JP2006302151A - 負荷制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置の異常を迅速,確実に検出して、負荷への電力供給を停止することにより、負荷の誤動作を防止することのできる負荷制御装置を提供する。
【解決手段】 第1のCPU9が出力する第1のウォッチドッグ信号が停止したとき、リセット信号の出力を停止するリセットIC10aと、前記リセット信号の停止を検出して、ワンショットパルスを出力するワンショットIC10bと、該ワンショットパルスを受信して、前記第1のCPU9が出力する制御信号がリレー回路8と制御スイッチ7に送信されることを停止する第1の信号停止回路10cを備えて構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負荷の制御装置に問題が発生した場合、問題の発生を迅速かつ確実に検出して、負荷への通電を即時停止するように構成した監視機能付き負荷制御装置に関するものである。
図13は、従来の電動機制御回路の構成図を示している。図13において、101はマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンという)であり、102は、前記マイコン101の入力側に接続した正回転スイッチ102aと逆回転スイッチ102bからなる操作部を示している。
103は、前記マイコン101の出力側に接続された整流子形等の電動機を示しており、104は、電動機103を正回転駆動および逆回転駆動するように構成した電動機駆動回路を示している。105は、前記電動機103の回転軸に取り付けた永久磁石(図示せず)の回転を検出するホール素子を備えた回転センサであり、この回転センサ105の出力端子は前記マイコン101の入力端子に接続されている。
106は、前記マイコン101のトランジスタ107に対する出力信号により前記トランジスタ107が導通状態の時のみ回転センサ105に電流を供給するバッテリーを示しており、前記回転センサ105は、該バッテリ105からの電流供給によって、前記マイコン101に回転パルスを出力するよう構成されている。
そして、前記マイコン101は、電動機103の正回転時に回転センサ105から出力される回転パルスを加算し、逆回転時に回転センサ105から出力されるパルスを減算することにより、電動機103を駆動源として起立または倒伏するベッドの寝床の位置を求めることができる(特許文献1参照)。
つづいて、前記電動機制御回路の動作について説明する。前記電動機制御回路を駆動する場合、例えば、図13に示す正回転用スイッチ102aがオンされると、マイコン101から電動機駆動回路104に正回転駆動信号が出力される。これにより、前記電動機103は、電動機駆動回路104によって図示しない回転軸を正方向に回転させる。
また、前記正回転用スイッチ102aのオン状態が解消されてオフ状態になると、前記マイコン101から出力されていた正回転駆動信号の出力は停止して、前記電動機駆動回路104から電動機103へ電力供給が断たれるため、電動機103は回転子(図示せず)の回転を停止する。
また、逆回転用スイッチ102bがオンされると、マイコン101から電動機駆動回路104に逆回転駆動信号が出力されるため、電動機駆動回路104は電動機103の図示しない回転軸を逆方向に回転させる。
さらに、前記逆回転用スイッチ102bのオン状態が解消されてオフ状態になると、マイコン101から出力されていた逆回転駆動信号が停止されることにより、前記電動機駆動回路104から出力されていた電動機103への電力供給が断たれるので、電動機103はその駆動を停止する。
つまり、図13に示す電動機制御回路によれば、利用者が操作部102の正回転用スイッチ102aまたは逆回転用スイッチ102bをオンすることにより、電動機103は図示しない回転子を正回転または逆回転して、当該電動機103を駆動源として動作するベッドの寝床を自由に起立または倒伏させることができる。
特開2001−57790号公報
然るに、前記マイコン101が、例えば、静電気や外乱等のノイズによる悪影響を受けた場合や、図示しない発振子(水晶発振子等)の発振が不具合(発振停止や発振欠落等)となるなどの事象が発生した場合、前記マイコン101は正常に動作することができなくなるので、前記マイコン101によって制御される負荷が連続動作したり、意に反して停止したりする可能性があった。
つまり、前述したようなマイコン101の暴走状態においては、利用者が前記正回転用スイッチ102aや逆回転用スイッチ102bを操作した場合であっても、電動機103を駆動源として起立および倒伏するベッド等は、利用者が操作部を利用して操作した指示通りに動作する保証は一切無く、利用者に不測の被害が及ぶ可能性が高く、また、本装置が医療用ベッドや高齢者用のベッド等に利用されている場合、前記負荷の誤動作によって生命に係わる事態が発生する危険もあった。
そこで、本発明は、負荷を制御するマイコンが暴走した場合、前記マイコンの暴走状態を迅速かつ確実に検出して、負荷を即座に停止可能に構成した。これにより、マイコンの暴走によって、負荷が利用者の意に反して動作する危険を完全に排除することができ、事故の発生を未然に防止して、利用者の安全を確実に確保することが可能となる。
請求項1記載の発明は、発振子の発振周波数に応じて各種処理を実行する第1の中央処理装置と、操作部の操作内容に応じて前記第1の中央処理装置から出力される制御信号に基づき、電源電圧のオン/オフを切り換えるリレー回路と、起動時、前記第1の中央処理装置が出力する第1の動作信号を出力するとともに、動作状態となった前記第1の中央処理装置が出力する第1のウォッチドッグ信号が停止したとき、前記第1の動作信号の出力を停止する第1の起動回路と、前記第1の動作信号の出力停止を検出してワンショットパルスを出力するワンショットパルス発生回路と、該ワンショットパルスを入力によって、前記制御信号の送信を停止する第1の信号停止回路を備えて構成した。
請求項2記載の発明は、発振子の発振周波数に応じて各種処理を実行する第2,3の中央処理装置と、操作部の操作内容に応じて前記第3の中央処理装置から出力される制御信号に基づき、電源電圧のオン/オフを切り換えるリレー回路と、起動時、前記第2の中央処理装置に第2の動作信号を出力する第2の起動回路と、起動時、前記第3の中央処理装置に第3の動作信号を出力し、かつ、動作状態にある前記第3の中央処理装置が出力する第2のウォッチドッグ信号が停止したとき、前記第3の動作信号の出力を停止するとともに、電圧検出回路によって検出した負荷の供給電圧値と前記操作部の操作内容との間に矛盾が生じたときに前記第2の中央処理装置が出力する異常発生信号を検出した場合、前記制御信号の送信を停止する第2の信号停止回路を備えて構成した。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の負荷制御装置において、前記第2の中央処理装置は、前記第2の動作電圧の受信によって前記第3の中央処理装置に第3のウォッチドッグ信号を出力する機能を具備し、前記第3の中央処理装置は、善意第2の中央処理装置が出力する第3のウォッチドッグ信号の停止を検出したとき、前記第2のウォッチドッグ信号の出力が停止するように構成した。
請求項4記載の発明は、請求項2,3記載の発明において、前記第2の中央処理装置は、前記電圧検出回路を利用して、前記負荷の入力端子間の電位差が存在するか否かを確認する機能を具備して構成した。
請求項5記載の発明は、請求項2,3記載の負荷制御装置において、前記第2の中央処理装置は、前記電圧検出回路を利用して、前記負荷の入力端子間の電位差の正,負,零を確認する機能を具備して構成した。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5記載の負荷制御装置において、前記第1の起動回路または第2の信号停止回路は、前記ウォッチドッグ信号が停止した後、一定時間、前記第1,3の動作信号の出力停止を遅延させるタイマ機能を具備して構成した。
請求項1記載の発明によれば、第1の中央処理装置に異常が発生して、第1の中央処理装置が出力する第1のウォッチドッグ信号が停止したとき、第1の起動回路は即時、前記第1の中央処理装置に向けて出力していた第1の動作信号の出力を停止するとともに、ワンショットパルス発生回路は、前記第1の動作信号の出力停止を検出して、第1の信号停止回路にワンショットパルスを出力するように構成されているので、第1の中央処理装置に異常が発生した場合、前記第1の中央処理装置が出力する制御信号は、前記第1の信号停止回路によって確実に送信停止され、前記第1の中央処理装置の暴走時に、前記負荷に電力供給が行われることを確実に阻止することができ、安全性の向上を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、操作部の操作内容と負荷制御間に矛盾が生じた場合、第2の中央処理装置はこの矛盾を即座に検出して、第2の信号停止回路に異常発生信号を出力することができるので、第1の中央処理装置が正常であっても、負荷制御装置自体に異常が発生した場合には、前記負荷への電力供給を完全に停止して、負荷が誤動作することを阻止することができ、有効である。
請求項3記載の発明によれば、前記第2の中央処理装置から出力される第3のウォッチドッグ信号が停止することによって、第3の中央処理装置は第2の中央処理装置に異常が発生したことを検出することができるので、この場合、第3の中央処理装置は第2のウォッチドッグ信号の出力を停止することによって、状態監視回路が出力する第3の動作信号の出力を停止して、第3の中央処理装置が出力する制御信号の送信を第2の信号停止回路によって停止することができる。
請求項4記載の発明によれば、操作部上のスイッチを投入していない状況で負荷に電力供給がなされている場合は、負荷制御装置に異常が発生しているとして負荷の電力供給を即座に停止することができ、利便である。
請求項5記載の発明によれば、第2の中央処理装置が電圧検出回路によって検出した負荷の入力端子間の電位差がプラスであるかマイナスであるか存在しないかを確認することができるので、操作部上のスイッチのオン/オフと負荷に供給される電圧の電位差との間の矛盾を確実に検出して、負荷が誤動作することを完全に阻止することができ、効果的である。
請求項6記載の発明によれば、第1の起動回路または第2の信号停止回路は、ウォッチドッグ信号が停止した後、一定時間、第1,3の動作信号の出力停止を遅延させるタイマ機能を具備して構成したので、前記ウォッチドッグ信号の停止が一時的である場合にまで、前記負荷の動作が停止してしまうことを阻止することができ、負荷が頻繁に停止することにより、負荷制御装置の利用が不便になる問題を確実に解消することができ、便利である。
以下、本発明の実施の形態について図1ないし図5により説明する。図1は本発明の一実施形態における負荷制御装置Aのブロック図を示しており、例えば、ベッドの寝床を起立および倒伏させる駆動源としての電動機1と、当該電動機1の回転動作を制御する制御部2と、利用者が操作可能なスイッチ類を具備した操作部3から概略構成されている。
前記制御部2は、図示しない商用電源等の交流電源に接続されて、該交流電源から直流電源を生成する電源部4と、外部に前記電動機1を接続するためのコネクタ5、前記電動機1の通電方向を切り換えるリレースイッチ6と、前記電動機1をチョッパ制御するFET(電界効果トランジスタ)等からなる制御スイッチ7、前記電源部4のオン/オフを切り換えるリレー回路8、操作部3に具備された各種スイッチの投入/解除状態を検出して、検出内容に応じた制御を電動機1に対して実行する中央処理装置(以下、第1のCPUと言う)9と、当該第1のCPU9を監視する状態監視回路10から構成されている。
前記状態監視回路10は、図示しない定電圧電源(例えば、5V)から負荷制御装置Aを構成する各回路に供給される動作電圧が所定値(例えば、4.2V)以上となったとき、第1のCPU9を動作させるリセット信号(第1の動作信号)を出力するリセットIC10aと、該リセットIC10aから第1のCPU9に向けて出力される前記リセット信号が停止した際にワンショットパルスを出力するリトリガブル・ワンショット・マルチバイブレータからなるワンショットIC10bと、前記ワンショットIC10bからワンショットパルスが出力されたときに、第1のCPU9からリレー回路8および制御スイッチ7に出力される制御信号の送信を停止する第1の信号停止回路10cから構成されている。
ここで、前記第1の信号停止回路10cは、ワンショットIC10bからワンショットパルスが入力されることにより、第1のCPU9から出力される制御信号が当該第1の信号停止回路10cを介してリレー回路8および制御スイッチ7に送信されることのないように、例えば、複数の論理素子の組み合わせによって構成された論理回路である。
つづいて、前記負荷制御装置Aの各回路間で送受信される信号について、図2のタイムチャートを用いて説明する。なお、図2は前記負荷制御装置Aを構成する各回路における正常時の各種信号の出力/停止状態を示している。
図2に示す電源電圧は、定電圧電源(図示せず)から図1に示す負荷制御装置Aを構成する各回路に供給される動作電圧であり、負荷制御装置Aの起動時に、図示しない電源スイッチを投入することによって、例えば、5Vまで上昇する。
図2に示すリセット信号(第1の動作信号)は、前記電源電圧が所定電圧(例えば、4.2V)以上である場合に図1に示すリセットIC10aから第1のCPU9に対して出力される信号であり、第1のCPU9の動作を開始する信号(動作信号)として利用される。
図2に示すアップ信号とダウン信号は、図1に示す操作部3に具備されて、例えば、ベッドの寝床を起立させるスイッチ(以下、アップスイッチという)3aと、ベッドの寝床を倒伏させるスイッチ(以下、ダウンスイッチという)3bが投入されたとき、前記操作部3から第1のCPU9に出力され、かつ、前記操作部3に具備した停止スイッチ3cが投入されたとき、その出力が停止する信号である。
また、図2に示すリレー信号は、前記操作部3のアップスイッチ3a又はダウンスイッチ3bが投入されたとき、第1のCPU9から第1の信号停止回路10cを介して出力される信号であり、前記アップスイッチ3a又はダウンスイッチ3bのいずれかが投入されたとき、図1に示すリレー回路8をオンさせ、前記停止スイッチ3cが投入されたとき、前記リレー回路8をオフさせて、電源部4をオン/オフさせる。
さらに、図2に示す正方向通電信号は、前記アップスイッチ3aが投入されたとき、第1のCPU9からリレースイッチ6に出力される信号であり、これを受信した前記リレースイッチ6は、電源部4の供給電力を電動機1が正方向(ベッドの寝床が起立する方向)に回転するようにスイッチングする。
また、逆方向通電信号は、前記ダウンスイッチ3bが投入されたとき、第1のCPU9からリレースイッチ6に出力される信号であり、これを受信した前記リレースイッチ6は、電源部4の供給電力を電動機1が逆方向(ベッドの寝床が倒伏する方向)に回転するようにスイッチングする。なお、前記正方向通電信号および逆方向通電信号は、常に何れかが出力されるものである。
図2に示すチョッパ制御信号は、前記操作部3のアップスイッチ3a若しくはダウンスイッチ3bが投入されたとき、第1のCPU9の記憶部にあらかじめ記憶された制御プログラムにしたがって制御スイッチ7をチョッパ制御するための信号であり、この信号の出力と連動して、図1に示す電動機1は動作と停止を切り換えることにより(図2参照)、ベッドの寝床を起立または倒伏させる。
図3は前記負荷制御装置Aにおいて負荷(電動機1)が利用者の意に反して誤作動することを防止する場合において、各回路間で送受信される信号のタイムチャートを示している。
図3に示す第1のウォッチドッグ信号は、第1のCPU9の動作によって、該CPU9からリセットIC10aに向けて出力される信号であり、発振子の発振パルスが停止したとき停止する。
図3に示すリセット信号は、図2の場合と同様に、電源電圧が所定電圧(4.2V)以上のときに図1に示すリセットIC10aから第1のCPU9に出力され、かつ、前記第1のウォッチドッグ信号の停止後、一定の遅延時間(T1)を待って出力と停止を所定の周期(図3参照)で繰り返す信号である。
そして、第1のCPU9は、前記リセット信号を動作信号として、発振子の発振周期にて各種処理を実行するとともに、前記リセット信号の出力が停止した場合は、その後の動作が不定(図3の斜線部分)となる。
図3に示すワンショットパルスは、前記リセット信号(第1の動作信号)の立下りを検出して図1に示すワンショットIC10bから一定のパルス幅(T2)で出力される信号であり、また、チョッパ制御信号は、前記リセット信号(第1の動作信号)が第1のCPU9で受信された状態で、操作部3のアップスイッチ3aまたはダウンスイッチ3bが投入されている場合に、前記CPU9から第1の信号停止回路10cを介して制御スイッチ7に送信される信号を示している。
さらに、図3に示すリレー信号は、前記チョッパ制御信号と同様に、第1のCPU9が前記リセット信号(第1の動作信号)を受信しており、かつ、操作部3のアップスイッチ3aまたはダウンスイッチ3bが投入されている場合に、該CPU9から第1の信号停止回路10cを介してリレースイッチ6に出力される信号を示している。
つづいて、前記負荷制御装置Aの動作について図4,5に示す流れ図を用いて説明する。まず、図1に示す負荷制御装置Aにおいて、図4のステップS1において、図示しない電源スイッチを投入すると、前記負荷制御装置Aを構成する各回路には、図示しない定電圧電源(例えば、5V)から動作電圧が供給される。
次に、ステップS2において、前記定電圧電源(図示せず)から図1に示すリセットIC10aに供給される動作電圧が所定電圧(例えば、4.2V)に達した場合は、リセットIC10aから第1のCPU9に対してリセット信号が出力される(ステップS3)。これにより、前記CPU9は図示しない発振子(水晶発振子等)の発振周期で動作を開始(ステップS4)する。
このとき、前記リセットIC10aは、第1のCPU9から第1のウォッチドッグ信号が受信されているか否かによって(ステップS5)、ステップS6またはステップS11に移行する。
つまり、図1に示す負荷制御装置Aにおいて、例えば、発振子の発振異常により、または、静電気若しくは外乱等のノイズの悪影響を受けて、第1のCPU9からのウォッチドッグ信号の出力が停止してしまうことがない場合は、前記負荷制御装置AはステップS11に移行して図5に示す処理Bを実行する。
図5に示す処理Bにおいては、まずステップS21において、図1の操作部3に具備したスイッチの操作が行われたかどうかが判定され、操作が行われている場合は、ステップS22において、操作されたスイッチがアップスイッチ3aであるかかどうかが確認される。
そして、操作されたスイッチがアップスイッチ3aであった場合は、ステップS23に移行して、図2に示す正方向通電信号を出力して図1に示すリレースイッチ6をスイッチングし、つづいて、ステップS24で、前記リレー信号(図2参照)を出力してリレー回路8をオンする。
また、ステップS25において、第1のCPU9内の記憶部に予め格納された制御プログラムにしたがって、図1に示す制御スイッチ7をオン/オフ操作して電動機1をチョッパ制御し、例えば、ベッドの寝床を起立させる(ステップS26)。
その後、ステップS27において、リセットIC10aが前記第1のウォッチドッグ信号を受信できているか否かを再び判定して、受信できている場合は、ステップS21まで戻り、ステップS21以降の動作を実行する。
一方、前記ステップS27でリセットIC10aが第1のウォッチドッグ信号を検出できていなかった場合、ステップS28に移行して、図4に示す処理AのステップS6以下の動作を実行する。
また、前記ステップS22でアップスイッチ3aが操作されていない場合は、ステップS29で、操作されたスイッチがダウンスイッチ3bであるか否かを確認し、ダウンスイッチ3aが操作されていた場合は、ステップS30において、図2に示す前記逆方向通電信号を出力して、図1に示すリレースイッチ6をスイッチング操作する。その後は、ステップS24に進み、前述したと同様の動作を実行する。
一方、前記ステップS29において、操作されたスイッチがダウンスイッチ3bでなかった場合は、停止スイッチ3cが操作されたものと判断し、ステップS31に移行して、図2に示すリレー信号の出力を停止してリレー回路8(図1参照)をオフするとともに、ステップS32において、図2に示すチョッパ制御信号の出力を停止して制御スイッチ7(図1参照)のオン/オフ操作を停止して、電動機1を停止させる(ステップS33)。
電動機1を停止させた後は、ステップS34において、リセットIC10aが前記第1のウォッチドッグ信号を検出できているか否かを確認し、検出できている場合は、前記ステップS21まで戻り、前述した動作と同一の動作を繰り返し実行する。
また、前記ステップS34でリセットIC10aが第1のウォッチドッグ信号を受信できていない場合は、ステップS28に進み、図4に示す処理AのステップS6以降の動作を実行する。
なお、前記ステップS21において、操作部3の操作スイッチが操作されていないことが確認された場合は、ステップS35に進み、図4に示す処理AのステップS5以降の動作を実行する。
また、図4に示すステップS5において、リセットIC10aが第1のCPU9から第1のウォッチドッグ信号を検出できていない場合は、発振子の発振不具合やノイズの悪影響を受けて、第1のCPU9から前記第1のウォッチドッグ信号が出力されなくなったことが考えられるため、この場合は、ステップS6に移行して、図3に示すように、第1のウォッチドッグ信号の停止してから一定時間(T1)遅延させた後、リセット信号(第1の動作信号)の出力を停止する。
前記リセット信号(第1の動作信号)を停止させた後は、所定時間(t1)の間、前記リセット信号(第1の動作信号)のLレベルを継続した後、再度、Hレベルに復帰するが、この時点において、なお前記第1のウォッチドッグ信号の受信がなされていない場合は、再び、T1時間(遅延時間)の経過を待って、前記リセット信号(第1の動作信号)をLレベルとし、以降、この動作を繰り返す。
ここで、前記遅延時間(T1)を設ける理由は、前記第1のウォッチドッグ信号の停止が一時的なものであるのか、継続定なものであるのかを判別する必要があるためであり、重大な故障(発振子の発振停止,発振欠落等の発振不具合)以外の軽微な理由によって一時的に前記第1のウォッチドッグ信号が停止した場合にまで、リセット信号(第1の動作信号)の出力が停止してしまうことを防止する目的のためである。
そして、前記リセットIC10aからリセット信号の出力が一旦停止されると、図1に示すワンショットIC10bは,前記リセット信号の立下りを検出して、図3に示すように、パルス幅がT2であるワンショットパルスを第1の信号停止回路10cに出力する(ステップS7)。
このとき、前記ワンショットIC10bは、前述したように、所謂、リトリガブル・ワンショット・マルチバイブレータであるので、前記リセット信号(第1の動作信号)が立ち下がる毎に再び前記パルス幅(T2)のワンショットパルスを第1の信号停止回路10cに出力するため、前記リセット信号(第1の動作信号)が図3に示すように、HレベルとLレベルを繰り返す限り、継続的に出力されることとなる。
つまり、図1に示すワンショットIC10bからは、パルス幅の存在しない信号が第1の信号停止回路10cに出力されることとなる。前記第1の信号停止回路10cは、前記ワンショットIC10bからの信号がない場合、第1のCPU9から出力される信号をそのままリレー回路8および制御スイッチ7に送信し、ワンショットIC10bから信号が出力されている場合は、前記CPU9から出力される信号が前記リレー回路8および制御スイッチ7に送信されることを停止するように構成されているので、前記ステップS7において、図1に示すワンショットIC10bから図3に示す信号が第1の信号停止回路10cに出力されることによって、図1に示すリレー回路8はオフし(ステップS8)、電動機1のチョッパ制御は停止する(ステップS9)。
つまり、前記ステップS5において、例えば、CPU9に付属する発振子の発振不具合や静電気や外乱の悪影響を受けて、前記CPU9が正常に動作できなくなった場合、リセットIC10aが第1のCPU9から第1のウォッチドッグ信号を検出できなくなるので、このような場合は、例えば、ベッドの寝床が利用者の意に反して誤動作する危険を確実に排除するために、ステップS10において、電動機1を完全に停止させて、利用者に被害が及ぶことを未然に防止するのである。
以上説明したように、本発明の負荷制御装置Aによれば、発振子の発振不具合やノイズの影響によってCPU9から第1のウォッチドッグ信号が出力されなくなった場合、前記CPU9が出力するチョッパ制御信号やリレー信号が制御スイッチ7やリレー回路8に到達することを確実に防止して、負荷(電動機1)の誤動作を確実に阻止することができ、装置Aの安全性を向上させることができる。
つづいて、本発明の他の実施例について、図6ないし図12を用いて説明する。なお、図6に示す負荷制御装置Bにおいて、図1に示す負荷制御装置Aと同一部品は同一符号を付して説明する。
図6に示す負荷制御装置Bは、前記負荷制御装置A同様、例えば、ベッドの寝床を起立または倒伏させる駆動源としての電動機1と、当該電動機1の回転動作を制御する制御部11、および、利用者が操作可能な各種スイッチ類を備えた操作部3から概略構成されている。
前記制御部11は、商用電源(図示せず)等の交流電源に接続されて、当該交流電源の交流を直流に変換する電源部4と、前記電動機1をチョッパ制御する制御スイッチ7、前記電動機1の通電方向を切換えるリレースイッチ6と、当該制御部11の外部に前記電動機1を接続するコネクタ5、電動機1の入力端子X−Y間の電位差を検出する電位差検出回路12、前記電源部4の電源の出力と停止を切換えるリレー回路8、前記操作部3の指令信号を受信し、前記リレー回路8と制御スイッチ7およびリレースイッチ6を制御する中央処理装置(以下、第3のCPUという)13と、該第3のCPU13を監視する状態監視回路14から概略構成されている。
前記状態監視回路14は、前記操作部3が出力する指令信号と前記電位差検出回路12によって検出するX−Y間の電位差から負荷制御装置Bの異常を検出する中央処理装置(以下、第2のCPUという)14aと、該第2のCPU14aにリセット信号(第2の動作信号)を出力するリセットIC(第2の起動回路)14bと、負荷制御装置Bの異常を検出したとき、前記第2のCPU14aが出力するリセットラッチ信号(異常発生信号)を検出して、前記第3のCPU13から出力されるリレー信号がリレー回路8に到達することを阻止するリセットラッチ回路(第2の信号停止回路)14cによって構成されている。
図7は前記負荷制御装置Bの各回路間で送受信される信号のタイムチャートを示しており、以下に、各々の信号について説明する。図7に示す電源電圧は、図6の負荷制御装置Bの電源スイッチ(図示せず)を投入することにより、図示しない定電圧電源(例えば、5V)から前記負荷制御装置Bを構成する各回路に供給される動作電圧を示している。
図7に示すリセット信号(第3の動作信号)は、図6に示すリセットラッチ回路14cの動作電圧が所定電圧(例えば、4.2V)に到達したとき、当該リセットラッチ回路14cから第3のCPU13に出力される動作信号(第3の動作信号)であり、第2のウォッチドッグ信号は、前記リセット信号(第3の動作信号)が第3のCPU13に入力されたときに、該第3のCPU13から前記リセットラッチ回路14cに出力される信号を示している。
また、図7に示すアップ信号は、図6に示す操作部3上のアップスイッチ3a(ベッドの寝床を起立させるスイッチ)が投入されたときに第3のCPU13に入力される信号であり、ダウン信号は、同じく操作部3に具備したダウンスイッチ3b(ベッドの寝床を倒伏させるスイッチ)が投入された場合に第3のCPU13に入力される信号である。
図7に示すリレー信号は、前記操作部3のアップスイッチ3a若しくはダウンスイッチ3bが投入されたときに、第3のCPU13からリセットラッチ回路14cを介してリレー回路8に送信される信号であり、正方向通電信号は、前記アップスイッチ3aが投入されたとき、第3のCPU13からリレースイッチ6に出力される信号で、電動機1が正方向(ベッドの寝床が起立する方向)に回転するように前記リレースイッチ6をスイッチングする。
また、逆方向通電信号は、前記ダウンスイッチ3bが投入されたとき、第3のCPU13からリレースイッチ6に出力される信号であり、電動機1が逆方向(ベッドの寝床が倒伏する方向)に回転するように前記リレースイッチ6を操作する。
また、図7に示すチョッパ制御信号は、前記第3のCPU13の記億部に予め格納された制御プログラムにしたがって、図6に示す制御スイッチ7をオン/オフ操作する信号であり、電動機1は、このチョッパ制御によって回転動作して、ベッドの寝床を起立または倒伏させる。
図8は前記第3のCPU13に具備される発振子の発振が不具合となった場合における前記負荷制御装置Bの各回路間で授受される信号のタイムチャートを示している。
図8において、リセット信号(第3の動作信号)は、図示しない定電圧電源(例えば、5V)からリセットラッチ回路14cに供給された動作電圧が所定電圧値(例えば、4.2V)に達したとき、前記リセットラッチ回路14cから第3のCPU13に向けて出力される信号を示しているので、前記リセットラッチ回路14cの動作電圧が所定電圧(例えば、4.2V)に到達して、前記リセット信号(第2の動作信号)が第3のCPU13に入力されると同時に、該第3のCPU13は図8に示すように動作を開始する。
また、図8に示す第2のウォッチドッグ信号は、発振子の発振周期によって動作する第3のCPU13が前記リセットラッチ回路14cからリセット信号(第3の動作信号)を受信したとき、前記リセットラッチ回路14cに出力する信号であり、前記発振子の発振パルスが停止した場合は、前記第2のウォッチドッグ信号の出力も停止する。
また、図8に示すリレー信号とチョッパ制御信号は、第3のCPU13がリセットラッチ回路(第2の信号停止回路)14cからリセット信号(第2の動作信号)を受信している状態で、操作部3のアップスイッチ3aまたはダウンスイッチ3bが投入されたとき、リセットラッチ回路14cを介して、リレー回路8をオンして電源部4から直流電源を出力するとともに、制御スイッチ7に送信されて電動機1をチョッパ制御する信号である。
図9は操作部3の操作状況と電位差検出回路12にて検出される電位差間の関係において各回路間で授受される信号を示すタイムチャートを示しており、図9において、リセット信号(第2の動作信号)は、図6に示すリセットIC14bの動作電圧が所定電圧(例えば、4.2V)に達したとき、前記第2のCPU14aに出力される信号を示しており、リセット信号(第3の動作信号)は、図7,8で説明したように、リセットラッチ回路(第2の信号停止回路)14cの動作電圧が所定電圧(例えば、4.2V)に達したときにリセットラッチ回路14cから第3のCPU13に向けて出力される信号である。
また、図9に示すアップ信号は、図6の操作部3に備えたアップスイッチ3aが投入されたときに、第3のCPU13に入力される信号であり、前記リセット信号(第3の動作信号)を受信している状態で、前記アップ信号を受信した第3のCPU13は、図9に示すリレー信号とチョッパ制御信号を出力する。
さらに、図9に示すX−Y間電位差は、図6の電位差検出回路12を介して第2のCPU14aに入力される電動機1の入力端子間の電位差であり、リセットラッチ信号(異常発生信号)は、例えば、図9のアップ信号(ダウン信号でも良い)が第2のCPU14aにて検出されない状況で、X−Y間電位差が一定時間(T3)検出され続けた場合、図6に示す第2のCPU14aからリセットラッチ回路(第2の信号停止回路)14cに向けて出力される信号であり、この信号が出力されることによって、リセットラッチ回路(第2の信号停止回路)14cは、図9に示すように、第3のCPU13から出力されるリレー信号を停止させるとともに、第3のCPU13に出力されているリセット信号(第3の動作信号)を停止して、チョッパ制御信号の出力を停止する。
次に、前記負荷制御装置Bの動作について、図10の流れ図を用いて説明する。前記負荷制御装置Bは、図10にステップS41において、図示しない電源スイッチをオンすると、当該負荷制御装置Bを構成する各回路に図示しない定電圧電源(例えば、5V)から動作電圧が供給される。
そして、図6に示すリセットIC(起動回路)14bとリセットラッチ回路(第2の信号停止回路)14cの動作電圧が所定電圧(例えば、4.2V)に達すると、前記リセットIC14bとリセットラッチ回路14cは、それぞれ、第2のCPU14aと第3のCPU13にリセット信号(第2,3の動作信号)を出力する(ステップS42,S43)。
これにより、リセット信号(第2の動作信号)を受信した第2のCPU14aと、リセット信号(第3の動作信号)を受信した第3のCPU13は、ステップS44において動作を開始する。
このようにして動作を開始した第2のCPU14aは、前記第3のCPU13に対して第3のウォッチドッグ信号を出力し、第3のCPU13は、リセットラッチ回路(第2の信号停止回路)14cに第2にウォッチドッグ信号を出力するので、前記リセットラッチ回路14cは、図10のステップS45において、第2のウォッチドッグ信号の受信ができているか否かを確認し、受信できている場合は、第3のCPU13が正常な状態にあると判断する。
つまり、前記ステップS45で第3のCPU13の正常状態が確認された場合、ステップS50に移行して、第3のCPU13において第3のウォッチドッグ信号が受信できているか否かについて確認する。そして、前記第3のウォッチドッグ信号の受信が確認できない受信できない場合は、第2のCPU14aが、例えば、静電気や外乱等のノイズの悪影響、若しくは、発振子の発振が不具合となることにより、正常に動作できていないとして、ステップS51に移行して、第2のウォッチドッグ信号の出力を停止する。
一方、前記ステップS50において、第3のウォッチドッグ信号の受信が確認できた場合は、負荷制御装置Bが正常な状態にあると判断して、ステップS52に進み、図11に示す処理Dを実行する。以下に、前記処理Dについて説明する。
つまり、図11に示すステップS61で、図6の操作部3上に備えた各種操作スイッチの操作状況を確認し、各種スイッチのうち何れかが操作されている場合は、ステップS62において、操作されたスイッチが、例えば、ベッドの寝床を起立させるアップスイッチ3aであるかどうかを確認する。
前記ステップS62において、操作されたスイッチがアップスイッチ3aである場合は、ステップS63に移行して、第3のCPU13は、図7に示すように正方向通電信号をリレースイッチ6に出力し、また、ステップS64において、図7に示すリレー信号をリセットラッチ回路14cを介してリレー回路8に送信して、電動機1を正方向(ベッドの寝床を起立させる方向)に回転させる(ステップS66)。
その後は、ステップS67で、再び、第2のウォッチドッグ信号がリセットラッチ回路14cで受信できているか否かを確認し、受信できている場合は、第3のCPU13が正常な状態を維持しているとして、再度、ステップS61以降の動作を実行する。
また、前記ステップS67で、第2のウォッチドッグ信号が受信できていない場合は、第3のCPU13が正常に動作していないとして、ステップS68において、図10に示す処理CのステップS46に移行する。
一方、前記ステップS62で操作されたスイッチがアップスイッチ3aでない場合、ステップS70において、操作されたスイッチがダウンスイッチ3bであるか否かを確認し、ダウンスイッチ3aである場合は、ステップS71において、図7に示すように、第3のCPU13からリレースイッチ6に向けて逆方向通電信号を出力する。
その後は、ステップS64において、リレー回路8をオンし、ステップS65で制御スイッチ7をチョッパ制御することにより、電動機1を駆動(ステップS66)して、ベッドの寝床を倒伏させる。
また、前記ステップS70で操作されたスイッチがダウンスイッチ3bでない場合は、操作されたスイッチが停止スイッチ3cであると判断して、図7に示すように、リレー信号とチョッパ制御信号の出力を停止させて、ステップS72において、リレー回路8をオフし、ステップS73において、チョッパ制御を停止して、電動機1を停止させる(ステップS74)。
前記電動機1を停止させた後は、ステップS75において、リセットラッチ回路14Cにおいて第2のウォッチドッグ信号が受信できているか否かを再び確認し、受信できいる場合は、第3のCPU13の動作が正常に維持されていると判断して、ステップS61まで戻って、前述した動作を繰り返し行う。
また、前記ステップS75で、第2のウォッチドッグ信号が受信できていないと確認された場合は、第3のCPU13が正常に動作できていないとして、ステップS68に移行して、図10に示す処理CのステップS46以下の動作を実行する。
さらに、前記ステップS61において、操作部3の操作スイッチの投入が無いことが確認された場合は、ステップS69に移行して、図10に示す処理CのステップS45において、第3のCPU13からリセットラッチ回路(第2の信号停止回路)14cに第2のウォッチドッグ信号が出力されているかどうかを確認する。
前記ステップS45でリセットラッチ回路(第2の信号停止回路)14cが第2のウォッチドッグ信号を受信していない場合は、第3のCPU13が正常に動作していないとして、ステップS46に移行して、図8に示すように、第2のウォッチドッグ信号の停止後、一定の遅延時間(T1)を待ってからリセット信号(第3の動作信号)の出力を停止させる。
これにより、図6に示す第3のCPU13は、その動作を停止するため、図8に示すように、リレー信号およびチョッパ制御信号の出力を停止(ステップS47,S48)して、電動機1を停止させる(ステップS49)。
図12は、図6に示す負荷制御装置Bにおいて、図10,図11に示す流れ図によって説明した処理動作と併行して、図6に示す第2のCPU14aが実行する処理動作(処理E)を示している。
つまり、ステップS81において、図6に示す負荷制御装置Bの電源スイッチ(図示せず)が投入されると、図示しない定電圧電源(例えば、5V)からリセットIC14bに動作電圧が供給される。ステップS82において、前記リセットIC14bの動作電圧が所定電圧(例えば、4.2V)に達すると、図6に示すリセットIC14bから第2のCPU14aにリセット信号(第2の動作信号)が出力される(ステップS83)。
これにより、前記CPU14aは、ステップS84において動作を開始し、つづいて、ステップS85以降の処理を実行する。つまり、ステップS85において、図6に示す操作部3に具備した各種スイッチの操作が行われたかどうかを確認し、操作が無いと確認された場合は、ステップS86において、電位差検出回路12によって検出されるX−Y間の電位差の存在を確認する。
前記ステップS86で、X−Y間の電位差が存在しない場合は、負荷制御装置Bが正常な状態にあると判断して、ステップS85に戻り、再度、操作スイッチの操作があるか否かの確認を行う。一方、前記ステップS86において、電位差が検出された場合は、前記操作部3に具備されたアップスイッチ3aまたはダウンスイッチ3bが操作されていないにも係らず、図6のX−Y間に電位差が生じている異常な状態であるので、ステップS87に移行して、図9に示すT3時間経過後、リセットラッチ信号(異常発生信号)を出力する。
これにより、図6に示す第3のCPU13から出力されるリレー信号は、リセットラッチ回路(第2の信号停止回路)14cを通過してリレー回路に送信されることはなくなり、電源部4がオフすることによって電動機1は停止する。つまり、これ以降は、図9に示すように、X−Y間の電位差は存在しなくなる。
また、前記リセットラッチ回路(第2の信号停止回路)14cは、図9に示すように、リセット信号(第3の動作信号)の第3のCPU13への出力を停止して、前記CPU13の動作を停止することにより、図9に示すように、チョッパ制御信号の出力を停止する。
一方、前記ステップS85において、アップスイッチ3aまたはダウンスイッチ3bが操作されたことが確認された場合は、ステップS88に移行して、操作されたスイッチがアップスイッチ3aであるか否かの確認を行う。
前記ステップS88において、操作されたスイッチがアップスイッチ3aである場合は、ステップS89において、第2のCPU14aによってX−Y間の電位差がプラスであるか否かを確認し、プラスの電位差が確認された場合は、負荷制御装置Bが正常であるとして、ステップS85に戻る。
また、前記ステップS89で、マイナスの電位差が検出された場合や電位差が検出されない場合は、負荷制御装置Bが異常な状態にあるとして、ステップS87に移行して、図6に示すリセットラッチ回路14cにリセットラッチ信号を出力し、前述したと同様に、図9に示すリレー信号およびチョッパ制御信号を停止する。
一方、前記ステップS88で、操作されたスイッチがアップスイッチ3aでない場合は、ステップS90に移行して、操作されたスイッチがダウンスイッチ3bであるか否かを確認する。前記ステップS90において、操作されたスイッチがダウンスイッチ3bであることが確認された場合は、ステップS91において、マイナスの電位差が検出されるかどうかを確認する。
前記ステップS91で、マイナスの電位差が検出された場合は、負荷制御装置Bは正常であると判断できるので、この場合は、ステップS85以降の処理動作を再度実行するのであるが、前記ステップS91においてプラスの電位差が検出された場合、若しくは、電位差が検出されなかった場合は、負荷制御装置Bに異常が発生していることが確認できるので、この場合は、ステップS87において、リセットラッチ信号を出力する。
また、前記ステップS90で、操作されたスイッチがダウンスイッチ3bでない場合は、停止スイッチ3cが操作されたことが確認できるので、ステップS92に移行して、電位差が検出されるかどうか確認する。
前記ステップS92で、電位差が検出されない場合は、負荷制御装置Bは正常であるとして、ステップS85まで戻り、前述したと同様の処理動作を繰り返し実行するが、前記ステップS92で電位差が検出された場合は、停止スイッチ3cが操作されているにも係らず、電動機1への電力供給が行われている異常な状態にあるので、この状態を解消するために、ステップS87において、リセットラッチ信号を出力して、電動機1の動作を停止する。
すなわち、図6に示す負荷制御装置Bは、図6に示すリセットラッチ回路14cにおいて、第3のCPU13が正常な状態にあるか否かを確認するとともに、該第3のCPU13において、第2のCPU14が正常な状態にあるかどうかを確認して、前記第2,3のCPU14a,13のいずれか一方でも異常である場合は、電動機1を停止して、利用者の安全性を確実に確保することができる。
また、前記第2のCPU14aが正常な状態にある場合であっても、操作部3のスイッチの操作状況とX−Y間の電位差との間に矛盾が生じている場合は、負荷制御装置Bに何らかの異常が発生している可能性があるので、この場合においても、電動機1を停止させて、利用者の意に反して、負荷が動作することを完全に阻止して、利用者に被害が及ぶことを防止するのである。
以上説明したように、本発明の負荷制御装置A,Bは、例えば、発振子の発振に不具合が生じて、CPU9,13,14aが正常に動作できなくなった場合、即座に電動機1の動作を停止させて、負荷の誤動作を阻止することができ、利用者の安全を確実に確保することができる。
また、負荷制御装置Bによれば、操作部3上のスイッチの操作状況と電動機1に供給される電圧との間に矛盾が生じた場合は、直ちに電動機1を停止させて、負荷の誤動作を防止することができる。
本発明によれば、負荷を制御する中央処理装置が正常に動作できない状況が発生した場合、若しくは、利用者が操作スイッチを操作した内容と負荷への電力供給との間に矛盾が生じた場合は、即座に負荷への電力供給を停止して、利用者の安全を確保する負荷制御装置を提供することができる。
本発明の負荷制御装置を示すブロック図である。 前記負荷制御装置の正常時における信号のタイムチャートである。 前記負荷制御装置の異常時における信号のタイムチャートである。 前記負荷制御装置の処理動作を説明する流れ図である。 前記負荷制御装置の他の処理動作を説明する流れ図である。 本発明の他の実施例における負荷制御装置を示すブロック図である。 他の実施例における負荷制御装置の正常時における信号のタイムチャートである。 他の実施例における負荷制御装置の異常時における信号のタイムチャートである。 他の実施例における負荷制御装置の異常時における信号の別のタイムチャートである。 他の実施例における負荷制御装置の処理動作を説明する流れ図である。 他の実施例における負荷制御装置の他の処理動作を説明する流れ図である。 他の実施例における負荷制御装置の処理動作を説明する流れ図である。 従来の負荷制御装置を示すブロック図である。
符号の説明
1,103 電動機
2,11 制御部
3,102 操作部
3a アップスイッチ
3b ダウンスイッチ
3c 停止スイッチ
4 電源部
5 コネクタ
6 リレースイッチ
7 制御スイッチ
8 リレー回路
9 第1の中央処理装置
10,14 状態監視回路
10a リセットIC
10b ワンショットIC
10c 第1の信号停止回路
12 電圧検出回路
13 第3の中央処理装置
101 マイコン
102a 正回転スイッチ
102b 逆回転スイッチ
104 電動機駆動回路
105 回転センサ
106 バッテリ
107 トランジスタ
A,B 負荷制御装置

Claims (6)

  1. 発振子の発振周波数に応じて各種処理を実行する第1の中央処理装置と、操作部の操作内容に応じて前記第1の中央処理装置から出力される制御信号に基づき、電源電圧のオン/オフを切り換えるリレー回路と、起動時、前記第1の中央処理装置が出力する第1の動作信号を出力するとともに、動作状態となった前記第1の中央処理装置が出力する第1のウォッチドッグ信号の出力が停止したとき、前記第1の動作信号の出力を停止する第1の起動回路と、前記第1の動作信号の出力停止を検出してワンショットパルスを出力するワンショットパルス発生回路と、該ワンショットパルスの入力によって、前記制御信号の送信を停止する第1の信号停止回路を備えて構成したことを特徴とする負荷制御装置。
  2. 発振子の発振周波数に応じて各種処理を実行する第2,3の中央処理装置と、操作部の操作内容に応じて前記第3の中央処理装置から出力される制御信号に基づき、電源電圧のオン/オフを切り換えるリレー回路と、起動時、前記第2の中央処理装置に第2の動作信号を出力する第2の起動回路と、起動時、前記第3の中央処理装置に第3の動作信号を出力し、かつ、動作状態にある前記第3の中央処理装置が出力する第2のウォッチドッグ信号が停止したとき、前記第3の動作信号の出力を停止するとともに、電圧検出回路によって検出した負荷の供給電圧値と前記操作部の操作内容との間に矛盾が生じたときに前記第2の中央処理装置が出力する異常発生信号を検出した場合、前記制御信号の送信を停止する第2の信号停止回路を備えて構成したことを特徴とする負荷制御装置。
  3. 前記第2の中央処理装置は、前記第2の動作電圧の受信によって前記第3の中央処理装置に第3のウォッチドッグ信号を出力する機能を具備し、前記第3の中央処理装置は、前記第2の中央処理装置が出力する第3のウォッチドッグ信号の停止を検出したとき、前記第2のウォッチドッグ信号の出力が停止するように構成したことを特徴とする請求項2記載の負荷制御装置。
  4. 前記第2の中央処理装置は、前記電圧検出回路を利用して、前記負荷の入力端子間の電位差が存在するか否かを確認する機能を具備して構成したことを特徴とする請求項2,3記載の負荷制御装置。
  5. 前記第2の中央処理装置は、前記電圧検出回路を利用して、前記負荷の入力端子間の電位差がプラスであるかマイナスであるか、或いは、存在しないかを確認する機能を具備して構成したことを特徴とする請求項2,3記載の負荷制御装置。
  6. 前記第1の起動回路または第2の信号停止回路は、前記ウォッチドッグ信号が停止した後、一定時間、前記第1,3の動作信号の出力停止を遅延させるタイマ機能を具備して構成したことを特徴とする請求項1ないし5記載の負荷制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012002103A1 (ja) * 2010-06-30 2012-01-05 テルモ株式会社 機能補完集積回路、集積回路システムおよびこれらを使用した医療機器

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