JP2006303937A - 画像表示装置、画像表示方法および方法を実行させるプログラム - Google Patents

画像表示装置、画像表示方法および方法を実行させるプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置と表示装置の組み合わせに限定されずに、違和感なくサムネイル画像と主画像を切り替えて表示することが可能で、画像認識性が早く使用者の不快感を低減可能な画像表示装置を提供すること。
【解決手段】サムネイル画像を表示した後に、同位置にサムネイル画像に対応する主画像を表示する表示手段を備えた画像表示装置において、サムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致するか否かを判定するアスペクト比判定手段と、アスペクト比が一致する場合には、縦横同倍率で拡大して、アスペクト比が一致しない場合には、縦横異なる倍率で拡大することにより、当該サムネイル画像を主画像のサイズと同じサイズに拡大する拡大手段とを備え、表示手段は、拡大手段で拡大されたサムネイル画像を表示することを特徴とする画像表示装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、デジタルカメラなどで撮影した画像を表示する画像表示装置に関するものである。
近年、デジタルカメラの普及が進んでいる。それに伴い、デジタルカメラで撮影した画像の表示も、従来のパーソナルコンピュータによる表示にとどまらず、テレビやプリンタなどでも表示できるようになってきている。
一般に、デジタルカメラで撮影した画像データは、デジタルカメラファイルシステム規格であるDCF(Design rule for Camera File system)規格に準拠したデジタルカメラの画像ファイル規格の1つであるExif(Exchangeable Image File Format)規格に基づいた画像ファイルの形式で作成されている。Exif規格で規定されているファイル形式は、ベースラインJPEG形式と非圧縮Tiff形式と決められている。このうち、最もよく用いられる、図5に示すような、ベースラインJPEG形式について説明する。
図5(a)は、JPEG形式の画像ファイルのデータ構造を示している。図5(a)に示すように、JPEG形式の画像ファイルでは、ファイル内のデータは、マーカと呼ばれる情報単位で区切られている。上から、SOIマーカ、APP1マーカ、DQTマーカ、DHTマーカ、SOF0マーカ、SOSマーカで区切られており、圧縮イメージデータを挟んでEOIマーカで区切られている。SOIマーカは、画像ファイルの始まりを表わし、EOIマーカは、画像ファイルの終わりを表わしている。DQTマーカには、量子化テーブルの定義が記述され、DHTマーカには、ハフマンテーブルの定義が記述されている。SOFOマーカはフレームを開始するための情報、SOSマーカは、例えば、スキャンの開始などの圧縮画像をデコードするための情報が記述されている。
また、APP1マーカには、Exifの規格に従って、図5(b)に示すようなデジタルカメラの撮影情報が記述されている。APP1マーカには、圧縮イメージデータとしてサムネイル画像を含めることができる。一般に、圧縮イメージデータのサムネイル画像の形式は、ベースラインJPEG形式、RGBraw形式、YCbCrraw形式のいずれかと規定されているが、図5(b)では、最もよく用いられるベースラインJPEG形式が示されている。このサムネイル画像のサイズはカメラファイルシステムの規格であるDCF規格により160×120画素と決められている。
図5に示すようなJPEG圧縮された画像をデコードするには、ハフマンデコード、逆量子化、逆DCT変換、サブサンプリング補間が必要である。近年の高画素化したデジタルカメラの画像ではデコードの時間が長くなってきており、表示が遅く使用者に不快感を与えるようになってきた。とはいえ、鑑賞用としてはサムネイル画像は品質上不足であるので、どうしても主画像を表示しなければならない。
そこで、(特許文献1)には、画像の表示の際は、まずはサムネイル画像を主画像を表示するサイズに拡大して表示し、その後主画像で表示を置き換えることが提案されている。このようにすることで、サムネイル画像により画像の認知が早く行なえるとともに、待つことにより鑑賞に適した主画像に表示が変わるので使用者の不満を低減することが可能である。
一方、デジタルカメラの画像ファイルに関する規格であるDCF規格やExif規格では、サムネイル画像のサイズは160×120画素のアスペクト比と規定されているが、主画像のアスペクト比は規定されていない。従って、主画像とサムネイル画像のアスペクト比が異なることが生じ、例えば、図6に示すようなサムネイルが作成される。
図6(a)は主画像であり、図6(b)、(c)、(d)、(e)は主画像に対するサムネイル画像の例である。図6(b)と図6(c)は、有効画像をサムネイル画像の画素サイズ以下に縮小し、あまった領域をパディング領域としたものである。図6(d)は、主画像のアスペクトと一致するように画像を変形させたものである。図6(e)は、サムネイル画像を規格内に収まるように切り取ったものである。ここで、パディング領域とは、画像枠と有効画像との間に存在する隙間の詰め物とされる画素であり、DCF規格では黒画素が推奨されている。
このように、デジタルカメラで作成される主画像のアスペクト比は、各カメラメーカ、機種、印刷モード毎に異なっている。つまり、主画像とサムネイル画像のアスペクト比は一致するとは限らない。従って、サムネイル画像と主画像の置き換えがスムーズに行なえない場合があり、かえって違和感を感じる事態がしばしば発生する。
そこで(特許文献2)では、主画像とサムネイル画像のアスペクト比が一致しない場合、サムネイル画像が主画像と同じアスペクト比となるように、表示するサムネイル画像の上下、あるいは左右をクリッピングする方法が提案されている。
しかし、サムネイル画像に関して、サムネイル画像内のどこに有効画像があるかを指定する情報や規定は存在しない。よって、(特許文献2)のようにクリッピングすることは、多くの画像で不具合をもたらす。また、(特許文献2)には、デジタルカメラの機種情報を用いてサムネイル画像内の有効画像のレイアウトを特定する方法も記述してある。この方法は、撮像装置と表示装置との組み合わせが限定された状況(例えば撮像したデジタルカメラの液晶画面で表示など)では問題ない。しかし、近年では、幅広い表示装置にて表示を行う場面があるので、単なる機種情報では限界がある。撮像装置と表示装置の組み合わせが限定されないようにするためには、各メーカ、各機種、各モードについて機種情報を網羅しなければならず、それは現実的に困難であるし、将来の機種に対しては対応不可能である。
また、アスペクト比のみが一致するサムネイル画像を主画像で置き換える場合には、図7に示すように、置き換えの際のサムネイル画像と主画像の違いが大きすぎて、非常に違和感のあるものとなってしまう。さらに、図7(a)に示すように、サムネイル中にパディング領域がある場合は、パディング領域が黒い帯状で表示される点で、さらに違和感を与えることとなる。
特開平10−079913号公報(第2頁、右段5行目) 特開2001−111951号公報(第10頁、左段45行目)
このように従来の技術では、主画像の表示に先立ちサムネイル画像を表示することは、撮像装置と表示装置の組み合わせが限定された状況であれば、違和感なく表示切替が可能であるが、様々なデジタルカメラで撮像した画像を表示するような汎用の表示装置で使用するには、多くの画像でサムネイル画像と主画像の切り替え時に違和感のあるものとなり実用的でなかった。
本発明では、撮像装置と表示装置の組み合わせに限定されずに、違和感なくサムネイル画像と主画像を切り替えて表示することが可能で、画像認識性が早く使用者の不快感を低減可能な表示装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、サムネイル画像を表示した後に、同位置にサムネイル画像に対応する主画像を表示する表示手段を備えた画像表示装置において、サムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致するか否かを判定するアスペクト比判定手段と、アスペクト比が一致する場合には、縦横同倍率で拡大して、アスペクト比が一致しない場合には、縦横異なる倍率で拡大することにより、当該サムネイル画像を主画像と同じアスペクト比で同じサイズに拡大する拡大手段とを備え、表示手段は、拡大手段で拡大されたサムネイル画像を表示することを特徴とする。
また、本発明の画像表示方法は、サムネイル画像を表示した後に、同位置にサムネイル画像に対応する主画像を表示する表示工程を含む画像表示方法において、サムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致するか否かを判定するアスペクト比判定工程と、アスペクト比が一致する場合には、縦横同倍率で拡大して、アスペクト比が一致しない場合には、縦横異なる倍率で拡大することにより、当該サムネイル画像を主画像と同じアスペクト比で同じサイズに拡大する拡大工程とを含み、表示工程は、拡大工程で拡大されたサムネイル画像を表示することを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、上記画像表示方法をコンピュータに実行させるものである。
上記の構成により、撮像装置と表示装置の組み合わせに限定されずに、違和感なくサムネイル画像と主画像を切り替えて表示することが可能で、画像認識性が早く使用者の不快感を低減可能な表示装置を実現できる。
上記の構成により、さらに、サムネイル画像の有効画像のアスペクト比と、主画像のアスペクト比とが一致しないような方法でサムネイル画像が構成されていても、サムネイル画像がゆがみなく表示されるので、違和感なく置き換え表示が可能で、画像の認識が高速で使用者の不快感を低減可能な画像表示装置を実現することができる。
本発明の第1の発明の画像表示装置は、サムネイル画像を表示した後に、同位置にサムネイル画像に対応する主画像を表示する表示手段を備えた画像表示装置において、サムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致するか否かを判定するアスペクト比判定手段と、アスペクト比が一致する場合には、縦横同倍率で拡大して、アスペクト比が一致しない場合には、縦横異なる倍率で拡大することにより、当該サムネイル画像を主画像と同じアスペクト比で同じサイズに拡大する拡大手段とを備え、表示手段は、拡大手段で拡大されたサムネイル画像を表示することを特徴とする。この構成により、サムネイル画像と主画像のアスペクト比が異なる場合でも、パディング領域があればパディング領域を取り除いた有効画像を抽出して表示し、パディング領域がない場合はサムネイル画像を主画像のアスペクトと同じになるようアスペクト変換して表示するので、撮像装置と表示装置の組み合わせに限定されずに、違和感なく置き換え表示が可能で、画像の認識が高速で使用者の不快感を低減可能な画像表示装置を実現することができる。
第2の発明の画像表示装置は、第1の発明の画像表示装置において、パディング領域の処理を行うパディング領域確認手段をさらに備え、パディング領域確認手段は、アスペクト比が一致しない場合に、パディング領域があるか否かを判定するパディング領域判定手段と、パディング領域を削除したサムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致する場合に、パディング領域を削除する削除実行手段とを備えたことを特徴とする。パディング領域確認手段は、パディング領域があるかを判定するパディング領域判定手段と、パディング領域を削除すればサムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致する場合に、パディング領域の削除を実行する削除実行手段とをさらに備えたことを特徴とする。すなわち、パディング領域削除後の画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致する場合のみにパディング領域の削除を行っている。この構成により、パディング領域を設けて作成されたサムネイル画像も画像のゆがみなく表示されるので、違和感なく置き換え表示が可能で、画像の認識が高速で使用者の不快感を低減可能な画像表示装置を実現することができる。
第3の発明の画像表示方法は、サムネイル画像を表示した後に、同位置にサムネイル画像に対応する主画像を表示する表示工程を含む画像表示方法において、サムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致するか否かを判定するアスペクト比判定工程と、アスペクト比が一致する場合には、縦横同倍率で拡大して、アスペクト比が一致しない場合には、縦横異なる倍率で拡大することにより、当該サムネイル画像を主画像と同じアスペクト比で同じサイズに拡大する拡大工程とを含み、表示工程は、拡大工程で拡大されたサムネイル画像を表示することを特徴とする。主画像と主画像のサムネイル画像とを含む画像ファイルの画像を表示する際に、サムネイル画像を表示した後に、サムネイル画像に換えて主画像を表示する表示工程を含む画像表示方法において、サムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致するかを判定するアスペクト比判定工程と、アスペクト比が一致しない場合に、パディング領域の削除を行うパディング領域確認工程と、アスペクト比が一致する場合には、縦横同倍率で拡大し、アスペクト比が一致しない場合には、縦横異なる倍率で拡大することにより、当該サムネイル画像を主画像のサイズと同じサイズに拡大する拡大工程とを含み、表示工程は、拡大工程で拡大されたサムネイル画像を表示することを特徴とする。この構成により、サムネイル画像と主画像のアスペクト比が異なる場合でも、パディング領域があればパディング領域を取り除いた有効画像を抽出して表示し、パディング領域がない場合はサムネイル画像を主画像のアスペクトと同じになるようアスペクト変換して表示するので、撮像装置と表示装置の組み合わせに限定されずに、違和感なく置き換え表示が可能で、画像の認識が高速で使用者の不快感を低減可能な画像表示装置を実現することができる。
第4の発明の画像表示方法は、第3の発明の画像表示方法において、パディング領域の処理を行うパディング領域確認工程をさらに含み、パディング領域確認工程は、アスペクト比が一致しない場合に、パディング領域があるか否かを判定し、パディング領域を削除したサムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致する場合に、パディング領域を削除することを特徴とする。パディング領域確認工程は、パディング領域があるかを判定し、パディング領域を削除すればサムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致する場合に、パディング領域の削除を実行することを特徴とする。すなわち、パディング領域削除後の画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致する場合のみにパディング領域の削除を行っている。この構成により、パディング領域を設けて作成されたサムネイル画像も画像のゆがみなく表示されるので、違和感なく置き換え表示が可能で、画像の認識が高速で使用者の不快感を低減可能な画像表示装置を実現することができる。
第5の発明のプログラムは、第3の発明又は第4の発明の画像表示方法をコンピュータに実行させるプログラムである。この構成により、サムネイル画像と主画像のアスペクト比が異なる場合でも、パディング領域があればパディング領域を取り除いた有効画像を抽出して表示し、パディング領域がない場合はサムネイル画像を主画像のアスペクトと同じになるようアスペクト変換して表示するので、撮像装置と表示装置の組み合わせに限定されずに、違和感なく置き換え表示が可能で、画像の認識が高速で使用者の不快感を低減可能な画像表示装置を実現することができる。また、すなわち、パディング領域削除後の画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致する場合のみにパディング領域の削除を行っている。この構成により、パディング領域を設けて作成されたサムネイル画像も画像のゆがみなく表示されるので、違和感なく置き換え表示が可能で、画像の認識が高速で使用者の不快感を低減可能な画像表示装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の画像表示装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図1において、100はメモリカード、101はメモリカードI/F、102はCPU、103はROM、104はRAM、105はビデオメモリ、106はデータバス、107は表示部である。
メモリカード100は、デジタルカメラなどで撮影された画像ファイルを保存するための装置に着脱可能な記録媒体である。メモリカードI/F101は、メモリカードとシステム間のインターフェイスである。
CPU102は、ROM103に格納されているプログラムに従って、装置全体を制御する中央制御ユニットである。このCPU102は、データバス106を介してメモリカードI/F101においてメモリカード100に保存された画像ファイルを取得して、RAM104に一時的に格納したり、ビデオメモリ105に表示部107で表示する画像等の表示データを一時的に格納したりすることができるように装置各部を制御する。
ROM103は、CPU102が実行可能な本発明のプログラムやデータを格納している。RAM104は、メモリカード100から取得した画像ファイルを格納したり、指定されたプログラム、入力データおよび処理結果等を格納するものである。
ビデオメモリ105は、表示部107に表示する画像等の表示データを一時的に格納するものである。データバス106は、メモリカードI/F101、CPU102、ROM103、RAM104、ビデオメモリ105をそれぞれ通信可能なように接続するものである。表示部107は、ビデオメモリ105に格納された画像等の表示データを表示するLCD等の表示装置である。
次に、上述した画像表示装置の動作について図2、図3のフローチャートを用いて説明する。図2は、画像表示装置において画像を表示する際のプログラム構成を示すフローチャートである。
本発明の画像表示装置においては、CPU102が、ROM103に保存された図2に示されたプログラムを読み出して、装置各部を適宜制御することによって各手段を実現している。
まず、CPU102は、メモリカード100から画像ファイルを取得し、RAM104に格納することによって、画像ファイルを読み込む(ステップS501)。CPU102は、読み込んだ画像ファイルがDCF準拠のExifファイルであるかを調べる(ステップS502)。DCF準拠のExifファイルでない場合は、CPU102は、主画像をデコードして(ステップS511)、ビデオメモリ105に格納して表示部107に表示を行なわせる(ステップS512)。
DCF準拠のExifファイルである場合は、CPU102は、画像ファイルにサムネイル画像があるかどうか調べる(ステップS503)。サムネイル画像がない場合は、CPU102は、主画像をデコードして(ステップS511)、ビデオメモリ105に格納して表示部107に表示を行なわせる(ステップS512)。
サムネイル画像がある場合は、CPU102は、サムネイル画像のデコードを行なう(ステップS504)。
次に、CPU102は、サムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致するかを判定する(ステップS505)。一致する場合は、CPU102は、縦横同倍率で拡大することにより、そのままアスペクト比を維持しながらサムネイル画像を表示サイズに拡大し(ステップS506)、ビデオメモリ105に格納して拡大した画像を表示部107に表示させる(ステップS510)。
一致しない場合は、CPU102は、パディング領域があるか調べる(ステップS507)。パディング領域がなければ、CPU102は、主画像のアスペクト比になるようにサムネイル画像を縦横異なる倍率で拡大して(ステップS509)、ビデオメモリ105に格納して拡大した画像を表示部107に表示させる(ステップS510)。
パディング領域があれば、CPU102は、パディング領域を削除し(ステップS508)、残った有効画像を主画像のアスペクト比になるように表示サイズに拡大して(ステップS509)、ビデオメモリ105に格納して拡大した画像を表示部107に表示させる(ステップS510)。
サムネイル画像の表示が終わると、CPU102は、主画像をデコードして(ステップS511)、主画像でサムネイル画像を置き換えてビデオメモリ105に格納して表示部107に表示を行なわせる(ステップS512)。
図2において、アスペクト比判定手段は、ステップS505のプログラム部分に相当し、パディング領域確認手段は、ステップS507及びステップS508のプログラム部分に相当し、拡大手段は、ステップS506及びステップS509のプログラム部分に相当し、表示手段は、ステップS510〜S512のプログラム部分に相当する。
また、本発明の画像表示方法においては、ステップS505においてアスペクト比判定工程の処理を行い、ステップS507及びステップS508においてパディング領域確認工程の処理を行い、ステップS506及びステップS509において拡大工程の処理を行い、ステップS510〜S512において表示工程の処理を行っている。
図3は、画像表示装置においてパディング領域を確認する際のプログラム構成を示すフローチャートである。本発明の画像表示装置においては、CPU102が、ROM103に保存された図3のプログラムを読み出して、装置各部を適宜制御することによって各手段を実現している。
図3は、サムネイル画像の先頭行からパディング領域があるかを調べる場合を例示している。まず、CPU102は、ライン数のカウンタcnt1を0に設定する(ステップS601)。CPU102は、順次、行内に黒画素以外の画素があるかどうか調べる(ステップS602)。全て黒画素であれば次の行へ進み、CPU102は、cnt1をカウントアップする(ステップS603)。このステップS602〜603を繰り返し、行内に黒以外の画素がある行でループを抜ける。この時点で、サムネイル画像の上側のパディング領域を検出できる。
同様に、CPU102は、最終行から遡ることでサムネイル画像の下側のパディング領域を検出する(ステップS604〜S606)。同様に、CPU102は、列方向に対しては、先頭列から始めてサムネイル画像の左側のパディング領域を検出し(ステップS607〜609)、最終列から遡ることでサムネイル画像の右側のパディング領域を検出する(ステップS610〜S612)。ここまででサムネイル画像の4方のパディング領域が検出できる。
ついで、CPU102は、パディング領域を削除した後に残された有効画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比に一致することを確認する(ステップS613)。ここで、JPEGは非可逆圧縮であるため、一致かどうかは、デコード後の画像に発生する誤差を考慮して判断することが好ましい。例えば、削除後の有効画像について、さらに4画素分の列を削除すれば、主画像のアスペクト比と同じになる場合も、一致すると判断することが好ましい。JPEGは8×8画素のブロックを単位としてコーディングを行っているので、パディング領域の境界がこのブロック内にあるときは、コーディング前と後でパディング領域の境界がずれることとなるため、誤差を生じる可能性があるからである。
一致しない場合は、すなわち、主画像に変形が加えられた後に、パディング領域を付加して作成されたサムネイル画像であることを示していると考えられるので、そのまま処理を終了する。一致すれば、CPU102は、パディング領域を削除して(ステップS614)、処理を終了する。
図3において、パディング領域判定手段は、ステップS601〜S613のプログラム部分に相当し、削除実行手段は、S614のプログラム部分に相当する。また、本発明の画像表示方法においては、ステップS601〜S613においてパディング領域判定工程の処理を行い、S614において削除実行工程の処理を行っている。
次に、本発明の画像表示装置における表示される画像について説明する。図4は、本発明の画像表示装置における画像表示の様子を説明するための図である。図4(a)乃至(e)は、サムネイル画像中にパディング領域がある場合の処理例を示しており、図4(f)乃至(i)は、サムネイル画像が変形している場合の処理例を示している。
図4(a)に示されるように、サムネイル画像中にパディング領域を含む場合は、パディング領域確認手段が、パディング領域を削除して図4(b)に示す画像を得る。拡大手段は、得られた画像を図4(c)に示すように主画像のサイズに拡大して、表示手段は、拡大された画像を表示する。このように、サムネイル画像が一旦表示されている間に、主画像のデコードが終了して表示可能な状態になると、表示手段は、図4(d)に示すように、サムネイル画像を少しずつ主画像に置き換えて表示する。表示手段は、最終的には図4(e)に示すように、主画像を表示する。
図4(f)に示されるように、サムネイル画像が変形している場合は、拡大手段は、サムネイル画像の縦横を異なる倍率で拡大して、図4(g)に示すような画像とし、表示手段は、拡大された画像を表示する。その後の処理は、パディング領域を含むサムネイル画像の処理と同様である。
このように、本発明の画像表示装置では、サムネイル画像の表示位置に主画像を置き換えるときも(図4(h))、表示しているサムネイル画像と主画像との間には大きな違いがなく、違和感なく置き換えが可能である。最終的に図4(i)のように主画像を表示する。
以上の構成により、サムネイル画像と主画像のアスペクト比が異なる場合でも、パディング領域があればパディング領域を取り除いた有効画像を抽出して表示し、パディング領域がない場合はサムネイル画像を主画像のアスペクトと同じになるようアスペクト変換して表示するので、撮像装置と表示装置の組み合わせに限定されずに、違和感なく置き換え表示が可能で、画像の認識が高速で使用者の不快感を低減可能な画像表示装置を実現することができる。
また、すなわち、パディング領域削除後の画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致する場合のみにパディング領域の削除を行っており、パディング領域を設けて作成されたサムネイル画像も画像のゆがみなく表示されるので、違和感なく置き換え表示が可能で、画像の認識が高速で使用者の不快感を低減可能な画像表示装置を実現することができる。
以上のように、本発明にかかる画像表示装置、画像表示方法および方法を実行させるプログラムは、デジタルカメラで撮影した画像を表示することに有用であり、特に、高画素数の画像を表示することに適している。
本発明の実施の形態における画像表示装置のブロック図 本発明の画像表示装置における動作を示すフローチャート 本発明の削除実行手段における動作を示すフローチャート 本発明にかかる画像表示例を説明するための図 DCF規格によるJPEG画像の構造を示す図 主画像と各種サムネイル画像の関係を説明するための図 従来の画像表示装置における画像表示例を説明するための図
符号の説明
100 メモリカード
101 メモリカードI/F
102 CPU
103 ROM
104 RAM
105 ビデオメモリ
106 データバス
107 表示部

Claims (5)

  1. サムネイル画像を表示した後に、同位置に前記サムネイル画像に対応する前記主画像を表示する表示手段を備えた画像表示装置において、
    前記サムネイル画像のアスペクト比が前記主画像のアスペクト比と一致するか否かを判定するアスペクト比判定手段と、
    前記アスペクト比が一致する場合には、縦横同倍率で拡大して、前記アスペクト比が一致しない場合には、縦横異なる倍率で拡大することにより、当該サムネイル画像を主画像と同じアスペクト比で同じサイズに拡大する拡大手段とを備え、
    前記表示手段は、前記拡大手段で拡大されたサムネイル画像を表示することを特徴とする画像表示装置。
  2. パディング領域の処理を行うパディング領域確認手段をさらに備え、
    前記パディング領域確認手段は、
    前記アスペクト比が一致しない場合に、パディング領域があるか否かを判定するパディング領域判定手段と、
    パディング領域を削除したサムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致する場合に、パディング領域を削除する削除実行手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  3. サムネイル画像を表示した後に、同位置に前期サムネイル画像に対応する前記主画像を表示する表示工程を含む画像表示方法において、
    前記サムネイル画像のアスペクト比が前記主画像のアスペクト比と一致するか否かを判定するアスペクト比判定工程と、
    前記アスペクト比が一致する場合には、縦横同倍率で拡大して、前記アスペクト比が一致しない場合には、縦横異なる倍率で拡大することにより、当該サムネイル画像を主画像と同じアスペクト比で同じサイズに拡大する拡大工程とを含み、
    前記表示工程は、前記拡大工程で拡大されたサムネイル画像を表示することを特徴とする画像表示方法。
  4. パディング領域の処理を行うパディング領域確認工程をさらに含み、
    前記パディング領域確認工程は、
    前記アスペクト比が一致しない場合に、パディング領域があるか否かを判定し、
    パディング領域を削除したサムネイル画像のアスペクト比が主画像のアスペクト比と一致する場合に、パディング領域を削除することを特徴とする請求項3記載の画像表示方法。
  5. 請求項3又は4に記載された画像表示方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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