JP2006304457A - リニアモータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 対向・配置された一対のヨークの内側に複数個の永久磁石を配置してなる固定子と、上記固定子の一対のヨークの間に移動可能に配置され電機子巻線部を有する可動子と、を具備してなるリニアモータにおいて、上記可動子は、上記電機子巻線部を基板に取り付けた状態で備えており、上記電機子巻線部を挟んで上記基板の反対側にはダミー基板が設けられているもの。
【選択図】 図1
Description
すなわち、図4に示すように、可動子211の電機子取付板213の凹部213aにおいては左右の片側にコイル基板217の上端部が挿入・配置されていて、一方、その反対側には何も挿入・配置されていない構成になっている。そのため左右の熱的アンバランスが生じてしまい、樹脂モールドの硬化収縮、巻線コイル部219の温度上昇の影響によって生じる樹脂モールドの熱変形によって、図5に示すように、樹脂モールド部215がコイル基板217の反対側に反り返ってしまうという問題があった。
樹脂モールド部215が、図5に示すように、コイル基板217の反対側に反り返ってしまった場合には、可動子211の移動に伴って樹脂モールド部215が永久磁石209に接触してしまうことになり、可動子211の円滑な移動動作が損なわれてしまうという問題があった。
又、請求項2によるリニアモータは、請求項1記載のリニアモータにおいて、 上記可動子は電機子取付板を備えていて、該電機子取付板に樹脂モールドを介して上記電機子巻線部と基板が一体に取り付けられていて、上記ダミー基板は上記電機子取付板への取付部のみに設置されていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるリニアモータは、対向・配置された一対のヨークの内側に複数個の永久磁石を配置してなる固定子と、上記固定子の一対のヨークの間に移動可能に配置され電機子巻線部を基板を介して備える可動子と、を具備してなるリニアモータにおいて、上記基板を二分して夫々を上記電機子巻線部を挟んで両側に均等に配置するようにしたことを特徴とするものである。
又、上記可動子は電機子取付板を備えていて、該電機子取付板に樹脂モールドを介して上記電機子巻線部と基板が一体に取り付けられていて、上記ダミー基板は上記電機子取付板への取付部のみに設置されているように構成した場合は、最小限の大きさのダミー基板で事足りるので、磁気空隙内のコイル占有率を最大限に確保することができる。
又、対向・配置された一対のヨークの内側に複数個の永久磁石を配置してなる固定子と、上記固定子の一対のヨークの間に移動可能に配置され電機子巻線部を基板を介して備える可動子と、を具備してなるリニアモータにおいて、上記基板を二分して夫々を上記電機子巻線部を挟んで両側に均等に配置するようにした構成になっているので、上記した効果と同様の効果を奏することができる。
尚、従来と同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
本実施の形態の場合には、図1に示すように、コイル基板217の反対側にダミー基板1が設置されている。このダミー基板1は、電機子取付板213の凹部213a内に挿入・配置されているものであり、このように構成することにより、巻線コイル部219側から電機子取付板213への熱の伝わり方が左右において均等となり、左右の熱的アンバランスを解消せんとするものである。
具体的には、コイル基板217は断熱効果があるガラスエポキシ材から製作されており、よって、上記ダミー基板1についても同様にガラスエポキシ材から製作されるものである。又、上記電機子取付板213は熱伝導性の高いアルミニウム材から製作されている。
樹脂モールド部215の反り返りを防止することができるので、可動子211の移動に伴って樹脂モールド部215が永久磁石209に接触してしまうこともなく、可動子211の円滑な移動動作が損なわれてしまうこともない。
又、樹脂モールド部215と永久磁石209との間の隙間を大きくする必要もないので、隙間の拡大による推力の低下もない。
又、部品点数が大幅に増大するようなこともなく、製造に要する工数が大幅に増大するようなこともない。
その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
又、前記第1、第2の実施の形態では、コイル基板やダミー基板をガラスエポキシ材から構成したが、それに限定されるものではない。例えば、アルミニウム材から構成することも考えられる。その場合には電機子取付板への熱の伝導がより良好なものとなり、巻線コイル部の温度上昇を抑制する効果も期待できる。
201 固定子
203 ヨーク
203a ヨーク要素
209 永久磁石
211 可動子
213 電機子取付板
215 樹脂モールド
217 コイル基板
219 巻線コイル部
Claims (3)
- 対向・配置された一対のヨークの内側に複数個の永久磁石を配置してなる固定子と、上記固定子の一対のヨークの間に移動可能に配置され電機子巻線部を基板を介して備える可動子と、を具備してなるリニアモータにおいて、
上記電機子巻線部を挟んで上記基板の反対側にはダミー基板が設けられていることを特徴とするリニアモータ。 - 請求項1記載のリニアモータにおいて、
上記可動子は電機子取付板を備えていて、該電機子取付板に樹脂モールドを介して上記電機子巻線部と基板が一体に取り付けられていて、上記ダミー基板は上記電機子取付板への取付部のみに設置されていることを特徴とするリニアモータ。 - 対向・配置された一対のヨークの内側に複数個の永久磁石を配置してなる固定子と、上記固定子の一対のヨークの間に移動可能に配置され電機子巻線部を基板を介して備える可動子と、を具備してなるリニアモータにおいて、
上記基板を二分して夫々を上記電機子巻線部を挟んで両側に均等に配置するようにしたことを特徴とするリニアモータ。
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JP2005121065A JP4773743B2 (ja) | 2005-04-19 | 2005-04-19 | リニアモータ |
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JP2005121065A JP4773743B2 (ja) | 2005-04-19 | 2005-04-19 | リニアモータ |
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Family Applications (1)
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Citations (3)
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JP2001197718A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Yaskawa Electric Corp | コアレスリニアモータ |
JP2001245464A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Nsk Ltd | リニアモータ |
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Patent Citations (3)
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JPS62216204A (ja) * | 1985-11-16 | 1987-09-22 | Nippon Densan Kk | 平面状コイル |
JP2001197718A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-19 | Yaskawa Electric Corp | コアレスリニアモータ |
JP2001245464A (ja) * | 2000-02-29 | 2001-09-07 | Nsk Ltd | リニアモータ |
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JP4773743B2 (ja) | 2011-09-14 |
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