JP2006303611A - 映像処理装置,映像処理方法,およびコンピュータプログラム - Google Patents

映像処理装置,映像処理方法,およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 シーケンスの並べ替えが必要な情報圧縮による映像データの場合でも所定時間遡った時点から記録することが可能な映像処理装置を提供する。
【解決手段】 リオーダリングを行い,画像信号をピクチャに符号化する映像処理装置は,前方のピクチャ群とは独立している独立ピクチャ群に符号化する独立符号化部(116)と;非独立ピクチャ群に符号化する非独立符号化部(117)と;記録開始指示が受付けられるまでは独立符号化部に対して符号化するよう指示し,上記記録開始指示が受付けられた後は非独立符号化部に対して符号化するよう指示する符号化指示部(113)と;上記独立ピクチャ群又は上記非独立ピクチャ群を記憶する記憶部と;記録開始指示が受付けられると,記録開始指示が受付けられた時点から所定時間遡り,その遡った時点の近傍に存在する上記独立ピクチャ群から順に取得する取得部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は,映像処理装置,映像処理方法,およびコンピュータプログラムに関する。
近年,情報技術の発達に伴い,ディジタル化された映像データを,大容量・低価格化している半導体メモリ,DVD(Digital Versatile Disc),またはハードディスクドライブ(HDD)などに記録することが可能になっている。
また,決定的瞬間などの撮影の好機を逃さず撮影することができるように,記録指令に応じてその時点から一定時間遡って映像データを記録する装置が存在する(例えば,特許文献1参照)。
ディジタル化された音声・画像等からなる映像データを半導体メモリなどの格納手段に記録する際,入力する映像信号をディジタル信号処理し,映像データに符号化する情報圧縮処理が行われる。
特開平11−4410号公報
しかしながら,ディジタル化された映像データのなかでも圧縮効率の効率化等のために,入力する映像信号通りに情報圧縮するのではなく,映像信号のシーケンスの並べ替え(リオーダリング)が必要な映像データが存在するが,かかる映像データの場合,記録指令を受けて一定時間遡った時点の映像データの先頭部分に余分なデータが含まれてしまう等のため,所定時間遡った時点からの映像データを正常に記録することができなかった。
本発明は,上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,シーケンスの並べ替えが必要な情報圧縮による映像データの場合でも所定時間遡った時点から記録することが可能な,新規かつ改良された映像処理装置,映像処理方法,コンピュータプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,映像信号に構成される画像信号のシーケンスを入れ替えるリオーダリングを行い,該画像信号をピクチャに符号化する映像処理装置が提供される。上記映像処理装置は,1又は2フレーム以上の上記ピクチャをグループ化し,少なくとも前方又は後方のピクチャ群とは独立している独立ピクチャ群に符号化する独立符号化部と;1又は2フレーム以上の上記ピクチャをグループ化し,前方又は後方のうち少なくともいずれか一方のピクチャ群と関連性がある非独立ピクチャ群に符号化する非独立符号化部と;記録開始又は記録終了の記録指示を受付けることが可能な記録指示受付部と;上記記録受付部により上記記録開始指示が受付けられるまでは上記独立符号化部又は上記非独立符号化部のうちいずれか一方に対して符号化するよう指示し,上記記録開始指示が受付けられた後は上記非独立符号化部に対して符号化するよう指示する符号化指示部と;上記独立符号化部又は上記非独立符号化部のうちいずれか一方から出力されてくる順に上記独立ピクチャ群又は上記非独立ピクチャ群を記憶する記憶部と;上記記録受付部によって記録開始指示が受付けられると,上記記憶部に格納された複数の上記独立ピクチャ群又は上記非独立ピクチャ群について,その記録開始指示が受付けられた時点から所定時間遡り,その遡った時点の近傍に存在する上記独立ピクチャ群から順に1又は2以上の独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群を取得する取得部とを備えることを特徴としている。
本発明によれば,記録開始指示があるまでは,独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群のうち少なくとも一方を記憶部に一時的に記憶し,記録開始指示があると,記憶部に記憶された独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群のうち,所定時間遡った時点に対応する独立ピクチャ群を先頭に取得し,以降順に独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群を取得する。記録開始指示以降は非独立ピクチャ群を記憶部に格納する。かかる構成によれば,所定時間遡った時点に対応するピクチャ群を前後のピクチャ群に左右されず独立して取得することができるため,予め前もって映像を記憶しておけば,所定時間遡った映像をストリームとして取得することができる。
上記取得部は,上記遡った時点の近傍に存在する上記独立ピクチャ群の先頭位置又は先頭ピクチャから順に取得するように構成してもよい。かかる構成によれば,画像と音声等のリップシンクが容易になる。
上記独立ピクチャ群に含まれる各ピクチャは,少なくとも前方のピクチャ群に含むピクチャを参照せずに,その独立ピクチャ群内で独立して復号されるようにしてもよい。
上記非独立ピクチャ群に含まれる各ピクチャは,前方又は後方の独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群に含まれるピクチャが参照されることで,復号されるようにしてもよい。
上記映像処理装置は,記録媒体に記録可能な記録部をさらに備え,上記記録部は,上記取得部により取得される上記独立ピクチャ群又は上記非独立ピクチャ群を順に上記記録媒体に記録するようにしてもよい。かかる構成によれば,映像処理装置は,キャッシュRECで現時点よりも過去の映像を所定時間遡って記録媒体に記録することができ,決定的場面(又は,シーン)を逃さずに記録することができる。
上記記録部は,上記取得部により上記遡った時点の近傍に存在する上記独立ピクチャ群から順に取得された上記独立ピクチャ群又は上記非独立ピクチャ群を上記記録媒体に記録し,上記記録開始指示が受付けられた以降は上記非独立符号化部が符号化し取得部により取得された上記非独立ピクチャ群を上記記録媒体に記録するように構成してもよい。
上記記録部は,上記取得部により上記遡った時点の近傍に存在する上記独立ピクチャ群から順に取得された上記独立ピクチャ群又は上記非独立ピクチャ群を上記記録媒体に記録するのと並行して,上記記録指示が受付けられた後上記非独立符号化部が符号化し取得部により取得された上記非独立ピクチャ群を上記記録媒体に記録するようにしてもよい。
上記符号化指示部は,上記記録受付部により上記記録開始指示が受付けられるまでは上記独立符号化部に対して符号化するよう指示し,上記記録受付部により上記記録開始指示が受付けられた以降は上記非独立符号化部に対して符号化するよう指示するようにしてもよい。
上記ピクチャは,ピクチャ内独立の符号化手法で符号化されるIピクチャ,片方向予測の符号化手法で符号化されるPピクチャ,または双方向予測の符号化手法で符号化されるBピクチャのうち少なくとも一方であるように構成してもよい。
上記独立ピクチャ群は,CLOSED GOPであるようにしてもよく,上記非独立ピクチャ群は,OPEN GOPであるようにしてもよい。
上記映像処理装置は,映像信号に構成される音声信号をオーディオデータに符号化するオーディオ符号化部と;上記独立ピクチャ群又は上記非独立ピクチャ群のうち少なくとも一方のピクチャ群と,上記オーディオデータとを同期させ,該ピクチャ群とオーディオデータとを含んだメディアデータを出力するメディア符号化部をさらに備えるようにしてもよい。
上記映像処理装置は,映像信号に構成される画像信号及び/又は音声信号に関する属性信号をメタデータに符号化するメタ符号化部をさらに備え,上記メディア符号化部は,上記独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群のうち少なくとも一方のピクチャ群と,上記オーディオデータと,上記メタデータとを同期させ,該ピクチャ群とオーディオデータとメタデータとを含んだメディアデータを出力するように構成してもよい。
上記メディアデータは,1又は2個以上のパケットデータであるように構成してもよい。かかる構成により,装置内でメディアデータを内部転送できる,または,ネットワークを介して外部装置に転送することができる。
上記映像処理装置は,映像信号に構成される音声信号を1又は2フレーム以上のオーディオデータに符号化するオーディオ符号化部と;上記独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群のうち少なくとも一方のピクチャ群に含まれるピクチャと,上記オーディオデータとを1又は2フレーム以上の単位で同期させ,該ピクチャとオーディオデータとを含んだメディアデータを出力するメディア符号化部をさらに備えるように構成してもよい。
上記映像処理装置は,上記映像信号に構成される画像信号及び/又は音声信号に関する属性信号を1又は2フレーム以上のメタデータに符号化するメタ符号化部をさらに備え,メディア符号化部は,独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群のうち少なくとも一方のピクチャ群に含まれるピクチャと,上記オーディオデータと,上記メタデータとを1又は2フレーム以上の単位で同期させ,該ピクチャとオーディオデータとメタデータとを含んだメディアデータを出力するように構成してもよい。
なお,映像信号には,画像信号,音声信号,または属性信号のうち少なくとも一方が含まれるように構成してもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,画像信号のシーケンスを入れ替えるリオーダリングを行い,該画像信号をピクチャに符号化する映像処理方法が提供される。上記映像処理方法は,記録開始指示が受付けられるまで,1又は2フレーム以上のピクチャをグループ化し,少なくとも前方又は後方のピクチャ群とは独立している独立ピクチャ群に符号化する独立符号化工程,又は,1又は2フレーム以上のピクチャをグループ化し,前方又は後方のうち少なくともいずれか一方のピクチャ群と関連性がある非独立ピクチャ群に符号化する非独立符号化工程のうちいずれか一方の符号化工程を実行し,記憶部に上記独立ピクチャ群又は上記非独立ピクチャ群を格納する第1格納工程と;記録開始指示が受付けられると,第1格納工程で記憶部に格納された複数の独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群について,その記録開始指示が受付けられた時点から所定時間遡り,その遡った時点の近傍に存在する独立ピクチャ群から順に1又は2以上の独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群を取得する第1取得工程と;記録開始指示が受付けられた後は非独立符号化工程を実行し,非独立ピクチャ群を上記記憶部に格納する第2格納工程とを含むことを特徴としている。
上記映像処理方法は,第1取得工程で取得した独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群を記録媒体に記録する第1記録工程をさらに含むように構成してもよい。
上記映像処理方法は,第2格納工程で記憶部に格納された非独立ピクチャ群を取得する第2取得工程と;上記第2取得工程で取得した非独立ピクチャ群を記録媒体に記録する第2記録工程をさらに含むように構成してもよい。
上記映像処理方法は,音声信号をオーディオデータに符号化するオーディオ符号化工程と;上記画像信号及び/又は音声信号に関する属性信号をメタデータに符号化するメタ符号化工程と;上記独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群のうち少なくとも一方のピクチャ群と,上記オーディオデータと,上記メタデータとを同期させ,該ピクチャ群とオーディオデータとメタデータとを含んだメディアデータを出力するメディアデータ出力工程とをさらに含むように構成してもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,画像信号のシーケンスを入れ替えるリオーダリングを行い,該画像信号をピクチャに符号化する映像処理方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムが提供される。上記コンピュータプログラムは,1又は2フレーム以上の上記ピクチャをグループ化し,少なくとも前方又は後方のピクチャ群とは独立している独立ピクチャ群に符号化する独立符号化手段と;1又は2フレーム以上のピクチャをグループ化し,前方又は後方のうち少なくともいずれか一方のピクチャ群と関連性がある非独立ピクチャ群に符号化する非独立符号化手段と;記録開始又は記録終了の記録指示を受付けることが可能な記録指示受付手段と;上記記録受付手段により記録開始指示が受付けられるまでは独立符号化手段又は非独立符号化手段のうちいずれか一方に対して符号化するよう指示し,記録開始指示が受付けられた後は非独立符号化手段に対して符号化するよう指示する符号化指示手段と;独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群を記憶部に格納する格納手段と;記録受付手段によって記録開始指示が受付けられると,上記記憶部に格納された複数の独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群について,その記録開始指示が受付けられた時点から所定時間遡り,その遡った時点の近傍に存在する独立ピクチャ群から順に1又は2以上の独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群を取得する取得手段とを含むことを特徴としている。
以上説明したように,本発明によれば,シーケンスの並び替えが必要な圧縮フォーマットの映像データでもキャッシュRECにより所定時間遡った時点から記録することができる。
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
(記録再生装置について)
まず,図1を参照しながら,本実施の形態にかかる記録再生装置(映像処理装置)101について説明する。なお,図1は,本実施の形態にかかる記録再生装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
記録再生装置101は,入力する映像信号を映像データに符号化し,記録媒体131に記録する記録機能と,記録媒体131に記録された映像データを復号し,ディスプレイ装置等の出力装置(出力デバイス)に出力する再生機能とを兼ね備えた装置である。
なお,記録再生装置101は,例えば,ケーブルなどで外部装置とライン接続し,その外部装置から送出される映像信号を入力する場合や,記録再生装置101は,CCD等からなる撮像手段を備え,その撮像手段により送出される映像信号を入力する場合等でも,入力した映像信号を符号化し,記録媒体に記録することができる。
記録再生装置101が上記撮像手段を備える場合,記録再生装置101は,記録再生装置101自ら被写体等を撮像した映像データを記録媒体に記録再生装置101自ら記録する,または,記録媒体に記録された映像データを記録再生装置101自ら再生する,いわゆる記録/再生可能な一体型カムコーダ装置といえる。
図1に示すように,本実施の形態にかかる記録再生装置101は,記録指示受付部111と,制御コントローラ(例えば,符号化指示部)113と,画像符号化部115と,オーディオ符号化部119と,メタ符号化部121と,画像復号部123と,オーディオ復号部125と,メタ復号部127と,記憶装置(記憶部,取得部)133と,記録/再生部135と,メディア符号化部137と,メディア復号部139とを備えている。
上記記録指示受付部111は,ユーザから例えば記録開始の指示,記録終了の指示,キャッシュREC機能(又は,キャッシュ記録)有効/無効の指示等を受けることが可能な1又は2以上からなるボタン(REC開始ボタン,REC終了ボタンなど)であるが,かかる例に限定されず,記録指示受付部111は,上記ユーザから各種の指示を受けることが可能であれば,トラックボール,トラックパッド,スタイラスペン,ダイアルログ,またはジョイスティックなどのポインティングデバイスまたはキーボードなどの場合であってもよい。
なお,本実施の形態にかかるキャッシュRECとは,例えば,記録再生装置101の電源投入後,REC開始ボタンの押下等による記録開始指示があるまでの間,記憶装置133に符号化後の映像データを一時的に蓄積し,記録開始指示があったときに,その記録開始指示を受けた時点から所定時間遡り,その時点から記録媒体140に映像データを記録することができる機能をいうが,詳細は後程述べる。
また,記録指示受付部111は,ユーザから指示を受付けると,その指示内容を示す記録開始指示信号等の指示信号を制御コントローラ113に伝達する。制御コントローラ113は,かかる指示信号を基に,記録処理等を各部を制御し,実行させる。
制御コントローラ113は,記録再生装置101に備わる各部(記録指示受付部111〜メディア復号部139)の処理を制御する。例えば,制御コントローラ113は,エンコードするデータレート(ビットレート)の値を画像符号化部115に指示したり,所定時間遡った時点に対応する映像データ(ピクチャ群など)が格納されている位置を示すアドレスを求めたりする。
上記画像符号化部115は,映像信号のうち画像部分に相当する画像信号(ビデオ信号)がSIF(Source Input Format)等の所定フォーマットに変換された画像信号を入力する。
なお,本実施の形態にかかる画像信号は,映像信号に含まれ,主として動画像の場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されない。
画像符号化部115は,入力する上記画像信号のシーケンスを並び替え(リオーダリング),1又は2以上フレーム以上のピクチャから構成されるGOP(Group Of Picture,又は,ピクチャ群)に符号化する。
上記画像符号化部115は,画像信号の入力を受けると,制御コントローラ113から指示を受けたデータレート(又は,ビットレート)に従って,例えば,MPEG2又はMPEG4等の形式で圧縮等し,上記GOPが1又は2個以上含まれる画像ストリームを出力する。なお,上記指示されるデータレートは,例えば,30Mbps〜50Mbps等の高データレート,または,1.5Mbps〜2.0Mbps等の低データレートを例示することができるが,かかる例に限定されない。
画像符号化部115は,制御コントローラ113からデータレートが高データレートで指示された場合,高データレートの画像ストリームを出力し,低データレートで指示された場合,低データレートの画像ストリームを出力することができる。
さらに,上記画像符号化部115について詳細に説明すると,画像符号化部115には,独立符号化部116と非独立符号化部117とが備わっている。独立符号化部116及び非独立符号化部117は,制御コントローラ113から送信される指示信号に応じて,符号化を実行する。
つまり,制御コントローラ113から独立符号化部116が符号化するように指示があると,独立符号化116が符号化を実行し,一方,制御コントローラ113から非独立符号化117が符号化するように指示があると,非独立符号化117が符号化を実行する。
上記独立符号化部116は,入力してくる上記画像信号のフレームのシーケンスを並び替え(リオーダリング),1又は2以上フレーム以上のピクチャから構成されるOPEN GOP(又は,独立ピクチャ群)に符号化する。
上記非独立符号化部117は,入力してくる上記画像信号のフレームのシーケンスを並び替え(リオーダリング),1又は2以上フレーム以上のピクチャから構成されるCLOSED GOP(又は,非独立ピクチャ群)に符号化する。
なお,上記OPEN GOP又はCLOSED GOPについての詳細は後述する。また以下では,上記OPEN GOPを,オープンGOPと記載し,CLOSED GOPを,クローズGOPと記載する場合があるが,実質的に同一である。また,上記オープンGOP及び/又はクローズGOPを含むデータを総称して映像データ又は画像データと記載する場合もある。
上記独立符号化部116又は非独立符号化部117から出力される1又は2個以上のオープンGOP又は1又は2個以上のクローズGOPは,記憶装置133に一時的に記憶される。
上記オーディオ符号化部119は,映像信号のうち音声部分に相当する音声信号を入力すると,上記音声信号をオーディオデータに符号化する。なお,上記画像符号化部115にて説明したように,オーディオ符号化部119は,制御コントローラ113から高データレートで指示されると,音声信号を高データレートで符号化し,低データレートで指示されると,音声信号を低データレートで符号化する。
上記オーディオ符号化部119により符号化されたオーディオデータは,記憶装置133に一時的に記憶される。
上記メタ符号化部121は,映像信号のうち属性信号(RT信号:リアルタイム信号)の入力を受けると,属性信号をメタデータに符号化する。なお,上記属性信号は,画像及び/又は音声(映像データ)の各フレームに関するリアルタイム情報等であり,より具体的には,画像及び/又は音声(映像データ)のタイムコードや,撮影日時,ズーム倍率などを例示することができるが,かかる例に限定されない。符号化された後のメタデータのデータ内容についても基本的には上記属性信号と同一である。
記憶装置133は,独立符号化部116,非独立符号化部117,オーディオ符号化部119,メタ符号化部121から出力される,オープンGOP,クローズGOP,オーディオデータ,メタデータ等のデータを自装置内の記憶領域に記憶することができる。
記憶装置133についてより具体的に説明すると,記憶装置133には,記憶部129と,取得部131とが備わる。
上記記憶部129は,所定大きさの記憶領域を有して,上記説明した各種データを格納し,データを削除し,データを変更することができる。記憶部129は,データを格納した記憶領域の場所を示す格納アドレスを基に,格納したデータを管理している。
また,記憶部129は,上記各種データの他に,データを格納した時刻と格納アドレスとが対応付けられたテーブル(図示せず。)を記憶してもよい。上記テーブルを基に,例えば,所定時間遡って,データを取得するために制御コントローラ113が取得するデータを指示しても良い。
なお,本実施の形態にかかる記憶部129は,例えば,SDRAM,DRAM等のメモリを例示することができるが,かかる例に限定されない。
上記取得部131は,上記オープンGOP,クローズGOP,オーディオデータ,メタデータ等のデータを記憶部129の記憶領域から読み出し,記録/再生部135またはメディア符号化部137に出力する。
上記取得部131は,目的とするデータを読み出す際に,制御コントローラ113から指示される格納アドレスを基に,記憶部129の記憶領域からデータを読み出し,記録/再生部135などに出力する。
取得部131は,例えば,記録/再生部135によって画像ストリームとして記録媒体140に書き込まれる(記録する)順番に,上記オープンGOP又はクローズGOPを並べていき,同様に音声ストリームとして書き込まれる順番にオーディオデータを並べ,属性ストリームとして書き込まれる順番にメタデータを並べていき,記録/再生部135に略同時並行して出力する。
なお,本実施の形態に係るフレーム(又は,枠)は画像信号,オープンGOP,クローズGOP,オーディオデータ,メタデータに構成される最小単位の画像(又は,ピクチャ)や,音声,または属性等を示すものとするが,かかる例に限定されない。
記録/再生部135は,取得部131から受け取った記録用の画像ストリーム,音声ストリーム,属性ストリーム(映像データ)を記録媒体140に記録する,または,記録媒体140に記録された上記映像データを読み出し記憶装置133に送出する。
なお,本実施の形態にかかる記録媒体140は,CD,DVD,またはBlu−rayDisc等,光ディスクの場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,磁気ディスク等の場合でも実施可能である。
なお,本実施の形態にかかる映像信号には,画像信号,音声信号,または属性信号のうち少なくとも一つが含まれている。また,本実施の形態にかかる映像信号が符号化された映像データには,画像データ,オーディオデータ,またはメタデータのうち少なくとも一つが含まれている。
上記画像復号部123は,記録/再生部135により読み込まれた符号化された映像データを記憶装置133から入力して画像信号に復号するデコーダである。
上記画像復号部123には,独立復号部124と,非独立復号部126とが備わる。上記独立復号部124は,映像データに含まれるクローズGOPを画像信号に復号し,上記非独立復号部126は,映像データに含まれるオープンGOPを画像信号に復号する。
上記オーディオ復号部125は,記録/再生部135により読み込まれた映像データのうちオーディオデータを記憶装置133から入力して音声信号に復号するデコーダであり,上記メタ復号部127は,記憶装置133からメタデータを入力して属性信号に復号するデコーダである。
メディア符号化部137は,記憶装置133に格納されたオープンGOP,クローズGOP,オーディオデータ,メディアデータを各々取得し,メディアデータに符号化する。符号化されたメディアデータは,一連のパケットデータとしてネットワーク(図示せず。)を介して情報処理装置などの外部装置に送信される。なお,メディアデータについては,後程詳述するが,ネットワークの負荷に応じて,迅速に送信できるようにメディアデータのデータレートを低データレートにしてもよい。
メディア復号部139は,メディアデータを復号し,オープンGOP,クローズGOP,オーディオデータ,メディアデータ各々を記憶装置133に送出する。取得部131は,上記各データを取得すると,記憶部129の記憶領域に格納する。なお,メディア復号部139はメディアデータを,ネットワークを介して外部装置から受信する。
なお,本実施の形態にかかるメディアデータは,ネットワークを介して外部装置と記録再生装置101との間で送受信される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,外部装置と記録再生装置101との間がケーブルなどでライン接続され,上記ケーブルを介してメディアデータが送受信される場合等でも実施可能である。
なお,本実施の形態にかかるネットワークは,メディアデータ等の種々のデータを装置から装置に伝送することが可能な伝送媒体である。より具体的には,ネットワークは,ピアツーピアに接続するケーブルや,ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)またはFTTH(Fiber To The Home)などそれに類する方法で接続するインターネットなどの公衆回線網でもよく,LAN等の閉鎖回線網でもよく,さらに有線/無線を問わず衛星通信網なども含まれる。
また,図1には図示されていないが,記録再生装置101は,さらに画像復号部123等のデコーダから出力される映像信号を出力可能なディスプレイ装置(図示せず。)を備えてもよい。例えば,画像復号部123から出力される画像信号をディスプレイ装置は画面に表示することができる。なお,ディスプレイ装置は,例えば,液晶ディスプレイなどを例示することができ,静止画像,動画像,もしくは音声又はそれらの任意の組合せなどを出力することが可能である。
(GOPについて)
次に,本実施の形態にかかるGOPについて説明する。GOPは,画像符号化部115により符号化された1又は2以上のピクチャ(画像データ)の集まりである。
なお,本実施の形態にかかるGOPは,いわゆるLongGOPと呼ばれ,例えば,1GOPに60フレーム以上のピクチャを含む場合もあり得るが,かかる例に限定されず,例えば,1GOPに10フレーム〜15フレームのピクチャから構成される場合等でもよい。
また,上記ピクチャには,Iピクチャ(Intraピクチャ,又は,フレーム内符号化画像)と,Pピクチャ(Predictiveピクチャ,又は,フレーム間順方向予測符号化画像)と,Bピクチャ(Bidirectionally predictive符号化画像,又は,双方向予測符号化画像)と3つのタイプのピクチャが存在する。なお,本実施の形態にかかるピクチャは,符号化後の画像データに構成される各フレームの画像又はデータをいうが,かかる例に限定されない。
上記Iピクチャは,前のフレームとの相関関係を利用しない独立したピクチャであり,上記Pピクチャは,前のフレームとの相関関係を利用するピクチャであり,上記Bピクチャは,前後両方のフレームとの相関関係を利用するピクチャである。
一般的に,Bピクチャを使わずにIピクチャとPピクチャのみを使う場合よりも,BピクチャをIピクチャ若しくはPピクチャではさむことで使う場合の方が,同一ビットレートでの画質は良い。
次に,図2を参照しながら,本実施の形態にかかるオープンGOP又はクローズGOPについて説明する。なお,図2は,本実施の形態にかかるオープンGOPとクローズGOPの概略的な構成を示す説明図である。
オープンGOPは,前後のGOP間でピクチャを参照することが特徴である。したがって,オープンGOPは,符号化の際の圧縮効率が高いと言う利点があるが,一方で,前後のGOPに構成されるピクチャを参照するため,GOPの独立性が低く編集効率が悪い。
図2(a)に示すように,OPEN GOP(オープンGOP)は,n−1番目のGOPであるn−1GOPと,その後のn番目のGOPであるnGOPとが存在する場合を例に挙げて説明する。なお,nは1よりも大きい自然数とする。
上記n−1GOPには,B0,B1,…,B13,P14と複数のピクチャが配列されている。なお,本実施の形態では,GOPに構成されるピクチャを特定するために,例えば,「B13」等と記載するが,「B13」のうち左側のBは,Bピクチャなどのようにピクチャの種類を示し,右側の数字の13は,フレーム番号を示している。
オープンGOPでは,図2(a)に示すように,例えば,nGOPのうちB0は,上記前後するGOPであるn−1GOPのP14のピクチャを参照する必要がある。nGOPのうちB1についても同様に,P14を参照する必要がある。つまり,オープンGOPの場合,前後するGOPでリンク付けられている。
次に,クローズGOPは,オープンGOPの反対に,前後のGOP間でピクチャを参照しないことが特徴である。したがって,クローズGOPは,符号化の際の圧縮効率が低いと言う欠点があるが,一方で,前後のGOPに構成されるピクチャを参照しないため,GOPの独立性が高く編集効率が良い。
より具体的には,クローズGOPの場合,GOP内の最初の数フレームのBピクチャは,前のGOPに構成されるピクチャに依存しない。かかるクローズGOPに符号化する場合,独立符号化部117は制御コントローラ113から指示を受けて,例えばクローズGOPフラグ等のフラグを符号化時にGOPに設定することでクローズGOPに符号化している。
図2(b)に示すように,CLOSED GOP(クローズGOP)のうち,例えば,nGOPのB0は,n−1GOPのP14のピクチャを参照しない。nGOPのうちB1についても同様に,P14を参照しない。
(オープンGOPとした場合のキャッシュRECについて)
以上,GOPにはオープンGOPとクローズGOPが存在し,そのオープンGOP及びクローズGOPについて説明した。次に,かかるオープンGOPで符号化した場合のキャッシュRECについて,図3を参照しながら,説明する。なお,図3は,本実施の形態にかかるオープンGOPとした場合のキャッシュRECの概略を示す説明図である。
図3に示すように,例えば,記録再生装置101の電源がONすると,キャッシュREC機能によって記憶装置133に映像が自動的に一時的に格納されていく。
記憶装置133に記録されていく映像のうち画像に該当する1又は2個以上のオープンGOPには,図3に示すように,I2,B0,B1,…,B19のように,複数のピクチャが配列されている。なお,フレーム番号が0〜13のピクチャ(B0〜P14)で一つのオープンGOPを構成し,フレーム番号が15〜19のピクチャ(B15〜P20)で一つのオープンGOPを構成している。
同様に,映像のうち音声に該当するオーディオデータは,図3に示すように,A0,A1,…,A20と,複数のフレームから構成されて,記憶装置133に格納される。また属性に該当するメタデータは,同様に,R0,A1,…,A20と,複数のフレームから構成されて,記憶装置133に格納される。
図3に示すように,符号化前後のオーディオデータ(音声)とメディアデータ(属性)は,フレーム単位で同期しているが,GOPデータ(画像)のみ符号化の前後でフレームの位置が後方にずれている。これは,画像信号からBピクチャに符号化する際にリオーダリングによって並べ替える処理が発生し,その分だけ遅延するためである。
ここで,例えば,記録指示受付部111がユーザから記録開始の指示を受付けると,キャッシュREC機能により,記録開始の指示がある前に一時的に格納していた映像データを所定時間遡って取得するが,その所定時間遡った時点が,例えば,フレーム番号「15」に対応する映像データ(B15,A15,R15)であるとする(図3に示す太枠のフレーム)。
A15を先頭とするオーディオデータとR15を先頭とするメタデータについては,フレーム単位に独立して符号化されるため,何ら問題なくデータを取得することができるが,オープンGOPにおける先頭のB15については,P14やI2等のピクチャを参照する必要があり,B15単体で復号することができないため,B15から順にGOPデータを取得することができない。その結果,GOPデータについては図3に示すI2からGOPデータを取得する必要がある。
したがって,画像(GOP)と音声(オーディオデータ)又は属性(メタデータ)とを同期させる際に,どのフレームで画像と音声等とを同期(又は,リップシンク)すればよいのか判断が困難となり,キャッシュREC機能を実現するのが難しい。
また一方で,キャッシュREC機能により,所定時間遡った時点が,例えば,フレーム番号「17」に対応する映像データ(I17,A17,R17)であるとした場合でも,B15,B16は,前のオープンGOPに構成されるP14等のピクチャを参照する必要がある。
したがって,記録再生装置101が前のオープンGOPに構成されるP14等のピクチャを記録媒体140に記録せずに,I17を先頭とし,B15,B16,…と記録媒体140に記録したとしても,オープンGOPであるB15,B16を復号し再生する際に不整合が生じ,画面上に余計なデータが表示される等,ユーザに対し不快感を与える。
以上の結果,オープンGOPの場合,キャッシュREC機能を実現するのは難しい。しかし,以下に示すクローズGOPを用いることで,かかる問題を解決することができる。次に,クローズGOPとした場合のキャッシュRECについて説明する。
(CLOSED GOPの場合のキャッシュREC)
次に,図4を参照しながら,本実施の形態にかかるクローズGOPで符号化した場合のキャッシュRECについて説明する。なお,図4は,本実施の形態にかかるクローズGOPとした場合のキャッシュRECの概略を示す説明図である。
図4に示すように,記憶装置133に記録されていく映像のうち画像に該当する1又は2個以上のCLOSED GOP(クローズGOP)には,I2,B0,B1,…,B19のように,複数のピクチャが配列されている。
同様に,映像のうち音声に該当するオーディオデータは,図3に示すように,A0,A1,…,A20と,複数のフレームから構成されて,記憶装置133に格納される。また属性に該当するメタデータは,同様に,R0,A1,…,A20と,複数のフレームから構成されて,記憶装置133に格納される。
図4に示すように,上記説明したように,符号化後のオーディオデータ(音声)とメディアデータ(属性)は,フレーム単位で同期しているのが分かるが,リオーダリングによって時間的遅れが生じてGOPデータ(画像)のみフレームの同期位置が後方にずれる。
ここで,例えば,記録指示受付部111がユーザから記録開始の指示を受付けると,キャッシュREC機能により,所定時間遡った時点が,例えば,フレーム番号「15」に対応する映像データ(B15,A15,R15)であるとする(図4に示す太枠のフレーム)。
A15を先頭とするオーディオデータとR15を先頭とするメタデータについては,図3に図示した場合と同様に,フレーム単位に独立して符号化されるため,何ら問題なくデータを取得することができ,さらにクローズGOPにおけるB15についても,前のGOPに構成されるP14やI2等のピクチャを参照する必要がなく,I17だけを参照すればよい。
したがって,フレーム番号15を先頭とする場合には,画像に関してはI17ピクチャを先頭として,以降B15,B16,…と取得すればよい。さらに,映像データを復号し再生する際には,画像(クローズGOP)と音声(オーディオデータ)又は属性(メタデータ)をフレーム番号15(B15,A15,R15)で同期(又は,リップシンク)させれば良いことが容易に判別できる。
以上から,クローズGOPの場合,キャッシュREC機能を容易に実現することが可能であることが分かる。ただし,クローズGOPの場合,上記説明したように,圧縮効率がオープンGOPよりも悪い。したがって,本実施の形態にかかるキャッシュREC機能による一連の記録処理では,クローズGOPとオープンGOPとを併用し,圧縮効率の向上をも図っている。次に,より具体的なキャッシュREC機能を利用した一連の記録処理について説明する。
(キャッシュREC機能を利用した記録処理について)
次に,図5〜図7を参照しながら,本実施の形態にかかるキャッシュREC機能を利用した一連の記録処理について説明する。なお,図5は,本実施の形態にかかるキャッシュREC機能を利用した記録処理の概略を示すフローチャートであり,図6〜図7は,本実施の形態にかかるキャッシュREC機能を利用した記録処理の概略を示す説明図である。
図5に示すように,記録再生装置101の電源がON後,例えば,記録指示受付部111に備わるキャッシュREC機能を有効/無効を切替えるためのボタン又はスイッチ(図示せず。)がユーザにより押下されると,制御コントローラ113は,キャッシュREC機能が有効であると判断する(S501)。なお,本実施の形態にかかるキャッシュRECは,記録再生装置101の電源がONするとキャッシュREC機能も有効になるように,予め定められている場合等でも実施可能である。
制御コントローラ113は,キャッシュREC機能の有効/無効の状態を常時監視し(S501),キャッシュREC機能が有効であれば,次に,画像信号を入力して独立符号化部116はクローズGOPに符号化し,記憶装置133内の記憶部129に書き込む(S503)。
同様に,音声信号を入力してオーディオ符号化部119はオーディオデータに符号化し,記憶部129にオーディオデータを書き込む(S505)。また,属性信号を入力してメタ符号化部121はメタデータに符号化し,記憶部129にメタデータを書き込む(S507)。
上記ステップS503〜ステップS507の各処理が,記録指示受付部111に備わるREC開始ボタンがユーザにより押下される(S509)まで,繰り返し継続して実行される。
なお,本実施の形態では,ステップS503〜ステップS507の複数の各書き込み処理がパラレルに独立並行的に行われる場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,ステップS503の処理後に,ステップS505を実施し,その処理後にステップS507を実施する等の具合に,ステップS503,ステップS505,ステップS507の順に繰り返し実行する場合等でも実施可能である。
また,かかるステップS503〜ステップS507の各書き込み処理が継続して実行される間,記憶部129の記憶領域に絶えずクローズGOP等のデータを一時的に格納する必要があるが,記憶部129の記憶容量を超えてしまうような場合,記憶容量を超えたデータについては,再び記憶領域の先頭に戻って,先頭アドレスと対応する位置から順に既存のデータを上書きし,新たにデータを格納してもよい。すなわち,記憶部129は,クローズGOP等の映像データを読み出すためのポインタ,書き込むためのポインタ等を設けてアドレッシングを工夫した,いわゆるリングバッファ等のような場合でもよい。
次に,ユーザにより記録指示受付部111に備わるREC開始ボタンが押下されると(S509),制御コントローラ113は,記録指示受付部111からREC開始ボタンの押下による記録開始を示す記録開始信号を受信すると,記録媒体140に映像データを記録する記録処理(S511,S513)を開始させる。
制御コントローラ113は,記録開始信号を受信した以降に入力する画像信号については,クローズGOPに符号化するよう画像符号化部115に指示する。画像符号化部115では,独立符号化部116による符号化処理が停止し,非独立符号化部による符号化処理が開始する(S511)。
かかるクローズGOPからオープンGOPに切替えることによって,圧縮効率を向上することができ,クローズGOPだけを記録媒体140に記録した場合の記録時間よりも記録時間をより一層伸ばすことができる。
一方で,制御コントローラ113は,当該記録開始信号を受信すると,キャッシュREC機能により所定時間だけ遡り,ユーザが記録開始を指示した時点よりも過去の映像データから記録媒体140に記録するために,当該所定時間だけ遡った時点に対応する映像データの先頭部分のアドレス(記憶部129の記憶領域におけるデータ格納位置を示すアドレス)を求める。
制御コントローラ113は,例えば,1GOPに構成されるフレーム数等を基に,所定時間遡った位置のGOP先頭位置(又は,先頭ピクチャの位置)を計算し,その位置を記録媒体140に記録する記録開始位置として,その記録開始位置に対応する先頭フレーム(又は,ピクチャ)のオーディオデータ及びメタデータの位置についても求める。
より具体的には,制御コントローラ113は,例えば,GOPに構成されるフレーム数(フレームレート)等を基に,キャッシュRECで定められた所定時間分のフレーム数の合計を求め,記録指示受付部111が記録開始信号を受付けた時点(REC開始ボタンが押された時点)から,その求めたフレーム数分だけ過去に格納された先頭フレーム(又は,ピクチャ)のアドレスをGOP,オーディオデータ,メタデータ各々について探し出す。なお,先頭フレームが,GOPに構成される先頭のピクチャでない場合は,補正してクローズGOPに構成される先頭のピクチャを,記録開始とする先頭のフレームとするが,かかる例に限定されず,探し出した補正前のフレームを記録開始位置としてもよい。
次に,取得部131は,制御コントローラ113により求められた記録開始位置の先頭部分のアドレスを基に,該当するクローズGOP,オーディオデータ,メタデータ(映像データ)を取得し,記録/再生部135は,記録媒体140に記録(書き込み)する(S513)。上記記録媒体140に記録する処理(S513)は,REC終了ボタンが押される(S515)まで継続する。
なお,キャッシュREC機能により所定時間遡った時点のGOPの先頭から記録媒体140に映像データを記録している最中も継続して,映像信号を符号化し,記憶部129の記憶領域に格納する(S511)。また,上記記憶部129にGOP等のデータを格納する処理(S511)は,REC終了ボタンが押される(S515)まで継続する。
次に,記録指示受付部111に備わるREC終了ボタンがユーザにより押下されると(S515),制御コントローラ113は記録終了を示す記録終了信号を記録指示受付部111から受信する。
その後,制御コントローラ113は,画像符号化部115,オーディオ符号化部119,メタ符号化部121に対して映像信号の入力を停止し,符号化を終了するように指示し,取得部131に対してもREC終了ボタンが押下された時点までのGOP,オーディオデータ,メタデータ各々を記録/再生部135に送信するよう指示する。
記録/再生部135は,記録媒体140にREC終了ボタンが押下された時点までのGOP,オーディオデータ,メタデータ(映像データ)を記録すると一連の記録処理が終了する(S517)。
上記キャッシュREC機能を利用した一連の記録処理について,次に,図6又は図7を参照しながら,説明すると,図6に示すように,画像信号,音声信号,属性信号が各符号化部に入力し,符号化される。
画像信号については,画像符号化部115によって符号化される際に,画像信号(B0,B1,…,B19,P20)のシーケンスを並べ替える必要があるため,その分だけオーディオデータ(A0〜A20)又はメタデータ(R0〜R20)よりもずれる。
例えば,図6に示すように,画像信号に構成されるB0又はB1は,符号化されるとリオーダリングにより,B0はフレーム番号0からフレーム番号1となり,B1はフレーム番号1からフレーム番号2となるため,いずれもI2の後続フレームとなる。
なお,図6に示すGOPは,クローズGOPであり,I2,B0,…B13で一つのGOPを形成し,I17,B15,…B19で一つのGOPを形成しているものとする。
また,上記GOP,オーディオデータ(A0〜A20),メタデータ(R0〜R20)は,キャッシュREC機能により記憶部129に格納されたデータであるとする(S503〜S507)。
ここで,例えば,ユーザがREC開始ボタンを押下した時点から所定時間遡った時点に対応するフレーム番号が「15」であるとすると,符号化後のB15のピクチャは,GOP内の先頭フレームではないため,制御コントローラ113は,I17を先頭フレームであると判断する。
したがって,I17から順番にB15,B16,…と以降のGOPについても同様に記録媒体140にGOPが記録される。オーディオデータ,メタデータについては,そのままフレーム番号15(A15,R15)から順に記録媒体140に記録される。
図7に示すように,REC開始ボタンが押下された時点から所定時間遡ったGOPの先頭位置から順に,オーディオデータ,メタデータも同様に記録媒体140に記録されるのが分かる。
さらに,REC開始ボタンが押される時点までは,常に記憶部129にはCLOSED GOP(クローズGOP)が格納されて,REC開始ボタンが押された時点以降に符号化される画像信号については,OPEN GOP(オープンGOP)に符号化されているのが分かる。
なお,本実施の形態にかかるキャッシュREC機能を利用した一連の記録処理では,画像信号,音声信号,および属性信号が符号化され,GOPデータ,オーディオデータ,およびメタデータが記憶部129又は記録媒体140に記録される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,画像信号,音声信号,または属性信号のうち少なくとも一つが符号化されて,記憶部129若しくは記録媒体140又は両方に記録する場合でも実施可能である。
なお,本実施の形態にかかるキャッシュREC機能によって遡ることが可能な所定時間は,例えば,10秒であるが,記憶部129の記憶容量に応じて,如何なる時間が設定されても実施可能であり,またユーザが上記設定時間を自由に変更してもよい。
(メディアデータについて)
次に,図8を参照しながら,本実施の形態にかかるメディアデータについて説明する。なお,図8は,本実施の形態にかかるメディアデータの概略的な構成の一例を示す説明図である。
図8(a)に示すように,メディアデータは,1又は2個以上のパケットから構成されている。したがって,上記メディアデータに構成されるパケットを記録再生装置101からネットワークを介して,他の記録再生装置101はもちろんのことPC(パーソナルコンピュータ)等の外部装置は,受信することができる。
PC等の外部装置が受信した全てのパケットを一連のメディアデータに再構成し,メディアデータを復号すれば,画面上に動画像を表示し,スピーカなどに音声を出力することができる。
図8(b)に示すように,メディアデータに構成されるパケット内には,1又は2フレーム以上のメタデータが格納される領域(メタ格納領域)と,ピクチャ又はGOPが格納される領域(画像格納領域)と,1又は2フレーム以上のオーディオデータが格納される領域(音声格納領域)とが割当てられている。なお,メタデータが格納される領域には,さらに送信先アドレスを含んだヘッダ等に相当するシステム情報も格納されるが,かかる例に限定されない。
また,ピクチャ又はGOPが格納される領域には,1又は2フレーム以上のピクチャ単位でデータが格納されてもよく,1又は2個以上のGOP単位でデータが格納される場合でもよい。
図8(c)又は図8(d)に示すように,かかるメタ格納領域,画像格納領域,もしくは音声格納領域のうち少なくとも一つの格納領域が存在すれば,如何なる領域が各パケット内に割当てられても実施可能である。
また,キャッシュREC機能を利用して符号化したメディアデータをネットワークを介して送信する場合,例えば,図6に示すI17が所定時間遡った記録開始位置であるとすると,メディアデータに構成されるパケット1には,例えば,I17,A15,およびR15から1又は2フレーム以上連続したデータが各格納領域に設定される。
より具体的に説明すると,例えば,画像格納領域には,I17,B15,B16のピクチャが格納されて,音声格納領域には,A15,A16,A17のオーディオデータが格納されて,メタ格納領域には,R15,R16,R17のメタデータが格納される。
パケットを受信したPC等の外部装置は,メディアデータの先頭パケット(パケット1)のフレーム番号15(B15,A15,R15)から順に復号すれば,画像,音声などを同期して再生することができる。
なお,かかる例に限定されず,例えば,I17のピクチャを先頭フレームとしたGOPを先頭のGOPにして,1又は2個以上のGOPが画像格納領域に格納される場合でも実施可能である。メタデータ及び/又はオーディオデータについても,例えば,上記GOPに構成されるフレーム数(又は,映像時間)に相当する分のデータをメタ格納領域,音声格納領域に格納する場合でも実施可能である。
(記録装置102について)
次に,図9を参照しながら,本実施の形態にかかる記録再生装置101の変形例として記録装置(映像処理装置)102について説明する。図9は,本実施の形態にかかる記録装置の概略的な構成を示すブロック図である。なお,以下では,本実施の形態にかかる記録再生装置101と記録装置102との相違点について特に詳述し,その他の点については実質的に同一であるため説明は省略する。
図9に示すように,本実施の形態にかかる記録再生装置101と,その変形例である記録装置102とを比較すると,記録装置102は,再生機能を具備していない点で相違する。
つまり,記録装置102は,記録部145を備え,記録/再生部135を備えていないため,映像データを記録媒体140に記録することはできるが,記録媒体140に記録された映像データを読み出すことができず,再生できない。
また,記録装置102は,画像復号部123などのデコーダも備えていないため,その分だけ記録装置102のスペースを有効活用する,または,記録装置102を小型化することができる。その他については,上記説明した記録再生装置101と同様である。
(キャッシュREC機能を利用した記録処理の変形例について)
次に,図10を参照しながら,本実施の形態にかかるキャッシュREC機能を利用した記録処理の変形例について説明する。なお,図10は,本実施の形態にかかるキャッシュREC機能を利用した記録処理の概略を示す説明図である。なお,以下では,図7に示す記録処理と図10に示す記録処理との相違点について詳述し,その他の点については実質的に同一であるため説明は省略する。
図10に示す記録処理と,図6に示す記録処理とを比較すると,図10に示す記録処理では,ユーザによりREC開始ボタンが押された時点よりも過去に格納されたGOPに,OPEN GOP(オープンGOP)とCLOSED GOP(クローズGOP)とが混在している点で相違する。
つまり,図6に示す記録処理では,REC開始ボタンが押される以前は,全てクローズGOPが記憶部129に記憶されるが,図10に示す記録処理では,クローズGOPとオープンGOPとが混在して記憶部129に記憶されるため,図6に示す記録処理によって記録媒体140に記録する記録時間よりも,より一層記録時間を延長することができる。
なお,制御コントローラ113は,所定時間遡った時点に対応するクローズGOPの先頭ピクチャの格納アドレスを求める必要があり,さらにREC開始ボタンが押される以前のGOPには,少なくとも一つクローズGOPが記憶部129に格納されている必要がある。なお,所定時間遡った時点に対応するGOPがクローズGOPでない場合,制御コントローラ113は,その対応するGOPから最も近い位置に存在するクローズGOPの先頭ピクチャの格納アドレスを求める。その他については,上記説明した図6に示す一連の記録処理と同様である。
なお,上述した一連の記録処理は,専用のハードウェアにより行うこともできるし,ソフトウェアにより行うこともできる。
上記一連の記録処理をソフトウェアによって実現する場合,そのソフトウェアを構成するプログラムが,汎用のコンピュータやマイクロコンピュータ等の情報処理装置にインストールされ,当該プログラムが上記情報処理装置を記録再生装置101または記録装置102として機能させる。
プログラムは,コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスクや,ROM,EEPROM等に予め記録しておくことができる。
あるいはまた,プログラムは,ハードディスクドライブに限らず,フレキシブルディスク,CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc),磁気ディスク,半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に,一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は,いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお,プログラムは,上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他,ダウンロードサイトから,ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して,コンピュータに無線で転送する他,LAN(Local Area Network),インターネットといったネットワークを介して,コンピュータに有線で転送し,コンピュータでは,そのようにして転送されてくるプログラムを,受信し,内蔵するハードディスクにインストールすることができる。
ここで,本明細書において,コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは,必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく,並列的あるいは個別に実行される処理(例えば,並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また,プログラムは,1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし,複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。
以上で,本実施の形態にかかる記録再生装置101,記録装置102,及びキャッシュREC機能を利用した記録処理について詳細な説明を終了するが,かかる記録再生装置101,記録装置102,又は記録処理によって,以下に示すような優れた効果がある。
(1)リオーダリングが発生する符号化処理の場合でも,記録開始指示があるまではクローズGOPに符号化することで,キャッシュREC機能を容易に実現することができる。
(2)クローズGOPを一時的に記憶すれば,キャッシュREC機能による所定時間遡った時点に対応するGOPデータと,オーディオデータ又はメタデータとをリップシンクするのが容易にできる。
(3)記録開始指示があるまではクローズGOPに符号化し,記録開始指示以後はオープンGOPに符号化するため,圧縮効率を向上させることができ,記録媒体140に記録可能な記録時間を延長することができる。
(4)メディアデータを復号する装置は,GOPデータとリップシンクするオーディオデータ又はメタデータの開始位置を容易に識別することができるため,適切に復号でき,出力デバイスに映像データを出力できる。
(5)記録開始指示があるまでは画像信号はクローズGOPに少なくとも一個以上符号化され,その他の画像信号はオープンGOPに符号化されることで,より一層圧縮効率を向上させて,記録媒体140に記録可能な記録時間を延長することができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態においては,符号化/復号には,MPEG1,MPEG2,MPEG4などのMPEGを適用した場合を例に挙げて説明したが,符号化/復号時にリオーダリングが必要なフォーマットであれば,かかる例に限定されない。
上記実施形態において,メディアデータは,ネットワークを介して外部装置と記録再生装置101又は記録装置102との間で送受信される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,外部装置と記録再生装置101又は記録装置102との間がケーブルなどでライン接続され,上記ケーブルを介してメディアデータが送受信される場合等でも実施可能である。
また,上記実施の形態では,フレーム(又は,フィールド)は,映像データを構成する最小単位のピクチャ(画像)又は音声等を示すものとするが,かかる例に限定されず,例えば,フレームは,上記ピクチャ又は音声を複数フレーム連続して構成されるGOP及び/又はそのGOP内の映像(映像データ)を示す場合等でも実施可能である。
また上記実施形態においては,記録媒体140に記録開始を指示する場合,キャッシュREC機能を有効/無効を指示する場合等,記録指示受付部111に備わるボタン(REC開始ボタン,キャッシュREC有効ボタンなど)の押下によって指示する場合を例に挙げて説明したが,かかる処理をユーザが記録再生装置101に指示することが可能であれば,かかる例に限定されず,いかなる入力手段の場合でも実施可能である。
上記実施形態においては,画像符号化部115,オーディオ符号化部119,メタ符号化部121,画像復号部123,オーディオ復号部125,およびメタ復号部127はハードウェアからなる場合を例にあげて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,上記各部は,1又は2以上のモジュールまたはコンポーネントから構成されるプログラムの場合であってもよい。
本実施の形態にかかる記録再生装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるオープンGOPとクローズGOPの概略的な構成を示す説明図である。 本実施の形態にかかるオープンGOPとした場合のキャッシュRECの概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかるクローズGOPとした場合のキャッシュRECの概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかるキャッシュREC機能を利用した記録処理の概略を示すフローチャートである。 本実施の形態にかかるキャッシュREC機能を利用した記録処理の概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかるキャッシュREC機能を利用した記録処理の概略を示す説明図である。 本実施の形態にかかるメディアデータの概略的な構成の一例を示す説明図である。 本実施の形態にかかる記録装置の概略的な構成を示すブロック図である。 本実施の形態にかかるキャッシュREC機能を利用した記録処理の概略を示す説明図である。
符号の説明
101 記録再生装置
102 記録装置
111 記録指示受付部
113 制御コントローラ
115 画像符号化部
116 独立符号化部
117 非独立符号化部
119 オーディオ符号化部
121 メタ符号化部
129 記憶部
131 取得部
133 記憶装置
135 記録/再生部
137 メディア符号化部
140 記録媒体
145 記録部

Claims (18)

  1. 画像信号のシーケンスを入れ替えるリオーダリングを行い,該画像信号をピクチャに符号化する映像処理装置であって:
    1又は2フレーム以上の前記ピクチャをグループ化し,少なくとも前方又は後方のピクチャ群とは独立している独立ピクチャ群に符号化する独立符号化部と;
    1又は2フレーム以上の前記ピクチャをグループ化し,前方又は後方のうち少なくともいずれか一方のピクチャ群と関連性がある非独立ピクチャ群に符号化する非独立符号化部と;
    記録開始又は記録終了の記録指示を受付けることが可能な記録指示受付部と;
    前記記録受付部により前記記録開始指示が受付けられるまでは前記独立符号化部又は前記非独立符号化部のうちいずれか一方に対して符号化するよう指示し,前記記録開始指示が受付けられた後は前記非独立符号化部に対して符号化するよう指示する符号化指示部と;
    前記独立符号化部又は前記非独立符号化部のうちいずれか一方から出力されてくる順に前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群を記憶する記憶部と;
    前記記録受付部によって記録開始指示が受付けられると,前記記憶部に格納された複数の前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群について,その記録開始指示が受付けられた時点から所定時間遡り,その遡った時点の近傍に存在する前記独立ピクチャ群から順に1又は2以上の独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群を取得する取得部とを備えることを特徴とする,映像処理装置。
  2. 前記取得部は,前記遡った時点の近傍に存在する前記独立ピクチャ群の先頭位置から順に取得することを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 前記独立ピクチャ群に含まれる各ピクチャは,その独立ピクチャ群内で独立して復号されることを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  4. 前記非独立ピクチャ群に含まれる各ピクチャは,前方又は後方の独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群に含まれるピクチャが参照されることで,復号されることを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  5. 前記映像処理装置は,記録媒体に記録可能な記録部をさらに備え,
    前記記録部は,前記取得部により取得される前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群を順に前記記録媒体に記録することを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  6. 前記記録部は,前記取得部により前記遡った時点の近傍に存在する前記独立ピクチャ群から順に取得された前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群を前記記録媒体に記録し,前記記録開始指示が受付けられた以降は前記非独立符号化部が符号化し取得部により取得された前記非独立ピクチャ群を前記記録媒体に記録することを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  7. 前記符号化指示部は,前記記録受付部により前記記録開始指示が受付けられるまでは前記独立符号化部に対して符号化するよう指示し,前記記録受付部により前記記録開始指示が受付けられた以降は前記非独立符号化部に対して符号化するよう指示することを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  8. 前記ピクチャは,ピクチャ内独立の符号化手法で符号化されるIピクチャ,片方向予測の符号化手法で符号化されるPピクチャ,または双方向予測の符号化手法で符号化されるBピクチャのうち少なくとも一方であることを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  9. 前記映像処理装置は,音声信号をオーディオデータに符号化するオーディオ符号化部と;
    前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群のうち少なくとも一方のピクチャ群と,前記オーディオデータとを同期させ,該ピクチャ群とオーディオデータとを含んだメディアデータを出力するメディア符号化部をさらに備えることを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  10. 前記映像処理装置は,前記画像信号及び/又は音声信号に関する属性信号をメタデータに符号化するメタ符号化部をさらに備え,
    前記メディア符号化部は,前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群のうち少なくとも一方のピクチャ群と,前記オーディオデータと,前記メタデータとを同期させ,該ピクチャ群とオーディオデータとメタデータとを含んだメディアデータを出力することを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  11. 前記メディアデータは,1又は2個以上のパケットデータであることを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  12. 前記映像処理装置は,音声信号を1又は2フレーム以上のオーディオデータに符号化するオーディオ符号化部と;
    前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群のうち少なくとも一方のピクチャ群に含まれるピクチャと,前記オーディオデータとを1又は2フレーム以上の単位で同期させ,該ピクチャとオーディオデータとを含んだメディアデータを出力するメディア符号化部をさらに備えることを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  13. 前記映像処理装置は,前記画像信号及び/又は音声信号に関する属性信号を1又は2フレーム以上のメタデータに符号化するメタ符号化部をさらに備え,
    前記メディア符号化部は,前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群のうち少なくとも一方のピクチャ群に含まれるピクチャと,前記オーディオデータと,前記メタデータとを1又は2フレーム以上の単位で同期させ,該ピクチャとオーディオデータとメタデータとを含んだメディアデータを出力することを特徴とする,請求項1に記載の映像処理装置。
  14. 画像信号のシーケンスを入れ替えるリオーダリングを行い,該画像信号をピクチャに符号化する映像処理方法であって:
    記録開始指示が受付けられるまで,1又は2フレーム以上の前記ピクチャをグループ化し,少なくとも前方又は後方のピクチャ群とは独立している独立ピクチャ群に符号化する独立符号化工程,又は,1又は2フレーム以上の前記ピクチャをグループ化し,前方又は後方のうち少なくともいずれか一方のピクチャ群と関連性がある非独立ピクチャ群に符号化する非独立符号化工程のうちいずれか一方の符号化工程を実行し,記憶部に前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群を格納する第1格納工程と;
    前記記録開始指示が受付けられると,前記第1格納工程で記憶部に格納された複数の前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群について,その記録開始指示が受付けられた時点から所定時間遡り,その遡った時点の近傍に存在する前記独立ピクチャ群から順に1又は2以上の独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群を取得する第1取得工程と;
    前記記録開始指示が受付けられた後は前記非独立符号化工程を実行し,前記非独立ピクチャ群を前記記憶部に格納する第2格納工程とを含むことを特徴とする,映像処理方法。
  15. 前記映像処理方法は,前記第1取得工程で取得した前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群を記録媒体に記録する第1記録工程をさらに含むことを特徴とする,請求項14に記載の映像処理方法。
  16. 前記映像処理方法は,前記第2格納工程で前記記憶部に格納された前記非独立ピクチャ群を取得する第2取得工程と;
    前記第2取得工程で取得した前記非独立ピクチャ群を前記記録媒体に記録する第2記録工程をさらに含むことを特徴とする,請求項15に記載の映像処理方法。
  17. 前記映像処理方法は,音声信号をオーディオデータに符号化するオーディオ符号化工程と;
    前記画像信号及び/又は音声信号に関する属性信号をメタデータに符号化するメタ符号化工程と;
    前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群のうち少なくとも一方のピクチャ群と,前記オーディオデータと,前記メタデータとを同期させ,該ピクチャ群とオーディオデータとメタデータとを含んだメディアデータを出力するメディアデータ出力工程とをさらに含むことを特徴とする,請求項14に記載の映像処理方法。
  18. 画像信号のシーケンスを入れ替えるリオーダリングを行い,該画像信号をピクチャに符号化する映像処理方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって:
    1又は2フレーム以上の前記ピクチャをグループ化し,少なくとも前方又は後方のピクチャ群とは独立している独立ピクチャ群に符号化する独立符号化手段と;
    1又は2フレーム以上の前記ピクチャをグループ化し,前方又は後方のうち少なくともいずれか一方のピクチャ群と関連性がある非独立ピクチャ群に符号化する非独立符号化手段と;
    記録開始又は記録終了の記録指示を受付けることが可能な記録指示受付手段と;
    前記記録受付手段により前記記録開始指示が受付けられるまでは前記独立符号化手段又は前記非独立符号化手段のうちいずれか一方に対して符号化するよう指示し,前記記録開始指示が受付けられた後は前記非独立符号化手段に対して符号化するよう指示する符号化指示手段と;
    前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群を記憶部に格納する格納手段と;
    前記記録受付手段によって記録開始指示が受付けられると,前記記憶部に一時的に格納された複数の前記独立ピクチャ群又は前記非独立ピクチャ群について,その記録開始指示が受付けられた時点から所定時間遡り,その遡った時点の近傍に存在する前記独立ピクチャ群から順に1又は2以上の独立ピクチャ群又は非独立ピクチャ群を取得する取得手段とを含むことを特徴とする,コンピュータプログラム。
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