口
5:シリンダー係指部
6:押出棒
7:押出棒係指部
8:筒状部材
9:ペースト注出ノズル
10:チップ
11:ストッパー凸部(ストッパー凹部)
12:チップ装着用細管部
13:螺嵌用突部
14:外輪壁部
15:螺嵌部
16:指固定用突条

Claims (1)

  1. 歯牙修復材ペーストが充填されてなる歯科用シリンジであって、
    最先端にぺースト押出口(2)が開口するシリンダー(1)の先端部は段面(3)を経て縮径されており、
    該縮径されたシリンダー先端部には摺動して回動可能なように筒状部材(8)が外嵌されてなり、上記シリンダー先端部の外周壁には、筒状部材(8)をシリンダー軸方向に位置ずれさせないためのストッパー凸部(11)が周設されており、これに対応させて筒状部材(8)の中空内面にもストッパー凹部が周設されており、さらに、該筒状部材(8)のシリンダー先端側端部は、シリンダー先端部とほぼ同一口径か、或いは僅かながら縮径された形態で、該シリンダー先端部の端面よりも前方に延設されて細管部(12)が形成されており、
    この細管部(12)に、シリンダー(1)の軸方向から前方外向きに鋭角の範囲内において、ノズル前端の管方向が屈曲したペースト注出ノズル(9)が設けられたチップ(10)を嵌脱自在に外嵌させてなるものであり、
    前記筒状部材(8)には、上記細管部(12)の周囲に外輪壁部(14)が設けられており、この外輪壁部(14)のシリンダー先端側端部から筒状部材(8)のシリンダー末端部までの長さは1cm以上であり、さらに、この外輪壁部(14)の内面に雌ネジ溝を螺刻し、他方、上記ペースト注出ノズル(9)が設けられたチップ(10)の末端の外周には、少なくとも2箇所に螺嵌用突部(13)を形成し、該筒状部材(8)の外輪壁部(14)と細管部(12)の間隙に、該ペースト注出ノズル(9)が設けられたチップ(10)を螺嵌させる構造であることを特徴とする歯科用シリンジ。
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