JP2006302788A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006302788A
JP2006302788A JP2005125855A JP2005125855A JP2006302788A JP 2006302788 A JP2006302788 A JP 2006302788A JP 2005125855 A JP2005125855 A JP 2005125855A JP 2005125855 A JP2005125855 A JP 2005125855A JP 2006302788 A JP2006302788 A JP 2006302788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roaster
exhaust duct
catalyst
air
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005125855A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Otomo
博 大友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home and Life Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Home and Life Solutions Inc filed Critical Hitachi Home and Life Solutions Inc
Priority to JP2005125855A priority Critical patent/JP2006302788A/ja
Publication of JP2006302788A publication Critical patent/JP2006302788A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)

Abstract

【課題】 ロースター部のいやな臭気や、壁面に付着する油分等を効率よく浄化、脱臭することができる誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】 プレート3の下方に設けられた加熱コイル6と、加熱コイル6の下方に設けられたロースター部4と、ロースタードア4aと、加熱コイル6を駆動する制御部ユニット8と、制御部ユニット8を冷却する冷却ファン11とを備え、前記開口部4bとロースタードア4aとの接触面に設けられた空気流入口23と、前記ロースター部4に設けられた排気ダクト21と、この排気ダクト21の空気流通経路に設けられた触媒19および触媒加熱用ヒータ15と、排気ダクト21の排気口21a近傍に設けられた空気混入孔20と、ロースター部4の汚れが付着する面に被覆された耐熱耐汚染性被膜被覆材18aとを備え、前記排気ダクト21の空気混入孔20に前記冷却ファン11の風を導き入れロースター部4の排気を促進させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、本体内に加熱コイルとロースター部を備えた誘導加熱調理器に関するものである。
従来のこの種の誘導加熱調理器は、ロースター部にて魚、肉、あるいはその他の被調理物を加熱すると、ロースター部内で臭いや油煙が発生し、さらに油分、揮発成分、分解成分などの各種の有機物が発生し、本体外に排気されることにより、またはロースター部内の壁面やロースター部内に露出する部材の表面に付着して汚染することにより、調理中や次の調理に不快感を与えるという問題がある。
この問題に対して、ガステーブルや、オーブンレンジ等の調理物を加熱して調理する調理器具において、調理によって汚れが付着する面に三次元網目状分子構造をもつメチルポリシロキサン及び直鎖状分子構造をもつポリシロキサンと、雲母粉、金属酸化物被覆雲母粉、黒鉛、タルク、板状酸化鉄顔料、鱗片状金属粉、チタン酸カリ繊維の内から選ばれる鱗片状粉末或いは繊維状粉末の単品もしくは混合物を必須の主成分とする耐熱耐汚染性被膜被覆材を被覆し、加熱硬化させ、調理庫内が汚染されるのを防止する提案が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、加熱室の底面に加熱室内に空気を吸引するように吸気孔が設けられており、加熱室の上面である隔壁には排気孔が設けられ、加熱室の上方には前記排気孔から本体の後方に連通するように排気ダクトが設けられており、排気ダクト内に配置された排気ファンによって、排気ダクト内に吸引される前記加熱室内の空気が、排気ダクト内に配置された酸化脱臭触媒が担持されたフィルターによって浄化され外部に排出されることにより、臭いの発生を低減させる提案が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平3−219466号公報 特開2000−274699号公報
しかしながら、上記の従来技術において、前者のものは調理庫内に付着する有機物は分解され浄化されるが、調理物から発生するいやな臭気は浄化することができず、製品本体外に排気されてしまう。
後者のものは、調理物から発生するいやな臭気は浄化されるが、ロースター部内の壁面に付着した油分、揮発成分や分解成分などは完全に除去できず、ロースター内部が汚染されるという問題がある。また、排気ダクトの形状が大きくなり、製品形状をコンパクトにするには問題がある。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、請求項1は本体の上面に設けられたプレートと、このプレートの下方に設けられた誘導加熱用の加熱コイルと、この加熱コイルの下方で本体内の左側または右側に設けられたロースター部と、このロースター部の開口部を開閉するロースタードアと、前記加熱コイルの下方でロースター部とは反対側に設けられた加熱コイルを駆動する制御部ユニットと、この制御部ユニットを主に冷却する冷却ファンとを備えた誘導加熱調理器において、前記開口部とロースタードアとの接触面に設けられた空気流入口と、前記ロースター部に設けられた排気ダクトと、この排気ダクトの空気流通経路に設けられた触媒および触媒加熱用ヒータと、排気ダクトの排気口近傍に設けられた空気混入孔と、ロースター部の汚れが付着する面に被覆された耐熱耐汚染性被膜被覆材とを備え、前記排気ダクトの空気混入孔に前記冷却ファンの風を導き入れ、ロースター部の排気を促進させるものである。
また、請求項2はロースター部の上部に風の流れが水平方向となるように排気ダクトを設けたものである。
また、請求範囲3はロースター部の後部に排気ダクトを設けたものである。
また、請求項4は排気ダクトの汚れが付着する面に耐熱耐汚染性被膜被覆材を被覆したものである。
本発明の誘導加熱調理器は、上記のように構成したことにより、請求項1ではロースター部内の汚れが付着する壁面に耐熱耐汚染性被膜被覆材が被覆されているため、ロースター部内の壁面が汚染されるのを防ぐことが出来るとともに、ロースター部内の油煙等が適度な流れで触媒を通過させるようにしたことにより本体外にいやな臭いが排出されることがない。
また、ロースターケース内の空気が触媒を介し排気ダクトを通し本体外に適度な流れで排出されるので、触媒性能が向上し、油煙の浄化、脱臭作用を効率よく行うことが出来る。
また、排気ダクトの出口近傍に設けられた空気混入孔を備え、この空気混入孔に冷却ファンからの風を導き入れロースター部の排気を促進させようにしたことにより、特別に構成部品を増やすことがなく、製品形状をコンパクトにすることができる。
また、請求項2では、排気ダクトがロースター部の上部に風の流れが水平方向となるように設けられているため、排気ダクトをコンパクトに設置することができるとともに、特別に構成部品を増やすことなくロースター部内の油煙等を適度な流れで触媒を通過させるように構成したことにより、製品形状をコンパクト化することができる。
また、請求項3では、排気ダクトがロースター部の背面に設けられているため、本体の高さ方向の寸法をコンパクトにすることができるとともに、特別に構成部品を増やすことなくロースター部内の油煙等を適度な流れで触媒を通過させるように構成したことにより、製品形状をコンパクト化することができる。
また、請求項4では、排気ダクトの汚れが付着する面に耐熱耐汚染性被膜被覆材を被覆したことにより、排気ダクト内の汚れを防止することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
本発明の実施例1を図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器をシステムキッチンに組み込んだ状態の外観斜視図、図2は同じく誘導加熱調理器の構成を示す上面図、図3は同じくロースタードアを除いた正面図、図4は図2のB−B断面図、図5は実施例1を説明する図2のA−A断面図である。
図において、1は誘導加熱調理器の本体で、後部上面に吸排気通路となる開口部1aを有しており、システムキッチン24のなかに上面から落とし込まれて設置されている。
2は鍋等の容器で、被加熱物を入れて調理するものである。
3は耐熱ガラス等からなるプレートで、本体1の上面に設けられ、容器2を載置するものである。
4はロースター部で、後記する加熱コイル6の下方で本体1内の左側または右側(本実施例では左側)に備えられており、さらに魚42等の食品を出し入れする開口部4bを開閉するロースタードア4aが備えられ、内部には後記する上、下ロースターヒータ16、17や受け皿40、焼き網41等が組み込まれており、焼き網41の上に魚42等を載せて焼くことができるようになっている。
5は操作部で、ロースター部4の横に位置するように本体1の右側前面に配置され、電源の入り切りや加熱の設定等を行うものである。
6は加熱コイルで、プレート3の下方で本体1内の上部に設置されたトップケース7内の左右に略水平に二つ配置され、容器2を誘導加熱する。
8は制御部ユニットで、トップケース7の下部でロースター部4とは反対側の本体1内に備えられ、例えば樹脂製よりなる略中空箱形のケース9と、このケース9内に設置された加熱コイル6やロースター部4を制御する制御部10および加熱コイル6の駆動素子を主に冷却する冷却ファン11等で構成されている。
また、前記ケース9の後部上面には、本体1後部の開口部1aを通してケース9内に冷却空気を吸引する吸気口12が設けられ、ケース9の前部側上面とロースター部4側上面には二つの加熱コイル6と対応するように冷却口13、14が設けられ冷却空気を加熱コイル6に送風している。
次に、ロースター部4の主要部の詳細な構成を説明すると、18はロースターケースで、ロースター調理によって汚れが付着する内面の上面、側面、底面、背面には三次元網目状分子構造をもつメチルポリシロキサン及び直鎖状分子構造をもつポリシロキサンと、雲母粉、金属酸化物被覆雲母粉、黒鉛、タルク、板状酸化鉄顔料、鱗片状金属粉、チタン酸カリ繊維の内から選ばれる鱗片状粉末或いは繊維状粉末の単品もしくは混合物を必須の主成分とする耐熱耐汚染性被膜被覆材18aが被覆され、加熱硬化されている。また、ロースターケース18の前面は開口してあり魚42等の食品を出し入れすることができる。
そして、ロースターケース18の内部の上下には魚等を上面と下面から焼く上、下ロースターヒータ16、17が配置されている(本実施例では両面焼きロースターで説明しているが、ロースターヒータが上面又は下面のみの片面焼きでもよい)。
23は空気流入口で、ロースター部4の前面下側の開口部4bとロースタードア4aとの接触面に設けられており、外気をロースター部4内に入れるものである。なお、この空気流入口23以外の面では開口部4bとロースタードア4aは密着しており、外気はロースター部4には流入しないようになっている。
21は排気ダクトで、後記する触媒19を通過する油煙を本体1外に排出するためのものであり、図5に示すようにロースターケース18の上部の後部側に接続されている。
19は触媒で、排気ダクト21とロースターケース18との接続点の排気ダクト21内の空気流通経路に設けられており、ロースター調理を行った際に発生する臭いや油煙を脱臭するためのものである。
15は触媒加熱用ヒータで、触媒19の手前側に該触媒19と対向するように設けられている。なお、本実施例では触媒加熱用ヒータ15は触媒19の手前側だが、触媒19が十分に加熱される後側でもよい。
また、排気ダクト21は本体1の後部側に向かって高くなるような傾斜角を有して設けられており、その排気ダクト21の排気口21aが本体1の後部上面の排気通路となる開口部1aに連なるように設けられている。
また、排気ダクト21の内面は三次元網目状分子構造をもつメチルポリシロキサン及び直鎖状分子構造をもつポリシロキサンと、雲母粉、金属酸化物被覆雲母粉、黒鉛、タルク、板状酸化鉄顔料、鱗片状金属粉、チタン酸カリ繊維の内から選ばれる鱗片状粉末或いは繊維状粉末の単品もしくは混合物を必須の主成分とする耐熱耐汚染性被膜被覆材18aを被覆し、加熱硬化させた内面となっている。
20は排気ダクト21の排気口21a近傍に設けられた空気混入孔で、排気口21aの真下付近に設けられており、この空気混入孔20から流入した空気が排気口21aに抜けるように空気混入孔20に対し空気を吹き付けるように冷却ファン11の風の一部を風路(図示せず)により導いている。なお、冷却ファン11の風の一部を風路により導かず専用のファンを設け空気混入孔20に送風してもかまわない。
次に、以上の構成による作用を魚焼き動作を行う場合について説明する。
なお、加熱コイル6を用いた誘導加熱調理については、従来と同じであるので、説明は省略する。
使用者がロースター部4の焼き網41上に魚42等の食品を入れて操作部5を操作して魚焼き動作させると、上、下ロースターヒータ16、17および触媒加熱用ヒータ15が通電を開始する。
上、下ロースターヒータ16、17の通電により、ロースター部4の庫内が高温になると、熱せられた空気は上昇し、また、それにつれ開口部4bとロースタードア4aとの接触面設けられた空気流入口23から空気が流入し、排気ダクト21とロースターケース18との接続点の排気ダクト21内に設けられた触媒19を介し排気ダクト21の排気口21a向かって空気の流れが生ずるようになる。
そして、排気ダクト21は本体1の後部側に向かって高くなるような傾斜角を有して設けられているため、排気口21aに向かう空気の流れは流れ易くなっているが、触媒19には圧力損が有るためこの空気の流れはそれ程大きくはならない。
しかし、本実施例では排気ダクト21の排気口21aに向かって空気混入孔20から流入する空気の流れがあるため、これによって発生する負圧吸引作用によりロースター部4内の空気が触媒19を介し排気ダクト21を通して吸い出される風の流れが発生するため、この適度な空気の流れが触媒19を通過するようになり、触媒加熱用ヒータ15により一定温度以上に加熱された触媒19の作用により油煙の浄化、脱臭作用が効率良く行われ、排気ダクト21の排気口21aを通して本体1後部上面の開口部1aから外部(室内)に排気される。
使用者がロースター部4の焼き網41上に魚等42の食品を入れて焼き物調理を繰り返すと、やがて調理物から出た汁や油分、油煙等が発生しロースターケース18の内面や排気ダクト21の内面にこびり付く恐れがある。
しかし、油煙は排気ダクト21から触媒19を通して浄化され本体1外に排気される。また、汁や油分がロースターケース18の内面や排気ダクト21の内面に付着しても三次元網目状分子構造をもつメチルポリシロキサン及び直鎖状分子構造をもつポリシロキサンと、雲母粉、金属酸化物被覆雲母粉、黒鉛、タルク、板状酸化鉄顔料、鱗片状金属粉、チタン酸カリ繊維の内から選ばれる鱗片状粉末或いは繊維状粉末の単品もしくは混合物を必須の主成分とする耐熱耐汚染性被膜被覆材18aを被覆し、加熱硬化させたロースターケース18の内面や排気ダクト21の内面は、ふき取れない汚染となることがなく、簡単に清掃することができる。
なお、ロースターケース18の内側の上面、側面、底面、背面および排気ダクト21の内面には三次元網目状分子構造をもつメチルポリシロキサン及び直鎖状分子構造をもつポリシロキサンと、雲母粉、金属酸化物被覆雲母粉、黒鉛、タルク、板状酸化鉄顔料、鱗片状金属粉、チタン酸カリ繊維の内から選ばれる鱗片状粉末或いは繊維状粉末の単品もしくは混合物を必須の主成分とする耐熱耐汚染性被膜被覆材18aを被覆し、加熱硬化したものを用いているが、耐熱性や耐汚染性に優れた被覆材を用いたものであればかまわない。
このように、ロースター部4内の汚れが付着する壁面に耐熱耐汚染性被膜被覆材18aが被覆されているため、ロースター部4内の壁面が汚染されるのを防ぐことが出来るとともに、ロースター部4内の油煙等が適度な流れで触媒19を通過させるようにしたことにより本体1外にいやな臭いが排出されることがない。
また、ロースターケース18内の空気が触媒19を介し排気ダクト21を通し本体1外に適度な流れで排出されるので、触媒性能が向上し、油煙の浄化、脱臭作用を効率よく行うことが出来る。
また、特別に構成部品を増やすことなくロースター部4内の油煙等を適度な流れで触媒19を通過させるように構成したことにより、製品形状をコンパクト化することができる。
また、排気ダクト21の汚れが付着する面に耐熱耐汚染性被膜被覆材18aを被覆したことにより、排気ダクト21の汚れが防止できる。
本発明の実施例2を図6を参照して説明する。図6は実施例2を説明する図2のA−A断面図である。
本誘導加熱調理器は実施例1に示した誘導加熱調理器とほぼ同じ構造のものであり、説明が重複する部分は説明を省略する。
図6において、実施例1と異なる点はロースターケース18の上部の後部側に接続された排気ダクト21の形状であり、排気ダクト21は本体1の後部側に向かって高くなるような傾斜角を有しておらず、水平に延びている。
21aは排気ダクト21の排気口で、本体1の後部上面の排気通路となる開口部1aに連なるように設けられている。
20は排気ダクト21に設けられた空気混入孔で、排気ダクト21の近傍の排気口21aの真下付近に設けられており、この空気混入孔20から流入した空気が排気口21aに抜けるように空気混入孔20に対し下から空気を吹き付けるように冷却ファン11の風の一部を風路(図示せず)により導いている。なお、専用のファンを設け空気混入孔20に送風してもかまわない。
次に、以上の構成による作用を魚焼き動作を行う場合について説明する。
上、下ロースターヒータ16、17の通電により、ロースター部4の庫内が高温になると、熱せられた空気は上昇し、また、それにつれ開口部4bとロースタードア4aとの接触面設けられた空気流入口23から空気が流入し、排気ダクト21とロースターケース18との接続点の排気ダクト21内に設けられた触媒19を介し排気ダクト21の排気口21a向かって空気の流れが生ずるようになるが、排気ダクト21の排気口21aは水平方向に延びた排気ダクト21の先の設けられているため、排気口21aに向かう空気の流れは弱く、また触媒19は圧力損が有るため、さらにこの空気の流れは弱いものである。
しかし、本実施例では排気ダクト21の排気口21aに向かって空気混入孔20から流入する空気の流れがあるため、これによって発生する負圧吸引作用によりロースター部4内の空気が触媒19を介し排気ダクト21を通して吸い出される風の流れが発生するため、この適度な空気の流れが触媒19を通過するようになり、触媒加熱用ヒータ15により一定温度以上に加熱された触媒19の作用により油煙の浄化、脱臭作用が効率良く行われ、排気ダクト21の排気口21aを通して本体1後部上面の開口部1aから外部(室内)に排気される。
使用者がロースター部4の焼き網41上に魚等42の食品を入れて焼き物調理を繰り返すと、やがて調理物から出た汁や油分、油煙等が発生しロースターケース18の内面や排気ダクト21の内面にこびり付く恐れがある。
しかし、油煙は排気ダクト21から触媒19を通して浄化され本体1外に排気される。また、汁や油分がロースターケース18の内面や排気ダクト21の内面に付着しても三次元網目状分子構造をもつメチルポリシロキサン及び直鎖状分子構造をもつポリシロキサンと、雲母粉、金属酸化物被覆雲母粉、黒鉛、タルク、板状酸化鉄顔料、鱗片状金属粉、チタン酸カリ繊維の内から選ばれる鱗片状粉末或いは繊維状粉末の単品もしくは混合物を必須の主成分とする耐熱耐汚染性被膜被覆材18aを被覆し、加熱硬化させたロースターケース18の内面や排気ダクト21の内面は、ふき取れない汚染となることがなく、簡単に清掃することができる。
このように、ロースター部4内の汚れが付着する壁面に耐熱耐汚染性被膜被覆材18aが被覆されているため、ロースター部4内の壁面が汚染されるのを防ぐことが出来るとともに、ロースター部4内の油煙等が適度な流れで触媒19を通過させるようにしたことにより本体1外にいやな臭いが排出されることがない
また、ロースターケース18内の空気が触媒19を介し排気ダクト21を通し本体1外に適度な流れ出排出されるので、触媒性能が向上し、油煙の浄化、脱臭作用を効率よく行うことが出来る。
また、排気ダクト21の汚れが付着する面に耐熱耐汚染性被膜被覆材18aを被覆したことにより、排気ダクト21の汚れが防止できる。
また、特別に構成部品を増やすことなくロースター部4内の油煙等を適度な流れで触媒19を通過させるように構成したことにより製品形状をコンパクトにすることができる。
また、排気ダクト21の形状は本体1の背面側に向かって高くなるような傾斜角を有しておらず、水平に延びる形状としているので、ロースター部4の上部に排気ダクト21をコンパクトに設置することができるため、本体1の高さ方向の寸法をさらにコンパクト化することができる。
本発明の実施例2を図7、図8を参照して説明する。図7は実施例3を説明する図2のA−A断面図、図8は実施例3を説明するロースタードアを除いた正面図である。
本誘導加熱調理器は実施例1に示した誘導加熱調理器とほぼ同じ構造のものであり、説明が重複する部分は説明を省略する。
図7において、実施例1と異なる点は、排気ダクト21がロースターケース18の後部側に接続してあり、排気ダクト21は逆L字型で、ロースターケース18から突き出た後、本体1の後部で立ち上がり、上部に排気口21aが設けてあり、本体1の後部上面の排気通路となる開口部1aに連なるように設けられている。そして、このロースターケース18と排気ダクト21との接続点に触媒加熱ヒータ15と触媒19が設けられている。
また、空気混入孔20は排気ダクト21の排気口21a近傍の真下付近と、逆L字型排気ダクト21の立ち上がり部に設けられており、この空気混入孔20から流入した空気が排気口21aに抜けるように空気混入孔20に対し空気を下から吹き付けるように冷却ファン11の風の一部を風路(図示せず)により導いている。なお、排気ダクト21の立ち上がり部に設けられた空気混入孔20には下方から送風される空気が排気ダクト21内に送風し易いように風向板20aが設けられている。
22はカバーで、触媒加熱用ヒータ15の手前側にロースター調理を行う際に焼き網41上に載せた魚42等の食品が直接触媒加熱用ヒータ15に接触しないようにロースターケース18の後部に垂直に配置されており、その上部に図8に示すように横方向に複数個で、上下方向に複数段開口する排気用の孔25を設けている。そして、このカバー22の孔25は、触媒加熱用ヒータ15と対向する面には設けないようにしており、触媒加熱用ヒータ15の熱をカバー22の面から反射させて触媒19を加熱し、その全体の温度分布を向上させるようにしている。
触媒19は、ある温度以上にならないと触媒としての効果を発揮しないという特性を有しており、前記したように触媒19をカバー22によって反射された反射熱により全面を均一に加熱することは極めて効果的である。
さらに、触媒19を設ける面の一部又は全面を平面ヒータよりなる触媒加熱用ヒータ15で構成した場合には、本体1内のロースター部4に触媒19と、この触媒19を加熱する触媒加熱用ヒータ15をさらにバランスよく配置することができ、構造を簡略化できる。
次に、以上の構成による作用を魚焼き動作を行う場合について説明する。
上、下ロースターヒータ16、17の通電により、ロースター部4の庫内が高温になると、熱せられた空気は上昇し、また、それにつれ開口部4bとロースタードア4aとの接触面設けられた空気流入口23から空気が流入し、排気ダクト21とロースターケース18との接続点の排気ダクト21内に設けられた触媒19を介し排気ダクト21の排気口21a向かって空気の流れが生ずるようになる。
そして、排気ダクト21はロースターケース18の後部に設けられているため、自然排気の場合は油煙等がロースターケース18の上部に滞留する恐れがある。
しかし、本実施例では排気ダクト21の排気口21aに向かって空気混入孔20から流入する空気の流れがあるため、これによって発生する負圧吸引作用によりロースター部4内の空気が触媒19を介し排気ダクト21を通して吸い出される風の流れが発生するため、この適度な空気の流れが触媒19を通過するようになり、触媒加熱用ヒータ15により一定温度以上に加熱された触媒19の作用により油煙の浄化、脱臭作用が効率良く行われ、排気ダクト21の排気口21aを通して本体1後部上面の開口部1aから外部(室内)に排気される。
このように、ロースター部4内の汚れが付着する壁面に耐熱耐汚染性被膜被覆材18aが被覆されているため、ロースター部4内の壁面が汚染されるのを防ぐことが出来るとともに、ロースター部4内の油煙等が適度な流れで触媒19を通過させるようにしたことにより本体1外にいやな臭いが排出されることがない
また、ロースターケース18内の空気が触媒19を介し排気ダクト21を通し本体1外に適度な流れ出排出されるので、触媒性能が向上し、油煙の浄化、脱臭作用を効率よく行うことが出来る。
また、排気ダクト21の汚れが付着する面に耐熱耐汚染性被膜被覆材18aを被覆したことにより、排気ダクト21の汚れが防止できる。
また、特別に構成部品を増やすことなくロースター部4内の油煙等を適度な流れで触媒19を通過させるように構成したことにより製品形状をコンパクトにすることができる。
また、排気ダクト21がロースターケース18の背面側に接続してあるため、ロースターケース18とプレート3の間に排気ダクト21を配置する必要が無く本体1の高さ方向の寸法をさらにコンパクト化することができる。
本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器をシステムキッチンに組み込んだ状態の外観斜視図である。 同じく誘導加熱調理器の構成を示す上面図である。 同じくロースタードアを除いた正面図である。 図2のB−B断面図である。 実施例1を説明する図2のA−A断面図である。 実施例2を説明する図2のA−A断面図である。 実施例3を説明する図2のA−A断面図である。 実施例3を説明するロースタードアを除いた正面図である。
符号の説明
1 本体
3 プレート
4 ロースター部
4a ロースタードア
4b 開口部
6 加熱コイル
8 制御部ユニット
11 冷却ファン
15 触媒加熱用ヒータ
18a 耐熱耐汚染性被膜被覆材
19 触媒
20 空気混入孔
21 排気ダクト
21a 排気口
23 空気流入口

Claims (4)

  1. 本体(1)の上面に設けられたプレート(3)と、このプレート(3)の下方に設けられた誘導加熱用の加熱コイル(6)と、この加熱コイル(6)の下方で本体(1)内の左側または右側に設けられたロースター部(4)と、このロースター部(4)の開口部(4b)を開閉するロースタードア(4a)と、前記加熱コイル(6)の下方でロースター部(4)とは反対側に設けられた加熱コイル(6)を駆動する制御部ユニット(8)と、この制御部ユニット(8)を主に冷却する冷却ファン(11)とを備えた誘導加熱調理器において、前記開口部(4b)とロースタードア(4a)との接触面に設けられた空気流入口(23)と、前記ロースター部(4)に設けられた排気ダクト(21)と、この排気ダクト(21)の空気流通経路に設けられた触媒(19)および触媒加熱用ヒータ(15)と、排気ダクト(21)の排気口(21a)近傍に設けられた空気混入孔(20)と、ロースター部(4)の汚れが付着する面に被覆された耐熱耐汚染性被膜被覆材(18a)とを備え、前記排気ダクト(21)の空気混入孔(20)に前記冷却ファン(11)の風を導き入れ、ロースター部(4)の排気を促進させることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. ロースター部(4)の上部に風の流れが水平方向となるように排気ダクト(21)を設けたことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. ロースター部(4)の後部に排気ダクト(21)を設けたことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  4. 排気ダクト(21)の汚れが付着する面に耐熱耐汚染性被膜被覆材(18a)を被覆したことを特徴とする請求項1、2および3記載の誘導加熱調理器。
JP2005125855A 2005-04-25 2005-04-25 誘導加熱調理器 Pending JP2006302788A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005125855A JP2006302788A (ja) 2005-04-25 2005-04-25 誘導加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005125855A JP2006302788A (ja) 2005-04-25 2005-04-25 誘導加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006302788A true JP2006302788A (ja) 2006-11-02

Family

ID=37470826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005125855A Pending JP2006302788A (ja) 2005-04-25 2005-04-25 誘導加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006302788A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269797A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2010185638A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2011064345A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2011158203A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Mitsubishi Electric Corp 空気処理装置および加熱調理装置
JP2012159288A (ja) * 2012-04-19 2012-08-23 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2013040765A (ja) * 2012-10-24 2013-02-28 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008269797A (ja) * 2007-04-16 2008-11-06 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2010185638A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2011064345A (ja) * 2009-09-15 2011-03-31 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2011158203A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Mitsubishi Electric Corp 空気処理装置および加熱調理装置
JP2012159288A (ja) * 2012-04-19 2012-08-23 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器
JP2013040765A (ja) * 2012-10-24 2013-02-28 Mitsubishi Electric Corp 加熱調理器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007017033A (ja) 誘導加熱調理器
KR100705147B1 (ko) 가열 조리기
JP4654096B2 (ja) 加熱調理器
JP5559401B2 (ja) 加熱調理器
KR101263519B1 (ko) 후드 겸용 전자 레인지
JP4416720B2 (ja) 加熱調理器
US20100051600A1 (en) Combination steamer
JP2006302788A (ja) 誘導加熱調理器
KR101304691B1 (ko) 후드 겸용 전자 레인지
JP5940903B2 (ja) 加熱調理器
JP2010040402A (ja) 誘導加熱調理器
JP2007325620A (ja) 加熱調理器
JP2006029596A (ja) 誘導加熱調理器
EP3702671A1 (en) Cooking apparatus
JP2016169940A (ja) 加熱調理器
KR101708435B1 (ko) 유증기 여과장치 부착형 렌지 겸용 구이기
JP6037819B2 (ja) 加熱調理器
JP2007268079A (ja) キッチン台
JP6639289B2 (ja) 加熱調理器
JPH0518544A (ja) 電気加熱調理器の消煙消臭装置
KR100543661B1 (ko) 레인지 후드
JP2006003030A (ja) 加熱調理器
JP2005228585A (ja) 誘導加熱調理器
JP2017208161A (ja) 誘導加熱調理器
JP5882284B2 (ja) 複合調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061005

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081020

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090512