JP2006303795A - 受信装置、受信方法及び受信制御プログラム - Google Patents

受信装置、受信方法及び受信制御プログラム Download PDF

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忠雄 奴賀
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徹 山田
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輝一 小林
Kazumi Miyamoto
和美 宮本
Kenichi Yamada
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Abstract

【課題】
妨害信号検出のための帯域通過フィルタを特別に備えることなく、効率よく信号を取得できる条件を適宜設定して、放送チャネルを受信することができる受信装置を提供する。【解決手段】
受信装置は、指定チャネルの受信を指令された場合に、制御部が低域隣接局のチャネルの受信を指令し(S22)、低域隣接局有りと判定した場合には、狭帯域フィルタを選択を指令する(S27)。また、低域隣接局無しと判定した場合には、更に高域隣接局のチャネルの受信を指令し(S24)、ここで、高域隣接局有りと判定された場合には、狭帯域フィルタを選択を指令する(S27)。高域隣接局も無しと判定された場合には、広帯域フィルタの選択を指令する(S26)。したがって、妨害信号検出のための帯域通過フィルタを特別に備えることなく、効率よく放送チャネルを受信することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、受信装置、受信方法及び受信制御プログラムに係り、より詳しくは隣接妨害信号を除去する受信装置、受信方法及び受信制御プログラムに関する。
近年、放送局の増加により、ある放送チャネルに隣接するチャネルが、別の放送局により使用されている場合が多くなっている。このような状況下においては、別の放送局のチャネルの電波が、受信するチャネルの電波に干渉したりすることにより、良好な受信が妨げられる、いわゆる隣接妨害の問題が発生することがある。
このような問題に対応するために、従来の受信装置においては、例えば、図8に示すようなラジオ放送波の受信装置であるラジオ受信機10を用いることにより、隣接妨害波を除去することとしていた。以下に受信装置10における隣接妨害波を考慮した受信方法について説明する。
図8に示されるように、アンテナ11により受信された電波は、高周波増幅部12により増幅され、ミキサ部13に入力される。ミキサ部13では、不図示の局部発振回路から入力される局部発振信号と混合されて、中間周波信号に変換される。変換された中間周波信号は、信号a1として、受信するチャネルの信号を通過させる中間周波フィルタ部14に入力されるとともに、信号d1として、隣接妨害波を検出するための帯域通過フィルタを別途備える隣接妨害検出回路17に入力される。
隣接妨害検出回路17では、図9に示されるように、信号d1は、先ず高い周波数側の隣接チャネルを検出する高域側隣接妨害検出フィルタ171及び低い周波数側の隣接チャネル妨害検出フィルタ172に入力され、これらのフィルタにより隣接妨害波が抽出される。その後、抽出された信号の和がレベル検波回路173に入力され、信号レベルが検波される。検波後の出力は、フィルタ切替制御回路174に入力され、フィルタ切替制御回路174では、その入力が所定レベル以上である場合には中間周波フィルタ14のうち狭い帯域幅のフィルタを選択させるためのアクティブ信号が出力され、それ以外の場合にはネガティブ信号が出力される。フィルタ切替制御回路174からの出力は信号c1として出力され、図10の中間周波フィルタ部14に信号cとして入力される。中間周波フィルタ部14において、信号cがアクティブ信号である場合には、フィルタ切替回路53は、狭帯域フィルタ52が使用されるように切替え、ネガティブ信号の場合には広帯域フィルタ51が使用されるように切替える。
一方、図8の信号a1の中間周波信号は、図10の中間周波フィルタ部14において信号aとして入力される。入力された信号は、フィルタ切替制御回路174により設定された広帯域フィルタ51又は狭帯域フィルタ52により、隣接妨害波が除去され、信号bに出力される。図8に戻り、信号bに接続された信号b1は中間周波増幅部15に入力され、増幅される。増幅された中間周波信号は、音声復調部16において検波され、音声信号を出力する。このように、隣接妨害となる電波を検出するための帯域通過フィルタを別途備えることにより、隣接妨害波を検出し、隣接妨害波が検出された際には、受信するチャネルの周波数帯域を通過させるフィルタの帯域幅を狭くしたりすることにより、隣接妨害波を除去することとしていた。
実開平6−005227号公報
上述した従来の技術は、隣接妨害波を除去するために有効な方法であり、実用化され用いられている。しかし、この技術では、隣接妨害波を検出するために、信号取得用の帯域通過フィルタとは別途に、専用の帯域通過フィルタを設けなければならず、受信装置の構成部品を増加させることになっている。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、妨害信号検出のための帯域通過フィルタを特別に備えることなく、効率よく信号を取得できる条件を適宜設定して、放送チャネルを受信することができる受信装置、受信方法及び受信制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の受信装置は、受信すべき放送チャネルに隣接する放送チャネルの受信を指令する隣接チャネル受信指令手段と;前記隣接する放送チャネルの信号を検出する信号検出手段と;前記信号検出手段の出力に基づいて、前記受信すべき放送チャネルの信号を受信するための条件設定を行う受信チャネル条件設定手段と;を備えることを特徴とする受信装置である。
ここで、「受信すべき放送チャネル」とは、例えば、受信装置の利用者の指令により指定され、未だ受信を開始していない放送チャネルだけでなく、既に受信中の放送チャネルの意味も含むものであり、「受信を指令」とは、例えば、局部発振回路を使用する場合には、局部発振回路により発せられる同調周波数の発振を指令することを意味する。また、「隣接する放送チャネル」には、受信すべき放送チャネルから1チャネル異なるチャネルだけでなく、2チャネル以上異なる放送チャネルが含まれていてもよい。また、信号検出手段における「検出」の仕方は、例えば、信号レベルについて検出する装置である場合には、信号レベルが所定の値以上である場合に有無を検出するような装置であってもよいし、その信号レベルの値を測定することができる装置であってもよい。また、受信チャネル条件設定手段における「条件設定」とは、信号を通過させるためのフィルタの帯域幅、受信チャネルの同調周波数のシフト、信号を増幅するためのゲインその他の条件設定を含むものとする。
したがって、この受信装置によれば、妨害信号検出のための帯域通過フィルタを特別に備えることなく、効率よく信号を取得できる条件を適宜設定して、放送チャネルを受信することができる。
また、本発明の受信装置では、前記受信すべき放送チャネルの信号を通過させるフィルタであって、通過させる帯域幅を変更することができる帯域幅可変フィルタ手段を更に備え、前記受信チャネル条件設定手段は、前記帯域幅可変フィルタ手段の帯域幅を設定する、とすることができる。
ここで「帯域幅可変フィルタ手段」は、信号が通過する帯域幅を変化させることができる、ひとつのフィルタにより構成されているものでもよいし、信号が通過する帯域幅が異なる複数のフィルタにより構成されているものでもよい。この受信装置によれば、受信装置のフィルタの帯域幅を変更することにより、受信すべき放送チャネルを効率よく受信させることができる。
また、本発明の受信装置では、前記受信チャネル条件設定手段は、前記受信すべき放送チャネルの受信のために指令する同調周波数を設定する、とすることができる。ここで、「同調周波数」は、例えば局部発振回路を備える受信装置では、その局部発振回路により発せられる受信するための同調周波数を意味している。また、「同調周波数を設定」とは、受信すべき放送チャネルを効率よく受信するために、受信すべき放送チャネルを受信するための通常の同調周波数又は通常の同調周波数からシフトさせた同調周波数を設定することである。この受信装置によれば、妨害電波等がより少ない側へシフトさせて同調周波数を設定することにより、受信すべき放送チャネルの信号を効率よく受信することができる。
本発明の受信方法は、受信すべき放送チャネルに隣接する放送チャネルの受信を指令する隣接チャネル受信指令工程と;前記隣接チャネル受信指令工程により受信した放送チャネルの信号を検出する信号検出工程と;前記信号検出工程における結果に基づいて、前記受信すべき放送チャネルの信号を受信するための条件設定を行う受信チャネル条件設定工程と;前記受信チャネル条件設定工程により設定された前記受信すべき放送チャネルの受信を指令する受信チャネル受信指令工程と;を備えることを特徴とする受信方法である。
また、この受信方法では、前記隣接チャネル受信指令工程に先立って、前記受信すべき放送チャネルが指定される受信チャネル指定工程を更に備える、とすることもできるし、前記受信すべき放送チャネルは受信中の放送チャネルである、とすることもできる。したがって、受信装置の利用者からチャネルを指定して受信を指令された場合には、受信を開始する際に、本発明の受信方法を使用することができるため、受信開始から効率よく信号を取得することができる。また、受信中のチャネルの場合には、定期的に本発明の受信方法を使用することにより、受信場所の移動により隣接する放送チャネルが増加した場合等の受信環境の変化にも、適宜対応することができる。
本発明の受信制御プログラムは、受信装置の処理装置に実行させるための受信制御プログラムであって、受信すべき放送チャネルに隣接する放送チャネルの受信を指令する隣接チャネル受信指令手順と;前記隣接する放送チャネルの信号を検出する信号検出手順と;前記信号検出手順の結果に基づいて、前記受信すべき放送チャネルの信号を受信するための条件設定を行う受信チャネル条件設定手順と;前記受信チャネル条件設定手順により前記条件設定された前記受信すべき放送チャネルの受信を指令する受信チャネル受信指令手順と;を処理装置に実行させるための受信制御プログラムである。この受信制御プログラムは、本発明の受信方法を実現するプログラムである。
本発明の受信装置、受信方法及び受信制御プログラムによれば、妨害信号検出のための帯域通過フィルタを特別に備えることなく、効率よく信号を取得できる条件を適宜設定して、放送チャネルを受信することができるという効果を奏する。
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図4を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の第1の実施形態であるラジオ受信機20の構成が示されている。図1に示されるように、このラジオ受信機20は、(a)ラジオの放送波を受信するアンテナ21と、(b)アンテナ21により受信した信号の高周波成分を増幅する高周波増幅部22と、(c)高周波増幅部22から出力される信号と、後述する局部発振回路部29から出力される同調周波数の信号とを混合し、中間周波数信号を出力するミキサ部23と、(d)ミキサ部23から出力された中間周波数信号の周波数帯域を通過させる中間周波フィルタであって、広い帯域の信号を通過させる広帯域フィルタと、狭い帯域の信号を通過させる狭帯域フィルタの2つのフィルタを備える中間周波フィルタ部24と、(e)中間周波フィルタ部24により、隣接妨害波を除去された中間周波数信号を増幅させる中間周波増幅部25と、(f)中間周波増幅部25により増幅された信号を検波し、音声信号として復調する音声復調部26と、(g)中間周波増幅部25により増幅された信号の信号レベルを検出し、所定の信号レベル以上であるか否かを出力する信号レベル検出部27と、(h)信号レベル検出部27の出力に基づいて、中間周波フィルタ部24で使用される中間周波フィルタを、広帯域フィルタとするか狭帯域フィルタとするかを決定し、中間周波フィルタ部24へ指令する制御部28と、(i)ミキサ部23に対して、同調周波数信号を出力する局部発振回路部29と、を備えている。
ここで、中間周波フィルタ部24は、従来技術で説明した図10の中間周波フィルタ14と同様の中間周波フィルタであり、広帯域フィルタ51と狭帯域フィルタ52を備え、図1の信号a2、b2及びc2と、図10の信号a、b及びcとがそれぞれ対応している。また、制御部28は、信号c2として、通常ネガティブ信号を出力している。
上述のように構成されたラジオ受信機20の隣接妨害波を考慮した受信方法について説明する。まず、ラジオ受信機20の利用者が、予めラジオ受信機20に設定された放送チャネルのうち1つのチャネル(以下、「指定チャネル」という。)を受信するための操作を行うと、制御部28に対して、指定チャネルを受信する旨が指令される。指令を受けた制御部28は、中間周波フィルタ部24における広帯域フィルタ及び狭帯域フィルタのいずれを使用するかを選択するためのフィルタ選択処理S20(図2参照)を開始する。
このフィルタ選択処理S20では、図2に示されるように、まず、ステップS21において、音声復調部26に対して、ミュートを指令し、スピーカから音声を出力させないように設定する。次に、ステップS22において、指定チャネルの周波数帯域より低い帯域であって、指定チャネルとは1異なる隣接チャネル(以下、「低域隣接局チャネル」という。)の受信をするために、局部発振回路部29に対して、低域隣接局チャネルを受信するための同調周波数の出力を指令する。
引き続き、低域隣接局チャネルの信号は、図1のアンテナ21で受信され、高周波増幅部22、ミキサ部23、中間周波フィルタ部24及び中間周波増幅部25を介して、信号レベル検出部27に到達する。信号レベル検出部27は低域隣接局チャネルの信号レベルを検出し、所定の信号レベル以上であるか否かを制御部28に通知する。図2に戻り、制御部28は、ステップS23において、信号レベル検出部27の通知に基づいて低域隣接局の有無を判定する。ここで、低域隣接局が有ると判定された場合には、ステップS27に移行し、制御部28は、図1の中間周波フィルタ部24に対する信号c2として、狭帯域フィルタを選択するアクティブ信号を出力する。中間周波フィルタ部24では、図10に示されるように、アクティブ信号である信号cを受信すると、フィルタ切替回路53が狭帯域フィルタ52を使用するように切替える。
一方、低域隣接局が無いと判定された場合には、ステップS24において、制御部28は、局部発振回路部29に対して、指定チャネルの周波数帯域より高い帯域であって、指定チャネルとは1異なる隣接チャネル(以下、「高域隣接局チャネル」という。)を受信するための同調周波数の出力を指令する。引き続き、低域隣接局チャネルの場合と同様に、信号レベル検出部27は、高域隣接局チャネルの信号の信号レベルを検出し、所定の信号レベル以上であるか否かを制御部28に通知する。制御部28では、ステップS25において、高域隣接局の有無を判定する。ここで、高域隣接局が有ると判定された場合には、ステップS23と同様に、ステップS27に移行し、狭帯域フィルタを選択するアクティブ信号を、中間周波フィルタ部24に対し出力する。中間周波フィルタ部24では、図10に示されるように、アクティブ信号である信号cを受信すると、フィルタ切替回路53が狭帯域フィルタ52を使用するように切替える。一方、高域隣接局が無いと判定された場合には、ステップS26において、広帯域フィルタを選択するネガティブ信号を、中間周波フィルタ部24に対し出力する。中間周波フィルタ部24では、図10に示されるように、ネガティブ信号である信号cを受信しても、フィルタ切替回路53は動作せず、そのまま広帯域フィルタ51が使用される設定となる。
制御部28は、ステップS26又はS27でのフィルタの選択の指令を終えると、ステップS28に移行し、局部発振回路部29に対して、指定チャネルを受信するための同調周波数の出力を指令する。引き続き、ステップS29において、音声復調部26に対しミュートを解除する指令を行う。これにより、ラジオ受信機20は、指定チャネルの受信を開始し、スピーカから音声が出力される。
図3には、ラジオ受信機20における指定チャネルの受信において、隣接局がない場合の、指定チャネルの周波数付近における信号レベルを示すグラフが示されている。ここで、F0は指定チャネルの中心放送周波数を表している。斜線部分は、広帯域フィルタBFにおいて信号が通過できる範囲を表しており、網掛け部分は、指定チャネルスペクトルDChSを表している。この場合には、ステップS23及びS25において、それぞれ低域隣接局及び高域隣接局が無いと判定されるため、ステップS26において、広帯域フィルタが選択指令される。つまり、より広い範囲の周波数を通過させるフィルタが使用されるため、指定チャネルの信号をより多く受信できることを表している。
図4には、ラジオ受信機20における指定チャネルの受信において、高域隣接局が存在する場合の、指定チャネルの周波数付近における信号レベルを示すグラフが示されている。ここで、FChはチャネルの帯域幅を表しており、「F0+FCh」は高域隣接局の中心放送周波数を表している。斜線部分は、狭帯域フィルタNFにおいて信号が通過できる範囲を表しており、網掛け部分は、図3と同様に、指定チャネルスペクトルDChSを表している。また、高域隣接局のスペクトルはAChS1で表されている。この場合には、ステップS25において、高域隣接局が有ると判定されるため、ステップS26において、狭帯域フィルタが選択指令される。つまり、高域隣接局からの隣接妨害信号を極力抑えながら、指定チャネルの信号を受信できることを表している。
以上説明したように、第1の実施形態のラジオ受信機20は、指定チャネルの受信を指令された場合に、制御部28が低域隣接局のチャネルの受信を指令し、低域隣接局有りと判定した場合には、狭帯域フィルタの選択を指令する。また、低域隣接局無しと判定した場合には、更に高域隣接局のチャネルの受信を指令し、ここで、高域隣接局有りと判定された場合には、狭帯域フィルタの選択を指令する。高域隣接局も無しと判定された場合には、広帯域フィルタの選択を指令する。
したがって、第1の実施形態によれば、隣接妨害波検出のための帯域通過フィルタを特別に備えることなく、効率よく信号を取得できる条件を設定して、放送チャネルを受信することができる。
また、第1の実施形態によれば、制御部28は、中間周波フィルタ部24に対して広帯域フィルタ又は狭帯域フィルタの選択を設定しているため、フィルタの帯域幅の変更による妨害信号の除去を行い、効率的な受信を実現することができる。
また、第1の実施形態によれば、放送チャネルの受信を指令された後で、その放送チャネルの受信開始前に、本発明の受信方法であるフィルタ選択処理S20を使用しているため、放送チャネルの受信開始から効率よく信号を取得することができる。
以下、本発明の第2の実施形態を、図5〜図7を参照しつつ説明する。図5には、本発明の第2の実施形態であるラジオ受信機30の構成が示されている。ここで、ラジオ受信機20と同様の機能を有する構成部分については、ラジオ受信機20と同一の符号が付されている。
ラジオ受信機30は、図5に示されるように、ラジオ受信機20と同様のアンテナ21、高周波増幅部22、ミキサ部23、中間周波フィルタ部24、中間周波増幅部25、音声復調部26及び局部発振回路部29を備え、更に、(i)受信した信号の信号レベルを測定して出力する信号レベル測定部37と、(ii)信号レベル測定部37の出力に基づいて、中間周波フィルタ部24で使用される中間周波フィルタを、広帯域フィルタとするか狭帯域フィルタとするかを決定して中間周波フィルタ部24へ指令すると共に、局部発振回路部29に指定する同調周波数を通常の指定チャネルの同調周波数からシフトさせるシフト量DFを算出し、シフト量DFだけシフトさせた同調周波数の出力を指令する制御部38と、(iii)制御部38から指定された時間が経過すると、制御部38に通知するタイマ部40と、を備えている。ここで、中間周波フィルタ24は図10の中間周波フィルタ14と同様であり、図5の信号a3、b3及びc3と、図10の信号a、b及びcとがそれぞれ対応している。また、制御部38は、信号c3として、通常ネガティブ信号を出力している。
上述のように構成されたラジオ受信機30の隣接妨害波を考慮した受信方法について説明する。第1の実施形態と同様に、まず、ラジオ受信機30の利用者が、指定チャネルを受信するための操作を行うと、制御部38に対して、指定チャネルを受信する旨が指令される。指令を受けた制御部38は、受信条件設定処理S30(図6参照)を開始する。
受信条件設定処理S30では、図6に示されるように、まず、第1の実施形態と同様にステップS31のミュート設定指令を行い、ステップS32において、低域隣接局チャネルを受信するための同調周波数の出力を指令する。低域隣接局チャネルの信号は、図5のアンテナ21で受信され、高周波増幅部22、ミキサ部23、中間周波フィルタ部24及び中間周波増幅部25を介して、信号レベル測定部37に到達する。
信号レベル測定部37は、低域隣接局チャネルの信号の信号レベルを測定し、測定結果は、図6のステップS33において、制御部38により、低域信号レベル値LSとして取得される。引き続き、ステップS34及びステップS35において、同様の処理を高域隣接局について行い、制御部38は、高域信号レベル値HSを取得する。
次に、ステップS36において、制御部38は、低域信号レベル値LSと高域信号レベル値HSの和が、所定信号レベルS0より大きいかどうかを判定する。ここで、肯定的な判定がされた場合には、ステップS38において、信号c3として、狭帯域フィルタを選択するアクティブ信号を、中間周波フィルタ部24に対して出力する。また、否定的な判定がされた場合には、ステップS37において、信号c3として、広帯域フィルタを選択するネガティブ信号を、中間周波フィルタ部24に対して出力する。ここで、所定信号レベルS0は、低域隣接局チャネルと高域隣接局チャネルが存在する場合の妨害信号の大きさから経験的に定められる値である。中間周波フィルタ部34のフィルタ切替回路53は、図10に示されるように、アクティブ信号である信号cを受信した場合には、狭帯域フィルタ52が使用されるように切替え、ネガティブ信号である信号cを受信した場合には、そのまま広帯域フィルタ51が使用される設定となる。
引き続き、ステップS39では、高域信号レベル値HSと低域信号レベル値LSの差に、係数Cを掛けて同調周波数のシフト量DFを算出する。ステップS40に移行し、指定チャネルの通常の同調周波数に、ステップS39で算出されたシフト量DFを加算した同調周波数の出力を、局部発振回路部29に対して指令する。引き続き、ステップS41において、音声復調部16に対し、ミュート解除の指令を行う。これにより、ラジオ受信機30は、指定チャネルの受信を開始し、スピーカから音声が出力される。ここで、係数Cは、低域隣接局チャネルと高域隣接局チャネルが存在する場合の妨害信号の分布から経験的に定められる値である。
最後に、ステップS42において、タイマ部40に対して、所定時間のタイマ開始を指令して、受信条件設定処理S30を終了する。タイマ部40は設定された所定時間が経過すると、制御部38に対して所定時間経過の通知を行い、その通知を受けた制御部28は、再び、受信条件設定処理S30を開始する。同様にして、受信条件設定処理S30は、この放送チャネルの受信が継続する間繰り返され、受信する環境が変化した場合には、中間周波フィルタ部24又は局部発振回路部29の設定が変更される。
図7には、ラジオ受信機30における指定チャネルの受信において、高い信号レベルの高域隣接局と低い信号レベルの低域隣接局とがある場合の、指定チャネルの周波数付近における信号レベルを示すグラフが示されている。ここで、図3と同様に、斜線部分は、狭帯域フィルタNFにおいて信号が通過できる範囲を表しており、網掛け部分は、指定チャネルスペクトルDChSを表している。また、「F0+FCh」及び「F0−FCh」はそれぞれ高域隣接局及び低域隣接局の中心放送周波数を表している。高域隣接局及び低域隣接局のスペクトルはそれぞれAChS2及びAChS3で表されている。
この場合には、高域信号レベル値HSと低域信号レベル値LSとの和は所定信号レベルS0より大きいため、ステップS36において、肯定的な判定がされ狭帯域フィルタが選択されている。また、高域信号レベル値HSの方が、低域信号レベル値LSより高いため、ステップS39において、シフト量DFがマイナスで算出され、指定チャネルの通常の同調周波数よりシフト量DFだけ低い同調周波数で受信され、中間周波フィルタも周波数の低い側にシフトされているため、効率よく指定チャネルの信号を取得できる。
以上説明したように、第2の実施形態のラジオ受信機30は、指定チャネルの受信を指令された場合に、制御部38が低域隣接局のチャネルの受信を指令し、低域信号レベル値LSを取得する。引き続き、高域隣接局のチャネルの受信を指令し、高域信号レベル値HSを取得する。低域信号レベル値LSと高域信号レベル値HSの和が所定信号レベルS0より大きい場合には、狭帯域フィルタを選択する指令をし、所定信号レベルS0以下の場合には、広帯域フィルタを選択する指令をする。次に、高域信号レベル値HSと低域信号レベル値LSとの差からシフト量DFを算出し、指定チャネルの周波数に、算出されたシフト量DFを加えた周波数での受信を指令する。
したがって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
更に、第2の実施形態によれば、制御部28は、局部発振回路部29に対して、妨害電波等がより少ない側へシフトする設定を行っているため、妨害信号の除去による効率的な受信を実現することができる。
また、第2の実施形態によれば、タイマ部40からの通知により、制御部38が、定期的に受信条件設定処理S30を行うことにより、受信場所の移動により隣接する放送チャネルが増加した場合等の受信環境の変化にも、適宜対応することができる。
なお、上記実施形態においては、帯域幅可変フィルタ手段として、2種類の異なる帯域幅のフィルタを備えることとしたが、3種類以上の異なる帯域幅のフィルタを備えることとしてもよいし、帯域幅を変更することのできる1つのフィルタを備えることとしてもよい。
また、上記実施形態においては、信号検出手段は信号レベルを検出することとしたが、信号レベル以外を検知するセンサにより、信号を検出することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、信号検出手段は、制御部28又は38とは別の信号レベル検出部27又は信号レベル測定部37としたが、制御部28又は38に含まれることとしてもよい。
また、上記実施形態においては、制御部は、帯域幅可変フィルタ手段としての中間周波フィルタ部に対して条件設定を行うこととしたが、これを行わずに、局部発振回路部に対する同調周波数シフトの条件設定のみでもよいし、その他の条件設定を行うこととしてもよい。
また、第1の実施形態のラジオ受信機20においては、第2の実施形態のタイマ部40の機能を備えないこととしたが、タイマ部40と同様のタイマ部を用い、周期的にフィルタ選択処理S20を実行することとしてもよい。
また、上記何れの実施形態においても、図2のステップS21及びS29と図6のステップS31及びS41を設けて、フィルタ選択の際のノイズ混入を防止するためにミュートをかけた例を示したが、これに限るものでなく、高速処理を行なうことでノイズの影響を低減できるのであれば、ミュートを省略するようにしてもよい。
また、上記実施形態においてはラジオ受信機としたが、その他の無線受信装置であってもよいし、有線による信号を受信する受信装置であってもよい。
以上説明したように本発明の受信装置、受信方法及びプログラムは、受信装置に適用することができる。
本発明の一実施形態であるラジオ受信機20の構成を示す図である。 図1の制御部28のフィルタ選択処理S20のフローチャートを示す図である。 図2のフィルタ選択処理において、隣接局が無いと判定された場合の指定チャネル周波数付近における信号レベルとフィルタ通過範囲を示すグラフである。 図2のフィルタ選択処理において、隣接局が有ると判定された場合の指定チャネルの周波数付近における信号レベルとフィルタ通過範囲を示すグラフである。 本発明の一実施形態であるラジオ受信機30の構成を示す図である。 図5の制御部38の受信条件設定処理S30のフローチャートを示す図である。 図6の受信条件設定処理S30において、隣接局が存在する場合の指定チャネル周波数付近における信号レベルとフィルタ通過範囲を示すグラフである。 従来技術のラジオ受信機10の構成を示す図である。 図8の隣接妨害検出回路17の構成を示す図である。 図8の中間周波フィルタ部14の構成を示す図である。
符号の説明
10,20,30…ラジオ受信機(受信装置)、11,21,31…アンテナ、12,22,32…高周波増幅部、13,23,33…ミキサ部,14,24,34…中間周波フィルタ部(帯域幅可変フィルタ手段)、15,25,35…中間周波増幅部、16,26,36…音声復調部、17…隣接妨害検出回路、27…信号レベル検出部(信号検出手段)、28,38…制御部(隣接チャネル受信指令手段、受信チャネル条件設定手段)、29,39…局部発振回路部,37…信号レベル測定部(信号検出手段)。

Claims (9)

  1. 受信すべき放送チャネルに隣接する放送チャネルの受信を指令する隣接チャネル受信指令手段と;
    前記隣接する放送チャネルの信号を検出する信号検出手段と;
    前記信号検出手段の出力に基づいて、前記受信すべき放送チャネルの信号を受信するための条件設定を行う受信チャネル条件設定手段と;を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記受信すべき放送チャネルの信号を通過させるフィルタであって、通過させる帯域幅を変更することができる帯域幅可変フィルタ手段を更に備え、
    前記受信チャネル条件設定手段は、前記帯域幅可変フィルタ手段の帯域幅を設定する、ことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記受信チャネル条件設定手段は、前記受信すべき放送チャネルの受信のために指令する同調周波数を設定する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 受信すべき放送チャネルに隣接する放送チャネルの受信を指令する隣接チャネル受信指令工程と;
    前記隣接チャネル受信指令工程により受信した放送チャネルの信号を検出する信号検出工程と;
    前記信号検出工程における検出結果に基づいて、前記受信すべき放送チャネルの信号を受信するための条件設定を行う受信チャネル条件設定工程と;
    前記受信チャネル条件設定工程により設定された前記受信すべき放送チャネルの受信を指令する受信チャネル受信指令工程と;を備えることを特徴とする受信方法。
  5. 前記隣接チャネル受信工程に先立って、前記受信すべき放送チャネルが指定される受信チャネル指定工程を更に備える、ことを特徴とする請求項4に記載の受信方法。
  6. 前記受信すべき放送チャネルは受信中の放送チャネルである、ことを特徴とする請求項4に記載の受信方法。
  7. 前記条件設定の1つは、前記受信すべき放送チャネルの信号を通過させるフィルタの帯域幅の設定である、ことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の受信方法。
  8. 前記条件設定の1つは、前記受信すべき放送チャネルの受信のために指令する同調周波数の設定である、ことを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の受信方法。
  9. 受信装置の処理装置に実行させるための受信制御プログラムであって、
    受信すべき放送チャネルに隣接する放送チャネルの受信を指令する隣接チャネル受信指令手順と;
    前記隣接する放送チャネルの信号を検出する信号検出手順と;
    前記信号検出手順の結果に基づいて、前記受信すべき放送チャネルの信号を受信するための条件設定を行う受信チャネル条件設定手順と;
    前記受信チャネル条件設定手順により前記条件設定された前記受信すべき放送チャネルの受信を指令する受信チャネル受信指令手順と;を処理装置に実行させるための受信制御プログラム。
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