JP2006299912A - ガスエンジン装置の運転方法及びガスエンジン装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メタンを含む燃料ガスと酸素を含むガスとを含む混合気をガスエンジンで燃焼させ、生じた燃焼排ガスを、ジルコニアを主成分とする耐火性無機酸化物にイリジウムを担持した排ガス浄化用触媒で処理するに際し、 前記混合気の空燃比を調整して前記ガスエンジンの燃焼状態を希薄燃焼状態と理論空燃比状態との間で切り替え、前記希薄燃焼状態及び前記理論空燃比状態の両方において前記排ガス浄化触媒で前記燃焼排ガスを処理するガスエンジン装置の運転方法。
【選択図】図1
Description
山本、内田、「担持貴金属触媒による微量炭化水素の酸化除去」、平成8年度触媒研究発表会第78回触媒討論会(A)講演予稿集、触媒学会、平成8年9月、p96 ジョルダン K.ランパート(Jordan K Lampert)他、「リーンバーン天然ガス車排ガスからのメタン排出削減:触媒性能に対する硫黄の影響」、(米国)、SAEテクニカル・ペーパー・シリーズ(SAE TECHNICAL PAPER SERIES)961971、p15−20
尚、本明細書において、「理論空燃比状態」とは、空気量が理論空気量の0.990倍〜1.005倍(λ=0.990〜1.005)程度の範囲をいい、「希薄燃焼状態」とは、空気量が理論空気量の1.2倍〜3.0倍(λ=1.2〜3.0)程度の範囲をいう。
本発明は、メタン及び酸素を含むガスをガスエンジンで燃焼させ、生じた燃焼排ガスを排ガス浄化用触媒で処理するガスエンジン装置の運転方法に関するものである。係る発明を実施するにあたって、例えば、酸素を含むガス(空気等)とメタンを主成分として含む燃料ガス(都市ガス等)とを混合して得られる混合気を燃焼させるガスエンジンと、前記燃料ガスと前記酸素との混合比を調整して前記ガスエンジンに導入する混合気の空燃比を制御する空燃比制御手段と、排ガス流路を通じて前記ガスエンジンの燃焼排ガスが導入される触媒部とを備えたガスエンジン装置を採用することができる。
この排ガス浄化用触媒は、例えば、酸化ジルコニウム(ZrO2)に、イリジウムのイオンを含む溶液を含浸し、乾燥、焼成することによって得られる。イリジウムの含浸に用いる金属イオンを含む溶液としては、水溶液で行う場合には、塩化イリジウム酸などの水溶性の化合物を純水に溶解すればよい。また、トリス(アセチルアセトナト)イリジウムなどの有機金属化合物をアセトンなどに溶解した有機溶媒系で行っても良い。また、必要に応じて水に水溶性の有機溶媒を加えた混合溶媒としてもよい。イリジウムに加え白金を担持する場合には、イリジウム塩および白金塩の両方を溶解する水溶液を用いて一度に担持することもでき、この場合、塩化イリジウム酸と塩化白金酸との混合溶液を用いることができる。また、イリジウムと白金とを分けて逐次的に担持しても良く、このとき、次の担持までの間に、適宜乾燥や仮焼などの工程を経ても良い。
酸化ジルコニウム(日本電工(株)製、N−PC、比表面積 28m2/g)を空気中800℃で6時間焼成した。この焼成酸化ジルコニウム40gに、塩化イリジウム酸(H2IrCl6)水溶液を含浸し、さらにエバポレーターで蒸発乾固した後、空気中550℃で6時間焼成して、酸化ジルコニウムに対してイリジウムを2重量%含有するイリジウム/酸化ジルコニウム排ガス浄化用触媒を得た。この排ガス浄化用触媒の比表面積は16m2/gであった。
排ガス浄化用触媒の作成例1と同じ焼成酸化ジルコニウム40gに、塩化イリジウム酸(H2IrCl6)および塩化白金酸(H2PtCl6)の混合水溶液を含浸して、さらにエバポレーターで蒸発乾固した後、空気中550℃で6時間焼成して、酸化ジルコニウムに対してイリジウムを2重量%、白金を0.5重量%含有するイリジウム−白金/酸化ジルコニウム排ガス浄化用触媒を得た。この排ガス浄化用触媒の比表面積は16m2/gであった。
アルミナ(サンゴバン−ノートン社製、SA6276)を破砕して粒径1〜2mmに整粒したもの12.8gに、硝酸セリウム(Ce(NO3)3・6H2O) 3.2gを18gの純水に溶解した水溶液を含浸した。これを蒸発乾固したのち、800℃で6時間焼成してアルミナに対して10%の酸化セリウム(CeO2)を担持したCeO2−Al2O3担体を得た。この6gに、テトラアンミン白金硝酸塩(Pt(NH3)4(NO3)2)およびペンタアンミンアクアロジウム硝酸塩(Rh(NH3)5(H2O)(NO3)3)を溶解する水溶液を含浸して、蒸発乾固し、さらに空気中550℃で焼成して担体に対して2重量%の白金と0.5重量%のロジウムを担持する白金−ロジウム/CeO2−Al2O3排ガス浄化用触媒を得た。
排ガス浄化用触媒の作成例1と同じ焼成酸化ジルコニウム15gに、硝酸パラジウム(Pd(NO3)2)水溶液を含浸し、さらにエバポレーターで蒸発乾固した後、空気中550℃で6時間焼成して、酸化ジルコニウムに対してPdを2重量%担持するパラジウム/酸化ジルコニウム排ガス浄化用触媒を得た。
酸化ジルコニウム(東ソー(株)製、TZ−0、比表面積 15m2/g)15g、ジルコニアゾル(日産化学工業(株)製、NZS−30A:酸化ジルコニウムとして31重量%含有)30g、水45mlをボールミルで混合してスラリーを調製した。このスラリーに、1平方インチ当たり210の貫通口を有するコージェライトハニカムを浸漬して引き上げ、乾燥する工程を繰り返して酸化ジルコニウムでコーティングした。次いで、空気中800℃で4時間焼成し、コージェライトハニカム 1リットル当たり280gの酸化ジルコニウムを担持した焼成酸化ジルコニウムコートハニカムを得た。この焼成酸化ジルコニウムコートハニカムを、塩化イリジウム酸(H2IrCl6)と塩化白金酸(H2PtCl6)とを混合した混合水溶液に含浸し、さらにドライヤで乾燥した後、空気中550℃で4時間焼成して、コージェライトハニカム 1リットル当たり6gのイリジウム及び2gの白金を担持した排ガス浄化用触媒を得た。
定格出力3.75kWのガスエンジンの排ガス流路に、作成例3の排ガス浄化用触媒を50mm厚、75mm角に切り出したものを2段設置し触媒部を形成した。ヒータで触媒部入り口の温度を450℃に保ち、以下のような燃焼状態のパターンでガスエンジンを運転した。即ち、運転開始から600時間経過まで希薄燃焼状態(GHSV:32000h−1)で運転した後、理論空燃比状態(λ=0.99、燃焼排ガス量は18Nm3/h、GHSV:32000h−1)に切り替えて10分間運転した。更に、希薄燃焼状態に切り替えて24時間運転し、再度、理論空燃比状態に切り替えて10分間運転した後、希薄燃焼状態に切り替えて運転した。夫々の燃焼状態において触媒部に導入された燃焼排ガスの組成は、表8に「触媒部入口」と記載された欄に示す通りである。尚、本実験例において、一酸化炭素濃度及びメタン濃度の測定は、赤外線式分析計(島津製作所製、CGT-7000)を用いて行った。全炭化水素濃度の測定は、全炭化水素計(堀場製作所製、FIA-510)を用いて行った。酸素濃度の測定は、ジルコニア酸素計(堀場製作所製、MPA-510)を用いて行った。窒素酸化物濃度の測定は、化学発光式NOx分析計(堀場製作所製、CLA-510SS)を用いて行った。
Claims (8)
- メタンを含む燃料ガスと酸素を含むガスとを含む混合気をガスエンジンで燃焼させ、生じた燃焼排ガスを、ジルコニアを主成分とする耐火性無機酸化物にイリジウムを担持した排ガス浄化用触媒で処理するに際し、
前記混合気の空燃比を調整して前記ガスエンジンの燃焼状態を希薄燃焼状態と理論空燃比状態との間で切り替え、前記希薄燃焼状態及び前記理論空燃比状態の両方において前記排ガス浄化触媒で前記燃焼排ガスを処理するガスエンジン装置の運転方法。 - 前記ガスエンジンの負荷に応じて前記ガスエンジンの燃焼状態を選択し、
選択した燃焼状態にない場合に前記ガスエンジンの燃焼状態を選択した燃焼状態に切り替える請求項1に記載のガスエンジン装置の運転方法。 - 前記排ガス浄化用触媒の触媒能を指標に、前記ガスエンジンの燃焼状態を切り替える請求項1又は2に記載のガスエンジン装置の運転方法。
- 希薄燃焼状態で前記ガスエンジンを運転している場合に、前記排ガス浄化用触媒による処理前後における前記燃焼排ガスの温度差が所定値以下となったときに、前記ガスエンジンの燃焼状態を理論空燃比状態に切り替える請求項3に記載のガスエンジン装置の運転方法。
- 希薄燃焼状態における前記ガスエンジンの運転時間が連続して所定時間経過した場合、前記ガスエンジンの燃焼状態を理論空燃比状態に切り替える請求項3に記載のガスエンジン装置の運転方法。
- 前記排ガス浄化触媒による処理温度が400〜550℃である請求項1〜5の何れか1項に記載のガスエンジン装置の運転方法。
- 前記排ガス浄化触媒が、更に白金を担持したものである請求項1〜6の何れか1項に記載のガスエンジン装置の運転方法。
- メタンを含む燃料ガスと酸素を含むガスとを含む混合気を燃焼させるガスエンジンと、前記燃料ガスと前記酸素を含むガスとの混合比を調整して前記ガスエンジンに導入する混合気の空燃比を制御する空燃比制御手段と、排ガス浄化用触媒を内装し前記ガスエンジンの燃焼排ガスが導入される触媒部とを備えたガスエンジン装置において、
前記排ガス浄化用触媒が、ジルコニアを主成分とする耐火性無機酸化物にイリジウムを担持した排ガス浄化触媒であり、
ガスエンジンの燃焼状態を前記空燃比制御手段が希薄燃焼状態と理論空燃比状態との間で可逆的に切り替え、前記理論空燃比状態で前記排ガス浄化用触媒の再生処理を行うガスエンジン装置。
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JP2009056455A (ja) * | 2007-08-08 | 2009-03-19 | Osaka Gas Co Ltd | 排ガス中のメタンの酸化除去用触媒および排ガス中のメタンの酸化除去方法 |
JP2022078489A (ja) * | 2020-11-13 | 2022-05-25 | 栗田工業株式会社 | pH・酸化還元電位調整水の製造装置 |
CN115977818A (zh) * | 2022-12-30 | 2023-04-18 | 杭州纳瑙新材料科技有限公司 | 发动机控制方法及控制系统 |
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