JP2006303767A - 携帯通信端末、情報通知システム及び情報通知方法 - Google Patents

携帯通信端末、情報通知システム及び情報通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 安否情報等の通知情報を、知らせるべき全ての相手に対して簡単且つ確実に伝える。
【解決手段】
携帯電話端末は、ブロードキャスト信号に含まれる安否通知情報を受信する(ステップS11)と、その安否通知情報内の電話番号と電話帳内の電話番号とを比較する(ステップS12)。それら電話番号が一致し(ステップS13にてYes)、その安否通知情報による安否情報が既に受信済みの安否情報とは異なる時(ステップS14にてNo)、その安否情報を登録する(ステップS16)と共に、その安否情報をユーザに通知する(ステップS18)。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば安否情報のような所定の通知情報を受信可能な携帯通信端末と、その携帯通信端末へ通知情報を伝えるための情報通知システム、及び、情報通知方法に関する。
従来より、例えば、地震などの大きな災害が起こった場合やテロル(いわゆるテロ)が発生した場合には、交通手段や通信手段などが麻痺してしまうことがよくある。このため、災害発生現場から遠く離れた場所に居る人は、その災害発生現場に居た可能性のある人の安否をなかなか確認することが出来ない。
ここで、災害現場に居た可能性のある人の安否を確認するための手段として、従来より、固定電話を使用した安否情報サービスが存在している。すなわち、当該安否情報サービスにおいて、自分の安否を知人や親戚等に知らせたい人(以下適宜、安否通知者と表記する)は、安否情報サービス用の所定の電話番号に電話を架けることによるアクセスを行い、ガイダンスに従って、自宅の電話番号と例えば音声による安否情報を登録(録音)する。一方、知人や親戚の安否を確認したい人(以下適宜、安否確認者と表記する)は、安否情報サービスセンタ用の所定の電話番号に電話を架けることによるアクセスを行い、ガイダンスに従って、安否の確認を行いたい相手方の自宅の電話番号を入力する。この時、その電話番号に対応した安否情報の登録(録音)がなされている場合、安否情報サービスセンタは、その安否情報の音声を再生する。これにより、安否確認者は安否通知者の安否を知ることができる。
また、近年は、携帯電話端末が普及したこともあり、携帯電話端末のウェブ接続機能を利用した災害伝言板サービスも始まっている。すなわち、当該災害伝言板サービスの場合、安否通知者は、自分の携帯電話端末のウェブ接続機能を用いて、災害伝言板サービスを提供している所定のウェブサイト(以下、災害伝言板サービスサイトと呼ぶ)へ接続することによるアクセスを行い、例えばテキスト書き込みやメニュー選択等によって安否情報を登録する。一方、安否確認者は、携帯電話端末やパーソナルコンピュータ等のウェブ接続機能を用いて、災害伝言板サービスサイトへ接続することによるアクセスを行い、安否通知者の携帯電話端末の電話番号を入力する。この時、その電話番号に対応した安否情報の登録がなされている場合、災害伝言板サービスサイトの伝言板ページには、その安否情報が表示される。これにより、安否確認者は安否通知者の安否を知ることができる。
以上のようなシステムが構築されていることにより、これら安否情報サービスや災害伝言板サービスは、災害地に居た可能性のある人の安否を確認するのに大変役立っている。
また、例えば特開2001−76275号の公開特許公報(特許文献1)には、電話を利用して安否情報を受け付ける安否連絡受付装置と、安否情報を安否情報データベースに蓄積して管理する安否情報データベース管理装置と、安否情報データベースより放送する情報にインデックスを付けてBSデジタル放送用の安否情報放送データを作成する安否情報放送データ作成装置と、安否情報放送データをBSデジタル放送で放送するBS放送装置と、安否情報放送データを受信し、インデックスを利用して所望の安否情報を表示するBSデジタル放送対応受信装置とを備えた安否情報提供システムが開示されている。この安否情報提供システムによれば、大災害時における多くの被災者からの安否連絡を自動で受け付けると共に、その多量の安否情報をBSデジタル放送を利用して受信装置に送信することが可能となっている。
特開2001−76275号公報(第1図)
しかしながら、上述した安否情報サービスや災害伝言板サービスの場合、安否確認者は、知人や親戚等の安否を確認するために、安否情報サービスセンタや災害伝言板サービスサイトへアクセスする等のような、能動的な行動を起こさなければならない。このため、例えば、安否情報を登録すべき知人や親戚等が安否情報サービスや災害伝言板サービスへ安否情報を登録するのが遅れたり、登録そのものを行わなかったような場合、安否確認者は、それら安否を知りたい人についての安否を確認できるまで、何度も安否情報サービスセンタや災害伝言板サービスサイトへアクセスすることになる。
また、安否通知者が安否情報サービスセンタや災害伝言板サービスサイトへ自分の安否情報を登録した場合であっても、例えば、安否確認をすべき人が災害の発生そのものを知らない場合や安否通知者が被災地に居なかったと思い込んでいるような場合には、その安否確認をすべき人による安否確認が非常に遅くなってしまう可能性がある。一方、安否通知者側は、自分が登録した安否情報を相手方が本当に確認したのかどうか判らない。勿論、安否通知者が自分の安否情報を知らせたい全ての人に対して一人一人直接伝えることも考えられるが、このような方法はあまりにも手間がかかる上に、知らせるべき人に伝えるのを忘れてしまう可能性もある。
このように、従来は、例えば災害発生時の安否情報のような所定の通知情報を、知らせるべき相手に対して簡単且つ確実に伝えることが非常に難しい。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、例えば安否情報のような所定の通知情報を、知らせるべき全ての相手に対して簡単且つ確実に伝えることを可能にする携帯通信端末と情報通知システム及び情報通知方法を提供することを目的とする。
本発明の携帯通信端末は、ブロードキャスト信号を受信可能な受信手段と、複数の個人を各々特定可能な個人特定情報を少なくとも保持する保持手段と、使用者が認識可能な所定の報知を行う報知手段と、受信したブロードキャスト信号から、通知登録を行った全ての登録者を個々に特定可能な登録者特定情報を少なくとも含む通知情報を取り出し、その通知情報から取り出した全ての登録者特定情報と保持手段が保持する個人特定情報とを比較し、当該比較により個人特定情報と登録者特定情報とに一致がある場合、報知手段を通じて利用者に所定の報知を行う制御手段とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の情報通知システムは、所定の通知登録を行った全ての登録者を個々に特定可能な登録者特定情報を少なくとも含む通知情報を、ブロードキャスト信号により送信するブロードキャスト信号送信装置と、ブロードキャスト信号を受信し、そのブロードキャスト信号から通知情報を取り出し、内部に保持している少なくとも複数の個人を各々特定可能な個人特定情報と、通知情報に含まれる登録者特定情報とを比較し、その比較にて個人特定情報と登録者特定情報とが一致した時、利用者に対して所定の報知を行う携帯通信端末とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の情報通知方法は、ブロードキャスト信号を受信手段が受信するステップと、制御手段が、ブロードキャスト信号から、通知登録を行った全ての登録者を個々に特定可能な登録者特定情報を少なくとも含む通知情報を取り出すステップと、複数の個人を各々特定可能な個人特定情報を少なくとも保持する保持手段の当該個人特定情報と通知情報から取り出した全ての登録者特定情報とを比較するステップと、その比較により個人特定情報と登録者特定情報とに一致がある場合、報知手段を通じて、利用者が認識可能な所定の報知を行うステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の情報通知方法は、所定の通知登録を行った全ての登録者を個々に特定可能な登録者特定情報を少なくとも含む通知情報を、ブロードキャスト信号送信装置がブロードキャスト信号により送信するステップと、携帯通信端末が、ブロードキャスト信号を受信するステップと、そのブロードキャスト信号から通知情報を取り出すステップと、内部に保持している複数の個人を各々特定可能な個人特定情報と通知情報に含まれる登録者特定情報とを比較するステップと、その比較により個人特定情報と登録者特定情報とに一致がある場合、利用者に対して所定の報知を行うステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
すなわち、本発明によれば、通知登録を行った全ての登録者による通知情報をブロードキャスト信号により送信しているため、各登録者は個々に通知情報を送る必要がなくなる。また、そのブロードキャスト信号の受信側では、内部に保持している個人特定情報と、通知情報に含まれる登録者特定情報とが一致したときにのみ、その通知情報を有効なものとして扱い、所定の報知を行うことで、当該受信側は必要な通知情報のみを取得できる。
本発明においては、通知登録を行った全ての登録者による通知情報をブロードキャスト信号により送信し、そのブロードキャスト信号の受信側では、内部に保持している個人特定情報と、通知情報に含まれる登録者特定情報とが一致したときにのみ、その通知情報を有効なものとして扱い、所定の報知を行うことにより、例えば安否情報のような所定の通知情報を、知らせるべき全ての相手に対して簡単且つ確実に伝えることが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の携帯通信端末、その情報通知システム及び情報通知方法の一実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、本発明の携帯通信端末の一例として携帯電話端末を挙げ、本発明の情報通知システムの一例として携帯電話システムを例に挙げているが、勿論、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。
〔第1の実施形態の概要〕
近年は、一人が一台の携帯電話端末を持つようになってきており、したがって、その携帯電話端末の電話番号や電子メールアドレスから所有者個人を特定することができるようになってきている。このため、災害伝言板サービスサイトの災害伝言板には、安否情報を書き込んだ人(以下、安否登録者と表記する)の現在位置の情報と共に携帯電話端末の電話番号を登録するようにもなされており、その登録された電話番号を元に、当該安否登録者個人を特定可能となされている。また、近年の殆どの携帯電話端末は、親戚,知人等の住所氏名や電話番号、電子メールアドレス等の個人情報を、十分な件数だけ保存することができる電話帳を内蔵している。一方で、災害発生時などにおいて、その安否を知りたい相手は知人や親戚等であることが殆どであり、したがって、知人や親戚等の安否を知ろうとしている人(つまり安否確認者)の携帯電話端末の電話帳内には、それら安否を知りたい相手の携帯電話端末の電話番号や電子メールドレスが登録されていると考えられる。
これらの状況に基づき、本発明の第1の実施形態では、例えば安否情報サービスセンタや災害伝言板サービスサイトに複数の安否情報が登録されている場合、それら各安否情報を各々登録した全ての人(安否登録者)を個々に特定する情報(例えば携帯電話端末の電話番号や電子メールアドレス)を少なくとも含んだ安否通知情報を、例えば携帯電話ネットワークのブロードキャストチャネルを利用して送信する。そして、当該ブロードキャストチャネルで送信されてきた安否通知情報を受信した各携帯電話端末は、その安否通知情報情報に含まれる全安否登録者の特定情報と、自端末の電話帳内の情報とのマッチングを行い、そのマッチングにより一致する特定情報が自端末の電話帳内に存在している場合には、当該一致した特定情報に対応した知人等の安否通知がなされたことを、例えばディスプレイ表示等によって当該端末のユーザに報知する。一方、上記マッチングにおいて、一致する特定情報が自端末の電話帳内に存在していない場合、その安否通知情報はその端末のユーザにとって不必要な情報であるため、本実施形態の携帯電話端末は、当該安否通知情報を無視する。
なお、ブロードキャストチャネルを用いて送信される安否通知情報は、安否登録者が登録したメッセージ等の全ての内容(つまり登録した安否情報)を含んでいても良いし、安否のみを知らせる情報であっても良し、安否登録者が登録したメッセージが安否情報サービスセンタや災害伝言板サービスサイトに登録されていることを知らせるための情報であっても良い。特に、安否情報が、上記安否のみを知らせる情報や、安否情報サービスセンタや災害伝言板サービスサイトにメッセージが登録されていることを知らせるための情報である場合には、上記安否情報サービスセンタの電話番号や災害伝言板サービスサイトのURL等を当該安否情報内に含めることが望ましい。
また、近年は、ラジオ放送電波受信用のチューナやテレビジョン放送電波受信用のチューナを内蔵した携帯電話端末も普及してきているため、それらラジオ放送電波やテレビジョン放送電波に上記特定情報を含む安否通知情報を多重化して放送しても良い。この場合、それらチューナを内蔵した携帯電話端末は、上記放送電波に多重化されている安否通知情報を受信すると、その安否通知情報に含まれる上記特定情報を用いて上述同様のマッチングを行うことになる。勿論、本発明はこれらの例に限定されず、多くの携帯電話端末に対して一度に安否通知情報を発信できる他のシステムがある場合には、そのシステムを用いて安否通知情報を送信しても良い。
また、本実施形態において、安否登録者は、特に災害伝言板サービスサイトに安否情報を登録する際には、携帯電話端末だけでなく、パーソナルコンピュータ等から行っても良い。
以上により、本発明の第1の本実施形態によれば、当該携帯電話端末のユーザは、自ら安否情報サービスセンタや災害伝言板サービスサイトへアクセスする等のような能動的な行動を起こさなくても、また、例え災害等が発生したことを知らなかったとしても、簡単且つ確実に知人や親戚等の安否を知ることができることになる。一方、本実施形態によれば、安否情報サービスセンタや災害伝言板サービスサイトへ安否情報を登録した全ての安否登録者の特定情報を含む安否通知情報がブロードキャストされるため、当該安否情報を登録した安否登録者は、自分の安否を知らせたい全ての人に一人一人直接安否を知らせることや、安否を知らせるべき人に安否を知らせ忘れるといったことが無く、簡単で迅速且つ確実に、自分の安否を知らせたい全ての人に対して伝えることができる。
〔第1の実施形態の情報通知システムの概略構成〕
図1には、本発明の第1の実施形態の情報通知システムの概念図を示す。
この図1において、本実施形態の情報通知システムは、携帯電話システムを運営する通信事業会社の通信網3と、その携帯電話システムの基地局4〜7と、その通信事業会社の携帯電話システムに加入している各加入者の携帯電話端末10〜15と、各携帯電話端末の加入者情報や安否情報サービスや災害伝言板サービスに登録される安否情報等を管理する管理センタ1と、それら加入者情報や安否情報を保持するためのデータベース2とを有して構成されている。基地局エリア内の携帯電話端末は、そのエリアを担当する基地局を通して通信事業会社の通信網3に接続可能となされており、当該通信網3を通して他の携帯電話端末や固定電話機と接続したり、管理センタ1にアクセスすることで安否情報を登録したり閲覧したりすることが可能となされている。
特に本実施形態において、例えば携帯電話端末から安否情報の登録が行われた場合、上記データベース2には、その安否情報を登録した携帯電話端末の電話番号や電子メールアドレス等のような安否情報の各登録者(安否登録者)を個々に特定可能な情報と、安否情報の内容(伝言等)と、その登録がなされた日時情報とがそれぞれ対応付けられて保存される。
また、本実施形態において、管理センタ1は、データベース2に安否情報が登録された場合、当該安否情報を登録した全ての安否登録者の特定情報を含む安否通知情報を、通信網3のブロードキャストチャネルを利用して送信する。
〔第1の実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成〕
図2には、本発明の第1の実施形態の携帯電話端末携帯電話端末の概略的な内部構成を示す。
この図2において、通信アンテナ22は、例えば内蔵アンテナであり通話やパケット通信のための信号電波の送受信を行う。通信回路21は、送受信信号の周波数変換、変調と復調等を行う。そして、上記通信アンテナ22及び通信回路21からの受信データは、制御部20へ送られる。また、通信回路21は、ブロードキャストチャネルを用いて送信されてきたデータも制御部20へ送る。特に、本実施形態の場合、上記ブロードキャストチャネルを用いて前述した安否通知情報が送信されてきた場合、通信回路21は、その安否通知情報を制御部20へ送る。
ラジオ用アンテナ31は、ラジオ放送電波を受信する。ラジオ制御部30は、ラジオ用アンテナ31により受信されたラジオ放送信号を復調等する。なお、本実施形態において、上記ラジオ放送は、地上波アナログラジオ放送、ディジタルラジオ放送の何れであっても良い。上記ラジオ制御部30にて復調等されたラジオ放送の音声データはスピーカ26へ送られる。また、ラジオ放送信号に他のデータ等が多重化されている場合、ラジオ制御部30は、その多重化データを抽出して制御部20へ送る。特に本実施形態において、ラジオ放送信号に安否通知情報が多重化されて送信されてくる場合、ラジオ制御部30は、その安否通知情報を制御部20に送る。
制御部20は、上記通信アンテナ22及び通信回路21から通話音声の受信データが供給された時には、当該通話音声の受信データを復号化し、その復号化後の通話音声データをスピーカ26へ送る。
スピーカ26は、携帯電話端末に設けられている受話用のスピーカやリンガ(着信音)、音楽再生、ラジオ放送の音声再生、アラーム音出力用のスピーカであり、ディジタル/アナログ変換器と増幅器を含み、通話音声やリンガ音,再生音楽,ラジオ放送音声のデータをアナログ音声信号に変換した後、増幅し、音響波に変換して出力する。これにより、通話音声やリンガ音,再生音楽,ラジオ放送音声が得られることになる。
マイクロホン27は、送話用のマイクロホンに相当し、増幅器とアナログ/ディジタル変換器を含み、入力された通話音声信号を増幅すると共にディジタルデータに変換して制御部20へ送る。当該入力された通話音声データは、制御部20にて符号化された後、通信回路21へ送られて変調及び周波数変換等の各種処理を受け、通信アンテナ22から送信される。
GPS(Global Positioning System)制御部32は、GPSにおける測地衛星の発信する電波をGPS用アンテナ33を介して受信すると共に、その受信電波に基づいて、自端末の現在位置の緯度及び経度を求める。このGPS制御部32がGPS用アンテナ33を介して受信したGPSデータ(緯度,経度を表す情報)は、制御部20へ送られる。
表示部23は、液晶ディスプレイ等とそのディスプレイへの表示駆動回路とを含み、上記ディスプレイ上に画像やテレビジョン画像等を表示する。
操作部24は、本実施形態の携帯電話端末の図示しない筐体上に設けられているテンキーや発話キー、クリアキー、終話/電源キー、マナーキー、メモキーなどの各キー、ジョグダイアル部或いは十字キー等と、それら各キー等の操作に応じた操作データを発生する操作信号発生部とを有している。
メモリ25は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を含む。ROMは、OS(Operating System)、制御部20が各部を制御するための制御プログラムや各種の初期設定値、フォントデータ、辞書データ、着信音やキー操作音,アラーム音用の報知音データ、電子メールの作成や編集等を行うためのアプリケーション用のプログラムコード、画像や音声に対して様々な処理を行うためのアプリケーション用プログラムコード、制御部20が本実施形態にかかる安否通知情報処理を実現するためのプログラムコード、その他、携帯電話端末に搭載される各種のアプリケーション用のプログラムコード、当該携帯電話端末の識別情報(ID)などを記憶している。このROMは、いわゆるNAND型フラッシュメモリ(NAND-type flash memory)のような書き換え可能なROMを含み、電子メールデータ、ユーザにより設定される電話帳データ、ユーザのスケジュールデータ、画像データや音楽データ、文字データや予測変換の候補単語の登録データや予測変換の学習データ、その他、各種のユーザ設定値等を保存することも可能となされている。RAMは、制御部20が各種のデータ処理を行う際の作業領域として、随時データを格納する。
なお、図2では図示を省略しているが、本実施形態の携帯電話端末は、例えばLEDやバイブレータ、カメラ、時計、外部メモリスロット、ケーブル接続端子、バッテリー等、一般的な携帯電話端末が備えている各構成要素についても当然備えている。
上記制御部20は、通信回路21における通信の制御、ラジオ制御部30によるラジオ放送受信処理の制御、GPS制御部32における位置情報取得処理の制御の他、本実施形態の携帯電話端末の各構成要素の制御や各種演算処理を行う。
特に、本実施形態において、安否通知情報が受信された時、制御部20は、その安否通知情報に含まれる全安否登録者の特定情報と、自端末の電話帳内の情報とのマッチングを行い、そのマッチングにより一致する特定情報が自端末の電話帳内に存在している場合には、その一致した特定情報に対応した知人等の安否に関する情報を、表示部23のディスプレイ上に表示させることで当該端末のユーザに報知する。一方、上記マッチングにおいて、一致する特定情報が自端末の電話帳内に存在していない場合、制御部20は、当該安否通知情報を無視(例えば破棄)する。なお、安否に関する情報をユーザに報知する方法としては、例えばLEDを点灯或いは点滅させたり、スピーカから所定の報知音を出力させたり、バイブレータを振動させるなどの方法を用いても良い。また、安否通知情報の内容をユーザに知らせる場合には、その安否通知情報の内容をディスプレイ上に一覧表示したり、電話帳をディスプレイ上に表示すると共に、その電話帳上で安否通知情報の特定情報に該当する者の色を変更する等の方法を採ることができる。
〔第1の実施形態における安否情報登録処理〕
図3には、管理センタ1において、安否情報が登録された時に、安否通知情報をブロードキャストチャネルを用いて各携帯電話端末へ送信するまでの処理の流れを示す。
図3において、管理センタ1は、ステップS1にて、安否情報サービスや災害伝言板サービスによる安否情報の登録のためのアクセスがあると、当該図3のフローチャートの処理を開始する。なお、当該アクセスが安否情報サービスセンタへのアクセスである場合、上記管理センタ1へのアクセスは例えば携帯電話端末や固定電話から電話により行われることになり、また、災害伝言板サービスサイトへのアクセスである場合、上記管理センタ1へのアクセスは例えば携帯電話端末やパーソナルコンピュータのウェブ接続機能を用いて行われることになる。
以下の説明では、携帯電話端末のウェブ接続機能を用いて災害伝言板サービスサイトへのアクセスがあり、ユーザの特定情報として例えば携帯電話端末の電話番号が用いられる場合を例に挙げて説明する。
先ず、管理センタ1は、ステップS2の処理として、携帯電話端末のウェブ接続機能を用いて、ユーザから安否情報と当該携帯電話端末の電話番号の入力がなされると、その安否情報と携帯電話端末の電話番号及び登録日時情報を対応付けてデータベース2に登録する。
そして、管理センタ1は、ステップS3〜ステップS5の処理として、登録後一定時間αが経過する前の安否通知情報(電話番号と登録日時情報を含む)を、一定時間β毎にブロードキャストチャネルを用いて送信する。なお、このときの送信対象となるのは、例えば、上記災害伝言板サービスサイトを運営している通信事業会社のサービスを利用している携帯電話端末である。また、上記一定時間αと一定時間βの間にはα>βの関係がある。
すなわち、本実施形態のような携帯電話システムの場合、送信対象となる全ての携帯電話端末が常に上記安否通知情報を受け取ることができる状態であるとは限らない。例えば、携帯電話端末が電源オフ状態となっていたり、通信可能圏外に居ることもある。
このため、本実施形態において、管理センタ1は、ステップS3で安否通知情報を送信するにあたり、ステップS5の処理として、前回の送信から一定時間βが経過するまで待ち、一定時間βが経過した後に、再度安否通知情報をブロードキャストチャネルで送信するようにしている。本実施形態では、このように一定時間β毎に安否通知情報を送信することにより、以前の送信時に安否通知情報を受け取ることができる状態になかった携帯電話端末に対しても安否通知情報を送信することが可能となる。
また、本実施形態のように上記災害伝言板サービスサイトに安否情報を登録するシステムの場合、当該災害伝言板サービスサイトに登録される安否情報の数は、時間と共に増加していくことが予想される。一方、登録後、充分時間が経過した安否情報は、それ以上送信する必要性が薄れた情報であると考えて差し支えないと思われる。
このため、本実施形態において、管理センタ1は、安否通知情報を送信した後、安否情報が登録されてから一定時間αが経過した場合には、当該安否情報に対応した安否通知情報の送信を停止する。すなわち、管理センタ1は、ステップS4の処理として、各安否情報毎に、登録後一定時間αが経過したか否か判定しており、一定時間αが経過する前の安否情報についてはステップS5へ処理を進めて更にステップS3、ステップS4の処理を繰り返し、一定時間αが経過した安否情報については、ステップS6の処理としてその安否通知情報の送信を停止する。本実施形態では、このように、登録されてから時間が充分経過した安否情報に対応した安否通知情報の送信を停止することにより、不必要に安否通知情報を送信しないようにしている。
なお、当該安否通知情報の送信が停止された安否情報は、災害伝言板にそのまま残しておく。また、上記災害伝言板の登録された安否情報はその後に安否登録者により変更等されて更新されることも考えられる。本実施形態では、上記安否情報の更新がなされた時には、新しい安否情報の登録と同じ扱いにする。
〔第1の実施形態における安否通知情報の受信処理〕
図4には、図3のようにしてブロードキャストチャネルを用いて送信された安否通知情報を受信した携帯電話端末側の処理の流れを示す。なお、この図4の処理は、主に、携帯電話端末の制御部20がメモリ25内の安否通知情報処理用プログラムを実行することにより行われる処理である。
図4において、本実施形態の携帯電話端末の制御部20は、ステップS11にて、上述のようにブロードキャストチャネルを用いて送信されてきた安否通知情報を通信回路21が受信すると、当該図4のフローチャートの処理を開始する。
先ず、制御部20は、ステップS12の処理として、その安否通知情報に含まれている電話番号と、自端末の電話帳内に登録されている電話番号とのマッチングを行う。
次に、制御部20は、ステップS13の処理として、上記受信した安否通知情報に含まれている電話番号と同じ電話番号が自端末の電話帳内に登録されていたか否か判断し、同じ電話番号が登録されていた時にはステップS14へ処理を進める。一方、同じ電話番号が登録されていない時には、その安否通知情報は当該携帯電話端末のユーザにとって必要のない情報だと判断して、何も処理を行わずにステップS17へ処理を進める。
ステップS14の処理に進むと、制御部20は、その電話番号に対応した安否情報を既に取得しており、例えばメモリ25内に既に登録されているか否か判定し、既に登録されている時にはステップS15へ処理を進める。一方、未だ登録されていない時にはステップS16へ処理を進め、その安否情報をメモリ25に登録した後、ステップS17へ処理を進める。なお、当該メモリ25内における安否情報の登録先は電話帳であっても良いし、その他の場所であっても良い。
ステップS15の処理に進むと、制御部20は、上記受信した安否通知情報により知らされる安否情報の内容と上記既に登録されている安否情報の内容とを比較し、上記受信した安否通知情報により知らされる安否情報の内容が上記登録されている安否情報の内容に対して何も変更がなされていない時には、その安否通知情報は当該携帯電話端末のユーザにとって既に必要が無くなった情報だと判断して、何も処理を行わずにステップS17へ処理を進める。ステップS17へ処理を進める。一方、上記受信した安否通知情報により知らされる安否情報の内容が上記既に登録されている安否情報に対して変更されている時、つまり登録済みの安否情報と新たな安否情報との間に差があるときには、ステップS16にて、上記既に登録されている安否情報に当該変更内容を反映させた後、ステップS17へ処理を進める。
ステップS17の処理に進むと、制御部20は、他の安否通知情報が有るか検索し、他の安否通知情報が有る時にはステップS12へ処理を戻して上述の処理を繰り返し、一方、他の安否通知情報が無い時には、上記受信した全ての安否通知情報についてユーザに必要な情報か不必要な情報かの判断が終わったことになるため、ステップS18へ処理を進める ステップS18の処理に進むと、制御部20は、メモリ25に新規に登録された安否情報や更新がなされた安否情報を、例えば一覧表示情報にして表示部23に送って表示させることで、ユーザに通知を行う。
なお、上述の図3,図4の説明では、安否通知情報を送信する送信者を通信事情会社の管理センタ1とした例を挙げたが、例えば、ラジオ放送電波に安否通知情報を多重して送信した場合には、上記図3の説明における管理センタ1がラジオ放送局となり、上記図4の説明における通信回路21がラジオ制御部30となる。
〔第2の実施形態の概要〕
上述の第1の実施形態では、安否情報サービスセンタや災害伝言板サービスサイトへの安否情報の登録と安否通知情報のブロードキャストを例に挙げているが、安否情報以外の使い方として、例えば携帯電話端末内の電話帳に登録されている情報の変更にも本発明は適用可能である。
例えば電話番号や電子メールアドレス等が変更になった場合、従来は、ユーザ自身が把握している人に電話番号等が変更になったことを連絡していた。また、通信事業会社が変更連絡サービスを提供することも行われている。何れにしても、ユーザが把握できている人にのみ、電話番号等の変更通知が届けられることになる。しかしながら、実際に変更通知を届けたい相手は、自分の電話番号を知っている人であるが、誰が自分の電話番号を知っているかユーザが全て知ることは略々不可能である。特に、営業職のように、仕事で携帯電話端末を使用している人は、変更通知を出すべき全ての人に変更通知を出すことは殆ど不可能である。
そこで、本発明の第2の実施形態では、上述した第1の実施形態における安否通知情報の代わりに、電話番号や電子メールアドレス等の変更情報を、ブロードキャストチャネルなどを利用して送信することにより、変更通知を行いたい人(以下、変更通知送信者と表記する)の電話番号等を携帯電話端末の電話帳内に登録している全ての人(以下、変更通知受信者と表記する)に対して、当該変更通知送信者からの変更通知を送ることができる。また、本発明の第2の実施形態では、上記変更通知が送信された時、その変更通知を受け取るべき各変更通知受信者の各携帯電話端末の電話帳を、その変更通知の内容にしたがって書き換えても良い。
〔第2の実施形態の情報通知システム〕
第2の実施形態の情報通知システムの構成は前述した図1と同じである。
この第2の実施形態の場合の情報通信システムの場合、管理センタ1は、各携帯電話端末の加入者情報と変更通知サービスに登録される変更情報を管理する。また、データベース2は、それら加入者情報や変更情報を保持する。
そして、当該第2の実施形態において、例えば携帯電話端末から変更情報の登録が行われた場合、上記データベース2には、その変更情報を登録した携帯電話端末の電話番号や電子メールアドレス等のような変更通知の各登録者(以下、変更通知登録者と表記する)を個々に特定可能な情報と、変更情報の内容(変更後の電話番号や電子メールアドレス等)と、その登録がなされた日時情報とがそれぞれ対応付けられて保存される。
また、この第2の実施形態において、管理センタ1は、データベース2に変更情報が登録された場合、当該変更情報を登録した全ての変更通知登録者の特定情報を含む変更通知情報を、通信網3のブロードキャストチャネルを利用して送信する。
なお、この第2の実施形態において、変更通知サービスは、ユーザが電話を架けることにより変更情報の登録を行うサービスや、ウェブ接続機能を介してウェブサイト上で変更情報を登録するサービスの何れであっても良い。
〔第2の実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成〕
第2の実施形態の携帯電話端末の内部構成は前述した図2と同じである。
この第2の実施形態の携帯電話端末の場合、メモリ25には、制御部20が本実施形態にかかる変更通知処理を実現するためのプログラムコードが保存されている。
また、第2の実施形態の場合、変更通知情報が通信回路21やラジオ制御部30にて受信された時、制御部20は、その変更通知情報に含まれる全変更通知登録者の特定情報と、自端末の電話帳内の情報とのマッチングを行い、そのマッチングにより一致する特定情報が自端末の電話帳内に存在している場合には、その一致した特定情報に対応した人に関する電話帳情報等を、表示部23のディスプレイ上に表示させることで当該端末のユーザに報知する。一方、上記マッチングにおいて、一致する特定情報が自端末の電話帳内に存在していない場合、制御部20は、当該変更通知情報を無視(例えば破棄)する。なお、変更通知情報をユーザに報知する方法としては、第1の実施形態同様に、例えばLEDを点灯或いは点滅させたり、スピーカから所定の報知音を出力させたり、バイブレータを振動させるなどの方法を用いても良い。また、変更通知情報の内容をユーザに知らせる場合には、その変更通知情報の内容をディスプレイ上に一覧表示したり、電話帳をディスプレイ上に表示すると共に、その電話帳上で変更通知情報の該当者の色を変更する等の方法を採ることができる。
また、本発明の第2の実施形態の場合、制御部20は、上記受信した変更通知情報が電話帳内に存在していた時、当該電話帳の内容を、その変更通知の内容にしたがって書き換えても良い。
〔第2の実施形態における変更情報登録処理〕
図5には、管理センタ1において、変更通知の送信のリクエストがなされた時に、その変更通知情報をブロードキャストチャネルを用いて各携帯電話端末へ送信するまでの処理の流れを示す。この図5では、ユーザの特定情報として例えば携帯電話端末の電話番号が用いられる場合を例に挙げて説明する。
図5において、管理センタ1は、ステップS21にて、変更通知サービスによる変更情報の登録のためのリクエストがあると、当該図5のフローチャートの処理を開始する。
先ず、管理センタ1は、ステップS22の処理として、ユーザから変更情報と携帯電話端末の電話番号の入力がなされると、その変更情報と携帯電話端末の電話番号及び登録日時情報を対応付けてデータベース2に登録する。
そして、管理センタ1は、ステップS23〜ステップS25の処理として、登録後一定時間αが経過する前の全ての変更通知情報(電話番号と登録日時情報を含む)を、一定時間β毎にブロードキャストチャネルを用いて送信する。なお、このときの送信対象となるのは、例えば上記災害伝言板サービスサイトを運営している通信事業会社のサービスを利用している携帯電話端末である。また、上記一定時間αと一定時間βの間には前述同様にα>βの関係がある。
すなわち、本実施形態のような携帯電話システムの場合、送信対象となる全ての携帯電話端末が常に上記変更通知情報を受け取ることができる状態であるとは限らないため、管理センタ1は、ステップS23で変更通知情報を送信するにあたり、ステップS25の処理として、前回の送信から一定時間βが経過するまで待ち、一定時間βが経過した後に、再度変更通知情報をブロードキャストチャネルで送信するようにしている。本実施形態では、このように一定時間β毎に変更通知情報を送信することにより、以前の送信時に変更通知情報を受け取ることができる状態になかった携帯電話端末に対しても変更通知情報を送信することが可能となる。
また、本実施形態のように上記変更情報を登録するシステムの場合、データベース2に登録される変更情報の数は、時間と共に増加していくことが予想される。一方、登録後、充分時間が経過した変更情報は、それ以上送信する必要性が薄れた情報であると考えて差し支えないと思われる。
このため、本実施形態において、管理センタ1は、変更通知情報を送信した後、それに対応した変更情報が登録されてから一定時間αが経過した場合には、当該変更通知情報の送信を停止する。すなわち、管理センタ1は、ステップS24の処理として、各変更情報毎に、登録後一定時間αが経過したか否か判定しており、一定時間αが経過する前の変更情報についてはステップS25へ処理を進めて更にステップS23、ステップS24の処理を繰り返し、一定時間αが経過した変更情報については、ステップS26の処理としてその変更通知情報の送信を停止する。本実施形態では、このように、変更情報が登録されてから時間が充分経過した変更通知情報の送信を停止することにより、不必要に変更通知情報を送信しないようにしている。
なお、当該送信を停止した変更情報は、データベース2にそのまま残しておいてもよいが、有る程度の期間が過ぎた後は削除することが望ましい。また、上記登録された変更情報はその後に変更通知登録者により変更等されて更新されることも考えられる。本実施形態では、上記変更情報の更新がなされた時には、新しい変更情報の登録と同じ扱いにする。
〔第2の実施形態における変更通知情報の受信処理〕
図6には、図5のようにしてブロードキャストチャネルを用いて送信された変更通知情報を受信した携帯電話端末側の処理の流れを示す。なお、この図6の処理は、主に、携帯電話端末の制御部20がメモリ25内の変更通知処理用プログラムを実行することにより行われる処理である。
図6において、本実施形態の携帯電話端末の制御部20は、ステップS31にて、上述のようにブロードキャストチャネルを用いて送信されてきた変更通知情報を通信回路21が受信すると、当該図6のフローチャートの処理を開始する。
先ず、制御部20は、ステップS32の処理として、その変更通知情報に含まれている電話番号と、自端末の電話帳内に登録されている電話番号とのマッチングを行う。
次に、制御部20は、ステップS33の処理として、上記受信した変更通知情報に含まれている電話番号と同じ電話番号が自端末の電話帳内に登録されていたか否か判断し、同じ電話番号が登録されていた時にはステップS34へ処理を進める。一方、同じ電話番号が登録されていない時には、その変更通知情報は当該携帯電話端末のユーザにとって必要のない情報だと判断して、何も処理を行わずにステップS36へ処理を進める。
ステップS34の処理に進むと、制御部20は、その電話番号に対応した変更通知情報を既に受信しており、その変更内容と例えば電話帳内の登録内容とで差分があるか否か判定し、差分がない時には、上記変更内容が上記電話帳内の登録内容に対して何も変更がなされていない時には、その変更通知情報は当該携帯電話端末のユーザにとって既に必要が無くなった情報だと判断して、何も処理を行わずにステップS36へ処理を進める。一方、その変更内容と電話帳内の登録内容とに差分がある時には、ステップS35へ処理を進め、その変更内容を電話帳内の登録内容に反映させた後、ステップS36へ処理を進める。
ステップS36の処理に進むと、制御部20は、他の変更通知情報が有るか検索し、他の変更通知情報が有る時にはステップS32へ処理を戻して上述の処理を繰り返し、一方、他の変更通知情報が無い時には、上記受信した全ての変更通知情報についてユーザに必要な情報か不必要な情報かの判断が終わったことになるため、ステップS37へ処理を進める ステップS37の処理に進むと、制御部20は、電話帳に反映された変更内容を、例えば一覧表示情報にして表示部23に送って表示させることで、ユーザに通知を行う。
なお、上述の図5,図6の説明では、変更通知情報を送信する送信者を通信事情会社の管理センタ1とした例を挙げたが、例えば、ラジオ放送電波に変更通知情報を多重して送信した場合には、上記図5の説明における管理センタ1がラジオ放送局となり、上記図6の説明における通信回路21がラジオ制御部30となる。
上述した第2の実施形態では、変更内容を知らせたい場合を例に挙げているが、変更内容を知らせたくない相手を管理センタ1に登録することも可能である。
〔まとめ〕
以上説明したように、本発明実施形態によれば、安否や変更通知を伝えたい人は、安否情報や変更通知を登録するだけで、伝えたい相手に簡単且つ確実に伝えることが出来るようになる。すなわち、本発明実施形態によれば、安否や変更通知を一人一人に連絡する必要がなく、伝えるべき人全員に伝えることができるため、安否や変更通知を伝えたい人の労力を大幅に削減することができる。また、安否や変更通知は、ブロードキャストされ、全ての携帯電話端末に送られるため、伝え忘れることが無い。
また、本発明実施形態によれば、安否や変更通知を受信した側では、通知元が電話帳に登録されていなければ不必要な情報についてはそれ以上の処理を行わないため、情報を受信した携帯電話端末のユーザは、不必要な情報の処理に悩まされることが無い。さらに、通知元が電話帳に登録されている場合は、自動的にその情報が反映されるため、ユーザが能動的に情報を反映させる等の操作が必要無い。
なお、上述した各実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
例えば、上述の実施形態では、携帯電話端末を例に挙げているが、本発明は、ブロードキャストされる情報を受信可能な機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant),カーナビゲーション装置,携帯型テレビゲーム装置等の携帯通信端末にも適用可能である。
また、上述の実施形態では、電話帳の各個人情報を用いる例を挙げたが、電話帳に登録されている情報は個人情報に限定されず、例えば本発明の第2の実施形態は、会社等の電話番号の変更にも適用できることは言うまでもない。
また、第2の実施形態にて説明した変更通知によれば、電話番号や電子メールアドレスの変更だけでなく、電話帳内において例えば電話番号と対応付けられている相手先の顔写真画像データの変更や住所の変更などにも適用可能である。
さらに、上述の第1,第2の実施形態は別個に説明したが、第1,第2の実施形態で説明した処理は同時若しくは連続して行われても良い。すなわち例えば、ブロードキャストチャネルを用いて変更通知と安否通知が行われた場合、変更通知により電話番号等の変更を行うと共に安否通知を行っても良い。
本発明実施形態の情報通知システムの概念図である。 本実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の管理センタにおいて、安否情報が登録された時に、安否通知情報をブロードキャストチャネルを用いて各携帯電話端末へ送信するまでの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態の携帯電話端末において、ブロードキャストチャネルを用いて送信された安否通知情報を受信した時の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態の管理センタにおいて、変更情報が登録された時に、その変更通知情報をブロードキャストチャネルを用いて各携帯電話端末へ送信するまでの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態の携帯電話端末において、ブロードキャストチャネルを用いて送信された変更通知情報を受信した時の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 管理センタ、2 データベース、3 通信網、4〜7 基地局、10〜15 携帯電話端末、20 制御部、21 通信回路、22 通信アンテナ、23 表示部、24 操作部、25 メモリ、26 スピーカ、27 マイクロホン、30 ラジオ制御部、31 ラジオ用アンテナ、32 GPS制御部、33 GPS用アンテナ

Claims (15)

  1. ブロードキャスト信号を受信可能な受信手段と、
    複数の個人を各々特定可能な個人特定情報を少なくとも保持する保持手段と、
    使用者が認識可能な所定の報知を行う報知手段と、
    上記受信手段が受信したブロードキャスト信号から、通知登録を行った全ての登録者を個々に特定可能な登録者特定情報を少なくとも含む通知情報を取り出し、その通知情報から取り出した全ての登録者特定情報と上記保持手段が保持する個人特定情報とを比較し、当該比較により上記個人特定情報と上記登録者特定情報とに一致がある場合、上記報知手段を通じて利用者に所定の報知を行う制御手段とを有する
    ことを特徴とする携帯通信端末。
  2. 請求項1記載の携帯通信端末であって、
    上記通知情報は、上記通知登録を行った登録者の安否情報であることを特徴とする携帯通信端末。
  3. 請求項2記載の携帯通信端末であって、
    上記保持手段は、既に受信した安否情報を上記個人特定情報と対応付けて保持し、
    上記制御手段は、上記保持手段に保持済みの安否情報と新たな安否情報とを比較し、当該保持済みの安否情報と新たな安否情報との間に差がある時には、上記保持済みの安否情報に上記新たな安否情報の内容を反映させて上記保持手段に保持させると共に、上記報知手段を通じて利用者に所定の報知を行わせることを特徴とする携帯通信端末。
  4. 請求項1記載の携帯通信端末であって、
    上記通知情報は、上記保持手段に保持されている各個人特定情報又はそれら各個人特定情報に各々対応付けられている他の情報の変更情報であることを特徴とする携帯通信端末。
  5. 請求項4記載の携帯通信端末であって、
    上記制御手段は、上記保持手段に保持されている各個人特定情報又はそれら各個人特定情報に各々対応付けられている他の情報と上記変更情報との差分を求め、それら情報間に差分が有る時には、上記保持手段に保持されている各個人特定情報又はそれら各個人特定情報に各々対応付けられている他の情報を、上記差分に基づいて更新することを特徴とする携帯通信端末。
  6. 請求項1記載の携帯通信端末であって、
    上記受信手段は、携帯電話システムのブロードキャストチャネルを用いて送信される上記ブロードキャスト信号を受信することを特徴とする携帯通信端末。
  7. 請求項1記載の携帯通信端末であって、
    上記受信手段は、所定の放送システムにより放送される上記ブロードキャスト信号を受信することを特徴とする携帯通信端末。
  8. 請求項1記載の携帯通信端末であって、
    上記制御手段は、上記比較にて上記個人特定情報と上記登録者特定情報とが一致しない時、上記通知情報を無視することを特徴とする携帯通信端末。
  9. 請求項3記載の携帯通信端末であって、
    上記制御手段は、上記保持済みの安否情報と新たな安否情報との間に差が無い時、上記通知情報を無視することを特徴とする携帯通信端末。
  10. 請求項5記載の携帯通信端末であって、
    上記制御手段は、上記保持手段に保持されている各個人特定情報又はそれら各個人特定情報に各々対応付けられている他の情報と上記変更情報との間に差分が無い時、上記通知情報を無視することを特徴とする携帯通信端末。
  11. 所定の通知登録を行った全ての登録者を個々に特定可能な登録者特定情報を少なくとも含む通知情報を、ブロードキャスト信号により送信するブロードキャスト信号送信装置と、
    上記ブロードキャスト信号を受信し、そのブロードキャスト信号から上記通知情報を取り出し、内部に保持している複数の個人を各々特定可能な個人特定情報と、上記通知情報に含まれる登録者特定情報とを比較し、その比較にて上記個人特定情報と上記登録者特定情報とが一致した時、利用者に対して所定の報知を行う携帯通信端末とを有する
    ことを特徴とする情報通知システム。
  12. 請求項11記載の情報通知システムであって、
    上記ブロードキャスト信号送信装置は、上記通知登録が行われた後、第1の一定時間経過後に、当該通知登録に対応した通知情報の送信を停止することを特徴とする情報通知システム。
  13. 請求項11記載の情報通知システムであって、
    上記ブロードキャスト信号送信装置は、第2の一定時間毎に、上記通知情報を含むブロードキャスト信号の送信を行うことを特徴とする情報通知システム。
  14. ブロードキャスト信号を受信手段が受信するステップと、
    制御手段が、上記受信手段が受信したブロードキャスト信号から、通知登録を行った全ての登録者を個々に特定可能な登録者特定情報を少なくとも含む通知情報を取り出すステップと、複数の個人を各々特定可能な個人特定情報を少なくとも保持する保持手段の上記個人特定情報と上記通知情報から取り出した全ての登録者特定情報とを比較するステップと、その比較により上記個人特定情報と上記登録者特定情報とに一致がある場合、報知手段を通じて、利用者が認識可能な所定の報知を行うステップとを有する
    ことを特徴とする情報通知方法。
  15. 所定の通知登録を行った全ての登録者を個々に特定可能な登録者特定情報を少なくとも含む通知情報を、ブロードキャスト信号送信装置がブロードキャスト信号により送信するステップと、
    携帯通信端末が、上記ブロードキャスト信号を受信するステップと、そのブロードキャスト信号から上記通知情報を取り出すステップと、内部に保持している複数の個人を各々特定可能な個人特定情報と上記通知情報に含まれる登録者特定情報とを比較するステップと、その比較により上記個人特定情報と上記登録者特定情報とに一致がある場合、利用者に対して所定の報知を行うステップとを有する
    ことを特徴とする情報通知方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013021807A1 (ja) * 2011-08-10 2013-02-14 株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信システム、及びサーバ並びにメッセージ通知方法
JP2013109557A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 安否確認システム、安否確認方法

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